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cucciola
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住所
イタリア
出身
藤枝市
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2017/05/12

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  • まるでチューリップ

    11月15日(日) 金曜日までは気持ちが良い秋晴れだったのに、週末はぱっとしない天気である。 イタリアは、いわゆるロックダウンであるレッドゾーンが今週末からまた増えた。 ラツィオ州はまだまだ黄色だけど、全国的なロックダウンを避けるために州別のレベルに分けたこの措置、まるでチューリップの色みたいだ。赤、黄色、オレンジ…。あ、チューリップはオレンジではなく白だったか。イタリア人はまた諧謔を発揮して、「2020年クリスマスのイルミネーション」と題して赤と黄色とオレンジが点滅するイタリア半島の絵がメッセージで送られてきた。 わが家についていえば夫がピリピリとしていて、私の誕生日があった10月上旬から外…

  • イタリアは疲労困憊

    11月2日(月) 新しい1週間が始まった。 私は今日、ある試験があってロックダウンに入る寸前になんとか合格。ああやれやれ、といったところだ。 今朝は、俳優のジジ・プロイエッティの死のニュースから始まった。80歳の誕生日に死を迎えた彼は根っからのローマっ子で、あちこちで哀悼の空気があふれていた。ショーン・コネリーも亡くなってしまったし、懐の深さを感じる素敵なおじさまたちがいなくなるのは淋しい。 今夜に出るはずだった首相令は、結局政府と各州のトップの話し合いがまとまらず延期された。 50代のコンテ首相もかなり疲れている。だから決断力も鈍っているのかもしれない。 イタリア人も疲れている。今夜のテレビ…

  • 首相令連発

    11月1日(日) くだんのサディスティックなクライアントとはきっぱり縁を切り、気分もすっきりした。プライベートでやれやれと思うのと同時に、コロナの感染者数はとんでもない上昇を見せ始めている。 フランスやイギリス、ベルギーやオーストリアに続いて、イタリアもロックダウンがさけられない状況ではないかと噂が流れて、ここ3週間で首相令が次々と発布された。 1回目のロックダウンは物珍しさもあったし、とにかくこれを乗り越えなくてはとイタリア人も納得していた部分があったと思う。それに、季節は明るい夏に向かっていた。日に日に伸びる日脚は、精神的にも良い影響を及ぼしていたのだろう。夏が近づくことはすなわちバカンス…

  • 静かな秋に抱える地獄

    10月17日(土) 今年はcovid-19の感染のため、静かな秋だ。 通常ならば、学校が始まり娘の誕生日があり、日本人学校のバザー、我が家周辺での自転車競技大会、そして栗祭りがありイベント目白押しなのだ。 今年は娘の誕生日以外はすべてキャンセルで、身近はとても静かなのである。 静かでないのは、私の胸の内だ。1か月以上もあるクライアントに悩まされ続けて10月も半ばを過ぎてしまった。ここ数日はもう、「これは自分との戦いだ」と言い聞かせてとにかく縁が切れる日だけを夢見ている。 私は要領が悪い人間なので、仕事をするときはバカがつくほど真面目に真摯に対応する。適当に済ませていいにしちゃおうなんてことは過…

  • ここ50年で最も寒い9月

    9月29日(火) 娘の誕生日イベントも無事に終了し、9月も終わりだ。 先週の土曜日に、クラスの仲良しさん5人だけを集めて誕生会をした。小学校も5年生ともなると、クラス内の派閥意識はかなり高くなるらしい。感染の危険を避けるためにも、普段から気が合う男子3人、女子2人を招待して近くの森林公園でピッツァを食べて遊んだ。この日も異様に寒くて、かろうじて曇っていた午前中は子どもたちはサッカーやピンポンに興じていた。午後雨が降ってくると、私たちが持参した卓上ゲームで楽しみ、見ている私も心が和む。娘の彼氏はとてもおとなしいのだけど、娘が言うのには「今日は彼はとても楽しんでいるのよ」とのことだ。毎度のことだけ…

