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りおりお
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2017/11/17

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  • 63

    9時に一階のロビーへ降りると、既に松本が待っていたそして類を見るとガバッと頭を下げる「昨夜はご迷惑をおかけ致しました。」「いや、それより大丈夫?」「はい。 もう全然大丈夫です。 それではチェックアウトしますか?朝食はもう召し上がられましたか?」「いや、食べない。 松本は?」「私は既に済ませした。 それではチェックアウトしてきます。」松本は、類のカードキーを受け取ると、まっすぐフロントへ向かったその...

  • 42 誤解

    ラウンジには5人の姿テーブルの上には、ほぼ同じ商品が入った紙袋が4つちなみに桜子の鞄の中には、昼間使用したSMグッズも入っているその紙袋を見ながら類が話始めた「三条。 お前に聞きたいんだけど、どうして俺がSM愛好者だと思ったわけ?」「えっ! 類がSM愛好者?」つくしは驚き類を見るそして少し距離を開ける(つ:類がSM好き? 嘘でしょ? そういえば昼間行ったSMショップでも堂々としていたよね? あたしはかなり恥...

  • 62

    松本は夢心地で類に抱かれていた酔っているのは勿論演技元々アルコールには強い方だそして仕事が終わったタイミングを見計らい、酔ったふりをした仕事中に酔ったふりをすれば、類さんではなく福岡支店の社員が解放する可能性があるそれでは困るその為チャンスを窺っていた酔ったと告げふらついて見せれば、サッと支えてくれた体を密着させるのはもちろん初めてで、、類さんの香りに酔いしれたエレベーター内でルームキーを問われた...

  • 41 プレゼント2

    類は、ラウンジであきらと総二郎に紙袋を渡していた「これ、、」「何だ?」「お前からのプレゼント? 珍しい事もあるものだなぁ。」と言いながら紙袋の中身を覗くと同時に動きが止まった(総:これ、、、SMグッズじゃね? 昼に見たぞ?)(あ:これ、、昼に見たグッズだろ? なんで俺達に?)(類:くすっ。 欲しいと思ってたんだろ? ビックリした?)「必需品だろ?」(総:必需品、、、なんで?)(あ:ほんと類の考えが分...

  • 61

    福岡に到着した類は、その足で祝典に参列したその隣で松本が奮闘している福岡支社長を始め、関係者との中継ぎをし、俺を誘導しながら挨拶や雑談を交わしていく初対面の人達と挨拶を交わすときも、その企業がどの分野で貢献したかを頭に入れているようだ卒なくお礼を告げている祝典でスピーチを終えた後は、壇上から降りて各関係者へのお礼参りその俺の後を、しっかりとついてくる「今日は何時もの秘書の方ではないようですが?」田...

  • 40 プレゼント

    放課後、、桜子はつくしと落ち合いカフェに向かったつくしが桜子に渡したいものがあると誘ったからだ店内に入った二人は、コーヒーを頼んだ後向き合う「先輩。 今日はお誘いありがとうございます。 丁度良かったです。 私も先輩に渡したいものがありましたので。」「そうなの?」「はい。 私からはこれです!」桜子は紙袋をテーブルの上に置く昨日買った物を別の紙袋に入れ替えている「ありがとう。 なんだろう? あたしから...

  • 60

    麗の力強い発言を耳に入れながら、夢子は小声で顔を近づけて告げる「それがね、、類君好みに徹底しているらしいの。」「えっ?」「フランスとアメリカに留学経験があり、フランス語と英語が堪能らしいわ。真面目に勉強に励み、仕事もキチンと熟しているらしいの。」留学はある程度の上流社会の人なら行っているそれは、自分の経歴に箔をつけるため例え一か月であろうとも、『海外留学経験あり』と言う謳い文句が出来るその為、現地...

