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2017/11/29

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  • 中国の海外派出所を考える

    中国公安が設置した「海外派出所(海外110番)」が、物議をかもしている。中国は、30か国に「海外派出所(海外110番)」を開設したと公表しているが人権団体等は50か国にも及ぶとしており、日本でも東京都千代田区神田和泉町にある十邑会館が本部とされている。設置の目的と活動について中国は、「在外中国人を扶けるサービスセンター」としているが、9月にスペインの人権団体が「亡命中国人の監視・脅迫」を行っていると告発したことを受けて疑惑が集中している。本来、海外にある国民を扶助するのは現地に置かれた公館の任務であると思うが、「海外派出所(海外110番)」は中国公館とは指揮関係を持たないものの様で、その名前が暗示するように国際法では認められない中国司法権の執行すら企図しているのではと疑えるように思える。さらなる杞憂は、中...中国の海外派出所を考える

  • 必要最小限を考える

    岸田総理が関係閣僚に、改めて防衛費の増額要求を指示したことが報じられた。これによって、自衛隊装備の近代化や充実が現実味を帯びてきたが、今後は装備の質・量について「必要最小限」を冠した甲論乙駁の展開となるだろう。しかしながら、「必要最小限」という定性的な度量衡は果たして適当だろうか。例えば「戦車100両」又は「ミサイルの射程100㎞」は、甲にとっては「最小限に満たない」が乙にとっては過剰と考えるだろう。必要最小限の概念で思い出されるのは、日本海々戦を勝利した救国の英雄東郷元帥が「百発百中の砲1門は、百発一中の砲100門に匹敵する」と述べたことである。百発百中の砲1門と百発一中の砲100門が対峙し・同時に斉射すれば、百発百中の砲1門は必ず敵の1門を破壊できるが、百発一中の砲のどれかは我が砲の1門を破壊するため...必要最小限を考える

  • 傷口に塩を

    地域公民館主催の催しが終わった。催しでは、グループに展示スペースが与えられているので、今回は3点出品・展示した。W杯コスタリカ戦惜敗の傷口に塩を擦り付ける所業とも思えるが、ご容赦頂きたい。なお、掲載したうちの「ガンジス」は、制作途中に一度アップした際に「コントラストが過ぎる」との適切な助言を頂き修正したものです。写真ではあまり変化していない印象を持たれるかもしれませんが、10年近く前のカメラ性能のなせる業と御許し頂きたい。「ガンジス」(P20)「海戦」(P10)「木蓮」(MS:往復はがき大)傷口に塩を

  • かんころ餅

    産経新聞の生活面で長崎県・五島列島の「かんころ餅」が紹介されていた。記事及びクックパットを閲覧すると、作り方に地域差はあるものの大略、スライスしたさつま芋を湯がいて天日干してできた「かんころ」と糯米を蒸かして捏ね合わせて蒸すとなっている。食糧事情が悪かった小学校低学年頃までは、生まれ在所でも「かんころ餅」は副食以上の存在であったが、記憶を辿っても「もち米」は出て来ないように思う。実は10年程前、何かの拍子に「かんころ餅」を思い出して、母の手伝いの記憶を頼りに挑戦したことがある。スライスした薩摩芋を蒸して天日干しすることで「かんころ」らしきものはできたが、かんころを粉末に・水を加えて練り上げて成形・蒸し器で蒸すという手順で出来上がった「かんころ餅」は記憶にある「黒光りしたかんころ餅」とは違って、黄色い芋団子...かんころ餅

  • 「ガーシー」って何者?

    「ガーシー」と呼ばれるNHK党の東谷義和参議院議員は、未だ中東を徘徊しているらしい。臨時国会は、旧統一教会対策、物価対策、防衛費の増額と財源等について正念場を迎え、加えて閣僚の辞任・疑惑の攻防に修羅場の様相すら呈しているが、未だ東谷議員は初当選以来登院すらしていないようで、当選証書すら受け取っていないのではと思っている。議員に対する歳費・文通費等の議員手当の行方も不確かであるが、このまま無断欠席的不登院を許して良いのだろうか。東谷議員の獲得票は287,714票で、自民党の片山さつき議員(298,091票)と同程度の支持を得ていることになるが、東谷議員に投票した人は「登院はおろか、帰国すらせずに」芸能関係を中心としたFNS暴露に身をやつす様を何と観ているのだろうか。それでも、閣僚の不祥事が今ほど明らかでない...「ガーシー」って何者?

