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  • 移民と日本人-ブラジル移民110年の歴史から-(感想)

    ブラジル移民は、ブラジルに移民すること、または、ブラジルに移民した人々を指します。 1500年にポルトガル人によってブラジルが発見された当時、ブラジルの人口はおよそ240万人程であったと推定されています。 その後ブラジルはポルトガルに...

  • 白隠-禅とその芸術-(感想)

    白隠慧鶴は1686年に駿河国原宿、現・静岡県沼津市原生まれ、臨済宗中興の祖と称される江戸中期の禅僧で、幼名は岩次郎、諡は神機独妙禅師、正宗国師です。 15歳で出家して諸国を行脚して修行を重ね、24歳の時に鐘の音を聞いて見性体験したといい...

  • 空と湖水-夭折の画家 三橋節子(感想)

    35歳という若さで亡くなった女性画家三橋節子氏については、1977年に梅原 さん氏によって”湖の伝説−画家・三橋節子の愛と死”で紹介されています。 ”空と湖水−夭折の画家 三橋節子”(2019年7月 文藝春秋社刊 植松 三十里著)を読み...

  • 顔を忘れるフツーの人、瞬時に覚える一流の人 「読顔術」で心を見抜く(感想)

    顔を見る能力といってもさまざまな力があり、顔を見ることは複数の異なる能力に分かれます。 顔を見ることは複雑であり、大切な能力です。 人間にとって重要な機関の集合体で、コミュニケーションツールでもある顔について、いろいろな真実が次々と明...

  • 柳 宗悦・「無対辞」の思想(感想)

    柳宗悦は民藝の美の発見者として広く知られてきました。 ”柳 宗悦・「無対辞」の思想”(2018年5月 弦書房刊 松竹 洸哉著)を読みました。 民衆的工芸である民藝の美の発見者で日本民藝館を創設した柳 宗悦の、無対辞=一(いつ)なる美一...

  • 物語 ナイジェリアの歴史 「アフリカの巨人の実像」(感想)

    アフリカは大きく変わりつつあります。 貧困と飢餓の大陸といった20世紀のアフリカ観からは、今世紀中葉のアフリカの姿を想像できません。 ”物語 ナイジェリアの歴史 「アフリカの巨人の実像」”(2019年5月 中央公論新社刊 島田 周平著...

  • 六 角 定 頼-武門の棟梁、天下を平定す-(感想)

    六角氏は佐々木六角氏とも言い、鎌倉時代から戦国時代にかけて近江国南部を中心に勢力を持った守護大名ですが、藤原北家流の公家・六角家とは血の繋がりはありません。 六角定頼は戦国時代の武将・守護大名で、室町幕府管領代、近江国守護、南近江の戦国...

  • のこす言葉 ルース・スレンチェンスカ-94歳のピアニスト一音で語りかける-(感想)

    ルース・スレンチェンスカは、1925年アメリカ・カリフォルニア州サクラメントの生まれです。 幼少期に父親のヴァイオリニスト、ヨゼフ・スレンチンスキから音楽の手ほどきを受け、4歳でステージ・デビューを果たしました。 ”のこす言葉 ルース...

  • 無意味な人生など、ひとつもない(感想)

    人生無意味症候群という精神的な病があり、人生は無意味という事実を改めて認識してしまうことで発症します。 人間が極限状態に追い込まれるとこの事実を再認識し、開き直って暴走してしまうことが知られています。 そのため、鬱に続く自殺原因の第2...

  • 万年筆バイブル(感想)

    万年筆は、ペン軸の内部に保持したインクが毛細管現象により溝の入ったペン芯を通じてペン先に持続的に供給されるような構造を持った携帯用筆記具の一つです。 インクの保持には、 インクカートリッジを用いたもの、各種の方法でインクを吸入するものが...

  • 100歳の100の知恵(感想)

    気がついたら100歳になっていて、こんなに長く生きたのかとちょっとびっくりしている、といいます。 ”100歳の100の知恵”(2018年4月 中央公論新社刊 吉沢 久子著)を読みました。 今年3月に亡くなった100歳の生活評論家が、伝...

