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  • 奇形生物

    サミットをやった広島、そこは、初めて核兵器が使われた場所である。これを政治家はたびたび売り物にする。今回も日本の総理大臣がそうした。なにか賑やかな話題がなければ存在感がかすむからだろう。ついでに核のない世界というのも付け加えた。 原爆が投下された北側に帝国陸軍が使っていた練...

  • 運命と寿命

    人はこの二つでしか死ねない。どちらならあきらめがつくのか知らない。見送られるものが、何か、死んでいく者にはわからない。生きているうちになにもかも消えていく。 心筋梗塞で死にかけこのあいだ消えようとするそれが、短い時間をくれ、月の海の波打ち際の浅瀬を歩かせてくれた。生きてそれ...

  • 核兵器

    ウクライナの件で書いたのは一年前にもなる。まだやっている。この間、その他の人間には生きるのにそれぞれの戦いがあった。そこでやっているのは、もっと多くのものがあり大きな苦労もある。戦争というのに屁理屈をつけ夢中になっている、そこは、そこだけの問題でやっているのか。それとも人類...

  • 随筆「薄夜」

    罪と罰 元総理が暗殺された。なにやら宗教団体がにぎやかになっている。その名前には約20年前の記憶があるが、この当時の代表をやっていた男の氏名も顔も忘れた。当時、何十億かの取引をやろうとしていた。 私の人生もまだ熱い季節だったのだろう。取引は成立しなかったが...

  • 随筆「薄夜」

    生活と生存 その四 大家の手紙に仲介屋のアドバイスがみえる。これの姿形も知らんからこれにポロアパートの様子などわかる筈もない。まあ、好きに幼稚な因縁をつけてくればよい。 「おい、もっといっぱい因縁を書いてこいや」 私はこう書いてやった。 「バカめ、退去命令...

  • 随筆「薄夜」

    生活と生存 その三 (狂人たちと同居する社会)、なんどもこう書いてきた。近いところで京都アニメや大阪の精神科クリニックで大きな虐殺が起きている。その犯人であるキチガイは突然この世に現れたのではない。生活能力がゼロなので誰かが喰わせていたのだ。 このボロアパ...

  • 随筆「薄夜」

    生活と生存 そのニ 追い詰められているのか、このままでは住居もなくなり夫婦の命もあぶない。妻は6月5日にも生命の危険で救急車で病院に運ばれている。私も去年心筋梗塞で死にかけている。卒中の後遺症なのか歩行も危険である。 しかし、二人ともそれに敏感な生き方をしてない...

  • 随筆「薄夜」

    生活と生存 その一 家主と仲介屋にボロアパートを追い出されようとしている。次に行く金もなくホームレスの皆さんとおなじようになろうとしている。わたしら夫婦は生活保護受給者なので、もう、これ以上飛び込む先もない。この事情を知って追い出そうとして必死になっている。 ...

  • 随筆「薄夜」

    歪んだ球体 人類はどこへ向かっているのか、そんな国際会議をしたことはない。ウクライナの件でやっとマスコミも終末戦争などと口に出し始めた。それがやれる武器は昭和40年末期にはあった。大戦が終わりはしゃいでいた人類に頭から水を浴びせる悲惨な言動は、なぜか、...

  • 随筆「薄夜」

    人類の価値 ロシアはまだやっている。どこで終わらそうかと考えて始めたのではない。適当にやれば相手は降伏するだろうと武力侵攻したらしいがこれも勘違いである。終戦の協議など成立するわけもない。 当初からいろいろ言っているが、両国、そのたの世界からの言葉は戦場に...

  • 随筆「薄夜」

    作品「神曲」 ロシアの大統領、君の言っている(核戦争の用意をしてい.る)これには立ち向かえない。しかし、脅しに屈したのではない。好きにすればよいとこうお伝えする。 いいから撃ってみろ、作品「神曲」の主人公にこう言わせている。キューバ危機のとき元大日本帝国陸軍...

  • 随筆「薄夜」

    おだやかな日々 夜7時には眠りたいので夕方には布団に横になる。うまくいくと午前2時頃には起きられる。ここからは次に眠る夜7時までは15時間くらいある。それが私の一日である。15時間も起きているのだから人並みな暮らしであろう。 うちの妻には、この、時間的な一日と...

