chevron_left

メインカテゴリーを選択しなおす

cancel
さとるパパの住宅論 https://www.2x6satoru.com

温暖地での高断熱住宅(エコハウス)の快適さ、冷暖房費、換気、耐震性などについて、三井ホーム・全館空調での住体験から技術者として検討します。

快適な住宅とは?ハウスメーカーの広告にダマされないために役立つリアルな情報を、データや経験に基づいて提供することを心掛けています。三井ホームに限らず、どうすれば安く快適な住宅を実現できるのかを検討しています。ハウスメーカー各社の住宅性能、高断熱・高気密の理論と住み心地、耐震性能の問題点、全館空調や換気方式のメリット・デメリット、冷暖房費など

さとるパパ
フォロー
住所
関東地方
出身
品川区
ブログ村参加

2017/10/18

arrow_drop_down
  • クローゼット折れ戸の蝶番が壊れたので交換してみた

    新築から7年くらい経ったある日、クローゼット(クローク)の折れ戸を開閉していたら、次の部品が落ちてきました。 クロークの内側を確認すると、折れ戸の折れる部分の3箇所(上中下)に付いている蝶番(ちょうつがい、丁番)の金具のうち、中央の蝶番の右

  • 何度も枯らした私がお勧めするブルーベリーの品種

    私はもう、かれこれ20年くらいブルーベリー栽培に挑戦しています(ただし失敗ばかり)。 はじめは目に良いとかで注目した果物ですが、実は庭木としても魅力的です。 Tony GlennによるPixabayからの画像 大きさは背丈くらいでちょうどよ

  • 壁のスイッチが故障したので自分で修理してみた

    電気工事士の免状を取得したものの、特にやりたいことがありません。 電気工事士を取ろうと思うきっかけとなったLED照明はなぜか自然に直ったので、交換する必要がありません。 一カ所、上下逆の位置にしてしまったスイッチを直感通りの配置に直そうかと

  • 全館空調の室外機から異音発生

    朝5時頃、外が「カッカッカッカ」とうるさいなと思ったら、全館空調の室外機から異音が発生していました。 わが家の暖房は全館空調のみに依存しているため、壊れてたら大変です。暖房がふつうに動いていることを確認してから、懐中電灯を持って室外機を見に

  • 高気密住宅でもゴキブリが侵入する経路はあるのか?

    高気密住宅は、ゴキブリが侵入しにくい住宅です。ゴキブリの侵入経路を塞ぐプロの動画などをチェックしていると、ゴキブリは 2mm ほどの隙間があれば侵入できるようで、配管の隙間をパテやテープで埋めていました。 住宅の気密化でも配管周りの処理は重

  • 住宅の接着剤の寿命は30年?

    木造住宅では、主要な構造材に多数の接着剤が使われています。 集成材はもちろんのこと、耐力壁や屋根・床の下地材などによく使われる構造用合板やOSBにも、接着剤が使用されています。 そんな接着剤の寿命について、20~30年程度という説を見かけま

  • 外壁のカマキリの卵を取り除く方法

    秋になると、外壁にお腹の大きなカマキリがくっついていることがあります。 見つけたら壁から離して逃がしますが、それでも、ふと気づくと、外壁にしっかりと卵嚢が産みつけられていることも。 カマキリの親は、卵が外敵に見つからないように、なるべく色の

  • 防汚壁紙は汚れない?7年ほっといた壁紙の変化とメンテナンス

    私の場合、壁紙は普段掃除しません。「そろそろ掃除したほうがいいかもな~」などと考えているうちに、気づいたら7年経っていました。。ここでは、壁紙のメンテナンスについて調べ、掃除してみた結果を報告します。壁紙のメンテナンスについて壁紙の掃除方法

  • 全館空調(全熱交換換気)での生ゴミ臭の問題と対策

    注文住宅を建てるときに考えていなかったのが、ごみ収集日までに燃やすゴミを一時的に保管する場所です。地域によっては週2回しか収集がなく、生ごみが含まれる場合、室内に置いておくと悪臭が発生してしまいます。かといって、ゴミ袋を屋外にそのまま置くと

  • UVカットガラスでもフローリングは日焼けする?

