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気ままに風の跡 by樋口友治郎 https://blog.goo.ne.jp/tomozirou-h

日々は風のごとく吹き抜けてしまうから、そんな風の跡を刻んでいきたい。気ままに綴る詩ブログ。 

気ままに風の跡 by樋口友治郎
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2017/03/18

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  • 桜の下で

    なに一つ劣っちゃないぜ恥ずかしがることもねえよいいんだよそれでお前はオマエだそれがかっこよくて美しいんだろ胸張る必要もないぜそんな世の中でもねえかららしくあればそれでお前はオマエの光が放たれて輝けるんだろなに一つ劣っちゃないぜ誰にも真似できねえ自分でいなくちゃな桜の下で

  • あの日 感じた 夜明けの空に

    燃え上がるようなやつだった見たこともないような朝焼けが広がってく様に心奪われたんだ無謀というより無鉄砲そんな日々からずいぶんと時ばかりが過ぎ去って今では恐怖心と共に生き抜く術も覚えた戻りたいとすら思うヒマもないまま知らぬ間に追いかけてたんだあの日感じた夜明けの空に行く道に陽は差し込むどこまで昇ったんだろなあの朝陽は真っ直ぐに目を凝らしてさただ一途に天に向かってったぼんやりでもなんとなくでも進むべき道を歩けてたのはきっと照らされてたんだ今になって恥ずかしくもそんなふうに思えるよなるようになるさ生きたいようにやってみれば見えてくるんだろあの日感じた夜明けの空に行く道に陽は差し込むあの日感じた夜明けの空に行く道に陽は差し込むあの日感じた夜明けの空に

  • 願い事

    明日の朝には世界は一変してるかもしれないそれは遇直なまでに貫いた想いなのかもしれない追いかけすぎても待ってるだけでも願いは届くものでもないされど願わねば発動はされまいましてや叶えたいとなれば1ミリでも疑わぬ信念を持つ勇気が必要なのだろうそれは悪くも善くも両極端の危うさを秘めた思想だとしても願い事のひとつも願わくば願いたいと思う想いを恐れず願えられてる世界であり得てiいてほしいたとえ明日の朝世界が一変していようとも願い事

  • ボタ雪

    ぼた餅みたいな雪が降ってこの冬の終わりも間近と透けてる青空がもうそこで言っているあとは陽射しが溶かしてくれるさなにもかもきれいさっぱり光降りそそがれてこのどうにもならない感もなんだったんだってくらい消し去ってくれるはずさボタ雪

  • 雪原の夜

    真っ白な雪原に獣の足跡息ずく命と孤独に似た真夜中の音いにしえの太古から純白に刻む脈々と受け継ぐ普遍的な営みの形跡今世の歪んだような空気を嘲笑うかのように駆けてゆく大きな夜明けが来るまでにこの雪原を越えておくとしよう全部消されちまう前にお前もこの雪原をいっしょに越えておこうぜ新しい旅を始めるのさ雪原の夜

  • 風を見つめて

    あの風はもうどこまで行ったのだろう瞳には見えなくなったって感じられる大切な部分安息の場所で生まれた雲が形を変えて流れてく理由を僕らは考えなくてはなたとえもたらすものが青空でも雷鳴でも風を見つめてあてはないだけど何処へでも行ける吹き抜けてくままにそれが未来ってやつなんだろどこまでも続いてくんだいつか丘の向こうでまた逢うために綺麗な満月も漆黒の新月も美しい月夜に響く歌声と行っちまった風を見つめて風を見つめて風を見つめて

  • 決断

    意志を灯した未来へと向かう風を受けて頑なに拒否していた領域に足を踏み入れてみるあの時のその決断進むべき道などどこにもないあるのは吹きっさらしの荒野となんてことない晴天の空決断

  • ハンマー ビート

    ありとあらゆるジャンルお構いなしさかき混ぜてシェイク溢れ沸き立つエナジー響き轟けオールザワールドハンマービート打ち鳴らせ昂るハート奮わせてハンマービート打ち砕け今宵炸裂ハッピーナイト飛べるとこまで飛ぶぞ遠慮はいらねえ気にすんなはみ出せセオリーとびきりイカしたノイズでシャウトハンマービート打ち鳴らせ昂るハート奮わせてハンマービート打ち砕け今宵炸裂ハッピーナイトあらゆる荒ぶるソウル命短し恋せよロッケンローハンマービート打ち鳴らせ昂るハート奮わせてハンマービート打ち砕け今宵炸裂ハッピーナイトハンマービート打ち鳴らせ昂るハート奮わせてハンマービート打ち砕け今宵炸裂ハッピーナイトハンマービート

  • 空が青い日

    日々は続いてくわき目も振らずにただ続いてくなにが起きたって止むこともなく新しい日は訪れる悲しみは指針だ行く先を指し示す唯一の手がかりさ踏みしめようが乗り越えようが引きずろうがボクらは前に進むしかないいつか笑って話せる日のためにこぼれそうな涙を愛で塗りつぶしながらロケットに乗っかって日々は続いてくわき目も振らずにただ続いてく空が青い日

  • 18時

    ついこの前まで昼間だったのに今ではすっかり真夜中風情だ街ゆく人たちものしかかり始めた年の瀬が少し背中を丸めさせていた週末の天気予報はさらに強まる冬型だとか慌ただしさが一層増すのだろうしばらくの間閉ざされる季節薄明るさが戻るまでの18時春が訪れるそれまでの18時どこからともなく初冬の匂い陽が陰れば途端に寒くもなって北風が下したシャッターを叩いてく街を彩るアカリもイルミネーションの目映さが街路樹たちを引き立ててゆく週末の天気予報ではさらに強まる冬型だとか慌ただしさが一層増すのだろう今シーズン最初の雪が取り留めなく降り続く18時突然の冬の襲来に戸惑う18時どこからともなく鈴の音どこからともなく初冬の匂い18時

  • かの国の王様

    南の空に一筋の流れ星夢見がけの夜更けに舞い降りた天使薄茶色の透き通った瞳がまるで未来を見透かしてるようだねねえボクらは幸せになれるの?訪ねてみるけど微笑んでばかりのキミは大丈夫というだけさかの国の王様は裸で家来たちとの行進でご多忙の様子目深に被った王冠はロバの耳を隠すためだから聞こえないんだボクらの悲痛な叫びなどバレリーナ人形に恋したスズの兵隊最期はハートになって散ってったよ想いが成就したとは限らなくても彼はやり遂げたんじゃないかなねえボクらはいつ報われるの?至って気配もないけどこのままじゃダメだよねそんな気がするんだかの国の王様は裸で家来たちの言いなりでやりたい放題可愛がってる猫は長靴を履いていて知恵に長けてるからボクらは騙されてばかりだステルス爆撃機がスクランブルかけた未明の空キミの薄茶色の瞳にはなに...かの国の王様

  • 寡黙な満月

    伝えておくべきことは言っておかなくちゃな余すことなく寡黙な満月が寂しさを募らせれば帰らぬ日々を淡く灯してく想いの丈を言葉に変えてこの夜のうちに打ち明けよう思い残さず満ちたるほどに思い立つがままもういいんじゃない?聞こえた声に答えが見つからないからまだ歩いてみる孤高の満月がぽつり着いてくるこの手伸ばせば逃げてくくせに想いの丈を言葉に出して夜月がキレイなうちに告げよう思い残さず飾りもせずに思い立つがまま寡黙な満月

  • GOODBYE サンキュー LOVE SONG

    今日という日の終わり際茜に染め上げられてくウンザリだらけの世の中に産まれ来る希望を感じて束の間の浪漫の中をいつまでも漂ってたいけどもう行かなくちゃなGOODBYEサンキューLOVESONGなんでもいい感じる宇宙はきっと愛そのものなんだぜ嫌気差すよな世の中にそれでも信じてみようと二度と訪れることないこの日もいつものように終わりを迎えるのさGOODBYEサンキューLOVESONG時間が溶けてゆく去りゆく光が醸しだすハーモニーは美しいGOODBYEサンキューLOVEサンキューLOVEサンキューLOVEサンキューLOVESONGGOODBYEサンキューLOVESONG

