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カイト・カフェ https://kite-cafe.hatenablog.com/

教育を中心に日々の関心事を書いています。基本的に週日更新。学校に合わせて長期休業も取っています。

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2017/12/16

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  • 「学習塾の先生たちは本当に教え方がうまいのだろうか」~塾教師のアドバンテージの話

    学習塾の先生たちは本当に教え方がうまいのだろうか――。 答えは簡単だ。うまい人もいればへたな人もいる。 ただしテストの点を取らせることには長けている。 なぜならそこにアドバンテージがあるからだ。という話。(写真:フォトAC) 【学習塾の先生たちは本当に教え方がうまいのか】 月曜日(2023.11.27)の千葉テレビ、夜のニュースが「小学校の算数 塾講師活用で学力向上 検証/千葉県」という内容が扱われ、サイトに記録されたものがさらにYahooニュースへと転載されて大きな評判になっています。 特に現職教員からの反応が強く、X(旧Twitter)にもさまざまな意見が出されました。 反発する意見もあれ…

  • 「私は太宰治が嫌いですと、本人の前で三島由紀夫は言った」~半世紀ぶりに「走れメロス」を読む③

    私は太宰治の作品が嫌いだ。弱さを前面に押し出して、 陰で密かに人々を愚弄する――。 三島由紀夫はそれを見ていた。人間の弱さを許さない三島は、 「私は太宰が嫌いだ」と、直接本人に伝えに行く。という話。(写真:フォトAC) 【「人間失格」の悪魔的な仕組み】 予め言っておきますが(すでに予めでもないか)、実は、私は太宰の文学はきらいなのです。16歳か17歳ごろ「人間失格」を読んで不覚にもいたく感動してしまい、数年をつまらないことに費やしたとさえ思っています。 あの小説、大人になってから読めばどうということはないのですが、主人公の優柔不断、あのだらしなさ、あの傷つきやすさ、そしてあのおどけぶり、どれを…

  • 「わがセリヌンティウス体験とメロスの証言」~半世紀ぶりに「走れメロス」を読む②

    私もセリヌンティウスと似た体験をしたことがあるが、 相手はそれが悪いことだとはまったく思っていない。 傍から見るとかなり違うのだが、本人はそれでも、 正しい道を正しく進んでいると思い込んでいるのだ。という話。(写真:フォトAC) 【わがセリヌンティウス体験】 私自身の初任者研修と言えばもう40年も前の話になりますが、当時はまだ年間5日程度。あれもこれも徹底的にやらされる現在とは違って呑気なものでした。 とはいえ夏休み初日から一泊二日で行われる研修は厳しくて、というか要するに一週間近くほぼ徹夜続きで生まれて初めての通知票を書き、なんとか終業式にたどり着いたら1学期打ち上げの飲み会で、12時過ぎま…

  • 「メロス、それはないだろう」~半世紀ぶりに「走れメロス」を読む①

    半世紀ぶりに「走れメロス」を読んだ。 そしてたまげた。 メロス、それは違うだろう。 勝手に他人の命を賭けてはいけないよな。という話。(写真:フォトAC) 【上司のセクハラ発言にどう対抗するか】 先週の金曜日、ネット上をあちこち巡っていたらちょうど一カ月前の「マイどなニュース」2023.10.24『男性上司「セで始まってスで終わるものなーんだ?」 バイト仲間女性の模範解答に「カッコ良すぎるだろ」「完璧な返し!」』に入り込んでしまいました。 「カッコ良すぎる模範解答」はバイト仲間のおばさんがさっと割り込んで返してくれた「精神的ストレス」だそうですが、400以上も寄せられたコメント欄の回答はさらに面…

  • 「小春日和とインディアン・サマー」~むちゃくちゃ暑かった勤労感謝の日に思い出したこと

    昨日の勤労感謝の日、晩秋にあるまじきとんでもない暑さだった。 これを日本では小春日和と言う。 そして北米ではインディアン・サマーと言うが、 両方とも分かりにくい時代になってきた。という話。(写真:フォトAC) 【小春日和(こはるびより)】 昨日の勤労感謝の日はとんでもない暑さで、畑の片付け仕事で草取りをしていた私も、とんだ汗をかきました。最後はTシャツの上の長そで一枚となり、腕まくりまでしてその始末。明日からはまた冬らしい厳しい寒さになるとかで、温度変化のジェットコースターに体がついて行きません。 ところでこの季節のこの暑さ。よく誤解され、よく説明もされるのですが、晩秋から初冬にかけての時期に…

