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アメリカ発 少年サッカーの育成事情 https://utlogan.blog.fc2.com/

アメリカでサッカーを楽しんでいる息子とチームの様子。海外育成やおもしろエピソードも。

アメリカ・ユタ州在住。2007年生まれの息子は、コンペティティブチームで本格的にサッカーに取り組んでいます。体験したことオススメ本まで、少年サッカーに有益な情報を紹介します。

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2017/01/22

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  • スピードアジリティの重要性

    エンストしやすい身体1試合を走り切る無尽蔵の体力がある子がいる一方で、試合中にスタミナが切れエンストを起こす子もいます。息子は後者で、疲れると足も思考も止まり、守備が軽くなります。最近のサッカーは、どのポジションも守備が重要で、軽くなった守備は後ろの負担を増やし、試合のコントロールを難しくします。スタミナは、先日参加したカレッジコーチによるサッカーキャンプでも、重要な要素の一つに見えました。キャン...

  • 高校生の日本滞在中のサッカー

    夏休み中に日本へ。普段は私だけサッと帰ることが多いですが、今回の帰国は3年ぶり。息子もパンデミック中にハマったアニメの影響で、絶対に一緒に日本へ行きたいと。そこで一緒に帰ることにしました。航空券は、大きな大会の1週間前にアメリカに戻る日程にしました。学校が夏休みに入ってから滞在は10日間。こんなに短く日本へ帰る家族は少なく、アメリカに戻る便で、日本人はほとんど見かけませんでした。10日間は盛りだく...

  • 遠征先で救急に(後編)

    1週間の大会で、試合開始15分で負傷退場。その後、歩けなくなり、救急に駆け込んだお話。チームでよく怪我する子をもつママからは、大会のメディカルテントはあんまり信用しないし、私なら怪我した時点で帰るわ、と言われました。でも、まだ試合に出られるかも、という一縷の望みにかけ、チームに残りました。その間、試合には出られないものの、チームイベントには参加。最初は塞いでいた息子も、チームメイトが心配して遊びに...

  • 遠征先で救急に(中編)

    遠征先の大会で開始早々の怪我。足首を挫いてしまった息子が、翌朝起きると、立ち上がることもできなくなっていました。怪我が悪化、その時どうする?怪我した翌日。朝食時間ギリギリに起きた息子が、足を床につけるのも痛い、歩くなんて無理、と判明。とりあえず、朝食場所で、コーチに相談。全く歩けないので、病院に連れて行きます、と伝えました。その日の試合開始は正午でしたが、試合は観戦せず、救急に。当初は、自宅に4時...

  • 遠征先で救急に(前編)

    息子のチームは、リージョナルの大会に出場しました。この大会は、各州で1〜3チームが参加し全米を4つに分けたリージョンの代表を決め、7月の全米大会への出場権を争う大会です。とは言っても、翌週にECNLのプレーオフもあり、両方に出場権を持つチームは、プレーオフを優先するなど、参加チームは比較的分散されています。この大会は長期戦なのが特徴で、毎日1試合ずつ。月から水曜までが予選3試合、木曜は試合なし、金曜か...

  • チームがENCLに

    アメリカでのユースサッカーは、プロを目指す層から、草の根のファンサッカーまで様々なリーグがあります。色んなレベルの子に試合機会があるものの、2つのユースサッカー協会が展開する複数のリーグ構造は、分かりにくく… 今回は、アメリカのユースリーグに関するお話です。ユースサッカーの上位リーグアメリカのユースサッカーのトップリーグは、MLS Nextで、主にプロクラブのユースチームが参加します。その次が、Elite Clubs ...

  • サッカーティーンに人気なバイト

    練習、試合で連日忙しいサッカーティーン。それでも練習の隙間にできる人気バイトがあります。今回は、アメリカで多くのサッカー少年少女が行うアルバイトをご紹介します。
練習や試合の隙間にするバイト春シーズンが始まりました。中学生までは、クラブチームに1年間コミットして通年の活動、春シーズンはリーグ戦やCup戦の忙しい時期です。ところが、高校生は、この学期にクラブを休み、高校のサッカー部で活動する子が多いです...

