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毎日ぼちぼち、日々ぼちぼち http://blog.livedoor.jp/whitehorse3634/

趣味の落語や本、映画の感想をつづっています。

1988年11月8日生まれの♀。 福岡で会社員をしています。

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2017/06/17

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  • 【青空文庫249】岡本かの子「秋雨の追憶」

    秋のちょっとした出来事を描いたエッセイです。どうしてこれを執筆したんだろう。作品を通して何を描きたかったのかが分からず、どう受け止めたら良いか分からない作品です。「日本の名随筆 秋」という本に掲載。高く評価されている作品のようです。私もいつか理解できるよ

  • 【青空文庫248】牧野信一「秋雨の絶間」

    継父母の家に引き取られて何不自由なく過ごしているけど、内心は深く母親を恋しく思っている少女の物語。牧野信一さんによる1919年発表の短編です。これまで牧野さんの作品を読んできましたが、一番良かったです。少女の揺れ動く心情が丁寧に描かれていて、心を打たれました

  • 【青空文庫247】与謝野晶子「晶子詩篇全集拾遺」

    与謝野晶子の未収録含む文語・口語詩239篇が収められた詩集です。短歌のイメージが強い作家ですが、大量の詩も残していたようです。かない短いものも多々あり、Twitterの元祖という気がしました。子沢山でもあり作家活動も精力的に行っていた彼女のバイタリティに改めて驚か

  • 【青空文庫246】有島武郎「秋」

    1921(大正10)年1月公開。代表作「或る女」から12年後、晩年に書かれた書簡です。北海道の大自然に抱かれた日常を書き留めた作品です。↓こちらの写真は作中に出てくる北海道の羊蹄山です。蝦夷富士とも呼ばれています。正直、読んでいてあまり楽しくなかったです。おそらく

  • 【青空文庫245】中谷宇吉郎「赤倉」

    1925(大正2)年5月発表。物理学者が書いた詩です。一時期都会にいた筆者が、田舎の自然に感動している、という内容でした。詩ということで、ちょっと抵抗を感じつつ読み始めました。でも、読み方のコツが分かりました。自分なりにリズムをつけながら読むと、読みやすくなり

  • 中田充の人生は何だったのか【小郡母子殺害事件】

    事件当時、現役警察官だった父親・中田充被告に妻と子2人が殺害されたとされるショッキングな事件。2024年1月、死刑判決が確定しました。様々な報道を見て、被告の半生について考えを巡らせていました。強く思ったのは、「自己分析をミスった人の末路」という印象です。※以

  • 【青空文庫244】山川方夫「赤い手帖」

    1962(昭和37)年5月発表。若い女の子と遊んでいる放送作家の主人公が、予期せぬ事件に遭遇するという話。「愛のごとく」でファンになった山川方夫さんの作品なので、期待して読み始めました。この作品の感想も書いています。記事はこちら。ちょっと期待はずれだったかな。そ

  • 【青空文庫243】壺井栄「赤いステッキ」

    1940年発表。視覚障害のある子どもがいる家庭の物語です。当時は戦時中。福祉という概念がまだ無い時代。障害を持つ子どもの育児は想像を絶します。しかも、この家庭は父親が出稼ぎで不在だったので、実質シングルマザーです。時折、子どもの将来を憂う母親の心情が描写され

  • 【青空文庫242】ルヴェル・モーリス「青蠅」

    1923年発表、フランスの短編です。ある男が女性の死体を前にして、裁判にかけられる内容です。物語は100年ほど前なので、現代の感覚では理解しがたい描写が多かったです。まず、死体を目の前にして裁判を行うこと。現代では証拠写真を見ながら行うのが普通ですが、当時はまだ

  • 【青空文庫241】林芙美子「愛情」

    発表年、不明。趣味への向き合い方や女性の生き方に関する随筆(エッセイ)でした。「こうであるべき」と肩ひじ張らず、自然体で生きることを説いた優しさに溢れた作品でした。専門家ほどの知識は得られずとも、マイペースに、自分の好きなように、物事を嗜んで良いじゃない

  • 【青空文庫240】山本周五郎「青竹」

    時代劇小説で有名な山本周五郎による短編です。1942(昭和17)年の作品です。内容は、一度決めたことを守り通す律儀な男の物語。次世代のリーダーのために自分の手柄をひた隠しにしたり、恵まれた縁談を断ります。その後は他の縁談を断り続け、生涯独身を貫きました。それは

  • 青山真治「Helpless」「EUREKA」「サッドヴァケイション」

    映画監督・青山真治さんは福岡県・北九州市出身で、早逝したことで神格化されています。私も福岡在住で、青山真治の作品は知っておいた方が良いと思い、観ることにしました。観たのは「北九州サーガ」と呼ばれる3作品です。Helpless1996年公開。浅野忠信の初主演作。刑務所

