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アルコール依存症:Nouti思考のNoutiブログ https://nouti.hateblo.jp/

塞翁が馬。Think Simple。 夫はアルコール依存症という大きな病気を患い、そして回復しました。30代、生き直しをするNouti/のうてぃが日々地面に足をつけて平安と落ち着きを大切に生活をする日々。

アルコール依存症の夫を持つ妻Nouti/のうてぃのブログ。アルコール依存症と真正面から向き合った日々を書いています。

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2017/04/05

  • アルコール依存症の身体は火が付きやすいです。

    アルコール依存症の家族で、 アルコール依存症を怒らせ続ける人がいます。 以前のブログでも書きましたが、↓↓ nouti.hateblo.jp アルコール依存症者の、アルコールランプに、 点火し続ける家族です。 心当たりありますか。 アルコール依存症者は、身体がアルコールでプカプカの状態なのですが、 そのアルコールボディーに、家族は点火し続けるんです。 馬鹿という人が馬鹿とか、 怒る人は怒りたいから怒るとか、 それこそ、心理学では、怒らせるなどなく、その人が怒りたいから怒ると説明しているものたくさんあります。 でも、そうやって、怒っている人は、怒っている人の問題だよね~ ってしても、確かにいいの…

  • 【Noutiのこと】過去を振り返って

    最近しばらくブログから離れていて、 Twitter ばかり更新していました。 私はTwitterを更新してる時に、なぜかふと、この日本の中に、世界のどこかに、今アルコール依存症の夫を抱えていて、死にたくなるくらいの気持ちの人がポンと心に浮かんで、その人には直接会えないし、どこにいるかわからないし、どんな形なのかも全然わからないけれども、でもなぜかその人に対して声をかけたいという一言がぽーんと浮かんできます。 アルコール依存症の家族の中には、それほど悲惨で、地獄のような生活ではなく、まあまあ夫は確かに依存症だけど、まぁまぁ私はうまくいっているという方もきっといらっしゃると思います。 ただ、私の場…

  • 自分の中に湧いてくる感情に対して、自分で自分をジャッジしないということ

    私の夫は、私と比べて非常に経済的に寛大であるところがあります。 それは夫の良いところであると、頭では理解しつつも、それでも夫婦という関係の中で、経済を共有しているわけですから、夫の寛大さについていけない、あまり理解ができないということもあります。 そして同時に、夫の経済的な面での寛容さについて、自分が心の中で、ジャッジをしたり、ケチケチした思いを抱いてしまう…そのようなことに嫌気を感じてしまうことがあります。 先日夫と温泉プールに行ったのですが、その時、私たちは持ち合わせの現金が大きめの紙幣しかありませんでした。夫が紙幣を出した時に受付の女性がレジや金庫を色々と見ていて、結構時間がかかっている…

  • アルコール依存症者との喧嘩が絶えない家族へ

    アルコール依存症者と喧嘩をするということは、結構な確率で頻発するものだと思います。 あまりにも理不尽な態度や、暴力的な言動、酔っていなかったら絶対しないような様々なことが、アルコールという性質によって、人格が破壊され、その破壊された人格と対立しあうということ…これはとても苦しいことです。 アルコール依存症と対立しあう原因の一つに、責任問題があります。つまり、どちらが悪いかをはっきりさせたいという欲求が生み出す問題です。 アルコール依存症者は、常に絶えず、凄まじいほどの自責の念を抱えています。家の中ではまともに過ごせず、子供ともまともに会話できず、妻は自分に対して毎日ため息をつき、収入はアルコー…

  • どうして依存症になったかを調べている家族へ

    アルコール依存症者がどうしてこのような病気になったかということを、はっきりと説明できる人は、誰もいないということを、家族はしっかり理解していくことはとても大切です。 どこかに答えがあって、どこかにはっきりと原因を説明してくれる人がいて、そしてどこかに明確な解決策があると信じていると、私たちは完全にこの病気の迷路のような、堂々巡りのループにはまってしまいます。 アルコール依存症になった理由は、様々であり、一人として同じ人間がいないように、一人として全く同じ原因で依存症になった人がいないんです。 どうして、あの人は癌になって、どうして、あの人は癌にならず、そしてどうして、あの人の癌は乗り越えられた…

