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amanekoukoさんのプロフィール

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甚だ異形なる感受 異端の言葉難解と 我も違和感抱きたり 暗い暗いはリアリズム それゆえ望み見えぬとて どうやら我が詩不評なり 然れどままよ筆を執り 刻む足跡いしぶみに 誰ぞ一人と解き放つ

ブログタイトル
声・まっくら森
ブログURL
http://amanekouko.hatenablog.jp/
ブログ紹介文
天寧煌子の詩置き場。 暗くて痛い作風の詩を書いています。
更新頻度(1年)

5回 / 365日(平均0.1回/週)

ブログ村参加:2017/06/18

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声・まっくら森
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声・まっくら森

amanekoukoさんの新着記事

1件〜30件

  • 鍵を知る者 ―ドナ・ウィリアムズに贈る―

    鍵を知る者よ 教えてほしい わたしがなぜここに 繋ぎ止められているのか 母なる器 痩せ果てた大地の封印に 縛めを解く 型はどこに 秘匿されているのか ――組み敷かれた魔方陣 ――解けない鍵穴 ふたつでひとつのからくり 片割れを抱えている あの雲に 差し伸べる大地の稲穂が なぜ届かないのか わたしはひとりで 硬い土に水をやり 稲穂を鍵の凹凸に変えようとする けれども鍵は ふたつでひとつ 雲は 持ち去ったまま 鍵を知る者よ あなたはあなたの頭上へ あなたの長身よりも遙かに 振り解いていった 縛めを解く 型となって 母なる器はあなたを飲み尽くしたあと 久遠の沈黙にばら撒いて ふたつでひとつのからくり…

  • 普遍プレッシャーで詩が書けない

    詩が書けないいぃぃぃぃーーーーッ 書けないのは、前の記事「ほんとうのこと」で書いた身元が割れるという理由と、 普遍プレッシャーです。 谷川俊太郎の ↓ のことばは、私の中で、仏教者・小池龍之介の口調を借りると 「詩は人類の宇宙的普遍を書くべきであーッる!! by詩の大家」 という反論を許さぬプレッシャーとしてのしかかることになりました。 万人の無意識に共通する感覚を書かなければ。 たしかにそうだなあと思う。一理あります。 詩を学ぶようになって、自分でもそう思うようなりました。 吉本隆明だって、「おう きみの喪失の感覚は/全世界的なものだ」と言っているではないか(「分裂病者」より)。 ――しかし…

  • 『踏まないで!』第11章 高木さんとの対話

    ※この原稿は、現在執筆中の手記『踏まないで!』の一部分です。 新ブログ ↓ にも投稿しました。 roots-amanekouko.hatenablog.jp 1 梅雨の季節真っ最中で、雨が降り続き、蒸し暑い空気が肌にまとわりついていた。二〇××年六月末日。毎月、石津宅で行われている恒例の文学会へ出向いたあと、メンバーにお披露目したこの聴覚過敏手記『踏まないで!』の感想を頂戴するべく、喫茶コメダへ向かった。 夜七時。休日の夜にもかかわらず、店内はさほど混雑していなかった。和食亭さとで一緒に夜食をとった文学会の主催者・石津さんと、禁煙席の出窓あるテーブルで待っていると、まもなく高木さんがその長身を…

  • 『踏まないで!』序章から 「落日」

    ※この原稿は、現在執筆中の手記『踏まないで!』の一部分です。 新ブログ ↓ にも投稿しました。 roots-amanekouko.hatenablog.jp 二〇××年一〇月のある日、Jワークスの機械室で、私は何度目かのパニック発作にのみ込まれていた。 そこは、無機質なコンクリートの壁と床がむきだしになっている、薄ねずみ色の暗い一室だった。ボイラーなのかなんなのか、用途のわからない銀色の円筒容器が部屋の奥に密集していた。 その硬い容器に次から次へ頭をぶつけて、コンクリートか何かの白い粉が散乱する冷たい床を転げ回った。容器からのびる管に行く手を阻まれつつも、右に左にゴロゴロ回転しながら、壁へ、天…