  • エイプリル・マレン「アンダー・ハー・マウス」

    2016年、カナダ制作。婚約中の女性ファッション編集者・ジャスミンと、女性大工との大恋愛を描いた作品です。2人とも絶世の美女でした。顔ももちろん、無駄がなくバランスの良い肢体はとてもとても美しかったです。でも、それだけの映画でした。ジャスミンと彼氏、ジャスミン

  • 【青空文庫239】チェスタートン「青君の追跡」

    ミステリーの有名なシリーズ、ブラウン神父の一作です。このシリーズでは初めて読んだ作品です。ある探偵がおびき寄せられ、事件の目撃者になりました。不可解な事件で整理がつかず、その探偵はブラウン神父に助言を求めました。やがて、その事件に隠された大胆なトリックが

  • 【青空文庫238】岡本綺堂「赤い杭」

    たまたま入った喫茶店で聞いた、不思議なお話。ミステリーのような雰囲気で、どんどん読み進めたくなる短編でした。それに不気味さもあり、結構楽しめました。タイトルの赤い杭というのは、敷地の区切りとして地面に差し込んであったもの。奇妙な男4人が喫茶店を訪れたあと

  • 【青空文庫238】寺田寅彦「赤」

    今回は、眠りに入るまでのひと時を独り言のようにつづった随筆です。眠りにつくまでの目の血流を表現したんだろうか。この作品はとても短いです。すぐに読み終えられる作品です。ただ、特に共感できるわけではなく、なぜこれを世に出したのか不思議です。ネタ切れしてた?そ

  • 【青空文庫237】小川未明「青いランプ」

    青いランプにまつわるせつない物語です。日頃から「海の向こうに行きたい」と思っていた好奇心旺盛な父親。ある日海に打ち上げられた外国人の世話をするうちに仲良くなります。やがてその外国人の国の船が現れ、帰る外国人と一緒に海の向こうへ旅立ちました。夢を叶えること

  • 【青空文庫236】 徳田秋声「青い風」

    シングルファザーが、子供たちと海へ遊びに行く話です。なんだかとてもリアルな感じがしたので、てっきり自身の状況をエッセイにしたのかと思いました。海の街の話になったり都会の話になったり、時系列が少々前後したので、ちょっと分かりにくかったです。このシリーズは、

  • 【青空文庫235】神西清『「あかい花 他四篇」あとがき』

    ロシア人の作家ガールシン(ガルシン)作品の訳者によるあとがきです。ガールシンの生涯について詳細に書いてありました。私はロシア文学に疎いので、ガールシンは初めて知りました。心を病んだ経験があり、それを生かした心理描写が特長のようです。ロシア人ってなんだか陰

  • 【青空文庫234】ガールシン「紅い花」

    心を病んでしまい、精神病院に入院した男が天に召されるまでを描いた話です。進撃の巨人の最終章でエレンが負傷兵として潜入していた病院がありましたね。多分あんな感じの場所でしょう。当時は心理学もそんなに発達していなかったのでしょう。彼に向き合おうとすることなく

  • 【青空文庫233】与謝野晶子「晶子詩篇全集」

    与謝野晶子本人が選んだ詩集で、計421篇が収録されています。じっくり読み込んでいきたいところですが、他の作品を早く読み進めたいので、ざっと目を通す程度にとどめました。与謝野晶子に関する知識はほぼ無いので、中身関してはよく分かりません。ただ、「詩」に対するイメ

  • 【青空文庫232】佐藤春夫「晶子さんの煙草正月」

    若い青年と与謝野晶子のふとした瞬間の交流を回想しているエッセイです。内容は本当に他愛もない、スター作家の素の一面を垣間見た、といった内容でした。今よりかなり不便だったんでしょうが、この時代はちょっと羨ましいです。ネットがあればすぐに調べて答えに辿りつける

  • 【青空文庫231】アポリネール・ギヨーム「青い眼」

    ある教会の不思議なエピソードの話です。修道女たちがみた「青い眼」をめぐる物語。10代の少女ばかりで、男性を強く意識するお年頃。でも、周りにいるのは年老いた男性ばかりで、男の人について知る機会がほとんどありませんでした。やはり思春期なので、頭の中が男の人の

  • 【青空文庫230】間所紗織「“青い顔”」

    作者は画家で、アメリカ留学中に英語を学んでいました。とある授業で、色にまつわる問題を答えたところ、思わぬ反応が返ってきました。色を通して、アメリカの文化の特徴を捉えた随筆です。日本では「青い顔」というと、良くないことが起こってショックを受けたときに使われ

  • 【青空文庫229】山川方夫「愛の終わり」

    以前「愛のごとく」を読んでファンになった山川方夫さんの短編です。泥沼の年の差カップルの汚い別れ際を描いた作品でした。紅白歌合戦に出てこれから、という売り出し中の男性歌手。人脈などを利用するために、ピークを過ぎた年増の女性歌手と密会を続けていました。口では

