不思議な展開をみせる、オリジナル小説、ほんのり奇妙な短編・ショートショートや、中編小説を書いています。
不思議な展開をみせる、オリジナル小説、 ほんのり奇妙な短編・ショートショートや、 中編小説を書いています。 ◆小説一覧リスト https://riemiblog.blog.fc2.com/blog-entry-2.html コメント、メッセージなど、 一言でもいいので、ご感想をお待ちしています。
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◆雨の降る街 現代ドラマ(全7話) 泣きたくなったら、ここへおいで。 その街は、毎日雨が降る街だった。 少年は、ある一つの仕事について知る。 それは街の人々にとって、必要なシステム。 たぶんきっと、あなたにも……。 ▽目次(クリックで展開) 1 昨夜 2 配管 3 蛙堂 4 社長 5 睡蓮 6 雲海 7 翌日 1 昨夜 少年は、眠れない夜に考え事をするのは、よくないことだと分かっていた。 考えは...
~ お知らせ ~ ・「雨の降る街」完結 ・「扉の中のトリニティ」Up ・「アパルトマンで見る夢は」完結◆人生の散髪屋ファンタジー (読了時間・約6分)変わりたいという人のために――この散髪屋でカットすると、まったく違う自分になれる――♪ 人生の散髪屋【朗読ver.】 ◆スランプの怪物SF (読了時間・約4分)「そんな、まさか、信じられない……」ある日、スランプに陥った作家の前に、謎の怪物が現れた。その怪物は、恐ろしい...
◆アパルトマンで見る夢は 現代ドラマ(全15話) 諦めることは簡単だ。それでも前を向く。 もう一度、夢の続きを見たいから……。 仕事に行き詰まりを感じた女優、舞花。 逃げるように来た引っ越し先で、 どこか不思議な絵描きと出会う。 ▽目次(クリックで展開) 1 椅子 2 スーツケース 3 ベッド 4 リンゴ 5 ギター 6 カーテン 7 階段 8 エクレア 9 手紙 10 グラス 11 傘 12 鏡 13...
◆稲妻トリップ ファンタジー(全15話) 明日もちゃんと生きていく。 心の中に、抱え込んだ思い。 そして過ぎてゆく、昨日、今日、明日。 三人の視点で綴る、 生きる世界と、その時間。 ▽目次(クリックで展開) 1 さっき…… 2 アオムラ 3 りゅうの 4 AKIYOSHI 5 溶ける時計 6 今日のこと 7 十年前 8 特別な人 9 スパーク 10 ビー玉 11 世界 12 白い光 13 音 14 明日 15 ...
◆ソレイユの森 SF(全15話) 「守っています。命令は、絶対です」 数奇な運命をたどる命と、一人のロボット。 時の流れの中で、大きな展開をみせる、 この世界。 ▽目次(クリックで展開) 1 シュー教授 2 温室栽培 3 訪問販売 4 マネキン 5 日光浴 6 目覚め 7 約束 8 命令 9 傍観者 10 蜘蛛の巣 11 カナユワテ 12 送受信 13 0 14 光の中 15 森 1 シュー教授 ...
◆月のライン 現代ドラマ(全34話) ノエル(クリスマス)の夜に、 煌めく町と、光る花。 美しい町並みに交差する、人々の想い。 月に何度も沈む島で起きる、一つの事件。 ▽目次(クリックで展開) 1章 1-1 1-2 1-3 1-4 2章 2-1 2-2 2-3 2-4 3章 3-1 3-2 3-3 3-4 4章 4-1 4-2 4-3 4-4 5章 5-1 5-2 5-3 ...
お知らせ・New「雨の降る街」完結・「扉の中のトリニティ」Up・「アパルトマンで見る夢は」完結作品メニュー(新作順 ↑新 ↓古)小説のタイトルを選択してください 雨の降る街 (New) 扉の中のトリニティ アパルトマンで見る夢は 稲妻トリップ ソレイユの森 月のライン 回る円盤 わたる君の日記帳 不思議な絵 輪廻転生 シャツ 3人の宇宙人 なぞの声 ダイブ 天国と地獄の狭間で 教...
ハンドルの前の席に、レンは黙って掛けていた。自分のそばまで、サクが歩いてくるのを待つ。足音が止まると、口を開いた。「新しい道を、見つけられたんだな。早く行ったほうがいい。見失わないうちに」「僕の父は、教師だったんだ。いつも威圧的で、そんな父が、大嫌いだった」 サクは口から言葉が、溢れ出るように語り始めた。それを、レンは決して遮らず、また穏やかな表情も崩さなかった。「進路のことで口論になった。僕...
サクは夜勤交代のため、レンの待つ工場へと向かっていた。 あの台風が通過したあとも、雨は飽きることなく降り続けていた。夜道にできた水溜りも、乾くひまもないようだった。 冷えた風が流れる通りを、サクは一人進んでゆく。 道の端には、ぽつりぽつりと、表情の見えない人影がある。みな何も言わずに、静かに雨に打たれている。サクはそばを過ぎる時、さっと下を向いて、視線を外したまま歩いた。 しかし角を曲がった時...