  • 随筆「薄夜」

    平和研究家 人間たちが知ってもどうにもならん疑問はある。だが知らなければ歴史は少人数の知っている者たちにより動いていく。 人間の歴史は軍事力により形を変え作くられていく。ここの書き出しでそのことを言っている。しかし、平和な時代でも歴史はつくられる。 どんな...

  • 随筆「薄夜」

    蠅 (ハエ一匹見逃さないように)、国営放送かなんか知らんが、そこで、ロシア国の大統領が吐いた言葉のようだ。人間をハエと呼ぶ、自分の国の人間にもそう思っているのだろう。 私は(国の軍事力は自国民へむけられる)、よく、こう書いた。この大統領ならそんなのは平気なようだ...

  • 随筆「薄夜」

    コサック兵 ウクライナでは通常戦力でやっているからロシアも苦労しているようだ。勝手に攻めていき大損害を出している。これではたまらんから遠くからミサイルも撃っている。こんなので大戦争なんかするとロシアは破産するだろう。 とにかく、どこかで終わらせなければとロシ...

  • 随筆「薄夜」

  • 随筆「薄夜」

    人類への宣戦布告 プーチンの映像からは絶望しか見えてこない。ロシアは追い詰められ瀬戸際にあったのか、全人類を巻き込む最終戦争までやろうとしているそのようにしか映らない。気が狂っているのでないから、いま必要なのはこれの言い分をはっきりさせることだと思う。 N...

  • 随筆「薄夜」

    平和 ウクライナで大量破壊兵器が使用されれば(米国は対応する)と言っているがなんの話なのだ。では、ロシアはそれに何の対応するのか。具体的に言ってもらわないと心構えはできない。世界戦争をやるなら地球はどうなるか説明してもらいたい。 そこまではやる気もないようだ...

  • 随筆「薄夜」

    無責任 日本の、ロシアに向けてのさまざまな制裁、これは危険なものとおもう。MATO中心にやっていることに歩調を合わせているんだが、日本にはやらなければならない独自の理由などがあるのだろうか。昨日の総理大臣会見では道徳・倫理・国際法などを持ち出しておられた...

  • 随筆「薄夜」

    政治 人間がどこへ向かっているのか、もう、だれもが知っている。それが平和で明るい未来であればどの国も軍事力を必要としない。それどころか、今度は朝鮮半島から原爆攻撃をやると言い出した。しかも正気で言っている。日本も国会で(敵基地攻撃能力)とかを言い始めた...

  • 随筆「薄夜」

    傍観者 ロシアが他人の土地で正規軍を動かし破壊と殺戮をするその理屈がわからん。これを戦争犯罪だと言う西側諸国もよくわからん。他人の土地へ勝手に侵攻し人を殺せば不法侵入と殺人である。なにも、わざわざハーグで裁判などする必要もない。 ウクライナはその犯人と...

  • 随筆「薄夜」

    消える、生存権 第二次世界大戦、これのリングに上がらなかった、弱小国家たちの領土が破壊と殺戮で混沌としている。いまイエメンの記事を読んだところだ。 世界大戦などと大袈裟にいうが、私には、あれは幼稚にすぎない。戦後あちこちでやった軍事行動、これの意味がわからな...

  • 随筆「薄夜」

    若い、脳みそ、たち ブログの、一つの記事に唸った。そこにある言葉と写真から数分間立ち止まり脳を回転させようとしたが空回りになった。こういう事は人生初かもしれない。いろいろと本は読んだが、ここ10何年間はそれもしていない。そのせいでもなかろうが、一文に脳がおどろ...

  • 随筆「薄夜」

    石器時代 むかし、どこかのバカが空爆で北ヴェトナムを(石器時代に戻してやる)と言ったことがある。そいつはドレスデンや東京でもそうしようとした。 いま、ウクライナがそうなろうとしている。 しかし人間がいる限り、今日のように東京などは世界一の都市になった。原爆...

  • 随筆「薄夜」

    母と娘と妻 スタートからここ迄、人生は気の重いものになった。これは望んだのでなく運が悪かったのでもない。持って生まれた血がそうさせた。その血と違う生き方に誘うものも多くあったが理由もなくそれらを拒否した。 気が重かった一番目は母親の死であったろう。次に、離...