  • W杯の対独戦勝利を観て

    森保ジャパンが初戦の対独戦に勝利した。強豪国ドイツ戦の事前予想では、好意的な評論家ですら希望的ニュアンスを滲ませての「引き分け以上」が大勢を占めたいたように思うので、勝利は日独双方にとって「晴天の霹靂」とも思える。以下は、W杯と五輪でしかサッカーに興味を持てない門外漢の独白と理解して頂きたい。これまでは、森保監督のチーム編成や試合運びには何かしらのイチャモンを付して報じられるのが常で、対独戦の後半に自分ですら知っているビッグネームを相次いで交代させた時も同様であったように思える。しかしながら、交代起用した堂安・浅野選手が貴重なゴールを挙げたことを思えば、森保監督のチーム編成(選手選考)と試合勘が示されたと称えるべきであろう。森保ジャパンの今後の快進撃に期待するところであるが、今朝のテレビで知った「浅野選手...W杯の対独戦勝利を観て

  • 「勤労感謝の日」考

    遠隔地に住む孫娘(小1)から、勤労感謝の日のプレゼントが届いた。完全リタイヤから15年近くも経過しているために戸惑いはあるものの、誇らしげな漢字の署名に目を細めている。思えば、給料が口座振込となって以来、家族から勤労と給与について感謝された覚えが殆どない。加えて、この時期は海上自衛隊演習の後始末に忙殺されることもあって、休日出勤となることも多かった。勤労感謝の日であるが、帝国憲法下にあっては「新嘗祭」で、天皇陛下が臣民とともに皇祖に対して五穀の収穫を報告して感謝を奉げる日であったと聞いている。改めて、新嘗祭が勤労感謝の日になった経緯を調べると、憲法改正に伴って旧憲法下に制定された新嘗祭を始めとする皇室由来の祝日がGHQによって廃止され、昭和23年成立の「国民の祝日に関する法律(祝日法)」で新嘗祭に該当する...「勤労感謝の日」考

  • 共同幻想と平和憲法

    TVで「人間社会は共同幻想で成り立っている主張」を聴いた。ホモサピエンスがネアンデルタールを駆逐し得たのは、ネアンデルタールが共同幻想と云う資質を持たなかったことが大きいともされ、以後のホモサピエンスの繁栄は偏に共同幻想の資質に依っているとされていた。また、共同幻想の顕著な例として神話が語られていたが、多くの国や民族が神話を持っていることを思えばなるほどと思った。以下は自分の感想であるが、神話は集落規模の拡大によって住民の価値観が多様化して統御が困難になった際に、団結の基本理念に、若しくは指導者の正当性を示すために作られたのではないだろうか。当初は言葉で伝承されていたが、代を追うごとに脚色が加えられて複数のリーダーに都合のいいように変化・分化したために、文字を持った最強リーダーが集団のアイデンティティを保...共同幻想と平和憲法

  • 大臣3人の更迭と国家安全保障会議

    内閣改造後1ヶ月で3人の大臣が更迭された。更迭された原因が、統一教会代弁?、軽口、政治資金虚偽記載と、開いた口が塞がらない以上に小物感に満ちている。高等小学校卒の今太閤ともてはやされた「田中角栄」氏は、悪し様に書けば「悪銭に塗れて」宰相の座を降りた。角栄氏は、数多の2世議員・東大卒官僚議員を押し退けて総裁総理に上り詰める過程で、親しい友人に「俺は常に刑務所の塀の上を歩いている」と漏らしていたとされるので、徒手空拳の身で国盗りを目指すために「塀の上を歩く」ことを必要な手段と覚悟していたように思うし、そこには日本列島を改造して、自分の生まれ育った越後の寒村でも豊かな暮らしを実現するという「理想」「政治的信念」があったように思う。今回更迭された3人の大臣を眺めると、いずれもが東大卒であるので善悪の判断は衆に抜き...大臣3人の更迭と国家安全保障会議