  • 39 ショップ

    類とつくしはドキドキする鼓動をどうすることも出来ず、足早に非常階段へ向かった「びっくりした!」「俺も!」「まさか、西門さんと美作さんがそっちの気があるなんて! 桜子も興味津々みたいだったし!」「あいつら昔っから遊んでたから、やり尽くしたのかも? で、新たな方面へ?」「かもね。 でも、、痛くないのかなぁ? 西門さん、美作さんに鞭で思いっきり叩いてたよ?」「凄い音だったよな。 しかもロウソクまで垂らし...

  • 59

    あきらは美作が贔屓にしているデパートへ、つくしを連れて行ったそこには化粧品やアクセサリー、服などいろいろな物が揃うそれに地下には葉山ブランドの商品も展開しているつくしの担当先ではなかったが、一度見ておきたかったという事で、二人は真っ先に地下へと向かった「そうそう。 これ美味しいんだよねぇ。生野菜はもちろん、パスタにかけても美味しいし万能なんだよねぇ。へぇ。 こっちの商品は、こういう使い道もあるんだ...

  • 38 体験

    翌日、、桜子はラウンジで二人から報告を受けていた「それらしいグッズは無かったわ。」「部屋に木馬とかも無かったしよぉ。」「と言うことは、他の部屋に隠されているのでしょうね。」あきらと総二郎はウンウンと頷く「ただ、、やっぱり類のイチモツは大きいぜ。 避妊具があったんだが、XLだったしさ。」XLと聞き、桜子は思わず息をのむ(桜:それって外国人並みじゃないですか! トウモロコシサイズですよ!! トウモロコシ!...

  • 58

    類は空港のロビーで松本と合流する何時もはパンツスタイルが多い松本だが、今日は珍しくスカートだしかも少し高いヒールのパンプスを穿いて、控えめなスイングタイプのピアスをつけているだが華美と言うほどでもないし、祝典のホストの立場としては許容範囲だ「遅れて申し訳ありません。」「いや。 まだ集合時間前だから。」「じゃあ検査場に入って、中でゆっくりしましょう。」「あっ、もう少し待ってくれる?」「何か用事でも?...

  • 37 確認

    昼休みになり、桜子はラウンジへ向かったもちろん今朝仕入れたつくしの話を、二人に報告するためだその話を聞き、二人は驚愕する「まじか?」「ホントに類が、牧野を縛ったのか?」「はい。 花沢さんが器用に縛ったそうです。 チャチャッとあっという間だったそうです。」「と言うことは、かなり練習していたんだろうなぁ。」「あいつ、、どういう趣味してんだ? ちょっと信じられねぇんだけど。」「私も同じです。 ノーマルだ...

  • 57

    それから三週間が経った田村との仕事は阿吽の呼吸と言うか何も言わなくても全てが揃い、やはりやりやすい環境だったその田村がいない今、かなりの負担を強いられているだが一生懸命な松本を見れば、何も言えない「松本。 去年の資料は?」「あっ、すみません。 すぐ用意します。」時間は既に18時を回っているこれ以上拘束する訳にもいかない「いや、俺がやる。 松本はもう帰ってくれていいから。」「いえ、最後までやります。...

  • 36 縄

    月曜日、、桜子は再び大学の門の前でつくしを待っていた土日に類と、、、を聞き出すためにだそしてつくしの姿を見つけると、大きく手を振った「せんぱ~~~い」「あっ、桜子!」つくしも桜子に気づき、大きく手を振りながら駆け付けた「おはよう。」「おはようございます。」そして歩きながら話を始める「先輩。 土日は花沢さんと過ごされたんですよね?」「うん///。」つくしは頬を染めながら小声で告げるその恥じらう姿に桜子...

  • 56

    月曜日、、類が出社するとパソコンに向かい田村が松本に指示を出しているそして類の姿を見ると、田村は立ち上がる「おはようございます。」「おはよ。 何かあった?」「類様。 突然ですが、今日から私はフランスへ行ってまいります。」「えっ?」初耳の類は驚く「ブルゴーニュ地方の穴埋めを、どの地方で補うかの話し合いに参加してまいります。丁度ブドウの収穫時期に入りますので、生育状況を見て決めるそうです。本来ならば類...

