練習を重ねて曲が発表会など終えたらそれっきり、というのはあまりにも勿体ない、これは始めの一歩でもある、1つの曲を良い演奏に高めていくのに終りはない。 先日、師匠だけが聴き手のオンラインリサイタルをやって、短い曲を5曲弾いた、全部で10分足らずだろうか、それでもしんどい^^;しかし何度も弾き込んで、少しでも良くしていくと、その曲は弾く度に魅力で飽きることはない(無名の作者でも)、レパートリーとして維持した...
現在は惑星探査機やHSTによる鮮明な画像はいくらでも見られる、先般、JWSTが捉えた木星の姿など、ボイジャー探査機の接近撮影を凌ぎそうな解像度である、両極のオーロラやリング、小衛星まで見られる、 木星、JWST撮影こうした画像や理論に基づき、非常に遠方にある天体の想像画も、CGでリアルに描けるようになった、ブラックホールシャドーなど、理論予測図がその後実現した実写画像と見事一致することさえある、筆者の子供の頃...
筆者は普段、①のようにパソコン机に楽譜を置いて練習している、弾いている最中、ふと気になる情報(ほか事でも)を検索する事が多々あるので具合がよい^^これにすっかり馴れている、譜面は見下ろす位置にあり、指板に近い視線角度になる、 譜面台を一般的な置き方にすると、②のようになるだろうか、この場合、楽器の指板と譜面に視線を動かす角度に開きがある、いつも演奏の集まりに行ったときはこの状態で、ちょっと違和感があっ...
可視光で季節の風情豊かな写真を撮るのもいいけど、たまには見たこともない、ある種シュールな異世界へ唐突にワープするのも良い^^地球上に居るとは思えない錯覚も起きる、普通に撮るなら手持ちのカメラでよいので、赤外線撮影専用に改造された中古のコンデジを取り寄せた(激安)、 撮影サンプル赤外線撮影には、幻想とも空想とも一言では言いがたい、夢の中で見たような情景で、はっきり再現できないものが再現できた、みたいな...
系外惑星を探査する、ケプラー宇宙望遠鏡が活躍していた頃は赤色矮星を回る系外惑星の発見が中心だった、中心星が小さく暗いため、トランジット法(惑星が前を横切る際の減光を捉える)による検出がしやすい、ケプラーの後継機である「TESS」は太陽サイズの恒星を回る系外惑星も検出対象となる、 TESS参考過去記事系外惑星:新たに40個発見 系外惑星探査衛星:TESS 黒い系外惑星 しかし、赤色矮星の多くは強力なフレア(表面爆...
クラシックギターをやっていた頃は、当時から弦のメーカー、銘柄はじつに多くあり、いろいろ張り替えては微妙な違いに拘っていたが、 今になって考えると、弦に求めるのは一にも二にも振動が良好なことで、それさえOKなら銘柄は何でもよい、所詮同じナイロン弦に変わりなく、聴く側にはどんな弦を使っているかなどわからない;④⑤弦は新しいうちから音が落ち着いて、あまりギラつかないのが良かった、AU社などギラギラだったが、ヤ...
リュートで弾きたいと思う曲は山ほどあるが、次から次へちょいと弾いて楽しむだけ、というのは(余生が少なくとも;)やりたくない、弾くからには自分にできる最善の演奏までこぎ着けたい、もちろんハードルの高すぎる曲は避けて、 じっくり練習を重ねてモノになる運指から考えたいが、今回は弾弦する右手について、指記号動きが鈍く不確かな∴指(薬指)は出来るだけ使うのを避けるが、一連の動きの中で1箇所だけ使う分にはさほど...
フルトヴェングラー:Brahms Sym No.4 (3つ)
新しいのが好きと言いながら、昔の演奏もけっこう残してある、これもこれもまた良いと言ってる事が矛盾^^;yositakaさんのブログに紹介されていたが、吉田秀和「名曲のたのしみ」など音楽を解説した放送記録がyou tubeに挙がっているようだ、解説も本に書かれた文を読むより、直接声で語られたほうがやはり興味深く引きつけられるのは確かである、意外にも、吉田氏は「K.ベームのブラームスSym No.1を一度も聴いた憶えがなかったが...
一昨日は長男が急に血圧が下がり昏迷状態となって救急搬送された、障害持ちで入所施設から運ばれて知らせがあった、筆者と家内は搬送先の救急外来のある病院へ、次に入院できる病院へとかけずり回った(やはり病室はどこもコロナ禍で空きが少なく、他の傷病入院にも支障がでている)、昨日も様子を見に行ったが、だいぶ回復傾向がみられ、やっと一段落した気分で帰ってきたが、気を張った余韻でまだ疲れは残っている、こんなときは...
