平戸海雄貴 出身:長崎 生年:平成12年 所属:境川 身長:178㌢ 体重:139㌔<立ち合い分析>代名詞は左前廻し狙い。浅い位置を引けば、頭をつけながら右を差しての速攻相撲を体現できる反面、その立ち合いには「上体を起こして反りながら前廻しを取りに行く」「アゴ
花形力士の取り口分析、幕下以下有望力士、相撲部屋ごとの特集など幅広く更新中。 「本場所中も本場所後も楽しめる」をコンセプトとして、マイペースかつストイックに我が道を往き続けます。
今回取り上げるのは7日目の照ノ富士×若隆景。貴景勝×照ノ富士同様、この一番も両者がお互いの立ち合いを分析してきた過程に興味深いものがありますので、まず初回はその点を中心に書いていきましょう。11月場所対戦前の戦績は十両時代を含めて1勝1敗(9月場所は若隆
なるべく週1くらいで書きたいと思ってはいますが、場合によっては(2)を書くまでに1ヶ月くらいかかるかもしれないので、気長に待ってもらえたら有り難いです。さっそく本題。今回から数回は横綱の不振について書かれた横審内規5条の具体的な検討を通して、「なぜ横審は
まだまだ熱戦の余韻冷めやらぬ昨日の貴景勝×照ノ富士。ここでは取組全体の感想を記すことはしませんが、本割~決定戦の立合いについて、貴景勝視点から気付いたことを纏めてみます。・本割貴景勝の立合いはの記事にある「助走を取るように小さく左を一歩出してから右で踏み
展開的には春場所と似ているのかもしれません。優勝争いは落ち着くべきところに落ち着き、いよいよ両雄による楽日決戦を待つのみとなりました。2貴景勝×××※×○照ノ富士0先場所の相撲内容はまだまだ記憶に新しく、特段の説明を要しないでしょう。また、展望と言っても
結びは敢えてやりません。だって昨日、一昨日の御嶽海が展望を書くモチベーションを与えてくれないんだもの。今日何の文句も出ない正攻法で貴景勝を倒して、その後にビッグマウスの一つでも聞かせてくれたときに(それこそ「俺は貴の反逆児」とか)、「それでこそ御嶽海!」
明日の大一番、貴景勝×志摩ノ海は十両で1度対戦して以来、4年ぶりの対戦。無駄に過去の映像を保存しているので、こういう取組もパパッと引っ張り出して確認することができます。そこそこに金はかかりますが、まぁ他に大した趣味もないですしねw貴景勝(初顔合わせ)志摩ノ
十両経験のある力士とない力士、5枚目以内にいる力士とそうじゃない力士との間には、やっぱり大きな重圧の差があるのだなと痛感させられた11日目の幕下上位。今日も2番を振り返っていきましょう。3-3武将山(突き落とし)中園4-2この日解説を務めていた安治川さん
13日目分から更新の予定でしたが、プレ的に少しずつ書いておきます。1竜電×××※××志摩ノ海0幕内で唯一の対戦は去年の秋場所。竜電は無理をせず志摩ノ海の低さに合わせられるので、志摩としてはやりづらいタイプかなと。差しにくればおっつけやすいし、突いてくれば
隔日更新、幕下上位限定という方式でもそこそこにアクセスがあってありがたい限り。幕内の更新については、今暫くのお待ちを願います。3-2武将山(押し出し)千代嵐2-3千代嵐は立ち合い左差し狙い、武将山振りほどきながら向正面側に回る。千代嵐が突き上げてからいな
寂しい琴奨菊引退のニュースなれど、関取の枠が1つ空くとあって幕下上位の力士には明確なる朗報。それも長い歴史の中で繰り返されてきた大相撲の形と言えるのでしょう。2-2武将山(叩き込み)白石3-1白石が今日も叩きで勝負を決めるか、低い武将山が落ちずについてい
琴太豪休場に伴い、(武将山の取組+)もう1番は柔軟に選択していこうかなと思います。5日目分は東洋大の先輩後輩対決をチョイスしました。1-2寺沢(押し出し)白石2-1学年は寺沢が1つ上も、腰の怪我でデビュー後およそ1年休んでいたため、白石が元年5月に三段目格
まさかの展開に動揺しきりで、更新のモチベーションが危うくなっています。。1-1寺沢(突き落とし)琴太豪0-2立合い琴太豪は例のごとく左前廻し狙いでかましていくが、当たり負けて腰が立つ。下がりながら上体を下げてどうにか左を引っ掛けるところ、寺沢反応良く右お