    家具やフローリングが日焼け(色褪せ)することは有名ですが、多くの場合、その原因は太陽光に含まれる紫外線であると説明されています。YKKAP社も、紫外線カットガラスを採用することで家具や床のダメージを軽減できると、次のWebページで試験写真付

  • 【独学14時間】第二種電気工事士・技能試験合格(?)までの道のり

    国家資格・第二種電気工事士には、学科試験と技能試験があります。この度、5月に学科試験に合格したので、7月になって技能試験を受けてきました。正式な結果が出るのは約一か月後ですが、たぶん合格できたので、それまでに学習したこと等について紹介してお

  • カーポートにサンシェードを付ける際に行った工夫【強風対策】

    夏に車を日なたに放置しておくと、ハンドルを握るのがきついほどの熱さになります。カーポートがあるといくらかマシにはなりますが、それでも日射熱を結構通してしまいます。同じカーポートでも、濃い色や熱線遮断ポリカーボネートを採用すると遮熱率が高かっ

  • 近所の低コスト(?)木造平屋建築をみて驚いたこと

    自宅の近くで木造平屋構造の新築工事(商業施設)があり、概要図面をもらっていたので、最近の木造新築工事はどんな感じなのかを観察する機会がありました。何年も住宅ブログを続けたり、電気工事士の勉強をしたりしているので、工事で何が行われているのかは

  • 空調なし、自然温度差だけの日の気温と室温を比べてみた結果

    エアコンを使わない場合、一般に室温は外気温より高いものですが、この室温と外気温の温度差のことを「自然温度差」と呼びます。高断熱住宅では、熱が逃げにくいため、自然温度差が大きくなる傾向があります。自然温度差について詳しくは、過去に「自然温度差

  • 電気代が高いので除湿機の節電方法を突き詰めてみた

    わが家では洗濯物の乾燥に除湿機を使用しています。除湿機を使用しないでも乾かすことは可能ですが、干せる場所が限られているため、洗濯物の半分ほどを除湿機で乾かしている状況です。除湿機の問題は、消費電力が大きいことです。わが家の場合、ひと月の消費

  • 東電の低圧動力も2023年6月から約5円/kWhの値上げ。回避策は?

    全館空調を採用している家庭では、一般の電力契約のほかに、低圧動力プランを契約している場合があります。低圧動力プランは、一般の電気プランと比べて基本料が高く、従量料金が安いという特徴があります。低圧動力にも規制料金と自由料金があり、東電の場合

  • 電気代値上げ後、規制料金と自由料金はどちらがお得か?

    大手電力会社の料金値上げが決定し、2023年6月1日から新料金が適用されるようになりました。電気料金のしくみはわかりにくいのですが、これをわかっているのといないのとでは、今後の電気料金の支払額に大きな影響が出てくるため、これについて考えてみ

  • 【独学16時間?】第二種電気工事士・学科試験合格までの道のり

    自宅に数十個あるLEDライトの交換を自分でやれたら便利で安上がりになりそう、という安直な気持ちで受けることにした第二種電気工事士(国家資格)。詳細 電気工事士の資格を取得しようと思います。真面目にすべてを習得する気はなく、できるだけ時間と金

  • 築後6年ほどで実際にかかった住宅メンテナンス費用は…

    月日が経つのは早いもので、新築住宅に住んでから 6 年超が経過しました。住宅のメンテナンスプログラムによると、お金がかかるメンテナンス項目は 10 年目以降であり、6年目までに予定されているメンテナンス費用はゼロです。とはいえ現実にはいろい

  • 第一種熱交換換気で省エネ・節約は本当に可能?【計算ツール】

    熱交換タイプの第一種換気システムは省エネであり、一般的な第三種換気と比べて暖冷房費を節約できるといわれています。しかし、宣伝広告においては、温度交換効率に暖房費用を乗じるだけの計算を行い、省エネ効果を誇張しているケースも少なくありません。実

  • 本来は塞いではいけない室内ドアの隙間を塞ぐ方法

    室内ドアには多くの隙間があります。この隙間は部屋間の空気を通すものであり、住宅全体の気密性能には影響しません。そのため、一般的には室内ドアの隙間をふさぐ必要はありませんが、防音などの関係で、どうしても隙間を塞ぎたい場合もあるかもしれません。

  • 給湯器の配管がボロボロになっていたのでテープを巻き直してみた

    ふと家の周りを歩いていると、給湯器の配管保護テープが剥げてボロボロになっていることに気付きました。風雨にさらされ、日光が射すこともある場所なので、築6年もすればこうなるのは当然でしょう。もっとひどくなると保温材(断熱材)ごと交換しなくてはな

  • 輻射熱も測定できる黒球式温湿度計の使い道とは?