クラシックギターは左足を足台に乗せて構えるのが一般的だったが、長時間この姿勢は疲れてくる、カルカッシ ギター教則本にある図は楽器の位置が低すぎてやや弾きづらそうに感じる、ただ足台が広いのは足の置き場を変えられ、良さそうに思える、 21日(日)は月一のギターの集まりに行ってきたが、ギターレストの類いを使う人が増えて、今は様々なタイプがある、ギターには側板があり、塗装が艶仕上げで吸盤が付けられるので、座...
先般も演奏は進化していると書いたが、それを感じさせる1枚をまた追加した、ラルス・フォークトがピアノと指揮の両方をやるブラームスのピアノ協奏曲No.1、orchはロイヤル・ノーザン・シンフォニアで室内orch編成である、you tubeで第1楽章のorch前奏部だけ聴いて、「こりゃあ、いける」と思い即取り寄せ、ピアノソロは届いてから聴いたしだい^^期待は的中でフォークトの指揮者としての技量も素晴らしいが、ピアニストと指揮者が同...
「懐かしい」というのはインパクトの強い事より、ほんのりさりげない事が多い、よく店に置いてあったハエ取り線香と青果類、特に梅や桃が混ざった匂いは夏の八百屋の匂いだった、 久しぶりに桃を買ってきた、ごくたまにしか食べないだけに、その香りで非常に昭和が蘇る、幼少の頃、桃に触った手で、自分の頬を触ったら、チクチク痛くなって辛かったのを憶えている、桃の表面はフワフワした綿毛に見えるが、じつは硬いトゲで、触れ...
普段から孤独に過ごすのを好む人も、本当に自分1人しか居ないという状況を望んでいるわけではない、いざとなったら会える人がいるという安心のうえに成り立っている、宇宙で今のところ生命が居るのは地球しか確認されていない、人類全体を1人の人間とすれば、どこかに同じような仲間が居て欲しいと大抵の人は思うのではないだろうか、たとえ数は僅かでも、現に地球という星が1つあるのだから、もう1つあっても不思議じゃないとう考...
このところ天気の急変が多い、18日の明け方はバケツをひっくり返したような凄い雨音(経験した事がないような?)で目が覚め、結構長く弱まる様子がなかったのでどうなる事かと思った、やっと雨音が弱まり、また寝た^^日中には晴れてきて、外へ出るとムワッとした感じがなく、大陸の高気圧を肌で感じた、 赤点が筆者地元今日1日くらいは過ごしやすくなりそう、さて本題、リュートの場合、タブラチュアという奏法譜を使うので、い...
また昭和の記憶シリーズで恐縮、幼少の頃、無垢な味覚と嗅覚で感じた風味は何でも強烈だった、なかには腐っても変質してもいない「そういう味なんだ、」と信じられない食材もある;大抵の人は食べ物の好き嫌いは子供の頃とは変わってくると思う、苦手だった野菜は殆ど食べられるようになるようだ、筆者の経験をいろいろと書いてみると;初めて食べたときの「チーズ」と「牡蠣」だけはオエッ、ときた記憶が鮮明にある;味が濃すぎた...
宇宙の途方もない「距離」というのにはいつも惹かれるものがあり、空を見上げれば、無限の彼方に眼を向けているのかもしれないが、まずは見えている天体までどれだけ離れているのか・・人間の日常からすれば、月までの距離も遠方の銀河までも、どうしようもなく遠いのに変わりはないが;実際のところを知りたいのである、 太陽系外の恒星までの距離を年周視差を使って測るのに初めて成功したのは1838年だった、しかし測れるのは近...
古典派でハイドンも初期には3楽章の交響曲を書いていたが、やがて4楽章というのがほぼ決まりになってきた、因みにハイドンの3楽章Sym No.1をC.ホグウッド指揮、AAMの演奏で、you tube:Joseph Haydn - Symphony No. 1, Hob.I:1 (1759) {Hogwood}その後も3楽章の作品は少ないながら書かれていた、すぐ思い出すのがモーツァルトのSym No.38「プラハ」だろうか、*以下取り上げる作曲家3人はみな同年生まれであるがそれぞれ個性が違い...
