chevron_left

メインカテゴリーを選択しなおす

cancel
カイト・カフェ https://kite-cafe.hatenablog.com/

教育を中心に日々の関心事を書いています。基本的に週日更新。学校に合わせて長期休業も取っています。

SuperT
フォロー
住所
未設定
出身
未設定
ブログ村参加

2017/12/16

arrow_drop_down
  • 「自主組織・任意団体という軛(くびき)を逃れる」~PTAについて改めて考えた

    保護者にとって、PTAに加入するかどうかがテーマとなってきている。 過去を振り返れば、私たちは労働組合を潰し、町内会を弱体化させてきた。 こうしてひとつひとつ自由になってきたのだが、 その自由が、私にはどうやら不安なのだ。という話。 (写真:フォトAC) 【品性としてのPTA加入】 孫のハーヴが小学校にあがったのに、新型コロナ感染で入学式に出席できなかったというお話はしました。今日はさらにその2カ月ほど前の話です。 ハーヴの母親、私にとっては娘のシーナが、何かで寄こした電話のついでに、こんな話をしてくれました。「この前ね、ハーヴの来入児入学説明会があったのだけど、その帰り道でね、説明会で仲良く…

  • 「それでも教員の仕事は増やし続けると、政府は言った」~新たな追加教育が発表された件について

    今度は「起業家精神教育」だそうだ。 学生起業家による出前講座や大学のプログラムへの参加など、 学校の負担にはならないと言いたげだが、そうか? 政府は、今後も教員の仕事を増やし続けると宣戦布告したのだ という話。 (写真:フォトAC) 【新たな追加教育が発表された】 昨日(2022.05.28)の読売新聞Onlineに、『「起業家精神」教育、小中高で強化…新興企業育成「5か年計画」に明記へ』という記事がありました。 www.yomiuri.co.jp 政府が年内にも策定するスタートアップ(新興企業)を育成するための「5か年計画」に、小中学校や高校への働きかけを強化する方針を明記することがわかった…

  • 「中学生は、英語にも絶望しながら入学してくる」~中1英語がやたら難しくなった

    ウクライナには意外なほど多くの英語使いがいる。 さもありなん。皆、今日を見越して頑張ってきたのだ。 日本はそうはいかないし、そうなってほしくない。 子どもたちは、すでに英語疲れもしているし――。という話。 (写真:フォトAC) 【ウクライナ人々は、どうやら英語が堪能らしい】 テレビでウクライナに関するニュースを見て驚かされることのひとつは、英語の堪能な人が何人もいることです。街でマイクを向けられた警察官が英語でボヤく、小さな子どもを抱えた母親が英語でまくし立てる、女子高生くらいの女の子が落ち着いた英語で窮状を訴える――。 同じことを日本で試したらどうでしょう。 アメリカ人が街の警察官にマイクを…

  • 「意外とロシア軍は弱かったが、意外と自衛隊は強いのかもしれない」~彼我の軍事力について考えてみた

    ロシア軍の案外な弱さには驚かされたが、 考えてみるとその足腰はあまりにも弱い。 逆に日本の自衛隊は「強大な」といった印象はないものの、 案外と足腰は強いのかもしれない。という話。 (写真:フォトAC) 【足腰の弱いロシア軍の話】 ロシア軍が偵察用ドローンの不足に悩んでいるという報道がありました。 なにしろこのドローン、目となるカメラはキャノンのイオス、エンジンは斎藤製作所の模型用、GPSはフランス製、その他スイスだのアメリアだの中国だのといった国々の、簡単に手に入る民生品を組み合わせてつくってあるようなのです。しかし簡単に手に入るといっても所詮は輸入品。各国が輸出禁止にしたり企業が自主的に撤退…

  • 「新元号4年目の呪縛:学校で『国防教育』が始まる(かも)」~この戦争は何をもたらすのか③

    戦争を放棄したはずの国なのに、 いつの間にか世界有数の軍備をもつ国になっていた。 今回のウクライナ戦争を機に、国土防衛の声も高まるだろう。 いよいよ教師の頭と腹が試される。という話。(写真:フォトAC) 【空母保有数、世界第二位の国】 航空母艦、いわゆる空母。世界一の保有国はどこだと思います? もちろんアメリカ合衆国、なんと20隻もあるそうです。 では二番目は? これがあっと驚く日本の自衛隊なのです。「いずも」「かが」「ひゅうが」「いせ」と4隻も保有しています。 4隻保有の国は他にもフランス・イタリアがあり、3隻保有国はなくて2隻保有がイギリス・オーストラリア・エジプト・中国・イランとなります…

