短歌中心に、時々、詩を書いています。どうぞ、よろしくお願いします。
短歌と詩、どちらも定型文中心ですが、どちらも素養があるわけでもなく自由に書いています。写真もなく、文が添えられているわけでもなく、しごく地味なブログですが、どうぞ、よろしくお願いします。
寂しさと愛しさを込め、きみの名を四月の夜にそっと呟く
卯の月の別れの色の花の香に名残る哀しく青き空かな
花びらがみちを流れて、流されるわたしは何処へ向かうのだろう
わが胸に なお芽生えくるひこばえの きみを想いて花を咲かせむ
夜に星、春に桜のあるように、こころにきみが香り続ける
膨らんでゆく芽を見上げ、桜木の根元に枯れた夢を埋める
きみゆえの淋しさならば淋しさも愛しくなりぬ、冬晴れの朝
その声に呼ばれたようで振り返る 夜は冷たく澄みきっている
静けさの隙間を満たす曲を聴く 闇に、ほのかな灯をともすごと
望月がぶれて乱視と気づく夜 きみに伝えて笑いたくなる
もう聞けぬ、 些細なきみのあれこれを思うことさえしあわせらしい また、きみに聞きたいことを考えている その数が繋がりだから
静寂に溢れる音を掻き分けて、この身のうちにきみを探す夜
はじまりは終わりの後に生まれきて、終わったはずのきみを想わす
眠たさに思考を閉じる道すがら、このまま消えて・・・もよいと思う
降り積もるこころの雪の冷たさで、静かに夢を眠らせていく
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