『2017 ユーキャン新語流行語大賞』の大賞候補30語が 11月9日に発表されました。 将棋界からは『ひふみん』と『藤井フィーバー』の2つの言葉がノミネート! 遡ってみると、過去に将棋絡みの候補語は例がなく、 1996年代に羽生さんが七冠制覇した年でさえ、 ノミネートはありませんでした。 それだけに、今年は将棋界の盛り上がりを実感せざるを得ません。 思えば…
トッププロ棋士は、色紙や扇子にサインをする機会が多く訪れます。 このサインのことを「揮毫」と呼び、 棋士の多くは、自分だけが使う揮毫を持ち合わせています。 有名なものだと 升田幸三『新手一生』 大山康晴『忍』 中原誠『清風徐来』 谷川浩司『光速』 羽生善治『玲瓏』 などが思いつきますね。 このように、揮毫が注目されるのは上段者やタイトル棋士がほとんどなのですが、 藤井四段は…
将棋を学ぶうえで欠かせないのが、「棋書」とよばれるもの。 棋書とは、将棋の教科書や参考書にあたるもので、 大きく分類すると ・各戦法の詳細を記した定跡書 ・詰将棋や次の一手など問題集 ・プロの実践集 といった種類があります。 藤井四段が将棋を始めた時、初めて手にした棋書が、 所司和晴七段・著の「決定版 駒落ち定跡」
進学か、将棋に専念か、 その選択に注目が集まっていた藤井四段ですが、 先日ついに「高校進学」を発表しました。 これにより、中学生で棋士になった5人全員が、 棋士と高校生活の両立を選択したことになります。 中高一貫校でありながら、進学の決断に時間を要したことからも その進路にかなり悩んだことが伺えます。 この決定について谷川浩司九段は、 「熟慮の末の決断でしょうし、『指した手が最善手…
最年少プロ棋士としてデビューするや、連勝記録まで更新し、 ここまで順風満帆のプロ棋士生活を送っている藤井四段ですが、 早くもある選択に迫られているようです。 それは、来年高校に進学するべきか、プロ棋士として将棋のみに専念するべきか。 本人は高校には進まず、将棋一筋という気持ちが強いようですが、 藤井四段のお母様は進学を強く望んでいるそうです。 ちなみに将棋界は学歴不問の世…
将棋を始める年齢は何歳が最適なのか? これについては様々な見解がありますが、 早熟性が問われるプロ棋士の世界では、 『早ければ早いほどいい』といった意見を持つ人が多いようです。 ちなみに藤井四段が将棋に触れたのは5才のとき。 これはプロ棋士の中でも、おそらく平均より若い年齢だと思われます。 ところで、藤井少年には将棋よりも先に夢中になっていた遊びがありました。 それは、3才の頃から愛用…
藤井四段のこれまでの将棋を見ると、全局において居飛車を選択しており、 特に角換わり系の激しい将棋を好んで指していることがわかります。 角換わりの特徴は、中盤をすっ飛ばし、一気に終盤へとなだれ込むスピード感。 序盤早々、お互いに大駒を手持ちにしているため、 細かい駆け引きもそこそこに、一気に技が決まることが多いようです。 この角換わりを得意とする棋士といえば、 最初に名前が挙がるのはやはり谷川…
デビューから22連勝がかかった阪口悟五段戦の終盤で、 藤井四段が見せたある仕草が話題になりました。 それは、自分の膝をペシッ!と叩いた行為。 どうやら自身が指した手のミスに気づき、 怒りや悔しさの感情から、居たたまれなくなってしまったようです。 棋士が対局中、自分の不甲斐なさをボヤいたり、 頭を抱えて項垂れたりするなど、 悔しい感情を垣間見せるシーンは珍しくありません。 …
「将棋道場」と呼ばれる場所をご存知でしょうか? 将棋好きが集まり、相手を見つけて対局を楽しむことが出来る憩いの場。 全国各地に存在し、大人は1000円程度、子供はその半額程度で、 一日中将棋を指せるのが魅力です。 (数千円の月謝制を採用している将棋道場もあります) かつてはどの将棋道場も大人から子供まで、連日多くの人で賑わっていましたが、 現在は閑古鳥が鳴く将棋道場が目立ち、看板を畳まざるを…
2017年、叡王戦で優勝した佐藤天彦名人がプロ代表・人類代表として、 コンピューター将棋ソフト「Ponanza」との二番勝負に登場しました。 結果はPonanzaの2勝0敗。 この結果はプロ内でも予想はされていたものの、 『コンピューター将棋>プロ棋士』という構図を決定付ける出来事になってしまったため、 棋界に走ったショックはかなり大きかったことでしょう。 ところで、藤井四段の将棋につ…
藤井聡太四段の強さの根幹にあるのは、 目を見張るほどの終盤力。 わかりやすく言えば、「敵玉が詰むか詰まないかを正確に判断する力」、 そして敵玉を詰みへ導くための「寄せる力」。 これらの力は、プロ棋士の中でも既にトップクラスと評されています。 その根拠となるのが、「詰将棋選手権」での功績。 世間的には「連勝記録」や「最年少記録」ばかりに目が向けられ、 さらには非公式戦とはい…
連日ワイドショーやニュース番組を賑わせている藤井聡太四段。 加藤一二三九段や美人女流棋士のテレビ出演、 漫画「3月のライオン」や、映画「聖の青春」、 そしてコンピューター将棋に関するものなど、 明るい話題・ネガティブな話題問わず、多くの注目を集めている将棋界ですが、 藤井四段の注目度はそれらを全て凌駕しています。 その凄さは、歴史ある将棋界において 次々と塗り替えられる記録を見れば明らか。 …
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