  • 随筆「薄夜」

    妻への心 昨日訪問看護に来ているその女にむけ妻がたおれた。女は正しいことをやっていると言いにうちにきていた。私はその危険な失神を繰り返しているとそれらには伝えていた。これが判らんのなら「おまえら遊びに来ているのか」と、なんとか助け...

  • 随筆「薄夜」

    汚い武器 核で9000万人が死傷するという記事を読んだ。こういうのがおおっぴらに世に出てくる時代になったかと複雑な気持ちになる。 私のように、核などの狂気または人間は奇形生物と書くものには、その特異性が目立たなくなるから喜ばしいのかもしれない。 だが、...

  • 随筆「薄夜」

    絶望 「大国の興亡」上下巻ポール・ケネディー著の本がある。原著はランケの「強国論」である。ケネディーは明王朝やハプスブルグ家から書き始め今日の核の時代で結んでいる。最後の文章に、ビスマルクの(時の流れ)、を引用している。 私は歴史...

  • 随筆「薄夜」

    生きている、幽霊 また激怒した。同じことを言うのに自分でバカらしいと思っている。以前訪問看護というのに怒鳴りつけたことがある。今回も似たようなものである。あの時、もう来るな、と、やったのだがまだ来ていた。 「3月...

  • 随筆「薄夜」

    心の味覚 もう駄目か、と、そう思った。あきらめて駄目だなどと私は言わない。なにかの機械が耐用年数切れかメンテナンス不足で止まる。人間が死ぬのはこれと同じである。 妻を愛する心になんの意味がないときもある。機械相...

  • 随筆「薄夜」

    赤い自転車 前の前のまえ、住んでいたボロアパートがあった。そこで男が消えた。彼は一階に暮らし私はその上だった。妻をもらった、あの六年前のことだった。 「夫婦のことは、そちらでやってください」 妻を迎えに帯広に行ったとき、東京での用事をいろいろやってくれた。...

  • 随筆「薄夜」

    未熟な心 60何年がたち知ったことがある。これまで気付かなかったとはなさけない。いい加減で思い付きの真剣みのない文章を書いていたらしいが、そうでもなく、そこにある世界を知らなかったのである。 この文章世界は母の死んだあの場所にあった。母のことでなく、...

  • 随筆「薄夜」

    妻の、心と脳 妻の寝る部屋から鳥の囀りがしている。音はYoutubeのチャンネルから流れてきている。24時間これをやっている。眠っている妻も聴いているのだろうか。目をあけていれば大型画面に北海道・十勝平野の、妻の好きな虫類の自...

  • 随筆「薄夜」

    蜃気楼 長い文章を書けば、私の大嫌いな小説になる 妻の心にいちに割の開口部しかないのはわかっていた。それを知って愛した。 どうにかなるとの幼稚な年頃でない。 その現実がつぎつぎと現れる。今朝、もう終わりかもしれないと告げた。返事はない。 始まるのも終わるのも知らな...

  • 随筆「薄夜」

    見送り人 授業中に学校のドアがあけられ、用務員から教師、そして私へと母親の危篤が知らされた。わざと、2時間かけ自宅に戻った。母の死を見るのがつらいからそうしたのではなかった。見ても意味なかったからそうした。また、告げる別れの言葉などありもしない。2年もかけ生...

  • 随筆「薄夜」

    橋 昨日の、娘来訪から一日がたち余韻もさめてきた。久しぶりに家族・肉親というものを思い出した。同行された男性もご自分のそれをずいぶん話されておられた。 10年以上前になる随筆「冬海」には母親だけを書いている。家族は父親と四人の兄弟で合計5人であったが、...

  • 随筆「薄夜」

    心の金庫 作品に愛とか心は書きたくない。なぜなら、それは蜃気楼か幻しのようなもので文章もぼやけてしまう。 昨日、娘の来訪に同行した男性に言った。 「爽やかなインテリで素晴らしい男性のようで、娘も愛しているらしく、別れんようにしてくださいね」 だが、どん...

  • 随筆「薄夜」

    母と妻と娘 昨日の娘の来訪で一つ母子ができた。(また来ますね)、娘はその言葉を妻に残し帰っていった。この出会いで二人は感涙にむせっていた。私は嬉しかった。本物の母子になってくれと二人にそうお願した。戸籍上は母子になるが、どうやらこの二人は、それ以上の関係に...