  • 慣れきった習慣を見直し成長していく

    アルコール依存症者と長く生活をしていると、アルコールという明らかな問題が、目に見える形でいつも存在しているので、常に相手の問題に目を向けてしまい、自分の中に起きるありとあらゆる問題を、簡単に相手のせいにしてしまうことにすっかり慣れてしまいます。 習慣というのはありとあらゆることに適応され、段々と自分自身の問題を自分がしっかり受け止める代わりに、人のせいにし、自分を被害者に仕立て上げてしまうことがあります。 私の中の問題の一つは、私は常に注目されるべき存在であり、夫は私のために一生懸命動かなくてはいけなくて、夫は常に私の要求を答えなくてはならず、そして私の不満足にさせるような、ありとあらゆる行動…

  • 不満の爆発

    しばらく体調が不安定な時期を過ごしていました。体調と気分は比例するなと思います。 体調があまり良くないと気分もあまり良くない… これはとても自然なことなのに、体調が良くないときに少し気を遣うような関係の中に時間を過ごすと、体調が良くなくても良いように振る舞う…つまり、そこに我慢というものが生まれます。 そして気づいたことは蓄積された我慢は何らかの形で必ず爆発するということ、爆発できる要素を捕まえたらここがチャンスと思って爆発します。 1週間ほど前、夫にかなりイライラしたのですが、私がイライラした時、その瞬間の夫にイライラしたというよりも、我慢が先に私の中にあって、それがきっかけを得た瞬間、爆発…

  • 非常に真面目すぎた私ーZoomを繋げます

    私の中の感覚的な経験ですが、アルコール依存症者の家族は、真面目な人が多いなあと思います。 基本、世話好きというか、自分が何とかしなくてはならない、しっかりしなくてはならないというふうに考える人が多いなと思うんです。 でも、病気があまりにも悲惨というか、あまりにも理不尽というか、あまりにも重すぎるタスクだから、それにどうしてもついていけない…ギブアップしようとする自分を必死で止めてしまう…本当はもう全てを手放して、もう知らない、私には無理、何もできないです…ってなればいいのに、その ラインまでいくのがなかなか難しいというのが私の感覚です。 実際、自分もすごく真面目だったし、すごく真剣に、何とかな…

  • 依存症者から言われたひどい言葉に傷ついているあなたへ

    アルコール依存症という病気の症状の一つに暴言があります。 何をもって暴言というのかは、人それぞれですが、おそらくあなたが暴言だと思うことは、100%暴言です。またアルコール依存症者と日々生活をしている中で、あまりにも理不尽な言葉を言われることに慣れてしまうと、他の人が聞いたら明らかに暴言と思うようなことも、暴言と認識しなくなってしまう程に麻痺してしまうことがあります。 なのでアルコール依存症と生活しているという時点で、自分が暴言だと思うことは疑いもなく、100%暴言だと思っていいですし、またこれ暴言じゃないのかな?っていうふうに思うようなことも、おそらくほとんどの場合、暴言です。だから相手のこ…

  • 【メッセージから】夫のお小遣い制について

    個別メッセージを頂きました。 夫がアルコール依存症です。入院したりもしましたが、結局断酒はできず、仕事には行ってますが最近またまた連続飲酒になり仕事も休んでましたが今日「仕事(現場の作業)に行くのに手持ちのお金がないと困る 」とヤイヤイうるさくいってきます。一応毎月のお小遣制でそれは今回の正月の連続飲酒で使ってしまってて、主人のペイペイをロックしたのですがそれを解除しろとうるさく言ってきます。「自分の金を自分で好きなように使って何が悪い!」だそうです。Noutiさんはご主人さんのお小遣いなんかはどうされていましたか? Y さんメッセージをありがとうございます。 まずご質問に最初に答えさせてもら…

  • 人の言動や感情的なことに反応しやすく、問題をすぐに処理したがる衝動について

    私は、人の言動や感情的なことに反応しやすく、何か起きると、すぐに問題を処理しないといけないと思ってしまう傾向がありました。 ありましたと過去形で書いていますが、今でも十分すぎるほどあります。 ただ、夫が飲んでいた頃は、夫の言動や感情的なことに、非常に反応しやすかった原因が、「夫がアルコール依存症」だからと思っていましたが、今も、全然違う他人に対して、そういうところがあるなということを自覚する時に、夫がアルコール依存症だったからじゃなくて、元々私の気質にそういうところがあったんだと気付かされます。 基本的には、人の目をよく気にしてしまう人間です。 なんでかなと思うと、やっぱり劣等感が強い、自分が…

