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カイト・カフェ https://kite-cafe.hatenablog.com/

教育を中心に日々の関心事を書いています。基本的に週日更新。学校に合わせて長期休業も取っています。

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2017/12/16

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  • 「最後に頼りになるのは、苦しさを共有し、支え合う仲間」~年度の下半期をどう過ごすか

    これといった行事のほとんどない下半期、子どもの意識も活動もボンヤリと遠くへ行ってしまう。しかし待て、こんな時期でもできることがある。こんな時期にしかできないこともあるのだ。という話。(写真:フォトAC) 【年度の下半期をどう過ごすか】 昨日もお話ししましたが今日9月30日で令和4年度の上半期が終わり、明日から下半期となります。今年度の折り返しです。中学校では一斉の衣替えがあったりして気分を一新するにふさわしい時とも言えます。 ただし小学校ではまだ運動会や音楽会が残っているところがあり、中学校でも文化祭がたけなわ。部活動の新人戦も上位大会に勝ち進んだチームはまだまだ気が抜けません。慌ただしい日が…

  • 「子どもの時間、大人の時間」~長さが違うから区切らなくてはいけない

    今月が終われば今年度の半分が終わる。子どもたちに意識させ、仕切り直しをさせよう。子どもたちの時間は私たちよりはるかに長く、だから細かく区切って意味付けしなくてはならないのだ。という話。(写真:フォトAC) 【二分の一年度の話】 ほぼ毎年9月の末に書いていることですが、今月が終わると平成4年度の半分が終了することになります。10月1日からは年度の後半が始まるわけです。「ほぼ毎年」書いているのは、現職教師として学級担任をしていたころも、ほぼ毎年子どもたちに同じことを言っていたからです。 「今日は9月の30日、明日からは10月だ。この、9月30日と10月1日はまったく違う。なぜかわかるかい? 4月に…

  • 「やっぱりやめておけばよかったかな」~国葬で残された唯一よかったこと

    安倍晋三元総理大臣の国葬が行われた。それなりに尊敬され慕われた人なのだから、むしろ国葬にしない方が良かったのかもしれない。ただ、中にひとつだけ、良いこともあった。という話。(写真:フォトAC) 【やっぱりやめておけばよかったかな】 安倍晋三氏の国葬が賛否両論はげしい中で行われました。 屋外で気勢を上げる反対派の激しいシュプレヒコールを思えば、とてもではありませんが「しめやかに」と言うわけにもいきませんが、一般献花の列も相当に長く多く、まさに国論を二分してという中での挙行でした。この国では久しく見ることのなかった風景です。 前にも申し上げましたが私は安倍氏に対して相反する二つの感情を持っていまし…

  • 「この年寄りは危険だ」~高齢者:俺たちに明日はない⑤

    明治、大正、昭和と平成、令和――、それぞれの時代で年寄りのあり方や性格は異なる。かつての年寄りは静かだった、うるさくても放っておけた。しかし令和の年寄りは、放っておくにはあまりにも危険だ。という話。(写真:フォトAC) 【令和の年寄りは昭和の年寄りとは違う】 今年95歳の母は腰も曲がり足も弱くなって自ら買い物に出るということはなくなっています。ただ、それでは運動不足になるということで、週に1回、私の弟が買い物のために母を連れ出し、スーパーマーケットの中を歩かせて漬物だの煮豆だのを購入してくるだけです。 お金の管理は私がしています。ある程度の現金が手元にないと怒るので、決まった額を文箪笥の中に入…

  • 「高齢者用健康スマートウォッチは人間を幸せにするのか」~高齢者:俺たちに明日はない④

    スマートウォッチは、どうやら個別化されるべきものなのだ。スポーツ用、デスクワーク中心の生活者用、そして高齢者用。いずれも可能性は大きいが、果たして人間はそれで幸せになるだろうか。という話。(写真:フォトAC) 【お金を積めばできること】 5万円~6万円の価格帯で迷ったが結局2680円のスマートウォッチを買って「けっこう使えるじゃないか」と感心したお話をしました。 では本来買おうとしていた高価格帯のスマートウォッチだとどんな機能が加わるのか、ざっと見ていきたいと思います。 スマホを取り出すことなく、スマートウォッチを通して通話ができる。 音声入力などでSNSなどの返信ができる。 音楽をストリーミ…