  • 全員出場が陥った罠

    サッカーチームにいると常に勃発する選手を試合に全員出場させるか否か問題。小さい頃は比較的楽にできることが、学年が上がり、試合中の選手交代に規制が出てくると、かなり厄介な問題を引き起こすようで… 今回は、そんな全員出場に拘ったために起きてしまったアクシデントを紹介します。大きな大会の選手交代の規制こちらの地域は、U15以上のステイトカップが始まりました。一年でかなり重要なこの大会。州には、一学年に110の男...

  • 試合に勝てなくても大丈夫?チームに不安を覚えた時に

    長いこと子どもの試合を見ていると、子どもの成長はアップダウンするのが分かります。年齢と共にできることが増えるように、サッカーも数年前にできなかったプレーができるようになります。ところが、日々の試合では、集中できなかった、シュートが枠に飛ばなかったなど、短期的にダウンした部分に注目しがちです。そうなると、自分の子どもはちゃんと成長しているか、不安になります。さらに、チームが負け続けると、チームやコー...

  • ヨーロッパで長くプレーできるポジションはどこ?【サッカー解析3】

    サッカーの情報を使って、どういった特徴があるかを調べる本シリーズ。今回は、3600人のヨーロッパのリーグ(ラ・リーガ、セリエA、ブンデスリーガ、プレミアリーグ、リーグアン、FIFA world Cup 2018, UEFA Euro Cup 2016)でプレーする選手から、どのポジションが、長くプレーできるのかを調べました。前回にお見せした、サッカー選手のポジションと年齢を示した確率分布のグラフです。この解析によると、欧州で一番長く続け...

  • 勝った試合?負けた試合?どっちを良く見る?【サッカー解析2】

    この数年で、試合が終わった後も、記録した映像で試合を見返すことが多くなりました。今や、多くのチームが試合を録画して、映像をチーム内で共有しています。この流れは、たとえ試合に行けなくても、後で試合を振り返ることができ、子供やコーチだけでなく、保護者にもありがたいシステムです。こうした試合映像と勝敗スコアから、保護者は、果たして勝った試合と負けたどちらを多く見返すのか?、を解析した本シリーズ第2回。(...

  • 勝った試合?負けた試合?どっちを良く見る?【サッカー解析1】

    自分の試合の映像を見るのが好きな子供もいれば、あまり興味を示さない子供もいます。一方で、子供の試合映像がはるかに大好きなのは、お父さんです。試合をビデオカメラで録画していると、「うちの夫が、毎回楽しみにしてる〜」と良く言われます。我が家も、息子の試合映像をダントツで観ているのは、夫です。古い試合もよく見返して、練習メニューを考えたり、チーム状況の分析もします。一方の私は、試合会場で映像を撮っていた...

  • プロテインは飲んだ方が良い?

    U15になり、プロテインシェークを飲むチームメイトが増えてきました。我が家はまだ日常的に飲んでいなかったので、「プロテインパウダーって必要なの?」という疑問が湧きました。今回は、子供の体重ともう一つの情報から、プロテインパウダーの必要性を評価してみました。 「プロテインは飲むべきか?」アメリカ少年サッカー記31そろそろプロテインを飲み始めようかな、と考えている方は、ぜひご覧ください。【プロテインパウダ...

  • お掃除サービスを利用してみた

    共働き家庭で一番放置してしまう家事は、掃除かもしれません。食事と洗濯は、必須なので、時間がなくても必ず行います。一方で、掃除はしなくても生きていける。一番後回しになりがちです。我が家は、掃除はもっぱらルンバにお願いしています。毎日設定された時間に、リビングとキッチンを1時間以上かけて掃除してくれます。それでも、ほこりは溜まる、水回りも汚れが蓄積するものです。そんな時に、ママ友から紹介してもらったの...

  • アメリカ流、子供の個性を伸ばすコーチングとは?

    こちらでは、子供たちがコーチを呼び捨てで呼ぶなど、コーチと選手の関係はフラットです。こうした環境でのコーチングは、驚くほどシンプルな言葉を使います。「何番にパスしろ」といった具体的な指示ではないコーチングから見えてくる、子どもの個性を伸ばす声かけとは?子供の個性を伸ばすことに興味のある方には、参考になるかも。是非ご覧ください。 「アメリカ流、子どもの個性を伸ばす声かけとは」 アメリカ少年サッカー記...