  • 随筆「薄夜」

    橋の下 昨日、20年ぶりくらいになる、娘がやって来て(天涯孤独な人生だった)と、そう言っていた。犯人は私である。これの母親と離婚したのも私のせいだ。その後に多くの女性と生活し娘は自分が無視されているとそう考えたのも当然のことである。これの口から(知らなかっ...

  • 随筆「薄夜」

    幻 生がいつ終わってもおかしくない年齢になり、それでも振り返る無意味なことはやらない。しかし、しなくてはならないことがある。起きた現実と真実を認めなければならないことである。これをやらなくては人生が消えてし...

  • 随筆「薄夜」

    「明美さんをよろしくお願しますね」 私はおどろいた。訪問看護の若い美人が帰るときこう言った。この人はもうすぐ新しい道をめざし来なくなるようだ。 昨日、妻はまた失神した。そのあとに訪問看護があった。頭がいたく苦しいのだろう妻はベットから出ようとしない。 「そっちへ行ってもいい...

  • 随筆「薄夜」

    わが祖国 教育テレビで、Ñ響だろうかクラッシックをやっている。音楽は聴くだけで知識はなにもない。しかし、スメタナ「わが祖国」がういてくる。ウクライナのことがあるからだろう。1980頃に作ったらしい。 この交響曲は、モルダウの大河がエルベ川にそそぎ北海へと流...

  • 随筆「薄夜」

    「まだ生きているな」夫婦で、そんな感じの毎日である。 手首や首筋を刃物で切ったり死ぬかもしれん危険な失神をやったり妻はそれを見せている。 私も心筋梗塞で死ぬ寸前を妻にみせた。 人生らしい毎日である。いま、この世で一番大切な人間がいなくなろうとしている。これと比べれば核戦争で...

  • そのために随筆「薄夜」

    またもや終わりが近いのを知らされる。昨日とその前、頭蓋骨をうつ鳴る音を聞いた。 妻が転倒した。そばで2・3回やっているがなんとも悲しい音だった。 もう少し時間をくれないかと自分に問う。 なんのために必要なのか、妻に、人生は幸せだったとそう思ってほしい。 人は苦しみながら生き...

  • 随筆「薄夜」

    核戦争の準備をしたと公表して軍事行動を起こすのだから、これは正直といえばそうなんだけれど、ハイそうですかと答えるのもバカらしい。間違っていると教えようとするものもあるが公表したほうはそんなことわかっている。 核を使うのは自他ともに瞬時に全滅であるから戦争の用意や作戦などいら...

  • 随筆「薄夜」

    私は文章を書く人間だが気持ちの悪い言葉が世にあふれている。新語か造語かしらんがそれを使えば思慮なんかいらんらしい。その一つに(格差社t会)というのがあるが、そんなの使って何が言いたい。社会で、格の違いとはなんだ。人間の命に識別番号でもふっているのか。 どの国にも政治経済軍事...

  • 随筆「薄夜」

    生きる、生活をする、家庭で子を育てる、人間はそれに愛情と価値をもっている。そうだろう、でないと、社会というものにはならなかった。 その社会は歴史で変遷してきた。いまの時代をなんと考えている。 私は一つの工場と思っている。それは世界ぢゅうに有るものではない。こんな浪費型の社会...

  • 随筆「薄夜」

    戦後70年か、なんか知らんが、人間は自分の歩いている道を何だと思っている。ただ繁栄にはしゃいでいるだけであろう。それが楽しいのか。殖えるだけ殖え、地球はそんなにデカい星でない。空から見ればちっぽけな球体である。 それの地下を掘れば、いまやっている暮らしに必要な資源は無限に出...

  • 随筆「薄夜」

    ただ絡まった糸にすぎない。こう思っているから、さっきテレビの電源を入れたらお笑い番組を各局は放送していた。バカらしいから消した。ウクライナで起きていることはそれだけで糸がもつれたのだろうか。これを勉強しないからテレビにむけ笑っていられる。 絡まった糸が解ければ、あとは何事も...

