chevron_left

メインカテゴリーを選択しなおす

cancel
睡紫庵文庫 https://suishian.hatenadiary.jp/

今迄読んできた本のあれこれ。絵本や少女マンガが多いです。 最近は登山に目覚めたので、山の話も。

睡紫庵
フォロー
住所
太田市
出身
太田市
ブログ村参加

2017/08/03

arrow_drop_down
  • 巻機山~バテバテでたどり着く楽園~

    巻機山は私の中で長いこと憧れの山であった。 以前、職場の人(元登山部)から「巻機はいい。登山経験ゼロの友人を連れて行ったが、すごくよかった、と感謝された」と聞いていたからだ。 ガイドブックなどを読んでみると「穏やかな山容が美しく」なんて書かれていて、一面の緑の中に登山道がすっと延びている写真を見ると「この道を歩いたら、ものすごく気持ちいいだろう」と思ってしまう。 いつか、行こう、とずっと思っていた。 梅雨明けの夏山登山の一発目にふさわしい山を考えていたときに、巻機山に行く時が来たな、と急にピンときた。 最初はソロでもいいか、と思っていたが、山の相棒ノムさんが一緒に行ってくれることになった。心強…

  • 鳴神山~ソロできままに~

    ここのところ怠惰な生活を送っていたせいで、妙に体が重くなった気がしていて(気がするだけではなくて、実際に重くなっている)、夏山シーズン前に足慣らしでどこかの山に行っておきたいと思っていた。 G県内の近めの山で、手頃な山はないかな、と探していたところ、以前、職場の上司が「眺めがいいよ」とお勧めしてくれていたことを思い出し、鳴神山に行くことにした。 この山には、「カッコソウ」というここにしか咲かない花があるそうで、いつか見に行こう、と思っていたのだが、残念ながらカッコソウの時期はすでに過ぎていた。ゴールデンウィークくらいが見頃らしい。 今回は世情を考慮してソロで行く。 滅多に一人で山には行かないの…

  • 「ヤマノススメ」しろ

    お茶碗が焼き上がった。 あとは、これを持って山に行くだけだ。 私は陶芸を趣味にしている。 かなり緩い趣味なので、自分の作りたいモノを適当に作りため、だいたい1年に一度くらい窯で焼く。 今回は、以前から、そのうち作ろう、と思っていたお茶の碗をついに焼いたのだ。 構想(?)1年以上。やっと自作の抹茶碗を手に入れた。感慨深い。 と、いうのも「ヤマノススメ」18巻を1年以上前に読んだ時、主人公のあおいちゃんと友達のひなたちゃんが、山の頂上で野点をする話があったのだ。 これは楽しそう。私も是非ともやってみたい。 あおいちゃんは窯元(飯能窯)にお茶碗を買いに行っていたが、私は自分で作れる。 自分で作ったお…

  • 七輪ライフ~山の持ち物 番外編~

    いろいろあった2020年。 5月に書く記事の冒頭ではないことは承知しているが、あえてこの書き出しで行く。まだ、2021年の前半なので、大丈夫だ。きっと。 2020年、私が購入した物の中で一番の「買って良かった」商品は「七輪」である。 家でのバーベキューが大人気、という話題を何かで聞いて、そうだ、私は七輪を買おう、と思いついたのだ。 学生の頃、学祭で焼き鳥屋をやった時に七輪を購入した記憶があり、手軽に購入できるものだという認識があった。 その記憶どおり、近所のホームセンターで普通に売られていた。値段は忘れたが、多分2500円くらい。割と恒常的に需要はあるらしい。 季節はちょうど秋。 七輪と言った…

  • 行道山~花咲く里山~

    ついに行道山に行くことが出来た。 行道山はG県東部からほど近い、ストロベリー県にある里山である。その気になれば、ふらっと行ける手近な山なのだが、不思議なほどご縁がなく、何度かの日程変更を経て、ようやく登ることができたのだ。 当初は、友人のでんさんから「足利に葛飾北斎が描いたお寺があるらしい」との情報により、じゃあ行ってみよう、と年明けから計画していた。 しかし、ストロベリー県に緊急事態宣言発令により、しばらく延期。 緊急事態宣言後、日程を調整したら、行道山にほど近い両崖山の山火事でまた延期。 火事収束後、ようやく予定を組んだら、激しい雨により、またまた延長。 四度目の正直で、年度の明けた四月上…

  • 水沢山~小鳥と温泉と~

    このままでは山に行かないまま春がやってきてしまう。 まあ、春が来てしまっても何の問題もないのだが、急に心忙しい気持ちになり、G県の名湯伊香保温泉にほど近い水沢山に行くことにした。 「ランドネ」2020年9月号の紹介記事を読み「これは、冬に行くべき山だ」とずっと暖めていたのだ。 何しろ、伊香保温泉の裏山(?)である。登山帰りに、伊香保温泉でゆったり暖まることが出来るのだ。最高だ。 伊香保なら、それほど雪は降らないし、何より近いし、それほど高い山でもないので、しばらく山に行かずになまった体を慣らすにも最適なはずである。 今回も山の相棒ノムさんと行く。ノムさんも久しぶりの山だという。毎度のことだが、…

  • 「白夜行」東野圭吾

    本邦でも近年は便器の洋式化が急速に進んでおり、公共施設のトイレでも相当の割合が洋式便器になっている。 そして、本場(?)の西欧ではどうだか知らないが、日本の洋式便器には蓋がついている。 その蓋については、閉めるべきだ、いや、開けといてもいいんじゃないかと喧々諤々の議論があるのではないかと推察するが、私個人としては、公共施設の洋式トイレの蓋は開けておいて欲しいのだ。 なぜならば、「もしかしたら、便座の中に青酸ガスが入ってるかも」との不安がどうしてもぬぐえないからだ。毎度、ものすごくドキドキして蓋をあけている。 東野圭吾「白夜行」の中で、探偵の今枝氏はこの方法で殺害されている。 帰宅し、閉まってい…

  • 百均メスティンの実力〜山の持ち物 その2〜

    山へ行きたしと思へども 山はあまりにも遠し(気持ち的に) 我がG県の詩人、朔太郎は新しい背広できままな旅に出ることにしたらしいが、私は新しい山の道具できままなご飯を作ってみることにする。 新しい山の道具とは、話題の百均メスティンである。 私は今までメスティンを持っていなかった。 山でご飯を作る時はコッヘルか山フライパンを使っていて、十分満足していたからだ。特に山フライパンはパスタを茹でる時もギョーザを焼く時にもバッチリ対応できて、君さえいれば他には何もいらない、とありふれたJポップの歌詞のようなことを思っていた。(サイズが大きいのが難点) しかし、世間のキャンプブームに後押しされて、百均各店が…

  • 冬キャンプ入門~薪ストーブでネギを焼く~

    今年初のキャンプに行った。 10月くらいから話は出ていたのだが、メンバーの都合やら何やらで、初冬、というかもう冬の12月の頭にようやく行くことが出来たのだ。 メンバーはジェイ氏とでんさんと私の3人。 秋キャンプ予定だった時は、ジェイ氏のリサーチによる景色のいい山近くのキャンプ場を考えていたが、12月の夜は絶対に寒いに違いない、と3人ともが慎重になり、前箸(仮称)市内の都市公園内のキャンプ場に行くことにした。 さすがキャンパーであるジェイ氏のリサーチは完璧である。まさか、こんな街中でキャンプができるところがあるとは思わなかった。ちなみに料金は無料である。(許可は必要) キャンパー、ジェイ氏による…

  • 黒斑山~ありがとう、快晴登山~

    とにかく晴れの日に黒斑山に登りたい、と夏くらいからずっと思っていた。 黒斑山は浅間山の第一外輪山。年中噴火している浅間山の一番外側の縁に当たる山だ。 何で読んだのかは忘れたが、黒斑山からは大迫力の浅間山が見られるという。まさに「どーん!」と目の前に迫ってくるらしい。 秋の紅葉シーズンには、浅間山の裾野をカラマツが黄金色に染めあげる景色を眺めることができるとのことで、それは夢のような光景だなあ、と写真を眺めて気持ちを高ぶらせていた。 しかし、他の山で戯れているうちに、紅葉シーズンはあっという間に過ぎ去った。 来年まわしかな、と少し諦めかけていたが、週末の天気予報で「晴れ」一択の日を発見し、急に「…