  • 自分に都合のいい解釈をすること

    自分に都合のいい解釈をすることには2種類があると思います。 それは、他人を変えるためと、自分を変えるための2種類であり、そこには大きな違いがあると思います。 夫が飲んでいた頃、私はこんな自分に都合のいい解釈をしたことがありました。 結婚すれば変わるだろう・・・、 私が家を出れば変わるだろう・・・、 私がここまで辛いということが分かれば変わるだろう・・・、 などと、自分に都合のいい解釈をよくしていました。 その目的は全て、「夫を変えること」でした。 人を変える、人をコントロールしようとする、私の本来力が及ばないことに対して、都合のいい解釈をした内容は、ことごとく裏切られました。 事実として、 結…

  • いつも落ち着いて笑顔を絶やさないこと

    私の今の課題は、 いつも落ち着いて笑顔を絶やさないこと だなと思います。 いつもというと、完璧主義の私は、言葉通り本当にいつも?100%?なんて考えてしまいそうになりますが、決してそういうことが重要ではなくて、少しでも落ち着いて、笑顔でいる時間が少しずつ増えたな〜と感じられるような日々を送ること・・・という理解でいいかなと思います。 たまに、パソコンに向かっている時、何かをしている時、自分の思い通りにならないようなことがあると、私はすごい顔になっていることがあります。 鏡を見ているわけではないので、実際にどんな顔かはわからないのですが、何かをしながら、 「もし鏡があったら、きっと今、すごい顔(…

  • 依存症者の言動に落とし所(納得感)を見つけようとする家族

    アルコール依存症者が、自分のなすべきことを知っているかということについて、答えはイエスであり、ノーであると思います。 家族は、アルコール依存症者が、本人がなすべきことを知っていながら、できないとみることもできるし、そもそも本人がなすべきことを、本人自身がわかっていない、知っていないとみることもできます。 家族は、どうして、アルコール依存症者がこんな自己破壊的行為を続けるのかを、全く理解できなくて、どうにかして、自分の中で落とし所を見つけようとすることがあります。 その中には、「彼は病気なんだ。本当はやめたいのに、やめられないんだ。」「彼は、そもそも断酒したくないんだ。お酒を飲みたい、飲みたい理…

  • 「見捨てられない」性質の裏にあるもの

    最近、Twitterの更新ばかりしていて、ブログを全然書いていなかったのですが、ちょっと文章で書きたい思いが出てきたので、今日はブログに起こそうと思います。 私の性格というか、性質というか、習性というか、言葉はよく分からないのですが、特徴の一つに「見捨てられない」というのがあると思うんです。 これはどういう意味かというと、「(感情的に)見捨てられない」という意味です。 人に対して、たとえ距離を持ったり、もう関わるのをやめようと思っても、なぜかしばらく経つと、自分から寄っていく自分がいたり、心の中では、結構その人のことを考えたりするんです。 職場の人とか、友達とか、家族とか親戚に対しての私の反応…

  • 夫が断酒しているから、平安なのか

    今年になってからの、ブログの記事は、調子のいいことを書いているなと思います。色々な考えが浮かび、色々な思いを言葉にしてきましたが、正直心の中で、それも何も、 「結局、夫が飲んでないからでしょう!!!」 という思いがちらつきます。 何やかんや言って、夫が飲んでないから、穏やかなんでしょう、夫が飲んでないから、平常心なんでしょうと言われれば、 確かにそうだと思います。 私の平安の源が、夫の断酒に、あるかないかといえば、あると思います。でも、一方で、それだけじゃないと言いたい自分もいるんですね。 どうしてそう思うかというと、夫の断酒に、自分の平安を委ねたくないという思いだと思います。 そして、断酒と…

  • 月が巡ってくるから、記憶が蘇る

    Twitterでつぶやきたいと思ったのですが、字数制限かかかって、うまく言葉にできないので、こちらで。 正直、アルコール依存症との記憶は、うっすらしつつあります。私がブログで書き続けてきた、血生臭いことや、地獄のようなことも、もう過去というか、 あれ?何だっけ? という感じになるのですが、 でも、 月(毎月のこと)が巡ってくるんですよね。10月、12月とか、その月のことです。 この月が、思い出させることがあるんです。 あ、10月のあの日、ああだったとか・・・。 だって、12回もありますから。 ちなみに、9月とか、10月、少し重たい月の分類なんです。私の中で。 いつか月が巡っても、何も思い出さな…

  • 過去に執着して苦しんでいた2、3日

    過去を受け入れられない、 というのは、本当に非生産的で、 コントロールできないものをコントロールしようとし、 本当に意味がない ことだと思いつつも、そう簡単に切り離せない日が2、3日続きました。 でも、2、3日で、今こうして回復しているから、まあまあいいかなと思っています。 昔だったら、1週間くらいかかっていたかもしれません。 2、3日も今はそれなりに長い時間だと思うので、 できれば1日、いやもっというなら、数時間で回復したいなんて思っちゃうけれど、 でも、これは時間じゃなくて、結局、その過去に対する出来事の解釈の重さに比例するんだから、まあ、仕方ないことでもあるなと思います。 そう考えると、…