  • 随筆「薄夜」

    ロシアは猛烈な経済封鎖を受けている。日米戦争の前にやったABCD包囲網どころではないだろう。あのときルーズベルトはチャーチルに(宣戦布告はしないが戦争はできる)と言ったらしい。学者は(経済封鎖とは実質的に戦うということである)と言った。ウクライナ侵攻と同時におそろしい戦争が...

  • 随筆「薄夜」

    報道 ウクライナの問題で長々と報道をやっている。これは政治的には理屈のぶつかり合いであるが、現場では武力の衝突である。 双方の軍事力というのは報道も知っている。これが対決すると勝者の理屈が通せる、それがいつなのかもだいだいわかっていた。これを報道すると仕...

  • 随筆「薄夜」

    言葉 普通の国民は、演説や報道にある高度な話し方はできない。ただ下手なのか生活に必要ないのかそれぞれが考えたのがいい。 こんなにも話し方が上手になるとは職業病なのであろうか。それは一つの病いということなか。 私は信用してない。 真実はなんでもない日々の...

  • 随筆「薄夜」

    ネットで出会った54の妻の写真は普通のオバサンだったが変わった。こんな姿になぜなったのか、二人の愛欲がそうさせたのだろう。「女はいつでも新品になれる」、そう妻に言った。妻は言葉どおりにやってくれた。こんな格好はうまれて初めてらしい。妻は性電気を充満させ美しくなった。 帯広の...

  • 随筆「薄夜」

    四年かけ作品を書いていたときは女性が頭から消えていた。あのときは独身で、性欲が喪失していたわけでもなく、女性のいない世界にいた。女だらけの人生であったのに奇妙なことであった。 パソコンでの妻との出会いは性的欲求からではないが、この人はどんどん性的な魅力をもつ女性に変化してい...

  • 随筆「薄夜」

    時は残忍に移ろう。いま景色もないが心から消えない。このときのために生きた。

  • 随筆「薄夜」

    なつかしい写真である。 妻になり沢山のこした。還らない時間とはこれだろう。

  • 随筆「薄夜」

    母と妻 「こんなの、生きてないほうがいい」 このあいだ妻が言っていた。脳の働きに苦しめられているのだろう。どんな終わりにせよ、その日まで地獄はつづくだろう。 私の母は二年間それをやっていた。人生で大事なのはこの二人しかいない。娘がこんなふうになれば3人目...

  • 随筆「薄夜」

    別離(終わり) 終わりがみえるから熱くなったのではない。われわれは意味があって愛し合った。妻は離婚もあり、その後、男たちとの人生に疲れ切っていた。私は女性たちと別離ばかり繰り返しどの人も大切にできなかった。うまくいかない者同士が偶然にめぐり逢った。それは...

  • 随筆「薄夜」

                                      別離(その五) 命に危険な眠り、夫婦生活はずっとこれの連続であった。帯広時代もそうだっただろう。ヘルパーの婦人たちもそう言っていた。この人たちは、妻が何才のときからこれを始めたのか知らない。三十頃に精神科で...

  • 随筆「薄夜」

                                    別離(その四) 総合病院でいろいろ診させたが最初から当てにしてない。ただ、脊椎はどうや、妻のここだけは気になっていた。斜頸で生まれた、これを聞いていたからだ。きれいですよ、整形外科の医師は言った。 「そうか」 ...

  • 随筆「薄夜」

    別離(その三) 病院に運ばれ血流を良くするためか点滴をやっているとき待合をぶらぶらした。見るとそこの看板は胃腸科となっていた。1時間たち院長に会った。 「ここでは、ついでに診ています」 「おい、このドン百姓村にまともな病院はあるか」 総合病院への紹介...

  • 随筆「薄夜」

                                                 別離(そのニ) 普通のオバサンと面会室で不毛の会話をした。ドアをあけ外に出たとき職員の男3人がいた。それらはおどおどしながら私から目をそむけた。殺し合いでもやろうというのか、いつでも相...

  • 随筆「薄夜」

    別離 その(一) 一つの夫婦生活を始めるのに大変だった。グーグルのページで出会った、いまの妻だが結婚の許諾はすんなりくれた。しかしメールでのやり取りであったから会ってみるまでどうなるかわからなかった。北海道の初冬、飛行機で帯広空港におりた。住所はグー...

