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  • 1・4 高木兼寬-日本の疫学は高木兼寬で始まったのか?(始まらなかったのか?)誰も教えてくれない疫学の日本の歴史-<br />

    日本の疫学の始まりといえば、海軍軍医の高木兼�ェ(1849−1920)の脚気の研究といえるでしょう1-4)。他の医師がドイツに留学するなか高木兼�ェはなぜかイギリスで医学を学び帰国したため疫学の知識がありました。高木は帰国後、脚気という当時は原因不明の疾病が流行していることを知り(時間)、脚気はイギリスにはないが日本では流行していること(場所)、貧困層には少ないが富裕層…

  • 1・3 ジョン・スノウ-疫学の始まりといわれるジョン・スノウは三要素を用いた記述研究をしたのか?誰も教えてくれない疫学の始まりを紹介します-

    「疫学の歴史は、1850年代のイギリス(ロンドン)におけるコレラの流行をもって始まるといわれている」1)とされるように、疫学の始まりはイギリスでコレラの流行を終わらせたジョン・スノウであるとほとんどの疫学の本で記述されています。 そして、ジョン・スノウが疫学3要素用いた記述的な研究により因果関係の仮説を立ててコレラの危険因子を明らかにして流行を収めたかのような記述が…

  • 1・2 疫学の三要素-わかるけれどもわからない疫学の三要素とは何だろうか。誰も教えてくれない疫学の三要素の意味を紹介します

    疫学の三要素は「時間」、「場所」、「人」であると紹介されますが、それが何かということは明かされないことが多いことも疫学がわかりにくいということになる要因のひとつかと考えられます3)。 疫学の三要素とは何かといいますと、実は、曝露を大きく3つに分けたものをいいます。つまり疾病の原因を大きく3つに分類したものなのです。このように3方向に曝露を分けて記述していくことで因…

  • 1・1 疫学の定義-疫学の難しさは定義すらよくわからない。誰も教えてくれない疫学の核となる概念をシンプルに表現したとてもわかりやすい定義を紹介します-<br />

    疫学は、多くの人から単なる保健統計だと誤解されているようです。さらに、疫学の定義はとても多く、研究者の数よりも多い1)ともいわれています。そんなわけで、疫学の概念がとてもわかりにくくなっています。そこで、誰も教えてくれなかったとても簡単で、わかりやすいDr. Richeの定義を紹介します。 「疫学とは、人間集団での因果関係を明らか…

  • 「科学的根拠がないから効果がない」というのは間違い

    権威ある団体が「(科学的)根拠がない」といっているから、その健康法は効果がないなどと解釈されることが多いようです。新聞の記事にもそのようなことが載ることがあるようです。 しかし、根拠がないという意味は、効果がないまたは効果があるという論文(根拠)がないという意味ですから、まだ、誰も科学的根拠の高い研究で効果の有無を確認していないということになります。 ですか…

  • にんにくとコロナウイルス感染症(COVID-19)

    にんにく由来の化合物がコロナウイルス感染症(COVID-19)の予防に効果があることが報告されています。 コロナウイルス感染症(COVID-19)が重症化するのは、免疫の働きが、暴走することでコロナウイルスを攻撃するだけでなく、自分の細胞をも傷つけてしまい、炎症を増悪させるからだということがわかっています。にんにく由来の化合物は、この免疫の暴走を抑制し正常化させることが報告されてい…

  • ニンニクと疲労回復

    ニンニクは疲労回復に効くことがよく知られています。その疲労回復効果からスタミナをつけるなどといわれることもよくあります。 Moriharaらによれば、動物での研究では、運動持久力を促進することが確認され、ヒトでの研究では、身体的疲労、冷えによる全身の疲労、原因不明の倦怠感などの症状改善が確認されています。その一方、疲労回復効果のメカニズムはよく分かっていないと報告されています。 また、にんにくの成…

  • ニンニクと痛み

    にんにくには疼痛抑制作用があるという報告もあります。その場合は外用薬のように用いるようです。例えば、ニンニクを蒸したものを痔へはりつけたり、歯痛の部分にニンニクのすりおろしたものをすり込んだりすると痛みが和らぐそうです。 唐辛子のカプサイシンが湿布薬などに用いられているように、にんにくのアリシンにもカプサイシンと同じようなメカニズムで鎮痛作用があるとされていま…

  • ニンニクと寄生虫

    にんにくの殺菌・抗菌作用は強力で、コレラ菌や大腸菌などの細菌にとどまらず寄生虫にも及ぶそうです。 抗菌作用のあるアリシンはにんにくの細胞を破壊するときに生じるためすり下ろしたにんにくをオブラートに包んで飲むと虫下しになるようです。量が多すぎると下痢などの症状がでることもあるようなので生の場合は1片ぐらいから様子をみた方が良いかも知れません。 現代の日本では寄…

