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カイト・カフェ https://kite-cafe.hatenablog.com/

教育を中心に日々の関心事を書いています。基本的に週日更新。学校に合わせて長期休業も取っています。

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2017/12/16

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  • 「中学校から小学校の教員へと異動して、何を見ました?」~元教え子の質問に答えて

    30年以上前の教え子からFacebookを通して質問が来た。 先生は幼少期の教育がなにより大切だといったが、どういうことか? 昔、中学生だったころの私たちの、何を見てそう思ったのか。 実際に行ってみた小学校はどうだったのか――そして私は答える。という話。(写真:フォトAC) 【質問】 T先生 お時間のある時にお返事頂ければ嬉しいです。 先生は私達の担任の後に小学校に行かれましたよね。あの時に「小学校での教育がより重要に感じた」といって異動されたと記憶しているのですが、具体的に私達のどの様な姿を見てそう感じましたか? また異動してみてどうでしたか? 音大で中高の教員免許取りまして都内の中高一貫校…

  • 「今日は火星人来襲の日」~信じられる社会事象・歴史とは何なのだろう

    今日10月30日は、95年前に宇宙人が合衆国に降り立った日、 ――というか降り立ったと信じられた日だ。 ニュージャージー州には騒動を記録する記念碑(*1)まであるが、 さて、その実態は・・・。という話。(写真:フォトAC) 【火星人来襲の日】 1938年の今日、10月30日はアメリカ合衆国のニュージャージー州グローヴァーズ・ミル(Grovers Mill=現在のウエスト・ウインザー)に火星人が降り立った日です――と言うか、降り立ったと信じられた日です。 この日の夜8時過ぎ、アメリカCBSラジオはハロウィーンに合わせた特別番組を放送していたのですが、音楽放送の途中で「ニュージャージーに宇宙船らし…

  • 「それでもシャーペンでは字が下手になる」~私の常識は世間の非常識⑤

    シャーペン、ボールペン、そして体に合わない食卓と椅子。 これが子どもたちの字を下手にして背骨を曲げる――。 こうした私の主張は、しかし見向きもされない。 だが見ているがいい、それでも地球は回っているのだ。という話。(写真:フォトAC) 【再び、字が汚くて許されるのはブサイクだけだ】 明石家さんまが司会を務めるトークバラエティ「踊る!さんま御殿!!」ではテーマが変わるたびにショートコントのビデオが流されます。今週の「御殿!!」の三つ目のテーマ「わたしだけが知っている仲間の素顔」で取り上げられたのは、次のようなものでした。 「クラスで一番勉強ができる友人は・・・」「運動神経も抜群だが・・・」「実は…

  • 「日本人には“掃除をしたくなるDNA”があるらしい」~私の常識は世間の非常識④

    試合後のワールドカップの会場やハロウィーン明けの渋谷、 東日本大震災の広範な被災地・避難所で繰り返し見られた日本人の美質。 それを人々は「日本人のDNDに刷り込まれた(性質)》と表現する。 しかし私の中の常識は《違う》と叫ぶ。それは私たちが育てたのだ。という話。(写真:フォトAC) 【ワールドカップ会場とハロウィーンの渋谷】 本能的なものでない限り人間は習わなかったことはできない。もし何かができるとしたらそれはどこかで習ってきたからだ――と、それが教育の原則だと私は思っています。私の常識です。 ワールドカップのサッカーやラグビーの会場で事前にビニル袋を配布し、自らのゴミをその中に入れて、試合後…

  • 「2023年秋ドラマ『下剋上球児』:仏の指を持つ人たち」~私の常識は世間の非常識③

    いよいよ始まった2023年秋ドラマ。 中でも「下剋上球児」はスタッフが出色だ。 始まったばかりの番組だが、それを見ながら、 「ああやっぱり学校から部活はなくならない」と私は思う。という話。(写真:フォトAC) 【2023年秋ドラマ期待の三つ】 テレビは特別番組だらけの日々が終わって、2023年秋ドラマがそろそろ出そろい始めました。この秋の一番の期待は「下剋上球児」(TBS系日曜9:00~)、続いて「大奥 Season2」(NHK火曜10:00)、三つ目が「コタツがない家」(日本テレビ系水曜10:00~)と言ったところです。 一般にドラマは「一に脚本、二に俳優、三に演出」と言われているらしく、と…