  • 35 責任

    つくしと別れた桜子は、講義も上の空で昼休みになるとラウンジへ足を向けた「よぉ! 桜子! 元気がねぇなぁ。」「何かあったのか?」桜子は悩むものの、二人なら類の性癖を知っているかも?と思い話し始める「あのですね。 お二人は花沢さんの事をよくご存じですよね?」「あぁ。」「まあな。」「それではお聞きしますが、花沢さんはSMの気がありますか?」「「はあ?」」二人は桜子の前で素っ頓狂な表情を見せる普通の女性がこ...

  • 55

    日曜日、、田村は、社長である聡からの突然の電話に驚いた「それは、すぐにですか?」『悪いが明後日には来て欲しい。 類に頼んでも良いんだが、今からスケジュールを調整するのは大変だろう?丁度第二秘書もいる事だし、多少お前が抜けても大丈夫だろう。明日午前中に指示を出し、それからすぐにこちらに来てくれ。』「畏まりました。」田村は電話を切ると急いで出張の準備とフライトと宿の手配を始める類の秘書になり一年半ほど...

  • 34 開発

    翌日、、桜子は門の前でつくしを待っていたなぜなら、、、総二郎やあきらよりも先に二人の情報を知りたいからだつくしLOVEの桜子にとって、最新情報は誰よりも先に手に入れたいと思っているその桜子の目につくしの姿を捉えた「せんぱ~~い!」桜子は大きな声でつくしに手を振るそれに気づいたつくしも手を振り返し、桜子に向かって駆けてきた「おはよう。 桜子!」「おはようございます。」(桜:ふふっ。 一番にご挨拶が出来、...

  • 54

    花沢邸に着いた類とつくしつくしは使用人にペコペコと頭を下げながら挨拶を交わす「こんな遅い時間にお邪魔して申し訳ありません。」「いいえ。 それより楽しめましたか?」佳代は類が人混みが嫌いな事は百も承知以前の類なら、花火など以ての外始めは機嫌が良くても途中で不機嫌になる事も十分考えられただがそれは杞憂に終わったようだ「凄く楽しかったです。 花火を見ながら、一緒にたこ焼きとか食べたんですけど、いつもより...

  • 33 3本

    桜子はつくしの講義が終わるのを待っていたそして教室から出たところで声をかける「先輩!」「あっ、桜子! どうしたの?」「西門さんから先輩が肩を回し腕を振っていたとお聞きしましたので!」「あぁ。 うん。 でもだいぶ良くなったから。」(つ:心配してくれたんだ。 優しいよね、桜子って。)(桜:私の口技を使われたんですよね? しっかりご奉仕されたんですよね?)「ごめんね。 これから類の家に行く事になってるん...

  • 53

    待ちに待った土曜日類はつくしの家へ迎えに行くと、千恵子に「お預かりします。」と挨拶をして仲良く出かけたつくしは浴衣も考えたが、ランチも食べるし類の家に泊まる事を考えた時、普通の洋服の方が無難と判断した類はつくしが手にしているボストンバックに目が行くまるでどこかに旅行にでも行くような荷物だ「それ、、、」「あっこれ? お泊りセット!」「お泊りセット?」「うん。 寝間着と明日の着替え!」類は親友達の家で...

  • 32 玉転がし

    つくしは右腕をぐるぐる回したり、大きく振ったりしながら中庭を歩いていたその姿を、総二郎が見つけた「おい! 牧野! どうしたんだ?」「あっ、西門さん! こんにちは。」まず挨拶をするつくしに、総二郎はコイツらしいと思う「あぁ。 それより腕をどうにかしたのか?」「えっと、、昨日、張りきっちゃって。」(総:張りきる? それって、、アレか? でも腰が痛いとかなら分かるが、なぜ腕? あっ!そういえば桜子から口...

  • 52

    「今日の稽古は、これで終わり!」「ありがとうございました。」つくしは両手を畳につけ頭を下げる一通りの流れを教え、今はその所作の向上を目指しているところだ一度注意したところは次回には気を付けながら行う事に、向上心がある事が分かる総二郎としてもやりやすい生徒だ稽古が終わったと同時に、つくしは足を崩す「痛いけど何とか我慢できたし、以前ほど痺れてない。 進歩進歩♪」と呟きながら足をさする向上心は認めるが、...