    温湿度計が1つ壊れたので Amazon で温湿度計を探していたら、興味深い温湿度計を発見しました。それがこの、「黒球式温湿度計」です。黒球が付いているために輻射熱を計測することができ、より実際の体感温度に近い、「暑さ指数(WBGT)」*を表

  • 屋根断熱の小屋裏空間の温湿度を調べてみた(2)冬編

    屋根断熱の住宅における小屋裏空間の湿度について、以前、夏について調べて記事にしました。夏の小屋裏空間は、冷房で除湿された低湿な室内空気と高温多湿な外気の中間的な温湿度となっていましたが、冬の場合、小屋裏空間の湿度は室内空気よりも多湿なのでし

  • 湿度の経時変化から第一種換気と局所換気の関係を考えてみた

    外気温が低くなり、絶対湿度の観点から見ると非常に乾燥した季節になりました。窓を開けると外気が入り込み、湿度計の数値がみるみる下がっていきます。換気すればするほど乾燥するわけです。そこでふと思いつきました。冬に室内湿度の経時変化を測定すれば、

  • 第一種換気の住宅で第三種換気は可能か簡易チェックしてみた

    わが家は第一種換気システムを採用しており、現在の快適性には満足していますが、将来はわかりません。電気代の高騰や給気ダクトの汚染を考えると、10年後くらいの将来には、第一種換気の維持・更新はしないかもしれません。その場合、もっとも簡単なのは、

  • 分電盤とマルチメディアボックス(情報分電盤)の気密化

    戸建住宅の壁には分電盤や情報分電盤(マルチメディアボックス)があり、壁に穴が開いています。この穴は気密性能に影響はないのでしょうか。また、穴を埋めるにはどうすればよいのでしょうか。分電盤の隙間と影響『本音のエコハウス』p.101 に昭和60

  • 電気工事士の資格を取得しようと思います。

    住宅についていろいろと学んだ結果、どの部材がどのような機能を果たしているのかということは概ね分かってきたつもりですが、電気設備に関してはよくわかりません。電気に関する勉強は小学校以来ほとんどした記憶がないし、住宅内の電気設備は電気工事士の資

  • Low-Eガラス住宅ではソーラー腕時計を充電しにくい問題と対策

    私は以前から SEIKO のソーラー腕時計(高級ではありません)を使っているのですが、現在の戸建住宅に引っ越してからというもの、電池切れの問題がよく起きてしまいます。これは、近年のほとんどの新築住宅の窓ガラスに採用されている、Low-E ガ

  • 熱交換型第3種換気について調べてみた

    換気システムには、排気・給気にそれぞれファンを使用する第一種換気(わが家)と、排気のみにファンを使用する第三種換気(一般的)があります。外が寒くて暖房を使用しているときに換気すると、換気によって室内の熱が失われるわけですが(熱損失係数 Q

  • 築後の気密改善の結果と総括

    築後に気密性能を向上させようと思い立ってからいろいろと試行錯誤し、ようやく満足できるまでに作業が完了しました。作業のたびに簡易気密測定を行い、どれだけ気密性能を改善できたのかを測定してきたため、結果としてわかったことを紹介したいと思います。

  • 容積絶対湿度から重量絶対湿度を換算する際の注意点:乾燥空気密度で割っても不正確?

    当サイトでは絶対湿度の計算ツールを公開しており、そこでは重量絶対湿度を2種類の方法で計算しています。水蒸気分圧から直接重量絶対湿度を求める方法(A)と、容積絶対湿度を乾燥空気密度で割ることにより重量絶対湿度を求める方法(B)です。ただ、通常

  • LED照明のタイプで後悔。寿命と交換タイミングの問題【築7年】

    2016年に建てたわが家の照明器具は、当然ほとんど LED です。LED は省エネでよいのですが、最近になって、そのタイプの選択について少し後悔しています。電球交換不可の LED 照明を結構採用してしまったのですが、自分で交換できるタイプを

  • 自宅の自然温度差と自然絶対湿度差を測定してみた

    エアコンを使わない場合の室温と外気温の温度差のことを自然温度差と呼び、「高断熱住宅は暖かくて快適」という宣伝にときどき使われます。また、エアコンや除湿器・加湿器を使わない場合の室内絶対湿度と外気絶対湿度の差のことは、私が勝手に自然絶対湿度差

  • 長期優良住宅の状況報告を求められました

    長期優良住宅の認定を受けていると、選ばれし者が報告を求められることがある(無作為抽出)とは聞いていましたが、先日、入居6年目にして、とうとうわが家にもその依頼がきました。市町村の建築指導課から来た文書は、「認定長期優良住宅の維持保全状況等に

  • 屋根断熱の小屋裏空間の温湿度を調べてみた【夏型結露?】

    天井断熱では小屋裏(屋根裏)空間は室外の空間になり、湿気がたまらないよう小屋裏換気が必須です。一方、わが家のような屋根断熱では、小屋裏は室内空間とみなされるため、小屋裏換気は必須ではなく、わが家も換気していません。それでも、屋根断熱でも小屋

  • 近年注目される小屋裏換気・棟換気の問題とは何か?