  • 「最先端に挑む」~高齢者:俺たちに明日はない③

    俺たちに明日はない。しかしそれでも最先端に触れてみるべく、オモチャみたいなスマートウォッチを買った。ところがこの装置、500円から16万円以上までと値段も不可思議なら、使い方もイマイチ謎なのだ。という話。(写真:フォトAC) 【最先端に挑む】 腕時計をなくしました。とは言っても昨年12月末のことです。 20年も使ってきた腕時計が一昨年の秋についに動かなくなり、半年我慢して昨年の春に1万780円で買った時計が、昨年末になくなってしまったのです。ほぼ100%確実に家でなくしたので買うに買われず、また半年以上待ってようやく最近、新しいものを買う気になってきたのです。畑仕事の最中など、やはりないと困り…

  • 「Zoom! あっぷあっぷ」~高齢者:俺たちに明日はない② 

    さまざまな職種の女性が一斉にZoomの招待に応えられる――。Zoomはいつの間にこれほど一般的なものになったのだろう。遅れを取った私たちは慌てる。しかしがんばって追いついたとしても、技術は一回しか使えないのだ。という話。(写真:フォトAC) 【Zoomはすでに常識!?】 妻の加入する生活共同組合の班長会が、オンラインと会場のハイブリット(なんで「両用」とか「同時活用」とかいった日本語にしないのか)で行われることになり、希望を募ったら25名全員がオンラインだった、という話を聞いて私がショックを受けた話をしました。 これが日ごろ班長会で使い慣れたLINEのビデオ通話で行うならまだしも、「Zoom(…

  • 「高齢者:俺たちに明日はない」~知識技能の賞味期限と現実 

    高齢者が新技術に乗り遅れる理由のひとつは、手に入れたところで長く生かせる気がしない、というのがあるだろう。使う見通しがなければその技能はなくてもいい。だが、稀に必要になることもあるから困りものだ。という話。(写真:フォトAC) 【映画「俺たちに明日はない」】 1967年のアメリカ映画「俺たちに明日はない」は、原題を「Bonnie and Clyde」といって、禁酒法時代の実在の銀行強盗を描いたアメリカン・ニューシネマの名作です。ボニーとクライドといえばアメリカ人なら誰でも分かる二人、ということなのかもしれませんが日本人には何のことやら。そこで「俺たちに明日はない」になったのだと思います。 なか…

  • 「掃除で心が磨けるか」~学校から旧式の清掃がなくならないわけ

    柔道、剣道、茶道、華道・・・およそ「道」とつく世界の入り口に清掃がある。しかし今や英語やコンピュータの方が大事な時代だ。心など磨いて何になる――と、学校はここでも追いつめられる。という話。(写真:フォトAC) 【掃除で心が磨けるか】 京都宮川町の置屋では、舞子見習の修行の始めを掃除に置いていると言います。障子の桟のチリの払い方や畳の目に沿っての雑巾がけを、女将みずから一対一で教えるのです。しかし置屋の顔である玄関だけは別で、ここは女将が自分で掃除をして、見せることで学ばせる手法を取ります。見習いはただ黙って、どこに心配りがあるのか探るだけです。 やがて女将の指導の元、自分でもやってみる日が来ま…

  • 「教師の一番の仕事が、実はまったく評価されない」~学校が日本の子どもたちを日本人に育てている

    日本人の誇るべき資質は自然に育ってきたわけではない。意図的に計画し、実施して育ててきた人たちがいるのだ。その仕事は見えにくく、したがって評価もされない。そしてその代わり、どうでもいいところばかりが見られている。という話。(写真:フォトAC) 【教職は真っ当な人間の就く仕事か?】 一昨日は気が立っていて、最後はとんだ下品な物言いになりました。恥ずかしい限りです。 自分が教員だったこともあって、教職は最も価値のある尊い仕事で、そこに従事する人々は多少の遺漏はあっても、基本的に真面目で誠実で、児童生徒・保護者、そしてこの国のために粉骨砕身、労をいとわない人たちだと考えています。それはもう40年も前、…