贔屓の琴太豪・武将山が同時に幕下5枚目以内進出、幕下上位の特集に徹するならこの場所しかないという考えに至りました。2日に1回のペースで2人を中心とした新十両を目指す力士たちの奮闘を追います。初日1-0北播磨(押し出し)琴太豪0-1立合い、琴太豪は立ち遅れ
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平戸海雄貴 出身:長崎 生年:平成12年 所属:境川 身長:178㌢ 体重:139㌔<立ち合い分析>代名詞は左前廻し狙い。浅い位置を引けば、頭をつけながら右を差しての速攻相撲を体現できる反面、その立ち合いには「上体を起こして反りながら前廻しを取りに行く」「アゴ
木竜皇博一 出身:千葉 生年:平成14年 所属:立浪 身長:177㌢ 体重:133㌔ <立ち合い分析>上体を起こして当たることもなくはないが、基本的には低くかましながら右差しを狙い、左は相手の肩口へあてがうようにする。そこから右を深く差して食い下がり、首を相手
大の里泰輝 出身:石川 生年:平成12年 所属:二所ノ関 身長:192㌢ 体重:182㌔<立ち合い分析>右を固めての右差し、そこからの猛烈な出足が幕内の土俵を席巻している。右の使い方にはそれなりの使い分けがあり、単に固めて当たり、相手の重心を壊しにかかる以外に
朝乃山広暉 出身:富山 生年:平成6年 所属:高砂 身長:189㌢ 体重:169キロ平成30年版令和2年版<立合い分析>二所ノ関親方からのアドバイスを受け、「左足を内側に踏み込むこと(※1)」と「踏み込みをコンパクトにすること(※2)」を意識しながら、立合い
去る春場所で新入幕優勝の偉業を遂げた尊富士、その15日間から本場所中に観戦記で取り上げた12番を一部手直しや補足を入れた上で再掲します。4日目 vs妙義龍 押し出し十両1場所通過の新入幕・尊富士が今場所も勢い止まらず4連勝スタート。脇腹を痛めておりいつもの
尊富士の立ち合いは予想通り張り差し。しかし、筆者の想定とは活用方法が異なっていました。筆者が描いていたのは、踏み込みながら張って中に入っていく形。しかし、尊富士が選んだのは豪ノ山の出足を止めて左四つに組み止めるため、つまり四つ相撲の力士が用いる王道的な張
ひとまず大の里×豊昇龍のみ行います。尊富士の出場が確認できれば尊富士×豪ノ山も更新予定。0大の里 ×××××● 豊昇龍1大の里の挑戦を退け、豊昇龍も2敗キープ。昨日も伝わる人には伝わるだろうというニュアンスで書きましたが、若乃花さんも指摘する通り、個人的
尊富士は右足を引いた姿勢から、一歩目の右足を(東から登場する場合は)向正面寄りへ斜めに踏み出していくようにするので、やや右からの崩しには弱く、豊昇龍としては右で張ってバランスを崩す方がプランは描きやすそう。と書いたのは12日目の見どころ記事。実際には、必
1敗 尊富士3敗 豊昇龍 大の里尊富士 初顔合わせ 朝乃山朝乃山としては、左から引っ張り込んで捕まえにいくのは避けるべき。尊富士の左は相当に固いので、右を固めていっても差し勝つのは至難の業、結果として二本差されてしまう公算がきわめて高くなる。また、尊富士
見どころ記事で「若元春が左右どちらに傾いて当たってくるか」という論点を示したのですが、尊富士もそこを考えたのか、立ち合いはフラットに両手を下からあてがうようにして立っていきました。若元春が選択したのは右かち上げ、同記事で予測した通り、この立合いでは尊富士
尊富士新入幕優勝に向けて大きな関脇戦。両大関含む3敗勢4人にとっても一戦必勝の厳しい最終盤が始まります。尊富士 初顔合わせ 若元春左四つに組めば若元春・・・というわけでは必ずしもありません。尊富士は「根が左四つ」というレベルではない専門職級の技能を持って
1敗 尊富士3敗 豊昇龍 琴ノ若 大の里 豪ノ山豊昇龍は右前に出ながら右で張って左差しを狙いましたが、この左は囮に近い役割。右おっつけで尊富士の重心が右に寄ると、豊昇龍は向正面を背にして左の力を抜きつつ右上手を探る。尊富士は嫌って腰を引くことにより、さら
