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2017/10/06

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  • 学習者中心主義は新たな学習者管理の方法である

    「学習者を洗脳する」 以前、ある研究会でグループ活動を取り入れた授業の実践報告がありました。その報告の中で、報告者が「複数のクラスで実践をしたが、グループ活動を積極的に評価する学習者がいた反面、このようなグループ活動は意味がなく、従来型の授業で良いという評価をする学習者もいた」と報告をしました。これに対して私が「ではそのようにグループ活動に否定的な評価をする学習…

  • 中国人学生にとっての大学院進学の意味-学問研究よりも学歴-

    増加する大学院受験者数 現在、中国の某大学の日本語学科で教えておりますが、1クラス30人くらいのうち、約半数が大学院進学を希望しております。 日本では1990年代後半から「大学院重点化政策」を取ってきました。しかし、修士号や博士号を取得した人がなかなか正規の就職ができない問題が深刻化しております。そのため、大学院に進学をせずに就職する人も多いのではないでしょうか。近年では修…

  • 「間違った言葉遣いでもコミュニケーションが取れればいい」は母語話者の論理

    「コミュニケーションが取れればいい」という母語話者教師 日本国内で教えるのとは違って、海外には日本語が非母語の教師が多くおります。日本語を母語とする教師は数の上では少数派です。 海外の日本語スピーチ大会などで、非母語話者教師が審査員となる場合は学習者の文法、発音、語彙などの正確さを求める傾向がありますが、母語話者教師がなる場合はこのようなことにあまり拘…

  • バイトを掛け持ちするベトナム人とネパール人留学生<br />留学の資格外活動者数>留学の在留資格者数の実態

    留学生30万人突破 2018年(平成29年)3月17日、法務省入国管理局は「平成28年末現在における在留外国人数について(確定値)」を発表しました。2017年(平成28年)12月末現在における中長期在留者数は2,043,872人であり、過去最高です。(法務省:平成28年末現在における在留外国人数について(確定値))…

  • 中国の大学の日本語教育ではあまり受け入れられていない活動型授業

    日本語教育学の世界では主体性や協働性を重視した学習が一種の流行となっております。アクティブ・ラーニングやピア・ラーニングなどがその一例です。先日、文化庁が「日本語教育人材の養成・研修の在り方について(報告)」をまとめました。この中で、大学の日本語教員養成課程や420時間養成講座等のいずれにおいても、「伝統的な講義…

  • 日本語学と日本語教育学の冷たい関係

    日本語学と日本語教育学との交流がない 私は日本学出身の日本語教師です。日本語学出身で日本語教師をやっている身として感じることは、日本国内では日本語学と日本語教育学がますます離れ離れになっているということです。 日本語学の研究者はあまり日本語教育系の学会・研究会に参加しませんし、また日本語教育学の研究者もあまり日本語学系の学会・研究会に参加しません。

  • 「海外帰り」が歓迎されない国内日本語学校

    国内経験重視 私は海外で教えた後、日本に戻り、日本語学校で教えたことがあります。正直言ってそのときに感じた戸惑いは大きかったです。 「外国人に日本語を教えるのが仕事なのだから、海外経験は買ってくれるだろう」などと思ったら大間違いでした。 日本語学校の教師の応募条件には「国内の日本語学校で〇年以上の経験者」と書かれているところもあります。

  • 合格者ノルマを課す日本国内の日本語学校-ノルマを達成しても給与が増えないわけ-

    面接で「ウチには能試合格者数ノルマがある。」と言われドン引き 日本国内にある某日本語学校の専任採用の面接のとき、「ウチには日本語能力試験合格者数のノルマがある。」と言われ、私は呆気に取られ、ドン引きしてしまいました。結果は不採用でしたが、不採用で良かったと思ったくらいです。 最初は「ノルマなんて、まるで保険会社や自動車販売会社みたいで嫌だな。」と思った…

  • なぜアクティブラーニングを嫌がる学習者がいるのか-アクティブラーニングの問題点‐

    教師主導は自主性を奪うものなのか 教育界で自主性尊重を主張する人たちは、伝統的な教師主導の授業は教師が一方的に知識を伝授するものであり、このやり方では学習者の自主性や個性が活かせなかったとし、アクティブラーニングなどを取り入れることで自主性や個性を引き出していきたいと考えているようです。このような意見を主張する人は日本語教育業界にも数多くおります。 だ…

  • ピア・レスポンスによる作文授業が失敗する理由

    ピア・レスポンスとは ピア・レスポンスとは、作文に授業において、学習者どうしが相互に作文を推敲し合う活動で、協働学習の一種であります。 従来の作文の授業では専ら教師が推敲し、評価しておりました。しかし、原稿用紙が真っ赤になるまで、教師によって添削された作文を見るに、学習者は学習意欲がかえって低下してしまう恐れがあります。 そこで、教師と学習者との「上下」の関係によって…

  • 日本語教育業界の自主性信仰を疑う

    学習者の自主性尊重は良くて、教師主導は悪なのか 最近の教育学の世界ではアクティブ・ラーニングや反転授業やピア・レスポンスなどが流行です。小学校、中学校、高等学校の学校教育でもこれらの学習法を導入しようという動きが強くなってきており、文部科学省も推進しております。そして日本語教育学もこの流れに沿っております。国際交流基金もこの流れです。 今までの教師主導の一斉授業が行き詰まる…

  • 大学教員公募は日本語学校以上にブラック!

    給与条件の明記がない 日本語学校よりも大学のほうが待遇がいいと言われます。相対的にはそうなのかもしれませんが、決して良いとは言えません。 日本語教育学会の教師募集のページやJREC-INなどで大学の日本語教育のポストの募集について知ることができるので、ご覧になればおわかりでしょう。JREC-INではキーワードのフリーワードに「日本語教育」と入れて検索すればよいです。

  • 加計学園獣医学部新設から見る留学生30万人計画の実態

    新設獣医学部の新入生140人中20人が留学生 加計学園グループの岡山理科大学が愛媛県今治市に獣医学部を新設することを巡って大きな問題となっております。 この獣医学部は2017年11月10日に文部科学省の認可を得て、2018年4月に開学されることになりました。 日本では長らく、獣医学部は新設されませんでしたが、このほど岡山理科大学獣医学部が新設されることになった理由は「日本国内に獣医が不…

  • 「教えてあげる」が強すぎないか

    学習するかどうかは結局、学習者次第   これまでこのブログで日本語教師の直接法原理主義や教案信仰について書いてきました。 「「直接法原理主義」の問題点-ガラパゴス化とブラック化の要因-」 「日本人日本語教師…

  • 成人学習者を「子」と呼ぶ日本語教師

    「うちの子たち」? 「うちの子たち頑張っていますよ」「今日はうちの子たち、元気がありませんね」 私は日本語教師を始めて以来、気になって仕方がない言葉があります。それは学習者を「子」と呼ぶ日本語教師が多いということです。 私は今まで18歳以上の成人学習者しか教えたことがありませんが、私は成人学習者を「子」と呼ぶことにとても違和感を覚えております。確かに子どもっぽい学習者も…

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