  • 10月に入って

    10月に入りました。 10月は、私にとって、特別な思いのある月でもあります。 そして、いよいよ今年も終盤に向かっているという感じを思い出させる月でもあります。 2022年は、言葉通り、本当に色々なことがありました。 変化がありました。 嬉しい変化も沢山ありました。 でも、とっても悲しいこともありました。 私は・・・私はというよりも、人は誰でもある程度そういう思いがあると思うんですけれど、 「失いたくない」 という気持ちがすごく強いんですね。 一度手にしたものは、失いたくない と。 そんな思いと深く向き合わされる1年でもあったと思います。 秋になって、外に涼しさを感じます。 このまま月日が流れて…

  • 人と比較する癖を改めたい

    人との比較というのは、私はまだまだしてしまうところがあって、 でも、もう本当に解放されたいなと心から思いました。 なぜ人との比較をしてしまうかと言ったら、 まあ、きっと現在の自分に自信がないからだと思います。 自分に自信がない時、不安な時こそ、 そんな時こそ、 人との比較をしてしまう という恐ろしい方程式が私の中にあるような気がします。 本当は、 そんな時こそ、 自分を大事にする時なのに。 人との比較をしてしまう時は、 「このままではいけない」 と感じる時が多いなと思います。 ただ一方で、 人と比較することで、 「このままではいけない」 と感じるのがより強くなってしまいます。 だから、どっちが…

  • 見て見ぬふりをする

    他人の問題を見たときに、 口を閉じられるか、閉じられないか、 ということは、関係性において、とても大きな分かれ道だと思います。 私の中にずっとあったものとして、 「見て見ぬ振りができない」 というものがありました。 衝動にも近いもので、問題を見た以上は、 何らかの形で、言葉にしないと気が済まないという思いがあったのです。 それは偽りの正義感のようなものだったかもしれません。 なぜ偽りというかというと、結局は、他人の問題を指摘して、 自分の同じような問題は見ずして、他人を責めて、 結局は人間関係を破壊するような道に繋げていたからです。 そこに平和はなく、破壊でした。 私は、 「見て見ぬ振りができ…

  • イライラしたっていいの

    昨日は、寝る前にイライラしました。 あ、イライラしているな〜と思ったのですが、一番私をイライラさせたのが、 「なんで私イライラしているんだよ!」 という、イライラしていることにイライラしているということでした。 こういうのが良くあります。 怒るのもいい、悲しむのもいい、なのに、 「なんで私怒っているんだよ!」 「なんで私悲しんでいるんだよ!」 って、自分の感情を素直に受け入れないときに、私は、よくない状態の方に進んでいきます。 なぜ現実が、受け入れられないかというと、それもまた奥が深くて、 まず一つが、目の前に起きていることを、とてつもなく悲惨なことだと「大袈裟」に捉えてしまうこと、 そして、…

  • 日々起きてくる全てのことに対して戦わない

    毎日出会う、日々の些細なことに対して、全て正面から戦う必要がないのだと気づくまで、私にはずいぶん時間がかかりました。 昨日「反応的」について書きましたが、私は起こってくる出来事、全てに対して、反応し、対応しなくてはと思い、自分のエネルギーを些細なことにどれほど無駄遣いをしていたかと思います。 どうでもいいことにエネルギーを注ぐことは、重要なことに注ぐ力を削いでしまいます。 大切なことは、どうでもいいことはどうでもいいことにする。大切なことを大切なことにする。ということだと思います。 そして、私がどう足掻いたところで、コントロールできないことは、一見重要に見えても、「どうでもいいこと」とする勇気…

  • 反応的な生き方を改める

    アルコール依存症とかかわる中で、鍛えたい筋肉というか、この考えがすごく大切だなと思うことが、 「他人がすることによって、自分が不安定になることを、自分で受け入れない」 ということです。 要は、「反応的」にならないということです。 他人の信号が赤信号になっていても、自分の信号が青信号なら、進む。 他人に影響されるな 他人に振り回されるな ということです。 言葉でいうのは、すごく簡単だけど、実際に実践するのはすごく難しいことがあります。 配偶者関係の場合は、夫は私にとって生活環境を共にするパートナーです。 同じ家に住みます。 同じ冷蔵庫を共有します。 同じ洗濯機を使い、 同じ玄関から出入りするんで…