  • 「音読はいらない、古文・漢文は誰が必要とするのか」~私の常識は世間の非常識②

    学校教育のすべてに理由があるが、説明しきれるものでない。 また、説明できないからと言って無意味なわけでもない。 確信をもって言うが、音読も古文も漢文も、絶対に必要なのだ。 それが学校の常識、私の常識、新しい学校のリーダーたちの常識。という話。(写真:フォトAC) 【学校教育のすべてに理由がある(ただ説明できないだけ)】 日本の教育は近代教育だけでも150年の歴史がありますから試された教育内容、蓄積された教育技術の量はハンパではありません。 なぜ小学校の教科は国語・算数・理科・社会などの10個に集約されるのかとか、なぜ諸外国ではほとんどやっていない家庭科が偉そうな顔で存在するのかとか、今どき毛筆…

  • 「団塊の世代が、いま続々と定年退職を迎えている!?」~私の常識は世界の非常識①

    わたしの常識と世間の常識がずれることがある。 たいていは私が間違っているが、正しいときだってある(はずだ)。 大手マスコミ・出版社が否定しても、世界中が反対しても、 それでも地球は回っている――。という話。(写真:フォトAC) 【今、学校から団塊の世代が大量退職している?】 齢が齢ですから世間に対して静かにしているつもりはありませんし、そもそもが謙虚といった性格ではありません。しかしだからといって傲慢という訳でもなく、世の中で私一人が正しくて世界の方が間違っていると思ったことなど、ただの一度もありません。 ただ、ときどき明々白々なことがなぜ常識にならないのか、間違ったことが広く流布されたまま直…

  • 「机に顎を乗せて勉強する子たち」~美しい文字を子どもの財産として残すために⑤

    子どもの字が下手になっていく要因はいくつかある。 ひとつはシャーペンなど、立てなければ書けない筆記用具。 もうひとつは、身体にまったく合っていない椅子。 そしてその椅子は、意外な場所にある。という話。(写真:フォトAC) 【小さな子には望ましい『茶の間学習』】 せめて小学校4年生くらいまでは、「子ども部屋」はあっても、「勉強部屋」はなくてもいいと思っています。対面型キッチンの、向こう側で親が夕食の準備をしている間、子どもはこちらのテーブルであれこれ話しながら宿題をする、そんなふうでいいと思うのです。 分からないところが出てきたら、子どもは椅子の上で立膝になってそのページを見せてアドバイスをもら…

  • 「シャーペンは子どもの背骨を曲げる」~美しい文字を子どもの財産として残すために④

    シャーペンで書き続けることは、字を汚くする最短距離だ。 それだけではない。ペンを立てるとペン先が見えなくなる。 そのために子どもたちはさまざまな攻略を生み出す。 そして子どもの背が曲がる。という話。(写真:フォトAC) 【「鉛筆の芯先が見えない問題」の解決法】 シャーペンは寝せて使えない筆記用であるため、どうしても立てて使わなくてはならない。するとペン先の可動域が極端に狭まって自由な運筆ができず、字は小さな丸っこいものになる。つまりそれは「ハネ」も「ハライ」もきちんとできない下手な字だ、という話をしてきました。しかし問題はそこに留まりません。軸を立てて文字を書こうとすると、ペン先が見えなくなっ…

  • 「シャーペンで字を書けば下手になるというこれだけの証拠」~美しい文字を子どもの財産として残すために③

    シャーペンで字を書けば下手になるという事実は、 40年以上まえから分かっていたというのに、 なぜ未だに児童生徒・保護者はシャーペンを使わせろと学校に要求し、 学校は芯が散らかるからなどと妙な説明で抵抗をし続けるのだろう。という話。(写真:フォトAC) 【シャープペンシルで書くと、字は下手になる】 筆記用具は軸を立てれば立てるほどペン先の可動域は狭くなる――それが鉄則です。 ただし毛筆だけは例外で、習字の筆は垂直に立てて書きますが、その代わり軸のかなり高い位置を摘まみ、指から筆先のまでの距離を長く取ることで可動域を広げます。細筆の場合はどうしても手を紙面に乗せなくてはなりませんが、その場合も右手…

  • 「美しい文字を書くための条件、鉛筆の持ち方と姿勢」~美しい文字を子どもの財産として残すために②

    字がうまくならないのは、生活のどこかに、 字を下手にする条件があるのかもしれない。 しかしそれを考える前に、 美しい字を書くための条件について考えてみよう。という話。(写真:フォトAC) 箸についてはトレーニング箸などの補助具を使って基本を学び、日常生活の中で練習するうちにやがて上手くなって定着する。それなのに文字の方は、補助具を使って基本を学び、日常生活の中で練習するにしたがって、逆に下手になってしまう場合がある、それはなぜか――当面考えられるのは、生活のどこかに字を汚くする条件があるということです。練習すればするほどそのエネルギー条件の影響を受けるようになる、そういうことだと思うのです。 …