  • 大学トライアウトに行ってみた 後編

    大学のサッカーチームが実施するトライアウト形式のIDキャンプ。NCAA Division1の大学のIDキャンプに、中学生が参加してみたシリーズ。前回は、IDキャンプに参加するメリットに触れましたが、学年の低い中学生の参加には、当然ながらデメリットもあります。最終回は、そのデメリットと、IDキャンプを総括しました。中学生がIDキャンプに参加するデメリットデメリットは主に3つあります。割高な費用今回のIDキャンプの参加費は、一...

  • 大学トライアウトに行ってみた 中編

    大学のカレッジコーチが指導するカレッジIDキャンプ。これは、大学のサッカーチームのトライアウトのようです。よく知らずに参加した、NCAAのDevision1のカレッジIDキャンプの様子をご紹介する本シリーズ(前編はこちら)。参加者の年齢条件には達するものの、中学生が、大学のトライアウトに参加しても大丈夫なんでしょうか? 今回は、高校生ばかりのIDキャンプに参加するメリットをまとめました。IDキャンプに参加するメリット...

  • 大学トライアウトに行ってみた 前編

    大学サッカーのリクルート方法 大学のサッカーチームに所属することは非常に競争率が高く、高校でサッカーをする男子の8%だけが大学のサッカーチームに所属できます。さらに、大学チームは大学の規模、奨学金や予算規模に応じてレベル分けされており、全米大学スポーツ協会(NCAA)で最難関のDivision1の大学でプレーできるのは、高校生の男子サッカー選手の1%に過ぎません。このように、アメリカの大学でサッカーチームに入...

  • アメリカでも五輪の日本代表戦を観たい!

    オリンピックが始まり、レストランで競技を放送している機会が増えました。日本代表戦を観たいけど、スポーツチャンネルNBCSNに入ってない場合。そんな時にお助けなのが、Telemundo。普段は、ラ・リーガなどを放送するスペイン語チャンネルです。オリンピックのサッカーの試合も、いくつか放送するようです。サッカーのスケジュールを紹介した便利ページを見つけたのでリンクを貼っておきますね。男子サッカーの番組スケジュール女...

  • 夏に起きやすい足裏のアクシデント

    夏休みが始まり、サッカーキャンプに参加しました。その週は猛暑が続き、3日前は過去150年の最高気温でした。こんな暑い中、一日中サッカーをするのは大変だなぁと思いましたが、帰ってきた息子の姿をみて唖然。両足を引きずって、ボロボロの姿だったのです。足を引きずっていたのは、両足の足裏に、水ぶくれができたからでした。以前にもちょっとした水ぶくれはありましたが、こんなに悪い状態になったのは初めてです。一体、どう...

  • 吐くほどキツいトレーニング

    最近、息子は、高校生のチームメイトから、「高校のサッカーで求められるのは、アジリティとコンディショニングだから、しっかり鍛えておいた方が良いぞ」、とアドバイスを受けました。このアジリティとコンディショニングという用語、サッカー少年だった夫にも馴染みがありません。辞書で調べると、agility(機敏さ)とconditioning(調整)とあります。なんだかよく分からないと思いつつ、これまでは、クラブのアジリティ専任の...

  • 選手の多いチームと少ないチーム、どちらが良い?

    シーズン終わりに毎年実施されるトライアウト。上手な子が来きてくれるかな、というドキドキ感と、もっと強いチームに入れるかな、というソワソワ感、色々な思惑で落ち着かない時期です。息子のチームも、トライアウトがあり、チームメイトが決まりました。残念なことに、昨シーズンのチームメイトの5人が、チームを去りました。1人はアカデミーに決まり、2人はバスケットボールに転向、1人は1学年下の自分の学年のチームに戻...

  • 観客2万人の代表戦観戦

    先日、アメリカ代表戦を観に行きました。観客数は1万9000人、座った周辺はほぼ満席。そしてマスクなし。会場は、ウェーブが5周するほどの大盛り上がり。コロナ前の状況に戻った感じでした。今回の代表戦のチケットを、州のユースサッカー協会に登録する子供の家庭は、先行予約ができました。お陰で、良い席が取れて、夏休み中の試合会場は子供達でいっぱい。ユースサッカー協会は、例年だと、登録選手に、夏休み中の地元のMLSの...

  • NHKから取材された米国サッカーの取り組み

    数ヶ月前に、NHKの記者の方から連絡を受けました。なんでも、アメリカのユースサッカーで取り組んでいる「小学生年代のヘディング禁止」に興味があり、この取り組みを保護者としてどう感じているか、聞きたいとのことでした。2016年あたりから、アメリカではU12以下の年代のヘディングを全面禁止しています。ちょうど、ルール改正の狭間にいた2007年生まれの息子の学年は、小学校低学年まではヘディングをし、小学校中学年で練習と...

