女心と人生を受け入れること

ここ2年ほど読んでいるブログがある。カテゴリは、独身女性と婚活。そのブロガーさんは、先頃手術をしたそうだ。経過を診てもらいに病院に行き、お医者さんに「傷口はいいですね」と言われてショックを受けたと書いていた。大きな手術だったのか、長い傷口がお腹に残ってい

神、我を見捨て給う

春が近づいてくると、新しい服が欲しくなる。重くかさばる冬物を脱ぎ捨てて、軽やかな衣装を身にまとって、外へ出かけたい。さて、服を新しくするとなると、それにともなって、下着も新調したいものである。見えないところにも気を遣うのが、おしゃれの極意…か？もう4年ば

大きなつづら

昔話を読んで、不思議に思っていることがある。舌切り雀で、雀を探して山に入ったおじいさんは、歓待を受け、帰りにお土産のつづらを差し出される。大きなつづらと小さなつづらのどちらかを選べと言われ、欲のないおじいさんは、小さなつづらを選ぶ。家に帰って開けてみると

おみくじの効用2

昨年は夏中、本当に具合が悪かった。ぐっすり眠れないわ、夜中何度も目が覚めるわ、食欲はないわ、下手に食べると戻すわ、頭痛はするわ、強烈な睡魔が襲ってくるわ、目蓋が重くて目が開けていられなくなるわで、もうこの夏は越せないのではと思っていたほどだ。さらに困るの

鰯の頭も信心から

先日読んだコミックエッセイに、参拝したことのある神社が取り上げられていた。縁結びで大層有名で、参拝客が引きも切らない神社である。コミックエッセイの作者が神社を訪れて、その様子を描写した作品なのだが、その神社について、「ここは新しく作られたところ」というこ

逆「だるまさんがころんだ

元気だね、とよく言われる。自分では、元気なつもりは、まったくない。いたって普通だと思うのだが、SNSの友人の紹介ページに、「元気のかたまり」と書かれて、びっくり仰天したことがある。この件で、どうやら、他人の目に映る私と自分の認識とに多大なズレがあることに気づ

ホーニッヒアッフェルバウム

帰省のときには、羽田空港でお土産を買うことが多い。空港内の品揃えが年々充実し、わざわざ都心の百貨店で買っていかなくても、搭乗直前にいろいろな種類の手土産が簡単に購入できる。それに、予め購入すると、空港まで荷物になるし、ぎりぎりまで仕事をして羽田行きの電車

鷽の思い出

乗り換え駅のポスターが、ふと目にとまった。そういえば、鷽替えの時期である。 ポスターは五條天神社のものだが、東京では亀戸天神の鷽替えが有名で、学生の頃、鷽替えの巫女のアルバイトをしたことを思い出す。亀戸天神の鷽替えは、1月24、25

神様がいっぱい

我が家には小さな神棚がある。神棚と言っても、作り付けの棚の上に小さな神棚を置き、その中に神社のお札を入れてお祀りしている、簡素なものである。 神棚は小さいのだが、この中には神様がたくさんおわします。神宮大麻（伊勢神宮の祭神である天照大神様のお札）、

読書うんざり

趣味は何、と聞かれたら、まず、読書と答えてきた。子どもの頃から本を読むのが好きで、中学校のときには、貸し出し冊数で学年1位だか学校1位だかになったことがある。ところがここ数年、読書がつまらない。一つ目は、言葉の問題である。日本のものより海外の作品のほうが