  • 「私たちは戦う準備をしなくてはならないのかもしれない」~この戦争は何をもたらすのか②

    日本の隣に核兵器を持つ権威主義の国が三つもある。 しかし日本が侵略されてもアメリカは動かないかもしれないのだ。 最初の一カ月を耐え抜いたウクライナの賢明。 そして戦争はたった一人の決断でできるという現実。という話。 (写真:フォトAC) 【隣に核保有国が三つもある。しかも三つとも権威主義だ】 今回のウクライナ戦争から教えられたこと、気づかされたことは山ほどあります。 その一つは、私たちの国のお隣に、核兵器を保有する権威主義の国が三つもある(中国・北朝鮮・ロシア)ということです。ウクライナのお隣にはひとつしかありませんでした。 三国のことは当然わかっていたのですが、そのうちのひとつ乃至ふたつが、…

  • 「更新しました」~キース・アウト

    日本人の知識・技能・道徳性を高めるために、学校がどんなに頑張って成果を出してもメディアは認めようとしない。日本の学校は最悪の場所であり、常に反省を求めていなくてはならないところだ――と、日本人に思い込ませたいらしいのだ。 kieth-out.hatenablog.jp

  • 「ウクライナ戦争について、子どもに訊ねられて困らないために」~この戦争は何をもたらすのか①

    ウクライナ戦争について子どもに聞かれ、 アタフタしているようでは沽券にかかわる。 今回ロシアは何をやらかしたのか、この戦争は何を引き起こすか。 ある程度の定見をもって、子どもたちの前に立ちたいものだ。という話。 (写真:フォトAC) 【ウクライナ戦争について、子どもに訊ねられても困らないように】 学校の先生たちは、子どもたちにウクライナ戦争のことをどのように説明しているのでしょう? もちろん小学校2年生と中学校3年生、高校3年生とでは子どもの疑問もこちら側の説明もずいぶん違ったものになります。ですから相手次第で噛み砕き方が違うのですが、それにしてもタネとなる知識や考え方、今後の展望などにある程…

  • 「議員報酬を減らして定数を増やせば、議員の女性比率は必然的に上がる(?)」~フィンランドの女性議員の話

    ウクライナ戦争の報道を見ていて、 女性の取り上げられる場面が非常に多いことに驚かされる。 大統領にも首相にも、大臣にも軍人にも、やたら女性が目立つ。 どうしたら日本もあのようになれるのだろう。という話。 (写真:フォトAC) 【アゾフ大隊の女性兵士と東欧・北欧の女性政治家たち】 ウクライナのアゾフスタリ製鉄所に立て籠もっていたアゾフ大隊1700名あまりが投降し、マウリポリは事実上、陥落したと言われています。その投降の様子を映す映像の中に、少なくとも2名の女性兵士がいて驚かされました。数十名の投降グループの中の2名ですから、実際にはもっと多くの女性兵士が、男たちに混じって2カ月半も戦っていたので…

  • 「校長先生! いまさら学級担任の仕事、務められますか?」~公務員の定年延長が始まった

    来年度から、公務員の65歳定年制への移行が始まる。 しかし調べてみると厄介なことも多い。 教員採用試験の倍率低下には歯止めがかかるかもしれないが、校長先生方、 アナタ、今さら教育の最前線に戻れますか?という話。 (写真:フォトAC) 【公務員の定年延長始まる】 2023年度より9年かかりで公務員の定年延長が計られます。2年ごとに1年延ばす計画ですので、今年度60歳になる公務員と来年度60歳になる公務員が61歳定年、再来年度60歳になる人とその翌年60歳になる人は62歳定年となって、2031年度以降60歳になる人はすべて65歳定年となります。だから9年です。教育公務員もこれに準じます。 本給が6…

  • 「国がダメなら地方がある」~教員の働き方改革が進まないわけ⑧

    文科省も財務省も動かしがたい、というか動かない。 しかし地方自治体に、案外な余裕のある場合がある。 どうせ予算は奪い合いだ。 そこに切り込んで、学校が直接、人間を獲得して来ればいい。という話。 (写真:フォトAC) 【国はダメなら地方がある】 財務省は絶対に教員を増やそうとしません。文科省も追加教育を減らす気がまったくありませんから、総合的な学習の時間もギガスクール構想も、小学校英語もプログラミング学習も絶対になくなりません。 やると言ったのは、できもしない部活の地域移行と、減らすはしから別が出てくる調査・指示・連絡文書、そして学校行事です。学校行事の削減・縮小には限度があります。それにそもそ…