  • 娘、10歳になる

    9月23日(水) 昨日、娘が10歳の誕生日を迎えた。 10年前、私は高齢出産ではあったけれど、読んだり書いたりに夢中になっていて、年齢に伴うリスクをうじうじと悩んだりしなかった記憶がある。実際、妊娠中も出産も順調で、誕生後も娘は健康に育ってくれた。 あれからもう10年もたつのかと思うと、娘の成長もさることながら自分の人生も中盤から後半戦へと向かっているのだと実感する。 パパからはLEGOをもらったのだが、私からのプレゼントはともにショッピングに行って好みの洋服を買うことになった。私も結婚前は、母とよく買い物に行き楽しんだものだ。娘と一緒に洋服を買いにく年齢になったのか、とこちらにも感無量である…

  • クリームパンと月桂樹

    9月20日(土) 今週は、本当にヘヴィな1週間だった。 学校が再開し、生活のリズムが一気に変わった。そこへもってきて、今週は仕事で非常に苦労をした。にもかかわらず、達成感が皆無の仕事で私はかなりへばっていた。クライアントさんはとても感情的で、送られてくるメッセージから湯気が出ているかのようだ。あっちが感情的になったからといって、こっちも同じ対応をしたらすべてが決裂してしまう。私は見えないちゃぶ台をひっくり返しながらも、感情を押し殺してひたすら淡々と対応した。久々に蕁麻疹まで出て、ああ私はストレスにさらされているなあと思ったものだ。 慌ただしさとは別に気分は落ち込んだまま、1週間はまたたくまに過…

  • 人事を尽くして天命を待つ

    9月13日(日) バカンスから戻ってこのかた、イタリアの学校のグループ研究の宿題があったり、仲良しの友達とどうしても会いたいといって少人数で遊んだりバーベキューをしたり、近場でバタバタすることが多くなった。 紆余曲折があったものの、日本人学校の補習校は昨日再開した。イタリアの学校も、明日から登校が始まる。3月5日の休校以来、数カ月ぶりの登校である。 先週、担任の先生とクラスの父兄が、学校再開についてのルールを確認し合った。私は会議には参加したけど、もっぱら聞き役である。コロナは死滅していないのだから、誰がどう計画し実行しても反対意見が雨あられと学校や政府に降りかかるのもいつものことだ。実際、会…

  • スパルタバカンスここに極まれり 2020年夏

    バジリカータ州ではペペローニ・クルスキと呼ばれるトウガラシの揚げたものがしばしば登場。 8月15日(土) 今年の夏は、イタリア人の多くが国内にとどまってバカンスを過ごしている。我が家ももちろん、そのたぐいである。とはいっても、美術館や教会を見たい私とは異なり、娘は数年前のナポリのカーポディモンテ美術館の広さに懲りてしまって、美術館だけは勘弁してくれという。 娘の意向を重視して、今年の夏はポッリーノ国立公園で過ごすことになった。イタリア南部、カラブリアからバジリカータに広がる大自然である。 夫がたてた計画では、16000年前の壁画が残るロミートの洞窟に隣接するB&Bで一泊、国立公園のど真ん中にあ…

  • ご褒美Day

    8月5日(水) 田舎の町に引っ越してこのかた、仕事関係の同僚と食事をすることはあっても、純粋な友人とのお出かけなどめったにしたことがない。夫はしきりに、友達と出かけて楽しんでおいでよ、というのだけど、ローマに住んで食べるものや着るものなどなどさまざまな価値観がある友人がなかなかいなかった。だから、たいていは仕事関係の人とそこそこのご飯を食べに行き、仕事関連の話をして終わるというのがわたしにおける「友人との食事」だった。 今日は久々に、純粋に友人とデートだった。彼女と親しくなったのは、今年の2月の初旬。1回か2回会った後、イタリアはロックダウンしてしまったのだ。ほぼ毎日のようにチャットを交わし、…

