chevron_left

メインカテゴリーを選択しなおす

cancel
john john
フォロー
住所
未設定
出身
未設定
ブログ村参加

2017/07/10

arrow_drop_down
  • 水曜日 冬 晴れ

    雲ひとつない青空。透き通った湖の底を見下ろすように空を見上げる。冬の冷えた空気が心地よい。水曜日は休日。洗濯をしながら掃除をし、洗い物を片付けひとここちする。南向きのベランダから空を見上げ煙草を吸う。スペンドールのスピーカーは50年代のジャズボーカルがゆったり響く。賃貸不動産の仕事を始め1年以上が経つ。都内の複雑で入り組む狭い住宅街をお客様を乗せ自動車で廻る。タクシーの運転手以上に道順は覚えた。(実...

  • 美しい世界

    年末年始の長期休暇は散歩と読書、そして音楽に明け暮れた。思えば十代の時の自分とさほど変わらない。木々の生い茂る道を歩くこと、空を見上げ、陽ざしを浴び、町を歩き廻り喫茶店かカフェでコーヒーを啜る。本を読み音楽を聴き、空想の翼を拡げ物思いに耽り、僕は僕であることを確かめる。※大人になると否が応でも社会に順応し現実的な生活を生きることを強いられた。僕にとってそれは困難で骨の折れる辛い作業ではあったが、訓...

  • 10年

    淡い青が空一面に広がる。暖かな陽射しに渇いた風が心地よい。柑橘系の甘い香りが森を覆う。道端のドングリのみ群れを足で踏み僕は森を歩いた。彩り豊かな紅葉を飾る樹木。時おり立ち止まり酸素を目いっぱい吸う。僕は生きてる!細胞がそう叫ぶようだ。新しい職場に移り、この一年は平穏な日々を送る。こんな生活は本当に久しぶりだ。ありがたいことだ。感謝します。※思えばこの10年、色々な事があった。様々な人々と出会い、別れ...

  • 夜の憩いの時

    今日も良く働いた。土日は賃貸不動産業にとって多忙な曜日だ。朝から飛び込みのお客様がご来店し様々な賃貸物件を紹介し、自動車に乗せご案内する。初対面のお客様を自動車に乗せ狭い住宅街を走り回る。運転しながらお客様の緊張をほぐすため雑談を始める。たぶん、僕が最も得意とする分野であり、楽しいひと時だ。様々な職種、年齢、出身地の方々と接する。富裕層もいれば、これからの方も。ご家族の話、仕事の話、出身地の話題、...

  • 今という瞬間

    人生は「いつか訪れる」未来の出来事ではない。もちろん昨日までの過ぎ去った日々の事でもない。今という瞬間だけに人生は創造されている。なぜなら過去の出来事を思い出すのは今であり、未来に思い馳せるのも今でしかないのだから。今の在り方で、過去の捉え方も、未来への道筋や見方も変わる。逆に言うなら、今この時をじっくり味わうなら人生そのものが豊かとも言える。夢や目標を持つ事は大切だ。それに向け過去の経験や知識を...

  • 五月晴れ

    久しぶりの晴れだ。初夏の陽気と爽やかな風が心地良い。森の中を歩き駅前のスターバックスコーヒ店でキャラメルマキアートを啜る。昨日から仕事の定休日だ。今はリフレッシュしてる最中。世界が明るくなった気がしてならない。道端の花や森の木々が明るく輝いて見える!※昨日、前の職場に顔を出した。退職してちょうど半年、盛大な送別会まで開いてくださったのだ、再就職出来たことをキチンとご報告しようと思ったのだ。スーツに...

  • 幻想の記憶

    僕の住むエリアは東京と神奈川県の境の丘陵の町だ。緑豊かで見晴らしが良い。森林には細い歩道が迷路のように巡らせどこに辿り着くか直ぐには分からない。木々の群れ、畑、坂道や丘、社、斜面に並ぶ瀟洒な家、駅前の喫茶店や本屋などそのすべてがお気に入りだ。線路に沿った川沿いに木々が茂った丘が続く。電車からは里山のように見える。この里山のような丘の上の頂上には細い道がある。いわゆる山稜線の小道だ。線路のある西側は...

  • 新緑の季節

    5月の連休が始まった。新緑は眩しく、空は青く拡がる。僕は目的もなく森林を歩き…ときどき道に迷い(それがまた楽しい)…適当なカフェをみつけコーヒーを啜る。今日の帰り道はスマート・フォンにいれたビートルズ全曲をシャッフルしヘッドホンで聞き歩いた。ビートルズの楽曲は40年以上聞き続けてるのに感動してしまう。それは本当に幸せなひとときだ。こうして僕は「良い気分」を保つように努める。良い気分でいることが、すべて...

  • 感情

    外を歩く度に不思議に思う。草や木々、花々がキラキラ輝いてるのだ。しかもその輝きは日毎に増す。横浜には延べ30年以上住むが、別の町、いや別の世界に訪れてる感覚だ。まるで異次元転生のよう。同時に懐かしさや胸が詰まる郷愁のような感覚に陥る。そして木々は風に揺れ「お帰り」と僕に伝えてるように思えて来る。なぜそんな感覚になるのか分からない。陽射しの量が増えたとか、空気が綺麗になったのとも違う気がする。確かに昔...

  • ワクワクは奇跡の始まり

    午後、散歩する。樹木の繁る道を歩き陽射しを浴びる。空は高く水色に拡がり、地には花々が咲き誇る。世界は光に溢れ夢に見た天国のようだった。途中で喫茶店で珈琲を飲む。幸せだ、と思った。昨年の12月から通ってる職場は望み得る最高の環境に思える。通勤が楽なだけではなく、良い人々に恵まれたのだ。さらに上司からは最大の賞賛のお言葉を頂き、若い社員達からは敬意を示される。リーダーからこの数ヶ月で増えた業績は私のお陰...

  • 変化

    風に乗り沈丁花の香りが漂う。春だ、と気づく。気づくと梅の花は満開。桜の花びらもチラホラ見え出した。陽ざしは優しく、風は暖かい。不動産業は水曜が定休日。僕は朝からオーディオに弄り回してご機嫌だ。新しいAVアンプを購入した。DSP-A1というYAMAHAの15年前のフラッグシップ機だ。ジモティーという個人売買の仲介アプリを利用し、当時20万円したこのアンプを6,500円で譲り受けた。売り主はとても感じの良い奥様だった。玄...

  • 才能

    才能とはもしかしたら他人に指摘され初めて気づくのかもしれない。少なくとも自分の場合はそれが多い。接客の仕事をしてて社内から「すごい才能だよ」と指摘され驚いている。自分では才能があると考えたこともないし、何が凄いのかが分からない。僕の接客後のお客様は表情が緩み、感謝を表したり、契約の意思を示す場合が多いと褒められる。営業マンなら誰が接客してもそうなると考えていたため「才能だよ」と言われもピンと来なか...