過去にも同じ事を書いたが、懐かしさもあり使用楽器の遍歴ついて振り返ってみた、 ギターを始めて最初に手にした良好な楽器は河野ギターの中古で杉材のものだった、さすがに練習意欲もちょっと上がった、河野らしい特徴で丸くまとまった音で鋭敏な響きは不足していた、その後ヤマハの20号を買ったが、良いのに当たらず、高音弦の鳴りがイマイチだった、ギター仲間の持ついろいろな楽器を試奏して、いくらか耳は肥えてきたが、最後...
昭和の活気づいた頃は主要道路沿いにチェーン店のカフェ・レストランがあちこちにあって、どの店舗も賑わっていた、地元市内にも何軒かあって、若い頃ギターサークルのあとなどよく会食に寄った所はこの建物そっくりだった、 *そういえば同じ頃、値段の安い居酒屋チェーン店もあり、お酒の入る夜はよく席を予約した、その頃のカフェ・レストランは誰もが馴染んでいて欲しくなるお気軽なメーニューで、今の一般的なファミレスとは...
稼働開始から、さっそく期待に応える成果を発表しているジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡だが、 観測機関がしのぎを削っている観測上最遠銀河の発見で、これまで最も遠いとされてきた遠方銀河「GN-z11」より遠いかもしれない「GLASS-z13」銀河を、ハーバード・スミソニアン天体物理学センターのチームが発見した、この結果は「初期リリース科学プログラム(ERS)」の2件のプログラム「Through the Looking GLASS(GLASS-JWST)」と...
クラシックギターを始めた頃は細かく思い出せないが、知人のお古の楽器を借りて、カルカッシ教則本を頼りに始めた、やはり独学の初心者が陥りがちな癖がついていた;左手の押弦については下図の①のように、押えるべき位置の直近に指を待機させる、4本の指は常に指板を這うような位置にある、というのが理想だが、最初の頃は③のようになっていたと思う;2~4指が1指側に寄ってしまい、そこから手の平の動きも加えて上のポジションを...
季節ごとに旬の根菜類を食べるのは楽しみだが、年中欠かせない、一番好きな野菜は何かというと、
どの曲でも、何度弾いても上手く弾けない難所があって、最適な運指を書き込んであっても、その通りに指が動かなかったり・・たまたま上手く行くこともあるが、弾けない確率が高い、そこで不安とともに
クラシック作品には冒頭部が派手だったり、終結がかなりクドい曲があり、また緩叙楽章が随分大仰になる曲があって、よく知られる曲は他人に聴かれないよう、思わずボリュームを絞りたくなる;これまでも、似たような事を書いたが、今回は好き嫌い関係なしに、「大袈裟な」とタイトルを変えてぶちかます^^ you tubeはいずれもその部分から、 派手な冒頭you tube:R.シュトラウス: 交響詩「ツァラトゥストラはかく語りき」:冒頭大仰...
今はお好み焼きというと、各地の作り方が入り混ざったようで、同じ地方でも店により様々である、客寄せのためゴージャスにしていくのもあるだろう、どなたも子供の頃馴染んだ作り方があると思うが、昔からの生粋な地元流というのはそこに住んでいないとわからない、やきそばを入れる「モダン焼き」は高度経済成長期に生まれたらしいが、筆者は焼きそばだけ食うのが好き;当地でも店によりじつに様々だが、キャベツベースでモヤシも...
今日は同世代の方むけの記事で恐縮、筆者にも恐ろしく懐かしい、かかりつけの歯医者さんは、以前はBGMにクラシックをかけていたが、近頃は'60年代あたりのジャズ調、アメリカン・ポップスのオリジナルをかけている、多くは日本の歌手もカバーしているので聴き憶えのある曲ばかり、ほのぼのした時代を思い出して、治療の事を忘れてしまう; ポップスは初盤が作られた
「昭和レトロ」とかいう物品には懐かしさを楽しむ意味で古さに価値がある、先日のnhk美の壺で、カセットテープとラジカセも昭和レトロとして出てきて再び人気?との事であれこれ良さを語っていた、まあ拘ればそんな事も言えるが、深夜のTVショップの売り文句的な?プラセボにも思える;しかしカセットテープだけは劣化が早くプレーヤーのピッチも不正確で再び使いたいとは思わない、ダブルラジカセも人気だったが、ダビングするとさ...
