声あのひとの声を、聴いていると、とても深い、深い、深い、深い海の底で、じっと息を潜め、抱き締められて、包み込まれて、指の腹が爪の先が、てのひら、が、さはさは、と、さは、さはと、髪を撫で乱し、素肌を産毛を擽っては、内臓の奥へ、奥へと、そは、そはと、そはそは、と、精神の底の底まで、沁み込んでいく、あのひとの声の、波動、周波数?否今迄知らなかった無償の愛そのものが、心臓に刺さる一欠片の、無関心な闇を手放し、一粒の、頬伝う涙に、光が灯ったことを、わたしは知ったのです。written2023/02/18,19,20.2023/03/04,05,06,07,08.photograghed2023/02/23,24.rewritten2023/03/09.Copyright2011-2023©Tsukasaallrig...声(2023/03/09修正ヴァージョン)