  • 残骨灰を知る

    新聞記事で「残骨灰」という言葉と存在を知った。残骨灰とは、火葬場で拾骨できずに残った粉骨などを指すそうである。それらは火葬場責任者所定で適当に処分されるのだろうと自分は思っていたが、実際は保管されており、既に保管能力の限界に近付きつつある自治体も少なくないらしい。その打開策として、残骨灰を粉砕して貴金属を回収した後に圧縮して再保管する方法があり、20政令都市の例では既に15市が処分(貴金属回収or売却)を行っており、1市が検討中、4市は再処理・売却はしないという状況とされる。紹介された京都市の例では、39㌧の残骨灰から金(7.2㎏)、銀(21㎏)、プラチナ(0.2㎏)、パラジュウム(6.3㎏)を回収して売却益は1億2千万円を超え、さらに残骨灰の圧縮によって2.3トンになったとされている。記事では真宗本願寺...残骨灰を知る

  • ゴミ捨て場騒動が最高裁へ

    ネット上の記事に「正邪はいずれに」と考えされられた。記事を要約すると、自治会が非加入者に「地域のごみ捨て場の利用を禁じた」ことに対して、20年前に自治会から離脱した夫婦が地元自治会に慰謝料とごみ捨て場を利用する権利の確認を求めて提訴した。1審の神戸地裁は、未加入者もゴミ捨て場を利用する権利あり、利用禁止は違法として自治会に20万円の慰謝料支払い。2審の大阪高裁は、未加入者には利用する権利はないが利用禁止措置は違法で30万円の慰謝料。という経過を辿って現在は最高裁の判断に委ねられている。件のゴミ捨て場は、「平成31年に都市再生機構から自治会に所有権を譲渡したもの」とされているので、我が自治会の簡易なケージと違って立派な施設であるのだろう。所有権の譲渡を受けて自治会が策定した利用規約は、自治会の役員や掃除当番...ゴミ捨て場騒動が最高裁へ

  • 「人斬り」と丁髷

    グループ内での立ち位置は、毛色の違った作品を出す役目と自認しているので、次の題材は「人斬り」とした。「人斬り」と云えば「幕末四大人斬り」が有名であるので、イメージを見つけようとネット上の画像を検査した。結果は、・田中新兵衛(薩摩)-画像なし。・河上彦斎(肥後)-譜面姿の写真がWikipediaに・岡田以蔵(土佐)-確たる画像なし。・中村半次郎(薩摩)-断髪後の桐野利明時代のみ。であったため、侍の写真を利用することにした。が描きかけの「人斬り」髪型をどうすべきかと考えて、江戸末期の「丁髷(ちょんまげ)」について調べてみた。明治維新ごの断髪令以前の男性は全て「ちょんまげ」を結っていると思っていたが、一般的に結われた髷は銀杏髷といい、それも士農工商の各階層では大きく異なっていたようである。「ちょんまげ」とは髪の...「人斬り」と丁髷

  • 外交・軍事のプロ

    産経抄の一部を意訳・紹介させて頂く。≪15日に亡くなった加瀬英明氏とアメリカの元国防長との間で、加瀬氏「もし日本が原爆を持っていたら、(アメリカは)核攻撃を加えただろうか?」、米陸軍長官「あなたは答えを知っている。もしそうなら、日本に対して使用することは無かった」との会話が交わされたことが加瀬氏の自伝に紹介されている≫そうである。興味を持ったのは太字で示した「あなたは答えを知っている・・・」との個所である。加瀬英明氏は外交官の俊一氏を父に持つ外交サラブレットの血脈の故であろうか、福田赳夫・中曽根内閣の首相特別顧問、福田赳夫・大平・鈴木内閣の外相特別顧問を歴任した右派・保守の論客として知られ、まさに外交のプロであった。対する元国防長官は大国アメリカの軍事オプション司令塔を務めた軍事のプロであり、会話からは外...外交・軍事のプロ

  • 火力発電施設反対に触発され

    自宅ポストに、当地で進められている火力発電施設更新に対する反対請願の署名依頼が投げ込まれていた。署名呼びかけ人(市民団体代表)はネットで「身内の公害病罹患によって自然・環境保護活動に挺身するようになった」と述べておられる。また、呼びかけ・依頼書も、多色刷りされた上質A4用紙2枚が返信用封筒に収められている立派さで、「さぞやお金が掛っただろう」という感想を別にして脱炭素社会実現を真剣に考えられてのことだろう。「脱炭素社会」の実現は喫緊の問題であるとは思っているものの、残念ながら商用電力の在り方についての自分の考えとは隔たりがあり過ぎて署名・返信はしないものの、問題に対して行動する気概の無い自分としては、考えさせられるところである。些か残念に思ったのは、資料に「再生エネはタダ」とゴチック強調されていたことであ...火力発電施設反対に触発され