自治会長仲間だった奥さんが貸し農園で野菜を作り、いつも分けてもらえて、今どきは切れる事なく補充される^^どれも無農薬、先日はスイカ、たまにニラも貰えて好物だけに嬉しい、しなびさせてしまった青じそ、水にいけておいたら、だいぶ持ち直した、葉っぱも水で濡らすとさらに効果がある、茄子やシシトウなど、焼き野菜にするのが好きで毎日でも飽きない、カボチャも薄めに切って焼くと美味しい、フライパンで焼くのだが、ピーマ...
昨日判明したのだが、新型コロナウイルスに感染が確認された人(ワクチン接種は3回目まで)と、筆者と家内は同屋内に長時間一緒に居た、濃厚接触者という事になる、9月2日に4回目のワクチン接種の予約をしていたが;できれば早いほうがよかった、今のところ、発熱などそれらしい症状は出ていないが、体調は普段の変動の範囲か?あまり良いほうではない・・保健所のHPにあるとおり5日間、不要不急の外出は控え、様子を見ることにす...
昭和のクルマは古くなると内装の接合部が緩んで振動でガタガタ音が出だした、屋外の気候差でそうなるのも無理はないが、走りゃそれでいい、と乗っていた; 古くなった弦楽器も冬と夏の気候差で同様のことが起きる、このリュートは今まで随分修理してきた、一番困ったのが、原因不明のビリつき音が出たときだった、まず弦の端がどこかに触れていないか、というのを入念に点検したが、そうじゃない、やはり木と木の接着部が剥がれた...
F.リース:Piano 協奏曲 ニ長調 「Pastoral」
F.リースのピアノ協奏曲で、今回は「田園協奏曲」と題されたニ長調 op.120、定型的なコンチェルトとは幾分趣向を変えた曲のようだ、ただし嵐の場面はない; クリストファー・ヒンターフーバー(Piano)ウーヴェ・グロット(指揮)、ボーンマスSOタイトルに相応しい穏やかな主題で始まるが、orchの前奏部でフーガ手法を聴かせるなど、新しい楽しみがある、第1楽章より、orch前奏部のpiano編ソロが始まり、ピアノニスティックな聴か...
CDも増えるばかりで、特にBOXものは聴き切れていないのが結構あるが、 リュートの楽譜(タブラチュア)は多くをデータで集め、人生がもう1回あったとしてもたぶん弾き切れない;これ以上集めても仕方ないのだが、それでも「この曲が弾きたい」と意中の曲があったら、それを執念で探しまくることがある、とりあえず手に入れるだけで一満足、実際弾いてみるのは随分先送りになる、以前は不鮮明な原譜を見やすく書き直すのもこまめに...
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練習を重ねて曲が発表会など終えたらそれっきり、というのはあまりにも勿体ない、これは始めの一歩でもある、1つの曲を良い演奏に高めていくのに終りはない。 先日、師匠だけが聴き手のオンラインリサイタルをやって、短い曲を5曲弾いた、全部で10分足らずだろうか、それでもしんどい^^;しかし何度も弾き込んで、少しでも良くしていくと、その曲は弾く度に魅力で飽きることはない(無名の作者でも)、レパートリーとして維持した...
日本語は一文字ずつ発音するような言語で、世界でも珍しいだろうか、「ありがたき、しあわせにござりまする」一方西洋の言葉はスペルで出来た単語が1つの発音のようにまとまっていて、話し方には意志が現れた抑揚がつく、「I'm thankful and happy」言語の性質は音楽にも現れる、このバッハの旋律も、スラー、レガート記号で繋がれた音は1つの単語のように感じて演奏すべきだろう、 しかし日本の高齢層に多いだろうか、音符を1つ...
いつも行っているスーパーで、最近はセルフレジで支払いを済ませるが、操作の最後に・・「カードとレシートを受け取り、済みましたボタンをタッチしてください」という音声ガイドがひっかかる、「済みましたボタンにタッチ・・」ではないか、会話中に助詞の一文字をうっかり誤る事はよくある、しかし文章や音声データで残される場合 、誤りは直すべきだ、 以前、このような、動名詞になっていない例などいろいろ書いた、正しい日...
我々アマチュアが参加できる集まりもいくつかあり、まず多いのは同じ楽器の人達で作るサークル、教室の生徒同士も集まりであり、定期的な例会や発表会も催す、 ほかに多種の楽器の人達を対象に、会員制の団体もあり、筆者に近い所では名古屋バロック音楽協会という古楽器愛好家の集まりがある(プロ、アマは問わない)、チェンバロ、リコーダー、flトラヴェルソ、ヴィオラ・ダ・ガンバ、バロックvn、声楽、等々・・もちろんリュー...