德勝龍×貴景勝・照ノ富士×志摩ノ海などの過去映像引っ張り出して、見返しながら展望書いてたときも大変だったけど、純粋な初顔合わせで連日書かなきゃいけないのも難しくて連日困惑しています。尊富士 初顔合わせ 豊昇龍尊富士としては優勝に九分九厘近づけるか、豊昇龍
立ち合いは尊富士が先に仕切ってチャレンジャーとしての振る舞いに徹しました。左を先に下ろす手着きも、阿炎戦のように右手を仕切り線から遠い位置に置いて呼吸を測る仕草なく、すぐ前に体重をかけていった。ゆえに、立ち合いの瞬発力を最大限生かせるわけではなかったと思
いよいよ迎える大関戦。旋風吹きやまずか、新大関が止めるか。尊富士 初顔合わせ 琴ノ若破壊力の大の里に続いては、吸収力の新大関。今場所の琴ノ若って相変わらず突き押しの力士に強いのですが、一歩目の右足を引きながら相手の圧力を吸収し、左足前のポジションを固める
立ち合いまともに当たり合って、尊富士の左が内側から入ったのですが、大の里の当たりもやはり相当な威力、また尊富士の右足の踏み込み方にもやや無理があったため、左足が上がり腰が浮いて引け気味になり出足が止まりました。左を返している尊富士は右も入れてもろ差しとな
尊富士が勝って2差で終盤を迎えるか、大の里が勝って並走となるか。後半戦早々に大注目の一番が待っています。尊富士 初顔合わせ 大の里大の里は右を固めていく立ち合いを予想していますが、2日連続のもろ手突きも排除はできないし、尊富士の頭にちらつかせるだけでも価
いやあ、もろ手突きでいきましたね。大拍手です。立ち合いのバリエーションが多いとは言えない大の里にとってもろ手突きも堂々たる武器であるはずが、先場所琴ノ若戦の失敗で必要以上に騒がれて本人としてもその論調を認めざるを得ない状態になっていた。展望でも少し述べま
全勝 尊富士1敗 大の里2敗 貴景勝 琴ノ若 湘南乃海立合いの呼吸は想定通り。尊富士が不承不承先に仕切り、先に手を着いて待つ構図となった。ただ、阿炎もそうして上位者の特権を用いてからは駆け引きせず、呼吸を合わせて立ちましたね。立ち合いもオーソドックスなも
全勝 尊富士1敗 大の里2敗 豊昇龍 貴景勝 琴ノ若 阿炎 御嶽海 佐田の海 湘南乃海阿炎 初顔合わせ 尊富士最初にして最大の注目は立ち合いの駆け引き。尊富士は新入幕ながらに、相手に先に手を着かせたい意思を鮮明にしている力士。阿炎がそれを許容せず、しばし
西3枚目で4勝の川副が十両東11枚目で5勝の志摩ノ海(東9枚目で4勝の對馬洋)に及ばない編成方針だというのに、西4枚目ですでに3敗(2勝)している魁勝を十両力士と当てる意味よ・・・今の考え方でやっていくなら、十両力士と当てるのは3枚目以内が原則、4~5枚
今場所(もはや先場所に近いですが汗)は、5枚目以内の力士がいつにも増して奇数日に偏りがちでしたね。流石にやりすぎな感もあるというか、この日十両土俵入り前に取った千代の海×栃神山あたりは、翌日の上位5番(最後の取組)に持ってきても良かったんじゃないかと思い
大トリとして紹介するのは若乃花(花田虎上)氏の評論。着目したのは大栄翔の立合いだ。「本割は霧馬山が何をやってくるか気をつけるように、相手を見ながらもろ手で立ちました。頭から当たるしかなかった決定戦は、頭より先に手で行ってしまいました。こうなると腰も引けて2
次は本割・決定戦の2番に一定の繋がりを示しながら掘り下げている2人の意見を紹介しよう。まず玉ノ井親方(元大関栃東)は、最初の一番における大栄翔の取り口を「立ち合いの当たりも、二の矢の攻めも完璧」と高く評価しつつ「狙い通りの展開になった分だけ気持ちがはやった
霧馬山の逆転優勝で幕を閉じた春場所。今回は普段と趣向を変えて、千秋楽翌日、スポーツ紙サイトに掲載された評論家各氏の戦評を斜め読みしながら、本割・決定戦の2番を振り返ってみたいと思います。その理由および意図については、すでにツイッターでドライ@wkhgrttnm4100決
春場所の決着は、昨年同様関脇以下の2人による最終決戦となりました。間違いなく今場所、とりわけ終盤戦において際立った強さを見せている両者ということもあり、良い形での締めくくりを迎えることができましたね。6霧馬山×○●○●●大栄翔7勝ったり負けたり互角の戦績