  • 【青空文庫228】北大路魯山人「愛陶語録」

    今回は焼き物に関するメモ、散文のようなものでした。北大路魯山人はグルメな人で、器にもこだわるようになります。私はお皿には無頓着なので、「へえーこんな人いるんだ」ぐらいな感じで読みました。でもいくつか共感できる部分がありました。画家志望くずれが陶芸に流れて

  • 【青空文庫227】李光洙「愛か」

    1909年、100年以上前の作品です。作者は朝鮮人で、親日家だったようです。主人公は孤独で深刻に悩んでいる18歳。なかなか心通じ合える友人ができない中、やっとふさわしいと思える人が現れます。この作品は、主人公がその友人に会いに行く話です。ただそれだけです。主人公の

  • 【青空文庫226】佐々木邦「合縁奇縁」

    昭和の婚活物語でした。昭和25年なので言葉がところどころ古かったですが、内容自体は軽くて読みやすかったです。主人公は至って普通の青年。進路に悩んだり結婚相手を探したり。差し迫った雰囲気は無かったけど、人生の岐路に立っている状態です。これは今で言う「ラブコメ

  • 【青空文庫225】平野万里「晶子鑑賞」

    青空文庫シリーズ第225弾。今回は、与謝野晶子の作品について書かれた、いわゆるガイドブックのようなものです。今回はかなり長いです。途中で忘れないように、メモがてら短歌5本ごとに何か感想を書き留めておこうと思います。1.黒髪の千筋の髪の乱れ髪かつ思ひ乱れ思ひ乱る

  • 山口雅俊「闇金ウシジマくん」

    主演・山田孝之、2012年公開。Netflixに入ったので、何となく観てみました。結構面白かった!キャラクターやストーリーが強烈なのもあるけど、哲学の要素があって、考えさせられる作品でした。哲学っぽい要素は···・お金で幸せになれる?・お金を得る代わりに失うものとは

  • モストファ・サルワル・ファルキ「土曜の午後に」

    2019年/バングラデシュ、ドイツ合作。アジアフォーカス・福岡国際映画祭が開幕しました。そのスタートを飾った作品です。実際に起こった「ダッカ・レストラン襲撃人質テロ事件」がもとになっています。この事件知らなくて、ググってみました。びっくりしたのが、日系人が犯

  • 【青空文庫225その5】平野万里「晶子鑑賞」

    松前や筑紫や室むろの混り唄帆を織る磯に春雨ぞ降るのどかな砂浜の光景が浮かびました。平和な歌です。身のいたしゆたのたゆたに縞葦の浸れる川へ我も入らまし寝過ぎて体が痛くなり、水にゆらゆら浸かって癒されたいと願う歌。突拍子のない発想ですね。紅の緒の金鼓寄せぬと

  • 【青空文庫225その4】平野万里「晶子鑑賞」

    青空文庫シリーズ第225弾。4回目です。全っ然進まないけど、まあ気楽に進めます(^_^)唐傘のお壼になりし山風の話も甲斐に聞けばおどろし唐傘…和紙と竹で作られた傘甲斐…昔の山梨県の地名大雨の話みたい。今これを書いているのは7月。ちょうど豪雨災害がありました。タイム

  • 【青空文庫225その3】平野万里「晶子鑑賞」

    青空文庫シリーズ第225弾。3回目です。紫の我が世の恋の朝ぼらけもろての上の春風薫る友帰り金剛峰寺の西門の入日に我をよそへずもがなつばくらの羽にしたたる春雨を受けて撫でんかわが朝寝髪刈萱は烏の末の子と云はん顔して著たるぶつさき羽織春短し何に不滅の命ぞと力ある

  • 【青空文庫225その2】平野万里「晶子鑑賞」

    青空文庫シリーズ第225弾。今回も引き続き5本読み進めていきます。正月に知れる限りの唱歌せし信濃の童女秋も来よかしお見舞いに来る人を楽しみに待つ歌こし方や我れおのづから額《ぬか》くだる謂はばこの恋巨人の姿自分の大恋愛を表現した歌。嫉妬から妨害されたり大変だっ

  • 【青空文庫224】宮本百合子「秋毛」

    青空文庫シリーズ第224弾。私の好きな宮本百合子さんの、短くも凄惨な作品です。主人公は病気療養中。髪が枝毛だらけ、しかもたくさん抜ける。顔色も悪い。その原因、実は病気だけではありませんでした。身近にいる女中と折り合いが悪く、その心労も重なります。作中では「こ

  • 【青空文庫223】佐佐木俊郎「秋草の顆(み)」

    青空文庫シリーズ第223弾。今回は、寡黙な一家のちょっとした変化を描いた作品です。主人公はとても口数が少なくて、奥さんに驚かれることもしばしば。ある時、従兄弟の峻と、妻の姪・貞子を預かることになります。無口な峻と明るい貞子。2人ともお年頃な上に、真逆の性格。

  • 【青空文庫222】島崎藤村「灯火(あかり)」

    青空文庫シリーズ第222弾。今回は、病気療養のための入院を控えた、3児の母の繊細な心情を描いた作品です。私にはよく分からない作品でした。病気を患ってしまって入院直前っていう状況になったことがないからです。あと、治療が怖いって思ったことも無いんですよね。共感で

