見事な結晶の噂は、 隣国にも、そのまた隣国にも伝わりました。 どこかの誰かが、 その結晶を欲しいと願いました。 新国王は見せびらかすように 身に付けていましたが、 ある日それを見たとある大国の王妃が それを欲しがりました。 大国の国王は、小さな国の新国王に それを譲ってもら...
王様が過ごす牢獄に パンと水を運ぶ兵士に、 王様は今日もお礼を言います。 「いつも暖かいパンときれいな水をありがとう」 「いいえ、王様。私は運んでいるだけですよ」 「それでは、 パンを焼いて水を汲んできてくれた人にも、 お礼を伝えておくれ」 兵士は戸惑いながらも、 伝えます...
様々な大きな国に囲まれた、 ひとつの小さな国がありました。 小さな国の王様は、 日々国民の言葉に耳を傾けていました。 飢餓が拡がった時期には、 大きな国の王国たちに頭を下げて 食料を分けてもらいに行きました。 隣国の戦に巻き込まれた時期には、 自衛団の先頭に立って闘いました...
バス停で座り込み、地面に何かを書きながら 悩んでるおじさんと出会った。 おじさん、何してるの?と声を掛けると、 おじさんは人生で最大の過ちだと思っていた事が、 過ちでは無い事を証明したいのだ、と言った。 難しくてよく分からない、と返すと、 またおじさんは困った顔をして悩み始...
2017.0507 一昨日の夢を何となく記録。 街の真ん中で、ひとりの青年が 叫んでいた。 自分は22世紀から来たのだと言い、 早く何とかしないと 世界が壊れてしまうと 必死で嘆いている。 しかしせわしなく行き交う人々は、 映画の撮影か、はたまた 妄想癖の狂人だろうと、 誰...
今日、元不登校児の方々のお話を聞いてきました。 自分と違うカタチの不登校。 まあ、不登校って一括りで言われる世の中ですが。 その理由は、当然ですが一人一人違うんです。 それを知らない方の多い事多い事。 今日はその元当事者の方々のお話がとても心に響き、不登校の問題ってものの答...
2017年4月27日、一迅社より 「ぼくらのトランキライザー」の コミックスが発売されました。 「死にたい」 「だけど死にたくない」という 矛盾した苦悩を抱えた 不登校の少女、はるか。 「親を殺してきた」と 供述する謎の男、レオ。 二人の邂逅により それぞれの「歪ん」だ 人...
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