  • 穏やかな生活

    穏やかな日々を送っている。朝は目覚めるとすぐアンプに電源を入れる。英国産のスピーカー(Spendor)から気品ある音色が漂う。深み、節度、陰影、気品、それが僕の好む音色だ。Spendorはそのすべてを満たす。シャワーを浴び、髭を剃りワイシャツにネクタイを締める。クリスマスに長女から上品な色合いのトラッドのネクタイとベルトをいただいた。今日はそのネクタイを選ぶ。鏡にほほ笑む僕がいる。「うん、やっぱり似合ってる」スー...

  • 変化

    ライフスタイルが変わった。毎朝、スーツにネクタイを締め出勤する。髭は剃った。4年ぶりだ。各駅停車の空いてる電車で席に座り文庫本を読む。仕事前にドトールでコーヒーを飲み煙草を吸ってから職場に顔を出す。新しい職場は女性1人に男性は僕を含め5人の小さな支店だ。店長を始め皆、友好的で親切な良い人ばかりだ。僕もすっかりなじんでいる。先日、若い営業マンから「この支店にずっといて欲しい」と言われた。なぜ、と尋ねる...

  • ワクワクを求めて

    中古でSPENDORのスピーカーを購入した。SP3/1Pという少し大きめのブックシェルフタイプである。スピーカーを買う予定などなかった。夕方から急にドライブしたくなりシェアカーで高速道路を走りラフマニノフやショパンのコンチェルトを聴いた。そんな時の僕は本当に幸せだ。 音楽に合わせ様々な感情が駆け巡る。 夕陽に輝く木々の群れ、冷たい冬の風(窓を開けて僕は走る)、家々に灯る明かり、憧憬や郷愁に似た切ないような甘く...

  • 同調圧力

    個人的に思うことで他人に説明したり押し付けることもない思いがある。僕の意見は(今のタイミングでは)バッシングされだけで双方に建設的な結果が生まれると思われないからだ。(まるで戦前のように大政翼賛会の時代のように。)ワクチンやマスクについてだ。僕が情報を得るときに気を付けているのは「データー」と「お金の流れ」だ。情報源が明記されていることは当然とし、その情報源の基になるデーターが客観的かつ公平か?情報源...

  • すべては上手くいってる

    茶色の葉が道端に重なり始めた。並木を彩っていた木々は箒の柄を逆さにしたような枝を青空を向けている。散歩で火照った肌に枯草の香リ漂う冷たい北風が心地よい。1か月の最後の有給休暇を終えようとしている。この期間は自由を存分に満喫できた。レンタカー屋でプリウスを借り故郷の秋田までドライブできた。1つ上の姉と老いた母と共に紅葉見物のドライブもできた。久しぶりの親子入らずは姉も母は嬉しそうではあったが、僕への...

  • 私の目的

    わたくしといふ現象は 仮定された有機交流電燈の ひとつの青い照明です (宮澤賢治)私の中にある陰鬱は黒ずむ群青に経血の朱をまぶしドロドロに練り込まれ深層深くに根付いてる。それを剥がそうと必死に何度も努力はしたが、その度に肉は抉れ血の噴流が止まらず(恐らくリビドーが発動し)死への願望と欲情が混じり合った。そして悟った。私の陰鬱は私自身でありエス(Es)から生まれる表象なのだと。と...

  • 冒険を終え、新たな冒険へ

    何という空の美しさだろう!澄んだ淡い青が頭上一面に広がっている。朱、黄、緑と彩り豊かな木々の葉は光を浴び鮮やかだ。早朝、外に出た瞬間に圧倒された。偉大な芸術作品を前にした時以上に。正式な退職日は今月末だが有休消化のためひと月以上の休暇を得て自由を満喫している。 もう仕事の電話もメールもLINEのメッセージもない。解放され伸び伸びし清々しい。4年前にインテリア業界という未知の世界飛び込み必死に仕事して来...

  • 送別会

    雲ひとつない青空だ。秋の空は清々しい。黄色や朱に染まった木々の群れが天に向かい凛とそびえ美しい。昨夜は僕の送別会が開かれた。社内外の大勢の人々が会社のショールームに集いパーティーの形式で飲食を楽しんだ。想像以上の人が集まり感激した。この4年は仕事を通じどれほどの人に助けられ、支えられてきたか。途中で胸が熱くなり酔いの勢いもあり涙ぐんでしまった。健康を回復したら会社に戻って欲しいと真剣に上司が説得し...

  • ポンコツ

    久しぶりの休日だ。朝早く目覚め掃除をしゆったり過ごす。昼前に雨あがりの雲の下を1時間ほど散歩し駅前のスタパでキャラメルマキアートを啜っている。休日のカフェーショップは店内がいつもより華やぐ気がする。昨日は早朝から都内を駆けずり回り多忙を極めたが幸福な一日だった。仕事の合間に退職の挨拶のため都内の取引先を廻った。取引先は国内有数の有名な大手企業の支店だ。※前触れなく退職する旨を担当者に伝えると、誰もが...

  • ワクワクを求め

    ようやく気づいた。この一年ほど仕事にワクワクすることがなくなっていた。ということで「今まで働かせていただけたことに感謝」し辞表を提出した。仕事の不満や職場への愚痴はなし。それらは言い訳だ。大切なことは僕がワクワクするかどうかだけだ。※自分がワクワクしてないことすら気づかずにいた。仕事に追われ自分について考える余裕を失っていた。心の信号が黄色から赤に変わりつつある。それに気づかせるカラータイマーが「...

  • 秋の空は美しく

    渇いた風が秋を運ぶ。金木犀や熟した果実や枯れ草の香りが微かに混じる。木々は道端にくっきり長い影のコントラストを映しだす。空は青く澄み広い。羊雲が波に漂うにゆったり浮かぶ。秋が好きだ。夏の夕暮れも、春の朝や、吹雪いた空の冬も悪くないが、乾いた風の秋は特に好きだ。ピアノや弦楽の音がまっすぐに響き耳に心地よい。公園や並木や散策するとバルビゾン派の絵画の中のひとりになった気分だ。森にはヨハネス・ブラームス...

  • 感傷的な雨の夜に

    巷に雨が降るごとく雨が降り注ぐ。僕はソファーに座り煙草を吸う。蒸し暑い空気をエアコンと扇風機で流しても重さは消えない。カーメン・マクレエの歌声を部屋に響かせ照明を落としている。最近購入したBoseのスピーカーはジャズ・ボーカルに似合っている。僕はここにいない。雨は忘れた時を戻す。あの時も雨で僕は煙草を吸った。薄暗い照明の下でジャズを流しコーヒーを啜り裸で眠りこける君を見ていた。そこは止まった空間の止ま...

