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TRAVELER’S JOURNAL https://travelnao.hatenablog.com/

世界一周経験者にによる、旅・本・アートの記録

日々の読書で考えたことや、訪れた展覧会について、世界の景色を思いだしながらつづります。

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2017/08/25

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  • 「メルボルンからの鉄道の旅」掲載のお知らせ

    「旅blog」にて下記記事を掲載いただきました。 メルボルンからの鉄道の旅【ジーロン・ベンディゴ・キャッスルメイン】 旅blog 美術館を中心に、メルボルンから小旅行をしたときの記録です。 オーストラリア社会は多文化主義。 同性婚も認められ、民族も男女も平等だという意識が見られ(もちろんそうでない人もいますが)、そういう気概が展示にも感じられるような気がして、美術館はある意味その国の社会を反映しているのではないかと考えさせられました。

  • 「ブックタウン・フェスティバル探訪記」掲載のお知らせ

    「旅blog」にて下記の記事を掲載いただきました。 オーストラリアで「読書の秋」を満喫!【Clunes Booktown Festival探訪記】 旅blog オーストラリアでの古書探索、幸せな1日でした。 もちろん数冊購入、その結果バックパックはさらに重みを増したわけで、活字中毒者が旅人をやっていくことの難しさを実感した1日でもありました……。

  • 「メルボルンで屋外アートを究める!」掲載のお知らせ

    「旅blog」にて以下の記事を掲載いただきました。 メルボルンで屋外アートを究める!【ストリート編】 旅blog メルボルンで屋外アートを究める!【光のビーチ・神秘の森編】 旅blog 趣味に全力疾走しながら書いた二本ですが、アートについてはまだまだ書きたりません。 続編を楽しんで執筆中です。

  • 「メルボルン三大動物園をゆく」掲載のお知らせ

    「旅blog」にて下記記事を掲載いただきました。 メルボルン近郊・三大動物園をゆく! 【オーストラリア固有種と出会う旅】 旅blog ワーホリでオーストラリアに来て、動物園の会員になって三大動物園を制覇する暇人はそんなにいないのではないか……と自負? しております。

  • 「ゴールド・ラッシュの町へ」掲載のお知らせ

    「旅blog」にて下記記事を掲載いただきました。 ゴールド・ラッシュの町へ【オーストラリア、金鉱の歴史をめぐる旅】 旅blog オーストラリアに来るにあたって関連本を何冊か読みましたが、群を抜いて面白かったのが『オーストラリア歴史の旅』。 ここで得た情報も少し盛り込んで書きました。

  • 「ワーホリ・留学に適した都市、メルボルン」掲載のお知らせ

    「旅blog」にて下記記事を掲載いただきました。 私がワーホリ・留学にはメルボルンが向いていると思う3つの理由 旅blog メルボルンには素敵なカフェやミュージアムもたくさんあって、ほどよい都会という感じ。大人向けの都市といえるかもしれません。 もちろんいいことばかり起こるわけではないですが……、メルボルンの穏やかな暮らしを、日々楽しんでいます。

  • 「旅と留学・ワーホリのちがい」掲載のお知らせ

    「旅blog」にて、下記の記事を掲載いただきました。 旅行と留学・ワーホリのちがい ~世界一周からワーホリへ 旅blog 書き終わったとき、旅でのさまざまな出会いが、わたしの人生を進めたり寄り道させたり後戻りできない道に追いやったりしているんだなと、しみじみと思いました。 わたしはワーホリを「旅」の一つとしてとらえ、世界一周の相棒だったバックパックを背負ってメルボルンに来ましたが、いつもの「旅」とはやはり、異なります。 上記の記事は、旅とワーホリは何が違うのかを、わたしなりにまとめたものです。

  • ワーホリブログ 開設のお知らせ

    ひと月以上更新がとどこってしまいました。 日々があわただしく過ぎ、季節はいつのまにか……夏。 私は今、南半球にいます。 *** バックパックをかついで日本を離れ、7か月ぶりの旅の空。ワーキング・ホリデーでオーストラリアにきました。 TRAVEL NOTEの姉妹編のようなかたちで新しいブログを立ち上げたので、滞在中はそちらを主に更新し、このTRAVELER'S JOURNALのとどこおっている項目は、いずれまた、更新しようと思っています。 WOR-HOLI NOTE 気が向いたときに、のぞいていただければ幸いです。