  • 安達太良山~くろがね小屋泊で温泉満喫~

    今年の紅葉登山は安達太良山に行った。しかも、温泉付き山小屋として人気の高いくろがね小屋泊である。 数年前にも安達太良山に行ったが、そのときは時間がなくて、温泉に入れずに小屋を通過しただけだった。 今年は満を持しての小屋泊である。温泉入り放題だ。 温泉は私の大好きな白濁の酸性泉。源泉から最も近い場所のお湯だという。 もう、楽しみ! 温泉付きの山小屋、最高である。 朝9:00 どんよりと雲に覆われた二本松の街を抜け、雲海の上の青空の安達太良山ゴンドラリフトの駐車場に到着。 山道の途中で急にぴかぴかの青空になった。真っ青。 雲を抜けたらその上は青空、という仙人になったような気持ちにさせて貰える天候で…

  • 那須岳〜温泉横をぐるり満喫〜

    紅葉の山といえば、G県民にとっては妙義山であるが、関東に範囲を広げれば、なんと言っても那須岳であろう。 山一面が真っ赤に染まった写真を見れば「行くしかないやろ」と思わせる圧倒的な美しさを誇る。 私は数年前に軽い気持ちで紅葉トップシーズンの3連休に那須岳に向かい、大渋滞に度肝を抜かれた覚えがある。 世の中の人は、こんなにも紅葉を眺めたいものなのか!?しかも、登山もしないのに!! どうも、登山開始以前の情緒不足な私が出てきてしまい、遅遅として動かない車内から悪態をついてしまった。 景色を見るためだけに高いところ(スカイツリーとか)に登る人の気が知れない、とか言っていたのだ。情緒不足の頃の私は。 今…

  • 金峰山〜のぼってくだって〜

    ぶどうの季節がやってきた。 この時期に行く山はぶどうの産地、山梨方面と決めている。 登山を楽しんで、産地のぴちぴちシャインマスカットをお土産にするのだ。ついでにワインも買っちゃうのだ。うふふ、楽しみ。 今年は日本百名山のひとつでもある金峰山に決定。最寄りの高速のインターチェンジは勝沼である。最適である。 金峰山を登るルートはいくつかあるらしいが、最も初心者向きという大弛ルートでいく。 9:00 大弛峠からの長い山道を抜けて登山口に到着。森の中の道を歩き出す。 今年は先日の「にゅう」くらいしか山に行っていないので、体力の衰えがちょっと心配である。 しかし、金峰山は登山口と頂上の標高差はわずか23…

  • 「俺たちの頂」塀内夏子

    少し前になるが、某バラエティ番組で某芸人さんが人工的に作った氷の壁登攀にチャレンジしていた。 最初に取り付いた場所からほぼ動かないまま、数十分、遠吠えのように叫ぶだけでそのまま終了。 カメラマンさんがものすごく努力して、まあまあ登った風な画角で撮ろうとしてくれていたようだが、その努力もむなしく、視聴者の目にも、おそらく3m程度(もっと下かも)しか登れていなかったことは明白であった。 伝説的な大スベリ。私はそれをげらげら笑いながら観ていた。 その後、復刻した「おれたちの頂」を読んだ。 まじめで優等生の佐野邦彦とやんちゃな南波恭介が互いを無二のパートナーとして、クライミングを極めていくマンガだ。登…

  • 手乗り富士山(やまつみ)をつくる。

    ステイホーム期間中に、おうち遊びをしようと思い、「やまつみ」を買った。 しかし、買ったはいいが、全く手をつけていないことを最近思い出した。時間はあったはずなのに、生来の怠惰な性格のせいで、だらだら過ごしてしまっていたのだ。 いっぱい時間はあったはずなのになー。何していたんだろうか、私は。さっぱり思い出せないので、多分時間泥棒に盗まれてしまったのだろう。(byモモ) このまま放置したら、絶対作らない気がする。思い出したが吉日。 ようやく、重い腰を上げて「やまつみ」制作に取り組むことにした。 「やまつみ」とは紙で作る山の立体模型キットである。やまつみ工房さんの商品。 等高線ごとの形にカットされてい…

  • にゅう〜きのこの森〜

    ようやく梅雨が明けた。 今年の梅雨は本当に長かった。じっとこらえていただけに、喜びもひとしおだ。 これでようやく、夏空の登山が出来るぞ、とガッツポーズを決める。 梅雨明けと同時にやって来た猛暑もあまり苦にならない。高い山に行けばいいだけのことである。 今回の行き先はにゅう、である。 お手軽に行ける北八ヶ岳の山として、私の行きたい山リストの割と上位にランクインしていた。 なにしろ、名前が可愛い。ひらがなの山は珍しいのではないか。(漢字だと「乳」だそうだ。いきなり可愛くなくなる…) 今回こそは、青空に連なる八ヶ岳の山々の絶景を拝ませていだだこうではないか。ヤッホー。 今回も同行のノムさんは「山と天…

  • 尾瀬ヶ原~雨ニモマケズ~

    梅雨が明けたら山歩きを再開しようと思っていた。 しかし、待てど暮らせど、毎日空はどんよりと厚い雲が覆っている。天気予報によると、梅雨明けは7月いっぱいは無理そうらしい。 もう、こうなったら仕方あるまい。 雨だろうが、もういい。 待ちきれないので、とりあえず、行く。 行き先は尾瀬だ。尾瀬は平らだから雨でも大丈夫だ。多分。 時期的に尾瀬のアイドル、ニッコウキスゲが咲いている。この時期を逃すわけにはいかないのだ。 昨年は大江湿原のニッコウキスゲが見たくて、福島側の沼山峠から尾瀬沼方面へ行ったが、今年はG県側の鳩待峠からのスタンダードコースで行く。 東電小屋の手前あたりにニッコウキスゲが咲いているらし…

  • 旅館のビニール巾着~山の持ち物 その1~

    そろそろ山に行きたい、とは思っているが、季節は梅雨ど真ん中である。 去年は立山で雨風にさらされていたな、なんて懐かしく思い出すが、今年は梅雨明けまでもう少し様子見をしている。 とりあえず、今は山の持ち物でも見直してみようと思い立ち、うきうきと雑誌を見たりしていたところ、ふと、ものすごく欲しいと思っていたものがあったことを思い出した。 温泉旅館のビニール巾着である。 旅館で貰ったビニール巾着。 私は山に行くとき、荷物の小分け袋として、このビニール巾着を愛用しているのだ。 私にとってのスタッフサックだ。 柔らかくて丈夫。ビニールなので、もちろん水気にも強い。しかも、ビニール特有のがさがさ音は少なく…

  • 「かわいい京都御朱印ブック」西村由美子

    私は数年前から御朱印収集も趣味にしている。 集め始めたきっかけを話し出すと長くなるのだが、簡単に言うと、NHK大河ドラマ「平清盛」にはまったからだ。 何かというと低視聴率大河ドラマとしてあげられる作品だが、私は大好きだった!なんで人気がでなかったのか、未だにわからない。 美しすぎる待賢門院璋子(壇れい)と西行(藤木直人)のなんとも言えないすれ違いとか、悪左府と呼ばれた藤原頼長(山本耕史)やら、「平家にあらずんは人にあらず」の平時忠(森田剛)やらの怪演とか、平重盛(窪田正孝)の白い直衣が半端なく似合う様子とか、今でも語り出したら止まらないくらいだ。 (北条政子(杏)も建春門院滋子(鳴海凛子)も崇…

  • 「凍」沢木耕太郎

    日本には、山岳小説というジャンルがある。 唯川恵「純子のてっぺん」の解説を読んでいて、そういえばそうだったな、と気がついた。 私は長々と読書を趣味にしていて、さらに数年前から山にも時々登りに行っているが、山岳小説は一切読んでいない。 山岳小説の代表とされている新田次郎作品すらも全く読んでいない。 それは、本当に山登りを始めるまで、登山に興味がなかった(というより、むしろ嫌いだった)からなのだが、一作だけ読んだことがある。 それは、沢木耕太郎「凍」だ。 「凍」は山野井康史と山野井妙子(夫妻)によるヒマラヤのギャチュンカン北壁ルートでの登攀の様子を描いたノンフィクションだ。 私はもともとは、ノンフ…

  • 牡丹咲く~庭の花~

    庭の牡丹が咲いた。 今年は当たり年なのか、とにかく大量につぼみをつけ、一気に咲いたので、花盛りである。 巨大な花がみっしりと枝先で重たそうに、ぼよんぼよんと揺れている。 牡丹そのものは1本しかないので、そこだけが何やら異世界のような、彼岸の入口のような不思議な感じだ。 さすが百花の王。その存在感はずば抜けている。 牡丹はアップで撮りたくなる。 そのまま、庭をうろうろすると、あちこちで花が咲いている。春なのだ。 毎年同じ花が咲いているはずだが、「君の名は」と聞きたくなる花にも出会う。 よし!と気合いを入れて、以前買ったまま活用されていない「ヤマケイポケットガイド 野の花」のページをめくるが、探し…