  • ゴール確率を7%上げる方法とは?

    決勝トーナメントのある大会。こうしたトーナメントの試合がリーグの試合と大きく違うのは、試合に負けた場合、チームが敗退してしまう点です。
こうした勝ち抜き戦は、勝ち進むほど両チームの実力が拮抗し、守備でのプレッシャーや攻撃時のボールの奪い合いなどの強度が増します。その結果、1点に喜び、1点に泣く試合が増えます。このような負けられない試合で勝つには、ゴールの確率を上げることも重要な要素となりそうです。果...

  • 【子供のバイリンガル教育】子供が秘める日本語学習の原動力

    家庭での日本語教育は2タイプ アメリカに永住する日本人家庭は、子供の言語教育で大きく2タイプに分かれます。子供の日本語教育に長期的に取り組む家庭と、遅かれ早かれ日本語教育を諦める家庭。夫婦とも日本人の家庭は、前者が多い印象ですが、ヘタレの我が家は、早くに子供の日本語教育を諦めたクチです。決して、子供が日本語を話せなくても構わないと割り切ったわけではないですが、子供の言語教育では、英語での学習に集中...

  • 【子供のバイリンガル教育】英語は半年でペラペラになる?

    「子供の時に英語圏に行くと、半年くらいでペラペラになる」という話をよく聞きます。また、小学校低学年くらいまでに英語圏に行けば、音を聞き分けられる能力があるので、発音がネイティブに近くなる、というのも、よく聞きます。子供の言語学習にまつわる噂は色々あり、保護者を惑わします。果たして、子供は半年くらいで「ペラペラ」に英語を話すようになるのでしょうか?今回は、このよく聞く噂を、実体験に合わせて検証します...

  • 女子のびっくりロングスローイン:非力でもボールはこんなに伸びる?!

    息子達の試合前に、女子チームの試合がありました。離れて観ていると、ボールがフィールドから出て、スローインの場面になりました。ディフェンスの選手が、ずいぶん長い距離の助走をとり、普通にスローインすると思いきや予想外の動きに! あまりの、びっくりに、思わず身を乗り出して見てしまいました。こちらが、そのスローイン場面。しっかり、ペナルティエリア内にボールが入る、驚きの飛距離のスローインです。Wikipediaで...

  • 子供のワクチン接種、どうする?

    アメリカでは、一億5000万人が少なくとも1回のワクチン摂取を終えました。CDC(疾病管理予防センター)はワクチンの接種を完了した人は、屋内と屋外でのマスクの必要なし、と発表し、スーパーの入り口でも、マスク必須の張り紙が剥がされ始めています。目まぐるしい変化の中で、先週にはついに、12歳から15歳までの子供にもワクチン接種の許可が出ました。12歳からのワクチン接種で悩むこと自分のワクチン摂取には躊躇なかったも...

  • 「あー、もう、なんでスパイクの紐が解けているの⁉︎」

    子どもの試合の最中に時折起こる、靴紐が解ける問題。小学校に入学した頃はまだ自分で靴紐を結べないので、試合前にお父さんお母さんが子どものスパイクの靴紐をしっかりと結んでいました。さらに、試合中にスパイクの紐が解ければ、保護者やコーチ、そして時には審判が、子どもの靴紐を結んでいました。その光景は心温まるものでしたが、最近少し衝撃的な靴紐事件に遭遇しました。サカママに投稿しました。 「あー、もう、なんで...

  • 【サッカー選手は歯🦷が命?】4. 歯列矯正してサッカー大丈夫?

    これまでのお話 サッカー選手に多い虫歯や、接触プレーによって起こる歯の怪我に切り込んだ今回のシリーズ【1、2、3】。シリーズの最終回は、中学生年代で増える歯列矯正してサッカーをしても安全なのか?、その両立についてご紹介します。歯列矯正中のサッカーでの心配事息子のU14のチームは、ただ今、歯列矯正が流行中。チームの1/3の子が矯正器具をつけています。 息子は、永久歯が揃った一昨年の11月から、歯列矯正を始め...