  • 光を入れ替えて

    まだ知らぬ領域に踏み込んだ気がしたとっくにオーバーしてるこれまでのキャパをあっさりと更新してさ追い込まれた身体悲鳴すら聞こえなくなって回らなくなった頭限界越えてから反射だけで動けてた無意識の中の覚醒張り詰めてた空気が解(ほど)けてく昨日までの窓開けっ払ってさあ光入れ替えて真新しい色に差し替えようぜたとえ世界が変われなくても差し込む光入れ替えて拡がる宇宙受け止めようささやかな理想でいい思考と想像するんだ予期せぬことの裏側にある現実も当てにならぬリーダーも所詮くすみゆく幻影昨日までの窓開けっ払ってさあ光入れ替えて真新しい色に差し替えようぜたとえ世界が変われなくても差し込む光入れ替えて拡がる宇宙受け止めようもっとこの世界は美しい光を入れ替えて

  • 想い違い

    その真意が想い違いでも構わない胸の奥に仕舞って歩いて行ける交わした一瞬の微笑みそれだけを記憶の端々に貼りつけ強くなれる生きてさえいりゃそのうちまた会えるだろそういう星の元に生まれたんだそんな気がした真夏の夜何気なく発した一言に感化されたり身勝手な言い回しに即発されたりあって無いようなもんさ答えなんて確かめるまでもなく感じるがままに夢中でさえいりゃ無理しなくたって会えるさ降りしきる星々夢みてるんだ儚くも鮮明に瞬きの中この世の中の大半が想い違いで成りたってるってあながち間違っちゃないのかもね夢中でさえいりゃ無理しなくたって会えるさそういう星の元に生まれたんだそんな気がした真夏の夜想い違い

  • 願わくば

    あの日のあの時に戻れたらなんてオレは遠慮しとくわ満足してるとか不満がないとかぜんぜんそんなんじゃなくてたとえそこからやり直せても結局行き着くとこはたいして変わらん気がするのよ変えられるのは未来だろ変えていくのはこの先だろそしていづれ灰になっても来世に期待するぜそれなら間に合うはずさまた今日も間違えて打ちのめされたとしても悔しいだらけの人生だけど後悔ってのとはどこか違くてどの道行こうが苦しみ悩み途方に暮れるくらいならもがいたもん勝ちだと思うわな変えられるのは未来だろ変えていくのはこの先だろそしていつか星になったら来世に切望するぜそれで充分なはずさただひとつ願わくばその時もあなたと逢いたいなそれくらいかなただひとつ願わくばその時もあなたとただひとつ願わくばそれくらいかな願わくば

  • ピュア アイズ

    この世界は美しいと見極められる視力を持ち合わせてなくちゃなどんなに素晴らしくても感じられなかったらそれまでのことだからラッキーなんてのはそのへんに転がってんだピュア・アイズ疑うなありのままが見えてくるのさ拾えてなくたってる踏んづけてなけりゃそれで運がいいんだろ全てを欲したところで手に入るわけもなく逆に遠のいてくのかもよラッキーなんてのは大切なやつだけピュア・アイズ直感さ従うままに心の指す方へピュア・アイズ見ようとするとピュア・アイズ余計なものまでピュア・アイズ目に入ってくるピュア・アイズ比べたところでピュア・アイズ自分は自分だぜピュア・アイズ誰でもないよなピュア・アイズ今を見渡せばピュア・アイズ心の指す方がピュア・アイズ見えてくるはずラッキーなんてのはそのへんに転がってんだピュア・アイズ疑うな思いのままが...ピュアアイズ

  • 月灯り

    もう何もいらないからそばにいてよ声を聞かせて話しをしてよ心置きなく忍び込む月灯り夜が更けてゆくもう何もしなくていい時の中へと旅に出よういつか話してくれたあの夜と同じ月灯り蒼白く輝く窓辺に絡みつく宵闇もまどろみの中へ包み込まれてくもう何もいらないからそばにいてよ声を聞かせて話しをしてよ心置きなく忍び込む月灯り夜が更けてゆく月灯り

  • 君のために

    君のためにできることなんて特別なことでなく君のために祈ることぐらいだとびきりの想い込めててるてる坊主ぐらいの気休めにしかならなくても君のココロ晴れてくれたのならそれでオレは嬉しくなる君のためにただ見守るだけの時もあるだろう君がいずれ咲かせる花が君のままであるためにそぼ降る雨の夜には泣きたいだけ泪こぼして君のハート軽くなれたならそれでオレは迎えにいく君のために詩(うた)を唄うようにららららららららら「君のため」が移り伝わり世界を覆い尽すまで君のためにららららららら届けられますように君のためにらららららららららららららららららららららららららららららららら君のために君のために

  • 櫻の季節

    何度目の春を迎えたのたとえ年に一度でも全力で咲き誇る一蕾一蕾が花開き満開の爛漫一枚一枚が散りゆく花びらの覚悟ほんの僅かな櫻の季節櫻の季節

  • 上昇螺旋階段

    騙し絵がどう見えるかはその時の深層心理とかそれまでの生き方だとかが反映されてるようにあらゆる妨げのあり様も受け取り方で決まるんだ上ってくぞ上昇螺旋階段を無理やりでも言い聞かせてどう見たって上昇螺旋階段だこの先に見えるおまえのその景色マイノリティーで構わない同調圧力気にすんな違和感だらけの世の中さ感じるままに生きようぜ騙し絵に誤魔化されずに心の奥の瞳開いて上ってくぞ上昇螺旋階段を無理やりでも言い聞かせてどう見たって上昇螺旋階段だこの先に見えるボクらのその景色負のスパイラルかい潜り上昇気流に乗っかって上ってくぞ上昇螺旋階段を上昇螺旋階段

  • 溢れる光

    風が遠くで泣いている往く冬に別れを告げるかの如く来る春を呼び込むかの如く期待と不安を入り混ぜた一抹の淋しさとどこか名残惜しむ肌寒さの中強さ増してく日差しがせめてもの救いなのだね溢れる光門出を照らす溢れる光惜別に揺れて白く煙る遥か頂から時折り吹き付ける突風にたとえ後ろ髪を引かれても霞みがかったうららかな空に背中は押されるのだね溢れる光見据える眼差し溢れる光決意に満ちて溢れる光

  • 美しい景色

    昨日の不安と裏腹に晴れ広がる青の空厳しさの裏側にある美しさはくぐり抜けた先にある同じ景色でさえも目の当たりにした者でしか感じられない美しさがある美しい景色の間近には追われる現実があるとしても美しい景色

  • 明日は雪の予報

    ようやく夜明けが早くなってきて幾分陽光も増した気がする春近しと思いたいのだけど明日は雪の予報そうさそんな日がまだまだあって期待しては我慢して本当の春が来るのだからのだけど明日は雪の予報春になって指先のヒビ割れもなくなって心配せずにギター弾きたいなそのうち春めいてくから明日は雪の予報明日の雪は南にも降る予報だとすれば春へと向かうための雪明日は雪の予報明日は雪の予報

  • この街で

    なんの因果かこの街にたどり着いてもうどれくらいの時間が経ったろういつの間にか追われるような暮らしにまくしたてらるだけの日々だった今にも埋もれてしまいそうな居場所でどうにのかこうにか凌ぎ彷徨い秘めた思い捨てきれず星々のざわめきに夜空を見上げ唄い続けてた燃えカスみたいな情熱だけが今も胸の中で燃え尽きぬままほら心澄ませば共鳴してく雑踏の中から微かに聞こえたらたぐり寄せるように響き渡れアーケードの片隅から呼ばれてる応えてるこの街できっかけってのは案外どこにでもあって待ってる人はどこかに必ずいるはずでたとえ運命ってやつに操られていても意志の濃度でどうにでもなるんじゃないかなきっと夢ってのもそんなもんで胸の奥底で鳴りやまぬ残響ほら心澄ませば共鳴してく喧騒の中から微かに聞こえてたたぐり寄せるように声震わせ地下街の端っこ...この街で

  • 夜明けの唄

    昨日までの煩わしかったこともう切り替えてけよ引きずったところでロクなことはない置いてかれてしまうよどうしても忘れられないことそっと連れてけばいい過ぎ去った時間は戻せないのだから次を見つけなくちゃな悔しくても夜は明けていく寂しくても夜は明けていく一晩中眠れなかった夜でも新しい朝は訪れる望もうが望むまいが気にも留めずに白みゆく空寒くても夜は明けていく眩しいほどに夜は明けていく夜明けの唄