  • ロベルトの音楽に魅せられて

    この頃、ロベルト・シューマンの室内楽ばかり聴く。若いときは4つの交響曲と名曲の誉れ高いピアノ五重奏曲ばかり聴いた。ピアノ四重奏曲に恋をしピアノ協奏曲には雷で打たれ全身の粟がった。これほどの美しい曲をなぜ十代で出会わなかったかと悔やんだものだ。ただ、、他の楽曲については取り立て感動することはなかった。ところが、この年になり改めてシューマンの室内楽集を聴いたところ深い感動に陥った。3つのピアノ三重奏曲、...

  • メモとして

    このブログはほとんど自分自身の覚書として利用している。読者(ターゲットとなる層)についてはまったく想定していない。従って、読みやすい文章の心がけや誤字脱字のチェックもほとんどしていない。近々、ある目的で特定の読者を想定したブログを開設しようと目論んでいる。それには時間を捻出する工夫が必要だ。仕事の労力を文章を綴る労力へ移行すること。それが今の目標だ。なぜなら僕は今の仕事より文章を綴ることの方が好きだ...

  • 再開

    先週の金曜日のこと。10年ぶりに懐かしい人に再開した。取引先の商業ビルを訪れたときのことだ。ひととおり営業活動を終えエレベーターでエントランス前まで降りた。次の予定まで大分時間があった。そこで同じビルの別会社で働く友人のH氏に電話した。彼とは25年来の付き合いだ。保険業界の同僚で一時は同じ事務所を机を並べ仕事していた仲である。僕が保険業界を引退してからは暫らく疎遠だったが、2年前に偶然このビルで再開した...

  • 育てられて

    さわやかな日が続く。僕の住む町は緑に囲まれた横浜市の外れだ。高台ということもあり風通しが良く、散歩すると気持ち良い。駅まで遠く坂が多い。交通の便が良いとは言えない。そのせいか家賃が安い。10畳一間の鉄筋コンクリートの7階。部屋いっぱいに広がるベランダは南西向きた。カーテンを開くたび青空が広がり、下に目を向けると桜並木。月明かりの夜はカーテンを開け月光のもと眠りにつく。なんという贅沢だろう。ひとりで暮...

  • 春の陽気

    唐突に桜は花びらを一斉に開く。毎年の事といえその華麗な姿には息をのむ。ベランダ下に並ぶ桜並木のことだ。今年の春はいつも以上に陽気に感じる。気持ちの問題かもしれない。先月は殺人的な(仕事の)忙しさでほとんど休暇を取れなかった。4月に入りようやく一段落し久しぶりに何もない日曜日を迎える。仕事が順調であること、懸念事項が解決し、社内での評価も良好なこと何より今の仕事に対し自信がついきたたこなとが重なり気持...

  • 楽しい旅

    昨夜遅く満ち足りた気分で帰路についた。ここ数か月かかりきりだった大きな案件…トータルで1000万円近い商品を無事に納品することができた。設計を何十回とやり直し、細かい修正が山ほど生じ納期に間に合わないのではという不安と戦い何度か徹夜し大勢の人の助けを無事に完成した。昨日は一日ベテランの職人さんに立ち会いハラハラしながら見守った。この職人さんは3年前に僕が入社したての研修期間に現場について指導してくれ...

  • パターン

    繰り返し起こるパターンは自身への警鐘である。「あなたの思考パターンがそれを引き起こしている。それが何か気づきなさい」※昨日は休日を満喫しようと考えていた。ところが昼過ぎに自宅に戻ると会社の携帯電話が鳴った。ディスプレイに表示された名前は緊急時以外に電話しない下請けさんだ緊張して電話口に出ると案の定、緊急の(仕事の)トラブルだ。社内のミスではない。取引先の失態だ。至急、取引先に連絡すると「お前んの所で...

  • 再びめぐる春

    風が春の香りを運ぶ。陽射が暖かい。それだけで幸福な心持になる。香りは記憶の塊りを脳裏にまき散らす。時系列を無視し、それは今ここにあるような錯覚をもたらす。学生時代の進級時の甘酸っぱい照れるような感覚、恋人と歩いた公園、失恋し泣きはらした原っぱ。幼い子供たちと遊んだ公園、大きくなった子供たちとの花見友人とはしゃいだ日々若い恋人と過ごした部屋苦いものも、喜ばし事も、辛い出来事もどれも幸福な出来事のよう...

  • 変革の嵐でこそ心に静けさを

    文章を綴っては消し、再び綴り削除する日々が続く。ブログ自体も削除しよという衝動に何度かかられ保留している。というのも考えや感じ方がわずかな時間で変動するからだ。この期間の世の常識の激変は嵐のようだ。それに応呼するように心象も変化する。刻一刻と変動する波長(色合い)を記録するのは難しい。COVID-19が世界をかき混ぜる騒動はその象徴だ。ワクチン接種をする、しない、このひとつでも様々な情報が錯綜する。何が正し...

  • コメダ珈琲でブログを書く時は要注意

    これで3度目であるコメダ珈琲でWi-fiをつないでブログを書いたプログがアップされず文章がなくなるのは。最初は時間制限を超えていたためだ。いつのまにネットの接続が切れ、アップした時は文章まで消えた。次に接続時間内で、ネット接続を確認した上でアップするとgoogle chromeがセキュリティーの危険があるサイトと接続するためナンチャラというメッセーじを表示、それでも接続するをクリックし進めると文章が消えてしまった。...

  • すでに始まった新しき世界

    月日は矢のように過ぎ、心境の変化は目まぐるしい。この頃は興味や関心が次々と変わる。気分も、情緒も、好奇心やエネルギーの発露も、わずかな時間で変化する。時代が大きなうねりを上げ歴史的な変革の激流に呑み込まれてることに心は連動するようだ。日常的な変化は特にない。仕事も、生活のリズムも、人間関係も、収入も、昨年と同じだ。仕事は相変わらず忙しいが、それにも慣れ、むしろ穏やかな日々を送ってるともいえる。にも...

  • メモとして

    自分自身のためのメモとして記す。十代の頃、自分がどういう人間なのか分からなかった。どんな性質で、どんなことに向いてるのか、また、将来はどんな職業につきいか皆目見当もつかなった。従って目標や夢などいくら考えても微塵も浮かばなかった。能力についても何が平均より劣り、あるいは優れているかすら判断できなかった。恐らく、身近で魅力を感じるモデル(大人の人物)が皆無であったことや(公平に)私を評価してくれる存在が...

  • 無題

    わたしの心が翳に反転するのは病気であはありません。理由もなく唐突に全身が緊縛され息も絶え絶えになり床に倒れそうになることも決して奇病ではありません。太陽が沈み再び登るように私の生来のリズムに過ぎないのです。万力で押しつぶされるように脳みそがぐにゃりと歪む感覚になったかと思うと世界の幕が裂け無が顕れます。そこには何も存在せず、人も町も生き物もスクリーンに映る映像でしかなく実態などないのです。真空の真...