  • 「私はまちがってない!」と我を張るのも疲れるものだ

    7月23日(木) 昨日は仕事において非常にうれしいことがあったので、少し浮かれていたことは否めない。しかし、だからといって慢心したりなにかをなおざりにしたことはまったくなかったのに…。 今日は、朝からついていなかった。 数年来付き合いのあるこのクライアントは、これまでも粗暴な言葉遣いでずいぶんとつらい思いをさせられてきた。顔を見ることもない仕事の相手だから、やり取りをする際の言葉の選択については、私はかなり気をつかう。だから、相手が同じ態度で接してくれれば、敏感にそれを実感できる。そのようなクライアントの仕事には、通常にもまして力が入る。今日のクライアントは、そういうデリカシーがない人なのだ。…

  • ラファエロ展に行ってみたけれど…

    この男の子は素敵だった 7月19日(日) 長い長いと思っていた7月もあっというまに半ばを過ぎ、もうすぐ娘もバカンス先から帰ってくる。 というわけで、彼女がいると絶対に行くことができないラファエロ展に行ってきた。夫も私ものんきで、行くことを決めたのは数日前。 お昼はどうしようという話になり、ピラミデにあるペンネストリに予約の電話をしてみたら、奇跡的に席が空いている。以前だったら、前日に予約なんてできないお店だったのに、Covid-19の影響は人気店でも顕著なのかもしれない。 ローマの町はガラガラで、渋滞もなく観光客もなく、車で行ったにもかかわらず駐車場もすぐに見つかった。せっかくだから、カンピド…

  • 娘に会いにアブルッツォへ

    テーラモの大聖堂。祭壇部がずれている 7月12日(日) この週末、娘と姑が過ごすアブルッツォに行ってきた。とはいっても、あちらに着いたのは土曜日の夕刻。土曜日の午後は、我が家の周辺で売りに出ている家を何軒か見学。具体的に将来どうするのか、まったくビジョンが不透明なまま家探しをしても無駄だと思うのだけど、思春期に入ろうとしている娘の成長を考えると今の家は確かに狭すぎる。まあ、参考までに見ておこうという程度だった。実際、見ても感慨はわかず、家族での話し合いが必要だなと実感。 夕刻にアブルッツォのピネートに着くと、娘は1週間で日焼けして真っ黒になっていた。男の子ばかり3人、友達もできて毎日浜辺で遊ん…

  • マエストロの死

    7月6日(月) 週末は、かなりバタバタ忙しかった。 土曜日は学校のオンライン会議、それが終わるや否や娘を連れてアブルッツォのバカンス先へ移動。いろいろ環境を整えて、私と夫はローマにとんぼ返り。 アドリア海側に抜ける道中では、雹がじゃんじゃん降ってきて外気温は8度なんてこともあった。土曜日は、天候が荒れに荒れていたから気圧の関係で体調もイマイチだった。 日曜日は、友人家族がわが町の近くにあるレストランにやってくるというので合流。とはいえ、ピッツァがおいしいというそのレストラン、昼間は釜に火が入っておらずあまりおいしくもないパスタを食べて、アルバーノ湖畔を散歩して週末終了。 今日からは天気も持ち直…

  • 戻ってきた生活のリズム

    7月3日(金) 日々の生活のリズムが早くなり、コロナ以前の生活のペースが戻っている。 もちろん、生活の中で大きな変化はあるのだけど、なにやら慌ただしく過ぎていく日々の中でまた自分を失いそうになることもある。なんだか、気持ちに余裕がない。 外出せざるを得ない用事が増えて毎日忙しくしているのに、日本に帰ることだけはなかなかままならない。夏の太陽と山の涼しい風を毎日浴びながら、梅雨の日本に思いをはせている。 そんな私の思いとは裏腹に、娘は明日から姑とバカンスに出かける。私に似て海があまり好きではない娘は、「3週間も海なんて嫌だなー」とぶつぶつ言っているがこれも祖母孝行である。娘の思いも、「日本に行き…