  • 「スカーレット」(ドラマ)~趣味の陶芸~

    朝ドラを何年かぶりでほぼ全話見た。 「スカーレット」である。 毎回、のほほんとしたり、笑ったり、泣かされたり、時には怒りで震えたり。主人公の人生に寄り添った半年はとても楽しかった。 ラストシーンでは、いろいろあっても続いていく主人公の生活にじんわりと感動し、涙をにじませながら、ドラマ完結の充実感を味わった。これが朝ドラの醍醐味なのだろう。 このままの流れで、次の朝ドラも続けてみてしまうかもしれない。まんまとN●Kの戦略にのせられそうである。 さて、そもそも、ものすごく久しぶりに朝ドラを見ることにした理由は、「スカーレット」の主人公が陶芸家だったからだ。 実は、私はかれこれ10年くらい陶芸を趣味…

  • 突然、勾玉作り

    もともと影響を受けやすい性格である。 東博の特別展「出雲と大和」で勾玉の展示を見て、「そうだ、勾玉つくろう」と突然思い立った。 やっぱり、宝飾品には心引かれるものがあったのか、あの独特の形の謎に興味が湧いたのか、自分でもよくわからないが、勾玉を作ることに決めたのだ。 というのも、私の手元には勾玉の素材となる石があったからだ。 数年前、発掘関係の仕事をしている知人から「勾玉にするといいよ」と貰った黒い石があった。何の石なのかはよくわからないが「ちょっと硬いけど、磨くとキレイになると思う」と言われた記憶がある。 思い立ったが吉日。よし。作ってみよう。 幸い、石を切る金ノコや、やすりも発見した。道具…

  • 「ハイジ」シュピリ(2回目)

    山に行くときなどは、各地の道の駅や高速のサービスエリアに寄ったりするのが楽しみだ。 地元の銘菓や特産の野菜を買ったりするのが好きなのだ。 例えば秋に谷川岳に行ったりすれば、G県が誇る幻のりんご「ぐんま名月」を購入したりする。隣のストロベリー王国に行けば、餃子やかんぴょうを買ったり、長野方面ではそばやみすず飴、山梨方面ではほうとうや信玄餅を購入。 地元感があるものがいろいろ揃っていて、購入欲がそそられるのだ。女は買い物とおしゃべりが好き! そんな道の駅やサービスエリアには、お土産や野菜直売所に加えて、結構な割合で焼きたてパン店があることが多い。 パンなら地元でも売っているので、わざわざ旅先で買う…

  • 大野山~某アイドル聖地(?)で富士山を~

    冬は空気が澄んでいるので、景色がよく見える季節だ。 この季節を逃さず、富士山が綺麗に見える低山を登りたい、という気持ちで手頃な山を探していたところ、「大野山」という名前に目がとまった。 確か、山の相棒ノムさんは、某アイドルの中ではリーダーである大●氏が一番好きだと言っていた。 さらにルート図を見ていたところ「嵐橋」「嵐集落」などという文字が目に飛び込んで来た。 これは…!!某アイドルの聖地なのではないか!? あわててノムさんに連絡したところ、「行くしかないじゃないか!」と即答される。間髪を入れずとはこのことだ。髪の毛一本の隙間も無いほど早かった。 多分、某アイドルのファンで、且つ登山が趣味の方…

  • 桐生 茶臼山〜秘境の石切場探検〜

    冬になり、低山登りの季節がやってきた。 年明け最初の登山先に選んだのはG県東部にある茶臼山だ。桐生市と太田市にまたがる294mの低山である。 同じ名前の山は多いが、茶臼に形が似ている山を茶臼山と名付けることが多いためらしい。 …茶臼ってどんなもの? 石臼とは違うのだろうか?現代っ子の私にはイマイチピンとこないが、かつての日本では皆がすぐに形を思い浮かべられる身近な道具だったのだろう。 気になってネットで調べてみたが、「富士山のような末広がり型の山」を差すとのこと。説明文と一緒に茶臼の写真も添えられていたが、どうみても、円筒形の石臼であった。末広がり型…??イマイチ納得できないが、これはそういう…

  • 「sol×solがおしえる 多肉植物育て方ノート」松山美紗 監修

    冬になると、なんとなく部屋が狭く感じる。 ベランダに出しっ放しにしている多肉植物たちを室内に入れるからだ。 1鉢2鉢ならたいしたことないが、小さい鉢がごちゃごちゃと20鉢くらいある。けっこうな量なのだ。 多肉植物はとにかく種類が多く、世界中にコレクターがいるらしい。コレクターってどこにでもいる…。コレクターの世界の奥の深さよ。 私は別に多肉植物コレクターではないが、ちょこちょこ買っているうちに、だんだん増えてしまったのだ。 観葉植物も入り乱れて、混沌とした窓辺。 私が多肉植物を育て出したのは、多分10年以上前だ。つきあいで「寄せ植え教室」に参加したところ、寄せ植える植物が多肉植物だったのだ。パ…

  • 初日の出 2020

    あけましておめでとうございます。 無事に年を越せました。 今年もよろしくお願いいたします。 さて、今年は初日の出見物に行ってきた。人生初の試みである。 今までの私の頭の中には「初日の出」なんて代物はまったくなかったのだが、昨年、富士山の御来光を拝んで、「ありがたや!」と突然開眼したのである。 以来、近場の初日の出スポットをちまちま調べ、見物場所を刀水橋(G県と飛んで県(仮)の県境)に決定した。隠れた穴場らしい。 折りよくも、天気予報によると、今年は太平洋側は絶好の初日の出日よりらしい。 G県と飛んで県(仮)の県境が太平洋側なのかは、若干疑義があるところであるが、多分大丈夫だ。なにしろ、元旦の晴…

  • 「あやうしズッコケ探検隊」那須正幹

    山を歩いているときに、ユリが咲いていると、私は何となく安心する。 何故か。 それはユリ根は食べられるからだ。 これで、いざという時(山で遭難した時?)も、最悪食料は確保できる。 スーパーでユリ根が売られているのを見るときも、茶碗蒸しの中にユリ根を見つけたときも「ユリ根は食べられる!」とほっこりと安心するのだ。 妙なところにだけ、強い防衛本能を発揮する私は、非常事態に役に立つものを発見すると「大丈夫だ!」と力強く自分に言い聞かせてしまうのだ。子どもの頃に「備えよ常に」がモットーのガール●カウトに入っていたからなのだろうか。 安心のコオニユリ。尾瀬は大丈夫! ユリ根が食べられる、ということは、小学…

  • ワイナリー収穫祭2019

    自分が自分だと思える根拠は、昨日も一昨日もそのずっと前も自分だったからだろう。 記憶だ。 自分であった、という記憶があるからこそ、初めましての自己紹介も出来るのだ。 そして、過去の記憶の積み重ねが、自分としての成長の基礎になっている。足し算引き算を覚えて、かけ算割り算へ進み、三角関数やら虚数の計算やらに進めるのも、過去に学んだ記憶があるからだ。 記憶は自らのアイデンティティの基。この記憶をなくすということは、自分であることすら、自分に証明できないという、不安定を超えて、ひどい恐怖を抱かせる事態なのだ。 記憶をなくした。ワインを飲み過ぎて。 ワインで乾杯 某ワイナリーの収穫祭に出かけたのだ。 こ…

  • 大菩薩嶺~富士見道中~

    9月下旬に大菩薩嶺に行ってきた。今回は山の相棒、ノムさんと一緒だ。 この時期に設定したのは、私にとって大きな意味がある。 それは、ついでにぶどうを買えるから!である。 今や衆目が一致するところの、最高においしい品種、シャインマスカットを購入するのだ。産地で買えば、●疋屋クラスのぶどうもグラム売りだ。農家さん、太っ腹!いつもありがとう! そう。大菩薩嶺の最寄りの高速ICは勝沼である。 行きの道中、車の窓から眺めるぶどう屋さんは、まだ開店していなかった。でも、たわわに実ったぶどうが、心をかき立てる。 帰りにかならず寄ろうね、とノムさんと固く誓い合う。ノムさんは、このために事前に現金を下ろしてきたそ…

  • 山の御朱印

    数年前から御朱印をコツコツ集めることを趣味にしている。 もう一つの趣味である登山のついでにも御朱印を頂くことが多いので、山で頂いた御朱印をまとめてみることにした。 山の御朱印の収集パターンは分類すると、だいたい次の3パターンになる。 ケース① 頂上ある神社で神主さんなどに書いてもらう。 どの山にも頂上に祠や社があるが、そこに人がいることは滅多になく、これは非常にレアケースだ。ものすごく人気の山に限られる。 ケース② 麓の神社等で頂く。 頂上が「奥社」などになっており、麓に神社本体があるケース。 車や公共交通機関でたどり着ける場所にあり、登山をしなくても参拝できる。 このケースが最も多いと言える…