  • 喫茶店で

    雨あがりの夕暮れ駅前まで散歩する。夕陽は沈み夜のとばりが辺りを覆う逢魔の時刻、季節は冬。上着に身をくるみ冷たい外気から身を守る。仕事のことはしばらく忘れよう。いつもの喫茶店に明かりが灯っていた。扉を開くと橙色の照明と暖炉で暖められ空気が僕を歓迎する。70年代のフレンチ・ポップのバラードが室内の時間を止めていた。上着を脱ぎコーヒーとピザを注文し音楽に耳を傾ける。ベースの響くスピーカーの音。決して高級な...

  • 3年が過ぎ

    新しい業界に飛び込み入り(転職して)3年になる。入社当時、3年で一人前と言われた。まさにその言葉通りだった。営業マンの一人前は信用と売上げだが、いずれもようやく揃ったと自他ともに感じている。売上は昨年の2倍を超え、この数か月は依頼はさらに増え止む気配はない。それに伴い業務量も急増し目の前の仕事をこなすことで精いっぱいの日々を送っている。先週何をどうしたかを振り返ることも、来月はどうなるか考えるゆとりが...

  • 冒険

    久しぶりの休日だ。※仕事はどんどん忙しくなる。気づくと今年は昨年の2倍以上の営業成績になっていた。部下を褒めないことで有名な上司も満悦そうな顔て「たいしたものだ」と嬉しそうな顔をしていた。しかし売り上げが2倍であることは時間や労力も2倍以上であることを示す。自営業と違い収入が増えるわけではない。同じ賃金で昨年の2倍以上の労務をこなしている。このひと月は休日もなく、何度か徹夜し、それでも追いつかず焦りと...

  • 時代の変化

    すべてのSNSをログアウトして随分たつ。ブログも放置して月日が流れた。あらゆるものは変化する。人も、町も、流行や価値基準、常識や概念、世界そのものも。殊に時代の変化はあらゆるものを飲みつくし個人の感慨を凌駕する。前世紀の東京オリンピックの年に僕たちは生まれた。高度成長期と共に少年時代を送った幸福な世代ともいえる。※昨日より今日、今日より明日、努力さえすれば収入は増え、モノは溢れ、所有欲は満たされた。空...

  • 勇気

    子供の頃、世界は恐怖に覆われていた。家にも、学校にも、放課後の帰路にも、地雷は至るところに埋められ予兆も前触れもなく爆発し、僕を足元から吹き飛ばす。いつ、なぜ、地雷を踏むのか僕には分からない。そこに意味や理由などなく、僕は踏んでしまい束の間にの平和が吹き飛び、地雷の前に僕は無力だということだけ感させる。それが物心ついたときの世界への僕の印象だ。※地雷の震源は父だった。家庭内暴力という言葉が生まれる...

  • 幸福

    雨あがりの風も渇いた秋の気配を匂わす。かすかに金木犀の香りも含む。ようやく秋が訪れたようだ。秋が一番好きだ。陽射が濃い影を木々に与え、その陰影の深みを眺めるだけでうっとり見とれる。どの芸術作品も本物のその様には及ばない。首都圏は緊急事態宣言が続く。僕の回りでも新型コロナに感染した人が何人かいる。軽症の人もいれば、インフルエンザのように高熱にうなされ自宅療養している人もいる。幸いそれぞれがテレワーク...

  • 英雄

    淡い秋の雨が降り続く。泥濘(ぬかるみ)につかったように体が重いのは湿気のせいだろう。僕の心と体は天候や天体に大きく左右される。生まれつきの体質なのだから仕方ない。晴れ渡る青空では心身ともに軽やかで空まで飛べそうな気分になり、雨の前や曇り空が続く日はどこまでも沈んでいく。あるいは満月の気分がハイになり何かしでかしたくなる。女性にはそうしたタイプ多いようで「分かる、分かる」と互いに頷きあえる異性が結構い...

  • 9月の雨

    わずか1年の出来事が他の数十年を凌駕してしまうことは誰しも経験することなのだろうか。確かに映画や小説では珍しくない。わずか一瞬の出来事が影法師のように人生の最後までまとわりつく物語も多い。※雨音で目覚めた。カーテンをめくるとは灰色にたちこめる雲から雨が糸を引いていた。ベランダの板にはじく雨音が目覚めの原因だ。時計を見るとまだ6時にもなってなかった。仕事にはまだ早すぎる。と思っても二度寝する気分にもな...

  • 残暑の続く夜

    わたしの価値観はほかの多くの人と違い、わたしの優先することも、興味や関心も周囲の多くの人と違うことは物心ついたときにすでに気づいていた。思春期の頃は自分が周囲と違うことを気にすることも、合わせる必要も感じなかった。クラスで浮いていようが、浮いていまいが、目立とうが無視されようが、まったく興味も関心もなかった。というより、自分の感情の起伏や激しさや感覚の嵐に振り回され、周囲の評価や評判など気にするゆ...

  • 幻想

    あれからしばらく幻を見てない。声も聞こえない。すっかり忘れていた。見えなくなったのではなく見ようとしなくなったのかもしれない。聞こえなくなったのではなく、聞こうとしなくなったのだ。そして思い出した。それは幻ではなく真実で、今リアルだと思い込んでいる「目の前の生活」こそが幻なのだと。かつて何度も同じ過ちを繰り返し、痛い目にあっては気づき、気づいた瞬間に霧が晴れたようにそれは現れ、光を示してくれた。そ...

  • デトックス

    前回のブログの続きを書こうとしていたが、急に体調を壊してしまった。ちょうど盆休みと重なり仕事に支障はなかったが、部屋でうなっていた。コロナではない。久しぶりにお腹を壊してしまったのだ。それに反応したかのようにパソコンが壊れた。起動すると動きが異常に遅い。タスクマネージャーを確認するとディスク使用量100%と表示している。ストレージの容量は半分は残っているので物理的な問題ではない。大型Windows Up dateし...

  • 記憶の混濁

    この頃、夢の中にいるような感覚に陥る。ひとつが記憶だ。10年位前までは過去の記憶が鮮明に覚えていた。特に子供の頃の出来事は事細かく記憶し「そんな細かいことまで覚えているのか」と家族を驚かせた。その頃は小・中・高の同級生の顔と名前はすべて覚えていて、5歳以降に体験した様々な出来事を年いつでも語れた。録音されたビデオテープをどこからでも再生するような感じだ。姉に言わせると異常といえるレベルらしい。ところ...

  • 仕事の合間に

    「あなたは理系ですか、それても文系?」そんな質問は多い。世間は分類し判断することが好きだ。確かに分かりやすい。しかし僕は返答にいつも困ってしまう。趣味は明らかに文系だ。文学や歴史、心理学、絵画、映画、何より大の音楽が好きだ。自分でも(上手いか下手は別にして)詩や文章を書く事を楽しみにしている。情緒豊か(というより不安定?)で理屈より感性や直観、ノリで生きている。それだけ聞くと典型的文系である。ところ...