  • 随筆「薄夜」

    にがい土地 過ぎた日は今もかるい頭痛になってあらわれてくる。どれを告白すれば無罪なのか、しかし、何をやっても罪ある人生であった。持って生まれた本能がそうしたのだろう。 いろいろあったが、それは随筆「冬海」に書いたものもあるが、出版社は実名で書き換えたらどう...

  • 随筆「薄夜」

    サル 人を笑わせる文章があることは知らない。そんなのがあっても使い方がわからない。そもそも笑うというのは人生に必要なかった。小学生のときヒロシマ原爆スラムにいたが笑いなどなくても楽しい生活だった。親は子供に着せる服もまともに買えない状態だったと思う。麦...

  • 随筆「薄夜」

    顔 文章というのは嘘が書けるが、それで演技をするのはむつかしい。 日本の国会議員たちの討論会をテレビで視聴するファンでないが、ほかのくだらん番組を観るのもバカらしいから、インターネットを触っているときはこれをながしているときもある。でも、うるさいだけで音...

  • 随筆「薄夜」

    波紋 娘から返信メールがきた。なにに拘ろうとしているのか、長い年月会ってもない父親がなぜ気になるのかわからない。 妻のことは挨拶したいとメールにあるが何を意味すのかこれも知らない。gメールの隅に妻の写真がある。それの美しさに興味をもったか、これもわからん。...

  • 随筆「薄夜」

    消えない罪 起きてみたら一人娘からメールが入っていた。七年ぶりだった。おなじ東京にいるのに最後会ったのは二十年前くらいだ。親子でもこれでいい。いがみあってそうしているのでないからこんなものである。肉親が寄り合っていきているのは重要なことでない。 娘は用...

  • 随筆「薄夜」

    人間 私は、コレについて、こう考えている。小学生のときにできたものだが七十数才のイマもかわらない。うちの家では夫婦で人の死をみせる。妻はこのあいだも手首と首筋を刃物で切り死のうとした。私の知らない帯広時代にもやっている。妻になってくれた東京で、これ以外にも死...

  • 随筆「薄夜」

    花畑け これも書いておこう。私の心が妻に撥ね返えされている。起きてなんらかの意思をみせるときも反応がないことがある。これは七年目になる。それは妻になる前、いつからやっていることなのかわからない。生まれ付きと推測するときもあるが、妻になる前から罹っている医者に聞...

  • 随筆「薄夜」

    霞み、ぼやけ滲む 小学校からの帰り道にあった市立図書館で知った「中庸」というのが書いてある本の記憶が人生のところどころに現れてくる。そのなかにあった文章で、一つの水田か畑だったろうか、そこからの収穫で何人が生きらどんな争いがあるのかこのことを記述した箇所があっ...

  • 随筆「薄夜」

    幸福な暮らし わたしなりの「核・戦争論」を書いてきたがこの辺りでやめよう。 ウクライナ侵略において史上初、核の恫喝があったことに醜さを感じる。人間はここにしか辿り着けないのだろうか。 これを使うと歴史もそこで終わる。それを承知でやるのか。だが、みなは承知してい...

  • 随筆「薄夜」

    ロシアへの質問 ウクライナのことで驚いているのは、よその土地に軍隊を無断でいれたその国から核戦争をやる気はあるのかと恫喝されたことである。これは歴史上初めてである。侵攻というのは米ロもいっぱいやっているが地球を溶かすとやったのはこれが最初である。 何をそんな...

  • 随筆「薄夜」

    核保有国 私はこう考えている。ロシアの起こしたこれは人間の歩みに一石を投じたのではないかと思っている。本人は思ってないが、核兵器は人間の歩みを止めるかもしれない。核戦争の準備もやっていると成り行きでそう言ったのかもしれないがこれはいつでも現実になる。 自分...

  • 随筆「薄夜」

    歴史の闇 ウクライナ人はなにかの犠牲にされたのではないかと、そう考える人間が世界に何人かはいるかもしれない。その正解は事後に判明するだろう。これは突如起きたものではないからだ。外交かなんか知らんがあれだけ時間があれば事前にこれは防げただろう。 ドイツのポ...

  • 随筆「薄夜」

    膨らむ風船 歴史の闇の中には密約や暗黙の妥協というのがありそうである。国民に隠したり騙そうとするその真意がさっぱりわからない。 解からないからそんなの覗こうとは思わない。事後の社会がどうなったかで真実はみえてくる。また、社会というのは密約や隠された妥協など...