  • 「仙人もコロナ・ウイルスに侵されるのか」~初めてわが身に感じた日

    奥歯の痛みが死の予兆であることがある、それを聞いていたのでむし歯でもない奥歯が痛み出して医者に行った。ところが疑われたのは新型コロナ。ありえないだろう、人とも会っていないのに――という話。(写真:フォトAC) 【奥歯の痛みが死の予兆】 昔、聞いた話です。 ある先生が出張先で急に奥歯が痛くなり、予約を兼ねて歯科医に電話をします。「いま治療をしているのと反対側の奥歯が痛み出したのだが、診てもらえないか」 すると歯科医は、「反対側の奥歯は健康な歯です。通常それが痛むことは考えられません。もしかしたら心筋梗塞が始まっているのかもしれません。至急専門医に診てもらってください」 ところが電話が会議直前だっ…

  • 「教員採用試験の競争率がまた下がった。しかし何とかなるさ」~世間のことは諦めたが、自分のことは諦めない

    また教員採用試験の競争率が下がった。しかしこれを「教師の質」の問題ととらえる人が多数派である限り、状況は良くならないだろう。まあそれでもここ10年間はなんとかなる。みんな、がんばってくれ。という話。(写真:フォトAC) 【採用試験の競争率がまた下がった。私は驚かない】 エリザベス女王の訃報がもたらされた9日、共同通信は小さく「小学校教員の競争率、過去最低 2.5倍、質の低下に懸念」という記事を配信しました。しかし私の気持ちはイギリス女王の方に振れていて、教員採用試験についてはあまり心動かされませんでした。分かっていたことですから、初めて読んでも既視感があります。 ただ、記事のタイトルにある「質…

  • 「エリザベス二世、逝去される」~そして女王陛下の007

    エリザベス女王が亡くなった。政治に深く関与することもなく、歴史を大きく転換させた人でもないが、やはり必要な人だった。これで世界はどう変わっていくのか。そして007のこと。という話。(写真:フォトAC) 【女王、逝去される】 イギリス女王エリザベス二世が先週木曜日に亡くなりました。96歳、在位は70年に及びました。 イギリスの王室を彩る女性には、「1000日のアン」ことアン・ブーリン(1501?-1536)、その娘のエリザベス一世(1533-1603)、「九日間の女王」ジェーン・グレイ(1537-1554)、「ブラッディ・メアリー」ことメアリー一世(1516-1558)、ビクトリア女王(1819…

  • 「ルールがあってもほとんど苦しまずに済む子たち」~ルールは単純で、少なければ少ないほどいい④

    校則にしろ家庭内の決まりごとにしろ、それらにがんじがらめになって苦しむ子たちがいる。一方で、同じ境遇にあってもまるで苦にならない子たちもいる。彼らの意識しなくてはならないルールが、あまりにも単純で数少ないからだ。という話。(写真:SuperT) 【躾ができているからこんなに自由】 写真は我が家のミニウサギのミースケです。本名は「ミルク」ですがいつの間にかミースケになってしまいました。ウサギの飼育目標は10年と言われる中で、現在11歳ですからなかなか頑張ってきました。 以前は3羽で飼っていた時期があり、他の2羽は「カフェ」「ココア」という名前でした。それぞれ7年目と8年目に死に、残った「ミルク(…

  • 「ひとつルールを撤廃するために5倍のルールが必要になることがある」~ルールは単純で、少なければ少ないほどいい③

    優秀な親は、子どもに何か与える前に考える。そうでない親は、与えたあとで考える。1度許したばかりに5つも禁止事項が生れる場合があるからだ。しかしもちろん、そうならない場合だってある。という話。(写真:フォトAC) 【優秀な親はこんふうに考える】 まず初めに最近読んだネット記事の一部から。「今の子供たちは情報を得るのも早い。スマホアプリや、YouTubeで見かけたゲームなんかをやりたいとよく言っていますが、今のところ“禁止”です。自分が禁止されてイヤだったけど、結局自分もそうしているという……。 本当は、“飴とムチ”じゃないけど、学校のある日は宿題が終わったらゲームやっていいよ、休日はお手伝いが終…