    ここ数年、小屋裏換気の問題が注目を浴びている様子です。小屋裏の湿気が排出されずに結露が発生し、劣化の要因となることは昔から問題になっていましたが、近年改めて問題視されているのはなぜなのか、気になったので調査してみました。情報源についてこの問

  • 連続冷房運転時の室内外の温度と絶対湿度の変化を調べてみた

    先日購入した温湿度計で温湿度の経時データがとれるようになったので、8月後半のただ暑い1日(最高気温 33℃、最低気温 27℃)にわが家の温湿度のデータを取得し、気象データ、全館空調の消費電力量データと合わせて比較してみました。このような暑い

  • ひと夏に再熱除湿を使わないとどれだけ節電できるか実測してみた

    高温多湿で寝苦しい夏の夜は、エアコン(全館空調)の設定に悩みます。運転モードを除湿(再熱除湿)にするか、それとも「冷房のみ」にするかです。再熱除湿のメリットは室温を下げずに除湿できることですが、室温が下がらないので暑いこともあるというデメリ

  • SwitchBot温湿度計を買って精度を確認し、時系列データを取ってみた

    温湿度計として、ふだんは絶対湿度を表示できる「みはりん坊ダブル」を重宝していますが、これはデータを取得することができません。参考 絶対湿度がわかる温湿度計(絶対湿度計)のメリット時系列データを取れる温湿度計があれば便利で面白いのに、と思って

  • 各種住宅仕様の採用率がどのくらいかがわかるWebサイト

    戸建住宅にはさまざまな仕様があります。耐震性能レベル、省エネ等級、省令準耐火か否か、床暖房の有無、太陽光発電設備の有無、などなど。そんな各種住宅仕様が、新築住宅で実際にどのくらい採用されているのか、興味はありませんか?私は気になります。自動

  • 第一種換気の熱交換率は本当に90%もある?

    全熱交換型の第一種換気システムでは、多くの製品で 90% 程度の熱交換率(温度交換効率)が宣伝されています。熱交換率は、高ければ高いほどよいものです。しかし、宣伝パンフレットに熱交換率 90% と書かれていても、実際の住宅で使用する際に 9

  • ベランダの暑さがハンパないので目玉焼きを作ってみた

    わが家のベランダは初夏にものすごく暑くなります。温度を測ると、100 ℃近いこともあります。これ、ソーラークッキングできるのでは?思い立ったが吉日、さっそく30℃を超える晴天日に生卵を置いてみました。飛んできたゴミが入ると嫌なので、フタをし

  • Low-E遮熱ガラスが反射した熱は問題にならないか?

    Low-Eガラスは日射熱を大幅にカットしてくれます。二層の複層ガラスで日射遮熱型のガラスの場合、日射熱取得率は約 40% なので、ガラス面に当たる太陽の放射熱のうち、残りの 60% の熱はガラス面で熱になったり、室外に反射されたりするという

  • 高耐久外壁の悩み:10年目で雨樋の再塗装は必要?

    外壁や屋根の再塗装は10年ごとというのが一般的ですが、近年はより長く持つ建材や塗料が人気です。三井ホームのわが家も、外壁の再塗装は20年ごとというメンテナンススケジュールになっています。しかしながら、10年目にして再塗装したという事例を目に

  • 壁内結露に対する換気方式と気密性能の影響

    以前書いた「低気密・中気密は何がどう問題なのか」という記事を読み返してみたら、壁内結露に関してあまり書いていなかったので、この記事で補足したいと思います。換気での湿った空気の流れの方向についての話です。換気方式による隙間風の方向まず、換気シ

  • 住宅を高断熱化しても脱炭素にはならない

    脱炭素化に向けた動きが活発になっている昨今、東京都は戸建住宅への太陽光パネル設置を義務化しようとしています。太陽光発電にはさまざまな問題もあることが認知されてきており、反対論も大きくなっておりますが、その代案や脱炭素化の対応として、住宅の高

  • 新電力に切り替えたのに電気代が安くならないのはなぜか?

    「新電力に切り替えると電気代が安くなる」と、どこの新電力も宣伝しています。しかし、シミュレーションでは1割くらい安くなるはずだったのに、実際の電気料金の請求額を見ると安くなっている実感がない、というのはよく聞く話です。わが家でも、この頃は電

  • 住宅の建築費の推移を調べてみたら過去の坪単価は当てにならないことが判明

    先日、読者の方から、「ハウスメーカーから提示された建築価格が高すぎるので吹っ掛けられているのでは?」というお問い合わせを頂戴しました(返信後に音信不通となっているので、こちらからのメールが迷惑メールに分類されたかもしれません)。実際、わが家

  • 5年間気づかなかったけど家にロフトがあった

    三井ホームは一般的な天井断熱ではなく、屋根断熱が標準です。屋根断熱では天井断熱よりも広い空間が室内環境となるため、ロフトを設置しやすく、実際、ロフトを採用する住宅も多めです。しかし私は、ロフトに対する憧れも少しあったのですが、梯子や階段でス

  • 天井・床下点検口は高気密型にするべきか?