  • かなしい蟻

    かなしい蟻よ どこまで登る 山の頂 いよいよそびえ 足下の土 ぽろぽろ落ちる かなしい蟻よ それでも行くか はためくしるし いよいよ遠く 地は天のもと 引き離される かなしい蟻よ しりもちついて よいこらしょっと 立ち上がるなり 再び細い 足を差し出す かなしい蟻よ 歩くしかない 千里の道に 眼注げば 日当たりまばら 刻む足あと (2016.7.6) 『声・まっくら森』に収録

  • 終わりの始まり ―ドナ・ウィリアムズに贈る―

    あなたを知ったときわたしと思ったあなたはわたし それからあなたの示したわたしを探しに旅立っていった遠くへ 遠くへ…… わたしがわたしになる大地を見つけたときわたしを知らないあなたに橋をかける明日がくるかもしれないと道を急いだ けわしく終わりのない風雪は歩む足をとどめた休息の天幕であなたを呼び寄せなかった色彩が染みるから 旅はどうにか道半ばまできたとき何かが光ったあなたの至高の結晶が姿を顕したのをわたしは見たついにわたしは知ったあなたはわたしではない違うということがわたしの現し身だった ちょうどそのとき一陣の知らせが吹いたあなたを呼び寄せなかった日あなたはいなくなっていたすでに 橋をかける前に永…

  • 記憶の塔

    怒濤の保存が行く手をさえぎり執念の塔となってそびえ立った (日記四九冊) (素描三四冊) (生活二一冊) (会話一七冊) (研究八冊) 記憶×××冊オドロオドロシイグチャグチャのシドロモドロシイメチャクチャがわたしを救い出してと絡みついて覚え違いがあってはならぬただひとさじのもれも許さぬすべてすべてを刻みつけてと足もとにむらがりまとう (コレヲドウスレバ) 振り向く背後に高殿がうなりを上げて積み上がる歩を進めるほどあわれな我執の頂が再生の映像を載せて新記録を更新する (積載重量突破) 天を衝く建設壊れた脳髄は保存を手放さない明日は到来を尻込みする (忘レラレナイ) 電脳空間に撒き散らして回収赤…

  • 修羅の祈り

    わたくしは争いに明け暮れました十字架の重みにひしがれて遂にひらたい原生動物となり地べたを這いずっております見下ろすことのない一つの目は固定された視界で 局限された風景を眺めるしかございません灯台よ あなたはその明晰な眼光で空からわたくしのうごめく全容をあきらかに象ります灯台よ あなたの視線は世界をくまなく網羅するほど高いのですしかし修羅の道は地を這うしかないものでありますわたくしは登りましょう 這いながら偽足をあなたの壁に伝わせながら灯台よ あなたの見開いた目をわたくしの淀んだ半眼にはめこみましょうけれども もし失敗した暁には灯台よ わたくしは修羅の祈りをあなたの頭上に掲げましょう (2018…

  • 手紙

    こんなひとりごとをかいてるひまがあったらきみに つたえることばをさがさなければならないのにみつからないからばこにてをつっこんだままみつからないみつからない とてがみのうらにかいている (2018.1.29) ------------------------------------------------------------------------------------------- 【ひとこと】 どうしてもこう、こじんまりと、小さくまとまってしまうところが、私の詩の特徴であり、欠点でもあります。スケール感がほしい。むずかしい。

  • 野暮楽士

    出馬遅れて詩学の徒学び舎なき身独善のイロハも知らぬ野暮楽士我流きわまる作詩法奇計無策の赤っ恥根源なるは苦悩なり読者方には恐れ入る癒しも喰わぬ排泄歌 (2018.9.19) ------------------------------------------------------------------------------------------- 【ひとこと】 七、五と韻を踏んでいます。

  • ほんとうのこと

    美しい夢や、幻想や、願望や、一瞬のイメージを書くことにあまり興味はない(自分の作品の中にはそういうものがなくはないが)。私にとって、それは絵筆の役割だ。 文章には、「本当のこと」を求める。真実を見たいし、書きたい。 私は脚色が苦手で、「本当のこと」から遠く離れた空想はあまり書けない。アホみたいに「本当のこと」をいうバカと言われる。だから小説や戯曲などで発想を遊ばせるのが難しい。つまるところ、自分の体験しか書けないのだと思う。詩ではいろいろ喩えを用いたり、イメージを膨らませた言葉を駆使したりするが、結局「本当のこと」に向かってしまう。 だが困ったことに、無意識に「本当のこと」を書こうとすると、身…

