■柳生忍法帖エログロをカットし、原作のエッセンスを取り入れながら、うまく敵討ちの話へとまとめていました。犬丸たちを人の盾として使う外道っぷりとか、加藤明成が…
男女脱皮とか、女声男声の変化の楽しみだとか、そういうことを飛び越えてエンターテーナー、望海風斗になったのだな、と感じた公演でした。 だいもんのお家芸のハイ…
(少々個人的なことです) ■2021についてムラの千秋楽が終わり、タカスペが終わると、1年間で1番寂しい10日間を迎えます。西か東で公演がやっていて、毎日ジ…
■80年代の男の美学を、宝塚に転写できたか 昭和の笑い、ブスや痴漢・スケベで笑いをとるのは、今の時代ではやはりデリケートだったなあと思う。北条司先生の代表作、…
Xmas Dream Box /宝塚歌劇団 アルバム全体は、ハッピークリスマス!!というより、切なさとなつかしさのクリスマス、といったおもむき。極君がバブリ…
観劇は、チケット取りから始まる。 チケット発売日に目を光らせ、大量の抽選申込みをした後、次々に 「厳正なる抽選の結果、チケットをご用意できませんでしたできま…
宝塚雪組千秋楽 fffフォルティッシッシモ- 歓喜に歌え- シルクロード 雑記
劇は渾身、ショーは余裕。 望海ベートーベンの、ハイリゲンシュタットの遺書、素晴らしかった。千秋楽、だいもんをだいもんたらしめている何かを、全力で、受取りました…
雪組fffフォルティッシッシモ/シルクロード 盗賊と宝石 感想
伝説のダイアモンド、ホープダイアモンドの女が真彩ちゃん、それをしつこくアンドレみたいに追い続ける盗賊の首領がだいもん、という、最強のおとぎ話設定をありがとうご…
fffは、ベートーベンの、音楽家、啓蒙思想家、悩める1個人、の側面をそれぞれ明快に入れ込んでいて、私小説的ではない、もっと大きな枠組みの中で、人類の英雄と…
雪組望海風斗ライブツアーNOW! ZOOM ME!! 配信感想②永遠に夢の彼方
第二部も、前半おちゃらかし、後半盛り上がりのめでたしめでたしスタイル。とにかく盛りだくさんで、だいもんの音楽力やら、だいきほワールドやら、雪組のわちゃわちゃ、…
雪組望海風斗ライブツアーNOW! ZOOM ME!! 配信感想①ビックゲートだいもん
同期・明日海りおの退団コンサートも映画館のライビュで見に行き、楽天の宝塚オンデマンドの宣伝の仕事もやり、咲ちゃんの炎のボレロも相方・真彩希帆のミュージック…
宝塚雪組ONCE UPON A TIME IN AMERICA感想③拍手の温度
ムラライビュ、初日近くに見てから、千秋楽放送が最後だったのだが、劇が深化していた。ヌードルスとデボラのやり取りが、より濃密になっていた。壮年時代の歌は、台詞を…
宝塚雪組感想②ONCE UPON A TIME IN TAKARAZUKA
■苦悩という名の自由刑務所から出所してスピークイージーでデボラ(真彩希帆)のステージを見て、一人その場を離れる場面、ヌードルスの孤独がひりひりしした。マックス…
宝塚雪組ONCE UPON A TIME IN AMERICA感想①望海風斗の薔薇
美が幸福の約束を意味する世界もあれば、運命への幻滅や失望を灰色の美として描く世界もある。小池先生は、ヌードルス達の失った時間を ”夢のために懸命に生きた”…
宝塚雪組ONCE UPON A TIME IN AMERICA感想①望海風斗の薔薇
美が幸福の約束を意味する世界もあれば、運命への幻滅や失望を灰色の美として描く世界もある。小池先生は、ヌードルス達の失った時間を ”夢のために懸命に生きた”…
世間は暖冬だそうですが、インフルとコロナウイルスと世界の終わりの夜の足音に怯えて、カムチャッカの鮭かオレかってほど凍ってます。 ノスタラダムスの予言もマヤ暦も…
宝塚月組『I AM FROM AUSTRIA─故郷は甘き調べ─』感想 世界の息子・珠城りょう