この街に来て何日経ったか、もうサクには分からなくなっていた。 食事も、取ったり取らなかったりと不規則だったし、夜勤もあったりで、寝る時間も定まってはいなかった。 相変わらず、ハンドルがどんな役割を担っているのか、理解できてはいなかったけれど、それでも、任務を与えられているという責任感が、心の穴を埋めていることは確かだった。 夢は、見た。 自分の父親が、死ぬ間際に言ったこと……許さない、許さない、...
病室の寝台で眠る父の姿は、作り物の人形のように思えた。 人形は二度と立ち上がることはない、魂の抜け殻だった。 だが夢の中では、何度でも立ち上がり、サクの目をきつく睨んで、こう叫ぶのだ。「許さんぞ、このバカ者め!」 サクは砂嵐のような音に、目を覚ました。 雨。 絶え間なく続くその音の向こうから、「ねえ!」という、高い声が飛んできた。 ソファから起き上がると、サクは目をこすりながら、声のほうへ進ん...
昼間でも薄暗い、霧のもやに包まれた街。 水溜りの上を歩きながら、僕ら以外に誰もいない、とサクは思った。 通りに、歩く足音は他になく、雨と、時折過ぎてゆく風だけが、耳に大きく聞こえていた。 時が止まったようなこの街に、誰も住んでいないんじゃないだろうか。 レンの背中を追いかけて、道の角を曲がった途端、サクは突然、足を止めた。 人がいた。 黒いロングスカートの女性だった。傘もささずに立っていた。白...
湿ったスニーカーの長さをメジャーで測ると、同じサイズの長靴を、男は少年に手渡しながら言った。「この街は、毎日雨が降る街だ。泣きたいやつしか住もうとしない。涙は、雨でカモフラージュできる。分かるか、サクちゃん。いつ泣いてもいいんだぜ」 少年は先ほど言われた通り、黙っていようと決めていた。それに、誰かとお喋りをしたいという気持ちもなかった。心がフタをして、閉じきっているような感覚。涙も、零れること...
少年は、眠れない夜に考え事をするのは、よくないことだと分かっていた。 考えは、ただ暗い部屋に漂うばかりで、欲しいと願った正解を、与えてくれることはない。 それでも、布団から這い出て、何か別のことをして気を紛らわせる余力も、もう残ってはいなかった。 カーテンの切れ間から、車のライトが、部屋の壁をなぞって消える。また一台……。 白々とした陽の光が、その切れ間から、強さを増してやってくる。 明日が不意...
時計は、静かで凍りついたような空間に、大きく、振動を響かせていた。 午後一時。 窓のない部屋は、壁の時計と、白い電灯に照らされた三人の、小さな呼吸の音だけを、密やかに閉じ込めていた。 三人はそれぞれ、赤、白、黒のシンプルなワンピースに身を包み、狭い部屋の中央に置かれた、木でできた丸い机に、向き合って座っていた。 アイドルのような整った顔立ちに、セミロングの黒髪。三人は似たような白い顔に、何の表...
ホテルの大きな窓ガラスを、キトは掃除していた。 日差しが肌に暖かい。 マリは捕まってしまったけど、キトには今、ナヤがいる。 毎日、午後には、畑の手入れをかねたデートだ。 キトはいつも以上に丁寧に、窓を磨いた。 そこから表を眺めると、ホテル入口へ続く、短い階段を、ゆっくりと上ってくる男を見つけた。 キトは急いでロビーへ向かった。 大きなドアが開き、男が入ってくる。 相変わらずの、黒いスーツに銀縁...
『親愛なる兄さんへ。 兄さんの言った通り、ノエルの翌日に、たくさんの警官たちが本土から来て、自宅にいた町長を、そちらへ連れてゆきました。 町のみんなは、どういうことか分からない、という顔をしていましたが、警官たちと一緒にやってきた、ひとりの人が、税金を横領した形跡がある、と言って、その場で町長を取り押さえました。 そう言ったひとりの人こそ、キトの友達のラジだそうです。 おかげでこちらでは今、次の...
校舎の裏に回ると、町長は高鳴る胸を押えながら、辺りの様子をうかがった。 小さな畑のある場所に、いくつもの白い光が浮かんでいる。 月のライン。 夜に光る、花びらのライン。 町長は静かに歩み寄ると、花々の間で横たわる人影に、目が行った。 左手に、今、摘んだばかりの花を。右手は人差し指を立て、空を指している。 影はその指で何度も、何度も、何かを切るような仕草を見せる。 町長はその病状に、思い当たるこ...
メルは町なかを駆けていた。 楽しげな笑い声の間をすり抜けて、来た道を戻って行った。 ロイに、手紙を渡してくるので、あのベンチで待つよう言ったが、おそらく待ってはいないだろう。 あのあとすぐに、小学校のほうへ行く、と言って聞かなかった。 畑を壊すつもりだろう。この町のために、ロイは証拠を消そうとしているのだ。 メルは役場前の広場に着いた。 上下に動きながら、回り続けるメリーゴーランド。移動式遊園...
すぐ目の前に駆けつけた、メルの問いかけるような視線を受けて、ロイは小さな声で答えた。「メルがなぜここにいるのか、俺には分からないが、今ここでメールボーイに会えたことは、俺にとって好都合だ。聞きたいことがあるんだろう? そこに座ってくれ」 メルはロイと一緒に、近くのベンチに腰掛けた。 街灯の明かりが、2人の上から降り注ぐ。「リカも心配してるんだ。お前のことが好きだからだよ」 メルがロイに訴えた。...
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