  • 別れ

    一人の客が主人の店を訪れた 往来に面したショーウインドウには 色とりどりの商品が着飾って 見目うるわしい愛想を振りまく 客人は百花の陳列に目を奪われ はずんだ歓声を上げて ウインドウの端から端を行ったり来たり ここにあるのは主人の生き写しと思い その人に語りかけるように 無邪気に微笑む ショーウインドウの終わるところ 往来に面した店の入り口は 狭くひっそりと目立たないが たしかに店内に通じている その奥に控えている店の主人は 鍵穴から外を見ていた そして客人に向かって ひそかに心につぶやいた「さようなら」 ショーウインドウに入り口はない 客人はおしろいにまみれた品物を抱えて 歩み去る幾多の見物…

  • うつわ

    これだけ これがすべて これしかない これでなければ これいがいは ありえない うつわ をほうって かわりの うつわ をさがしながら これしかない うつわ もやっぱり かかえて かわりの うつわ をもとめる (2018.4.20) ------------------------------------------------------------------------------------------- 【ひとこと】 極意はかわりのうつわという言葉がひらめいた。

  • 出現

    魅せられるままの導きは 転がる種に絨毯を敷いて 大地に錨を降ろした 地面に空に 繁茂する 無数の根 のびる枝 ふえる葉 蔦はからまり 苔まで生えた あの木になることも その木になることも できたのに 木はこの地に姿を現し 種の転がる先を果てまで描いて 深々と根を伸ばした (2017.8.17) ------------------------------------------------------------------------------------------- 【ひとこと】 十数年の体験を一言にするなら…。

  • いびつの心臓

    かれがそむけた心臓を ときには頭上に掲げたく ときには握り潰したくもあり その拡声の臭気を前に きみもまた かぎつけられた愛憎の 煙を嗅いだ あわれなる きみがいびつの塊よ 両極揺れる街宣よ 自ら頼もしからぬ玉座よ この血をもはやかざすまい きみは心臓を その体内に戻し かたく糸で縫い合わせた かれの沈黙を遠ざけるために (2017.8.1) ------------------------------------------------------------------------------------------- 【ひとこと】 気に入らない気に入らない気に入らない。 コッソリ書き直す…

  • ひとり相撲

    ――イラッシャイマセ ――話がしたいのですが ――何ヲ話シマショウカ? 君ノ好キナヨウニ話シテクダサイ ――何を話してもいいですか? ――何ヲ話シテモイイデス ――じつは○○は××で、△△しました ――○○ハ××デ、△△シタノデスカ ――それはどういう意味ですか? ――○○ハ××デ、△△シマシタ、トイウ意味デス ――○○と××と△△の背景にある意味はなんですか? ――ツマリ○○ハ××デ、△△シマシタ、トイウ意味デス ――○○は××で、△△しました、という意味だというのですか……? ――○○ハ○○、××ハ××、△△ハ△△、トイウ意味デス ――○○と××と△△とはそもそもなんですか? ――ソモソモ…

  • きみがいなくなったら

    愛する人が死んだときは死なねばならぬと むかし愛した詩人がいった もし きみがぼくを置いて どうしてもぼくのなかから消えるというなら ぼくはぼくをくびるかわりに きみをこの手に生み出しましょう どこにもいないきみのうたを ぼくのうちに咲かせましょう 行ってしまったきみの息吹を 残されたぼくに注ぎましょう 生きるほかはないのですから 生きるほかはないのですから

  • 遠いうた

    世界の片隅から呼びかける虚しい願いはこだまする届いても届かなくても声をかぎりに歌っていた 消え入る祈りに絶望と透明な涙が混じる決して返ってくることのない声決して報われることのない声 人に祈ると黙られるその法則をいつ知った?神様ではないのだから人間に祈りを受け止める器はない それでも声をかぎりに歌っていた私は何を信じていたのだろう世界から景色が消えていくじぶんの歌だけがこだまする 虚しい祈りに透明な涙が混じる押しつぶされた悲しみを無我夢中で虚空へ描いた決して報われることのない声 (2012.4.13) -----------------------------------------------…