  • 「『自治体独自の教職員配置』の話」~教員の働き方改革が進まないわけ⑦

    教育行政の専門家の中にはとんでもないことを言い出す人がいる。 しかしその目のつけどころは鋭い。 実は文科省の規定よりも、実際の教員は遥かに多いのだ。 その余剰の部分をどう考えるか、そこが彼我で決定的に異なる。という話。 (写真:フォトAC) 【教育行政の専門家は事態が呑み込めていない】 昨日は、現場のベテラン教師をアテにしてもダメ、校長にもできることはない、文科省はもちろんダメと記して、それでもやれることはあるかもしれない、と含みを持たせたまま終わりました。実は「地方自治体(教育員会)には多少の可能性がある」という点について隠し玉を持っていたつもりでいたのです。 ところが昨日に至って、困った新…

  • 「文科省は逆さにして振り回しても鼻血の一滴も出ない」~教員の働き方改革が進まないわけ⑥

    現場の教師でも危機感のない人がいる。 ぬるま湯から始めた熱湯ガエルたちだからアテにならない。 校長の権限など“へ”みたいなもので、ここにも期待へ寄せられない。 もちろん文科省はダメだ。どうしたらいいのだろう。という話。(写真:フォトAC) 【熱湯ガエルとベテラン教師】 教師たちにとって、今日の教員不足はまったく予想できないものでした。現に再任用制度の始まった当初(と言ってもわずか9年前ですが)、再任用は正規職員だから、これに応募することは若い教員志望の席を奪うことになる、だからせめて管理職は応募を遠慮するように、とお達しが出たほどです。 なぜそこまで予想できなかったのか、これはいわゆる「熱湯ガ…

  • 「学校依存は文明人の証、学校教育は親たちの既得権である」~教員の働き方改革が進まないわけ⑤

    教育に関するすべてを、学校にやってもらおうと考えるのは文明人の証。 いちど手にした権利は決して手放さないのも消費者として当たり前。 これまで学校が引き受けてきたものを、親に返すのは容易ではない。 教員の働き方改革は、ここでも出口をふさがれている。という話。(写真:フォトAC) 【「失われた20年」:何をやっても教師は受け入れた】 4日もかけて「教員の仕事は増えこそすれ減ることはない」「教員は増やせない、少なくとも向こう3年間は絶対に増えない」という身も蓋もない話をしてきました。なぜそんなことになったのか――。 大きな原因は、学校に求められるものが際限なく増えていくということを、「定数法」がまっ…

  • 「仕事が爆発的に増えても、教員数は絶対に増やせない不思議な仕組み」~教員の働き方改革が進まないわけ④

    新規採用者確保のため、内定時期を前倒ししようと発言して、 文科大臣が現場教師からバカ扱い、もしくは袋叩きにあっている。 しかし大臣も気の毒だ。 今の文科省にできることは、その程度でしかないのだから。という話。 (写真:フォトAC) 【文科大臣、バカにされる】 昨今の教員不足に関して末松文科大臣が、「民間企業が先に内定を出してしまってから、まだ試験をやっているようでは、時代に追い付いていない」とおっしゃって、大学3年生で1次試験を受け、4年生になってから教員採用の内定を得られる、スケジュールの早期化に意欲を燃やしたそうです。 www.kyobun.co.jp SNS上では笑い者になっています。 …

  • 「残業手当で問題は解決しない」~教員の働き方改革が進まないわけ③

    時間外労働を減らすためにも、教職調整手当をやめて残業手当を、 といった主張が見られるが、アレってどうなのだろう。 手当と言っても無制限に出してくれるはずもないし、 働き方や内容にうるさく口を出されるだけじゃないかな?という話。 (写真:フォトAC) 【残業手当で時間管理をする】 教員の仕事は増えこそすれ減ることはない、という話をしてきました。これに関する根強い意見として、「教員には残業手当がないために仕事の増加に歯止めが効かない。残業代を出すことによって仕事を適正な量に抑えるしかない」というのがあります。道理です。 しかし残業手当が実現することはありませんし、部分的に実現したとしても教師たちに…