  • 「王様の耳はロバの耳! 字が汚くて許されるのはブサイクだけだ!」~美しい文字を子どもの財産として残すために①

    なぜ、字の下手はあそこまで人をがっかりさせ、 字の上手いは、ひとをあそこまで過大評価させるのだろう。 しかも箸使いと違って、 字は、書けば書くほど下手になっていくような気もするが、なぜだ?という話。(写真:フォトAC) 【大女優宮沢りえの大きな失態】 宮沢りえという俳優は、今でこそ大物感・重鎮感のある女優さんで、いつかは大女優と呼ばれる存在になるかもしれません。しかし私生活では長く《時代のトリックスター》でした。 1988年に弱冠15歳で映画『ぼくらの七日間戦争』で主演デビューし、日本アカデミー賞新人賞を受賞したと思ったら、翌年1989年には16歳で紅白歌合戦に初出演。本人の希望で紅組初の会場…

  • 「日本社会から甘えをなくすと、結局は欲しいものに手を伸ばす者が勝ち」~世代間のすれ違う思いと接点④

    ポストコロナの生き方、たいへんなのはむしろ若者たちだ。 指をくわえていても誰も助けにきてくれない。 自分で取りに行った者が勝ち、コミュ力が勝負の分かれ目、 という実につまらない結論――という話。(写真:フォトAC) 【たいへんなのは、むしろ若者】 昨日は、「パワハラ・セクハラの危険はあるが、中堅・ベテラン社員よ、勇気を出して若者に教え、諭し、鍛えてあげよう。若者もけっして忌避はしてないよ」というお話をしました。しかしこの《世代間のすれ違いと接点》という問題、難しいのは中高年ではなく、むしろ若者の方なのかもしれません。というのは見てきた通り、若者の方から積極的に進まないと、周囲から手の伸びてきに…

  • 「ポストコロナの新入社員を、誰が助けるのか」~世代間のすれ違う思いと接点③

    コロナ禍、あしかけ4年。 “青春らしさ”をなにも味わうことなく、 ここまで来てしまった若者たちがいる。 彼らに手を差し伸べることは中堅・ベテランの責務だ。という話。(写真:NHK) 【教育とは、お節介なもの】 昔、小学校1~2年生の「生活科」というのが分からなくて、主事に直接たずねたことがあります。「生活科って、あれ何ですか?」 不躾な質問にも関わらず主事はこともなげに、「あ、あれね、保育のやり直しなんです」 学習指導要領には教科の目標として、「具体的な活動や体験を通して,身近な生活に関わる見方・考え方を生かし,自立し生活を豊かにしていくための資質・能力を次のとおり育成することを目指す」として…

  • 「多様性という硬貨の表裏」~世代間のすれ違う思いと接点②

    超高層ビルで開かれる企業対抗のど自慢大会。 旧世代はその価値を信じて前のめりだが、そのまま下に降ろすことはしない。 すでに多様性の時代、強く迫ればパワハラの誹りは免れえないからだ――。 いや、しかし待て、多様性こそ古い価値を残すキー・ワードではないのか?という話。(写真:NHK) 10月7日(土)の再放送で見たNHKテレビ『Dearにっぽん』「会社員フォーエバー~新宿高層ビル のど自慢大会」は、新宿三井ビルディングに入居する企業が49年前から行っている会社対抗のど自慢大会について紹介するものでした。コロナ禍を経て、今年は4年ぶりの開催だそうです。 【上司たちの恐怖・懐疑・不安】 番組の前半を見…

  • 「超高層ビル街ののど自慢大会」~世代間のすれ違う思いと接点①

    超高層ビルに入居する企業が、会社対抗で行うのど自慢大会があるという。 49年前から続く、まるっきり昭和な行事だ。 そのレトロな大会が、コロナ禍を経て今年4年ぶりに開かれる。 さて、令和の企業人にとって、大会はどのような意味を持ったのか。という話。(写真:フォトAC) 【新宿超高層ビル街ののど自慢大会】 10月1日(日)のNHKテレビ『Dearにっぽん』(私は7日に再放送で見ましたが)は、「会社員フォーエバー~新宿高層ビル のど自慢大会」という題名で、新宿三井ビルディングに入居する企業の、会社対抗のど自慢大会の様子が紹介されました。およそ100社、1万1千人が通うこのビルでは、なんと49年間前か…