  • 同じ時代の丘

    この丘のすそ野に生を受けたあの日から僕らはあたかも自然に歩き出し知らぬ間にそれぞれがそれぞれのルートで遥かおぼろげな高台目指して登ってきたというよりは踏みしめてきた右往左往しながらも同じ時代の丘を少しなだらかになった見晴台から今年の跡を眺めてた道は違えど同じ時代の丘を共に歩んでるあらゆる世代の人々とたとえ交わらなくたって似たよな苦楽味わって僕らは道なき道に小径を残しまた一歩踏み出そうとしてる起伏にとんだ行く末を憂いながらも同じ時代の丘の上で同じ時代の丘

  • ムーンバースト

    漆黒の闇に宙ぶらりんねえ紅い流れ星ってどこから現れて何処へと消えてくのあのほんの一瞬とオレらの一生とどっちが長いかなんてたかが知れてるよな感じるかそこにある光行けるぜ今夜想い集めて突き抜けろ月の光までお前とならなんとなくどこまでも瞬く合間に明日が眩し過ぎちゃったらさきっと星は見えなくてどこにいるのか行先不明のオレだぜちょっと分かったんだ無理するなって比べる必要もないのさらしくやればそれでいい感じるだろそこにある光決めるぜ今夜想い乗せて突き抜けろ月の光までお前とならなんとなくどこまでも瞬く合間にいっしょに行こうか難しいこと抜きで瞬くままにムーンバーストムーンバースト

  • 晩秋と初冬

    天然色とモノトーン喧騒と静寂駆け抜けた季節と真っ新なる頁(ページ)途方もない忘れ物をしてる気がするけど思いだせぬままただ過ぎ行くだけ彩りと陰影壮麗と荘厳終焉の先の始まりはもうそこまで来てる押されるように更新されてく日々に追いつけなくも陽だまりの匂いがした突き付けられる摂理がまためくるめくしがらみの中へ事実を落とし込むどんなに抗おうともボクらは生かされてる春夏秋冬が巡るように運命と宿命を廻して光明を孕み晩秋と初冬

  • いつも こんな空が広がってくれてたなら

    雲一つない空なんてどれくらいぶりだろう思い返してみてもたどりつかないほどだ不思議なものでいつになく見上げ仰いでしまうな深くひとつ息をしたどこからともなく香る金木犀いつもこんな空が広がってくれてたなら少しは楽になるのかなせめて楽にならなくとも楽しくありたいものだそのぐらいならなんとか自分で探しだせるよなこんなに空が広がってくれてるから少しだけ気楽になったいつもこんな空が広がってくれてたならいつもこんな空が広がってくれてたなら

  • サマー アフター サマー

    季節の変わり目はいつも唐突で朝夕の熱波もどこか嘘のよう昨日までの空にはいつの間にか高くに泳ぐ無数のトンボたち流れは少しずつ戻ってきてる心配するより信じてみたくなった急がば回れとは言うものの遠回りし過ぎた気もするけどね過ぎてみれば過酷な陽射しも目映し(まばゆし)中の陽炎過ぎてみれば今年の夏がまた遠のいてゆくいつしか稲穂は金色(こんじき)さを増して垂れゆく頭が実りの様相を呈してた粋がる太陽でさえ日没時は物悲しさに染まる溶け入る夕焼けさ悩み癖は棄ててくとするか一抹の不安は拭えなくとも別に打たれ強くもないけどここまで来れたんだ良しとしよう過ぎてみればうだるような熱帯夜も綺麗な満月に色なき風過ぎてみれば今年の夏がまた遠のいてゆく過ぎてみれば今年の夏がまた遠のいてゆくサマーアフターサマー

  • 旅、半ば

    吹きっさらしの風に巻かれた砂塵に煽られ時の架け橋のたもとでたじろいでた青臭い日々が傍らで笑ってる過ぎ去ってく何もかもが明日に繋がってんだギラついた季節くぐり抜ける頃ふと気づくよここが始まりだとボクら未だ旅半ば出会ってく仲間たちHello&goodbye繰り返してseeyou&goodluckいつの日にかめぐりめぐって恐れず行こう黄昏染まる雲の彼方まで歩き急いだ時はそっとこれまでの路振り向けば舞い上がった小さな小さな小さな夢満天の星空と今降りしきるボクら未だ旅半ば深く刻まれたものneverforget嚙みしめてlove&smileいつの日にかめぐりめぐって伝わる想い心あるがまま最果ての空へとボクら未だ旅半ば出会ってく仲間たちHello&goodbye繰り返してseeyou&goodluckいつの日にかめぐり...旅、半ば

  • アリ

    そんなに買い被られてもオレたちは別に立派ではないよ暮らしのために懸命なのはみんな同じだろ涼しい顔して歌ってるアイツだってそうさ貼り付けられたイメージみたいなのとは裏腹に素(す)ってのは案外純粋なものなんだよ背負った荷物を必死こいて誰もがせっせせっせと運んでるこの酷暑の最中(さなか)汗拭い愚痴りながらもこうやってこうするしか生きてけないだけさ決めつけられたレッテルのようなのとは程遠い根(ね)ってのは意外に素朴なものなんだぜ大それたことではない必要だからここにいてやれることをやってるのさアリ

  • 夏の青

    叩きつける雨粒にまどろんだ夢晴れたがってる東の空と降りしきる西の空そのど真ん中で雷鳴が轟いた間もなく昇ろうとしてる朝陽とこのまま運ぼうとする雨雲せめぎ合う攻防はどうやら雨が上がる気配のようだアスファルトから立ち上る水蒸気洗いざらしの空から覗く夏の青いったいなにが起こるというのか見上げ仰いだ夏の青東の空からの強い光が西の空に架けたでかい虹と輝かせていた残り雨たぶん今日は晴れたり曇ったり所によっては天気雨アスファルトから立ち上る水蒸気洗いざらしの空から覗く夏の青いったいなにが終わるというのか見上げ仰いだ夏の青雷が遠のいて雲が剥がれ薄れてく人生ただ一度のこの夏が見上げ仰いだ夏の青見上げ仰いだ夏の青夏の青

  • キリギリス

    あの夏キリギリスは涼しい顔で唄ってた抱えてるはず傷心の素振り一つ見せずに彼なりの約束成し遂げようと誠実だっただけさ歌う姿を嘲笑うヤツもいたけど助けられたのもいたはずさなぜなら忘れてたもんを思いださせてくれたから知ってるのは自分だけさ軽々しく唄ってた背負ってるはずの重荷気にするわけもなく魅了されたかどうかは別にして続けてきただけさホントは羨ましかったんだろそれで許されるのかってでもさやってみりゃいいきっと気づけることもあるよ寒い冬がくるのも全部承知の上その時はその時どうにでもなるさあの夏キリギリスは涼しい顔で唄ってた抱えてるはず傷心の素振り一つ見せずに大したことじゃねえよそうするしかなかったんだってはにかむけどやりたいことやり切ってみろよ嫌なこと聞こえたってほっといて信じるもんどてっ腹の真ん中にありゃいいど...キリギリス

  • 新月の夜

    静かだどこまでも過ぎ去ってった街灯がバックミラーの向こうカーブと遠のいていく月が産まれる前の夜空ボクらは何にも知らなくて恐れるものもなかった風の匂いに泣けてくる星しか見えない天使も悪魔もひとりぼっちそんな夜だった漆黒のベールが宵闇を包み何度だって生まれ変われるさそんな夜だった何億年もの彼方通り過ぎてきた過去光はそこから湧き出てたどりついた道半ば夜空に月が産まれた頃ボクらは暗がりを覚え夜のカタチを知ったんだ風の匂いが連れてくる流れ星の雨妖精もゴーストも見上げてらそんな夜だった月を追いかけてった旅人はどこでどうしているやらそんな夜だった天空を走るワインディングロード未知なる星々と出逢った夜に漆黒のベールが宵闇を包み何度だって生まれ変われるさそんな夜だった新月の夜

  • そんな人生だから

    なんだろなこんな人生しょっちゅう考えてばかりさ具体的にどこがどうしてとかじゃなくて根本的に欠落してるそんな感じ時々あるんだやり直せるものなら…ってじゃあいつから?そう突き詰めるとうーんやっぱ違うか…ってそのくらいなんだけど「満足な人生」と言える人に出会うと自分の虚しさが身に染みてくるどうせそんな人生だけどまだどうにかなるのかねそうさそんな人生だからむしろこれからなのかないつだって満身創痍だなかなか報われないよねいつまでやんなきゃいけないのやめるために続けなけくちゃいけないことなにげに思う今すぐ終われたら…ってで、どうする?そう巡らせればよぎる残された日々そうかそういうことか「いい人生だった」と語れる人に出会うと最後くらい信じてみたくなるそんな人生だけどすべてを受け止めながらそんな人生だから高望みせずに期待してみ...そんな人生だから