  • 健康長寿は靴で決まる(感想)

    合わない靴を履いていると、足の骨格が崩れて、外反母趾など足のトラブルばかりか、腰痛や膝痛、肩こりを招くことになり、糖尿病患者は下肢の切断を招くリスクもあるといいます。 “健康長寿は靴で決まる”(2018年10月 文藝春秋刊 かじやま す...

  • 前田利長(感想)

    加賀前田家は、尾張国愛知郡の土豪だった前田利昌の四男・利家を藩祖としています。 ”前田利長”(2018年11月 吉川弘文館刊 見瀬 和雄著)をよみました。 信長・秀吉に仕え父・利家の死後は、五大老の一人として豊臣秀頼を補佐し、270年...

  • 鷹見泉石-開国を見通した蘭学家老(感想)

    1804年のロシア使節レザーノフ来航時、土井利厚が幕府の対ロシア問題の担当となったため、鷹見泉石も対外交渉のための調査に従事しました。 そして、これをきっかけに蘭学の学習と海外情報の収集を行うようになりました。 その後、泉石の収集した...

  • 絶家を思う(感想)

    絶家とは、戸主が死亡したことなどにより家督相続が開始されたにもかかわらず、家督相続人となる者がいないために、やむを得ず家が消滅することです。 ”絶家を思う”(2017年3月 新講社刊 長宗我部 友親著)を読みました。 長宗我部元親の末...

  • イスラエルがすごい マネーを呼ぶイノベーション大国(感想)

    軍事技術、セキュリティ、自動運転技術関連開発力から第2のシリコンバレーと呼ばれ、毎年1000社を超すベンチャーが起業するイスラエルは、米国に次ぐイノベーション大国です。 ”イスラエルがすごい マネーを呼ぶイノベーション大国”(2018年...

  • 評伝 田畑政治-オリンピックに生涯をささげた男(感想)

    田畑政治は、教育者、新聞記者、水泳指導者として活動し、1932年ロサンゼルスオリンピックで水泳監督を務め、1956年メルボルンオリンピックで日本選手団団長を務めました。 戦後、東京へのオリンピック招致を訴え、招致活動の中心人物として活躍...

  • 銅像歴史散歩(感想)

    銅像は、神仏、人、動物などを模して銅で作られた像、および彫刻のことで、青銅=ブロンズで鋳造した像です。 とくに記念碑的な彫像を日本では一般に銅像と呼んでいます。 ”銅像歴史散歩”(2016年3月 筑摩書房刊 墨 威宏著)を読みました。...

  • 金融史がわかれば世界がわかる-「金融力」とは何か(感想)

    金融には長い歴史のなかで形成された制度が残り、さらに現代的な問題が幾層にも積み重なっています。 金銀という一時代前の地金、中央銀行の変化、変動する為替市場、金融技術の進展といった問題が複雑に絡み合っています。 ”金融史がわかれば世界が...

  • がんと人生-国立がんセンター元総長、半生を語る(感想)

    がん医療の第一人者が医師としてがん経験者としてまたがんで妻を亡くした夫として、がんと人生を語っています。 ”がんと人生−国立がんセンター元総長、半生を語る−”(2011年12月 中央公論新社刊 垣添 忠生著)を読みました。 著者の垣添...

  • 幕末の女医 楠本イネ シーボルトの娘と家族の肖像(感想)

    ドラマの”オランダおいね”で知られる楠本イネは、吉村昭や司馬遼太郎の小説にも登場し、ドラマや小説のイメージが定着しています。 イネはフィリップ・フランツ・フォン・シーボルトの娘として、文政10年に長崎で生まれました。 ”幕末の女医 楠...

  • リバタリアニズム-アメリカを揺るがす自由至上主義(感想)

    リバタリアニズムは自由至上主義や完全自由主義と呼ばれ、個人的な自由、経済的な自由の双方を重視します。 福祉国家のはらむ集産主義的傾向に強い警戒を示し、国家の干渉に対して個人の不可侵の権利を擁護する政治思想です。 新自由主義と似ています...