  • 【BOOK】星を見た人生 ⑶ ーノラの場合

    『ねずみ女房』を書いたゴッデンは、1907年にイギリスで生まれました。この本を翻訳した石井桃子が生まれたのは、偶然ですが1907年。そしてその前年、1906年に、ノルウェーの劇作家イプセンが亡くなりました。 イプセンは、社会劇の傑作といわれる『人形の家』の作者です。奇しくもゴッデンも同じタイトルの児童書を著していますが、ここで紹介したいのはイプセンのほうの『人形の家』です。 芸がないですが、新潮文庫裏表紙にあるあらすじを、そのまま使わせてもらいましょう。 《小鳥のように愛され、平和な生活を送っている弁護士の妻ノラには秘密があった。夫が病気の時、父親の署名を偽造して借金をしたのだ。秘密を知った夫…

  • 【DIARY】わが家の選挙模様

    うちの家は祖母(80代)・父(60代)・母(60代)・私(20代)の4人家族。政治的意見はみなバラバラです。 完全に右派・外国人嫌い・政治は男にまかせよという主張の祖母、そこまで偏ってはないけど保守の父、時々によって揺れ動く母、リベラルなわたし。 わたしは以前特にこだわりもなく、比例は保守、小選挙区はリベラルなどとコウモリのような投票をしていましたが、最近ふと気づいたら、今の日本はクレイジーではないか? という考えが強くなっていました。 勝ち組のはしごを降りると、地べたには理不尽も不平等もごろごろしている。また、旅で訪れたアジアやアメリカを思い出し、それらの国と日本との関係を、自分なりに考える…

  • 【BOOK】星を見た人生 ⑵ ー生がぎらりと光るとき

    わたしが『ねずみ女房』という絵本で一番美しいと思うのは、めすねずみが「星を見た」場面です。この瞬間のことを何と形容していいのか、自分ではうまい表現が浮かびません。 しかし、茨木のり子の詩に、まさにこの瞬間を言い表している言葉を見つけました。 《世界に別れを告げる日にひとは一生をふりかえってじぶんが本当に生きた日があまりにすくなかったことに驚くだろう ……中略…… 〈本当に生きた日〉は人によってたしかに違うぎらりと光るダイヤのような日は銃殺の朝であったりアトリエの夜であったり果樹園のまひるであったり未明のスクラムであったりするのだ》(「ぎらりと光るダイヤのような日」より) めすねずみが「星を見た…

  • 【ART】わが愛しのファーブル ⑴ ー今森光彦 切り紙の世界展

    わたしはけっこう自然や動物の本を読むのが好きで、そのおかげかゴキブリなど忌み嫌われる昆虫もヘーキ。 そしてアジアの屋台で飯を食う際には常にハエと共存していたため、ますます鍛えられたように思います。 虫ぐらいムシしないと旅はできない。あ、もちろん需要があれば「きゃーコワイっ!」とでも言いますが。 そんなわけで、先日訪れた「自然と暮らす切り紙の世界ー里山のアトリエで生まれる命たち」という展示も、紙で作られた昆虫たちをワクワクしながら見て回りました。 * * * 全ての作品は写真家の今森光彦の手によるもの。 今森光彦は昆虫を中心に世界各国で写真を撮るほか、琵琶湖のほとりにアトリエをかまえ、人と自然が…

  • 【BOOK】星を見た人生 ⑴ ーある主婦の不倫のおはなし?

    昨今おおはやりの「不倫」に関連するはなしです。 イギリスのルーマー・ゴッデンという女性が書いた、「ねずみ女房」という絵本があります。素朴な絵と、やわらかい文章で構成された絵本です。そんなかわいらしい絵本なんですが、 「これは不倫を奨励する本だ」 と、物議をかもしたのです。 * * * ちょっと長くなりますが、あらすじを記します。結末まで書いてしまいますので、楽しみにとっておきたい……という方は読み飛ばしてください。 ある家に、ねずみの一家が住んでいます。ねずみの女房は、夫と自分の食べ物を集め、これから生まれる赤ちゃんのための巣をつくり、日々を忙しく過ごしている、いわゆる専業主婦です。 しかし、…