  • 春だより

    そぼ降る雨が桜の蕾を濡らす開花の知らせもちらほらどこからともなく聞こえてくるというのに未だ身震いするよな夜風の先で旅立ちの泪上がれば奮い立つ春の匂いいつか振り返る時まで明日の天気は回復予報きっと広がってく蒼い空切なさも決意と隣り合わせうるんだ瞳で見据える未来からそっと届く春だより散りゆくまでのほんのひと時を死にもの狂いで咲けばいい今は今を精一杯いずれ分かる時が来るまで晴れの日ばかり続きはしない揺らぐ希望に翻弄されても永遠も刹那と隣り合わせ次の蕾はその奥に芽吹くからそっと届く春だより明日の天気は回復予報きっと広がってく蒼い空切なさも決意と隣り合わせうるんだ瞳で見据える未来からそっと届く春だより春だより

  • いくあて

    何処へ向かおうかどこまで行けば見えてくる?漠然と進むにはあまりにも過酷させめていくあてでもありゃ気も楽になるのかな見上げた霞みがかった空はどこか物悲しくも新しい季節告げてるぜそうだなもはや押されるままに次の歩を踏み出してきゃいいここまで来てはみたもののはてさてどうする?風に乗るほどの裁量もなくせめていくあてでもありゃ迷いは消えるかな撫でるよに吹き抜けてった後悔が野心とも違う憧憬を今も眩しいままに分かっちゃいるからなおさら燻りつづける自分がいるなにもできなくたってやらないよりはマシかもなふと頭をよぎる囚われの心たとえいくあてなくても待っちゃくれない見上げた霞みがかった空はどこか物悲しくも新しい季節告げてるぜそうだなもはや押されるままに次の歩を踏み出してきゃいいいくあて

  • 春になったら

    春になったらなにもかも連れ去って緩やかな木洩れ陽に微笑み満ちあふれ寒さも痛みもみんな融けてなくなって喜びの涙に肩抱き合いたいもう少しあと少しで冬は通り過ぎるからモノクロの世界も彩りを纏うはずさだからそれまでだからそれまで凍えそうな心寄り添いあって温めあいながら春になるまで希望の蕾絶やさずに雪の下で強くしなやかに必ず春は訪れるから春になったらなにもかも連れ去って緩やかな木洩れ陽に微笑み満ちあふれ春になったら

  • いたずらな神さま

    いついかなる時でもフツーでいるんだ慌てふためいたらいたずらな神さまが図に乗るだけだぜいつも通りに過ごして何食わぬ顔して騒ぎ立てずにさいたずらな神さまはお調子者だから慣れはしないけど乗り切るコツは覚えたよ無視せず無理せずやり過ごすだけの時もあるさそれとなしに諦めずにねこの先どこにどれだけ仕掛けたか知らないが怖がらずにいくよいたずらな神さまにつきあってやるさ慣れはしないけど抜け出す秘訣も身につけた堪えたあとには心に誓う時も必要さそれなりに意志忍ばせて神頼みはあえてしないよそれがオレの願掛けジンクス慣れはしないけど気心くらい知れる頃には話せてるかなまったくもっていたずらな神さまお茶目なもんだぜいたずらな神さま

  • 2月

    昨日までの来月が今月になって先月となったカレンダーを1枚破った月も変わればツキも変わるかなんとなく年が明けてそれとなくイマイチだったから気分も新たに期待してみるそれだけで春が近づいてるようなそんな気配が漂う陽光ひと月前よりも日が長くなってひと月経てば芽吹きもちらほら月も変わって流れも変わるだろうまだまだ雪のチラつく寒い日があっても受け止め方は違うはず確実に明るくなってくそれだけで春が近づいてるようなそんな気配が漂う陽光気分も新たに期待してみる2月

  • 昨日と今日の狭間で

    太陽が昇ろうとしてるまさにその時西の空では朝焼けに染まる山並みに白い月が沈もうとしていた昨日と今日の狭間で消えゆくものと生まれでるものたとえそれが繰り返しだとしても身も心も凍えそうなほど打ちひしがれていても今日はすさまじく晴れそうだ昨日と今日の狭間で昨日までの今日ではないのだから昨日と今日の狭間で

  • 陽光

    陽の光が照らす冷え切った空気が一層際立たせる冬の装い陽の光が見据える生まれゆく新たなる道温もりに育まれたほんのちょっと先の未来陽光

  • 年の瀬

    あれだけあった今年が使い果たされようとしている残り僅かになった時間が速度を増して年の瀬へと流れ落ちてゆくここまで来れば足搔いたところで今年が覆るわけでもなく出来たこと出来なかったこと笑えたことも泣けたこともままならぬままの事とか全部ひっくるめて渦を巻いて吸い込まれていくようだそしてまた空っぽになった容器に注ぎ込まれようとしているけどその一年分の真新しい時間は吸い込まれた過去なのかもしれないそうやって記憶と経験は来年も再来年も幾重にもぼくらの内なる宇宙で廻り続けてく終わり良くとも悪くとも希望は必ず巡る新しい一年の始まる昇りくる太陽に手を合わせるように年の瀬

  • X'masソングパレード

    少し気掛かりなことも滅入ってしまうよな案件も今夜ぐらいは横に置いといてX'masソングのオンパレードに浸ってしまおうかあの時みたくはしゃげなくても誰かを想う祈りは深まるばかりもしもこれを慈しみと呼ぶならばこんな夜が一年に一晩ぐらいあっても悪くはないよな慌ただしい街の雑踏もどこか鈴の音に聞こえてくるような不思議な時間で包み込まれてくX'masソングパレードの光の中でX'masソングパレード

  • そんな日

    こんな日もあればそんな日もあるどんなに過酷な世界にも一縷の望みはあるものさ毎日が楽園だったら見過ごしてしまうよな手放すからこそ得られるものがある失なわなければ出逢えないように見えてなかったものが見えてくるだろうそんな日がきっとこの先幾度となく訪れるから厳しさの中にもある素晴らしさに気づければいいそんな日

  • 虹の根元

    ここが境目西高東低気圧配置北は雪国南は冬晴れ覚悟がないなら踏み込むな南に向かえばいいよ遠慮はいらない北風が唸りを上げて虹の根元を叩きつければ冬到来の雄たけびが虹をくぐり抜けて吹きつけるここが境目北は雪国南は冬晴れ虹の根元

  • Be Ready Be Steady

    悲しみの向こうでふさぎ込むのはやめさまだ見ぬ空へと続く地平線追いかけてとりあえず動きだそうぜBeReady道標はどこにもないけど目を閉じれば見えるBeSteady夢の端っこに秘めた可能性今は埋もれていてもあやふやな明日の影に怯えるのはやめたたぶん明日ってのは良くなるためにあるのだととりあえず信じていこうぜBeReady根拠なんてあと付けでいい気づいた時にそれでBeSteady月の裏側で眠る本能今は隠れていてもとりあえず動きだそうぜBeReady道標はどこにもないけど目を閉じれば見えるBeSteady夢の端っこに秘めた可能性今は埋もれていてもたった一つの勇気が景色の色を変えるBeReadyBeSteadyBeReadyBeSteady

  • それはそれで

    勘違いしたままさいごまで生きられるんならそれはそれで羨ましくもあるよお構いなしに奔放のまま気遣いなくなんてさきっと俺は見て見ぬふりするけどそれはそれで臆病なんだろな誰とも関わらずさいごまで過ごしたんならそれはそれでたいしたものだよな口論も出来ず褒められもせずキスもしないなんてさきっと俺はいじけちまうけどなそれはそれで甘ったれなんだろな挫折もなく栄光だけで走り抜いたんならそれはそれでとびきり運いいね悔しさに涙する敗北感も知らず大人になるなんてきっと俺は物足りねえけどなそれはそれで負け犬の遠吠えかもな正解も間違いもしてきたよ探してたものは忘れちまったけどそれはそれで見つけたものは簡素なものさ夕暮れ時の一番星みたいにねそれはそれで