  • 【サッカー選手は歯🦷が命?】3. 意外に多い歯の怪我

    これまでのお話 サッカー選手に多い虫歯【1】。この原因の一つに、試合や練習中によく飲まれているスポーツドリンクの問題点がありました【2】。今回は、接触プレーが多いスポーツゆえの、歯の外傷について紹介します。どんな歯の怪我が起こりますか?スポーツ傷害の20%は、口内の怪我です(引用元)。口内の怪我で、最も多い原因は、スポーツ中の接触によって起こります。例えば、プレーヤーがヘディングをしようとすると、...

  • 【サッカー選手は歯🦷が命?】2.スポーツドリンクの悪夢

    アスリートが歯の問題を抱える5つの理由最近のプレミアリーグの選手を対象とした研究では、サッカー選手は虫歯の問題を抱えやすいことが分かりました。一般よりも、健康的な食生活に気を配り、歯の健康状態にも気を配っているアスリート。それでも、虫歯が多いのはなぜでしょうか?アスリートが口腔内の健康に問題を抱える原因は、下記のようにいくつか挙げられます(引用元)。 運動選手の虫歯原因1.歯の怪我をしやすい2. ドライ...

  • 【サッカー選手は歯🦷が命?】1.敵は口内にあり!

    スポーツと虫歯問題イギリスのプレミアリーグの選手を対象とした、口の中の健康状態(オーラルヘルス)を調べた研究があります。2016年に発表された論文では、プレミアリーグの選手187人のうち、およそ半分が、虫歯前の酸蝕状態(歯が溶け始めている)、1/3が虫歯、10人弱は歯周病を患っていました(Needleman et al., 2016 の論文より)。選手の7%はトレーニングや試合への影響も感じています。似た調査は、サッカー選手に限らず2...

  • 悩みまくったシーバー病の数年後

    踵の成長痛であるシーバー病。小学校高学年頃に発症しやすく、この怪我に長年悩まされている方もいるかもしれません。我が家は9歳から11歳くらいまでシーバー病になりました。治っても忘れた頃にまた痛くなる、と痛みが繰り返されるのもこの怪我の特徴のようでした。ところが、気がつくと、過去2年くらい、踵が全く痛くなっていません。悩みまくったこの怪我にどう向き合い、クリアしたのか?、そしてその先に見えてくるサッカ...

  • 連戦の疲労回復に効果的なアイスバス(氷風呂)

    試合が続くと重くなる身体大会などで試合が続くと、怪我人が続出し、試合に出る人数が減ることがありませんか? 試合の途中で、足が攣ったり、足を引きずったりして、退場する子も出てきます。こうした怪我は、連戦による疲労が影響しているかもしれません。今シーズンは、連戦への取り組みが大きく変わりました。コーチは「これをしないで次の試合に来たら、大バカだよ!」と言い、怪我の防止のために、ある回復術を導入しました...

  • スカウトは見た!【5】小学生から出来ること

    これまで、高校生年代のチームに入るためのスカウティングに関してまとめました。【1】【2】【3】【4】一方で、クラブによっては、U9ぐらいの年代から子供をスカウティングしてチームを作るところもあります。シリーズ最終回では、早期スカウティングの様子と、小学生から出来ることをまとめます。早期スカウティングの是非バイエルンミュニックのクラブは、これまであったU9、U10のチームを2022/23年のシーズンに廃止し、アカ...

  • スカウトは見た!【4】国による注目点の違い

    これまでのシリーズ【1】【2】【3】これまでのお話は、アメリカの育成アカデミーにおけるスカウティングについて見てきました。今回は、プロフェッショナルサッカースカウト協会がまとめたユース年代を対象とするプレミアリーグ、ブンデスリーグ、MLSでのスカウティングを比較しました(参照元)。クイズ:フィジカル重視はどこの国のチームでしょう?...

  • スカウトは見た!【3】代表監督が注目する点

    アメリカのプロクラブの下部アカデミーを中心に100以上のエリートクラブを集めたトップリーグがあります。これまではDevelopment Academyという名前でリーグを行なっていましたが、コロナ禍パンデミックで破産したのが2020年4月。その後、秋になり、MLS NEXTという名前になって、新リーグが発足されました。この新リーグの発表で、オンラインイベントが行われたようで、アカデミー出身の現役選手や、MLSの監督の他に、アメリカ代...