  • 【BOOK】ベトナムに死す ⑵ ーあるベトナム人女性の日記

    今日、昨年の夏ベトナムを訪れた際に買った本を読み終わりました。 『Last Night I Dreamed of Peace』 これは、ゲリラ兵の看護に当たっていた20代半ばのベトナム人女性の日記です。 《So many people volunteered to sacrifice their whole lives for two words: Independence and Liberty.》 彼女も、独立と自由と平和のために身を捧げた一人でした。 野戦病院が壊され、重い物資を持って移動する。北ベトナムにいる家族を懐かしむ。兵士たちの死を見つめる。愛する人たちが囚われる。 そんな「日常…

  • 【PHOTO】ベトナムに死す ⑴ ー戦場カメラマン・沢田教一展

    昨年の7月、日差しが照りつける真夏のベトナムを訪れました。 ラオスからバスでハノイに入り、フエ、ホイアン、ニャチャン、ホーチミン市とひたすら南下。そのあとカンボジアに抜けました。 王宮都市フエで思い出すのは、王宮近くの屋台で定食をうまいうまいと食った直後に腹が下り、営業しているのかわからない店舗のトイレに駆け込んで格闘していると、急に清掃が始まって床が水浸しになり、バッグが水没したということで、今となってもいい思い出ではありません。ぜーったい、あの定食が元凶だ。 そのフエの、約50年前の写真を先日見ました。それはわたしが見たフエとは違った。市街戦で城壁越しに銃をかまえる兵士たち……。 ベトナム…

  • 【ART】郵便配達人との再会 ⑵ ー欲望のコレクション

    アメリカのボストン美術館は、主に個人の寄贈や寄付によってコレクションの拡充を続けているそうです。 上野のボストン美術館展は、日本美術を集めたアーネスト・フェロノサをはじめ、数々のコレクターの紹介がなされているのが大きな特徴といえましょう。寄贈者にここまで注目した展覧会というのは、わたしはこれまで見たことがありません。 * * * 三菱一号館美術館館長・高橋明也による新書『美術館の舞台裏』には、以下のようなアメリカの美術館事情が書かれています。 《実はアメリカの館長にとって、女性に好感をもたれる魅力があるかどうかは大袈裟ではなく死活問題につながります。女性のなかでも、富裕層の未亡人の心を掴むこと…

  • 【ART】郵便配達人との再会 ⑴ ーボストン美術館の至宝展

    真昼の上野、ほっこりと懐かしい気持ちになったのは、アメリカで出会ったある人物と再会したからです。 東京都美術館「ボストン美術館の至宝展」に飾られた、「郵便配達人」ことジョゼフ・ルーラン、そしてルーラン夫人。 わたしは今年の春、アメリカの美術館で、ゴッホが描いたルーラン夫妻の別の肖像画を鑑賞していました。 * * * ボストン美術館は1876年開館の歴史ある美術館、現在は約50万点ものコレクションを所蔵しています。本展覧会ではその中から80点を展示しており、エジプト、中国、日本、フランス、現代アメリカ美術と、同美術館のダイジェストといった感じ。それぞれコンパクトにまとめられていました。 目玉はや…

  • 【BOOK】豊かさとは何か? ⑶ ー子どもたちがみたセルビア

    『豊かさとは何か』には続編があります。 2003年発刊、同じ岩波新書の『豊かさの条件』。この本では、日本の教育の問題点や、著者が参加しているNGO活動での知見がまとめられています。 * * * 本書の中でわたしが印象的に感じたエピソードは、著者がドイツの教師に「いい学校とはどんな学校か」とたずねたときのこと。ドイツの教師はこう答えたそうです。 《規則のない学校でしょう。……はじめから規則で管理され、罰則で従わされるのでは、自主的な判断は育たないし、罰のないところへ行けば思慮のない行動を無自覚にとるのではありませんか?》 そもそも教師の状況が、「日本の教師のように、指導要領にしばられ、授業の月案…

  • 【ART】ジャコメッティとパリを想う ⑵ ーカフェに集う芸術家たち

    ジャコメッティはもちろん、はじめからほそながーい作品を制作していたわけではありません。 初期の作品を見ると、キュビスムもあり、シュルレアリスム運動に参加していた時期もあり、そんなふうにしながら、パリにアトリエをかまえ、紆余曲折を経て棒人間スタイルを生み出したようです。 ジャコメッティがパリにいたのは、ちょうどピカソやシャガールやモディリアニや、とにかく大物がわんさか集まっていた20世紀前半。国立新美術館の展示会場にもあるパリのアトリエマップを見ると、「へー、この画家とあの画家がご近所さんだったのね」などと芸術家たちの人間関係も垣間見えておもしろいものです。 で、パリといえばカフェ。ジャコメッテ…