  • 「誰にどう感謝すればいいの?」~明日は勤労感謝の日

    明日は勤労感謝の日。祭日で、皆ウキウキと休みに入るのだが、 ハテ? 誰が誰にどう感謝するのだ? 一家の働き手なのか街で仕事をする人なのか――。 そう言えば毎年これといった行事もなかった。という話。(写真:フォトAC) 【明日は勤労感謝の日】 明日は勤労感謝の日。一年の中でもっとも説明しにくい祭日のひとつとなっています。 祝日法には、「勤労をたつとび、生産を祝い、国民がたがいに感謝しあう」とありますが、互いに感謝し合うような儀式もなく、誰かが誰かにプレゼントをするわけでもなく、一般にはなんともピンとこない祝日です。 元は宮中祭祀の「新嘗祭(にいなめさい・しんじょうさい)」。天皇がその年に収穫され…

  • 「その月はないだろう」~私たちは見ているようでまったく見ていない②

    NHKの朝ドラ「ブギウギ」で、 南の空の中央に垂直に立つ細い月をみた。 あんな変なもの、今までに見たことがない。 スタッフたちのは、誰も違和感なく、あれを見ていたのだろうか。という話。(写真:フォトAC) 【月を、私たちは見ているようでまったく見ていない】 昨日はNHKの朝ドラ「ブギウギ」の一場面を取り出して、この写真は変だ、なんでこんなつまらないミスを犯すのか、誰かひとりくらい気づいて止めてくれる人はいなかったのか、と書きましたが、もちろん答えは「月」です。 コメント欄にも早々と正解が出て「サービス問題」などと言われてしまいましたが、このテの問題は「分かる人にはバカみたいな愚問」「分からない…

  • 「NHKでもこんなミスをするのか?」~私たちは見ているようでまったく見ていない①

    NHK「100カメ」で時代劇「大奥」の制作の場面をみた。 とんでもなく丁寧で配慮の行き届いたドラマ作りだった。 国民から強制的に金を集めている以上、そうあるべきだと思う。 しかし先週の朝ドラ「ブギウギ」、NHKは何ということをしてくれたんだ?という話。(写真:フォトAC) 【NHK「100カメ」】 11月14日(火)のNHK「100カメ」は「大奥 美術部 美しさを追求するプロたちの情熱」の回でした。 100カメという番組は特定の場所に100台のカメラを設置して、そこで起こるドラマを再構成、30分の番組にしようというものです。これまで産院だとかカーレースのピットとか、あるいは本格的に遠い離島の生…

  • 「誉められたい、感謝されたい、すごいと言われたい」~TVドラマ「下剋上球児」に見る人間像・教師像③

    本気で悪くなりたいと思っている子は一人もいない、 みんな実は「いい子」になりたい、それは事実だ。 しかし子どもはしょせん子ども。自分では止められない。 そんなときは憤怒の菩薩も必要になる。という話。(写真:フォトAC) 【誉められたい、感謝されたい、すごいと言われたい】 子どもを信じることは大切ですがむやみに信じるわけにはいきません。自分の子どもが万引きか何かで捕まった時、「盗みをするような子じゃないと信じていたのに・・・」とホゾを噛んでも間に合いませんし、うっかりするとその近くで「オレはいつかやらかすと思って見ていたんだけどね」と冷ややかな視線を向けている人もいるかもしれないのです。 逆の信…

  • 「生徒指導:子どもはある日、とつぜん変わる」~TVドラマ「下剋上球児」に見る人間像・教師像②

    ドラマ「下剋上球児」の主人公は、半ば教師によって育てられた。 現実の教師も、子どもの全般を育てようとする。 育てることにしつこく、容易に諦めない。 子どもがある日、とつぜん変わることを知っているからだ。という話。(写真:フォトAC) 【親が捨てても、教師は子どもを棄てられない】 TVドラマ「下剋上球児」、今週(11月12日第5回)の前半のテーマは、教師と子どもの根源的なかかわりです。ひとつは主人公の南雲自身の成長譚。 南雲は幼少期に両親に捨てられ、本人の言葉を借りれば、「僕が大人になれたのは、今まで出会った先生たちのおかげなんです」「僕は先生たちに育てられたようなものでした」ということのようで…