  • スカウトは見た!【2】6つの重要なポイント

    育成機関で最上位に位置するプログラブの下部アカデミーやエリートアカデミー。この機関では、ハイレベルのコーチを揃え、より専門的な指導が受けられると言われています。そんな育成機会を得る最初の関門が、スカウティングです。人によって見るポイントは異なるものの、スカウティングに関する情報は、地域や国を問わず広く紹介されています。今回は、アメリカのユースサッカーにおける、スカウティングのポイントについて、こち...

  • スカウトは見た!【1】 ターニングポイントの年代

    そろそろ、来シーズンに向けてのチーム選手の選考時期かもしれません。アメリカ国内で、一番トップの育成機関は、MLSのプロチームが設けるユースアカデミーで、全米に30あります。さらに、2部リーグクラブUSLに5つのアカデミー、その他に78のエリートアカデミーが、上位の育成アカデミーになります。これらのアカデミーは、U13からの6学年を年代別に分けたプラットフォームを用意しています。アカデミーの活動は、全米を広...

  • 子供の挑戦を支える大人になるには?

    日本のサッカー少年がアメリカでも話題に 山梨学院の選手が小学生の頃に、クリスティアーノ・ロナウドにインタビューしたエピソード。緊張しながらロナウドの母国語であるポルトガル語で質問した少年に、取材陣からは笑いがあがり、それを変だと指摘し、少年の挑戦を褒めたロナウド。ここでの男の子の挑戦に対する大人の反応は非常に異なりますが、大人の行動は子供の挑戦に影響を及ぼすのでしょうか?サカママに記事を投稿しまし...

  • 濃厚接触で、サッカーどうする?

    学校での濃厚接触連休明けの火曜日、ピョロん、とメールが届きました。PCに、届いたメールのタイトルがちらっと見え、息子の名前+濃厚接触(Exposed)の件名が。えっ、と思わず声が出て、メールを開いたら、学校からの連絡でした。同じ授業で、息子の席に近い子がコロナに感染し、息子も濃厚接触となった、との報告でした。以前なら、連絡を受けたら即、子供のお迎え、10日間の自主隔離です。ところが、州は、先月からこの隔離の...

  • 新時代の試合の撮影

    試合の99%は撮影されないシーズンが始まった頃、フィールドで、試合撮影のための面白い形のカメラを見つけました。このカメラが、その可愛い姿に似合わず、ポールを立てて、カメラを設置したら、そのまま放置で試合撮影ができるという優れもの。試合開始時に、携帯のアプリから、カメラの撮影をオン。試合中にやることは、それだけです。このカメラはveoと呼ばれ、広域レンズでフルコート全体を撮影します。試合が終わったら、その...

  • コーチの言う「リスペクト」の意味

    試合中での工夫する呼びかけ試合中に、コーチが選手たちに向かって「Respect her!」と叫んでいます。リスペクト、尊敬しろ、という意味ですが、なぜコーチが「彼女を尊敬しろ」と叫ぶのでしょうか? 確かに、相手チームには、一人だけ女子選手が混ざっています。コーチは、その選手との対戦に対して、選手達に注意をしているようです。この「リスペクト」、なかなか奥深い言葉です。 コーチの呼び掛け選手をリスペクトする、とは...

  • どのくらい練習すると上手になれますか?

    同年代の上手な選手のプレーや、強豪チームの試合の様子は、今やYouTubeでも閲覧できます。試合で気になるのは、的確なパス、勝負強いドリブル、難しいコースへのシュート、そして組織的な守備など。どうしたらこうしたプレーが出来る様になるのでしょうか。そして、一体どのくらい練習すれば、サッカーは上達するのでしょうか?そんな疑問から始まった4年間の試みと、そこから分かったことを、サカママに投稿しました。サッカー...

  • コロナ禍の遠征で気をつけたこと3 宿泊・食事編

    コロナ禍での遠征(シリーズ1、2)。この遠征で、最も気になっていたのは、滞在先での宿泊でした。なにせ、半年以上、外食を避けていた状況で、ホテルに安全に宿泊し、食事も取れるのか、そういった不安の中での試行錯誤をご紹介します。滞在ホテルの安全対策今回、チームで宿泊したホテルはヒルトン系列。ホテルのロビーは、透明な間仕切りがあり、スタッフと距離をとり、チェックインできます。ところが、この状況は、英語のア...