オーストリア友好150年記念として上演されたI am from Austria。ハリウッドセレブ女優の滞在先での恋と思いきや、親子関係・中年夫婦の倦怠などの…
役者と物語が一つに溶け合ったときの、作品世界にとじこめられる喜びを久しぶりに味わった気がしました。細かな話の筋については異論はあるでしょうが、演出家の美意…
A Fairy Tale-青い薔薇の精-/シャルム! 東宝観劇感想
■人間の時間と永遠の時間トート、エドガーなど明日海さんの演じてきた異界の役は始まりも終わりもない時間に属していて、人間を永遠の時間に連れ去ったが、今回の薔薇の…
■天国の番人退団公演を観劇し、千秋楽のライビュで明日海さんを見た感想は、「なんて美しいんだろう」初めて見たときから、寸分変わらぬ感想でした。いやむしろ、経てき…
すまん、翔ちゃん、すまん。 11/8のカフェブレを見て、私は画面越しに拝んだ。 ※内容に触れてあります まあやさん別人説を頑なにとり続けるまあやブレイク、こ…
星月夜のボレロ 宝塚星組 Éclair Brillant(エクレールブリアン) 感想
酒井先生のレビューは、岡田先生の華やかな色相の上に、グレーの紗幕を一層かけたように見える。グレーは、ローズピンクやベビーブルーなどの甘い色を包んで引き立てる成…
愛する男と愛する女/紅ゆずる・綺咲愛里 宝塚星組 GODOFSTARS-食聖-感想
オペラが全然上げられない公演でした。全部、見たかったから。常に沢山の組子が舞台上にいて、あちこちでわちゃわちゃしてる光景が星組らしくて、丸々見たかったか…
宝塚宙組全国ツアー市川 Nice GuY!!/追憶のバルセロナ 観劇感想
■オープニング Splendid キラキラ輝く「ナァーーイス ガーーイ!!、ナァーーイス、ガーイ!!」 宝塚歴浅い私でも歌って踊れる、永遠ループするキメ台詞と…
この公演ってこんなに面白かったっけ?暗闇のロマ (ジプシー) の峻烈なダンスから始まり、一転、貴族邸の華やかなパーティーへ、真風・芹香の赤軍服からスペイン…
早霧せいな「夢のつかみ方、挑戦し続ける力」感想 成功者の法則と元宝塚トップスター
ちぎさんのファンブックとして読むのはもちろん、トップスター※に上り詰めた成功者の教訓的な要素を抽出していて、キャリア形成やビジネス実用書的にも読める。この本は…
宝塚雪組 Music Revolution!/壬生義士伝 東宝観劇感想
中村先生のショーは、レビューなんだな、と思った。 ・人海戦術・左右対称命・色の洪水で責める・クラシカルな振りが多い・ひらひらのジョーゼット衣装・クラシック…
■望海風斗/吉村寛一郎ずっと笑っているだいもん吉村に、得体のしれない怖さを感じる。冒頭の南部の田畑に囲まれている時、しづに求婚した時までは屈託のない笑顔を見…
「人の上に立つ者は、一家の主にせえ、殿様にせえ、将軍様にせえ、下の者を守らにゃならねえ」 小説の壬生義士伝が、末端侍の目から見た幕府制度と侍の使命を問い…
宝塚版のオーシャンズ11の洋服が、さりげなく原作の映画のエッセンスを取り入れてるのが心憎いな、と思う。 (やはり有村淳先生) 特にダニーのジョージクルーニーの…
スーツは男の皮膚 —宝塚宙組 オーシャンズ11 東宝 観劇感想
花組オーシャンズを始めて見たとき、花男のあまりのかっこよさに震えるほど感動し、友人に勧めまくってDVDを貸した。すると翌日、彼女からすぐに電話がかかってきた…
■性別・柚香光完璧でした。 立てば道明寺、歩けば道明寺、キスする姿は柚香光 思わず土方歳三並のミゼラブルな句をひりださずにはいられないほど。 どうなってんねん…
(出典 https://www.hochi.co.jp/) ダイスケ先生テンプレートをタイに置き換えると、こんなにも新鮮になるんだな、と。テンポよく華やかで…
宝塚星組全国ツアー神奈川公演 エストレージャス/アルジェの男