    床下や天井の点検口には、高気密型の点検口というものがあります。わが家を建てたときは存在を知らなかったのでハウスメーカー標準仕様を採用したところ、高気密型ではない点検口が採用されていました。温暖地において、高気密型点検口はそれほど一般的ではな

  • セメダイン目地シール(かべシール)とヤヨイジョイントコークAの比較

    ピカピカの新築住宅に住んでから一番最初に劣化が目に付く箇所は、壁紙(クロス)の隅のコーキング(シーリング)です。1~2年もすると、壁/天井間などに施されているコーキングが乾燥収縮し、隙間が目立つようになってしまいます。特に白い壁紙では、わず

  • ユニットバスの断熱性能比較(リクシル、TOTO、Panasonicほか)

    ユニットバス下部の断熱方法は特殊です。浴室下部が基礎断熱構造になっている場合は別ですが、床断熱工法の場合、ユニットバスの区画には床断熱がないため、浴室ユニット下部のみで断熱を行うことになります(参考:望ましい浴室断熱、LIXIL公式解説ペー

  • 初めて床下に潜ってユニットバスまわりをチェックしてみたら…

    気密改善計画の一環として、ユニットバス周辺には何か問題があるかもしれないと思い、とりあえず潜ってみることにしました。床下は軽く覗いてみたことがあるだけで、潜入するのは初めてです。すると、"思ってたんと違う" ことだらけで

  • コンセントボックスの気密を改善する方法【築後も可能】

    壁内と室内の空気の移動を防ぐためには、コンセントボックスの気密処理が重要です。コンセントやスイッチのために壁に空いた穴から冷たい外気が入ってくると、暖房の効きが悪くなり、室内で温度差が生じたりしてしまいます。また、反対方向に室内の湿った空気

  • 放射温度計で気密の弱点を探してみた

    気密改善計画の手始めとして、まずは現状把握として簡易気密測定を行いましたが、次に気密の問題となっている箇所を調べてみました。気密の問題箇所は、すき間から冷たい外気が入り込んで温度が下がっているはずなので、寒い日にひたすら怪しい箇所の表面温度

  • 建物や基礎に対する庭木の影響は?

    建物の周囲に庭木を植えるときに心配なのが、庭木が育つことで住宅に悪影響を与えないかという問題です。これについて、農学部で林学とコンクリート工学をかじった者として考えてみたいと思います。基礎に対する庭木の影響よく心配になるのは、庭木が成長する

  • 枠組壁工法でかんたんに気密をとる方法?

    ツーバイフォー工法では、ある程度の気密がとれるものの、「気密施工が苦手な工務店が多い温暖地でC値 1.0 以下を確保するにはどうすればよいのか」は、私にとって大きな悩みでした。今回、それを改善する方法が見つかった気がするので書いてみますが、

  • 東西北面の最適な窓面積の目安について

    日射熱の収支を考えると、「南面の窓が大きいほど良い」(夏の日射対策と耐震性確保は必要)というのはわかりますが、東西北面に関して最適な窓面積はどのくらいなのでしょうか。なんとなく、「小さいほうがいいんだろうな」くらいに思っていたところ、松尾先

  • 高断熱住宅に浴室暖房は不要か?わが家の温度を調べた結果…

    高断熱住宅は暖かいので浴室暖房が要らないという意見がありますが、高断熱住宅の浴室は本当に暖房なしでも暖かいのでしょうか。実際に住んでみないとわかりにくいことなので、わが家の浴室の温度状況について、まだ寒さの残る2月中旬に調査してみました。結

  • 全館空調のせいで真冬に羽化したカブトムシ(成虫)

    まだ2月の厳寒期だというのに、わが家で飼っていたカブトムシが羽化してしまいました。まだ雪も残っているというのに、不自然感極まりないです。以下が証拠写真です。※羽化の失敗で羽根が開いています。成虫で越冬するクワガタムシと異なり、カブトムシの成

  • 自宅のC値を簡易気密測定法でチェックしてみた

    先日紹介したドア開放力による簡易気密測定法を利用して自宅をチェックしてみたので、測定データや注意事項などを紹介します。自宅の測定について測定は、2月中旬の風のない日(風速 3m/s 以下)の昼頃に行いました。基準となる玄関ドア開放力の初期値