  • 真夏の太陽と風

    朝目覚めると気分が沈んでいた。理由が分からない。部屋の空気まで重く感じ心臓がバクバクうなる。不安と恐れと自責が全身を苛むだ。夕べまでは気分良く過ごし、睡眠も十分にとってる。理由が分からないまま支度を整え仕事を始めた。メールをチェックし急ぎの仕事を片付ける。取引付きからの電話に応対し、緊急の要件に応える。つまりいつも通り。お昼を過ぎる頃には全身にとぐろを巻くような重さ、原因の分からない不安や恐れが頭...

  • 願うことは実現する

    この頃は自宅でテレワークする日々を送っている。往復3時間以上を要した都内への通勤ラッシュから解放されたことは夢のようだ。ただ自宅には仕事用のデスクがない。食事用のテーブルにパソコンを乗せると書類が置けない。また引き出しがないものだから不便この上ない。「仕事用のデスクが欲しい、引き出しつきの丁度よい高さの」なんとなく願っていた。実は仕事ではお客様へ高価なデスクをプランし販売している。世間も僕と同様に...

  • 猛暑にマーラー交響曲第2番復活を聴きながら

    猛暑が続く。巷では東京オリンピックやら新型コロナ感染やワクチン接種するかどうかとかしましい。他人事ではないはずだが深夜も摂氏30度を超える暑さにどうでもよく思えてくる。若きラスコーリニコフも8月の猛暑で呻吟した。200年近く前のペテルブルクだ。ロシアの夏も暑いとは知らなかった。35年前の8月も猛暑だった。田んぼの広がる秋田の市街地だ。四畳半の安普請のアパートにはエアコンどころか扇風機すらない。朝市場の労働...

  • 徹夜明けに

    夏の夕暮れに並木通りを歩くのが好きだ。高台で夕陽の町を見下ろし駅前に出る。仕事や学校帰りの人々は安堵した趣で駅からぞろぞろ出てくる。駅前のカフェのテラス席を陣取り僕はそれを眺める。淹れたてのコーヒーを啜り夕風に当たる、ああ、なんていう幸せ。緑に囲まれた町は優しい。もともと自然が好きだったが、この頃は木々の群れを見るだけで胸の奥からじんわり喜びが湧く。好きな人と出会ったときみたいに。土曜、日曜と仕事...

  • つゆの始まり

    さざ波の音色のような雨音に誘われ深い眠りについた。目覚めるとさざ波は大波に変わっていた。しぶきを上げ雨は降り注ぐ。梅雨の季節だ。雨の前は僕の脳内モルヒネは沈滞する。しかし、ひとたび振り出すと爽快だ。嵐なんか弾け過ぎ自分でも何をしでかすか分からない。若いときはさんざんおバカなことをしでかし…と、言っても法に触れるようなことではない。何十キロも離れたガールフレンドの元に傘もささず走り会いに行ったり、意...

  • 霧の中

    それでも僕たちは前を向き進むしかない。でも霧に覆われ前がどちらか分からない時はよくある。後ろも分からなければ上も分からない。きのうまではなぜあんなに幸せだったかも思い出せない。たぶん、そのそれは自身を試みるときなのだろう。深い霧に覆われ重い空気で体中が縛られる。気力どころか息をするのさえやっとだ。それは定期的に訪れる個人的な試験のようなものだ。それを人は鬱と呼ぶが僕はそう思わない。無意識が僕自身を...

  • 永遠

    僕の時間は再び止まってしまった。パンダミックやらリモート・ワーク、米中の対立、ライフスタイルの激変とこの一年の動きは目まぐるしい。どんなに鈍い人でももう感じている、時代はすでに新しい時代に突入したのだと。僕の生活も変化した。通勤ラッシュからは解放され、自宅かネットカフェでの仕事をすることが多い。それに伴い個人の時間が増えた。願ってもないことだ。それでいて売り上げは上がっている。ただ、ズーム(遠隔操...

  • 想像

    東京は3度目の緊急事態宣言が発出されたが僕の日常は何ら変わらない。事務処理は自宅で行い必要に応じ都内の取引先へ向かい帰り際に事務所による。電車は相変わらず混雑してるし事務所のある表参道は賑わってる。違いと言えば同僚たちとの飲み会がなくなった位だ。飲食店の時間短縮で感染がなくなるとは誰もが薄々感じている。そもそも今回の新型コロナウィルスの発生、検査、感染、死亡者数、ワクチンには様々な疑惑がつき纏い政...

  • 夢みたものは

    静かな夜だ。鎮めよと伝えるように小雨が降り注ぐ。桜の花びら散てり水に流れけり。こんな夜はロベルト・シューマンのピアノ・コンチェルトが心地よい。アニー・フィッシャーのピアノとオットー・クレンペラー指揮の組み合わせが好きだ。雨上がりの森のひんやりした空気に凛と立つ木々のような演奏だ。草のしずくに陽ざしが反射し風に揺れきらきら光る。憧れと予感に胸を弾ませ森を歩くピアノに管弦楽の森はざわめく。清らかな夢が...

  • 風と緑と光

    高台の道を歩いてたら初夏のさわやかな風が頬をなでた。花や木々の香りが含まれていた。空は青く高い。駅前は日曜の午後の少し華やぐ明るい雰囲気を纏っている。僕はボサノバの流れるいつもの喫茶店でコーヒーとケーキのセットを注文する。出入口の引戸は木目枠に大きなガラス板をはめ込んだ造りだ。並木の歩行者や風に揺れる花、空の青が良く見える。仕事のことも、将来のことも、今は忘れこの空間を楽しもう。心地よい感覚を取り...

  • 働くことで学ぶこと

    仕事でミスをした。昨日はその件が会議の議題となりリモートによる本社と中継の上での僕個人の釈明の場となってしまった。 まるで謝罪会見あるいは公開処刑の気分だった。確かに僕の判断ミスが最大の要因であるが、関わった社内の関係者それぞれのミスが重なった結果でもあった、と、今さら釈明しても仕方ない。全責任は自分にあると認め謝罪は終わった。 最悪の事態は免れたがまだ解決はしていない。これからどう対応するか...

  • 「信じるパワー」の話が脱線して

    私たちは何を信じるかにより自己の定義を定めている。自分は無力だと信じると「無力な自分」が人生で演じられ、己の無力さを証明する出来事ばかり続く。「お金がなければ何もできない」と信じるとお金がなければ自由に生きられない環境を生み不自由な人生を生きていく。才能がないと信じると才能がない凡庸と感じる人生を生きる。しかし、それは逆説的ではあるが「自分が信じる」通りの人生を生み出すというとてつもないパワーの表...