  • 【青空文庫221】小川未明「赤いえり巻き」

    青空文庫シリーズ第221弾。今回は、小川未明の童話です。奉公に出た女の子を、赤いえり巻きをモチーフにして描いた作品です。主人公・お花は、家族の元を離れて奉公のために東京へ出ていきます。お別れのときに、姉から赤いえり巻きをプレゼントされました。奉公先は良いとこ

  • 【青空文庫220】若山牧水「秋草と虫の音」

    青空文庫シリーズ第220弾。今回は、若山牧水によるエッセイです。秋ならではの植物のことが色々書かれていました。でも植物のことをよく知らないので、面白さが分かりませんでした。近頃は季節感が無くなってきているって聞きますが、このエッセイを読んで実感しました。秋の

  • 【青空文庫219】島崎藤村「秋草」

    青空文庫シリーズ第219弾。今回は、自然派の作家・島崎藤村のエッセイです。あまり島崎藤村って読んだ記憶がなくて、彼の知識もほとんどありませんでした。今回のエッセイがきっかけでwikiを読んで、自然派の作家だと知りました。私は自然を描いた作品は苦手なので、あまり気

  • 【青空文庫216】尾崎士郎「秋風と母」

    青空文庫シリーズ第216弾。危篤の母を今にも看取ろうとする息子の物語。すっごく壮絶。自分に対して愛情を持ちながらも、どこか壁がある、奇妙な距離感を持つ母。仲が悪いわけじゃないけど、ギクシャクしているところに生々しさを感じました。この作品は、親を送る時期に差し

  • 【青空文庫218】宮本百合子「秋霧」

    青空文庫シリーズ第218弾。今回は、物思いにふけっているときの様子を描写したエッセイでした。語彙が豊富だとは思いますが、何が言いたいのかよく分からなかったです。可もなく不可もなく。青空文庫218作目、読了です。

  • 【青空文庫217】牧野信一「秋が深い頃だ」

    青空文庫シリーズ第217弾。酔っ払った牧野信一が書いた、友人への手紙でした。酔っ払ったらこんな感じになるよな〜と共感しつつ、やっぱり牧野信一は変な人、と思える一作でした。青空文庫217作目、読了です。

  • 【青空文庫213】小川未明「秋がきました」

    青空文庫シリーズ第213弾。今回は、秋の何気ない子どもの日常を描いた作品です。この作品、ちょっと変わってるな、って思いました。特定の主人公がいなくて、フォーカスする子どもがころころ変わるんです。結構目まぐるしくて、油断して読むと誰の話をしているのか分からなく

  • 【青空文庫215】飯田蛇笏(だこつ)「秋風」

    青空文庫シリーズ第215弾。今回は、とある放火事件が起こるまでを描いたエッセイです。エッセイというよりは物語みたいでした。あと、ものすごく怖かったです。何でこれがエッセイなんだろ。ちょっとそのあたりが謎です。なかなかの衝撃作ですが、約6分程度で読み終える分量

  • 【青空文庫214】宮本百合子「秋風」

    青空文庫シリーズ第214弾。体調を崩して思うように動けなくなって、ストレスを溜めこんでしまっている人の話でした。暇を持てあまし、誰か来ないか待ち構えたり時間つぶしに色々と試しますが、すぐに飽きてしまいます。何事も思いどおりにならず、イライラする主人公。勢いで

  • 【青空文庫212】樋口一葉「あきあはせ」

    青空文庫シリーズ第212弾。「たけくらべ」で有名な樋口一葉の作品です。これ、私には合いませんでした。というより、難しくて分かりませんでした(>_<)樋口一葉はごく短い期間で質の高い作品を発表したようです。そんな素晴らしい作家の良さが分からないのはすごくもったいな

  • 【青空文庫209】芥川龍之介「秋」

    青空文庫シリーズ第209弾。打算的な結婚の末路を描いた作品です。主人公・信子は才媛と呼ばれ、将来を期待された知的な女性でした。そんな彼女は、従兄を好きになりました。でも、彼女の妹も同じ人を好きになってしまいました。妹に幸せになって欲しい気持ちから、信子は他の

  • 【青空文庫211】萩原朔太郎「秋」

    青空文庫シリーズ第211弾。今回は、短くて古い詩です。情景は、秋というより冬休みのような冷たさが感じられる描写でした。現代では使われないような難しい言い回しがあって、よく分かりませんでした。青空文庫211作目、読了です。

  • 【青空文庫210】蔵原伸二郎「秋」

    青空文庫シリーズ第210弾。北里柴三郎の甥による短い詩です。川の魚が泳いでいる様子を、お祭りに例えて賑やかに描写していました。ストーリーがほぼ無いようなものだし、詩の楽しみ方もよく分からないので、ピンと来ませんでした。蔵原伸二郎に興味がある人か、コアな詩が好