  • 風の話

    昨日の風はどこへ吹き抜けた夢みたいなやつだった黙ったまま素知らぬ顔してさあの突風はどこで消えてったあんなに散らかしといて風の行方

  • アワイキタイ

    してなかった期待だからってこうもあっさり見くびる行為はむしろ逆撫でるようなもんだろ見え隠れする野望と脆さアワイキタイも泡となってハカナイオモイと朽ちてもアカルイミライはこの手の中にハテナイネガイを抱(いだ)いてゆこうなにかを変えようとしても守ろうとしてんのは誰なのさ?やりたいことはよく分かったけどね変わりばえのない予定調和アワイキタイも泡となってハカナイオモイと朽ちてもアカルイミライはこの手の中にハテナイネガイを抱いてゆこう気持ちは重々推測できるけどやっぱそこじゃないんだわどこかズレてる優先順位見え隠れする野望と脆さアワイキタイも泡となってハカナイオモイと朽ちてもアカルイミライはこの手の中にハテナイネガイを抱いてゆこう僕らの未来はこの手の中に果てない願いを抱いてゆこうアワイキタイ

  • 本番のステージに立つイメージで

    結局のところ過ぎゆく毎日は限りなく本番に近いリハーサルその時になってもこなせるだけの場数みたいなの備えるために間違ったってどうにかするぐらいのリカバリー欲しいよな出来ないを一通り出来るようにさ気構えひとつで姿勢は変わる涼しい顔して冷や汗かいて事あるごとに追い込んでスイッチの切り替えぐらい覚えとかなくちゃな本番のステージに立つイメージでこだわりながらも本番のステージに立つイメージでリラックスするんだ結局のところ過ぎゆく毎日は限りなく本番に近いリハーサルいざって時にとっちらかって真っ白になっちまってたら実力の半分も発揮しないまま終わっちまうだけだぜいつもじゃない状況下で物怖じ(ものおじ)せずに取り繕うのは至難の業だってこと知っとかなくちゃな本番のステージに立つイメージで覚醒のタイミング本番のステージに立つイメージで...本番のステージに立つイメージで

  • 夕闇

    光の中に埋め込んじゃうのさどうでもいいような悩みとか時間も雑音も目を離してるうちにやがて光までも飲み込まれてそのうちそっと静寂が生まれてく地球がまた一回転したんだね閉ざされてくこの日は何回転目の1日だったんだろボクらって小っぽけだよね最高の今日を過ごせてたらいいな急に肌寒くなって心もとなくなって夕闇が濃くなった明日も回ってくれますようにお願いしてみるんだ夕闇

  • とっておきの夏

    風が変わった昨日のそれとは明らかに異なるトンボの群れたち今年もまた去年より暑さが目立っただけのかすかに触れたような触れないようなとっておきは取って置くとしてある意味忘れられないそんな夏だった空気が香った実るほのかな匂い漂う気配は流るる雲の形兆しはまだ見えぬか一年経ってもこの有り様よ何もなかったような駆け抜けたようなとっておきは出し惜しむとしていずれ返してもらうぜそんな夏だったかすかに触れたような触れないようなとっておきは取って置くとしてくっきりとこびりついたそんな夏だったとっておきの夏はとびっきりの眩しさの中ではしゃぎまわろうぜとっておきの夏

  • 仄暗い峠道

    宵闇よもう暫くだけ落ち切らないでくれこの峠さえ越えてしまえばあとは不安ながらも道なり眼下に広がる街の灯りが麓まで連れてってくれるはずだからどこか遠くで雷鳴って外気涼しくなって揺らぐ木々たちの葉音心もとなくなる前に仄暗い峠を越えて日暮れまであと数分上空はかろうじて残るトワイライト街はすっかり暗がりの中夜のとばりも下りてる頃か行き交うヘッドランプがジオラマみたくゆっくり流れてるどこか遠くで稲光一瞬明るくなった夜雲の遥か向こうどうにかこうにか仄暗い峠を越えて降り立つように吸い込まれてくきみがいるあの夜景の中へと曲がりくねった続くカーブ仄暗い峠道仄暗い峠道

  • スタンダード

    稀が稀じゃなくなってきてる今日この頃さ昔のままって訳にもいかんだろ古き良き時代はセピアの中に浸っても埋もれるなよ培った経験とはもはや別モノちょっとさみしいけどなオレの古ぼけたスタンダードたいして変わりはしないただそれをくるむオブラードずいぶん様変わりしたもんだ傷つく度風に吹かれて痛んだ分やさしさ知ってとっくに行く末の方が短くなったいつのまにやら未来を託す側に立っていた用意は出来てるその時が来たらいつでも渡せるように思うがままにいかない時でも想いを込めて臆せずいけよオレの内なるスタンダードあの日と似た夕陽みたく奥底で打ち鳴らすロックンロール移りゆく時代のビートで届け願いよいつの日かいずれ通る道で逢えたとき本当の事話せたらいいな今より伝わるかもなオレの内なるスタンダードあの日と似た夕陽みたく奥底で打ち鳴らすロックン...スタンダード

  • あわてんぼうの赤とんぼ

    まだ早えよ赤とんぼ勝手に飛び込んできといて外に出れずに網戸でバタバタしてるその先に空があることは分かってんだなまだこれからなんだからそう生き急ぐ必要もねえよこんなとこで出られずに終わらせるなよなその先にある空にむかってほら行きな近いうちにこの空はオマエたちでいっぱいになる確かに雲はほんのちょっとだけ秋めいてきてるもののあわてんぼうの赤とんぼまだ誰もいない空を優雅に浮遊していった真夏色した空の中へと飛んでったあわてんぼうの赤とんぼ

  • ;p

    いつもそうだ上手くいったかと言えばそうでもないけど気持ちで押しきれりゃ満足はするもんなんだ大概のことは完璧を求めだしたら窮屈になっちゃって楽しめなくなっちまう面白さは半減さ;p

  • 夏かもね

    蝉の声もだいぶ変わったよな強すぎる日差しのせいなのか風情ってのがその昔とはちょっと違ってきてるし普通じゃない普通が毎年やってくるギラギラしてた太陽もただの思い出輝きは心の奥で戻せはしなけいどいつまでもいつまでもあの夏のままかもね空の青さもどこか変わったよな眩しいって感じよりも風物詩すら時代とともにずいぶんと様変わりさだけど一度きりの夏大切にしなくちゃな汗にまみれた月光もただの幻想若かりし憧憬と消せない涙もいつになってもいつだってあの夏のままかもねギラギラしてた太陽もただの思い出輝きは心の奥で戻せはしなけいどいつまでもいつまでもあの夏のままかもね夏かもね

  • 光の束

    光明は差すいかなる時でも叩きつける雨粒そこを潜り抜けさえすれば降りそそぐのは光の束視界は開けるものさ危うい時でも生きてみるもんだよなきっかけなんてひょんなことから産まれるその小さな手で掴む光の束未来は切り開かれる見えなくてよかったものまで見えてしまっても構うことはないそのまま行けよどこまでも照らしてくれるさ光の束困難さえも糧として光の束

  • ちぐはぐワールド

    便利になったからなのか生きづらくなったもんだ真実が一つだとしても回答は幾通りも在ってすべては状況次第昨日白だったのも今日の黒になって明日は赤にもなるちぐはぐワールドこっちが「ちぐ」であっちが「はぐ」か?どっちもどっちかちぐはぐワールド豊かになったとしても幸せとはどこか違って消されてく大切なもの心象操作の違和感ご都合だけの建前に漏れた本音は言い逃れとなって暗黙の彼方に紛れたちぐはぐワールドこっちが「ちぐ」であっちが「はぐ」か?どっちもどっちかちぐはぐワールド鏡合わせで映ってる姿が本当の自分なのか髪を整え顔洗ってもこんなふうに見えてんだなトモダチってのはさ少しいればいいよ直接話せるやつがそこにいてくれるのがちぐはぐワールドこっちが「ちぐ」であっちが「はぐ」か?どっちもどっちかちぐはぐワールドちぐはぐワールド

  • 心のどこかで

    必要なときに限って見つかんないもんさあそこにあったはずそんなうる覚えを手がかりに探せど探せど堂々巡り通り過ぎて足止めて見渡してみるけどきっと忘れたころに素知らぬ顔して現れるんだろああこんなとこにあったのか例えばあの頃の「夢」だとか今頃になって今更だけど気にもしてなきゃふつうにあるのにいざってときにはまったくどこ行っちまうんだか探せど探せど堂々巡り思いだすにも出せなくてうろうろするけどきっと一息つくころ片隅に突っ立ってるんだろなんだそんなとこにいたのか例えばありふれた「日常」今だから今こそ無関心になっちまったら見つかるものも見つかんないから見つかんなくても心のどこかで探していよう心のどこかで心のどこかで

