英語、フランス語、日本語を教え、翻訳をしながら思うこと: 語学力も大事だけど読解力を養わないとね。 15年以上ヨーロッパで暮らし、三か国で子育て。 フランスやベルギーのこと、子育てのこと、文化の違いについて書いています。
通訳者は見た(コロナ前の話で恐縮です) - フランス人ジャーナリストのモラルはピンキリ
フランス人ジャーナリストの名誉のために、まずは良い体験の方から(*^^*) 確か1990年代の日本でのことでした。当時フランスでけっこう人気があった週刊誌の…
欧州サッカーでのファンの凶悪差別発言と、デンべレ&グリーズマンの一線を超えた悪ふざけ
欧州サッカーで優勝を逃したイングランド代表にあまりにも酷い言葉が投げつけられ、イギリス首相は差別を非難。外国人労働者に厳しいジョンソン首相でさえ差別は許さな…
日本では、子どもが「大きな夢を叶えるために」ボールを追う、という言い方をします。 フランスのサッカー少年の中には、 「親を楽にしてやりたいから」 必死になっ…
デンべレとグリーズマンの炎上発言、地元メディアはどう伝えているか
デンベレとグリーズマンのビデオでの言葉。差別に当たるのか当たらないのか?フランスの大新聞がどう伝えているか見てみましょう。 まずはフランスで最古の新聞、平均…
フランス代表でバルセロナに所属しているサッカー選手、グリーズマンとデンべレのビデオ炎上が続いています。 SNSに投稿した謝罪文も火に油を注ぐことに。 そうな…
フランスに住んでいた頃、夏休みに家族連れで日本に来たこともありました。 今から十年くらい前、大きな水族館に子どもを連れて行ったときの出来事です。入り口に入っ…
シャドーイングは難しいですか? - リスニング力アップのために
リスニング力アップのためには、とにかく毎日聞くこと、そしてリピートやディクテーション、オーバーラッピング、シャドーイングが有効ですね。 難しく感じたら、最初…
10年以上前に行ったモロッコへの家族旅行の続きです。 山登りで崖をよじ登ってる途中でした。 無理。私にはこれ以上登れない。飛び降りることならできそうだけど。…
(今は旅行どころではありませんが、モロッコへの家族旅行の思い出です) 山登りのガイドさんはベルベル人。ナイキの靴と靴下を履いていました。いわゆる登山靴が必要…
(今は旅行どころではありませんが、フランスに住んでいたときに家族でモロッコへ行ったときの話の続きです。) 日帰り+幼稚園児連れで登れる山に行くことになりまし…
今は旅行どころではありませんが、10年以上前にモロッコに家族旅行した時の話を続けます。 当時はフランスで暮らしていて、モロッコは気軽に行ける観光地として人気…
(モロッコ旅行の思い出の続きです) 家族でぶらぶら歩きながらマラケシュの商店街を外れ、小道に入っていくと、家ばかりが立ち並び、人影もまばらなところに来ました…
少し前に、観光客相手のらくだ乗りで、ぼったくりに気をつけろみたいな話題がありましたね。 私も幼かった息子とらくだに乗ったことがあります。 フランスに住んでい…
生徒さんにご要望をいただいていた初級の翻訳講座を始めました。 英語から日本語、またはフランス語から日本語のどちらかをお選びいただけます。 私が初めて仕事とし…
試験でも就職の面接でも、プレゼンテーションやスピーチ、音楽の発表や演劇の舞台でも、本番に強い人と弱い人がいるものです。 スポーツの世界では、本番で実力を発揮…
コーチング・添削・英会話ビジネス - コーチや教師への報酬は?
ビジネスを立ち上げるにはアイデアが必要で、アイデアを現実にするための準備も必要だから、新しいサービスを立ち上げる人は大したものだと思います。 とはいえ、どん…
「文法が苦手なので文法に力を入れたいです!」「苦手なライティングを克服したいです!」という言い方をする人が多いようです。 高邁な精神だけどなんだか大変そうで…
英語リスニング上達のために - 「音」ではなくて「話」を聞け!