  • 写真家大名・徳川慶勝の幕末維新-尾張藩主の知られざる決断(感想)

    徳川慶勝は1824年江戸四谷の高須藩邸生まれ、実父は美濃の高須藩主松平義建で、母は正室・規姫(徳川治紀の娘)で、徳川慶喜は母方の従弟にあたります。 尾張藩14代・17代藩主で、尾張藩15代藩主・徳川茂徳、会津藩主・松平容保、桑名藩主・松...

  • がんの練習帳(感想)

    がんという語は悪性腫瘍と同義として用いられることが多く、悪性腫瘍は一般に癌や悪性新生物とも呼ばれています。 しかし、平仮名の「がん」と漢字の「癌」は同意ではなく、漢字で「癌」というと悪性腫瘍のなかでも特に上皮由来の癌腫=上皮腫のことを...

  • 折口信夫 神性を拡張する復活の喜び(感想)

    折口信夫は1887年生まれの国文学者、国語学者で、国学院大学・慶応大学教授を務めましたが、同時に、釈迢空と号した詩人・歌人でもありました。 日本文学・古典芸能を民俗学の観点から研究し、歌人としても独自の境地をひらきました。 成し遂げた...

  • 絵師の魂 渓斎英泉(感想)

    渓斎英泉は1791年に、江戸市中の星ヶ岡に下級武士政兵衛茂晴の子として生まれました。 “絵師の魂 渓斎英泉”(2019年1月 草思社刊 増田 晶文著)を読みました。 文化文政時代に葛飾北斎に私淑し、美人画・春画で一世を風靡し、千数百点...

  • 五大友厚 富国強兵は「地球上の道理」(感想)

    五代友厚は1836年に薩摩国鹿児島城下長田町城ヶ谷に、薩摩藩士である五代秀尭の次男として生まれました。 江戸時代末期から明治時代中期にかけての薩摩藩士で、大阪経済界の重鎮の一人です。 当時、まさに瓦解に及ばんとする萌しのあった大阪経済...

  • 15歳のコーヒー屋さん-発達障害のぼくができることから ぼくにしかでないことへ(感想)

    発達障害とは、生まれつきの脳機能の発達のアンバランスさ・でこぼこと、その人が過ごす環境や周囲の人とのかかわりのミスマッチから、社会生活に困難が発生する障害のことです。 アスペルガー症候群は発達障害のひとつで、発生率は約4,000人に1人...

  • 中世武士 畠山重忠 秩父平氏の嫡流(感想)

    鎌倉初期の武士で武蔵国畠山荘の荘司重能の子・畠山重忠は、頼朝挙兵当初は平氏に属して頼朝に敵対しましたが、のち頼朝に服属しました。 治承・寿永の乱で活躍し、知勇兼備の武将として常に先陣を務め、幕府創業の功臣として重きをなしました。 ”中...

  • 神饌-供えるこころ-奈良大和路の祭りと人(感想)

    祭りで、神様にお供えする食べもの=神饌は、日本の神社や神棚に供えられ、御饌=みけあるいは御贄=みにえとも呼ばれるます。 “神饌−供えるこころ−奈良大和路の祭りと人”(2018年3月 淡交社刊 写真・野本暉房/文・倉橋みどり)を読みました...

  • 現代語訳 老子(感想)

    老子は中国文化の中心を為す人物のひとりで、多くの反権威主義的な業績を残した中国春秋時代における哲学者で、道家・道教の始祖としての知られています。 ”現代語訳 老子”(2018年8月 筑摩書房刊 保立 道久著)を読みました。 人の生死を...

  • 古河藩(感想)

    一国の統治は過ぎても不足でも適わない中庸こそが大切として、3代将軍徳川家光のとき大老となって大名統制を断行した土井利勝は、徳川の世の礎を築きました。 古河藩は、信任厚き譜代が城主の関東平野枢要地で、雪の殿様や桃まつりにみられる小江戸の優...

  • 鳥居強右衛門 語り継がれる武士の魂(感想)

    鳥居強右衛門=とりいすねえもんが歴史の表舞台に登場するのは1575年の長篠の戦いの時だけで、それまでの人生についてはほとんど知られていません。 強右衛門は奥平氏に仕えていた武士ですが、身分や、どの程度の禄をもらっていたのかなどははっきり...

