韓鶴子現象を文鮮明の統一教会とは別の新しい宗教が発生する初期現象と見ることができる
本書の研究を通じて統一教会の経典変化の過程において発見される特徴は次の通りである。 ①『原理原本』『原理解説』『原理講論』を始めとする「八大教材教本」は、 創始者が復帰摂理過程で救世の使命を完遂する為に作り、天の前に「奉献」した 統一教会の経典であった。この経典は、創始者のアイデンティティを代身するだけでなく、統一教会のアイデンティティや真理、歴史など、統一教会の全ての伝統を含んでいる。経典が提示する一貫した主題は、「創造→堕落→復帰」という摂理観に従って神様の長子として神様の血統を代身した創始者が、全人類を神様の血統に復帰させ、神様の下の一家族、真の家庭の地上天国を実現することであった。創始…
2017/08/02 22:58