「博物館の少女 騒がしい幽霊」
「博物館の少女騒がしい幽霊」(富安陽子著2023年9月偕成社)を読みました。「博物館の少女怪異研究事始め」の続編です。児童書両親を亡くしたイカルは大阪から東京に来て母方の遠縁の大澤家に身を寄せ上野の博物館の附属施設・怪異研究所で働いている。(イカルは14才)研究所の所長は織田賢司(織田信長の末裔でトノサマと呼ばれている)友だちには絵師・河鍋暁斎の娘トヨがいる。たまたま博物館に来ていた山川捨松と大山巌夫妻を案内したことからイカルは捨松の兄の山川健次郎に頼まれて大山家のポルターガイスト現象の捜査をするために家庭教師として潜伏することになる。大山巌と亡くなった先妻との間には7才になる長女の信子と二女の芙蓉子がいた。捨松は会津藩の武士の娘で11才の時から10年間アメリカで暮らし大学に入って看護学も学んでいた。日本...「博物館の少女騒がしい幽霊」
2023/10/30 15:57