  • 時空の変化

    マンデラ・エフェクトに意識を向けてから不思議なことが次々と現れるようになった。マンデラ・エフェクトそのものについてはここで取り上げない。(多くのSNSやYouTubeで取り上げられている。)個人的な不思議な体験だけ記録として残す。■3月15日月曜日のことだ。テレワークしていた僕は昼過ぎに気分転換に外に出た。財布にお札が一枚もないことに気づき途中のコンビニのATMで9000円を引き出した。その足でコメダ珈琲店に入店しパ...

  • 無題

    憧れはどこから生まれるのだろう。幼い頃、僕はいつもひとりだった。物置小屋の狭い2階の部屋の窓から空ばかり眺めていた。東北の貧しい集落の中でも特に貧しい家庭に生まれた。当時は知る由もなかったが、父は定職に就かずギャンブルに夢中だったらしい。腕に墨を掘ったチンピラまがいの男だ。たまに家に帰ると母を殴り、僕をけ飛ばした。血走った眼は鬼そのもの。たまに家…といってもは板金屋の物置の二階だ。とても家と呼べるし...

  • なくした言葉

    僕は言葉を忘れてしまった。意味のないことなら何時間でもしゃべり続けられるし、相手に合わせ楽しい雰囲気を作り続けることもできる。話し上手とも社交的、弁才があるともいわれる。しかしそれは職業上で培ったスキルだ。感情や場のエネルギーを循環させてるに過ぎない。訓練と経験で会得したものに過ぎない。僕は言葉を忘れってしまった。社交性や協調性を身につけ周囲とのコミュ能力を上げるほどに言葉を失っていく。日常の習慣...

  • 春の訪れ

    一夜明けると春がいた。鼻がムズムズしくしゃみと共に目覚めると外が明るい。窓を開けると懐かしい春の香り。くしゃみを連発しながら空や木々を眺める。外が華やいでいる。「ええええい、仕事はやめーーー」とパソコンを閉じ、午後から散歩に出る。もっとも、夕べは休日に関わらず深夜まで仕事してたのだからバチは当たるまい。梅の花びらが満開だ。風がくすぐったく森の木々や草花が微笑んでいる。春の空気や匂いは忘れていた記憶...

  • 扉の向こうへ

    空は高く陽ざしが暖かい。渇いた冬の風は汗ばんだ肌を撫で心地よい。日曜の今日は午前中を森の散策に費やし、今は街道沿いのモスバーガーで休んでいる。窓沿いの席から空を見上げる。沿道の桜の幹も空を見上げ枝を伸ばしている。青空を見るだけで胸の霧が晴れる。僕の左の胸の奥は虫歯のように時々ズキズキと痛みを訴える。それが何を意味しているのか自分ではさっぱり分からない。何度か病院で診察を受けたが身体的には健康そのも...

  • 魔または幻視

    私の中に魔がいることを普段はすっかり忘れてしまう。しかし、いつも唐突に顕れ私の体を緊縛するように閉めつけ体内で暴れる。背骨は鉛を積んだように軋み鼓動は早まる。部屋の空気は重く、目に見えない何かがとぐろを巻き私にまとわりついるようだ。そして耳元で囁く。もちろん声として聞こえる訳ではない。声よりもっと直接的な暗くおぞましいイメージの塊が心に投影されのだ。それはまさしく地獄絵図そのもの。鬱に似ている。し...

  • 孤独と自由について

    半年位前にすべてのSNSを凍結した。この10年の間にネットを通じ様々な人々と出会った。共通の趣味や同様の考え方の人々と繋がり、そこから個人的な交友に発展し人生そのものが大きく変わったとも言える。思えば僕はインタネット黎明期からネットのコミュニティに参加してきた。Windows3.2が発売された頃だ。(パソコンそのものはMS-DOSと呼ばれるOSで稼働したNEC9801や9821が最初のPCだった。)電話回線でネットにつなぎテレホーダイ...

  • 2度目の緊急事態宣言とリモートワーク

    緊急事態宣言が発出されもう少しで1か月だ。さらに延長との声も聞かれるが僕生活は宣言前も今も大して変わりはない。前回の宣言の時から職場はすっかりモートワークが定着している。事務方は自宅作業でも支障ないことがこの半年が証明した。営業は以前からアポの時間によっては直行・直帰が許可されてはいたが不要の直帰はご法度だった。今は報告不要。精神的に楽になった。出社しなくても営業成績に変化がないことが判明したため...

  • 珈琲店で

    年末は無計画にゆっくり過ごす。朝は起きたい時に起きる。アマゾンプライムの映画を観たり、掃除や洗濯をしたり、ネットサーフィンで情報収集(世界情勢がほとんどだ)必ず散歩に出る。気分で真夜中に海辺までドライブしたり、子供のところに寄っておしゃべりしたり。部屋にずうっと籠もることだけはできない。風を浴び空を眺め、木々の中で酸素を吸ってようやく生き返る。 上島珈琲店でコーヒーを啜ってる。JBLの4312Mという青い...

  • 前へ

    あなたが捨てそうなとき僕はみつけるでしょう。あなたが嗚咽するとき側にいくでしょう。来ないでと叫んでも、死なせてと泣いても手を握るでしょう。あなたが痛いとき僕も痛いでしょう。あなたが絶望するとき抱きしめるでしょう。吐いて、倒れ、再び罵倒しても手を握るでしょう。眠れない夜は寄り添うでしょう。笑えない昼は話し続けるでしょう。悲しい夕暮れに抱きしめ手を握るでしょう。あなたが笑うと僕は噴き出しあなたがふざけ...

  • とある駅前のスタバで

    手のひらを空にかざしぼんやり観察していたら、指先から透明な光が見え、さらに観察すると赤味がかった紫と青が虹のようにまっすぐ放たれていた。それは空まで続く。驚き、我に返るとよく見えなくなった。もう一度、無心にぼんやり見ると再び虹は表れやっぱり空の彼方まで放たれていた。想像や思い込みではなくしっかり肉眼で見えるのだ。それから昼も夜も暇さえあれば自分の指先をみつめる。するとやっぱり透明な光が放たれている...

  • 覚え書き

    エネルギーの流れが変わった。世界が変わったのか自分が変わったのかは分からない。恐らくその両方だろう。忽然と睡魔に襲われる。ひとりになるとゼンマイ仕かけのゼンマイが緩んだ人形のように深い眠りに陥る。夢を見るのだが目覚めると思い出せない。興味や関心が著しく変化する。以前は好んで見たアクション、スパイもの、あるいはハードボイルド系の映画やドラマに食指が動かない。 好みのはず、と思い見始めても30分でうん...

  • 冬の朝

    空は高く、淡い青が広がる。雲ひとつない冬の朝だ。風は冷たく木々は枝を伸ばす。朝早く目覚め空を見上げ天国のように思えた。僕の中にある原因の分からない不安は陽ざしの中で溶けていくようだ。最近、偶然に素敵なYouTubeチャンネルをみつけた。Manaさんというニュージーランド在住の日本人の女性のスピリチャル・チャンネルだ。スピリチャルの世界も様々で玉石混淆状態で、近頃は違和感を覚えるものばかりだったけどこの方の波...