  • 「この御朱印が凄い!」地球の歩き方編集室/「御朱印トレッキング」(公社)東京都山岳連盟監修

    富士山で焼印を集めまくった私だが、それと同時に御朱印も頂いてきた。 焼印だけでは片手落ち!御朱印も見逃す訳にはいかない。 富士山の山頂には久須志神社(浅間神社の末社)と冨士山頂上浅間大社奥社があり、それぞれ御朱印が頂けるのだ。 なかなかの高額(1000円)だったが、山頂の御朱印はこのチャンスを逃したら、一生後悔するかもしれない、との強い覚悟で、両方頂いてきた。何しろ、この先、富士山の頂上まで行くことが、そんなに度々あるとは思えない。 頂上まで登って、山の神様(富士山はコノハナサクヤ)にご挨拶した証だ。とても嬉しい。 もちろん、事前情報で御朱印がいただけることは知っていたので、自前の御朱印帳を持…

  • 富士山~日本一の焼印集め~

    山に登るようになって、だいたい5年。 ついに日本一の山を極めることになった。 昨年までの私は「富士山にはあまり興味がない」などと言っていた。 聞くところによると、ひたすらザレ場を登るだけの単調な登山道で、とにかく人が多く、大渋滞するからつまらない、らしいので、「まあ、富士山は眺めればいいかな」なんて生意気な事を嘯いていたのだ。 しかし、なんだかんだ言っても日本一の山。その高さは3776mと随一で、日本人はみんな子どもでも暗記している。(ちなみに2番目に高い北岳は3,193mなので、ダントツだ) 遠くからでも際立つ美しい円錐形の姿。目にすると「富士山だ!」と誰でもすぐにわかる。 私も、大阪へ向か…

  • 木曽駒ケ岳〜ロープウェイ一番乗り〜

    今年の夏も、私とキキちゃんの雨女コンビは山へ向かった。行き先は中央アルプスの木曽駒ケ岳。千畳敷カールのお花畑で有名な山だ。 雨女の呪いにかかりっぱなしの私たちなので、梅雨が完全に明けていて、夏本番になっているであろう8月中旬に日程を設定してみた。なんとか抗って、晴れを勝ちとりたい。 そんな私たちをあざ笑うかのごとく、南の海上に台風発生…!! 1週間前の週間天気予報では、雨マークがちらついている。 また…また、雨にたたられるのか。 涙を堪えながら、毎日、天気予報をチェックし続けると、天気予報から雨マークが消えた。台風は南の海上で着々と北上しているようだが、その動きは遅く、どうやら私たちの登山後に…

  • 尾瀬沼~チーズフォンデュで満喫しすぎ~

    8月上旬に尾瀬沼に行ってきた。 G県民の私にとって、尾瀬の玄関口と言えば、鳩待峠。そこから、尾瀬ヶ原を一周するのが近年の定番コースだった。 しかし、今回は久しぶりに尾瀬沼方面にトライしてみた。何でも、今年はニッコウキスゲが7月の終盤が最盛期らしく、ということは、8月上旬でも大江湿原には咲いているに違いない、と期待しての決定だ。 登山口は福島県側の沼山峠。初めてだ。Googleさんに道を聞いてみたところ、G県東部からは4時間以上かかると言っている…。 めっちゃ遠い…。 ちなみに鳩待峠なら、2時間半くらいだ。 鳩待峠と沼山峠の間は歩いて行ける距離(ただし、1日以上かかるが…)なのに、車では簡単に行…

  • 「さかなクンの一魚一会」さかなクン

    私は以前から、さかなクンのことを尊敬している。 「魚が好き」というだけのことを、とことんまで突き詰め、その想いでご飯を食べていける地位にまで上り詰めた人物だ。なかなか、好きという想いだけでそこまでいける人はいない。 あの魚への愛情はホンモノだ。 彼は魚を心から愛している、真の魚人だ。半漁人…はちょっと違うか。 そんな私の勝手なリスペクトに、ある日、衝撃が走った。 ぼーっとテレビを見ていたところ(内容は全く記憶に無い)、さかなクンが釣りをしていた。さかなクンはどうやら釣りが趣味らしい。ここで、何か小さなひっかかりを感じたのだが、その後、さかなクンの口から「このお魚ちゃんはとってもおいしいですよ」…

  • 立山(2日目)~白き地獄の頂~

    2日目である。今日は立山に登る。 雄山 大汝山 富士の折立を縦走し、大走りから下山する予定だ。残雪状況によっては、大走りではなく、ピストンの下山も視野に入れている。 みくりが池温泉にて、5:00起床。 前日、ここから日の出を見るのもいいね、などとノムさんと話をしていたが、無理であった。外に出て、空を見上げると、日はとっくに昇っていた。(日の出の時刻はだいたい4:30くらい) 天候は、雲多めながらも、まあまあ。山がキレイだ。 さすが、登山指数(?)Aである。 行けそう。 スキップでその辺を走り回りたいところだが、ぐっと堪え、小さくガッツポーズを決めるに留まる。 「極楽立山」へ期待が持てそうだ。 …

  • 立山+黒部ダム(1日目)~極楽のアルペンルート~

    今年の梅雨前線はどうしたことか。 確かに毎年、7月頭までは日本では梅雨だ。梅雨なので、当たり前だが雨が降りやすい。 そのことを承知はしていたのだが、「梅雨といったって、毎日雨が降るわけじゃ無い」「7月に入れば明けている可能性もある」「それよりも圧倒的に、みくりが池温泉の予約が取れる日を優先しよう」と、今回の立山行きを決定した。 今回は山の相棒、ノムさんと行く。ノムさんは晴れ女なので、予約の段階では「多分、大丈夫だろう」とかなり楽観的な気持ちだった。 頼みの綱、晴れ守もある。きっと晴れる! 私は2年前にも立山に行っているのだが、その際は悪天候(雨+強風)の真っ白地獄により、途中下山した。 「今度…

  • 「冒険図鑑」さとうち藍 松岡達英

    少し前に地元の図書館に行った際、棚に懐かしい本を見つけた。 「冒険図鑑」である。 私が小学生だった●十年前、読んでいた本だ。確か、山好きの父親が買ってくれた。 児童書はベストセラーになると、長い期間ずっと売れ続けるらしい。小学生だった、私がおばさんになっても。(by森高) この本も、多分そうだ。 子どもの心をキャッチする何かは、時代が変わってもあまり変わらないものなのだろう。 いつの時代も「冒険」というタイトルで、わくわくしない訳がないじゃないか。 帰宅して、早速本棚の奥をあさると、若干黄ばんだ状態の「冒険図鑑」を発見した。(ついでに「自然図鑑」と「遊び図鑑」も発見) 懐かしい。物持ちの良い自…

  • 赤城山~すでに真夏~

    5月下旬、私はまた赤城山(黒檜山)の登山口に立っていた。 12月にも登ったが、あの時は冬で、とても寒かった。今はとても暑い…。5月とは思えない暑さだ。下界は軽く30度を超えた真夏日である。 季節はあっという間にめぐるものだなあ、と感慨深い。 それにしても、5月で真夏日はめぐり過ぎでは無いか!?天気予報では「体が暑さに慣れていないので、熱中症に注意してください」と言っていた。 熱中症。 もう、その単語を耳にするとは…。でも、本当に気をつけよう、と普段はあまり買わないア●エリアスを購入した。対策は万全だ(?) 今回は、赤城山の最高峰、黒檜山から駒ヶ岳への縦走ルートを選択した。 今回同行のノムさんと…

  • 「あした、山へ行こう!」鈴木みき

    何事もスタートする時には初期投資が必要だ。 登山を始める時にも、登山道具を揃えるべし、と色々な入門書に書かれている。そして、その道具は登山道具専門店に行って、店員のアドバイスの元、揃えるとよい、と判で押したように、どの本も書いている。 登山用の道具はハイスペック。頑丈、防水、軽量など、さすが!の機能性を備えているものが多い。山は危険と隣り合わせの場所なので、性能がよいものが必要なのだ。 しかし、その分お高い。 手元にある入門書に掲載されている、登山の三種の神器の1つであるカッパのお値段は、上下セットでだいたい25,000円から。ファストファッションが定着した現代の日本ではかなり躊躇する値段だ。…

  • 矢木沢ダム 恒例の放流祭り2019

    5月のゴールデンウイーク明け。今年もあの季節がやってきた。 年に一度の矢木沢ダムの点検放流である。 毎年、人気がウナギ登り。 このSNS時代、良い情報はあっという間に拡散されてしまう。「穴場」「隠れた人気」なんて言葉は、すぐに意味をなさなくなる。 当たり前といえば、当たり前なのだが、いいものは人気が出るのだ。情報化社会の深化はすごい。 先日、私が最高の穴場として大事にしている果物直売農家さんには「商品が無くなっちゃうので、SNSにはあげないでください」と言われたくらいだ。なかなか、この塩梅は難しい。 さて、点検放流である。 そもそも、観光目的では全くなく、単なる点検目的の放流だったのだが、すで…