  • 2020年、前半が終わる

    6月30日(火) 私が住む町は、今が一番いい季節かもしれない。 通常は、この季節は日本で過ごしている。故郷は大好きだけど、この時期の日本は梅雨でじめじめしていることが多い。 というわけで、今年は日本に帰ることもかなわなかったかわりに、夏の気持ちよさを堪能する毎日だ。そよそよと肌をなぶる爽やかな風を感じながら、ベランダで夫が育てているほおずきや祖母が好きだった桔梗を眺めている。蚊もいないから、夕方からは毎日夕焼けをボーっと楽しむこともできる。 そして、夏の衣類が思いのほか少ないことにも気がついた。毎年夏は日本で過ごすから、真夏の洋服は実家に置きっぱなしなのだ。8月の半ば過ぎにイタリアに戻ると、も…

  • 悲しきローマ

    6月25日(木) 今日から、夫と娘はアブルッツォにキャンプに出かけた。日本人学校のパパ友と、その息子さんの4人の旅である。私もあちらの奥様も、「キャンプはちょっと」という口である。 パパ友さんはキャンプのプロらしく、あちこちのよいキャンプ場に詳しいのだそうだ。 息子さんは恥ずかしそうに挨拶してくれたけど、後から来た電話ではすっかり打ち解けて楽しんでいるようである。 夫からは、シカの写真が送られてきた。こんな大きなシカが間近に来たら怖いなあと思ったけれど、プロ級のキャンプの達人もいることだし楽しんできてくれることを祈っている。 私はこれを機会に、何カ月ぶりかの美容院に行くためにローマに赴いた。 …

  • 小学4年生終了

    6月24日(水) 一昨日から、ようやく1日を半そでで過ごせる季節がやってきた。 桃やメロンの香りが、一層強く部屋の中に漂うような気がする。 本来なら、今週の月曜日には日本に向かって出発していたはずだった。落ち込んでも仕方がないと思いつつ、やはり里帰りはしたかったなあと思いはそちらに行く。 月曜日は、イタリアの学校の成績がオンラインで届いた。オンラインの面接もあって、娘の小学4年生が終了した。 イタリアの公立の学校のレベルは、概して高くない。実家の母が日本から送ってくれるベネッセの教材をやらせると、算数などはとたんにつまずく。 というわけだから、イタリアの学校における娘の成績は今のところ悪くない…

  • 夏の味覚がそぐわぬこのごろ

    6月18日(木) 封鎖中の記録として書いていたブログは、すっかり間遠になってしまった。 マスクやソーシャルディスタンスという新しい慣習は定着したものの、生活はだんだんと元に戻っている。夫は相変わらず在宅で仕事をしているけれど、娘は新体操のレッスンに加えて、サマースクールのようなものに通い始めた。 イタリアの学校は6月初頭に終わってしまうので、働く親のために子供を預かってくれるこうした活動が多い。私の仕事は在宅だから、娘をこのサマースクールに入れたことは今まで一度もなかった。 しかし、今年は3月から家に籠りきり、友達と会うこともままならずエネルギーを持て余していた娘。夏休みの宿題となるワークブッ…

  • 封鎖後の美術館デビュー

    6月14日(日) 感染は下火になったとはいえ完全に収まったわけではないので、できれば家にいるのが理想的なのかもしれない。 トリノで行われているマンテーニャ展は、今回は泣く泣くあきらめた。 たいがいのことは我慢できる私が、「なにがなんでもフィレンツェに行く」と言い出したのは、かの地のパラティーナ美術館でジョヴァンナ・ガルツォーニ展が開催されていると知ったからである。会期は6月いっぱい。 カレンダーをにらみつつ、月末に夫と娘がキャンプに行くといっていたので、そのすきに私は1人でフィレンツェに向かおうかとも思ったのである。 しかし夫が、「1人で行くなんて無茶な。僕も行くよ」と言ってくれた。 娘は、「…