先日、新しい生徒さんに「ディクテーションとかシャドーイングとか全然できません!今までなんとなく話を聞いていたということに気づきました。」と言われました。 私…
英語の勉強は理科の中では生物に似ている、という話をしてきました。 語学は音楽やスポーツ、車の運転ともよく似ています。 理科のように観察し、法則性を見出し、理…
しばらく前から、語学は理科の中では生物に似てるかな、という話をしています。 ある時大人の生徒さんで、worthの用法に納得がいかないという人がいました。 「…
前回の記事で、理科の中で語学学習と似ているのは生物だろうと書きました。 単語をさまざまな品詞に分類する作業も、生き物を観察して分類する作業に似ていると思いま…
前回の記事で、英語には(そして語学には)観察と経験が重要だと書きました。 今回はもう少し詳しく書いてみます。 お子さんでも大人でも、英文法の「なぜ」に引っか…
英語ができる子といってもいろいろなタイプがあるし、できない子といっても来年にはできる子になっているかもしれません。 「英語のセンスがない」と言われていたのに…
先生にとって答えるのが難しい質問をするのは、大学生よりは中学生で、いわゆる英語が得意な子よりは苦手な子の方かもしれません。 先日、「be動詞の現在形がare…
先日、中学生に英語の個人教授をしていた時、 「『ひとつの』と言わないのになぜaとかanを付けるんですか。」と聞かれました。 私は、不定冠詞と定冠詞の違いだの…
最近、中高一貫の私立学校に通っているお子さんに英語や国語をお教えする機会が重なりました。 保護者の方がよくおっしゃるのが、「私立で塾に行かないでいいと思っ…
クリスマスが終わった途端に豆まきの豆が売り出されているような気がします・・・ ようやくガレットデロワを無事クリアしたと思ったら、恵方巻のことを気にしている自…
フランスでは夜間外出令がさらに厳しくなっているようです・・・
現在、フランスの都市部では20:00から早朝5:00まで外出禁止令が出ています。やむを得ない事情がある人だけ、許可証を持って外出することができます。 一部の…
昨日1月6日は東方の三博士が幼子イエスを訪れたとされる日。食いしん坊にとっては、ガレットデロワの日でした! 最初は電車で買いに行くつもりだったのですが、それ…
あけましておめでとうございます。良い年となりますように!! 大晦日の晩を寝ずに過ごすのは、日本もヨーロッパも同じです。フランスでは、年が越したと同時に友達と…
なぜ世界的な健康ブームの中、日本で食パンブームなのか考えてみると、パンとは何かというおおもとのところが違っているのではないかと気づきました。 まぁ、これが食…
今は世界中で11月の第三木曜日が解禁と決まっているボージョレ・ヌーヴォー。 最初は「解禁日」の意味が違っていたようです。当初はボージョレから売り出す日、送り…
今日は、ボージョレ・ヌーボーを作る発酵方法、カルボニック・マセラシオンについてご紹介します。 他の発酵方法…
今日は11月の第三木曜日、ということは、ボージョレヌーボーの解禁日。 というわけで、いったんパンの話題をお休みします。 …
『アルプスの少女ハイジ』というアニメが流行ったとき、パンの大手チェーン「アンデルセン」が、「ハイジの白パン」という商品を売り出しました。うまいネーミングだと…
友人が例の「高級食パン」というものをお土産に持ってきてくれました!食感がすばらしく、何もつけないでそのままパクパクいけてしまう。まるでケーキみたいなパン。ん…
小さな並木道のまだ背の高くない木々にも秋は平等にやってくる いろいろあると思うけど顔を上げてみればいつもなにかしらきれいなものがあって少しほほえんで秋の空を深…
(前回に引き続き、年を取ってひとり暮らしをしているフランスの友人Sのことを書いています。) ある時、Sはこんなことを言っていました。 「英雄というのは、目立…
ある日本の友人から電話。「Sと連絡が取れないんだけど、何か聞いてない?留守電も残せないから何かあったんじゃないかと心配で・・・」 Sは今90歳くらいのはず。…
秋も深まってきましたね! コロナの第3波が深刻なヨーロッパ。友人や親せきからしばらく便りがないと、どうしているかと心配になってしまいます。 昨日南仏に住むひ…
今日は恋人たちの日 - アメリカの恋人たち、フランスの恋人たち
今日は恋人の日ということで、思い出したことがありました。 あるアジアの友人は幼いときに家の事情でアメリカに渡り、高校か中学のころ、やはりご両親の都合でフラン…
ニースのテロを受けてフランスのイスラム教徒が祭りを取りやめる
ニースのテロが起きた10月末というのは、キリスト教とイスラム教の祭りが重なる時期です。 キリスト教徒にとってはもちろんハロウィン(万聖節)の時。そしてイスラ…
教員が殺されるという痛ましいテロの後のフランスで、表現の自由を守り抜こうという主張が盛んになっています。それはもちろん重要なことですが、この事件は「文明的な…