  • 過去の写真を見ながら過去を肯定する

    携帯の中に入っている写真が、あまりにも膨大で、毎日暇な時に、チェックして、削除するのを続けています。 そうすると、昔の夫の写真を見るのですが、今改めて、まじまじと見ると、 「辛そうだな。」 と感じます。 写真なので笑顔であっても、その奥底にある悲壮感が、なんとなく、顔の表情から伝わってきます。 と同時に、私も、すごく荒々しくて、大変だった日々を思い出します。 そして、よく生きてきたな・・・と思うわけです。 色々あったけれど、私は本当に、「よくここまで生きてきた」と、自分を誇りに思うというか、労わる気持ちがあります。 そうやって、自己肯定をしています。 そうやって、夫を肯定をしています。 過去を…

  • 夫を尊敬するという決断

    私は、飲んでいる彼は「尊敬できない」けれど、「飲んでいない彼」は尊敬できると思っていました。 ただし、この基準は、「飲んでいる」「飲んでいない」に留まらず、あらゆるところに適用され、それは際限がありませんでした。 私は、怒る彼は「尊敬できない」けれど、「怒らない彼」は尊敬でき、身体に良くないものばかり食べる彼は「尊敬できない」けれど、身体に良いものを食べる彼は、「尊敬できる」、毎日目覚ましを止めて、二度寝し続ける彼は「尊敬できない」けれど、目覚ましよりも先にパッと起きて、1日を始める彼は「尊敬できる」などなど。 もう、書き出せばキリがありません。 私は、常に〇〇の条件のもとでは、「尊敬できる」…

  • 内なる不安を誰かに解消してもらいたかった私

    夫が自分の望むことを、自分が望む通りのタイミングで、自分が望むようにやってくれない時に、私は夫に、催促したり、小言を言ったりしていました。 と同時に、本当は催促したり、小言を言ったりしたくはなく、「夫のタイミングで、したいようにすればいいのよ〜」的な余裕を持ちたいと心の片隅では思っていました。 それなのに、どうしてあまり自分が望まない自分をやってしまうのかなと考えた時に、その心の奥底には、 不安 が存在していました。 私は、夫が私の望むタイミングで動いてくれ、私が望むようにやってくれることで、 安心 を得ようとしていました。 自分の内側にある不安を、自分の外側からの安心で、消そうとしていたんで…

  • 治せると思っていたアルコール依存症に対して、助けを求めた

    アルコール依存症という病、 この病はとても大きな病で、 「助け」が必要な病なのですが、私は随分と長い間、「助け」を拒んできたなと思います。 なぜか拒んできたかというと、それは私の中に勝手に見い出してしまった、 「全能性」 なんですね。 なぜか力があると思ってしまったんです。この病を、克服できる。 この家族の問題を何とかなかったものにできる。 その力が、この私にはある!!!! という、そんな勘違いをしてしまった訳です。 他人の病に対しても、まるで神のように、自分にはできる、自分には力があると、 思ってしまった訳です。 その結果、どうなったかというと、まあ、自分も随分とこの病に翻弄され、 影響され…

  • ゆっくり回復を見守ります

    長い間、アルコール漬けの生活をしていた人が、いきなりアルコール断ちをしても、神経が色々とやられているそうで、回復まで年単位で時間がかかるそうです。 断酒から3年以上とかよく言われています。 うちの夫の場合は、継続断酒から間もなく1年という段階なので、まだまだ回復途上です。 最初の頃は、私は、断酒=元に戻ったみたいな感覚を持ってしまい、一気に色々なこと要求をしたりして、沢山失敗しましたけれど、今はだいぶ、回復中の自分であると同時に、回復中の夫を客観視できるようになったかなと思います。 この1年を振り返っても、夫はかなり変わりました。緩やかではあるし、もちろん、アップダウンもあるけれど、確かに回復…

  • 他人の行動や言動に反応しやすい自分

    私の中にある、「反応の仕方」に、 他人が不機嫌な顔をしていたり、イライラしていたりすると、自分まで心がザワザワするというのがあります。 夫に対してだけでなくても、他の人に対してでもです。 ただ、うまくいった例もあります。 先日、仕事からお腹を空かせて帰ってきた夫は、少しイライラしていました。 その日は家でグリルをする予定だったのですが、私の準備が遅いとか、まだこれができていないのとか、やたら当たってくるんです。 しまいには、お肉に塩胡椒を振ってないことにイライラして、お肉をボーンと机に音を立てて置いたりしていました。 私はできる限り、 「のらない」 ようにしました。怒りにのらないようにするんで…