  • 「教師の慈悲、学校のお地蔵さんと観音さん」~囁く天使と怒れる菩薩⑤

    大抵の教師は、慈悲の心をもって子どもに向かう。 より苦しみの少ない、楽しい未来を創ってあげたい――。 そう考えてあちこちを飛び回り、 さまざまな姿勢で、子どもたちに相まみえるのだ。という話。(写真:フォトAC) 【教師の慈悲】 仏が衆生にもたらすものは慈悲です。《慈悲》は一般的な日本語では目下の者に対する哀れみや慈しみですが、本来の仏教用語としては「他の生命に対して楽を与え、苦を取り除くこと(抜苦与楽)を望む心の働き」(Wikipedia)を言います。日本の学校教師が児童・生徒に対して感じ、自らの活動のエネルギーとしているのが、まさにこの《慈悲》――子どもの今と将来から苦を奪い、楽を与えたいと…

  • 「単純な答え=先生たちは子どもたちを愛している」~囁く天使と怒れる菩薩④

    教員があれほど働くのは、 つまるところ子どもを愛しているからだ。 ――その単純な原理が理解されないから、 いつまでたっても話が噛み合わない。という話。(写真:フォトAC) 13年前、このブログに次のような記事を書きました(*1)。リンクを張るだけではなかなか読んでもらえそうにないので、そのまま書き写します。 【「教師は愛している」~その当たり前のことが、世間の人たちには分からない】 ある本(*2)の中で、評論家の尾木直樹が、「遠足にウチの子のお弁当を作ってくれ」と頼まれた担任の話を書いています。 無体な保護者の要求に思わず「それで作ったんですか?」と尋ねるとその女性教師は「ええ、作りました」と…

  • 「人間には自分を殺したりダメにしたりする権利はあるのか」~囁く天使と怒れる菩薩③

    つまるところ問題はそこだ。 「人間には自分を殺したりダメにしたりする権利はあるのか」 それがあると思えば誰も深追いをしない。 しかしそうでないとしたら、どこまでも関わらなくてはならない。 日本は後者の国だ。という話。(写真:フォトAC) 【人間には自分を殺したりダメにしたりする権利はあるのか】 遠回りをするようにウダウダ言っていますが、私がいま考えているのは、「人間には自分を殺したりダメにしたりする権利はあるのか」ということです。 安楽死は認められるべきか、自殺は是か非かといった難しい問題に足を突っ込む気は、いまはありません。自傷自損も対象外です。そうではなく、もっと軽い段階のもの、例えば成年…

  • 「日本の上にアメリカは乗らない」~囁く天使と怒れる菩薩②

    守護天使のあの冷ややか感じ、 欧米諸国にはびこる児童虐待や子殺しを、 私たちはどう理解したらいいのだろう? 翻って我が国は、子どもたちにどう対応してきたのか――。という話。(写真:フォトAC) 【守護天使は警告する】 若いころキリスト教について勉強しようと思って聖書を読み始めたら、まあやりきれない話ばかりで、一組の家族とすべての動物をひとつがいずつ船に積んで、あとは全部殺してしまうノアの箱舟の物語だとか、最も敬虔な信徒を悪魔の手にゆだね、全財産と10人の子ども全員の命を奪わせたうえに、本人も重い皮膚病に苦しむよう仕向けた「ヨブ記」など、砂漠に生まれた宗教はここまで苛酷でなくてはならないのかと、…

  • 「10月2日、今日は守護天使の日」~囁く天使と怒れる菩薩①

    今日は守護天使の日、キリスト教で守り神の記念日。 しかし天使は、力づくでキミたちを悪から守ってくれるわけではない。 そこが仏教の、愚かな衆生も縄をもて導き、地獄までも救いに行く、 菩薩とは違うところだ。という話。(写真:フォトAC) 【守護天使の日(天使の囁き)】 今日、10月2日はキリスト教で「守護天使の日」とされる記念日だそうです。 守護天使についてはまったく知らなかったのでWikipediaで調べたら、 守護天使(しゅごてんし、英語: Guardian angel)は、一人一人についていて守り導く天使のこと。(中略)キリスト教における守護天使に関する教義は神学者トマス・アクィナスによって…

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