  • 随筆「薄夜」

    悪夢の道 CNNやロイターの記事も読んでみた。精一杯にやっていると思う。日本のはみたことがない。ロシアの国営放送にもそれほど関心はない。そこの大統領の抽象的な演説だけはみた。 核大国の正規軍の一部が他人の土地へ侵攻した。それをやる背景にはロシア全体の軍事力...

  • 随筆「薄夜」

    絶望 きのうも予算委員会というやつでの議論が国営放送で中継されていた。ある野党の追及で、この国には有ると思えない現実を政府が弁明をしていた。それを見ている国民もやっている与野党も、ウクライナなどの事件があちこちで勃発すると、いつか、地球が溶かされる要因に...

  • 随筆「薄夜」

    確信 米ソの冷戦時代にあった不安は確信のようなものに成長した。EUと中国の二つがこのたびのウクライナ問題に反応し前以上に構えを固めていくだろう。もともとこの二つはどんな仮想敵国とも核戦争ができた。 理論上だけの絶滅戦争がロシアのせいで現実の有事となった。そ...

  • 随筆「薄夜」

    日本の国会 国会討論、ここで北方漁業を野党が追求していた。むこうは核戦力まで口に出すのっぴきならない状態なのに農水大臣もそれを相手にしていた。テレビ中継されているそこで、与党がうろたえるそこを攻撃している。 うろたえるのは野党もしなければならない。 空で水爆が...

  • 随筆「薄夜」

    戦場の狂気 ああ言えばこう言える、小器用な脳みそはこんな社会をつくった。いまロシアのやっている事はそんな口先ゲームでなく、あそこでは人間が殺し合っているのである。小銃の銃弾で人を殺そうとする戦場に行ったことがある。言葉でなく音だけが口から出ていた。 人間は...

  • 随筆「薄夜」

    ゆれる水魁 この世の中に不安が拡がる。なにやら得体の知れない不安定感にゆさぶられる。経済軍事と核を加えたそれらの絶望がひろがる。 ウクライナの件で世界は四つに区分されたように見えるがそうではない。 小学生のときヒロシマ原爆ドームの前の川で潜...

  • 随筆「薄夜」

    政治 SEATOが消えて久しい。NEATOというのは構想だおれになった。東洋民族というのは近代的戦略に不向きらしい。それとも他国と組んで戦争をしようという気がないのかな。それが白人たちとは大きく喰い違うようだ。 台湾問題は西太平洋で一番きな臭いと思っている...

  • 随筆「薄夜」

    人を殺さない軍隊 世間では、このウクライナ問題がよう判らない。人間についての知性が多少あるものは首をひねるかやっぱりそうであったかと識るであろう。ロシア政府は本音を国民には言えないがそれはNATOが知っていると思う。。ウクライナは当事者だから当然わかっている。 ...

  • 随筆「薄夜」

    人間の摩擦熱 ウクライナ問題は絶滅を賭けた様相にもみえる。そうかと言って米国を除く地元欧州NATO軍はなんの軍事行動も起こさない。ロシアは核戦争での結末をどんどん宣伝するが一人芝居をやっているのだろうか。 ワルシャワ条約機構といってもその経済力は小さなもの...

  • 随筆「薄夜」

    狂気 ロシアはどこまですれば納得をするのだろうか。武力による政治侵攻みたいなのをやっているが、ウクライナをどうしたいのかはよく判らない。なにかに腹が立ったから懲らしめをやっているだけだろうか。 西側との核の均衡とか、そんなのも聞こえてくるがミサイルの飛...

  • 随筆「薄夜」

    こうみん館 以前、北海のどこがで打ち上げた気象衛星ロケットがモスクワの方角へむけ飛んで行ったことがある。レーダでこれを見ていた者がクレムリンに報告した。ソ連はこれに凍りついた。すぐに相手にむけ絶滅の報復を準備した。どこから撃ってきたのなど計算はいらない。いつ...

  • 随筆「薄夜」

    ボロが出たした こんどは露国大統領が核戦争の準備をしていると言い出した。人類が聞いたことのない言葉だ。冗談でも度がすぎる。本気ならキチガイである。 持ってはいるがこの絶滅兵器は口に出してはならない。人間だけでなく地球を絶滅させるこんな物をたらたらと口にするそ...