  • 感情を麻痺させて自己防衛してきた日々

    アルコール依存症の夫が、アルコールを飲んで、感情を麻痺させるように、 私の場合は、 「期待しない☟」「希望を持たない☟」 ことで、感じない努力をいつの間にか持っていました。 行き場を失った感情は、ある日突然、爆発し、結果的には、感情のジェットコースターに巻き込まれることもしばしばありました。 そして、ジェットコースターは疲れると知った後は、不快感情を、すぐさま打ち消す方法もいつの間にか習得していました。 それは、 嫌だな〜 と思った瞬間に、一気に自己防衛に走るんです。 傷つけられそうだなと察したら、一気に傷つけるんです。 そうやって、自分の感情と向き合わないことをずっと続けてきたなと思います。…

  • 自分が怒ることで相手を変えようとしていた!?

    自分が怒ることで、相手を変えようとすることを、私は夫が飲んでいた頃、よくしていたと思います。 私が、とてつもなく怒る・・・限界まで怒ることで、 「私、もうこれ以上、無理なのよ!!!!」 と夫に示すんです。 すると、夫が、 さすがにやばいな! と思ったのか、何かしらの・・・もちろん、大小あれど、何かしらの行動をしたりするんです。 例えば、皿洗いを始めたり、洗濯機を回したり・・・お酒の空ボトルを捨てに行ったりするんです。 本当に。 すると、私の気持ちは、 へえ〜夫、やるじゃん って少し収まるんです。もう、めちゃくちゃ単純です。 そして同時に、しめしめとなっちゃうんです。 それは、心の奥底で、 限界…

  • 「夫ほど私は悪くない!!!」と考えることで・・・

    アルコール依存症の夫がいる時に、よく思っていた思考が、 「夫ほど私は悪くない!!!」 の考え方でした。 夫がはちゃめちゃなことをすればするほど・・・ 「夫は私ほど悪くない!!!」 の思考がより強固になり、より確信に変わりました。 でも・・・ 実は、 「夫の方が私より悪い!!!」 と考えることで、どれほど私が、勝者の味を噛み締めていたのか、 それによって、どれほど私が自分の劣等感と向き合わずに済んだか・・・。 私だって、それなりに得してたってことです。 結局、自分のために、都合のいいように相手を悪役にし、 都合のいいように利用していたってことです。。。。 反省!

  • 「病気だから仕方ない」という考え方について

    私は、アルコール依存症の夫に対して、長い間、 「病気だから仕方ない」という考え方を持つことができませんでした。 アルコール依存症は病気だと知ってからも、そのような考え方を持つように対して、 頭では努力しましたが、腹に落とし込むことがなかなかできませんでした。 なぜ、それができなかったかというと、私が、この 「病気だから仕方ない」という考え方に対して、とてもネガティブな解釈をしていたからです。 私にとって、「病気だから仕方ない」という考え方は、 諦めであり、絶望であり、現状が良くならない という意味でしかありませんでした。 これが私の解釈でした。 私の中には、絶えず、病気に勝たなくては、病気を乗…

  • 現在の葛藤〜なかなかしてくれない書類手続き

    私は一つ、夫のやってほしい書類関係の手続きがあるのですが、夫はいつまで経ってもやってくれません。 実は、今年に入ってからも、もう何度も何度も催促しているのですが、なかなかやってくれません。 夫は職場でやる必要のある手続きであり、催促した時は、「今日も仕事がこんなに大変でできなかった」的なことを言ってきます。 私は、いつも、それは優先順位の問題だと思ってしまいましたが、そうやって彼をジャッジしたりしている自分もあまり好きではありませんでした。 飲んでいた頃の夫に、絶えず「やめろ」と言い、飲まなくなった夫に、絶えず、「やれ」と言う。内容は違えど、私の行動というか、パターンは同じだと気付かされます。…

  • 夫の変化が「自分の時間」を増やしてくれたわけではなかったこと

    アルコール依存症の夫が、ソーバーになったことで、一番大きく変わったことは、「自分の時間が増えた」ことだと今まで私は思っていましたが、 アルコール依存症の夫の変化によって、「自分の時間」が増えたのではなく、私が単純に、問題に対して、首を突っ込む時間を減らしたから、その分の時間が浮いただけでした。 物理的に夫に構うことはなくても、絶えず、これからの結婚生活のことで悩んだり、将来のことで悩んだり・・・そんなことに頭を使っていましたから、机の前で、椅子に座って、何をしているわけでもないのに、時間ばかりが過ぎていくということがよくあって、結果、私の頭の中で勝手に、「ああ、夫のことで、忙しい、休む暇もない…