  • カンテラ

    岩陰が闇に沈む暗黒の洞窟の奥奥、奥、そのまた奥深く肉厚に膨張した透明の膜を着ぶくれて沈黙に佇立している奇怪な異形の塊――それがわたし 君よ カンテラに灯をともしその手に掲げ持てそうして黒く染まった足下をあきらかに照明しここまで歩みきておくれ カンテラを掲げるな お前はたちまち 狙撃されてしまうだろう 君は知らないのだこの照明なしに洞窟を 闇黒を不可視の着ぶくれをわたしと君を隔絶している障壁を決して視覚できないことを…… カンテラを掲げるな カンテラはなくとも お前はお前でいられる 君は知らないのだお前とわたしの基点を駆動している車輪の型が異なるからくりが透明の厚着を生みだしたはじまりの物語を……

  • 踊る面接シミュレーション

    「いい? あなたは女優。ここは舞台。 女優になって堂々と舞台を演じる!」「なるほど……演じればいいんですね?」「じゃあ今度は僕がやってみるから。君が面接官をやって。 じゃあいくよ? 失礼しまーす。扉しめる。両手そえる」「え? そんなふうにこっち向くんですか?」「ここで左足を出す。そしてクイックターン」「ターン!? そんな半円形に?」「じゃあ今度君やってみて?」「左手でドアノブ持つ、胸をはる。失礼します! 扉閉める。で、ここですね? 足を踏み出してターン……」「とっとっとっ! そっちじゃない!」「え? 違いますか?」「反対反対!」「あ! 右に1周半回ってました。こっちですね?」「そうそう、左左!…

  • ニコン全消去の悲劇

    撮って撮って撮りまくったニコンデジタルカメラの愛蔵データがすべて――消え去った。二千枚近くはあったろうか。 消去したい画像を表示させて機械右下の削除ボタンを押すと、ディスプレイ上に、上段に「表示画像」、中段に「 削除画像選択」、下段に「全画像」を選択するメニュー画面が出る。いつも失敗画像を削除するときは 、上段の「表示画像」を選択する。しかしこの時は、操作する右手のマルチセレクターを回す指が滑って全画像消去を選択してしまい、一枚を消去するつもりで、ぼんやりOKの指示を承諾してしまったのである。 以前愛用していたサービス精神満載のキャノン機種では滅多に触らない階層にあったのに、ニ コンは融通のき…

  • 『拒食症の家』を読んで

    『拒食症の家』吉川宣行著、1998年発行、EPIC 日本自分史センターにて、詩「うめき」と同じ内容を職員に訴えて、閉架書庫から出してもらった自分史。一読してこれは凄い、入手したいと願う大満足の本だった。 家族との葛藤を通して、少女が拒食症になっていった過程、自分、親、きょうだいに課せられた人生の意味を探る一冊。自分に当てはめても、隣人に当てはめても、社会に当てはめても参考になる記述が満載だった。拒食症の心理もよくわかった。---------------------------------------------------------------------------------------…

  • 表出vol.1 声 まっくら森レポート

    2017年7月15日(土)~7月23日(日)、池田町の土川商店「場所かさじゅう」にて表出vol.1 声 まっくら森が開催されました。 以下は、出品者の一人・天寧煌子目線のドキュメントです。ほぼ日記的内容になっています。 ◆7月15日(土)今回、天寧がメインに出す作品の意図とテーマ「まっくら森」の理念にズレがあったという事情もあり、あまり乗り気でないところからスタート。どうせ誰も来ないだろう……と思っていたら、朝から盛況の模様。出ル杭のクマさんの関係者Tさんに詩集もポストカードもたくさん買っていただいた、ありがたい。この日の来場者は、クマさん関係者が多かったようだ。ありがたいが、持ち上げられるの…

  • 客人

    ここは小さい穴ぐら わたしの家誰も立ち寄らないとついしょぼくれて つい寂しくついふてくされもしてそれなのにきょう あなたはていねいな物腰で穴ぐらに進みきて暖炉の前に手をかざしたりなどして椅子に腰かけてくれるその止まった背中に ほんのりこみあげる口数少ないまなざしに ひっそり漂うおくゆかしさでもそれは家主に会いにきた客で客でない見知らぬひとの多くは やはり穴ぐらを横目でチラとうかがって何事もなかったかのように顔をそむける家主をもとめて来たひとだけが玄関口に足をすすめるただの通行人にはただの暗い洞でしかないそんなさびしい穴ぐらを 覗きこんでひととき正座までしてくれるあなたの背中の たのもしさ止まっ…