続編で書いている記事だが、また日が空いてしまった、 前の記事:ハイドン:疾風怒濤期の緩叙楽章 1ハイドン:疾風怒濤期の緩叙楽章 2今日は有名曲のNo.44「哀悼」とNo.51、No.51のほうはあまり演奏される機会はない曲だが、非常に充実した好きな作品である、まず、No.44ホ短調「哀悼」、全楽章聴きたい傑作だが、意外だったのがホ短調という調がSymに使われた例が殆ど無く、次の例がブラームスのSym No.4になるという事、No.44ほ...
江戸の話で、蕎麦通はつゆをちょんとしか付けない、「粋な食いっぷりを人に見せたくて蕎麦屋に入る」とか・・そんな人が死ぬ間際に「一度でいいから、つゆをたっぷり付けて食いたかった」とか落語の枕にあるが、粋を装うのも痩せ我慢である;オシャレもそうかも、スリムに見せたくてきつい服を着るのも辛抱である;ステージ衣装がそうだと余計に緊張するかも、どーんとさらけだして、ラクな衣装が良かったり^^;; さて麺つゆの話、...
人の集まる場での演奏で緊張しないためには、場数を踏むことだとよく言われる、それもあるが、それ以前に重要なのは十分に十分に練習して余裕で弾けるようにしておく、これで思い通りに一度でも弾けたら自信になると思う、それまで緊張でうまく弾けた事がなかった人も、これがハードルを超えた時になろうか、こういう場数が増えれば良い、 練習が足りないのが緊張する一番の原因で、演奏で不安がよぎると、いつもの自分が何処かへ...
昨年末に出来た、13コースluteはまだ録音して聴いた事がないので、どんなもんか取ってみた、ブログをご覧の方にだけ内々にさらけだす;いつも言っている「まず頭で良い演奏をする」というのが十分出来ておらず、ミスも多く強弱コントロールが凸凹;もっと落ち着いてゆったり取り直したい、前半の最後、1箇所のみ弾くコントラAをちょうど良く弾くのに集中が要る;*作曲者はリュート教師だった人で、ヴァイスに続く世代らしい、mp3:...
昭和の頃はその辺の書店の楽譜コーナーに行くと、いろんな名曲をギター1本で易しく弾けるように書かれた楽譜が置かれていた、主立った旋律を拾い、バス音をつけただけの素人が書いたようなイイカゲンなものがあった;ピアノ譜にもそんなのがあったような、日本楽器名古屋店ともなれば、そんな類いの楽譜は置かなかっただろうと思うが・・当時は音の間違った楽譜などはあっただろう。 管弦楽作品をギターやリュート1本に編曲するの...
子供の頃から皮膚が弱いと言われていて、細菌感染、アレルギー、何でもありだった、小児科より皮膚科に通った記憶のほうが多い、『ものもらい』ができて眼科にもよく行った、歳を食った今も、やたら皮膚疾患にかかりやすい;(ただ、アレルギーでも花粉症だけは未だかかった事がない) 先日は『接触性皮膚炎』について書いたが、毛糸の服が肌に触れると不快で嫌がっていたのを思い出す、ハイネックなんて着た事がない、このほか今...
歳だけはほっといても重なっていくが;残り時間、少しでも実りあるものにしたい、楽器の練習は本当に積み重ねになっているだろうか?ただ同じ事を繰り返していても進歩はない、ギターやリュートは直接弦に触れ、音を手作りする楽器である、良い奏法を学ばず、美意識も不足していると、いくらでも汚い音が出る;楽器を所有している人工は多いと思うが、音楽として聴ける演奏が出来る人は一握りかもしれない、聴ける演奏に高めていき...
you tubeを開くと、リュートの演奏も数多く見られるが、良い参考となるもの、問題ありなもの・・と様々、前にも書いたように、音楽的な良いエッセンスを拝借できる演奏もあるので、それを聴くのは有意義で、自分がやっている曲を頭でイメージ演奏する際の栄養素になる、技術面でも良い模範となる動画が見られる、「ぼーっと聴いてんじゃねえよ!」と誰かさんに叱られそうな見方ではいけない^^;せっかくの良い演奏、舐め尽くすよう...