  • 夫の働き方に口を挟みたくなる自分に向き合う

    私は、夫が働きすぎであることをいつも、気になっていました。夫が始業時間よりかなり早く会社に行き、人の失敗を全て自分が負い、人の仕事の分までやる・・・実際の職場を見ているわけではないので、何とも言えないですが、夫の話を聞く限り、私はいつも、彼は働きすぎであると思っていました。 次第に、この思いはイライラに変わり、もっと他に優先にしてほしいことがあるのにという不満に変わり、いつしか夫の働き方に口を出すようになりました。 夫の職場という、全く見たこともなければ、一切私のコントロールが及ばないところに対して、夫に圧力をかけ続けていたと反省します。 夫がどのように働くことは、夫が責任をとるものであり、妻…

  • 12ステップ〜ステップ1「無力を認める」

    AAの12ステップにある、第1のステップは、 「アルコールに対して、無力であることを認めた」と書いてあります。 この第1ステップについて、3つの視点から考えてみようと思います。 1.無力とは? 2.認めるとは? 3.認めた後はどうする? 1.無力とは? 無力とは、言葉通り力が無いということです。無いわけですから、ほんの0.01%も無いんですね。微塵もない。米粒ほどもない。ということです。 この力が無いというのは、普通に聞くと拒否反応を示します。Noutiも拒否反応を示しました。「力が無いわけが無い!」と思っていましたので。 私の言うこと、やることによって、お酒なんて、簡単に追い出せると本気で思…

  • 過去の振り返り(2)

    過去の振り返り(1) 〜〜 結婚式当日の日、夫はお酒を飲みませんでした。前日は夫は両親と過ごし、私は自分の両親と過ごし、お互いに全く会っていないので、前日がどうであったかは分かりません。 少なくとも、結婚式の当日も、翌日も、彼の周りからお酒を見ることはありませんでした。でも、後々結婚生活を送っていく中で、私が知ることになるのは、彼は、1週間くらいの断酒はその気になればできるということでした。 結婚してからも何度も1週間程度の断酒は、見てきました。 結婚式当日の私は、感情的にも高まっていたし、お酒のことを考えることなどほぼ皆無でした。でも、今振り返ると、あの時、「結婚がきっかけで、お酒もやめてく…

  • あまり気にしないこと〜1ヶ月後気になる?

    過去の振り返り(2)を昨日に引き続き、書きたいと思っていましたが、タイトルの内容について、ちょっと気持ちが湧いてきたので、先にこちらを書くことにしました。 あまり気にしないということは、アルコール依存症者と生活する上でも、また自分自身の毎日をより充実させるためにもとても大切だと思っています。 私は、細かいことに、些細なことに「イライラ」したり、えっ?それおかしくない?と人を「ジャッジ」したり、なんであの人はああなんだろうと、他人の性質や行動について、頭を使うということを沢山してきました。 こういう考え方が習慣になってしまっていたので、未だに回復中です。ただ、今すごく助けになっているのは、私は、…

  • 過去の振り返り(1)

    アルコール依存症の夫に構っている間、私はとても忙しかったです。そして、同時にその忙しさは私にとってとても都合がいいものでした。自分のことに取り組むことから逃げられたからです。 私はちょうどフリーランスで仕事をするために、会社勤めをやめ、時間をもっと自由に活用しようとしました。また会社を退職してから、しばらくして、夫と婚約しました。この人と将来一緒になるだろうと思っていたので、結婚のことも考えると、今後夫との生活に柔軟に対応していくためにも、フリーになって、私が自由に働ける環境を整えようとしていました。 しかし、フリーで働くと言うのは、会社員より、比べ物にならないほど、「自分」が主体的に動く必要…

  • 「期待しない」生き方を変えていく

    私の中で、アルコール依存症と長く過ごしたことによる、病的な考え方の一つに、 「期待しない」 というものがあると思います。 あまりにも、依存症者に期待し、裏切られてきた経験を、本当に、超がつくほど何度も繰り返してきた結果、本能的にか、自己防衛的にか、 「期待しない」 選択をとることによって、自分を守る術を得てきたように思えます。 私の素質として、元々あった楽観性や明るさという性質が、少なからずこの病気の影響を受けてしまったと思います。 もしくは、アルコール依存症者と長く過ごすことによって、自分の中に既に形成しつつあった恐れや不安に対する対処法が、顕在化し始めたということもできるかもしれません。 …