  • 尾瀬ヶ原~雪中行進~

    大型連休。私はついにあこがれの地に行ってきた。 尾瀬。 夏や秋には何度も行っているが、5月頭のこの時期は行ったことがなかった。 なぜならば、この時期の尾瀬はまだまだ深い雪に覆われているから。尾瀬の代名詞であるミズバショウすらまだ咲いていない。 私は6月くらいまでは尾瀬に入っちゃいけない時期なのかな、とすら思っていた。 しかし、何かの本で「GWの尾瀬は一面雪で、この時期だけはどこを歩いてもいいのです」ということを読み、「行きたい!」と気持ちが一気に加速したのだ。 尾瀬でどこを歩いてもいい!なんて魅力的! 通常の尾瀬はとにかく行儀正しくしなければならない。 木道を一列に右側通行で歩き、決して湿原に…

  • 「パンツの面目 ふんどしの沽券」米原万里

    最近、たまに耳にするが、公共施設のトイレットペーパーを勝手に持って帰ってしまう人がいるらしい。 もしかしたら、家計がものすごく苦しいご家庭なのかもしれないが、なんともセコい話である。トイレットペーパーが無いなら、古新聞でも使えばいいのだ。(おしりが黒くなるらしいが) 先日、友人のシロさんと話をしていたら「うちの会社のトイレットペーパー、ものすごく無くなるのよ…。疑っちゃ悪いけど、工場で働いている外国人があやしいような気がする」との発言が飛び出した。 いや、シロさん、ちょっと待て! 「西洋人というかロシア人は、おしりを拭かないらしいよ!だから、トイレットペーパーを盗む必要がないはずだよ!」 と力…

  • 桜咲く

    春が来た。 桜が咲くと、春が来た、と急にそわそわしてしまう。早く、花見に行かないと桜が散ってしまう。何が何でも、咲き誇る桜を見なければならない。だって、今年の桜は今年だけだから。 しず心なく 花の散るらん とうたった紀友則の気持ちがよくわかる。 もうちょっとだけ、待っていて欲しい。そんなに散り急がないで。 という私の気持ちが通じたのか、今年は開花してから寒い日が続き、満開まで少し足踏み。週末のぽかぽか陽気で満開になるという、最高の状況。 ありがとうございます。天気の神様。気象神社にお参りした御利益かしら? 今年もいそいそと花見に出かけた。 桜の下で飲むビールはサイコー! 4月は花見で酒が飲める…

  • 気象神社で晴れ祈願

    登山に行く日は晴れていて欲しい。 京都の大文字山に登った際の実感である。 雨登山もまた別の楽しみがあるとは思う。現に超絶雨女キキちゃんと、お互いを雨女とののしりつつ、楽しい登山ができた。下山後の湯豆腐、最高だったし。 でもやっぱり、晴れがいい。頂上で汗をぬぐいながら、真っ青な空にくっきり映える周囲の山を見渡して、「ヤッホー」と叫びたい。 「なんも見えねえ(北●康介風に)」などど、白いガスを見渡して言いたくないのだ。 天気ばかりは人の力ではどうすることもできない。できることといえば、神頼みしかない。 私は最終手段として、登山前日に何度かてるてる坊主をぶら下げた。遠足前日の小学生の行動より良い手段…

  • 宝登山〜春近し〜

    冬の低山歩きの総決算として、長瀞の宝登山に行ってきた。 実は昨年、モ●ベルのイベントの抽選で、宝登山ロープウェイの無料券が当たったのだ。 有効期限は無いみたいだけど、早めに使った方がいいだろう。どうせなら、宝登山の代名詞である蠟梅が咲いている時期に行こう、と2月中旬に設定した。 催玉県(仮)北部はほぼG県である。長瀞も北部なので、ほぼG県と言って間違いないであろう。距離的にも我が家から車で1時間半弱くらいで到着する。近い。 …催玉県(仮)民は「ほぼG県」であることに、どのような感情を抱いているのか知らないが、ホンモノのG県に住まう我々は催玉県(仮)北部を快く受け入れる用意がある! 学校の校歌に…

  • 「とりぱん」とりのなん子

    先日、道の駅の農産物直売所をうろついていて、「訳あり りんご」(8個くらいで350円)を発見して、私は驚喜した。 すぐさまレジに直行だ。 自分で食べるために購入した訳でない。庭に来る鳥にあげるのだ。 もうずっと以前から、我が家では冬場に時折、庭の木にりんごを差しておく。 すると、すぐさま「ちぃーっ」という鳴き声と共に、ヒヨドリがやってくるのだ。 一体、どこで監視しているのだろう?うち、毎日、りんご出してるわけじゃないのに。 ヒヨちゃんはりんごが大好物。一心不乱に食べ続け、他の鳥がやってきても、決してりんごのベストポジションを譲らない。 時々、ヒヨではない鳥(ムクドリが多い)がりんごを食べている…

  • 稲荷山(伏見稲荷大社)~妖しのインバウンド~

    引き続き、京都の話である。 大文字山を登った翌日、帰路につく前に時間があったので、伏見稲荷大社に行ってみることにした。 実は、伏見稲荷大社は「京都一周トレイル」の出発地点。伏見稲荷大社の一ノ峰(山頂)への参拝コースはそのままトレイルコースにもなっているのだ。 少しでもトレイルルートを埋めておき、制覇を目指す。貪欲な私。 伏見稲荷大社には、15年くらい前に行ったことがあるが、その時は奥社までしか行かなかった。「どこまで続くのか、この鳥居は…」と早々に心が折れてしまったのだ。 あの頃の私は坂道を歩くことがひどく苦痛だった。 でも、今の私は違う。必ず、一ノ峰(頂上)まで登ってみせようではないか。 登…

  • 大文字山~雨女リターンズ~

    そうだ、京都行こう。 冬になったら、京都の大文字山に登ろうと、私は密かに計画していた。 冬に行ける雪の無い低山情報をコツコツ集めていたときに、ホシガラス山岳会「あたらしい登山案内」と四角友里「一歩ずつの山歩き入門」を読み、これや!と心のノートに書きとめておいたのだ。 何しろ、私にとって、京都は第2のふるさと! 学生時代の4年間を過ごした街だ。 当時は山に全く興味が無かったので、大文字山に登れるなんて知らなかった。知っていたとしても、決して登ろうとは思わなかっただろう。そのころの私は登山は疲れるだけのものだと思っていたのだから。 そういえば、学生時代に聞いた都市伝説がある。 ある年の五山送り火の…

  • 太田金山〜山頂で鍋〜

    昨年の秋から、私には1つの夢があった。 荒船山に登った時に目にした風景。強烈に憧れた。 それは、山頂で鍋!である。もちろん寒いシーズンに! それも、シングルバーナーで野菜を煮込むだけ、といった簡単なものではない。 私が昨年荒船山の艫岩付近で見かけたものは、卓上ガスコンロに家庭科の授業で使ったような金色の鍋で白菜を大量にぐつぐつ煮込み、それをみんなでつつく本格的な鍋だ。 これを是非やりたい! しかし、これを実現するためのハードルは結構高い。 まず、広い山頂。できればベンチのような平らなものがある場所が好ましい。 次に、コンロと鍋と食材を背負っていくので、簡単に登れる低山であること。また、寒い時期…

  • 小盆栽講座

    ついに、行ってみた。小盆栽講座に。 以前から盆栽には興味があったのだが、まだ手を出してはいけない領域だと自分に言い聞かせていた。せいぜい、盆栽だー!!(大宮市で売っている。サイダー)を飲んで悦に入る程度にとどめていたのだ。 しかし、たまたま行った園芸店で小盆栽講座のチラシを発見してしまい、そのまま勢いで講座を予約してしまった。 多分、冬はあまり山に行かないので、他のことに貪欲になっているのだと思う…。 大宮盆栽だー!!(さいたまるしぇHPより拝借) 盆栽講座といっても、本格的な手入れの仕方とかを教えてくれるわけでは無い。簡単に言うと、寄せ植え講座だ。小盆栽を作って、お家で育てる。 今回のメイン…