  • 【青空文庫208】田中貢太郎「赤んぼの首」

    青空文庫シリーズ第208弾。今回は、母性本能による狂気を描いた作品でした。主人公の女は赤ちゃんを望んでいましたが、なかなか授からない女性。夢のなかで赤ちゃんを見つけてその手に抱こうとしますが、その子の親には拒絶される、という夢を見ます。そして同じような夢を見

  • 【青空文庫207】仲村渠(かれ)「明るすぎる月」

    青空文庫シリーズ第207弾。今回は、詩のような独特な作品でした。正直、よく分からなかったです。ストーリー重視せず、自分で想像するのが好きな人には合ってるかも。青空文庫207作目、読了です。

  • 【青空文庫206】牧野信一「明るく・暗く」

    青空文庫シリーズ第206弾。今回は、友人関係で悩む学生の物語でした。すごく共感できる作品でした(^o^)主人公は人にとやかく言われることがイヤで、友人と距離を置こうと考えたり、人付き合いが苦手な様子。おそらく、本当は内向的なのに、外向的なグループにいる。周りと自

  • 【青空文庫205】小川未明「明るき世界へ」

    青空文庫シリーズ第205弾。ファンタジーですが、どこか教訓めいた内容でした。小さな芽と、人間たち。共通しているのは他の知らない世界への憧れでした。色々と深い意味はあるんでしょうが、私には退屈でした。多分、共感できる部分が無かったからだと思います。童話は私にと

  • 【青空文庫204】岸田国士(くにお)『「明るい文学」について』

    青空文庫シリーズ第204弾。今回は、「明るい文学」とは何ぞや、と考える禅問答のような作品でした。堂々巡りの繰り返しのように思えて、こんがらかってきました。主観による捉え方の違いで、苦しいことは楽しいものになったりする。また、その逆もある。そして、必ずしも明る

  • 【青空文庫203】宮本百合子「明るい工場(こうば)」

    青空文庫シリーズ第203弾。今回は、プロレタリアに関するエッセイです。宮本百合子さんがソヴィエトの工場を視察するんですが、そこの様子や彼女の感想がつづられていました。そこは共産主義の思想に満ちあふれていて、労働者はとても厚遇されていました。働かせている子ども

  • 【青空文庫201】久生十蘭「青髯二百八十三人の妻」

    青空文庫シリーズ第201弾。今回は、「青ひげ」をモチーフ大量殺人鬼を追い詰めて死刑になるまでが描かれた作品でした。話はまあまあ面白かったです。フランスのホラー短編「青ひげ」を読んでおくとより楽しめそう。インパクトはありましたが、私はあまり好きじゃないですね(^

  • 【青空文庫202】小川未明「愛は不思議なもの」

    青空文庫シリーズ第202弾。今回は、幸薄い少女の母性愛を描いた作品です。一瞬ホラーかと思いましたが、心温まる作品でした。あと、何だか切なくなる話でもありました。血はつながっていなくても、子どもを大切にして慈しむ心がもとで、少女は死んでしまったからです。好きな

  • 【青空文庫199】宮本百合子「明るい海浜」

    青空文庫シリーズ第199弾。今回は、結婚が破綻した女性が家族とほのぼのと過ごす光景が描かれた作品でした。おそらく裕福な令嬢なのでしょう。家では家族を招いて遊んで暮らし、家政婦までいます。能天気な雰囲気が漂っていますが、彼女は浮気をしているにも関わらず離縁を認

  • 【青空文庫200】仲村渠「明るい顔」

    青空文庫シリーズ第200弾。とうとう200本目!今回は独白を描いた掌編です。主人公の情報はほとんど出てこないけど、もしかしたら孤独な人なのかも。明るい笑顔の軍人の写真を見て、うらやんでいるようでした。私もその気持ち分かるな・・・根暗な性格なので、明るい人がうや

  • 【青空文庫198】山本周五郎「赤ひげ診療譚 08 氷の下の芽」

    青空文庫シリーズ第198弾。ついに赤ひげシリーズ完結です。今回は白痴の女が登場しますが、かなり時代を先取りした内容でした。その女は事故の後遺症により知的障害を追ってしまいますが、妊娠してしまいます。周りは出産に猛反対しますが、本人は産むと決意します。実はその

  • 【青空文庫197】山本周五郎「赤ひげ診療譚 07 おくめ殺し」

    青空文庫シリーズ第197弾。赤ひげシリーズの7作目です。内容は、地上げをする大家と、それに抗う住民たちのお話。住民たちはとある長屋に、なんとタダで何年も住んでいました。ところが大家が代替わりすると、住民たちを追い出そうとします。住民たちがこれからは家賃を払う

  • 【青空文庫196】山本周五郎「赤ひげ診療譚 06 鶯(うぐいす)ばか」

    青空文庫シリーズ第196弾。赤ひげシリーズの6話目です。今回は、無知と貧困による救いのない話でした。映画だと子供は助かるけど、小説だと死んでしまいます。逆に、性悪女は子供が死ぬきっかけを作ったのに、変わらず暮らし続けます。不条理なエピソードで、かなり後味悪い