ついに優勝争いは2人に絞られました。まずは大栄翔2敗死守の一番を見ていくこととしましょう。12-2大栄翔(突き倒し)翠富士10-4展望記事でひとつ書き忘れていたのが、手着きの先後の問題。大栄翔は9割以上が先に手を着いて待つ仕切りなのですが、翠富士戦につい
残り2日、若隆景休場は残念ですが、楽しみな2番の展望を行います。1大栄翔×××●○×翠富士1初顔の昨年秋は翠富士がいきなり左に変わっての引き落としで勝利、2度目の九州は大栄翔が見ていくところ翠富士が踏み込んでもろ差しを果たすも、大栄翔タイミング良く腹に乗
2敗 大栄翔3敗 霧馬山 若元春 翠富士11-2大栄翔(突き出し)明生4-9相手が不振の明生、立合いもまともに踏み込んできてくれる相手ということで、昨日同様、良い意味で必死になりすぎない取り口。上体を起こし気味にかまして来る相手の肩口を突き、腕を伸ばして
残り3日、いよいよ絞られてきましたね。取組編成への不満はあれど、面白い展開であることに変わりはありません。2敗 大栄翔 翠富士3敗 霧馬山 若元春 琴ノ若10-2大栄翔(突き出し)北勝富士7-5大栄翔は良い意味で必死になっていないというか、すっかり格上の
幕下の記事を場所後にやることで割り切れたから、残り5日はこっちに集中します。夏と名古屋も掛け持ちは不能に近いので、詰め込みすぎは避けて、1つ1つの中身を充実させることに努めていきたいと思います。1敗 翠富士2敗 大栄翔3敗 豊昇龍 霧馬山 若元春 琴ノ若
翠富士×大栄翔は組まれなかった(そもそも2差開いてしまった)ので、本日も熱戦続きの幕内から数番ピックアップしてお届けいたします。全勝 翠富士2敗 琴ノ若 大栄翔 遠藤6-4大翔鵬(押し出し)錦富士7-3迫力満点の体当たりで先制、錦富士が左に回り、右で張っ
良い相撲が多すぎて嬉しい悲鳴なので、つまみ食い形式で行きましょう。たぶん所要時間自体は、1番のみを掘り下げるよりもずっとずっと短く済むはず・・・普段よりもラフな書き方・見方となっている点はお許しを。5-4剣翔(押し出し)武将山4-5剣翔右から張っての左差
優勝争いに関してはまだ時間があるので、久々に珍しい決まり手を掘り下げつつ、それを決めた力士の特徴にも言及していくようなものを書きましょうか。今回は北青鵬の「波離間投げ」です。波離間投げについて、まずはお馴染みの金指基著・日本相撲協会監修『相撲大事典 第4
奇数日に対象取組6番ぶっこまれた(中日は5枚目以内力士の登場がない)ので、4番目の相撲は隔日更新とします。2-2千代の海(押し出し)颯富士3-1千代の海右で突きながらやや左にずれて立ち、左右と突き放そうとするが颯富士右足を前に配り、あてがって堪える。千代
0-7栃武蔵(寄り切り)落合6-1左四つの落合ですが、立合いのは右で突いての左前廻し狙いでしたね(踏み込み足は右のまま)。ただ、2日目玉正鳳戦で敗因に挙げ、3日目の放送で師匠の宮城野さんも指摘していた両足跳びの立合いがこの日も出てしまい、左ハズから左を差
1-2栃神山(送り出し)颯富士2-1颯富士低く頭でかまし、栃神山も頭で出ながらやや左にずれて颯富士の右を引っ張り込み、もしくは手繰ろうとする動き。颯富士右肘を固め押し付けるようにして手繰らせず、低く当たり直して右のハズを効かせて押し上げ、少し間隔があいて
6-0翠富士(肩透かし)遠藤4-2惚れ惚れするような勝ち味、流れのある相撲でしたね。立合い、先に両手を着いて待つ翠富士、遠藤にかなり焦らされたのでどうかと思ったのですが、呼吸も威力も削がれることなく低くガツンと左胸にかますと、遠藤が突いてくる手を右左と跳
1-4竜電(押し出し)貴景勝3-2この状況でも大関は冷静でしたね。立合い、睨み合って先に竜電に手を着かせると、ゆっくりと左手を着く貴景勝の動作に竜電が反応して前のめり、戻ろうと重心がやや後ろにかかったところへ踏み込んで、フワッと立った竜電の顎の下に強烈な
2-1藤青雲(押し出し)川副3-0藤青雲先に両手を着き、川副が手を着こうとするところで突っ掛けて不成立。2度目、川副わずかに早く腰を下ろし、藤青雲が両手を下ろすや否やの呼吸でパッと立って、低くかましながら左へ変わって右で叩き、左へ回りながら左を差して返し