  • 黄昏に染まる

    時代の真ん中もいつぞや端くれに押しやられ放ってた彩も色褪せて黄昏に染まりゆく明日の行方独りよがりにならぬようそっと見極めたなら新たなる日差しの下へ旅の支度でも始め強く生きてかなくちゃな充分楽しんだ気がするよここもそろそろ潮時か生まれついての根無し草黄昏に染まりゆく緩やかな坂道行きたい場所ならまだ幾らでもあるから遅かれ早かれ陽は沈むもの準備はいつでもしてある暮れゆく空離れ雲暗くなってしまう前に黄昏に染まるきっと明日は晴れるんじゃないかな黄昏に染まる

  • いつも通り

    いつまでたってもこ慣れなくてどこまで行ってもきりなくてちっとも余裕が持てなくてできれば投げ出したくもなるそんなことの繰り返しながらよくもここまで来たもんだ上手くやろうとしても思い通りとは限らないからいつも通りいつも通りいつも通り普通にこなすまでさそれできっとうまくいくいつもの通りは車列の渋滞抜け道裏道回り道滞りなく物事が運ぶのは至難の業だよあくせく今日も汗水垂らし頑張った賜物なんだろ上手くやろうとしても思い通りとは限らないからいつも通りいつも通りいつも通り普通にこなすまでさそれできっとうまくいくいつもの通りをいつも通り風と歩こうか急ぐ必要もないけどそれなりの速度である程度テキトーにいつも通りいつも通りいつも通り気張らず威張らずそれできっとうまくいくいつも通りいつも通りいつも通り普通にこなすまでさそれできっとうま...いつも通り

  • 時間の流れ方

    雪が降って白くなって寒くなって凍えて空の明度が上がって陽が長くなったねって思える頃には春は始まっていたやっぱり何もかもが早まってるのかな時間の流れ方のせいかもしれないねもう少しゆっくりでいいのにねこんな里山ですら流行りに乗って桜が咲き急いでる時間の流れ方

  • 気にしない空

    着飾るような服持ち合わせてなくて今更買い揃えても着こなせなくてそれならそれであるもので賄うぐらいの経験はしてきたつもり片意地張らず見合うはずさ似合わないよりマシだろう褒めてくれる人もきっといるつくづく平和なんだよなそりゃあいろいろあるけどさ空を見ればいつだって誰に気兼ねなく晴れたり曇ったりそのくらいでいい気にしないでいこいつか笑って話そうぜ変わらずにいて気慣れない服はどこかぎこちなくてムリしたところで見透かされるだけで同調しすぎもなんだかなだけど波風立たぬようおっかなびっくりもどうかと思うよ寄り添ってくれる人もきっといるつくづく泣けてくるんだそりゃあいろいろあるけどさ空を見ればいつだって気にも留めずに荒れたり澄み渡ったりそんなもんでしょ気にしないでいこそのままのキミでいてどんな時でも空は今日も今日の風が吹き抜け...気にしない空

  • 革命家と科学者とパンクロッカー

    たとえ望んでなくてもそういう境遇だったってことか大それた大義も名分もあったかどうか結果として勲章貰ったの誰よ?世界守ったの誰よ?少なくともオレの人生狂わせたの誰よ?名ばかりの正義面が時代錯誤を糾弾し満足顔今ではマツリゴトも世論伺いかあの日壊そうとしたのは何よ?残そうとしたのは何よ?けどさアンタの唄うマイウェイはバイブルだったよ無謀さゆえの激り(たぎり)それが許される僅かな季節眩しいほどに燃え上がり砕け散っても尚前を向けたのは反逆児どもが輝いてたから難しいことは分からないがもうどこを探しても生まれないだろうそんな気がするだけ革命家と科学者とパンクロッカー革命家と科学者とパンクロッカー

  • 白い鳥

    何処へいこうかどこまでいこうか飛び去る白い鳥未練断ち切るが如く水面を駆ける大きく羽ばたかせた翼空を掴むように昇ってくまだ少し寒い風に思いきって思いきり春めいてく青吸い込んでもう幾度となく繰り返したのか舞い上がる白い鳥待ち侘びる雲の先明日を目指す陽光を浴びて広げた翼空を潜るように越えてゆけ迷いかき分けまたここで会えるまで小さくなってく影いつまでも昇ってくまだ少し寒い風に思いきって思いきり春めいてく青吸い込んで越えてゆけ迷いかき分けまたここで会えるまで小さくなってく影いつまでも飛び去る白い鳥舞い上がれ白い鳥

  • どうせやるなら

    やっぱりやってよかったと後々思い出話に花咲かせたいじゃないか多かれ少なかれ同じ後悔するのなら断然やったほうがいいけれどどうせやるならちゃんとやれやっぱりやらなきゃよかったといちいちツッコまれてもしゃくに障るがオチならばテキトーにやるのはやってないと同じだからしないならしないでいいけれどどうせやるならちゃんとやれどうせやるならやりきれ決めた道どうせやるなら

  • 暮らす街

    幾多の人生が織り重なってこの街で暮らしてるなんの因果か住み着き日々の生活を送り夢があってもなくても金があろうがなかろうが同じ空模様の下暮らす街小高い丘にひしめき合い建ち並んでる家たち希望だとか憧れだとかを現実に置き換えて思い入れがあってもなくても故郷だろうがなかろうが同じ雑踏の中暮らす街朝晩決まって眺める車窓からのいつもの景色に泣きたくなる時もあるけれど眼下に広がる喧騒も数え切れぬほどの人生が暮らす街公平であっても平等ではなく至福があろうがなかろうが夕暮れ時の匂いに家路を急ぐ暮らす街暮らす街

  • 不安の先に

    不安なんてのは大なり小なり付き纏うのさどこに逃げようが城壁を高くしようが忍び寄るんだよ渡ってから分かる危ない橋もあるもしもあの時躊躇してたら足が竦(すく)んでたのかもな不安の中で否が応でも人は強くなる不安があるからひたむきに拭うがための努力する正しさだけなら危ない橋は渡らないだろう賢明な判断だとしても不安の中で苦しみを打破するために突き進むしかなかったら幾多の試練を潜り抜けたその足で行け渡り切ると一心不乱に新しい世界はその先にある不安の先に

  • 記憶力

    みんなみんな忘れてくなにを忘れてしまったのかすら忘れてく忘れないために覚えなくちゃと懸命に覚えたはずのオマジナイまったく思いだせない毎日いろいろやることいっぱいあるのにほとんど忘れちゃって寝付く頃になってはたと気付くも寝落ちの夢の中目覚めの頃には見た夢もろごと忘れて疑い始めた記憶力記憶力

  • 未知なる未来へと

    こんなにも文明は開化してるってのに未来はまったくわからんのだなあるいは科学の進歩ってのは人類を陥れるための罠だったのか便利になり過ぎて麻痺しちゃった感受性研ぎ澄ませてみないか未知なる未来へとはけ口探ししてても意味ないからそれより出口見つけに行こうぜそろそろここから覚醒すべき時なのかもな古代の人が能力者って訳でもなくどこか退化しちまった類(たぐい)の件(くだり)さだとしたら出来るんじゃねえのかきっと現代人にも備わってるはずあの頃のDNAは受け継いでんだその気になっちゃえばオレたちだってたぶん未知なる未来へとはけ口探ししてても仕方ねえから次なる入り口見つけてやろうぜそろそろここから覚醒すべき時なのかもな未知なる未来へと人は可能性の塊なんだからむしろ思ってるよりもスゴイぜそろそろここから覚醒すべき時なのかもな未知なる...未知なる未来へと

  • ほんの少しでも

    降水確率0%それだけで気持ちがほころぶ一面の雪原に満ちるように放たれてく光たち風ひとつない穏やかな空が広がっていくまだまだ続く真冬の寒さは厳しく時に悩ましくもあるだろうからほんの少しでも心和らぎほぐされほんの少しでも春は近づいてほんの少しでも雪解けの音を聞くほんの少しでも