  • 【青空文庫195】山本周五郎「赤ひげ診療譚 05 徒労に賭ける」

    青空文庫シリーズ第195弾。赤ひげシリーズの後半に入りました。今回はゲストが何人か出てきて、広く浅い話というか、散漫な印象でした。これからの展開に向けての始まりなのかな。起承転結でいうと起か承あたり。ここまで来ると、主人公・登の赤ひげへの信頼はかなり厚いもの

  • 【青空文庫194】山本周五郎「赤ひげ診療譚 04 三度目の正直」 

    青空文庫シリーズ第194弾。今回は赤ひげシリーズ第4話です。結構楽しんで読めました!内容は、ボーイズラブみたいで面白かったです(^o^)あるモテモテのイケメンが、見初めた女性と結婚したいと言い出します。もう少しで夫婦になれるその直前で、なぜか彼の方からお断りしてし

  • 【青空文庫183】山本周五郎「赤ひげ診療譚 03 むじな長屋」

    青空文庫シリーズ第183弾。今回は、赤ひげシリーズの3作目です。赤ひげシリーズは、一人の若者の成長を軸に、さまざまな患者の人生模様を描いた作品です。何となく、「er」っていう海外ドラマに似てる、って思いました。昔松嶋菜々子と江口洋介が出てた病院ドラマにも似てる

  • 【青空文庫192】山本周五郎「赤ひげ診療譚 02 駆込み訴え」

    青空文庫シリーズ第192回。赤ひげシリーズ第2回です。あらすじは、亡くなったばかりの患者にまつわるお話。その患者の娘は、自分の母親(亡くなったばかりの患者の妻)のヒモと結婚させられて散々苦労した女性が、奉行所に捕らえられ、赤ひげがその女性を救いだす、というもの

  • 【青空文庫191】山本周五郎「赤ひげ診療譚 01 狂女の話」

    青空文庫シリーズ第191弾。今回は、黒澤明監督によって映画化された超有名&超名作の第1話。映画がすごく好きなので、前から読むのを楽しみにしてました!やっと到達できてすごく嬉しいです(*^O^*)内容は色情狂と言われる女のお話。男を誘っては殺す女郎蜘蛛みたいな女ですが

  • 【青空文庫190】石原純(いしわら あつし)「アインシュタイン教授をわが国に迎えて」

    青空文庫シリーズ第190弾。70番目に追加作品があって数が合わなくなるので、ここで取り上げることにしました。今回は、相対性理論で有名なアインシュタインが来日した時に、案内した人による記録のようなものです。アインシュタインってものすごく昔の人に思えるから、こうや

  • 【青空文庫189】堺利彦「赤旗事件の回顧」

    青空文庫シリーズ第189弾。今回は、左翼な人たちの奮闘が収められたエッセイです。時代は明治末期。労働環境の改善をめざした運動の一つだったようです。私は歴史には疎いので、イマイチこのエッセイが持つ意味や重みなどはよく分かりませんでした。つくづく私はものを知らな

  • 【青空文庫188】牧野信一「茜蜻蛉(あかねとんぼ)」

    青空文庫シリーズ第188弾。今回は、DQN一家との関わりを描いたしょーもないお話でした。かなり前に読んだ「R漁場と都の酒場で」の作者です。内容は、子供をロクに育てていなかったり、見栄を張ってホラを吹いたりするような、卑しくて軽蔑したくなるような人がゴロゴロ出て

  • 【青空文庫184】小川未明「赤土へくる子供たち」

    青空文庫シリーズ第184弾。今回は、多くの作品を残し、すでにこのブログでもいくつか取り上げた、小川未明さんの作品です。内容は、戦中の子供たちが喧嘩したり遊んだりしている日常を描いたもの。小川未明さんらしいピュアな作品でしたが、あまりオススメできません。色んな

  • 【青空文庫185】岸田国士(くにお)「アカデミイの書取」

    青空文庫シリーズ第185弾。今回は、フランス語のテキストのようなエッセイです。フランスの貴族たちが知性を競い合っているシーンが逸話風に語られたあとに、フランス語の長文が書かれていました。若者たちの教養を深めるために書かれたものかもしれません。7割ぐらいはフラ

  • 【青空文庫187】新美南吉「赤とんぼ」

    青空文庫シリーズ第187弾。赤とんぼと女の子のほのぼのした交流を描いた作品でした。話の中で書生の男が出てきましたが、この男が結構謎です。とんぼを捕まえたり悪口を言ったりして、とんぼのことを目の敵にしていました。何がしたかったのかな・・・女の子の気を引きたかっ