  • 過去の写真を削除しながら

    iPhoneの写真があまりにも多いので、毎日削除しながら整理をしています。同じ携帯をすごく長く使っているので、2016年からの写真が入っていて、かなり過去の写真を最近よく見ています。 すると、アルコール依存症の夫が飲んでいた頃の、大変だった日々の、写真の1コマのを見たりすることがあります。 写真は一瞬だけれど、その背後にあるエピソードや感情をふっと思い出すことがあるんです。 ただ、この整理をやっていて、ネガティブな思いは全くなく、ただ湧いてきた思いは、 「よくぞ頑張って生きてきたな。こんな大変な試練をよくぞ乗り越えてきたな。」 という自分への労りと褒め言葉でした。 夫が飲まなくなった日々に、改…

  • 思い通りにならないことにイライラするについて

    アルコール依存症の夫とと過ごしている中で、すごく自分の中に明らかになった性格の一つに、 「思い通りにならないからイライラする」 ということがあります。 でも、こうやって書くと、このことは、アルコール依存症云々一切関係なくて、生まれた時から、赤ちゃんの時から、この性格というのは誰でも持っていたものです。 「ミルクが欲しいのに、ミルクが来ないから、泣き喚く」 こう書いたら、別になんか特別なことではなく、よくあることだとすぐに分かります。 ここで注目したいのが、 「思い通りにならないからイライラする」 というのは、赤ちゃんと何も変わらないということ、つまり精神的な意味においては、赤ちゃんと同じような…

  • 「もうダメだ」「全て終わりだ」の気持ちについて

    アルコール依存症の夫と生活する中で、「もうダメだ」「すべて終わりだ」と思うことが何度かありました。 でも、今は「もうダメだ」「全て終わりだ」と思うほどまで、我慢しないことを学んでいます。 「もうダメだ」「全て終わりだ」と思う段階までいくと、その先にとる行動がとても極端になることがあります。 そして、極端な変化というのは、人間というのはそもそも変化をあまり好まないようにできているらしく(好奇心旺盛な私ですが)、精神的なダメージが非常に大きいそうです。 「もうダメだ」「全て終わりだ」と思ったら、瞬間的に、感情に反応するのでなくて、「よくもここまで頑張ってきたものだ。」「普通なら、もっと途中で投げ出…

  • 【メッセージから】過酷な環境からの依存症

    メッセージを頂きました。 初めまして。こんにちはnoutiさん。うちのダンナは依存症です。ずっとお酒大好きではあったのですが数年前過酷な環境での単身赴任と上司からのパワハラその他いろいろ(病気も)で、依存になったと思っています。このままではこの人駄目になると思い仕事を辞めさせ家に帰ってきましたが、止めても怒っても泣いても酒を飲みます。わたしが仕事に行ってる間にぐでんぐでんになるまで飲みます。しらふの時に話し合ってもう飲まないと約束してもダメ。大げんかしてもダメ。仕事中に早退して家に帰り飲んでる現場を押さえて問い詰めてもそのときは謝るか暴れる。翌日は同じ。酒を薄めたり捨てたりしてもダメ。毎日空き…

  • 酔っ払いはくつろぐな!

    アルコール依存症者が、酔っ払っているときに、しない方がいいことは、 極端に無視すること 極端に構うこと だと思います。 私は常にこのどちらか、極端な行動に出ていました。 極端に無視すると言うのは、自然な無視では無いので、怒っていることが、身体中から滲み出ているんです。 無視する私をよく見て!というメッセージがどこかしら、出ていたと思います。 そして、極端に構うことは、決して、ベタベタするとか、優しさとかそういうものではなくて、あれこれ聴いたり、あれこれしてと命令したり、意見をしたりと、相手をそっとしておかないんですね。 私の中に、 酔っ払いはくつろぐな! みたいなのがありました。 酔っ払いのく…

  • 聞くと言うこと

    私は、人の話をちゃんと聞く人かと言われれば、正直怪しいところがあると思います。 自分のマイルールで、とにかく「割り込まない」ということだけは徹底しているつもりですが、「割り込まない」だけが、聞いていることになるかといえば、全然そんなことなくて、確かに、割り込んではいないけれど、黙って聞いてはいるけれど、それでも随分と聞いていないなと思うことがあります。 夫に対しては、夫の話を聞きながら、もう次に自分が言いたいことを考えているんですね。頭の中では、次のことしか考えていないから、夫のことを聞いていると言うよりも、むしろ、「待っている」状態なんです。 そう、話が終わるのをただ待っているだけなんですね…

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