  • 穴ぐらと重力

    薄暗い穴ぐらの奥まった 最も深い底の底そこにわたしは置いてきた窮迫したこわもての告訴状かれらとちぎれたたったひとつの千言をどうしてもかれらに届けなければならないいちばんとうとい言伝を だがかれらの歩幅は大きくその歩調は早すぎてものの見事に穴をよける表通りのパレードは上澄みをすくって通り去る舞台の壇上が楽屋の暗部をますます濃く沈めてゆく忙しい現代人はそそくさとおのれの生活にかえっていくばかりだ その戯画が先端でありありと楽屋裏のスクリーンに展開されるこのうらぶれた瞼の裏の映像ああ それこそがかれらとちぎれた世紀の秘密なのだああ それこそが隠された仕掛けの真髄なのだかれらはあきらかにされていく秘密…

  • 晴れ間の急迫

    行かなくてはならないわたしの足どりは重い過去の亡霊が立ち上がってくるその亀裂が生じる瞬間がまるい調和のなかからぎらと顔を突き出すのが見えてしまうから晴れた空が突然かげり雨降る間もなく稲妻が落ちてくるその急迫が光るのを鮮烈に感触するから (2017.7.19) ---------------------------------------------------------------------- 【ひとこと】 来場者とほんの少し接触するだけでいろんなことをいっぺんに感知してしまう、鋭敏すぎるおそろしさ。 また、まるいという言葉を使ってしまった……。

  • 胸騒ぎ

    あまりにもまるい達成が続くのでもしやあなたを押し切ったままひとり得意の終止符を発行してすましているのではないかと疑念がさわいでおります あなたが少しばかり口をひらこうともさらにもの言いたげな峻烈の物語が角張らない笑顔の後ろに匿われているのでしょうね もう少し 幕の撤去を頂戴したかったのですけれど……玄関の前でお暇するべきでしょう難しい調和ですね (2017.7.18) ------------------------------------------------------------------------- 【ひとこと:訳】 今回の展示テーマは「まっくら森」。 来場者と一見円満なやりとり…

  • 屠る歌

    びりびりに引き裂いて散らばった嘆きをゴミ箱に屠る手をためらい胸に抱えてもう一度抱きしめる紙屑の端にはちぎれた無数の文字が名残惜しげに繊維のうえにうごめいた ――いやだめだ お前は片輪だ間引きされる定めの子日陰を歩む斜陽の嘆き見たろう かれの素通りする足を一瞥もくれない乾いた目をだからその紙屑も後生大事に抱えてないで 肥溜めへひといきにぶちこんでしまえ陳列台から一つ残らず薙ぎ払いマッチをつけて燃やしてしまえ大空へ放り投げ太陽にくべろ何ひとつ残すなすべて すべてをだ おお この反転!愛するうたよ お前はいまや価値を失ったおお 愛する嘆きよきみの瞳に映らない お前など無用だ愛するお前を 憎まねばなら…

  • 花壇の物語

    長く重苦しい冬の年月は透明な患いを吹雪にのせぽとりと吐息をこぼしました主は誰かに対して何かの意図をもって嘆息したのではないのですひとりでの出生でございました歓待のまろやかな呼び声拍手にちぎれる艶やかなリボンに騙されてはなりませぬ調和の中に断絶が隠されておりますパトロンが産着を高く持ち上げようともこれは観賞の花壇に埋め込まれた不機嫌な爆弾薄汚れた排泄なのですからあなたが顔をしかめないはずはないのです主の目は既に遠くに去り花壇を冷ややかに眺めておりますそれでも主は撒かれた種の行く末を冬の嘆息が大地に投げかけた疑問を錆びた谷底の隙間から横目でたしかに見渡しているのです (2017.7.16) <訳>…

  • だるまの無言

    手足なく 口のきけないだるまは 地べたをころがりながら からだで詩を吐く だるまの無言は とうといんだ (2017.7.17) ---------------------------------------------------------------------- 【ひとこと】 「地べたを這いずりながら」のほうがいいかなぁ? 「地べたをころがりながら」のほうが自然かなぁ? と迷いながら、今も言葉定まらず。

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