  • 【青空文庫186】片山広子「赤とピンクの世界」

    青空文庫シリーズ第186弾。今回は、金持ちというのは実は不幸で、貧乏な方が幸せかもよ?といった内容の物語でした。お金があり満たされていると、張り合いが無くなってしまう。でも貧乏なら満たされないことが明日への活力につながる、みたいなことが書かれていました。タイ

  • 【青空文庫183】立原道造「暁と夕の詩」

    青空文庫シリーズ第183弾。ちょっと長めの詩でした。場面ごとに分かれている、変わった作品でした。主人公の置かれた状況とか心情が分からず、全然ピンと来ませんでした。ただダラダラと流し読みするだけになってしまいました・・・青空文庫の中に立原道造さんの作品があるよ

  • 【青空文庫182】平山千代子「赤ちやん」

    青空文庫シリーズ第182弾。妹が産まれて喜ぶ女の子が描かれていました。とても可愛らしいお話。作者は病気で10代で夭逝してしまった人。だから全然知らない作家だったんですが、興味がわきました。いくつか青空文庫に作品があるようなので、読むのが楽しみです。青空文庫182

  • 【青空文庫181】グリム兄弟(訳・楠山正雄)「赤ずきんちゃん」

    青空文庫シリーズ第181弾。今回は、超有名な童話「赤ずきんちゃん」です。作者はグリム兄弟の二人。・ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール・グリム・ヴィルヘルム・カール・グリム内容はいたって普通というか、スタンダードな赤ずきんちゃんでした。子どものころアニメで見たけ

  • 【青空文庫178】北王子魯山人「明石鯛に勝る朝鮮鯛」

    青空文庫シリーズ第178弾。今回は、グルメなエッセイです。朝鮮の鯛が思ったより美味しかったんだそうです。まだ朝鮮戦争も始まってない時代、海外に行くのはすごく貴重な体験だったろうと思います。あと、潮の流れで魚の味が変わるって知らなかったので、ちょっと新たな発見

  • 【青空文庫180】田山花袋(田山録弥)「アカシヤの花」

    青空文庫シリーズ第180弾。今回は、知り合いの愛人に下世話な関心を寄せる男性二人のお話でした。男性二人は朝鮮での移動中、一時噂になった女性と、ばったり道連れになります。彼らと女性とは距離を縮めることは全くなく、一定の距離感を保ったまま温泉旅館に着いたところで

  • 【青空文庫179】桜間中庸「アカシヤと桑」

    青空文庫シリーズ第179弾。とっても短い詩でした。文体が古風で、教養の無い私にはよく分かりませんでした。夕暮れどきに、子どもたちがアカシヤで遊んでいる瞬間を切り取った作品です。何となく分量の区切りからして、短歌の知識があるとより楽しめるのかなって思いました。

  • 広瀬和生、立川こしら、三遊亭萬橘、鈴々舎馬るこ「新ニッポンの話芸 ポッドキャスト 第331回」

    ※グチ注意※このポッドキャストは、東京で行われている落語会の宣伝のために放送されているものです。毎週金曜0時(木曜深夜12時)更新。かなり長く続いていて毎回楽しみにしています。でも、昨日のはかなりひどかった!馬るこさんがクズ過ぎて・・・以前からクズなのは分かっ

  • 【青空文庫177】国枝史郎「赤坂城の謀略」

    青空文庫シリーズ第177弾。今回は、鎌倉幕府の時代に起こった戦いのお話。私は武将には疎いので知らなかったんですが、頭脳派として知られる「楠(木)正成」の有名な戦いを描いた作品でした。正直なところ私には難しくて、音声で再生してくれるアプリを使いながら読んでいきま

  • 【青空文庫174,175】国枝史郎「赤格子九郎右衛門」「赤格子九郎右衛門の娘」

    青空文庫シリーズ第174、175弾。今回は、江戸時代に大活躍したスーパー爺さんとその娘のお話。二人とも大悪党で、人殺しは当たり前にやっちゃう人たちでした。悪役が主人公なので、いわゆるピカレスクってやつでした。割りとグロテスクな内容でした。特に「〜の娘」は人間関

  • 【青空文庫176】岡本綺堂「赤膏薬(あかこうやく)」

    青空文庫シリーズ第176弾。今回は、とある犯罪について書かれた掌編です。青空文庫上ではジャンルは小説、物語になっていましたが、どちらかと言えば随筆に近いと思います。内容は、赤膏薬を使って強盗を働く手口を紹介したものでした。物語をつづるというよりは、淡々と小説

  • 【青空文庫173】アーサー・コナン・ドイル「赤毛連盟」

    青空文庫シリーズ第173弾。初のホームズシリーズです。子どもの頃からコナンが好きだったので、新一・コナンが好きなホームズものを読むのは楽しみでした(^_^)赤毛連盟は小学生のころに読んで以来でした。当時はちょっと難しかった、ということと、穴を掘って銀行強盗する話