  • 31 桜子の誤解

    つくしと類を見送った後、桜子がラウンジへ向かったなぜなら、あきらからSNSで<ちょっと来い>と連絡が入っていたからだ「お待たせいたしました。 どうかされたのですか?」「あぁ。 類の事だよ!」「花沢さんですか?」「あぁ。 類の奴、いつも1時間は繋がってるらしいぜ。」1時間!!それってかなりの遅漏じゃないですか!!でも、先輩の話では超早漏だと、、「それが栄養ドリンクのせいで6時間も繋がっていたんだとよ。」...

  • 51

    類とつくしは順調な交際を続けている日曜日はデートとしてどこかに出かけていたのだが、梅雨に入り天気が悪い日はどちらかの家で過ごすようになったつくしの家では、つくしの手料理で舌鼓を打ち、晴男とトランプに興じ一喜一憂した類の家では、シェフが作る料理を、教わったマナーで頂く練習に充てたもちろんつくしのマナー教室と茶道教室も続いているマナー教室はあきらの家で行われるが、たまには気分を変えたいと言う事と、美作...

  • 30 トウモロコシ

    「お待たせ。」カフェの入り口につくしと桜子が立っており、類の姿につくしは嬉しそうに手を振るその姿を見て、桜子はにこりと笑うやはりつくしの嬉しそうな姿は、桜子にとっても嬉しいだからこそ、不安や心配の種は早々に摘んでおきたい「先輩をお借りして申し訳ありません。」桜子はとりあえず謝る類と帰宅する予定を無理やり開けてもらったからだ「いや。 じゃ帰ろう?」「うん。 じゃまたね、桜子!」「はい。 またお茶しま...

  • 50

    8時ごろ、類が先に目覚めたそして腕の中の温もりに目を細める安心しきった表情で眠っている愛しい人は、既に普通の可愛い彼女に戻っている昨夜の妖艶で高揚し、俺を煽りまくった表情はどこにもないベッドサイドのテーブルには、避妊具の包みがすべて開封されている牧野と付き合うようになり、念のために3つだけ持ち歩いていた物その全てを初めての女性に使い切るとは、どれだけ盛っていたのだろうか?牧野の蕩ける熱い中に夢中に...

  • 29 PC筋

    類は時間潰しの為にラウンジへ寄ったするとそこに総二郎とあきらがいた2人は一心不乱にスマホを弄っている「おっ、類!」「えっ? 牧野は?」「三条のお悩み相談中? 終わったら迎えに行く事にした。」「へぇ、、三条が、、」(総:行動が早ぇなぁ)「それで時間潰しか?」「まあね。」類はソファに寝転がると足を伸ばし目を閉じたその類の股間に二人の視線が集中する(総:もっこりしてねぇよな?)(あ:トウモロコシならもっ...

  • 49

    二人はホテルの日本料理店で食事を楽しんでいたつくしはもっぱら茶道教室やマナー教室の事、そして親友とGWは過ごしていた事を話す類はブルゴーニュ地方の現状や仕事の愚痴を話す美味しい食事で腹を満たした類は、つくしの前に袋を差し出す「はい。 お土産。」「えっ! 良いの?」「ん。 空港で時間があってさ。 ぶらぶらしていたらそれが目に留まって。 牧野が喜びそうだなと思ってさ。」「何だろ? 開けても良い?」「どう...

  • 28 伝授

    桜子は午後の講義が終わるつくしを待っていたそして教室から出てきたところで目の前に立つ「先輩!」「あっ、桜子。 どうしたの?」「先輩。 ちょっと付き合てもらっても良いですか? こちらです。」「えっ? ちょっ、、」桜子はつくしの返事を聞く前にその腕を掴むと、ズンズンと歩き始める「今日のバイトは16時からですよね?」「あぁ。 それはキャンセルしたんだ。」「キャンセル?」(桜:アルバイト命の先輩がキャンセ...

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