  • 目覚め

    眼が覚めると空には灰色の雲が立ち込めていた。すぐにも雨がこぼれそうな天気だ。窓を開けると湿った冷たい空気が流れこむ。身体がかじかむ。すぐに閉める。雨の降る前は身体が重い。背骨がきしんだように痛み胃の辺りがひりひりする。気候のせいだ。あまり気にしないように努める。食欲がわかず食パンを無理に頬張りシャワーを浴びる。今日は仕事だ。東京の事務所に出かけ資料を用意し顧客とのアポ取りの予定だ。うまくいくと夕方...

  • 思考の現実化のスピード

    久しぶりの休暇だ。このところ依頼が殺到し休日も休まず働く日々が続いた。いい加減うんざりし「休みたーーーい」と心の中で叫ぶと、先週から新規の依頼がぴったりと止みようやく空白ができた。するとマネージャーから「ここのところ新規が減ってるじゃないか?もう勢いが止まったかのか?」と詰問されたが知ったことではない。僕は休みたいのだ。営業成績も大事だがそれ以上に心の声がもっと重要なのだ。いざとなったら辞めてやる...

  • 夢か幻か

    不思議なもので自分の中にある「不安」や「焦燥」を認め、意識し真っすぐに受け止め一夜を過ごしただけで霧が晴れたように消えていた。今朝、目覚め空を見上げると空の青く美しいこと。色鮮やかな紅葉が地を覆い鮮烈に目の前に迫ってきた。心が晴れると風景までクリアになるようだ。生命のエネルギーが万物から解き放たれてるようだ。不思議なことが続く。いわゆるマンデラ・エフェクトと呼ばれるものだ。常識的な人はただの記憶違...

  • 秋の日の雲一つない青空

    秋の空は高く青々と広がり心の滓を洗い流すようだ。紅葉に染まる樹木の群れを見上げ深呼吸すると世の煩いの全てがどうでもよく思えてくる。なぜ僕は意味もなく不安を抱き、理由の知らない恐れを感じるのだろう。焦りがクモの巣に引っかかった時のように体中にまとわりつく。秋の青空の穏やかだからこそ、ようやく冷静にその原因を考える。トラブルがある訳ではない。悩みらしい悩みもさしてない。しいていうなら、中年太りと禿げ頭...

  • 家族

    久しぶりに故郷の母に電話をした。4月に父が亡くなってからは初めての電話だと途中で気づいた。電話口に出た母は怒っていた。当然だ。年老いて一人暮らしの母に半年も連絡しないのだからこれほど親不孝な息子もあるまい。開口一番に母は「どちらさんですか、私に息子はいません」とかなり不機嫌だった。予測していた反応なので驚きもせず笑いながら「元気か?体調はどう?」となだめる様に尋ねた。「何が目的で電話してきたのよ?...

  • 古い価値観を手放す

    心は大きく揺れる。仕事で飛び回る。人に会い言葉を交わし、商品を説明し、トラブルに見舞われ、チームの助けを得て解決し、再び飛び回る。東京の仕事は群衆のエネルギー、スピード、それらの交差に圧倒される。※先日、年に一度の上司や役員との個人面談があった。仕事に追いつけず思うような成果を上げてないにもかかわらず役員は意外な事を伝えてきた。「君の長所はその勢いや瞬発力だ。ガーーーと新規を飛び込み、どんどん依頼...

  • 魂を巡る旅

    (思いつくままに殴り書き)人類の転機と私の転機は重なる。それは必然であろう。人の行動は無意識に促され、その無意識は価値観を共有するグループの無意識に繋がり、そのグループは近似するグループの無意識へと連なり、それらの繋がりは科学技術の進展に伴い地球全体へと広がり、人類の無意識そのものが相互に影響を受けやすい時代へと進み、現在は人類史の中での特異に位置している。科学技術の進展は人と人を近づけるためへの無...

  • 大きな何かに包まれて

    日曜の午後にふらりと別居してる子供たちの元を訪れた。息子はバイトで留守だったが長女と末娘に会えた。いつもの如くお菓子をボリボリ食べながら3人で思いつくことをベラベラ喋っていると久しぶりに母親、つまり元妻が現れた。キッチンで子供たちの夕飯を作ってたようだ。元妻は再婚し県外に嫁いでたが週に何度か子供たちの元を訪れ食事を作っていくらしい。僕とは入れ違いで再会するのは1年振りだった。「やあ、久しぶり」と僕が...

  • time is on my side

    年内に5日以上の有給休暇を消化せよ、そう本社から通告が来た。サラリーマンにそんな制度があることなどすっかり忘れていた。昨日の朝、心が「休みたい」と叫んだ。有休には事前申請が必要だ。しかし、知ったことじゃない。「今日は仕事したくなーーーーい、I wanna be freeeee」心が絶唱した。朝一番でマネージャーにlineで「有休をとる」と通達した。すると「どうぞ」と即答だった。ということで昨日、今日、明日にかけ3日の休み...

  • 眠れない夜のメモ書き

    憂愁は波のように訪れる。世間で言われる鬱とも少し違うようで、私の場合はジッとしていられない。名状しがたい苦痛が全身を覆いそれから逃れるためならどんなことでもしたくなる。とはいえ、理性や意思の力を破るほどでもない。わたしはただ外をさまよい、草むらに佇み月を見上げる。風に耳を澄ます。野良犬になった気分だ。川に飛び込みたい衝動や首をくくりたい誘惑が幻影のように訪れても、それを静かに観察する。明日になれば...

  • 季節は秋 彩の季節

    空は薄い青が草原のように広がりまばらな薄い雲がゆったり流れる。木々は朱や黄色に色づき地を覆う。渇いた風はかすかな果実の香り運ぶ。地表のすべてが秋を表わす。今日は文化の日らしい。とはいえ休日ではない。夕べに続き仕事に追われながら部屋で空を眺める。2年前に森の近くの高台に建つ7階の部屋を選んだのは大正解だった。部屋一面に即したベランダのサッシ越しに季節の移り変わりをまじかに眺められ、空も近い。都内の通勤...

  • さざ波

    雨あがりの日曜日。久しぶりの休日だ。流れる雲の合間に淡い青が湖のように広がる。朝早く目覚めた僕は浴槽を掃除し湯船に遣った。それからやり残しの仕事を片付け外に出た。コンビニでおにぎりを食べ煙草を吸い空を眺める。通りかかったバスに乗り隣駅で下車し街なかを歩く。家々の隙間に坂道を見つけると胸が高鳴り目的もなく上る。緑は秋の匂いをたっぷり吐き、乾いた風がさわやかだ。丘陵に連なる木々の群れに感嘆し、瀟洒な洋...