  • 「人生の岐路、そこには浅~いワケがある」~TVドラマ「下剋上球児」に見る教師像①

    TBSドラマ「下剋上球児」が面白い。 単なる青春スポーツ・ドラマではなく、 最初から複雑な運命を背負った子どもたちが大勢いるからだ。 しかも運命はしばしば、とんでもなく間抜けな行動を経て、動き始める。 という話。(写真:フォトAC) 【期待を裏切らない人たち】 TVドラマ「下剋上球児」、予想通り見応えのあるものになっています。 プロデューサーが新井順子、脚本が奥寺佐渡子、三人いる演出家のひとりは塚原あゆ子。この三人の組み合わせで世に送り出されたドラマは「Nのために」「MIU404」「アンナチュラル」「最愛」などで、期待を大きく裏切ることはないと踏んでいましたがその通りだったと思っています。以前…

  • 「この子の七つのお祝いに・・・何が起こったのか」~分かっているようで分かっていない七五三

    明日は七五三。しかしすべての人に関係のある行事ではないので、 とかく忘れられがち。しかも内容もあまり理解されていない。 なぜ七・五・三なのか。そして、 「この子の七つのお祝いに」、何が起こったのか――。という話。(写真:フォトAC) 【明日は七五三】 明日11月15日は七五三の日です。 クリスマスや正月と違って対象者がごく限られていますし、プレゼントやお年玉と言った恩恵もすくなく、また、実際には週日の15日ではなく、前後の土日祝日で儀式を済ませてしまう家庭も少なくないので、一般人にはどうしても忘れがちな日となります。 私もブログを始めて19年になりますが、「七五三」を単独で取りあげてタイトルに…

  • 「教養としての長寿祝いと十干十二支(じっかんじゅうにし)の話」~ちなみに私は古希だそうで・・・

    子どもと孫たちが古希のお祝いをしてくれた。 しかし「古希」ってどういう意味だったのだろう? その他「還暦」やら「喜寿」やら、いくつかある長寿祝いの意味と、 歴史理解に必要な十干十二支についてーー。という話。(写真:SuperT) 【また、まんまと引っかかる】 今年、私が古希だというので娘のシーナと息子のアキュラが祝いの席を設けてくれました。シーナの家族も一緒です。 なぜ70歳の祝いを「古希」というのかというと「古」という漢字は二つに分けると「十」と「口」。十の縦棒は下に伸ばすのが当たり前ですが、明治の初期に異体字として排された中には二画目を右上の跳ねるものもありました。その形が、かなりこじつけ…

  • 「ガザ:私たちにできること、子どもたちにできること」~パレスチナのガザで起こっていることを子どもたちにどう説明するのか

    いまパレスチナのガザで起こっていることを、 子どもたちにどう説明するのか。 直接的には何もできない私たちや子どもたちに、 いまできることは何なのか。という話。(写真:フォトAC) 現在パレスチナのガザで起こっていることについて、学校の先生たちはどの程度、生徒たちに話しているでしょうか? もちろん学習指導要領上どうしても扱わなくてはならない内容ではあませんが、中学校の社会科の先生は何も触れずに行きすぎるのは難しいでしょう。社会科でなくても、「特別な教科道徳」や「総合的な学習の時間」の学習内容には国際理解も含まれていますから、学級担任の先生には、話す機会があるとも言えます。 私は中学校の社会科教師…

  • 「教育内容を昭和に戻せばすべて事足りるのに」~ウサギとカメの教育科学④

    小学校の飼育活動も中学校の部活動も、 子どもの成長に価値があるからここまで続いてきた。 それをなくして何を成し遂げたいのだろう? しかも実際にはなくすこともできないのに――。という話。(写真:フォトAC) 【教師の負担を増やしているのは飼育活動でも部活でもない】 教員の働き方改革というとまずやり玉にあがるのが部活動、そして気がつけば小学校の飼育活動、両者とも教員に勤務時間外の活動を強いるという意味では、非難され、削減の対象となるのは当然といえます。 しかし両方とも実績のある、効果の大きな教育活動であることは論を待ちません。また教員の多忙化、教職のブラック化の原因を、部活動や飼育活動の過熱に帰す…

