上州の「寅」(40)ハチと自然
上州の「寅」(40)オリーブの栽培が本格化したのは1908年(明治41年)。日露戦争に勝利した日本政府は、北方漁場の海産物を保存する方法として、オリーブオイルを使用したオイル漬けに着目した。オリーブオイルを生産するため、農商務省がオリーブの試験栽培を開始。香川・三重・鹿児島の3県が栽培地として指定された。その中で香川県の小豆島のみが栽培に成功した。1911年(明治44年)。74㎏の実を収穫することができた。小豆島の気候が地中海沿岸とよく似ていたこともあるが、技師たちのたゆまぬ努力が実を結んだといえる。3年後。オリーブ栽培が島全体に普及した。いまに続く栽培の礎が築かれた。「なるほど。それでこの島がオリーブの島になったのですか。で、ご老人はこの小豆島で日本ミツバチを飼う元祖になったと伺ったのですが、なぜハチ飼いをは...上州の「寅」(40)ハチと自然
2020/10/28 17:58