幼児の頃、買い物は近くにある、国道沿いにポツンとある八百屋兼雑貨屋で殆どの日用品を買っていた、生鮮食料品も置くので店には蝿取り線香の匂いが染みつき、店の匂いだった、 酒、煙草もあれば、お菓子の類や夏は玩具花火など子供向けの品や文房具もあり、まさに万屋(よろずや)で、今のコンビニ以上の品揃えだった、やがて店内が広く、食料品中心で品数が豊富なスーパーの走りというべき店が増えていった、市内に一軒、そんな...
バロックlute曲では、フレーズの終りや終結部分を装飾的に終わる曲が非常に多い、これは粒を揃えて、はっきり滑らかに聴かせないといけない、またバロックlute独特の奏法を使う事が多い、これは課題曲としてやっていた曲で、A.ロジーのCiaconaを短縮版にしたものだが、変奏は毎回この終り方である、トリルのあとの修めは ・指を4→5コースへと滑らせて弾く(音を重ねる)、そして音が凹凸しないよう滑らかに繋ぐ、軽やかに決めるに...
乾燥した冬、特に脛の辺りはズボンなど衣類と擦れ合って接触性皮膚炎になりやすい、木綿は良いが、羊毛や一部の合繊がよくない、また、市販のメントールを含んだ痒み止めは、やはり使い過ぎるとその刺激で皮膚炎を悪化させるようで、塗ってもまたすぐ痒くなる; 皮膚疾患の治癒には保湿が重要で冬こそジェルの保湿剤を塗っていれば防げたかもしれない、皮膚炎の根治にはステロイド配合の軟膏剤が良い、このアンテベート軟膏が効果...
昔食べた味を思い出して、無性にまた味わいたくなる、今は麺つゆというと、これらを合せて程よい味にして使っているが、 市販の麺つゆではどうしても出ない味はまるごと作るしかない、昔、三重の親戚の家で食べた素麺のつゆが、煮干しだし+薄口醤油だけというシンプルなもので、味醂は入れず甘味はゼロ、煮干しが効いているのがポイントで、これがひじょうに食欲の出る味になる、薬味はおろし生姜が合う、味の素のいりこだしで、...
いつも様々なブログを訪問しているが、今は音楽関連はブロともさんのブログに注目し、ほかは写真ブログを拝見する事が多くなった、自然の草木や野鳥は日本各地の季節の風情を伝えてもらえる、色彩鮮やかな草花も清楚な野草も良い、昭和の風情が残る古びた街角やローカル鉄道の車両や駅舎、その昼間や夕暮れの風景、都会の裏通りも好きかな^^動物、とくに犬や猫の日常写真もひじょうに和む、さすがにアングルの捉え方など皆さんお見...
リュートの左手指は指板に対し垂直に下ろす、というのは基本として不可欠、まず、手の甲が指板より後ろに引っ込んでいてはいけない、そのために肘を前に出す、これはいつも書いているようなバロックluteの必須技を行なうためで、指板の上で指を支障なく動かしやすい、 ・・と、わかっていながら、つい元の癖が出てしまうが;クラギにおいても左腕の態勢は重要かと思う。楽器のネック位置が低い(楽器全体も低い)と良い態勢が作り...
バロック期から複数のソロを持つ多重協奏曲はあるが、傑作となると意外に絞られてくる、バッハのブランデンブルクConには傑作が含まれている、時代が下るほど多重協奏曲の作品数も減ってくるだろうか、モーツァルトの協奏交響曲K.364はvnとvaがソロの傑作でよく演奏される、ハイドンの協奏交響曲Hob.I:105も4つのソロ楽器を巧みに合せた傑作、 関連:複数ソロの為の協奏曲ロマン派に入るとさすがに、多重協奏曲というのは殆ど書か...
うまく弾けない所で「なにくそ!」と力んでしまうと、よけいに弾けなくなる、リュートの場合それが音にも現れて汚くなる;今日は弾けなくても、どう弾くべきか目標がわかっていればいい、「ミスしないように弾こう」とあまり意識してもいけない、義務的な仕事になってどんどん
バロックluteは多数の弦が重なる響きが魅力とは言え、これも痛し痒しなところで;無用な響きが残って、和声の邪魔だったりモヤモヤして曲が締まらなかったり、奏者の匙加減が問われる?バロックリュートのバスコースは開放のみで弾くため、止めない限り鳴りっぱなしである、昔のガット弦なら余韻が長過ぎず、ほっといても程よく消えたが、 曲をS.L.ヴァイスのファンタジー C Minorに統一していくつか聴き比べる、ジャーマンテオル...