  • 【ART】ジャコメッティとパリを想う ⑴ ー彫刻がまとう空気

    先日六本木の国立新美術館で、ジャコメッティ展を見てきました。 ジャコメッティとは、1901年にスイスで生まれ、フランスで活躍した彫刻家です。その作品の特徴は、ほっそながーい棒人間だということ。好き嫌いが分かれそうですが、わたしはとても好きなんです。 * * * 今回の展示は、南フランスのマーグ財団美術館所蔵の彫刻を中心に、故郷のスイスの町やパリのアトリエのスケッチもあり、ジャコメッティの生涯の生活史に触れて構成されています。マーグ財団美術館というのは、パリやチューリヒのジャコメッティ財団とともに、世界三大ジャコメッティコレクションを持つ美術館の一つだそうです。 展示物のほとんどが彫刻とスケッチ…

  • 【BOOK】豊かさとは何か? ⑵ ー「働き方」への疑問

    「働き方改革」が提唱されている昨今ですが、わたしは「働き方」よりも会社の「働かせ方」こそ、抜本的に改革すべきだと思っています。人は増えず・ノルマは減らずで「残業しないで帰ってね」などと言われたら、忖度が暗黙の雇用条件だと知る日本人は、退勤打刻後も残るか持ち帰るか、ってなことになるでしょう。 労働者が主体的に「働き方」を選べるように、日本の企業文化そのものを改革しないと意味がない。秋の国会で、わあ素敵な法案! と思えるような方向転換が起こればいいんですけど。 『豊かさとは何か』(岩波新書)という本には、こう書かれています。 《労働は、そして労働が作りあげるものは、それもまた、人間の豊かさを支える…

  • 【BOOK】豊かさとは何か? ⑴ ーラオスの寺院、ベトナムのサンドイッチ

    ちょうど1年近く前、カンボジアを旅していたとき、アラサー日本人美女のSさんと友達になりました。お互い退職して世界をフラフラしている身、すぐに意気投合し、カフェやツアー車のなかで様々な話をしたものです。 そのとき、こんなことを共感し合ったのを、印象深く覚えています。 「アジアの他の国々は日本より貧しいし、生活の快適さも劣るのに、『日本が一番いい国』とか『日本は豊か』とか、言えない……」 そしてそれはなぜだろうかと、お互いの職場での出来事などを話し合いました。 わたしはカンボジアを出た後も旅をして、日本は「物質的に」は豊かだけれど、根源的な意味で豊かとはいえない、そう思いました。そして帰国後、ニュ…

  • 【ART】アートは見るもの? 否、読むもの!ー怖い絵展

    燦々たる日差しのもと、「タイよりは暑くない、インドよりは断然マシ」と唱えながら手ぬぐいで汗をぬぐう今日この頃、ちょっとひんやりするタイトルの展覧会に行ってきました。 「怖い絵展」。 美術書『怖い絵』シリーズの10周年を記念し、著者である作家・ドイツ文学者の中野京子が監修した展覧会です。 秋には東京にくるようですが、一足先に兵庫県立美術館にて鑑賞。大変にぎわっていました。 * * * おっもしろいものがありました。 エッチングという銅版画は、油彩に比べ地味なので見とばしてしまいがちですが、この展覧会のは見逃せない。 たとえば、ジェームズ・アンソールが描いた横たわるガイコツの絵。ガイコツの絵ならほ…

  • ブログ開設にあたって

    こんにちは、ナオです。 このたび、TRAVELER'S JOURNALというブログを開設しました。 昨年から本年にかけ、約11か月の世界一周旅行をしました。その様子は、TRAVEL NOTEというブログに記したとおりですので、よかったらのぞいてみてください。 その世界一周旅行のあいだ、ミャンマーやカンボジアの歴史に打ちのめされ、スペインの田舎道に癒され、ペルーやメキシコの文化に惹かれながら、帰国後どうやって生きていこうか煩悶しました。結果、将来有料老人ホームに入るのも、厚生年金をもらうのも、諦めることにしました。 そのかわり、わたしはバックパッカーでいる。帰国する頃になってようやく、ふんぎりが…

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