  • コロナ禍の遠征で気をつけたこと2 試合・検査編

    コロナ禍での遠征。安全にサッカーができるよう、普段より、衛生面に気を配りながらの参加です。前回の遠征の移動に続き、今回は大会会場での対策をご紹介します。大会での感染対策今回参加した大会は、予選から決勝まで、3つの会場で試合を行いました。面白いことに、会場によって、安全対策はだいぶ違いました。ある会場は、会場内が狭く、フィールドと保護者が観戦するサイドとの距離が十分に確保できませんでした。そこで、こ...

  • コロナ禍の遠征で気をつけたこと1 移動編

    少し前にサッカーの遠征にいく機会があり、このコロナの状況下で、感染リスクを下げて安全に参加できるのか、判断に悩みました。ベストフレンドである他のチームのサカママからは、この状況で州を越える遠征は感染を広げることにならないか、と意見をもらいました。それでも、子供本人も夫も、遠征への参加に迷いがなかったので、私も同行しました。結果、男二人で参加させるよりは、私も一緒に行ったことで、こまめに消毒など配慮...

  • 【キッズのマネー講座】サッカーキッズもお金の勉強

    これまで2回のシリーズで、プロサッカー選手の多くは、雇用契約に不利な立場にあり、経済的に不安定になる可能性が分かりました(第一回・第二回)。プロサッカー選手に留まらず、世の中には、経済的なリスクはあるが、人々を惹きつける職業はたくさんあります。そういった職業を目指す子供が、大人になった時に、給料や経済的な不安定さにあまり制約されず、やりたいことを選べたら嬉しいものです。そんな選択肢の広い大人になる...

  • 【キッズのマネー講座】プロ選手の台所事情

    プロ選手を夢見る少年少女に、これから必要になるかもしれないお金の知識のシリーズ(前回)。今回は、プロ選手の職業が、どういう問題に直面しているのかを、世界の14000人のプロ選手の情報をまとめた報告書からご紹介します。プロ選手が抱える雇用契約の問題2016年に発表されたFIFPro Football Players Worldwideの「2016 FiFPro Global Employment Report」によると、プロ選手は、クラブとの雇用契約において、3つの大きな問題...

  • 【キッズのマネー講座】プロ選手が目標の子に必要なこと

    夢見る少年少女にできるサポートプロフェッショナルフットボーラーに憧れるサッカー少年少女は多いと思います。夢をもって、その目標に向かって努力する事は、結果に関わらず、素晴らしいことです。では、そんな子供の目標に対し、保護者はどんな形で応援ができるのでしょうか? 「サッカーのトレーニングにつき合う?」 それは所属チームでもできること。「夢破れた時のバックアップとして勉強させる?」 それも一つの方法です...

  • コロナの影響で起きた地域差

    前回は全米ランキングがどう使われているか、についてお話ししました。このランキングのシステムは、ある程度うまくできているように見えますが、今年になって、ちょっと異変が起こりました。サッカーができる地域とできない地域3月以降のコロナの感染拡大によって、ユースサッカーの活動は一旦停止になりました。そのまま、夏に新シーズンに入り、徐々にサッカーの活動が再開しました。ところが、同じ国内でも、州によって、その...

  • ランキングの仕組みと導入するメリット

    アメリカにはユースサッカー協会に登録したチームの全米ランキング、GotSoccer、なるものがあります。子供達のチームにランキングをつける目的の一つには、各学年で4000以上の登録チームにおいて、適切なチーム同士の試合をアレンジできる点が挙げられます。全米ランキングの仕組み国内には、多くのチームが参加したいと思う人気な大会があります。例えば、西部や南部だと、サンディエゴのサーフカップやテキサスのダラスカップな...

  • ゲームの時間とサッカーの時間が逆転!こんな時どうする?

    今年はコロナの影響で、息子は、サッカーの練習や試合に出かける以外は、すっかり家に籠るようになりました。友達とは、オンラインで話しながらテレビゲームを楽しんでいますが、そのゲームの時間が日に日に伸びていき、親としては、ゲームの時間をどうコントロールさせるか、悩みます。そんな日常生活を注意すると、スルリと返してくる軽い返事。13歳のティーネイジャー、思ってたより手強いぞ。コミュニケーションをとるのが難...

  • サッカーがうまければ、PKは入るのか?