  • Jアラート&空襲警報

    乾正人氏のコラムを読んだ。コラムの大意は、Jアラートに関して「空襲警報に改称」と「発令権限を防衛相(省)へ一元化」であるが、一考すべき内容と思った。恐らくの域を出ないが、実質的な空襲警報を「Jアラート」としたのは空襲警報という言葉の持つ禍々しさを嫌ってのことで、乾氏の指摘するように「撤退」を「転進」・「敗戦」を「終戦」と呼び変えた歴史と国民性の轍を踏んだとするのが正鵠を射ているのだろう。Jアラートは、正式には「全国瞬時警報システム」と呼ばれて総務省が所管し、実質的には総務省隷下の消防庁が運用している。システム構成図を眺めると、発令には2つの系統があって、地震や台風等の自然災害情報は気象庁が、空襲警報に当る国民保護情報は「内閣官房」が出すことになっており、以後の情報の配布・伝達は「消防庁送信システム」によっ...Jアラート&空襲警報

  • SA5を学ぶ

    北朝鮮が今月2日に発射して南北軍事境界線にあたる北方限界線の南側に着弾したミサイルが、SA5であることが報じられた。ミサイルについて良く知らないのでSA5について調べてみた。NATOコードでSA-5(ガモン)【ソ連・ロシアはS-200(アンガラ)と呼称】と呼ばれるミサイルは、1960年代にソ連が開発した2段式固体燃料ロケットで核弾頭も搭載できる地対空ミサイルとされている。射程は少なくとも70km以上とされるが250~300kmまで到達可能との不確定情報も有るらしい。また、従来型は固定発射台からの発射で機動性に欠けるとされてきたが、おそらく移動式発射台からの発射が可能なように改良されていると観るべき様に思える。改造型を含むSA5は現在でもCIS諸国、旧ワルシャワ条約機構参加国が保有・運用しており、アジア地域...SA5を学ぶ

  • お犬様

    金正恩氏から贈られた豊山犬の去就騒動が報じられた。件の豊山犬は、2018年の南北首脳会談時に北朝鮮から贈られた2頭の豊山犬が繁殖した子犬のうち、前大統領の文在寅氏が私邸で飼っている3頭であるらしい。文氏側の主張は、「国家に帰属すべき大統領への贈り物の譲渡・飼育に際して約束された飼育料(月額26万円)が新大統領によって予算措置されないため」としている。この問題に対して韓国の朝野では、「表ではSNSに写真を上げながら、本音では飼料代が惜しかったのか。本当に偏狭で恥ずかしいこと」、「一般国民でも子犬を譲り受けた後に飼育費を請求する恥知らずな行動はしない」、「尹錫悦政権が働かないでできた法の穴による問題を、お金のためであるかのように侮辱的になすりつける行為」、「梨泰院事故の渦中に犬で喧嘩を仕掛ける執権勢力はまとも...お犬様

  • 防衛産業への公的支援を歓迎

    政府が、防衛産業から撤退する民間企業の事業継承を可能とする法整備の検討に入ったことが報じられた。報道によると、防衛産業から撤退する企業が相次ぎ、受け皿企業が見つかるまで該当兵器が生産停止に陥っているとされている。撤退の理由は利益率の減少とされ、欧米では10%を超える利益率も日本では7%程度で、かつ近年の発注量の減少に伴って防衛産業では飯を食えない現状であるらしい。「親方日の丸」という言葉があったように、貸し倒れの心配がない防衛産業や公共事業は不況に強いとされてきたが、企業も防衛産業部門の不振を民需部門でカバーすることが続いて、防衛部門は既に企業のお荷物化しているのが現状とされている。防衛装備庁規模には程遠い末端部隊での・さらには30年前の経験に過ぎないが、部隊が必死に無駄を省いて積算し13%と記憶するGC...防衛産業への公的支援を歓迎