ハイドンの交響曲番号は本人が付けたものではないので偶然だが、60番、70番、80番、90番とキリ番の曲にはユーモアが入ったり、風変わりだったり、異例な作品が揃っていて面白い(100番もそうかも)、そこに充実した書法も聴かせる。 今日は60番に注目、珍しく6つの楽章を持つ、第1楽章は序奏に続き、主部は快活で楽しいが[75]からPerdendosi(消え入るように)という極端な弱奏になり、ffが轟く、ちょっと普通じゃない雰囲気も漂...
リュートやギターもそうだと思うが、音を出しているのは表面板だけではなく、裏板、ネックやペグボックスも含め全体で鳴っている、楽器の保持は出来るだけ体との接触面を少なくすると振動が吸収されにくい、 とは言えリュートでは押弦でネックに手が触れる、ボディに右腕がかかり、膝に乗せる、裏面は胸に当たる、さらに表面版に小指を当てる(ずーっと当てているわけではない)、などやむを得ない所もあるが、体や重い物が広い面...
木製の楽器は経年劣化もあるが、年数を経た『成熟』という面もある、良い楽器は新品の頃から素質はよいと思うが。手持ちのリュートで一番古いのが、この11コースlute、中古で購入したとき、'80年代作と聞いていた、 何度か修理を頼んでいるが、3度目でボディ周りを白い羊皮紙で止めるパフリングを施した、ロゼッタの隙間からラベルを覗くと、
腹が減っていると、食い意地が張って食べ物の話ばかり浮かんでくる;豆類は保存の利く食料で、美味しい食感があり大抵のものは好物になる、大豆は年中食べているが、豆腐や湯葉の材料でもあり欠かせない、生湯葉枝豆は生の大豆だが、昔、枝についたまま茹でて売られていた事からこう呼ばれる、黒豆も大豆の一種だが、シワなく柔らかく煮えると絶品、おせちの中で、黒豆とたつくりは好物、旧家でレンタン火鉢で煮ていたが、家中黒豆...
バッハの無伴奏ヴァイオリンソナタ G minor BWV1001のフーガを原曲とし、これをバッハの弟子がリュートに編曲したものにBWV1000の番号がついている(編曲のほうは少々違う箇所がある)、また、バッハ自身もお気に入りの曲だったのか、オルガンのためのプレリュードとフーガ D minor BWV539のフーガに編曲している、 今回は原曲のヴァイオリン含め、4つの楽器による演奏を取り上げる(*いずれもフーガをピックアップ)、はじめに原...
リュートのフレットを結ぶのにタコ糸を使うなど『歴史的じゃない』と敬遠されるかもしれないが^^;フレットガットの節約と演奏性だけは両立できたと思う、 6コースリュート:ダブルフレット巻きさてタコ糸、これもガットほどガチっとした素材ではないので緩みやすいだろう、取り替えなしで増し締めする方法はないか・・そこで用意したのはこれだけ、リュートの第1フレットはローポジションに寄せる余地が少ないので、しっかり締め...
バロックのリュート絵画を見ると、多くの例がブリッジに近いところを弾いている、 この奏者はかなりの酒好きか?;どれくらいのテンションで弦を張っていたか正確にはわからないが、多コースになった分緩く張ったと思われる、そうしないと楽器が持たない、あるlute奏者の門下生は共通してガット弦(低音弦も太いキャットライン)を用いているが、*キャットライン:ガットを縄状に束ねて太くした弦この演奏の場合、右手指が弦に当る...
過去にも書いたが、クラシック鑑賞に伴い、一時はメーカー品のオーディオ機を取っ替え引っ替えしていた、真空管アンプに拘った事も・・; かつてギター仲間だった知人がひじょうにオーディオ好きで地元の専門店のお得意さんだった、一人で試聴に行くのは気が引けるので、何度かその人に連いて行った; 試聴室はマッキンかアキュなどのハイエンド級アンプが中央に置かれ、それに各SPを繋いで試聴するようになっていた、扱っている...
リュートのフレットガットが弦が当る部分がすり減ってくる、そこでコース間の減っていない部分を持ってくればまだ使える、ここもすり減ったらネック裏側にあった部分を持ってくれば、一巻きしたフレットは計4回使えるvフレットをタコ糸で繋ぐ等々、考えたのは使える部分を具合よく巻くためである、しかし結び目が1コース裏側に来ると手に引っ掛かりやすい、この対策を考えたのが次のズレ止めだった、先日、『仮止め用』という粘着...