  • 赤城山(黒檜山)~雪ふる前に~

    新年あけましておめでとうございます。 今年も変わらず、気ままに続けて行きたいと思います。 どうぞよろしくお願いいたします。 新年明けてはいるのだが、昨年の12月初旬の赤城登山の話から2019年をスタートしたい。 赤城からスタートだと、なんだか縁起が良い気がする。なんといっても、わがふるさとの山! 実は当初は赤城に登る気持ちは全く無かった。しかし、11月に妙義山と榛名山を立て続けて登ってしまい、私の頭の中に「上毛三山制覇」の文字がちらつき出したのだ。 2つ行ったら、最後の1つを外すわけにはいかない。 コンプリートを目指すコレクター魂がわき上がり、欲望という名の電車が走り出してしまった。欲望は振り…

  • 「大草原の小さな家」シリーズ ローラ・インガルス・ワイルダー

    年末だ。寒さも一気に増してきて、街はすっかりクリスマスムード一色だ。 クリスマスと言えば、サンタクロース。良い子の元にプレゼントを届けにやってくる。 私も子どもの頃はプレゼントが楽しみで、今年は何を貰おうか、一生懸命考えたものだった。「こえだちゃんのお家」とかを貰ったような…。 そんな風習について、最近気になっていることがある。 本場、キリスト教圏である欧米では、何歳くらいまで子どもの元にサンタクロースがやってくるんだろう? というのも、欧米の児童書とかで出てくるクリスマスは、朝起きるとツリーの周りに家族や親戚、友達からのプレゼントがたくさん置いてあって、「わあ、おばあちゃんのプレゼント、今年…

  • 榛名山 掃部ヶ岳~鍋焼きうどんであちち~

    今年はちっとも冬が来ない気がする。確かに朝晩は寒さを感じるけれど、まだ秋の延長戦上にいるような気持ちで、日中はのほほんと過ごしている。山も全然白くない。 まだまだ行けるな、という気持ちで榛名山の最高峰、掃部ヶ岳に行ってきた。 榛名山はG県民にこよなく愛されている上毛三山の1つであるが、「榛名山」という山は無い。噴火でできたカルデラ湖の榛名湖を中心に、榛名富士や掃部ヶ岳や相馬山などの数多くの峰の総称である。 下界から眺めると、どどーんとその雄姿がそびえ立ち「榛名、今日もカッコいいなあ…」とほれぼれする。私のイメージだと、赤城山がお母さん。榛名山はお父さん。 (じゃあ、妙義は…と聞かないで欲しい……

  • りんごと湯葉だらけ

    私は秋になるとりんごハンターになる。 とにかく、りんごが好きなのだ。 毎年、G県イチオシのりんご「ぐんま名月」を求めて奔走するのだが、今年は大人の余裕をみせて、農家さんから直接送ってもらった。 ふふ。昨年、買いに行った農家さんに案内ハガキの送付をお願いしておいたのだ。常連さんへの第一歩…!!嬉しい。 ぐんま名月。送ってもらいました!1個食べちゃった。 ぐんま名月、最高においしいぞ~!! しかし、見た目が…。 私には、初恋にほほを染める乙女のように見えて、「きゃっ、かわいいわん、名月ちゃん」と思えるけど、「りんご=赤」という先入観の前には、どうしても弱いのだ。 あ~か~い りんごに くちび~るよ…

  • 妙義山石門めぐり〜ファイト一発!〜

    G県民にとって、紅葉の山と言えば、妙義山。 「もみじにはえる 妙義山」(by上毛カルタ) 今年は秋が長いので、11月下旬でもまだ結構楽しめるらしい。雪が降る前に行ける山に行っておきたい、という欲望をめらめら沸き立たせ、職場の山好きチーム総勢4名で行ってきた。 実は、私は初妙義山。 妙義山は頂上まで行くと本当に危険らしいので、今回は地元の小学生の定番遠足コースの石門めぐりコースに行くことにした。 愛読書「入門山」では、最も低い登山レベルにランクされていて、所要時間も往復で2時間弱と非常にお手軽らしい。 「小学生が行くコースだから、楽々だ!」 「あっという間に終わっちゃうね。右向いているうちに終了…

  • 「火の鳥ーヤマト編ー」手塚治虫

    先日、我がG県では「HANI-1グランプリ」という大会(?)が開催された。 一体何が頂点を目指して戦ったのか!? そう。大会タイトルを読めばすぐにわかる。 ハニワである! G県で出土した埴輪の中のナンバーワンを決める戦いだ。そして、1位を獲得すると、その埴輪がオリジナルソングのセンターで踊るというのだ! …最初聞いたときは、何て盛り上がらなさそうな企画なんだ、と思った。タイトルも●●-1グランプリで二番煎じどころか三番煎じ以上のマンネリ感。 しかも、G県には、日本で唯一の国宝埴輪、スーパーアイドル「挂甲武人埴輪」くんがいるため、彼がナンバーワンになることが見え見えだったのだ。 武人埴輪くん。G…

  • 安達太良山〜風が強く吹いている〜

    早いもので、山はもう紅葉シーズンも終盤。 今年は安達太良山を登った。 朝、4時半G県東部発。 真っ暗だ…。深夜感がハンパない…。 日が昇るのが遅くなったなぁ、と初っ端から季節の移ろいを感じる。もうすぐ、山に登れない冬が来る実感がわいてきて、少し寂しい。 光がないと、人はやっぱりナーバスなキモチになるものなのであろう。深夜のア●ゾンで自分でもよくわからない衝動買いをしてしまうのは、多分光がないせいだ。もっと光を…! 8時過ぎにロープウェイ乗り場である、あだたら高原スキー場に到着。 良い天気で、光をたっぷり浴びた私はすでに上機嫌。 「楽しい、登山になりそうだね~。ロープウェイあるから、楽々登山だぞ…

  • 錦秋の尾瀬〜スタンダードコース?〜

    今年、二度目の尾瀬は草紅葉光る秋景色。 職場の山好きメンバーでわいわい行ってきた。 なんと、今回は7人!「G県に住んでるけど、尾瀬に行ったことがないなあ…」というバラっち(新規参加)を言葉巧みに誘いこんで、規模拡大。…やり手婆だな…。 (ちなみに、「尾瀬は平らだから大丈夫!」と誘い込みました…。私の常套手段) わーい。楽しい、一日にするぞ~! 当日の天気予報は台風が来るとか来ないとかで曇りだったけれど、蓋を開けてみれば、最高の秋晴れ!珍しく、天気予報ハズレ! メンバーが多いので、多分、一人や二人は強烈な晴れパワーを秘めているに違いない。ありがたや。 戸倉第一駐車場に8:00集合。 鳩待峠までの…

  • 「おさんぽきのこ」石塚倉譆

    今年の人間ドッグのお供本に選んだ本は「おさんぽきのこ」である。 区切りがつけやすくて、写真とかが多い本、という人間ドッグお供本の条件にぴったり。 私はきのこが好きで、山に行って、きのこを見つけると「らぶりー!」とわーわー騒ぐけれど、実は知識は皆無。山に生えているきのこで名前がわかるものは1つもない。(ベニテングダケならわかるかも。生えているの見たことないけど。) ここらで少し、きのこの知識を仕入れておこう!と意気込んで、この本を購入した。 人間ドッグの検査の合間に読みふける。 本の冒頭に書かれているが、この本は図鑑ではない。「山の楽しさと、きのこの世界の多様さ」を伝えることを主眼としているそう…

  • 四阿山~ゴンドラでぬかルンルン♪~

    G県と長野県の県境の山、四阿山に行ってきました。日本百名山。 今まで、長野県の菅平側からしか登れないと思っていたけれど、なんとG県嬬恋村側から夏場だけゴンドラがある、との情報をキャッチ。ゴンドラ利用だと2時間弱で四阿山まで行けるという楽々コースらしい。 今年度、全線開通した「ぐんま県境稜線トレイル」のどこかに行ってみたかったこともあり、今回、四阿山をチョイス。 ちなみに、この稜線トレイル、全長100kmあまりとのこと。いつか、制覇したいような…無理なような…。百名山制覇よりはできそうな気がするが…。 今回の同行は山の相棒ノムさん。 同じG県でも、私が住まう東部と嬬恋はとても遠い。そのため、前日…

  • 赤城山でキャンプ

    友人であるジェイ氏から、突然「キャンプをしよう」というお誘いを受けて、赤城山湖畔でキャンプをしてみた。 何でも、ジェイ氏は、話題のアニメ(?)「ゆるキャン」を何気なく見てしまい「キャンプしたい!」と思ったのだそうだ。そして、ア●ゾンでぽちぽちして、道具をそろえてしまったそうだ。 ア●ゾン…おそろしい子! ちなみに今回、登山はない。 一応、せっかく赤城まで行くのなら、上まで登ろうと言ってはみた。 ジェイ氏の回答。 「アイゼンもピッケルもザイルも持ってないよ!!」 …そんなもん、私も持ってないわ~! と言うわけで、しっかりと気持ちを受け取り、今回、登山はない。 赤城山大沼湖畔到着は、午後4時くらい…