  • 【青空文庫172】国枝史郎「赤げっと 支那あちこち」

    青空文庫シリーズ第172弾。今回は、中国旅行したときの出来事などが記されたエッセイです。飲酒はもちろん、買春や阿片吸引など、さんざん遊び倒していました。昔の中国の様子を知るのに役立ちそうな作品でした。昔の上海は魔都と言われていたそうだけど、実際にその場にいた

  • 【青空文庫171】大町桂月「赤城山」

    青空文庫シリーズ第171弾。今回は、山に関する紀行ものでした。ただ、これが発表されたのは1922年。約100年前です。文体がかなり古く、知らない言葉や漢字がたくさんありました。かなり苦戦しそうだと思ったんですが、あるツールを使ったらかなり捗りました(^_^)それは、青空

  • 【青空文庫170】島木健作「赤蛙」

    青空文庫シリーズ第170弾。今回は、病気の主人公が赤蛙の必死な姿を見て活力をもらう、といった内容でした。蛙が川を渡ろうとしているだけの話だったんですが、命のことまど話が大きくなっていました。蛙をみてそこまでイマジネーションが広がるってすごいな・・・発表された

  • 【青空文庫169】岸田国士「『赤鬼』の作者阪中正夫君」

    青空文庫シリーズ第169弾。今回は、戯曲の脚本の批評です。内容は、正直よく分かりませんでした(>_<)戯曲のこともよく知らないし、阪中正夫さんも岸田国士さんのことも知りません。知らないことだらけ(>_<)でも、そんな知らないことがたくさんあるって分かったことが収穫だっ

  • 【青空文庫167】波立一「赤い腕章ー俺らの警備隊に贈るー」

    青空文庫シリーズ第163弾。今回は、プロレタリア作品です。左寄りの若者の戦いの一瞬を切り取ったもので、かなり温度感の高い作品でした。色々掘り下げたいけど、知識が無いので難しいです。青空文庫167作目、読了です。

  • 【青空文庫168】柳宗悦「赤絵鉢」

    青空文庫シリーズ第168弾。今回は、陶芸品にまつわるエッセイです。筆者は大の焼き物フリーク。とある展示会で一目惚れした小さな鉢を手に入れる4年間についてまとめられていました。私は焼き物のことは全く分からないので、焼き物の描写の部分はちんぷんかんぷんでした。た

  • 【青空文庫165,166】小川未明「赤い蝋燭と人魚」「赤いろうそくと人魚」

    青空文庫シリーズ第165,166弾。今回は、小川未明の有名な童話です。「〜ろうそく〜」はかなりフリガナがふってありますが、「〜蝋燭〜」は必要最低限のフリガナがありました。「〜蝋燭〜」の方が読みやすくてオススメです。小学生以下が読むなら「〜ろうそく〜」の方かな。内

  • 【青空文庫164】新美南吉「赤い蝋燭」

    青空文庫シリーズ第164弾。児童向けの、教育で使われそうなお話。幼児への読み聞かせは良いかもしれないけど、これは楽しむための作品じゃないですね。青空文庫164作目、読了です。

  • 【青空文庫163】村山籌子「〈あかい、やさしい はなもやうが〉」

    青空文庫シリーズ第163弾。短い詩で、おてんばな女の子がもっと大人しい性格なら良かったのに、と思ってる可愛らしい作品でした。小学生の女の子が読むと共感できるのかな。仮名遣いが古いものだったから、現代のものにして読ませたら良いのかも。児童文学、興味はあったけど

  • 【青空文庫162】小川未明「赤い実」

    青空文庫シリーズ第162弾。今回は、ちょっとした親子の会話のお話でした。うーん・・・良い話だとは思うけど、綺麗すぎて上滑りしてる感じがしました。何か、年齢的に童話は楽しめなくなってきているような、自分との相性の悪さを感じました。小川未明さん、良い作家なのはよ

  • 【青空文庫161】江戸川乱歩「赤い部屋」

    青空文庫シリーズ第161弾。今回は江戸川乱歩の作品です。昔アニメで見たことがあるので、きっと有名で知っている人も多いかと思います。とある男が退屈のあまり、快楽殺人を犯す様が淡々と描かれています。終盤ではどんでん返しもあります。男が犯した殺人というのはかなり特

  • 【青空文庫157,158,159,160】小川未明「赤い姫と黒い皇子」「赤い船」「赤い船とつばめ」「赤い船のお客」

    青空文庫シリーズ第157,158,159,160弾。作者が同じで内容も短いので、一気にいきます。赤い姫と黒い皇子美しいお姫様が、他国の皇子に見初められますが、婚姻から抗おうとするお話。この話、色んな部分が説明不足な気がします。黒い皇子ですが、ただ全身黒装束なだけで、横暴

  • 【青空文庫153】沖野岩三郎「赤いねこ」

    青空文庫シリーズ第153弾。今回は、インキから思わぬ発展をとげる物語です。一応当時の日本が舞台でしたが、話の内容はファンタジーのようでした。流れにメリハリがあって、途中から引き込まれて一気に読み終えました。猫を閉じ込めておくところなんかは、猫好きからしたらす

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