昔から、私は何かに夢中になって一生懸命になっているときに、突然虚無感に襲われることが度々ありました。そして最近またその頻度が高くなっているようです。 すぐに放置状態になるブログも、頑張って継続しようと心に決めたばかりというのに、早くも虚無感に襲われています。 太宰治の「トカトントン」という短編小説をご存じでしょうか? 時代は太平洋戦争直後。 主人公の青年が、何かに一生懸命になっていると、突然どこかから「トカトントン」と金槌で何かを叩く音が聞こえてきます。すると、今までの熱い情熱がすっと醒めてしまうのです。そんな事が何度も何度も起こり、その悩みを作家への手紙に記します。 20歳前後の若かりし頃に…