日本の音楽に付点リズムの曲はないだけに、これも案外、我々は苦手かもしれない、このような『カナリー』のリズムは1拍目にアクセントがあり、軽やかにキレ良く弾かないといけないが、 E.ゴーティエのカナリーいつの間にか付点が無くなり、2拍子半みたいに詰まってきたりする;どんどん前のめりになってテンポも走ってくる; 踊り手がいても踊れない^^;you tubeより良い演奏をyou tube:Ennemond Gaultier: Canaries on baroque l...
中学の先生がドジな生徒に「あとで気がつく阿呆の知恵」とかよく言っていたが;一旦やってしまった後に、もっと良さそうな、試さずともわかるアイデアが出てくる、なんで早く思い付かないのか^^;フレットのズレ止めの件で、先日の合革テープはすぐ劣化しそうなので、布テープに替えることにした、 ズレ止めはネックに対し、さほど強く貼り付く必要はないが、両面テープで粘着力が強いのが気になる、先日貼ったのも一応きれいに剥...
全国的にそうかと思うが、最近は食品や日用品なども扱う郊外型ドラッグストアが次々に建ち、またここにも!という状況、同業の店舗が近接して、道路の対面にもあったり;赤丸がドラッグストア通称『にんじん通り(にんじん畑が多かった)』という道路に接しており、今は『ドラッグ通り』と言うべきか、そんな所がほかにいくつも・・;このごろ、スーパーでさえ、高いと言えるものがある、過当競争のドラッグストアはカップ麺や飲料...
序曲は歌劇などの始まりに演奏されるものだが、のちに単独曲として書かれるようにもなった、中にはソナタ形式で序奏部が付くもの、短い3楽章のシンフォニアの形で書かれた曲もある、当然、劇の内容を表わす曲になっている、古典派期に悲劇性のある序奏をもった序曲に好きな曲があるのでyou tubeから好演を拾ってみた、 まず、クリストフ・ヴィリバルト・グルック(1714-1787)の歌劇「アウリスのイフィゲニア」序曲、深遠な序奏部...
また懲りずに、危ういテストをやっている、リュートの巻フレットはポジション移動の際、手が触れてズレてしまう事がよくある、強く締めてあればズレないが、気付かない間に緩んでいたりする、演奏中にズレが起きないように、ネック裏の1コース側にフレットの上から被せ物をする事を考えた、材料で仮に使ったのが、合成革のテープと剥がせる両面テープ、フレットの突起がなだらかになり、手触りも良くズレ止めになる、方法としては...
4月5日の記事、リュートの保持法の続きになるが、指を確実に使う重要性として、ネックが高ければ、写真①のように指が垂直に下ろしやすい態勢にできる、 ネックが低いと②のように手首が引っ込み、指が傾いた押え方になりやすい、バロックリュート初歩からの必須課題である『押えるべき弦だけ押え、鳴らしておくべき弦に触れない』これを徹底する習慣が必要で、そのためにも①の形が重要、ダビット・ケルナーのファンタジア A-minor...
伸縮性のあるビニールテープなどは塩化ビニルに可塑剤を配合して軟化させたポリ塩化ビニル(PVC)だが吸盤にもよく使われる、 ニス塗装されたギターなどにこのPVC吸盤をくっつけると、ニスと化学反応を起こすのか、塗装面まで融解してベタついてくる、過去にこのタイプのギターレストを使った事があるが、ギターを挟む部分にPVCの滑り止めが付いており、挟んだ箇所のニスに痕がついて取れなかった、新製品にも大きな吸盤があるが...
楽器の調整でちまちま作業ばかりやっていたので、ガッツリくる曲が聴きたくなった、ここはブラームスのピアノ協奏曲No.1、同じNo.1でもチャコフスキーのほうはクラシックファンじゃなくとも聴き憶えがあるだろう、ポピュリズムがあるが、ブラームスの何だか社交辞令なしの、ぶっきらぼうに本音をぶつけてくるようなテーマが性に合う^^ひじょうにデリケートな曲なのだが、理由は不明だが、M.アルゲリッチは録音していないし、カラヤ...
昨日練習しなかったから、今日は2日分練習しようとしても遅れは取り戻せない;いつもより根を詰めて練習したり、「明後日は発表会だ・・」とか焦って多めに練習しても、大して変りはない、一度の練習時間を多くしても、2日分の練習をしたという事にはならないようで、体に入って行かない、人間の心身はそんなものではないか、翌日リフレッシュしてやるのが良い、もちろん一回の練習量が少なすぎるのもいけないが;弾けない所をフレ...