  • なんとなく

    秋の虫の響きは美しい。風は冷たく火照った肌をほどよく撫でてくれる。熟した木の実の香りが夜道へと誘う。この季節が好きだ。モーツァルトやシューマン、ドビュッシーの音楽がコオロギの鳴き音の中に響くのも好きだ。感情は止むことなく脈うつ。「感情が強すぎる」と様々な場面で諫められたものだがこの個性ばかりは致しかない。暴れ馬を乗りこなすよう手綱を引く。感情が高まるときは情熱へ、沈むときは内省へ、と上手にいなせた...

  • それでも

    嫌いな言葉のひとつが「どうせ」という単語だ。「どうせそれをやっても無駄」「どうせ俺は〇〇だから」「どうせあいつらは〇〇だし」などの文脈で使用される時のこの単語が生理的に不快なのだ。大抵は世間(と呼ばれるものの)の常識ではその意見がもっともであり、周囲のほとんどが納得するような場合に使用される事が多い。しかし、僕は「世間」「常識」、あるいは「みんな」という言い回しの言論はスルーする。説明するまでもな...

  • 病のときも

    目覚めると心臓が脈打っていた。しばらく様子をみていたが忘れていた感覚に襲われた。秋になるとこの症状になることを失念していた。臨床心理でいうところの乖離症状と呼ばれるものだが、気にしないように努める。自分を遠くから見るような感覚、あるいは現実と自分の間に見えない膜があるような浮遊感だ。子供のころはもっと酷かった。幼少期のDVが原因であることは分かっているが、昔のことは気にせず今だけを見つめるようにする...

  • 月夜の夜

    夜、僕は寝付けず外に飛び出し森を歩いた。雲の間から月が輝き草木を明るく照らしていた。虫が一斉に鳴り響く。ドビュッシーのピアノとバイオリンとチェロのための三重奏曲(ピアノ三重奏曲)が頭の中に響いた。夕方から雨が降ったのだろう、道はぬかるみ。夜空を見上げ風を感じ、心が渇いていることに気づいた。泣きたい気分だった。不満があるという訳ではない。ただ渇き、胸が痛かった。 …私は何をすべきか分からずにいる。心...

  • 友との再会

    火照った肌に詰めたい風が心地よい。青空も乾いた風も薫りも秋だと知らせる。焼きつく太陽の偉大な季節は去り、成熟の静けさが地上を覆う。時は過ぎ、季節は変わり、あらゆるものは変化し、一切の出来事は過ぎ去る。休日の今日、僕はむかし暮らした街のカフェでこれを綴っている。ここは近代的な街だ。立体的な駅前は車道より高い位置にあり、高原のような広場が広がる。空を邪魔しないように工夫された商業施設が緑に囲まれ並んで...

  • 新しい潮流

    古い時代の方法で生きることはすでに限界を迎えている。それは嘆くことではなく喜ばしい事だ。古い時代の生き方とは、古い時代の概念や価値観に基づいて生きる方法を指す。僕達が受けた教育はデカルトやニュートンによって体系づけられた世界観を基に構成されている。合理的、科学的、客観的に物事を観察し、宇宙を機械のように扱う近代文明の基礎的な概念だ。それにより科学や医療は目覚ましく発展し現代社会が構築された。この概...

  • 無言

    何があった訳でもなく渇くのはなぜだろう。仕事も慣れ随分と楽になったはずなのにすべて空々しく、恋しさは募り、それが何か思い出せない。コオロギはよく鳴き、夜風涼しく、秋は始まり、ハイティンク振るシューマンの夢み心地にぼんやり過ごす。ぼくは誰で何を求めるのか分からず、いっそのことすべて捨てちまえ、と手招きされど、それもまた「佳き哉」と思う。孤独と寂漠の贅沢を回避しようとも逃げようとも思わぬ。今は存分に味...

  • 生きる道

    雨上がりの街を歩き喫茶店でコーヒーとケーキを注文する。ヘッドホンでフォーレのピアノ四重奏曲第2番 ト短調を繰り返し聞く。それは心の奥に隠された謎を紐解く作業のようなものだ。なぜ、これ程この曲に囚われるのか分からない。 ※夕べは古い友人達と酒を交わした。ひとりは同い年の25年来の友だ。彼は大学生になる娘さんを連れてきた。この子は赤ちゃんの頃から知っている。小学生の頃に一緒にカラオケで歌った記憶とは随分と...

  • 秋の訪れ

    虫の音色が響く。夜風は秋の予感にあふれる。 主よ 秋です 夏は偉大でした あなたの陰影(かげ)を日時計のうえにお置き下さい そして平野に風をお放ち下さい … (ライナー・マリア・リルケ「秋の日」)秋になるたびリルケの詩が脳裏をよぎる。リルケの空気と思い起こす月日に刻まれた記憶の感覚と共に。言葉の響きは僕が僕であることを忘れさせない軛だ。エリック・リサージュ弾くガブリエル・フォーレのト短調のピアノ...

  • 月日

    月日は静かに過ぎて行く。記録的な猛暑はひと雨ごとに熱を冷ましつつある。真夜中のセミも鈴虫やコオロギに演奏席を替えたようで、涼やかな音色に眠りやすくなった。日々、想うことは多くあり、感じることは更に多くある。しかし、それらは浜辺に寄せる波のようなもの、寄せては返し、泡となりて消えゆく。それを観察する自分の胸に手を当て、そっと尋ねる。本当は私は何を望むのだろう?あらゆるものがしあわせであることをのぞむ...

  • 何かを求め

    森の合間の小道に涼しい風が流れ随分と過ごしやすくなった。仕事は午前で切り上げ午後は駅前まで散策する。久しぶりに訪れる喫茶店は平日という事もあり客はまばらだ。ジャズボーカル‥馴染みの音楽‥が程よい音量で流れ心地よい。窓際の席を陣取りコーヒーをすする。メニューから南米系の豆をブランドしたものを選んだ。このフルーティな味わいが好きだ。近頃は美味しいコーヒーが中々飲めない。タリーズやらスタバはコーヒーではな...

  • 何処へ向かい

    私は私に嘘をつくことを止めようと決意する。それは誰に対しても嘘をつくことを止めることを意味する。どんな不具合が生じ、不便だろうと、もう一切の偽りは捨てようと思う。そうするのが常識だからとか、人間関係を円滑にするためとか、仕事だから、給料を貰ってるので、とかで会社のために嘘をつくことも辞めにする。お客様だろうと、上司だろうと、不利益を生じ信用を失おうと、嘘は嘘だ。大人なのだからという言い訳も辞めよう...

arrow_drop_down

ブログリーダー」を活用して、john johnさんをフォローしませんか?

ハンドル名
john johnさん
ブログタイトル
通奏低音
フォロー
通奏低音

にほんブログ村 カテゴリー一覧

商用