  • にんにくと水虫

    にんにくは殺菌・抗菌作用があることから、水虫の原因である白癬菌にも効果があると報告されています。水虫に関しては、飲み薬のように食用したり、塗り薬のように、にんにくの絞り汁を患部に塗ったりして、身体の外からと中からの両面から用いることができるとされています。また、にんにくは殺菌・抗菌作用だけでなく、体質改善する作用もありますので、体質改善により免疫力が改善し水虫に…

  • にんにくと体質改善

    にんにくは内臓を温めることで胃腸の働きを高めて虚弱体質や低血圧を改善するそうです。つまり、にんにくは胃腸の機能を高めることで、栄養を充実させて、その結果、身体が丈夫(虚弱体質等の改善)になるということだと思われます。しかし、食べ過ぎは良くないようです。特に、胃潰瘍、十二指腸潰瘍や眼病の方は食べ過ぎには注意が必要なようです。 食べ方としては、身体が弱くおなかが冷…

  • にんにくと胃炎

    にんにくは身体を温め水分の代謝をよくすることで胃腸を健康にするとのことです。つまり、胃が冷えることによって胃の働きが低下し、胃の内容物の水分の代謝が悪くなった状態に対して、にんにくがその冷えをとることで胃を健康にするということだと思われます。 にんにくの適応としては、急性胃炎で嘔吐した場合が良いとされています。反対に禁忌は胃・十二指腸潰瘍で、理由は刺激が強いか…

  • たんの除去ににんにくのざらめ煮

    にんにくには、気管支の粘膜に作用してたんをきる作用があるそうです。 その用い方は、 �@皮をむいたにんにく5〜6かけをすり鉢に入れてついて混ぜます。 �A�@にざらめ90グラムを少しずついれてつきながら混ぜます。 �B�Aを鍋にうつして少量の水を入れて弱火でどろどろになるまで煮ます。 �C毎日朝夕2回ほど食べ続けます。 臭いがあるものの口当たりが良く食べやすいようです。 参考…

  • にんにくは呼吸器にも有用

    にんにくは、せき、たんにも効果があるようです。 せき、たんには4つのタイプがあり、ひとつは乾性のせきでたんが少なく粘りがあって、きれが悪いせき。ふたつめにはその逆の湿性のせき。3つめには熱性のせきで身体に熱があり痰が黄緑色になっているもの。4つめには寒性のせきがあります。このせきは、身体が冷えて寒気がして痰が透明で冷たい感じがするものだそうです。 この4つめの寒性…

  • 健康に有用なにんにくは食べるだけではないようです

    にんにくは食べるだけではなく、身体に貼り付けて使用することもあるようです。 「食べて治す医学事典」によれば 「でこぼこのイボには、にんにくが良く効きます。 うす切りのにんにくをイボにのせて固定します。」 とあります。 にんにくには抗ウイルス作用があることがわかっています。イボはウイルス感染が原因の場合がありますので、ニンニクの成分でウイルスを弱らせたり殺…

  • にんにくの科学的根拠

    科学的根拠(エビデンス)のある話として以下のようなことが語られることがあります。 「にんにくには硫黄化合物が含まれ、この硫黄化合物に殺菌や抗菌効果があります。試験管での実験では、病原性微生物にニンニク由来の硫黄化合物を加えると、病原性微生物は死滅します。このことから、ニンニクを食べると感染症の予防や症状改善になることがわかります。」 上記のような、お話は、科学的根拠はありません(厳密にはその…

  • にんにくは何に良いのでしょうか? その2 -がん予防?その因果関係-

    世界がん研究基金/米国がん研究機関(2007年)の発表によれば、にんにくは胃がんのリスクを低下させるとしています。そしてそのエビデンスレベルを「おそらく確実」というレベルに位置づけています。 これは科学的根拠に基づく医療(evidence-based medicine, EBM)といわれる基準に基づいたものです。科学的根拠とは化学的根拠ではありません。要するにメカニズム(化学的・生物学的)に焦点があるのではなく、因果関係に…

  • ホホバオイル

    夏の強い日差しは、紫外線が多く皮膚や髪をDNAレベルで傷つけけることがよく知られています。誰でもおしりは赤ちゃんの時のようなきれいな皮膚をしているのは、紫外線に直接曝露していないからだと皮膚科の医師から聞いたことがあります。とにかく皮膚の老化予防と美顔には、日光を避けることが一番のようです。 それでも、今年は夏の日差しにたくさん曝露してしまったという場合はどうしたら良いのでしょうか。何か天然素材…

  • にんにくは何に良いのでしょうか?

    にんにくは身体に良いと聞きますがどのように良いのでしょうか。確かに身体が元気になるようなイメージですが、何が良いのかはよくわかりませんでした。そこで、統合医療の開祖ともいうべきアンドルーワイル博士の「ナチュラルメディスン」という本で調べてみました。 博士は、ニンニクをハーブ類に分類し、強力な生薬だとしてその効果を2つあげています。それは、 �@高血圧の予防・緩解 �A感染症の予防・症状改善 …

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