  • 絶対湿度の計算式について【Excelで使用可能】

    重量絶対湿度と容積絶対湿度の計算ツールで使用している計算式について補足します。計算式がわかれば、Excel を使って自分で計算したり、関数電卓や Google 検索バーに式を入力して計算したりすることができます。重量絶対湿度の計算式重量絶対

  • 千円でできる簡易気密測定法

    気密測定には通常、万単位のお金がかかります。正確なC値を測定するには、専門業者に頼むしかありません。しかし、それなりの気密性能が確保できているかどうかをチェックしたり、気密性能が上がったか下がったかの変化を測定するだけなら、自分でもできるの

  • 三井ホーム・築後の気密改善計画

    高気密は大事だとさんざん書いている当サイトですが、わが家はそれほど高気密ではありません。C値でいうと、1.3だか1.4だか忘れましたが、その程度であり、中途半端なレベルです。これはできるものなら何とかしたいと思い、築後6年目にして、少しばか

  • ついに解決!カーポートのコケを取る方法

    わが家のカーポート(アルミ、ポリカーボネート)は、設置後 1、2 年で苔(コケ)が生え始め、年々、茶緑色になって暗さが増し、美観を損なう状況になっていました。北側で風通しの悪い位置に設置していたせいもあるでしょう。同時期に日当たり・風通しの

  • APW330(アルミスペーサ)とサーモスX(樹脂スペーサ)の結露状況

    あけましておめでとうございます(遅すぎ)。昨夏、こんな記事を書きました。・樹脂スペーサーとアルミスペーサーの断熱性能差は大きくないが…33文字にまとめると、「断熱性能差は大きくないけど、樹脂スペーサーは結露が少ないからお勧め」という内容です

  • 長期優良住宅について築後に気づいたメリット・デメリット

    わが家は長期優良住宅の認定を取得しましたが、取得にはメリットもデメリットもあります。ほとんどのことは調べればわかりますが、ここでは、私が取得後に気づいた(=当初は気づけなかった)長期優良住宅のメリット・デメリットを書いておきたいと思います。

  • 全館空調1年間の運転モード設定

    全館空調の設定はどのようにしているのかというご質問を度々頂くので、1年を通じた全館空調の運転モード設定について、わが家のケースをまとめてみました。全館空調でなくエアコンを連続運転する場合でも、同じように使用することになると思います。大まかに

  • 全館空調を止める場合のエアコン計画を考えてみた

    全館空調は快適なものの、いろいろと高コストなので、長期的に見ると微妙です。将来的に、給気ダクトが汚染した場合などは使用を止めることも検討しています。全館空調を止めた場合の「換気計画」については以前書きましたが、今回は暖冷房計画について考えて

  • ダイニチと Panasonic の加湿器の違い【大容量気化式加湿器】

    家中を加湿しようとすると、大容量・省電力の気化式加湿器が有力な候補となり、これは大手家電メーカーでは Panasonic の独壇場です。しかし気化式としても使用できる温風気化式を含めると、ダイニチも選択肢に入ってきます。参考 高断熱住宅に向

  • ハウスメーカーの5年目訪問を受けた

    三井ホームで自宅を建てていただいてから、もう 5 年も経ったそうです。前回の2 年目点検では、多くの保証が切れることから、しっかりと点検を行い、必要に応じて補修工事を行っていただきましたが、今回は「点検」ではなく「訪問」でした。それでも家の

  • 補助金を使ってコンポストを庭に設置したら意外と安くて便利だった

    最近、小動物を飼い始め、糞の処理に困っていたところ、コンポストというものがあることを思い出しました。コンポストとは、野菜くずなどの生ごみから「たい肥」をつくる容器のことです。最近では段ボール コンポストという方法も人気があるようですが、耐久

  • 全館空調の使用を止める場合、換気はどうすればよいか?

    今のところ全館空調を止める予定はありませんが、将来的には止めることもあると思っています。全館空調の全交換が必要になり、払いたくないほどの費用が想定される場合や、長期にわたって家を空けるときなどです。そんなときに心配なのが、24時間換気をどう

  • 断熱性能ランキングにあまり意味がない理由

    当サイトで多くのアクセスがある「大手ハウスメーカーの断熱性能ランキング」という記事の情報が古くなってきていたため、2021 年版のランキングを更新しました。しかしいつも悩ましいのが、「何を根拠にランキングを付けるか」ということです。ランキン

  • 自然絶対湿度差を考える

    冷暖房なしの内外温度差を表す自然温度差について考えていたら、湿度についても似たようなことが考えられることに気づきました。室内は常に水分の発生源であり、その湿度は換気によって排出されますが、空調(冷房や除湿)を使わない場合、室内の湿度は外気の