  • 思春期の入り口

    6月7日(日) イタリアの生活は、活気を取り戻し始めた。 あっちこっちで渋滞が発生し、封鎖のストレスの反動か週末は外に出る人が多い。依然と異なることは、みんな律義にマスクをし、知人に会っても抱き合わず、お店に入るのにも列をなすといったところだ。 今日も姑の家。 相変わらずのベジタリアンメニューで、娘はもそもそとポテトのミルフィーユを食べていた。 3月5日から始まった学校の休校で24時間娘と過ごしているわけだが、なんだかこの3か月でずいぶんと娘も変わったなという気がする。もうすぐ10歳だから当然かもしれないのだけど、まだ9歳と思っていたのが妙にませてきたというか気難しくなってきたというか、これも…

  • 命日に父を思う

    6月4日(木) 今日は、父の命日だった。 本来なら7回忌。娘が夏休みに入るのを待って私たちは日本へ向かい、法事を行う予定だった。その里帰りがおぼつかないので、母は法事を延期。お坊さんも、快諾してくれたという。 父が亡くなってもうそんなにたつのか、と思うのは毎年のことだ。 亡くなってから1年は、本当につらかった。体の芯が抜けてしまったようで、私はよくよくお父さんっこだったのだと実感したものだ。 歯科医の父は、仕事と釣りが趣味というほど仕事熱心だった。家のことは母に丸投げ、母はよく「ほんとうに『よきにはからえの殿』なんだから」と文句を言っていた。娘の私には本当に甘くて、声を荒げたことなど1度もなか…

  • 共和国建国記念日のヴィッラ・デステ

    この庭園の美しさは数々の噴水にあり 6月2日(火) 共和国記念日の今日、人込みを避けてどこに行こうかと夫と相談した。 そして向かった先は、ティボリ。この地には、ヴィッラ・デステ、ヴィッラ・アドリアーナ、ヴィッラ・グレゴリアーナと3つの見どころがある。どこかには入れるんじゃないかと期待したわけだ。 予約が必要なのかと数日前に問い合わせをしたが、人数制限はしているけれど予約は受け付けていないという返事。 外国人観光客がいないため、検温やチケット購入のために列に並んだだけですぐにヴィッラ・デステに入ることができた。 ここに来るのは3回目。 幸いにも午前中は晴れていて、青い空に新緑と噴水の水しぶきが美…

  • 愚痴らず振り向かず

    6月1日(月) じつは、今はもう6月2日になっている。 真夜中12時過ぎ、ようやく今日の仕事終了。 ここ数日は、世間さまと同じように我が家も外へと向かい始めている。 日曜日には、近所のアルバーノ湖に友人家族がやってきた。カステル・ガンドルフォを眺めながら、子どもたちは水際で泥遊びをした。 今日からは、娘の新体操のレッスンが再開された。 参加者は、わずかに5人。先生は2人。入り口で検温し、靴を脱ぎ、親のサインをした書類、自分専用のマットレスを持参する。 娘の年代は他には誰もいなかったので、少し大きなお姉さんたちと運動をしてきた。 「ママ、開脚をしようにも足が鉄みたい。全然動かなかった」 とは、レ…

  • 散財したい夜に

    5月27日(水) 気がつけば5月ももう終わり。 封鎖が緩和されてこのかた、買い物はほぼ私が行くようになった。今朝もメルカートに出かけて、しこたま野菜と果物を買い込んだ。 サクランボだけではない、メロンから桃まで出ている!最近は、こうした果物も手に取ったり匂いを嗅いだりということができない。それぞれのお店の前に紐がかけられていて、必要以上にお店の人や物品に近づけないようになっているのだ。というわけで、勇んで買ってはみたものの、メロンはまだ香りもなく桃にいたっては大根みたいな感じ。桃もしばらくしたらジャム行きかな。 そういえば一昨日は、鶏肉とジャガイモをオーブンで焼いたのだけど、ナントカという高名…