  • 「器は小さくしたのに中身は同じてんこ盛り、その上で追加注文。良きことはなくせない」~教員の働き方改革が進まないわけ②

    「ゆとり教育」で学習内容も時数も減らしたのに、内容だけは戻した。 そのうえ環境教育だのキャリア教育だの、 以前はなかった新たな内容は増えるばかりだ。 いずれも「良きこと」だけに、なくせるはずがない。という話。(写真:フォトAC) 【器は小さくしたのに中身は同じてんこ盛り、その上で追加注文】 指導要領を杓子定規に当てはめれば「毎日5時間授業」はなんとかなる。それなのに現在の学習内容では「毎日5時間授業」では果たせない。 それが昨日の結論でした。なぜでしょう。 答えは簡単で、そもそも指導要領が示す内容が多すぎるからです。 なぜそんなことになったのか。主な理由は二つです。 ひとつはかつて「ゆとり教育…

  • 「器は小さくしたのに中身は同じてんこ盛り、その上で追加注文。良きことはなくせない」~教員の働き方改革が進まないわけ②

    「ゆとり教育」で学習内容も時数も減らしたのに、内容だけは戻した。 そのうえ環境教育だのキャリア教育だの、 以前はなかった新たな内容は増えるばかりだ。 いずれも「良きこと」だけに、なくせるはずがない。という話。(写真:フォトAC) 【器は小さくしたのに中身は同じてんこ盛り、その上で追加注文】 指導要領を杓子定規に当てはめれば「毎日5時間授業」はなんとかなる。それなのに現在の学習内容では「毎日5時間授業」では果たせない。 それが昨日の結論でした。なぜでしょう。 答えは簡単で、そもそも指導要領が示す内容が多すぎるからです。 なぜそんなことになったのか。主な理由は二つです。 ひとつはかつて「ゆとり教育…

  • 「そもそも法令が改革の前に立ちはだかっている」~教員の働き方改革が進まないわけ①

    教師の働き方改革は絶対に必要だ。しかし学校は勉強だけを教えていればいいところではない。毎日4時間授業だ5時間授業だと言っても、そんなことができるはずもない。すべて法令で決まっているからだ。という話。(写真:フォトAC) 【現在の学校は昔とは全く異なっている】 現在の学校の労働環境が最悪なことはSNS上での先生たち悲痛な叫びを見ても、あるいは教員採用の場面での志願者不足を考えても明らかなことです。 ベテランや退職教員はすぐに「私たちが若いころだって大変だった」とか「今の教員はすぐに音を上げる」などと言いますが、信じる必要はありません。彼らが若かったころは小学校英語もプログラミング学習もなく、もし…

  • 「不満を言う人、拾い上げるメディア、そして分かってきたこと」~私たちの大型連休

    平日の日中、テレビでいわゆる情報番組を見ていると、 実に丹念に、しかし整合性なく庶民の不満を拾い上げている様子がうかがえる。 SNSにも焦燥や苛立ち、怒りの声は満ち満ちている。 そういった不満を見聞きしているうちに、私には分かってきたことがある。という話。 (写真:フォトAC) 【不満を言う人、何でも拾い上げるマス・メディア】 現職再任用教員の妻は、ひとの声がしないと落ち着かないという悪い癖があって、バックグランド・ドラマとかバックグランド・バラエティとかを平気でやりたがります。私も無音は苦手ですが日本語が聞こえてくるのはさらに苦痛で、だからたいていはアマゾン・ミュージックでアメリカン・ポップ…

  • 「更新しました」~キース・アウト

    茨城県の教員採用試験が定員割れしそうだという。正規教員まで足りなくなる状況は、当然、講師もいないということ、4月1日に学級担任がいないクラスがたくさんできるということだ。やはり教員の勤務実態を知らせてはだめだ。しかし知らせずに採用するのも詐欺だ。 kieth-out.hatenablog.jp

  • 「誰が労組を殺したの? 『私だよ』と老教師が答えた」~メーデー・メーデー・メーデー・『メーデー』

    昨日はメーデーだった。え? メーデーを知らんのか? 全国の労働者の祭典、労働組合の集まる日だよ。 教員は自らの労組を見捨ててしまった。 それで今のありさまだ。という話。 (写真:フォトAC) 【メーデーって知ってるかい?】 昨日5月1日はメーデーでした。コロナ禍に見舞われた昨年・一昨年はオンラインのみでしたが、今年は連合(民主党系)も全労連(共産党系)も感染対策をとった上に人数を絞って、それぞれ会場を設けての集会も行われました。 メーデーと言っても現代の人たちは(労働者であっても)よくわかっていませんから、簡単に説明すると、「5月1日に世界各地で行われる労働者の祭典。労働者が権利を要求するため…

arrow_drop_down

ブログリーダー」を活用して、SuperTさんをフォローしませんか?

ハンドル名
SuperTさん
ブログタイトル
カイト・カフェ
フォロー
カイト・カフェ

にほんブログ村 カテゴリー一覧

商用