  • 自然温度差の注意点とメリット

    断熱性能を表す指標としては UA値(外皮平均熱貫流率)や Q値(熱損失係数)が有名ですが、この頃は一部で自然温度差も利用されているようです。自然温度差は熱量ではなく℃単位なので、Q値やUA値と比べると直感的にわかりやすい数字です。しかし、Q

  • 敷地内に入るタヌキとネコの侵入防止策がすべて失敗した話

    以前、ATOM CAM2 という防犯カメラを設置したことを書きましたが、防犯カメラをチェックして驚いたのが、わが家の庭に現れる野生生物の多さ。野良猫はもちろん、ハクビシンは柵の上を歩いて庭木に飛び移ってくるし、タヌキも毎晩のように出現してい

  • 換気と空気清浄機の違い:空気清浄機は換気の代わりにならない

    「換気ができなければ空気清浄機を使用すればいい」という意見をたまに見かけますが、換気と空気清浄機の効果は異なるものであり、代替できるものではありません。どこかで勉強したわけではありませんが、ちょっと考えてみればわかる基本的なことであり、専門

  • 加湿器のサイズ(加湿量)はどのくらいが適切か?

    加湿器を選ぶとき、悩むのがサイズです。これまで使っている加湿器がある場合はそれを目安に選ぶことができますが、初めての環境ではよくわかりません。買ってから、「加湿力が足りない!」と気づくことも起こりがちです。かといって大は小を兼ねる物でもなく

  • 日本各地の一年間の絶対湿度をグラフにしてみた

    三度の飯より絶対湿度が好き。さとるパパです。住宅の湿度の管理を考えるにあたり、外気の年間の絶対湿度の推移を知りたいと思ってデータを探したところ、求めていたデータが見つからなかったため、自分で計算してみました(2時間もかかりました...)。以

  • 樹脂スペーサーとアルミスペーサーの断熱性能差は大きくないが…

    細かい話ですが、複層ガラスにはスペーサー(Spacer)と呼ばれる部位があり(下図)、その材質によって樹脂スペーサーとアルミスペーサーに分けられます。リクシルのサーモスXでは樹脂スペーサーが標準ですが、YKK AP の APW330 などで

  • 芝奴隷になりそうでも芝生の庭にしてよかったと思う理由

    聞いたことないかもしれませんが、「芝奴隷」という言葉があり、ググると多くの芝生ブログがヒットします。完璧な芝生を目指して日々手入れに追われる人のことで、芝好きの人が自嘲して使います。私はできるだけ手入れをしたくなく、見映え軽視のノシバを育て

  • 治安が悪くなったので日本の安価な防犯カメラを設置してみた

    一軒家はマンションと違って守備範囲が広いので、意外と事件が起こります。わが家はこれまでダミーの防犯カメラしか設置していませんでしたが、警察に防犯カメラの映像提供を求められたことは何度もあります。ダミーでも騙せるということかもしれませんが、警

  • エアコン除湿の難しさ。必要な熱をいかに適度に取り入れるか

    ジメジメした梅雨時や夏に除湿できると非常に快適ですが、その除湿方法はずぼりコレという完璧なモノがなく、どれも一長一短があります。究極的にはダイキンのデシカのような装置が理想的かもしれませんが、導入コストの高さなどを考えると、エアコンの冷房ま

  • 空調機の除湿量をチェックしてみたら除湿機の比ではなかった

    除湿機よりもエアコンのほうが除湿能力が高いらしいとは聞くものの、エアコンで除湿した水はタンクに貯まらず捨てられるため、実際にどれだけ除湿しているのかは実感がわきません。「除湿能力・コストの比較【エアコン、除湿器、熱交換換気、エコカラット、デ

  • エアコン嫌いにお勧めなのは「冷風扇」ではなく●●●●

    私はエアコン冷房の風が嫌いです。暑いときに不自然な冷たい空気が身体に当たると、体調を崩してしまいます。けれども、暑すぎるのも苦手です。そんなとき、雑誌や新聞などで冷風扇の広告を見かけると、やはり気になります。冷風扇って何?という方もいらっし

  • 全館空調5年目のダクト汚染状況をチェックしてみた

    全館空調システムでは、冷暖房と換気用の空気をダクトを通じて各部屋に送ります。このため、ダクトがカビやホコリで汚染されてしまうと、各部屋に送られる空気まで汚染されることになり、健康上の問題が発生するおそれがあります。ここでは、ダクト式第一種換