  • 藤田嗣治 手紙の森へ(感想)

    藤田嗣治は1886年東京市牛込区新小川町生まれのフランスのエコール・ド・パリの代表的な画家で、第一次世界大戦前よりフランスのパリで活動しました。 1920年代のパリを拠点に活躍した最初の日本人美術家として知られる藤田嗣治の没後半世紀に際...

  • コンビニ外国人(感想)

    いまや全国に55,000店舗以上を数えるコンビニは、どこへ行っても当たり前の存在です。 ”コンビニ外国人”(2018年5月 新潮社刊 芹澤 健介著)を読みました。 移民不可にもかかわらず世界第5位の外国人労働者流入国になった日本におい...

  • 夢を持ち続けよう ノーベル賞 根岸英一のメッセージ(感想)

    若い人なら一度は自分自身を、そして日本を外から客観的に見詰めて、自己評価をすることが成長への第一歩です。 ”夢を持ち続けよう ノーベル賞 根岸英一のメッセージ”(2019年12月 共同通信社刊 根岸 英一著)を読みました。 50年前に...

  • 僕は頑固な子供だった(感想)

    聖路加国際病院名誉院長だった日野原重明医師は、105歳でも現役で活動しておられました。 自宅で静養を続けていたが体調を崩し、2017年7月18日午前6時半に呼吸不全で死去されました。 ”僕は頑固な子供だった”(2016年10月 ハルメ...

  • 弘法大師と出会う(感想)

    空海は774年に讃岐国多度郡屏風浦、現:香川県善通寺市で生まれました。 父は郡司・佐伯直田公=さえきのあたいたぎみ、母は阿刀大足の娘あるいは妹で、幼名を真魚=まお、と言いました。 “弘法大師と出会う”(2016年10月 岩波書店刊 川...

  • 司馬江漢 「江戸のダ・ヴィンチ」の型破り人生(感想)

    今日ではほとんど知られることのない人物の司馬江漢は、江戸時代の絵師、蘭学者で、浮世絵師の鈴木春重は同一人物です。 稀代の変人として知られ、まさしく江戸のダ・ヴィンチとでも呼ぶべき存在でした。 ”司馬江漢 「江戸のダ・ヴィンチ」の型破り...

  • いちまいの絵 生きているうちに見るべき名画(感想)

    そこに、いちまいの絵があります。 その絵には、さまざまな記憶が刻み込まれています。 画家の思いが込められています。 ”いちまいの絵 生きているうちに見るべき名画”(2017年6月 集英社刊 原田 マハ著)を読みました。 アート小説...

  • 河合継之助-近代日本を先取りした改革者(感想)

    河井継之助は、戊辰戦争で新政府軍相手に善戦しつつも非業の死を遂げた悲劇の武士として知られていますが、実は、戊辰戦争に至るまでのその人生はほとんど知られていません。 ”河合継之助−近代日本を先取りした改革者”(2018年3月 日本経済新聞...

  • ダブリンで日本美術のお世話を-チェスター・ビーティー・ライブラリーと私の半世紀(感想)

    チェスター・ビーティー・ライブラリー(CBL)は、アイルランド共和国ダブリンの図書館、美術館、博物館で、1954年に開館しました。 鉱山業界の有力者だったアルフレッド・チェスター・ビーティー卿のコレクション、特にイスラム世界、インド、日...

  • 鉄道御普請最初より エドモンド・モレル(感想)

    明治5年=1872年と言えば日本はまだ開国間もない頃で、鉄道の技術などは皆無だったと言われています。 明治政府はイギリス公使ハリー・パークスの推薦を受け、セイロン島で鉄道敷設の指揮をしていたエドモンド・モレルを日本に招きました。 モレ...

  • 日本人は、なぜ富士山が好きか(感想)

    標高3776.24 mの富士山は、静岡県(富士宮市、裾野市、富士市、御殿場市、駿東郡小山町)と、山梨県(富士吉田市、南都留郡鳴沢村)に跨る活火山です。 奈良・平安時代から江戸時代に至るまで多くの歌や随筆、絵画によって描かれてきた富士山は、...

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