全ツ版エストレージャスは夜! 星! 一瞬の永遠!というテーマがはっきりして、ぐっとアダルトに、夜のイメージが強くなった。本公演のエストレージャスは、リラッ…
今回の花組のLVの競争は熾烈を極めた。知人含めて落選に次ぐ落選で、一般ももたもたしているうちにあっという間に近場はなくなり、やっとのことでとれたのは、武州…
念願だった瀬戸内寂聴日めくりカレンダーを購入したところ、なんと雪組で日めくりカレンダーがはやっているとのこと。運命? と小躍りしてたところ、ページは1月で停…
※注:今回は、水晶のネックレス振り回して宇宙の話するポエマーになりますので悪しからず。 千秋楽を見届け、完全燃焼して悔いはなし。ただ、だいもんや真彩ちゃんの…
・咲ちゃん、見るたびに足が長くなってる気がする。 ・従者、見るたびに1.5倍速になってる気がする。 ・フィリップの小鳥たち、見るたびにどつきあいが激しくなって…
■クリスティーヌの逃走歌に感情を乗せていくときの真彩ちゃんの表情の演技が大げさすぎず、想像の余地を残す余白があるの好き。先生から貴方、そしてエリックと変…
新年早々風邪に打ち倒されて身動きできませんでした。89期じゃないけど、最近友達との話題が明らかに「美容」から「健康」に推移しているのに震える。この寒さで友達も…
宝塚雪組ファントム観劇感想①ベストキャスティングはいかなる名演にもまさる
ベストキャスティングはいかなる名演にもまさるという言葉があるが、雪組版ファントムは期待を裏切らずそれを体現してくれた。トップコンビの歌唱力にがっぷり四つに組…
朝夏まなとの陽性の存在感と、ジュークボックスミュージカルの楽しさがみっちりつまった作品でした。ダンスチューンののりの良さとシリアスな家族ドラマ部分、ロマン…
風馬翔退団を語り部せーこさんが語ると 宝塚宙組 異人たちのルネサンスつぶやき
白鷺・異人たちのルネサンスともども、非常に真風映えした作品でした。 真風で見たい役はロン毛・コスチューム・オラオラ+殺気のような、とりあえずボリューム感を…
宝塚花組全国ツアー神奈川 EXCITER!!2018 /メランコリック・ジゴロ観劇劇感想
※盛大に内容に触れてあります。 すでにオープニング開演アナウンスから声のトーン若干高め、テンション高めのれいちゃんのアナウンスでワクワクがとまらない。 ゲ…
宝塚花組全国ツアー神奈川公演メランコリック・ジゴロ/EXCITER!!2018観劇感想
今年のトンチキポスター大賞で2位をとれるんじゃないかと思うポスターについてはひとまず置いておいて、(カンパニーと2位3位を競りますかね) れいちゃん、正…
※内容に触れてあります ■ジェラール山下/加納惣三郎/ 松岡充ジェラール山下の声がはまっていた。だいもんの圧巻だった歌、どうすんだろうと思ってたけど、松岡…
ちぎさん以外キャストを変えての外部仕様るろ剣、非常に楽しかった!! 外部の舞台で演じると、役者さんの雰囲気も体格も全くばらばらで、雑多なパワーと面白みがあっ…
■正塚先生のヒーロー像 前にパーシャルタイムトラべラーの対談で、正塚先生が 「男は金属が好きやねん。ニッケルとか銅とか・・わかるやろ?」 とずんちゃんに…
宝塚花組 BEAUTIFUL GARDEN百花繚乱 東宝観劇感想
えー、今回は、野口先生、ちょっと第3倉庫の裏に20:30に来いや モードでお届けいたします。 ■裏庭・秘密ゴンドラから現れる明日海さん、妖精王子。(車掌服…
宝塚花組 MESSIAH/BEAUTIFUL GARDEN 異聞・天草四郎 メサイア東宝感想
天草四郎という人物の、聖性をばっさり捨てたアプローチが大胆で驚いた。劇中の四郎はオラショ一つも唱えられないように見える。海賊出身で島に流れつき、住人の暖かさ…
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