  • 新電力3社の電気料金を比較してみた【年間3万円の節約】

    電気料金の負担額は高まるばかりですが、電力会社の切り替えはかんたんになったので、電力会社の選択によって多少の節約は可能です。わが家は約3年前に東電から「Looopでんき」に切り替えて実際に安くなりましたが、定期的な見直しも大切といいます。L

  • 窓辺の表面温度から植生による日射遮蔽の効果をチェックしてみた

    春も深まり庭木が青々としてきたところで、窓辺の木々が家に入る日射熱をどれほどカットしてくれているのかを簡易チェックしてみました。この時期は多少日射熱が入っても暑くないので問題ありませんが、以前、「落葉樹による日射遮蔽はあまり期待できない」で

  • 浴室乾燥機なしでカビが生えなくなった浴室の乾かし方

    浴室を暖めたり乾燥させたりするために、浴室乾燥機を付ける住宅はたくさんあります。しかし浴室乾燥機は消費電力が非常に大きく、使えば使うほど電気代が負担になります。浴室乾燥機は本当に必要なものなのでしょうか?どの家にも当てはまることかはわかりま

  • 戸建住宅で通信費を節約する方法【月額無料の TV と固定電話】

    戸建住宅でテレビ・電話・インターネットを利用するのは、マンションと比べて費用がかかります。わが家のインターネットはギリギリまで ADSL を使って節約してきましたが、まもなく ADSL サービスが終了するため、しぶしぶ光回線(月額 5 千円

  • 住宅の省エネ評価に対する疑問

    ZEH支援事業の調査発表会資料(2019、PDF)を読んでいたら、今更ながら住宅の省エネルギー性能の評価手法について疑問が湧き出てきました。住宅の省エネ評価は主に一次エネルギー消費量の削減度で評価されるようですが、まず、「一次エネルギー」と

  • 断熱性能が高いほど暖冷房費が安いのは本当か?【ZEH住宅の実測調査結果】

    断熱性能が高いほど暖冷房費が安くなるとはよく言われていることですが、多くは理論上やシミュレーション上の話であったり、少数の住宅での事例であったりします。私はずっと、高断熱の住宅に住んで本当に暖房費が安くなるのかは疑問でした。断熱性能が高くな

  • エコハウスという言葉に感じる違和感

    この頃、高断熱住宅という言葉に代わって「エコハウス」という言葉が使われることが多くなってきました。私見ですが、私は「エコハウス」という言葉があまり好きではありません。理由は2つあり、エコハウスという言葉の意味があいまいなことと、環境に優しい

  • 家中温度差のない住宅が望ましい理由

    高断熱や全館空調の広告などで「家中温度差のない住宅」が宣伝されることがあります。私も、温度差を小さくする方法に関する記事をいくつも書いています。が、そもそも、温度差がない住宅が望ましいのはなぜなのでしょうか。これは住んで体感しないとわかりに

  • 湿度計は相対湿度(%)ではなく絶対湿度計(g)が良い理由

    ほとんどの湿度計は相対湿度(%単位)を表示しますが、なかには絶対湿度(単位:g/m3など)を表示する湿度計もあります。絶対湿度が重要だということはよく言われていますが、どうして相対湿度ではなく絶対湿度をチェックしたほうがよいのでしょうか?こ

  • 耐震等級だけで耐震性能を測ることはできない

    「〇×工法は地震に強い」とかいう話はよく聞きますが、「耐震等級1ピッタリで設計した建築物の耐震性はどの工法でも同じ」とも言われると、混乱しそうになります。耐震性能は耐震等級で表されると単純そうに思えますが、意外と複雑です。耐震等級は重要な指

  • 効かないといわれても期待してしまう玄関用虫よけをまた付けた結果…

    多くの住宅の玄関ノブにぶら下がっている虫よけ。いかにも蚊に効きそうな感じですが、適用害虫は「ユスリカ・チョウバエ」のみであり、刺す蚊は適用対象外です。このような製品を販売しているアース製薬、興和、大日本除虫菊、フマキラーなどの大手も、「根拠

  • 部屋干しで洗濯物を臭わず早く乾かす3つのポイント

    わが家では洗濯物を一年中部屋干しで乾かしていて、浴室乾燥機も洗濯乾燥機も、ベランダのサンルームもありません。そうしている理由は、花粉症だからとか、畑が近く風が吹くと土埃が付くからとかもありますが、単純に、部屋干しで臭わずに乾くからです。ベラ

arrow_drop_down

ブログリーダー」を活用して、さとるパパさんをフォローしませんか?

ハンドル名
さとるパパさん
ブログタイトル
さとるパパの住宅論
フォロー
さとるパパの住宅論

にほんブログ村 カテゴリー一覧

商用