  • 司令部当直幕僚を考える

    韓国での集団雪崩事故から1週間が経過し、警察等の対応が明らかになりつつある。関心を持ったのは、所管警察署の当直責任者が人事課長(女性)で、事故発生時には指令室を離れて自分の席で業務していたとされることである。警察の、それも韓国警察の当直勤務の在り方は知らないが、海自における各級司令部の当直体制・態勢もほぼ同様ではないだろうかと思った。自分が司令部に勤務したのは30年も前であるので、いささか以上に様変わり(改善)されていると思うが、当時は今回の韓国警察署と同様であった。海自の司令部においては勤務時間外の当直責任者は当直幕僚と呼ばれ、自分が勤務した当時の中級司令部では日常的に部隊運用に関係する防衛部員以外にも総務部や経理部で相応の階級以上の人員を以って輪番で当直幕僚を務めていた。流石に指令室を離れる当直幕僚は...司令部当直幕僚を考える

  • ジョン・エヴァレット・ミレイを知る

    10月7日の「帆船の絵を眺める」と題したブログでジョン・エヴァレット・ミレイに触れた。問題の帆船の絵の作者を調べようと、エルミタージュ美術館のHPを閲覧しようとしたが、ウクライナ事変による接続管制の影響からであろうか、辿り着くことができなかったので、帆船問題は未解決ながら、ジョン・エヴァレット・ミレイという画家を知ることができた。Wikipediaによると、ジョン・エヴァレット・ミレイ(1829(文政12)年-1896年(明治29)年)は、イギリスの画家で、英ヴィクトリア朝における最高の画家と評価されているらしい。若くして発表した「オフィーリア」で名声と画壇の地位を得たものの、人妻との恋愛・結婚によってヴィクトリア女王の不興と世間からの糾弾を受けて、苦難の一時期を過ごした。その後、無心な少女を描くことで復...ジョン・エヴァレット・ミレイを知る

  • 空襲警報

    Jアラートの不備と改善が話題となっている。Jアラートシステムについては、ハード面では予測精度を向上させ、ソフト面では分析練度と情報伝達速度の強化・向上が必要であると思うが、さて、受け手の対応は十分だろうか。度重なるJアラートで、果たして何%の組織・国民が対応措置を取ったのだろうか。鉄道各社の列車減速や運航休止は伝えられるし、二次災害が懸念される原子炉や大型プラント等では緊急停止のシーケンスを発動しているものと思うが、ガスの元栓を閉めた飲食店や家庭は、退避行動や防護姿勢を執った人は果たしてどれほどであっただろうか。自分の例を書けば、「ホー!!またか」で何の措置も取らなかったし、映像で見る限り道行く人も近傍のビルに駆け込むでもなく、ましてパニックとは程遠い状態にあったものと思う。朝鮮戦争の記憶が生々しかった時...空襲警報

  • 米国の中間選挙に思う

    アメリカの中間選挙が大詰めを迎えている。報道を観る限り、民主・共和両党の対決だけではなく、両党に共和党トランプ派を加えた三つ巴の様相を呈して当落を測り得ない様相を呈しているらしい。混迷・混乱の原因は、民主党バイデン大統領の指導力不足と民主党左派への警戒感に起因するようで、大統領選の揺り戻しであろうと推測している。特に、グランドデザインを持たないままの移民寛容政策、ウクライナ侵攻を許したことが大きな要因ではないかと感じているが、トランプ氏の強権を嫌ってバイデン氏を選んだものの、バイデン氏の健康不安に加え、大統領職継承順位2位のカマラ副大統領、同3位のペロシ下院議長が揃って急進左派であることから、有権者がアメリカの左傾を懸念している様子が見て取れる。また、大統領宣誓式で「ノー・サイド」「分断融和」を訴えたもの...米国の中間選挙に思う

  • 防衛と外交の相関

    昨今のテレビ等で、防衛予算の増額問題に関して面妖な発言を耳にする機会が増えた。面妖と感じるのは、識者が使用する「防衛」という言葉の概念が不明なことと、外交と防衛を天秤に掛けて外交さえ確りすれば軍事力は等閑視できるとする2点である。自分の思う防衛若しくは国防とは、単に軍事力を指す言葉ではなく、軍事力はもとより外交、経済はおろか芸術・文化までをも内包する、国家維持に対する政権・言論・国民の意思の総体であると考えているが、日本においては識者ですら「防衛=軍事力」と極めて狭義に解釈しているようで、そこから外交と防衛(軍事力)を天秤にかけるという発想が生まれうように思える。外交に関していえば、先ず「相手国が交渉に応じる」ことが必要で、テーブルにすら付こうとしない国や、言葉の通じない(聞く耳持たぬ)国とは外交交渉はで...防衛と外交の相関

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