  • 随筆「薄夜」

    巨大悲劇 この言葉を使い始めたのはいつからなのだろうか。おそらく10年以上前から作品を書きだした頃だったと思う。あれでは過去に起きた多くの人命をうしなったさまざまの出来事を書いた。その出来事たちが巨大悲劇だったと私の作品は言ってない。そんな事をやると...

  • 随筆「薄夜」

    暗い日 福禍あざなえる縄の如し、とかの、いい言葉がある。なんのときに使うのかよく判らない。世界には紛争中の国はいくらでもありその日常は災いだらけである。いつ破壊されてもおかしくない人生に幸福の時間などある筈はない。 隣の韓国はどうだろうか。朝鮮戦争のよう...

  • 随筆「薄夜」

    妻 巨大悲劇を書くというのが執筆スタイルである。なにが目的でやっているのか明確な返事はできない。人類に警鐘ならすなどと考えたこともない。物語を面白くしようする発想などやる必要もない。文筆で飯を喰っているのではないからだ。 一言でいえばそれを書いていると...

  • 随筆「薄夜」

    人類 礼儀正しいコメントをいただきました。ありがとう この日本国にも影響のある緊迫感をもつ内容でした。昨今、憲法改正とか敵地攻撃能力などの戦時にむけた議論が盛んになっているようです。憂いのない国家体制というのは重要だと思います。ウクライナがあのようになっておりま...

  • 随筆「薄夜」

    冷徹 私には最初の妻とのあいだに一人だけ娘がいる。妻のほうは一回だけの結婚で息子が一人できている。われわれはその子供たちに長い年月会っていない。深い事情もなく、この親子たちはそうなっている。子供たちも親を探し会おうともしない。憎いとか不必要だからとの感情...

  • 随筆「薄夜」

    戦争 1958年にあった二つの中国による金門島砲撃戦は書いたことがある。ウクライナのことを見ているとそんなのも思い出す。昭和33年ころの戦闘だったので中華人民共和国には原爆はまだなかった。それから、クリミア戦争というのを調べたこともある。これは日本の幕末の...

  • 随筆「薄夜」

    密約 ロシアという核大国の正規軍がウクライナという小国に軍事侵入したのに世界は静かすぎる 。一方の正規軍の行動にこんなに冷静にいられるわけがない。経済制裁などとのん気なことをこの日本もやっている。ふつうであれば世界は終わるかもしれないのにこれはなんだろう。...

  • 随筆「薄夜」

    学問 私は二十歳のころに薄々気ずいていたが、ここ10年余り物を書く時間、そればかりが出来るようなりあらためて勉強もでき、あることに確信がもてるようになった。 約50年前にローマクラブというのが発表した論文のようなものを読んだ。それは繁栄の限界に警鐘を鳴ら...

  • 随筆「薄夜」

    奇形生物 午後、番組の途中でロシアの軍事行動を伝えた。それはやらんだろうとか、いや始める、この予想は世界でやっていた。私は人間の自制心などまったく信じてないと昨日ここに書いた。米国は軍事的監視システムからそれはやるだろうと判断をしていた。このシステムは全面的...

  • 随筆「薄夜」

    静寂 妻との結婚生活も6年の年月がすぎた。その間、本来の文章や本格的な作品はなにも書いてない。これは妻との生活に夢中になったのではなく、書くことはもういいだろう、と、そんな気になったのかしれない。 しかし、このブログにも妻との暮らしなどは書いてきた。妻...

  • 随筆「薄夜」

    作品「神曲」3部作 これは、もう10年前になるのか、2年近くかかり書き上げたものだ。日米戦争を舞台にしたがある意味では科学雑誌のようなものだった。その理由は原子爆弾という物を書いたからだ。この兵器は苦心して発明されたがそれにはあまり重心を置かなかった。 ...

  • 随筆「薄夜」

    妻のブログでこれを書いている。ほかで作ろうとするのも面倒だからそうしている。もともと横着な性格なので細かいことはやらない。 ひとつの命 物心ついたときから人間嫌いだった。 生活環境からそうなったのでない。生まれつきであろう。そうかといって別の物に夢中にな...

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