  • 「ウサギの代わりにカメでいいのか」~ウサギとカメの教育科学③

    人を大切にし、命を大切にする教育に動物は欠かせない。 しかしそれはカメやメダカの飼育でもいいのか? 一般に、ネコ以上の大きさの四つ足の哺乳類は違うという。 そこに大きな分岐点がある。という話。(写真:フォトAC) 【生活科=保育のやり直し】 1992(平成4)年に小学校1・2年生の「生活科」という謎の教科が生れた時、私は激しい憤りを感じました。「生活科」は1・2年生の社会科と理科を潰して創設されたからです。当時私は中学校の社会科の教師でした。 しかも内容を見ていると、やっていることいったら散歩に出たり花を摘んだり――“学校に秘密基地をつくってどうするんだ”とか、“ブタじゃねえんだから木の家やら…

  • 「子育ての練習としての動物飼育」~ウサギとカメの教育科学②

    私は特に熱心な動物愛護家という訳ではない。むしろ反対だ。 しかしよく考えると、大人になるまで一貫して、私は動物を飼ってきた。 飼わなくなってからの約30年間は、子どもを育てていたのだ。 そう思うと、飼育体験はやはり決定的に大切なのかもしれない。という話。(写真:フォトAC) 【どこまで私はペットを可愛がったのだろう?】 昨日は「ペットロス8カ月」とか書きましたが、10年飼ったウサギが死んだので少々ロス気味だっただけで、もともとはそれほど動物好きなわけでもなく、喪失感が大きかったわけでもありません。 生きている間もウサギの顔を見れば心癒されるというわけでもなく、視野の隅でヒョコヒョコ移動していく…

  • 「ペットロス8か月後の発見」~ウサギとカメの教育科学①

    ペットのウサギの最後の一羽が死んで8か月が経った。 そろそろ歩き出す時だ――。 そう思って学校に、 余ったウサギのエサをプレゼントしに行ったのだが・・・という話。(写真:フォトAC) 【ペットロス8か月】 わが家で飼っていた三羽のウサギについては再三書きましたが、その最後まで生き残った一羽が2月に死んで8カ月余りが過ぎました。自分の年齢と先々を考えると今から新たなペットを飼うのは不道徳ですから、ゲージやらエサバチやらは早々に捨てたのですが、それぞれ一袋近く余ったエサ(ペレットと干し草)はひとにあげるつもりでそばに残しましたままでした。 しかし以前、たまたま散歩の途中で見かけた近所の飼いウサギは…

  • 「子どもたちに『文化の日』を教える」~明日は祝日だけど何の日か分かる?

    明日は文化の日。しかし何の日なのか、なぜ11月3日なのか、 知らないでいることも多い。 子どもたちはもちろん親たちも知らない場合がある。 だったら調べて、ひとこと教えてあげよう。という話。(写真:フォトAC) 【子どもたちに祝日の意味を教えておけばよかった】 記憶力に難があって昔のことなかなか思い出せず、それだけに前向きな人生を送ってきました。くよくよ昔のことを考えたりしないのです(思い出せないから)。 ところがすでに退職した仕事のこととなると、なぜかとつぜん思い出して、いらだたしい気持ちになることが少なくありません。私だって多少の良い仕事もしてきたはずなのに、思い出すことといったら人に迷惑を…

  • 「『魔の月』をどう乗り越えるか」~11月になりました

    11月が始まる。学校では「魔の月」と言われる11月。 さてどうしたものか? 烏合の衆を目的集団にできるのか、 11月をどう乗り切るのか、 11月をどう過ごすのか――。という話。(写真:フォトAC) 【魔の月】 11月になりました。学校では「魔の11月」と称される月です。 「魔」と称される月はいくつもあって、新学期の緊張が解けて子どもたちのナマの姿が見えてくる「魔の5月」、その《ナマの子どもたち》が教室の秩序を破壊し始める「魔の6月」、夏休みに崩れた生活が立て直せないところへ夏休み中に手に入れた人間関係や文化が学校に持ち込まれる「魔の9月」。そして主だった学校行事がひと段落し、子どもたちを走らせ…

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