  • 「司馬遼太郎が考えたこと」司馬遼太郎

    意識した訳ではないけれど、今年の夏、二大東照宮に立て続けに行ってしまった。本当にたまたま。 日光東照宮と久能山東照宮。 祀る神は東照大権現。言わずと知れた徳川家康である。将軍様! 徳川家康は自分の亡骸をまず、久能山に葬った後、日光に小堂を造営するよう遺言したという。(京都の金地院にも小堂を造るように遺言) 日光に小堂…。小さいのかな、あれ?家光くんと天海僧正が派手にしすぎたような気がする…。 それはともかく、日本全国に東照宮は数多あれど、(ウィキペディアによると現在は約130社だそうだ)この2つの東照宮は別格。徳川将軍家が江戸時代中、維持費をつぎ込んだおかげで(?)、現在でもとにかく絢爛豪華で…

  • 日光男体山~奇跡の晴れ~

    日光男体山に登ってきました。 同行者は学生時代の友人、キキちゃん。 私とキキちゃんのコンビは伝説の雨女コンビ。ここ数年、一緒に出かけた山はだいたい雨…。尾瀬も屋久島も立山も雨…。キキちゃんは「山で撮った写真はほぼゴアテックス…」と肩を落とすほどの強烈な雨パワーを秘めているのだ。 それでもめげずに、今年の訪問先として選んだ山は日光!関西在住のキキちゃんの「日光を見て、結構と言いたい!」との意向による。東照宮の陽明門、修復終わったしね~。 「よし!男体山以外の観光資源が豊富だ!今年も雨だったら、温泉巡りに変更も可!」と勢い込んで、男体山に決定。 当日までとにかく天気予報を毎日欠かさずチェックする。…

  • 八ッ場ダム見放題

    現在、首都圏唯一の建設中のダム、八ッ場ダムを見学してきました。 実は、以前ブログにも書いたチャツボミゴケ公園に行った6月に、ついでにダム見学ツアー(解説付き)に参加。そして、つい先日、草津温泉に行ったついでにも見物したので、最近、やたら八ッ場ダムを見ているのである。 何故か、急に八ッ場ダムが気になりだしたのだ。私の野生の勘が「今、見とけ!」と告げている…。だって、もうすぐ完成しちゃうから! 八ッ場ダムは現在G県長野原町に建設されているダムである。平成31年度(もう平成じゃないか…)完成予定。 利根川支流の吾妻川をせきとめる重力式コンクリートダム。 建設中止をするとかしないとかで、一時期大き…

  • 「海がきこえる」氷室冴子

    先日、友人のマーサと好きなジブリ作品は何か、という話題で盛り上がった。 私のベスト3を発表しよう!ぱんぱかぱーん 1 天空の城ラピュタ 2 海がきこえる 3 雲のように風のように 私は熱心なジブリファンではなく、見ていない作品も多いため、あくまで私個人のランキングだということを付け足しておく。 自分で言うのもなんだけど、渋いランキングだ…。 2位と3位、映画じゃないし…。 (というか、このブログを書く前に調べたら、「雲のように風のように」はジブリ作品ですらなかった…。近藤勝也さんがキャラクターデザインしてたから…。勘違いも甚だしいが、ランキングした時の自分を尊重して、強気に修正しない。ちなみに…

  • 尾瀬 アヤメ平〜天上の楽園〜

    夏が来れば思い出す~♪ 夏が来たので、尾瀬に行って参りました! しかも、今回は尾瀬の中でも初アヤメ平。山の相棒ノムさんの職場のおじさんのオススメ。 なんでも、昭和30年代後半の登山ブームの頃には、尾瀬といえばアヤメ平のことだったそうな。ただ、当時は木道も整備されておらず、マナーも確立していなかったため、ハイカーがどんどん湿原を踏み荒らし、激しく荒廃。現在は復元作業も進んでいるが、訪れる人はまばらになっているらしい。 でも、かつて「天上の楽園」と呼ばれた場所。おじさん情報によると、今でもけっこうイイらしい。それに、尾瀬ヶ原と尾瀬沼は何度か行っているので、ここらでちょっと違うところに行ってみるか~…

  • 日光白根山〜涼を求めて〜

    下界は40度に迫る暑さが連日続く中、日光白根山に行って来ました。 暑さには比較的慣れているG県東部の人間でもこの暑さには参った!逃げるには山の上に行くしかない。多分、山の上では涼しい風が吹いている! 日光白根山は関東以北最高峰!2578m! 避暑登山♪ 今回の同行メンバーはいつもの職場の山好きたち。総勢6名。わーい、グループ登山楽しい〜。 夏山は雷が怖いから、早い時間に下山した方がいい、という梅やん先生(元登山部)の指導のもと、丸沼高原8:30集合。 即座にロープウェイに乗り、9時には山頂駅、2000m地点へ。きびきび動くぜ! ロープウェイの最終時刻16:30を心に刻む。いつも時間の読みが甘い…

  • あこがれのチャツボミゴケ公園

    数年前から行ってみたいと思っていたチャツボミゴケ公園に行ってきました。 チャツボミゴケとは酸性土壌に生える珍しい苔で、群生している場所は本州ではここだけ。わお! 写真を見ると、絨毯のような苔の間をせせらぎが流れていて、深い森の中のよう。ステキだ! 私は苔が好き! もう、行くしかないでしょう!! と数年前に思ったのだが、何しろ場所がかなり行きにくい場所。(旧六合村。現中之条町) そのうち行くぞ!と思っている間に時間はどんどん過ぎ、芳ヶ平湿原がラムサール条約に登録されたあたり(H27年5月)から、人気と知名度は急上昇。公園も着々と整備。現在では立派な観光地になっている。すごいぞ、中之条町。 以前は…

  • 「遊びの時間は終わらない」都井邦彦~「謎のギャラリー 謎の部屋」北村薫編 収録~

    先日、職場の避難訓練が行われた。 「火事です!火事です!」という妙にカッコいい防災システムのお兄さんの警報を背に、「なぜよりによって、この暑い日にやるのだ…」とぼやきながら、階段でぞろぞろ避難。(猛暑日でした…) 建物の外でばら~っと列に並び(一応、2列に並べとの指示は出ていたが…)、他の人たちが避難してくるのをおしゃべりしながら待つ。暑いよう…。 まさに学生時代の避難訓練。でも、職場なので「そこっ!まじめにやれ!」と叱る先生もおらず、緊張感がないこと甚だしい…。 そういえば、学生時代は上履きのまま外に出ていいのが、なんか特別な感じがしてちょっと楽しかったな~。避難訓練終了後に雑巾で拭いて校舎…

  • 小浅間山でハイキング~のんびり山ごはん~

    最近、ちっとも運動をしていないので、とりあえず足慣らしに簡単な山に行こうか~ということで、小浅間山に登ってきました。 愛読書「入門山」(NEKO MOOK)に書かれていた「わずかな登りで雄大な景色に」という言葉につられて、これだ!と即決。 掲載されていた写真の景色が素晴らしかったの! これは行くしかないよな~。 久しぶりにヤッホーだぜ!楽しみ~! しかしながら、時は梅雨。天気予報は風雲急を告げる雨模様! ええ~っ、また~! 雄大な浅間を眺めに行くのに、また、白いもやもや地獄嫌だよう。 でも、まだ予報変わるかもしれない、と若干の期待を込めて当日を待つ。 また、てるてるの神様に願うしかないのか…。…

  • キュウリ収穫

    以前、とあるテレビ番組で「居酒屋で必ず頼むものは何か?」というたわいも無い話を出演者の皆さんがしていた。 アジフライだとか、揚げ出し豆腐だとか、塩辛だとか盛り上がっていて、ふと、私は何だろうと考えて、ある品に思い当たった。 …キュウリの漬け物。あれば、一本漬け! 一通り料理を食べて、お酒も進んだ段階で、私は必ず「キュウリ!キュウリいっとこう!」と叫んでいる。 職場の若造が「キュウリの漬け物嫌いっす」と言っていることもあるが、一顧だにせず、全力でキュウリの漬け物を注文する。 ふふふ。若造の意見なんか、権力で黙らせてやるのさ。 だって、おいしいじゃないか!異論は聞かない! 多分、私はキュウリが好き…

  • 「気になる部分」岸本佐和子

    先日文庫が発売された三浦しをんさんの「ビロウな話で恐縮です日記」を読んでいて、そうだ!このブログがきっかけで岸本佐和子さんの本を読んだのだった!ということを思い出した。 そして、確かそのエッセイの中に、G県民にとって非常に興味深い話が書かれていたことも思い出した。 こうなるといてもたってもいられない。 すぐさま、本棚をあさり「気になる部分」の該当のエッセイを読み返す。こういう時の私の行動力は他の追随を許さないぜ!韃靼人の矢よりも早いぜ!(by真夏の夜の夢) 私が読み返したのは「「国際きのこ会館」の思ひ出」というエッセイだ。 岸本氏がC町にある某洋酒メーカーの工場を見学した際に、宿泊したホテルが…