  • ピクニック、毛虫にはばまれる

    5月24日(日) 封鎖が緩和されて初めての週末、人がいない場所にピクニックでも行こうかという話になった。 親しい友人家族に声をかけたところ、ぜひ行きたいけど昼食が心配だからラザニアを焼いていくという。我が家は、昨夜夫が仕込んだクロスタータを今朝焼いて、向かった先は廃墟となった町モンテラーノ。数年前にピクニックをした時は、1組のカップルとであっただけで閑散としていた場所だ。 しかし、考えは甘かった。 2カ月の余も家に籠ってストレスをためていたイタリア人たちは、今日は蜘蛛の子を散らしたかのような勢いで外に出てきた。モンテラーノも、かつての静けさが信じられないくらい駐車場は満車。 それでも、だだっ広…

  • Freedom!

    5月23日(土) 今日も朝から良い天気だった。 朝、夫と些細なことで喧嘩した私は、今日は開き直ることに決めた。もう我慢なんかしない。 買い物に行く。そして、雑誌を買う。今日はなにがなんでも白いご飯とお肉を食べる! おあつらえ向きに、夫は今日の夜友人の家に行くという。ばんざーい! 娘になにが食べたいか聞くと、「そぼろご飯!」と元気な返事。お肉屋さんで鶏肉を挽いてもらい、歴史雑誌を買った。私がキレたことに気がついた夫もついてきて、じゃがいもや牛乳など重いものを持ってくれた。 午後は夫が本当にクロスタータを焼き始めたので、このあたりで仲直りをしておこうと歩み寄ることにしてお手伝い。 その後は、本当に…

  • いちごのジャムの香りの中で黙考(愚痴全開)

    5月22日(金) 昨日は、姑がやってきた。 姑は夫に伝えてあったようだけど、私に言うのを忘れていたらしい。昨日は、夫が会社で今日の大学の授業のためのプリントアウトをして、そのまま日本人学校に向かって教科書をもらってきた。家族で出かけて、帰ってきて3人が三様に仕事を始めたとたんに姑がやってきたのだ。 というわけで、私はすっかりリズムが狂ってしまった。姑が来るのなら、お夕飯の支度だってそれなりに考えなくてはいけない。面倒だからお肉屋さんにでも行って…と思ってハタと気がついた。最近、姑はいベジタリアン生活をしているのだ。そうだ、モッツァレラがあると思ったら、あれもラクトースが何かが体に悪いから食べな…

  • 5月の雨

    5月20日(水) 昨年の5月は、雨ばかり降って本当に寒かった。 今年の5月は早くも真夏日を記録しているところもあるようだが、わが町はちょうど良い気温になってきた。 今日は珍しく雨。 朝、市場に行って野菜と果物を買い込んで、そのあとは家におこもり。野外の市場もマスクは必須で、以前は気軽に手に取ることができた野菜も今はお触り禁止になっている。いつものシリアル入りのパンを買ったら、「今日はね、コルネットがちょっと焦げちゃったの。だからおまけ」と3つもコルネットを袋に入れてくれる。確かにわずかに色が濃いけど、香ばしさが際立つ美味しさだった。 午後、サルデーニャでラーメン屋さんをしているカップルから連絡…

  • およそ70日の封鎖終了

    5月17日(日) 今日で、69日に及んだ全土封鎖が終わる。 昨日は、山の町も初夏の陽気となった。今日の日曜日は、姑の家を訪れたけど、ローマはもう夏のような暑さだった。 母の日に姑に贈ったアジサイを庭に植え替えるために、途中で花屋さんに寄って土を購入。花屋さんは、たいそう込み合っていた。高速道路はまだ空いていたけれど、明日からは渋滞も始まって日常が戻ってくるのだろう。 最近はベジタリアンと化している姑が用意してくれていたのは、ひよこ豆とパスタ。 食後に庭仕事をし、ジェラートを食べに行くとすでに長蛇の列。 入り口にある番号を取り、順番が来たら1人だけ入店できる。家族で訪れても、店に入ることができる…

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