今年2020年はベートーベン生誕250年だそうですね。音楽に詳しいとは言えない私の耳にも色々な催しや、催しの延期などのニュースが流れてきます。 家族が聞いて…
子どもにおもちゃを与えるとき - フランスのおもちゃ屋さんで
フランスに住んでいたとき、近所に電気を使わないおもちゃをたくさん売っているお店がありました。わが子のおもちゃを選びながらお店の人に質問したときのこと。 私「…
オンラインレッスンでフランス語を教えているのですが、「原書を読む」というレッスンで、デピネ夫人の作品を読んでいます。 このレッスンを登録したときは、まさか1…
ある国が住みやすいとなると、全力でその国を持ち上げ、その国で起きていることは全て良いことのように持ち上げる人もいれば、逆にそれを否定しようとして躍起になる…
読解問題などを指導していると、「なんで?」と思うことがよくあります。英語力があるのに長文になると手こずるとか、難しい言葉や漢字をいっぱい知っているのに国語の…
前回は幼いお子さんと本のことについて書きました。 今回は、もう少し大きくなったお子さんについて考えましょう。 中学、高校のころは押し付けが禁物ですね。「お父…
お子さんにどんな本をすすめたらいいかというのは、そのお子さんひとりひとりによって違うわけですから、「この本がいいですよ」と言うのは難しいですね。年齢によって…
注文していた自転車が入ったと連絡があり、取りに行きました。新しい自転車を買うなんて久しぶり。こんなにワクワクするものだったのか。自転車に乗る感覚も久しぶり。…
コロナウィルスがあってもなくても、日本人は冬になると多くの人が電車などでマスクを着けていましたね。これを異様な風景だと感じていた欧米人も多かったかもしれませ…
先日、仏検一級を受けるという方からご連絡をいただきました。通常、英検や仏検一級のご指導はお受けしかねます。準一級まででしたら指導経験があります。 今回それで…
欧米では友人や家族と出会ったとき、頬に軽くキスをするのが通常の挨拶です。というか、でした。 感染を防ぐためにこの習慣も様変わりしているようです。以前フラン…
バランスの取れた食事がいいということは、たいていどこの国でも言われていることですが、どうバランスをとるかは国によって違うようです。 フランス人の普段の食事は…
我が家の子どもは幼稚園の時はフランスで過ごし、地元の幼稚園に通いました。日本ではドイツなどの幼児教育のすばらしさが伝えられているせいか、ヨーロッパはどこもド…
日本の子どもの幸福度、3カ国で子育てして感じたこと - その2
日本の子どもの身体的健康は上位、精神的幸福度は下位という結果、どちらも実感として「やはりそうなのか」と頷いてしまう。 前回の記事では、食べ物にはとても気を使…
ユニセフによる先進国38カ国調査で、日本の子どもの身体的健康は上位、精神的幸福度は下から数えた方が速いという結果。 すべてが統計通りかどうかはさておき、他の…
外国人労働者の受け入れを増やすこと。受け入れ態勢が十分整っているかどうかという問題を別にしても、メリットとリスクがある。新しいタイプの犯罪増加を懸念する人もい…
前の記事で、1980年代に日本語学校が急増した時の悲惨な実態について書いた。今では、留学生のアルバイトに関して様々な規制がある。働いてよい時間数は厳密に決め…
過酷な状況で働いている技能実習生が多いと聞くと、1980年代に雨後のタケノコのように日本語学校が建てられた時のことが思い出される。私はそうしたタケノコの一つ…
外国人労働者の受け入れを拡大し、日本語教育もきちんと行うという。仕事自体にどのくらいの日本語力が必要かはともかくとして、日本社会で生活するということを考えれば…
まだ詳細が不明だからか、フランスのメディアでは罪状そのものよりゴーン氏の拘留条件に関する報道が目立つ。実際に拘留されたことがあるフランス人カメラマンや日本人弁…
10月にTOEICを受けた人は、もうスコアが出ていると思う。正しい方法で勉強していれば、早さの差こそあれ、700点台までは段々と上がっていく。半年以上、自習を…
翻訳を読んだだけではわからないニュアンスの一つとして、言い換えの問題がある。フランス語もこの点では英語と似ていて、同じ単語を繰り返し使うのを嫌う。「カルロス・…
フランスではどう報道されているのかな?と、いくつかの有名新聞や雑誌をオンラインで見てみた。経済紙として最も知られているレゼコーは「カルロス・ゴーン:計略には…
ヨーロッパでハロウィンといえば、お墓参りだった。そのヨーロッパでも、一部のサッカーファンが羽目を外しすぎて周りの人達に迷惑をかけてしまうことなどがある。だか…
なぜここまで加熱してしまったのか?と考えてみると、ハロウィンがかつての祭のような役割を担っているからかもしれない。日本各地に残る奇祭とハロウィンの違いはなにか…
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