  • 「『将来に備えて今から準備する』にも“ほど”がある」~ルールは単純で、少なければ少ないほどいい②

    将来に向けて今から準備することは大事だ。しかし何もかも経験しておけばいいというものではない。酒だってタバコだって、ゲームだってファッションだって、早く始めればいいというものではないだろう。という話。(写真:フォトAC) 【子どもに酒の飲み方を教えることは大切だ】 あまりにも衝撃的な発言だったので前後の記憶がすべて吹っ飛んでしまっているのですが、昔、小学校のPTA学習会でこんな発言をした母親がいました。 「子どものころに何もかも禁止するというのはいかがでしょう? 大人になって急に現実に直面し、戸惑ったり間違った行動を起こしたりしないように、小さなころから次第に慣らしていくことが大事ではないでしょ…

  • 「ルールをつくると、親がたいへん」~ルールは単純で、少なければ少ないほどいい

    子育ての指南書はいくらでも出ているが、細かく具体的な部分となるとかなり厄介だ。小遣いをどうするか、勉強をどうさせるか、ゲームとどう向き合うか。それらは結局、親の能力に関わるのだ。という話。(写真:フォトAC) 【子どもの小遣いをどう考えるか】 子どもの小遣いをどう考えるのかというのは永遠の主題であって、「必要に応じて買ってやればいいのだから小遣いはいらない」という人もいれば、「月額で渡さなければ自主性もやり繰りも身につかない」という人もいます。 私の知っている最大の猛者は「毎月5万円渡すから、それで服も学用品も塾の月謝も全部やりなさい」と言って、次の週にはもう大幅値引きのゲーム機(数万円)を買…

  • 「学校は人生の引き出しを山ほど用意してくれる」~早すぎる人生の頂点、第二の人生の始め方

    世の中にはあまりにも早い時期に頂点を迎えてしまう人がいる。しかし生きている限り、それで終わりにするわけにはいかない。人より早く第二の人生を始めた人たちは、何を手掛かりに再出発したのか。という話。(写真:フォトAC) 【早すぎる人生の頂点、早すぎる下山】 先月25日、NHKで放送された単発の番組「その後の人生 聞かせてください」はとても興味深い番組でした。 出演者は柔道の金メダリスト松本薫さん、元阪神タイガースの奥村武博さん、そして元アイドルグループの遠藤舞さん。その三人から話を聞くのがV6の井ノ原快彦さんです。 柔道の松本さんを知らない人はそうはいないと思いますが、奥村さんや遠藤さんについては…

  • 「必要なものしか手に入らない世界」~老人が社会から取り残されるもうひとつの理由

    ネット社会は便利なもので、必要なものの大部分は簡単に手に入る。しかしとりあえず不要な知識が、偶然目に入ったり、勝手に入り込んでくることはほとんどない。いま必要なものだけ囲まれた世界に、未来はないにもかかわらず。という話。(写真:フォトAC) 【マイナポイントが分からない】 マイナンバーカードをまだつくっていません。大した理由のあることではありません。 つい最近まではつくるメリットがなかったからで、ポイント付与の話があってからはちょっとしたためらいがあってウダウダしているのです。マイナポイントが分からないのです。 「最大20000円分のマイナポイントがもらえます」というのは分かります。しかしその…

  • 「新型コロナ:発症していない感染者が他者にうつす可能性は0」~トンデモ学説の話③

    「新型コロナでも、発症していない感染者は他に感染させることはない」そんな話がたびたび蒸し返され、有力科学雑誌の論文が提示される。しかし権威は必ずしも正しさを保証しない。「ネイチャー」に掲載されても、「STAP細胞」はなかったのだから。という話。(写真:フォトAC) 【科学は決して透明な世界ではない】 私は若いころ、というよりかなりの齢になるまで、科学は万能で透明な世界だと信じていました。 透明というのは「反比例の漸近線はどこまでいってもX軸にもY軸にも接しない」とか「円周率は無理数でその小数部分はどこまで行っても循環しない無限小数」だとかいったことです。つまりきちんとした手順を踏めば、だれでも…

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