  • 矢木沢ダム春の点検大放流

    私の春のお楽しみ。矢木沢ダムの春の点検放流に行ってきました。 G県北部は関東の水瓶。利根川水系のダムだらけ。 中でも最も奥にある矢木沢ダムは規模も大きく、美しいアーチ型で観光地としても有名。 そして、その非常用洪水吐ゲートによる放水は「スキージャンプ式」と呼ばれ、水路をだーっと流れた水が、下流で滝のように噴出する豪快なもの! 私はゆるーいダムファンなので、ここ数年毎年見に行っている。 4月を過ぎたころになると「今年は放水あるのかな~?いつかな~?」とちょくちょく矢木沢ダムのホームページをチェック。(貯水量が少ない年など、行われないこともある) よしよし、今年も無事、実施されるらしいぞ!わーい!…

  • 筑波山に登る~早起きは三文の得~

    ゴールデンウィークに筑波山に登ってきました。 冬の間は平地から指をくわえて山を眺めていただけだったので、久しぶりの登山。 天気も良さそうだし、楽しみ。わくわく~ しかし、筑波山と言えば大人気の山。そして、ゴールデンウィークはおそらく日本で一番混み合う一週間。 昨年、紅葉シーズンの那須岳の激混み大渋滞でオソロシイ目にあったので、必要以上に(?)恐れをなし、とにかく渋滞を避けるために朝5時発。備えよ常に! (登山する人にとって、ちっとも早い時間じゃないのかもしれないけど、私には早い…) 高速を使わずに下道で行って、だいたい7時半前には筑波山着。G県東部からは近い山です、筑波山。 早起きが功を奏して…

  • 「アカギ~闇に降り立った天才~」福本伸行

    今、私の左腕には採血の注射痕がある。 「…どうしたんだ、その左腕」 「ふっ、ちょっと昨夜、鷲頭麻雀に興じたのさ」 って答えたいよ~!! 誰も聞いてくれないし、聞かれたとしても、答えの意味分かってもらえないと思うけど! そして、本当は献血に行ってきただけなんだけど! 鷲頭麻雀とは、福本伸行の麻雀マンガ「アカギ~闇に降り立った天才~」の作中で行われる麻雀である。主人公アカギと鷲頭巌の間で行われる。 通常の麻雀とは違い、同種牌4種のうち3牌が透明だったり、山は積まず、卓中央の穴から牌を引いてくる等のルールがあるが、何よりすごいのは、お金の代わりに血液を賭けて戦う、というところだ。 正確に言うと、お金…

  • 花の春

    気づいたら春になっていた。 ついこの前まで永遠に寒い日が続くかと思っていたのに…。季節は巡るなあ。 回りを見渡せば花盛り。春だよ~。 毎年この時期はせわしなく、いつの間にか春が過ぎ去っていく、という感じだったので、今年はとりあえず春の花の写真を集めることにした。 これだけでも、けっこう春気分満喫。 サクラソウ ポピー オダマキ ダイコンバナ オオイヌノフグリ 牡丹 シロバナタンポポ 春の花の王様。桜の見頃が今年は短かったけれど、わりとしっかり花見もした。 桜はいいよな~。 この花を見ると、とにかく心が浮き立つ。ざわざわする。 坂口安吾の「桜の森の満開の下」にも描かれているが、桜って妖しい魅力……

  • 寒中梅

    東風吹かば 匂いおこせよ梅の花 主無きとて 春な忘れそ もう桜も散り始めたこの頃、完全に時期を外してしまったが、春分の日の3月21日に梅を観に行ってきました。 ご記憶がおありでしょうか?この日がどんな日だったか。 …関東地方、大雪! 梅は多分最高の見頃だったと思うのですが、とにかく大雪でした…。 日本人は桜が好きすぎて、「花=桜」となって久しいですが、奈良時代は「花=梅」だったそうです。中国文化の影響があるのかな? 私は桜ももちろん好きですが、梅も大好き!(ついでに梅酒も大好き。梅酒祭りに行きたいぜ~!!) やっぱり、花が上品なところが好き。そして、なんと言っても香りがイイ! 昨年は偕楽園に行…

  • 「玄椿」河惣益巳/「林檎でダイエット」佐々木倫子

    暖かい日がだんだんと増えて、春の近さを感じるこの頃、私は椿に夢中である。 今、黒侘助が咲いてるの〜 ラブ‼︎ 赤と山吹色と緑の配色がパーフェクト‼︎ そもそも私が椿に興味を持ったのはかなり昔。 佐々木倫子「林檎でダイエット」に収録されている「椿館」というお話で主人公の一人雁子ちゃんが椿に夢中になっていたからだ。(1988年初版。古い!) 雁子ちゃんが狙っていた椿は幻の黄色い椿「金花茶」。お値段38,000円! 高っ!! 王将の餃子、190人前食べられるじゃないか!!(私は学生の頃、王将に行くといつも餃子2人前だけ頼んでいました。安くておいしくてサイコー) この衝撃の値段がものすごいインパクトで…

  • 雪の高尾山へ~そこはアミューズメントパーク~

    冬だけど山に行きたい!という気持ちが抑えられず、高尾山に行くことにしました。高尾山なら、冬でも大丈夫だろうという安易な選択。 今回の同行者は職場の女子会メンバー4人。このメンバーの中で高尾山に登ったことがあるのは私だけ…。大丈夫かしら…?高尾山だから大丈夫か。 前箸(仮)を8時に出発し、関越・圏央道で高尾山を目指します。 車が高尾山に近づくにつれて、回りの景色に何やら白いものが…。 …雪。 先日の雪が八王子では結構降ったらしいことは知っていたけど、まだこんなに残っているとは…。もう溶けてると思っていたのに…。 もしや、高尾山といえど、結構、雪山になっているのか!? 高尾山ICから京王高尾山駅ま…

  • 楽しいイチゴ狩り

    先日、イチゴ狩りに行って参りました。 行ったのは、地元の方から「ここはいいよ!」とおすすめされたG県笑和村(仮)のとある農家さん。 ずっと行きたいと思い続けていて(なにしろ話を聞いたのは数年前)、やっと念願叶いました! 実は笑和村(仮)方面に、冬行くのは初めて。 秋まではかなりの頻度で行っているのですが、(山登ったり、りんご買ったり…)私の車、ノーマルタイヤだから、そこが心配で行けなかったのです…。今回は同僚のハナちゃんが車を出してくれたので、行けました。ハナちゃん、ありがとう! (冬、スタットレスに履き替えるのは、G県民の常識だそうです…。いいもん、非県民でも) 初めて行ってみて、感動しまし…

  • 犬の本いろいろ

    今年は戌年!慶賀新春! もう一月も末で、完全にタイミングを逃した感があるが、犬が出てくる本ってどんなのがあるかな~とふと思い立った訳であります。 …とは言っても、私は完全な猫派で、猫の本ならいろいろ浮かんでくるが、犬だとイマイチ…。(いや、犬も好きですが) でも、犬は人類のトモダチ。 古くは日本武尊が道に迷ったときに、道案内をしたなんて話もあり(by日本書紀)、ずっと良き関係を築いてきた。花咲かじいさんにお宝を教えたのも飼い犬だったなあ。ここ掘れわんわん。 犬が関係する本はたくさん読んだ…はず。過去の記憶を振り絞ってみるぜ。 小説、マンガ取り混ぜておおくりします! 犬の話というと、ぱっと浮かぶ…

  • 浅間山を眺める

    最近の日々の楽しみと言えば、平地から山を眺めることである。 もう、それしかない…。 内陸部であるG県平野部では、冬場は晴天の日が多く、空気が乾燥しているので、遠くまですっきりと見晴らせるのだ。毎日乾燥注意報。 冬場に見る山と言えば浅間山。 夏場はほとんど見えないので、浅間がくっくり見えると、冬だな!と思う。 多分10月終わりの初冠雪のころ。 G県、意外と都会です。 この日はたまたま同じ場所から夕焼けも撮れました。 浅間の何がイイかというと、形が富士山っぽいところ! (多分、成層火山というタイプ。むかーしむかしの理科の授業で習ったような…) 実は、前に別の山がかぶっているせいなのだが、雪の感じが…

arrow_drop_down

ブログリーダー」を活用して、睡紫庵さんをフォローしませんか?

ハンドル名
睡紫庵さん
ブログタイトル
睡紫庵文庫
フォロー
睡紫庵文庫

にほんブログ村 カテゴリー一覧

商用