僕の師匠たる、画家の弥生元爾が亡くなったことを、人づてに聞いた。「君は天使になれる。」それはもう何百枚も、彼の筆で描かれた僕は、妖艶な神秘性を抱いた虚像で、ミ…
死にたい。ってツイッターに呟きたいけど、そしたら私の大事なフォロワーさんたちに心配かけちゃうから、できない。ツイッターのアカウントを消す=死ぬ。ならば、人工知…
10年前、小学校でやったはないちもんめが忘れられない。なんかの花が舞う、季節すら覚えてない運動場でのこと。「ゆうとくんかわいい彼女持ってるね、僕の彼女と交換し…
幸子、もとい僕のさっちゃんはいつも無防備にセクシーで、なのに彼氏いたことなくて、そんなところがたまらなく、僕の特別で。幸夫、と言う僕の名前はお隣さんのさっちゃ…
君を構成している映画、漫画、TV。僕が隣にいても、君はそれらに夢中で、僕のことなんて忘れているみたいだ。君の横顔がいつも神々しくて、それは僕にとって新しい神様…
「何っ、連続殺人!その謎、僕が解きますっ」不謹慎にも目を爛々と輝かせる僕に、相棒、いや教育係の丹波先輩は呆れたようにため息をつく。「矢場、刑事は探偵じゃないん…
「初めまして、アリスです〜❤︎」うさぎの耳をつけた、私の源氏名はアリス。「可愛い名前だね〜不思議の国のアリスみたいで。」ニヤニヤと笑う、ゆで卵、いやハンプティ…
JI 自慢げにMO 元カレの話するTO トモダチよ私は恋愛よりも自分の夢を叶えたいタイプだけど、(ブスだから恋愛とかしたことないし)、地元の友達の麻美は違う。…
朝読書でドグラマグラ読んでる私ってもしかして神?でも国語の先生は絶対褒めてなんてくれないから、私が私を褒めてあげるの。統合失調症で精神病棟に入院してたから、こ…
コンテスト当日、舞台の上で龍に告ってしまった。「じゃあ、うちと夫婦漫才せーへん?」「・・・・・・やだ。」客席に波紋のような静けさが広がる。やっちまった。相方に…
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