  • そんなもんさ

    それとこれとは別の話しいっしょにしたらややこしくなるから切り離して考えようぜじゃないと引きずっちまうぞ耳を塞いでも目を瞑っても要らないものに限って入り込もうとするものさハプニングはいつも突然現れて景色を曇らせちまうけどこんなことでもなけりゃなんでもない日のありがたさに気づけやしないのだとそう思えたら気も晴れてくってそんなもんだろあれとこれとは関係ないよ良かれのはずが裏目に出ちまっただけ分かってもらえなくても嘘がなければ伝わる時はくるから口を閉ざしても息を潜ませても噂話ってのは独り歩きしたがるものさアクシデントは予期なく見舞われて重苦しい雰囲気になるけど窮地な時こそ言い訳がましくしならずに真っ直ぐであればおのずとなるべき方へ向かってくそんなもんだろやっぱり晴れた日は寒くとも気分がいいね気付けなかった優しさが沁みて...そんなもんさ

  • 道具と技術と知恵と

    道具があっても技術がなければ無用の長物技術があっても知恵がなければ宝の持ち腐れ知恵があっても道具がなければ効率上がらず全部揃っていても志なければ野垂れ死になんにもなくても気概さえあれば道は拓くそれを覚悟と呼ぶ道具と技術と知恵と気概と志道具と技術と知恵と

  • スタートエリア

    号砲一発無垢の空に鳴り響く新たなるフィニッシュライン目指してまた歩み始めようとしてる限られた時間の中でそれぞれのコースをそれぞれのペースでどこまで行けるかでなくなにが出来るのか試されようとしているそんな願いを込めて号砲一発無垢の空に打ち鳴らすスタートエリア

  • 支えあい

    まもなく今年も終わろうとしてるなんだかんだでどうにかこうにかやってこれたけどこんな時代だからかなふとあふれ出る想いあらゆるすべてが支えとなって今があるのだとなにげない笑顔だとかたわいもない言葉に励まされたりさりげない優しさだとかなんでもない思い出に包まれながらありきたりの約束だったりありふれた後悔さえも時に糧となり心にしまい込んだ涙にちょっとした温もりに支えあってこれたんだもちつもたれつ今年も終わろうとしてる互いが互いを支えあいささやかでも誰かの痛みを気遣えるきっとボクらに最後まで残されてるものがあるならばそんな愛なのだろう僅かばかりでも持ち寄りあなたのためにきみのために自分のために支えあう支え愛新しい世界にも結び付けてくんだそれでボクらは行けるはず支え愛支え愛支えあい

  • 雪景色

    どんな時でも必ず陽は差すたった一晩で埋め尽くしてしまった雪景色すら見惚れてしまうほど待ち受ける現実は厳しく立ちはだかるだろうそれでも世界はこんなにも美しいならば行くとしようこの雪景色の中一歩一歩踏みしめてあの太陽がきれいさっぱり消してくれる春へと向かってどんな時でも必ず陽は差しいずれ花が咲き乱れる雪景色

  • 街路樹の光

    年の瀬迫るイルミネーション煌びやかさが増すほどいつもと違う気忙しさにクリスマスもかき消されムード人影まばらなメインストリート飾り付けられた街路樹夜空に向かって放つ光どうか気づいてくれよトナカイ捧げるよこの祈りを届けよこの願いがどんな暗闇が訪れようと灯し続けていくよこれが希望ってやつなんだろこんなにも寄り添ってきらきらキララきらきらラキララキラキラ週末だというのに繁華街パーティー気分もそこそこに急に冷え込んだ寒空からちらつき始めた雪と静けさ喧騒が遠のいていく中いっそ輝きだした街路樹の光誰もいなくなったとしてもこの街を照らしてくれよ鳴らして鈴の音そっと眠りにつく頃信じるために夢はあるんだろ灯し続ける限り奇跡みたいな夜もくるよね響きあう光の粒きらきらキララきらきらラキララキラキラ響きあう街路樹の光きらきらキララきらき...街路樹の光

  • 12月8日

    この日にならないと思いだすのも減ってきたよポールは未だに考えられなんでいるみたいだ今日ぐらいはずっとあなたの歌を聴きながらあなたのメロディは哀しいくせに勇気をくれるこんな日だからねあなたの歌を唄うよLOVE実は世界は今苦難に立たされてるんだそこからはどう見えてる滑稽に映るかもしれないね今日ぐらいはいっしょにギターを弾かせてくれよあなたの声は淋しいくせに慈愛に満ちてるこんな日だからねあなたの歌を唄うよLOVEこんな日だからこそあなたの歌を唄うよLOVE12月8日

  • この中で

    カラ元気でも元気だしてこしんどい時はそれなりでいいからツライのはもはや当たり前たぶんそれぞれ何かしら抱えてるはずさ正直希望ってなんだろな何気に手持ちも尽きてきてるしこの中に落とされてこの中で右往左往してこの中でもがいては今はまだ出られないならこの中でやれることこの中で搾り出してこの中で必ずあるはず思い出はまるでパラレルワールドのよう今となっては夢の中での出来事さこの中で打ち鳴らす無常の鐘の音後ろ向きでも前に進ませて気持ちなかなか晴れなくとも忘れるなよ地球は回帰するから人事を尽くして天命を手繰り寄せろこの中でも夕焼けはこの中でも美しいこの中で見える未来悪いとこだけ数えてても仕方ないぜこの中に巻き込まれこの中に投げ出されこの中に翻弄されてもこんな中にもある優しさに触れるたびこの中でどこまでこの中で行けるかこの中で考...この中で

  • 神さま からの ご褒美

    神さまってのは一生懸命やってるやつに時々ご褒美をくれるよなところがいつ貰えるかは分かんないもんだからたちが悪いぜなんてことないほんのちょっとした奇跡みたいなこと世界はなにも変わらなくても明日が少しだけ輝かしく思えればそれできっとそれできっと神さまは知ってるよ「生きてく」それだけでも誰もが命懸けだってこと狙って貰えるもんでもねえし神さまに媚びる気もねえ遇直にやってくだけさなんでもない日が一生忘れられない一日になるようなテレビニュースに流れなくても人生が少しだけ心震え泣けたならそれできっとそれできっと神さまってのは一生懸命やってるやつに時々ご褒美をくれるよなだからできるだけいつも一生懸命でいなくちゃなそれできっとそれできっと神さまからのご褒美

  • カデットブルー

    吸い込んだ空気が胸の奥へ冷気を送り込んだ軒下のバケツには薄氷が張って屋外の節電コンセントのサーモも作動し始めた11月山はいよいよ白く11月里に下りるまではもう暫く厳しい冬の訪れる前冷気に差し込む光は美しくも空は真夏の青さとは違いどこか物悲しさを孕み広がってく11月沈もうとしてる月は11月ガデットブルーの空に浮遊したまま11月かじかんだ手11月石油ストーブで温めてカデットブルー

  • 綺麗な黒

    小高い丘の上で色づき始めた並木道季節は知らぬ間に移ろい過ぎてまるで何事もなかったみたいだ積み上げてくしかない日々に重ねてく色が不透明感を増しても澄み切った空に青が溶け込んでいく真っ白な雪に覆い尽くされるまでに綺麗な黒にならなくちゃな小高い丘の上で待ち望む再会の時冷え込んだ朝露は枝葉を冬枯れさせてくけどあらゆる輪廻に沿ってボクらは期待するんだ澄み切った空に邪念が吸い込まれてく秘めたる想いにそっと降りそそぐ日差し色づく並木道に差し込んでいく澄み切った空に青が溶け込んでいく真っ白な雪に覆い尽くされるまでに綺麗な黒にならなくちゃな透き通るような綺麗な黒に綺麗な黒

  • 違和感と

    別にやめたつもりもない煙草いつの頃からか少なくなってそのうちなんともなくなったくゆらせて拒まないけど求めることもなくなった今では違和感とまではいかないが敢えて吸う必要もないと違和感と

  • 永遠への計画

    姑息な占い師こぞって影を潜めた夜町外れのレトロチックなエデンでは神さまたちが8度目の審議の最中あと一回で終わるってさなにもかもが幕を下ろす誰にもバレないようにそして新たなる予期せぬ預言でひしめき合った永遠への計画生まれついての卜者(ぼくしゃ)風の行方を見定めてる受け継いできた森羅万象の摂理も上書きしなきゃならないのかもなどうにかしてかなくちゃなどうにもならないだらけでもそこをなんとかしてさそして真新しい運勢は残りの運命と寄り添った永遠への計画向こう千年のタイムスケジュール神さまたちの企てイベント満載で目白押しだそしてボクらといえば楽しむだけさあってもたかだか百年の命永遠への計画に組み込まれて新たなる予期せぬ預言でひしめき合った真新しい運勢は残りの運命と寄り添った永遠への計画永遠への計画

  • 雲布団

    いつの間にやら毛布だけではめっきり寒くなってきた夜空に晒された星に近い場所には雲の布団季節は彩りとともに山肌を駆け下りてくる心淋しい夜にならないように暖めてあげるから潜り込んでくよ雲布団雲布団

  • 懐かしい唄に耳を傾ける

    昨日からの雨が今日になってもそぼ降りやまぬままこれからどうしようか…随分と昔に似たような感覚漠然と思い出してた懐かしい唄に耳を傾ける多感な頃に聞きあさったやつあの時のようにはいかないけれど今さら明日を捜したくなってあの時感じた将来に着けなくともあと少しだけ歩かせてくれ夢でできていた夢だけが道標だったのに今じゃ行き当たりばったりだ色褪せないブギー今も突き刺さるリリック今だからこそ聞き返すブルーズ懐かしい唄に耳を傾ける夢中だったよなあらゆるビートあの時からずっと鳴り続けたまんま結局中身はなんも変わりはせんよあの時見据えた気になってた未来とはまるで別世界だとしてもあと少しだけ熱情をくれあの時のようにはいかないけれど今さら明日を捜したくなってあの時感じた将来に着けなくともあと少しだけ歩かせてくれそのうち雨は上がるだろう懐かしい唄に耳を傾ける

  • 本性

    二面性どっちが裏で表だか一概には言えないよな強いて言えば本性ってのが裏で体裁ってのが表かそれともオレは表も裏のある人を信じるぜ誰にだってあるだろ本性

  • まるで幻術の中で

    いったい何に惑わされてるのかその怯えている理由はどこにあるんだろ?ふと眺めた月の裏奇妙なこの世の有様よずいぶんと長い幻術のような中でむやみに憑りつかれてしまってはいけないよ正義ぶった狂気が殺伐と人の世を蝕(むしば)んでいくさてとぼちぼち行くとするよまるで忌々しい幻術の外側へできるだけの注意は払うつもりだがいつまでも彷徨ってもいられないからな次なる脅威はそこまで迫ってるこうしてもいられまいもうタイムリープにも巻き込まれないほんのちょっと思考スイッチを捻っただけさきっと分かるよいつの日かその時思い返してみるさマインド操作したがる連中の口車乗り心地悪くてオレの好みとはなんか違うし様子伺いの日々にどうにも飽き飽きしてんださてとぼちぼち行くとするよまるで忌々しい幻術の外側へできるだけの注意は払うつもりだがいつまでも彷徨っ...まるで幻術の中で

  • 夜の始まり

    昼の終わり夜の始まりさっきまで伸びてた影法師輪郭薄くなっていつのまにやら溶けてった山の端に完全に消え入る瞬間の落陽を見届けるのは至難の業だが日の入りまであと10分酷く痛った日差しからもうすぐ解放されるそして夕闇に包まれるまでの日没風が少しだけ吹いた夜の始まり昼の終わり夜の始まり

  • 静かな夏

    蝉の声が遠くのほうで鳴いている空も雲もどこまでも夏の気配なのに喧騒をもかき消すほどの炎天下目の前を盛夏が沈黙のまま通り過ぎていくお囃子も打ち上げ花火も屋台の臭いも熱気も陽炎も大三角形も天の川も水を打ったように揺れている静寂とは違う蓋をされて海の底に放り込まれたそんな静かな夏があてもなく彷徨いながら平然と悠々とくっきりと脳裏と心の奥に音にならない声を残して忘れるはずもないだろう静かな夏静かな夏

  • 追いかけ人

    夢を追いかけ生きてるのはこの地球上で人ぐらいなものだろよもしかして今一番大事なコトなのかもな容易く掴めはしないけど追いかけてなければ叶えられるはずもない大袈裟でなくていい些細なやつでも描けてさえいれたなら兆しは照らすおぼろげな道ですら自ずと開(ひら)けてく死を見つめて生きてるのはこの地球上で人ぐらいなものだろよただ純粋に生き抜くコト愚かでないよな夢を追うからこそ産まれる絶望も希望もすべては明日への軌跡人の世に生まれた限り本能のままに追いかけてくだけさ夢を持てよとびきり素敵なやつを語りつくせきっと照らすおぼろげな道をも覚悟という勇気で追いかけ人は恐れず駆けてゆくどこまでもいずれ誰もが逝くのだから余すことなく夢を追いかけて追いかけ人

  • 本当だったら

    今頃なんら変わらぬいつもの夏だったはずいやむしろいつもより騒がしかったのかもなただ現実は目の前に広がる光景がすべてさこういう時だからこそ手を取り合わなくちゃなたくさんの人と顔合わせて気持ちに寄り添ってさただ現実は思うほど簡単ではないようだこんなピンチに陥ったって出来ることもっと違うはずじっとなんかしてられないそんな衝動に駆られるただ突きつけられた現実どうやらこれが今の本当らしい逃げ出すわけにはいかないようだ今頃ビーチに避暑地に夏空が待ちきれなくて誰もかれもが夏らしく満喫しようとしてただけさただ現実は予期せぬことで満ち溢れてたんだ要らない悲しみはもうたくさんだもはや今となっては逃げ出せる場所は何処にもなさそうだ今頃なんら変わらぬいつもの夏だったはずいやむしろいつもより騒がしかったのかもなただ現実から目を背けるなき...本当だったら

  • ガバメント

    オレはガバメントおまえらの暮らしを見守るのが仕事オレはガバメント間違いないからゴチャゴチャ言うな責任は取るつもりないからあとは好きにやりなオレはガバメント裸のおう様ではないちゃんと服を着てるだろ民のくせにたて突くなガバメント

  • もう夏なんだね

    なんかさどうなの知らぬ間に時は経つけど結局ふりだしかいでもさも一度はゴメンだなずっと雨降りなにもかもがずぶ濡れだいつになったら星降る夜空きっと天の川が待ってるもう夏なんだねやることなすこと中途半端に的外れで今年も半分終わってたもと来た道は戻るまい今日も雨降り真っすぐな雨が降るいずれやんで突き刺す日差しまだ始まってもないけどもう夏なんだね悔しさばかりが降り続く睨みつけた曇天ずっと雨降りなにもかもがずぶ濡れだいつになったら星降る夜空きっと天の川が待ってるもう夏なんだね今日も雨降り真っすぐな雨が降るいずれやんで突き刺す日差しまだ始まってもないけどもう夏なんだねもう夏なんだねもう夏なんだね

  • 世界に花束を

    心震わせて熱情揺らして愛を振る舞って世界に花束をそこにあるはずの誰も見たことない小さな花名もなき星たちが宇宙の果てで鳴らしたメロディ岸辺で歌う詩が広がってく粒になって優しさってやつで埋め尽くされるまで心震わせて魂踊らせて愛を振る舞って世界を飾れ命羽ばたかせてどこかにあるならどこにでもあるかもしれない見えてないだけで目の前にあるかもしれないあの花で編み上げた髪飾り君に贈ろうこの闇切り裂いて舞い降りた天使心震わせて魂踊らせて愛を振る舞って世界に花束を心震わせて熱情揺らして愛を振る舞って世界を飾れ刹那に咲かせて世界に花束を

  • 雨雲の上は いつも晴れ

    「久しぶりのまとまった雨になるでしょう」天気予報の声に気構える割に微塵も感じさせない厳しい日差しだ一雨ほしいな猛烈なやつはほどほどで今はそんな気分さ昨日の暑さが嘘のように垂れこめた雲天気予報のお告げ通りにやみくもに降り続く雨模様やっぱり鬱陶しいなこんな季節の始まりか今はそんな気配さどんな毎日になろうとも気持ちぐらいは上向きでいたいけどそうとも限らぬ日々の浮き沈みだけど忘れないで雨雲の上はいつも晴れ明日雨が上がったら出かけようぜ行きたいとこ行ってやりたいことしよう降りそそぐ光浴びて思いっきりじきに明けるさこんな季節も移りゆくやまない雨はないからどんな毎日になろうとも気持ちぐらいは上向きでいたいけどそうとも限らぬ日々の浮き沈みだけど忘れないで雨雲の上はいつも晴れ雨雲の上はいつも晴れ

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