    数年ぶりに子供がPKを蹴るのを見て、ふと湧いた疑問は、「サッカーがうまければ、PKは入るのか?」ということ。PKは心理戦と言われる一般論は、大人のプロの試合には当てはなるものの、子供の試合はどうも勝手が違うようです。子供のPKの失敗、できれば見たくないものの、その挑戦には大きな意味もあって。サカママ に投稿しました。アメリカ少年サッカー記21「絶対に外せないキックがそこにはある」...

  • 親を全員退場させた試合

    試合で対戦すると、たまに対戦選手のプレーやジャッジに対して文句を多いチームがいます。私も酷いファウルには怒ったりと、大なり小なり文句が出る経験はあるかと思いますが、それでも多くはモラルをもって観戦するわけです。ところが、たまに、度が過ぎるチームがいます。これは、チームの中で1人の保護者だけ大騒ぎ、と言うよりは、保護者全体で文句をいうチームです。おそらく、最初は、個々で言っていた文句や態度が、年月を...

  • 試合前の勝負音楽

    試合前に音楽を聴くメリットアスリートが試合の前に音楽を聞いているシーンをよく見ます。運動選手のパフォーマンス向上に対する音楽の効果は高いようで、色々な報告があります。今回は、” Why Music Is So Important To Athletes ”の記事を参考に、試合前のパフォーマンスを上げる音楽の効果をご紹介します。試合前に音楽を聴くメリット、第一は、試合への準備ができる試合前の準備には、体内の血の巡りを良くしたり、アドレナリ...

  • PKの成功率を上げる秘訣

    3年ぶりのPK息子は、確か3年前に、トーナメントの大会で、試合中にファウルされて、PKの機会を得ました。この時のPKが失敗に終わり、試合にも負けてチームは大会を敗退。その試合には、自分のチームでなくBチームの助っ人として借り出されていたので、ずいぶんショックだったみたいです(詳しくはこちら)。それ以降、息子は試合でPKを蹴らなくなりました。所属チームには、それこそ、PKを蹴りたい選手がたくさんいます。例え、息...

  • 試合終了後の子供達にかける言葉は一択

    試合が終了した後に、子供にかける言葉って、色々バリエーションがあったりするのでしょうか。日本や他の国の少年サッカーの経験がないので良く知らないのですが、ここだと、我が子にも、チームメイトや、対戦相手の選手にもかける言葉は一択です。「good job!」例え、どんな試合内容であったとしても、子供達の頑張ったプレーに対して「よくやった!」と声かけします。これは、自分の子供のチームメイトだけでなく、対戦チームの...

  • 息子2人がプロになった父が語る、サッカーをする4つのメリット

    プロ契約の時期そろそろ来年のプロ契約が決まる時期になりましたが、今年は、息子が所属するクラブで、4人がプロ選手として誕生しました。その中には、クラブに幼少期から中学生年代まで過ごし、高校は地元のRSLのアカデミーを経て、イングランドのプレミアリーグのLeicester City と契約した選手も含まれます。この選手の家族は兄弟4人ともこのクラブで育ち、兄はバイエルンミュニックIIでプレーしています。そんな2人のプロ選...

  • 親なら知っておきたい、ヘディングのリスク

    近年、子供のヘディングに対する脳震盪のリスクを懸念し、小学生年代のヘディングを禁止する動きが始まりました。アメリカを皮切りに、今年からは、イングランド、スコットランド、北アイルランドも練習中のヘディングを禁止へ。つい禁止した試合状況に目が行きがちですが、果たして禁止期間を終えた子供達のヘディングはどう変わったのか?、そして、ヘディング苦手チームが得点率を20%引き上げた新たな奇策とは?ご興味ある方は...

  • どういう子が飛び級に向いているか? 後編

    実際に飛び級してみた息子は、正規の学年のチームに所属していますが、今年は、メインのチームとは別に、一学年上のチームにも所属しています。こちらはセカンドチームですが、息子にとって初めての飛び級チームです。この活動から、上の学年のチームに入るメリットとデメリットが見えてきました。飛び級のメリット・デメリット一学年上の試合に出るメリットは、フィジカルに差のある選手とどう対戦するか考えながらプレーできる点...

  • どういう子が飛び級に向いているか? 前編

    チーム選びをする際に、飛び級して一学年上のチームに所属するか、それとも正規の学年に所属するか、選択する時があるかもしれません。特に、チームの所属が一年の契約だと、その一年間はチームを変えることができません。チーム選びの判断を間違ってしまうと、その一年を無駄にしてしまうどころか、成長の足枷にもなりかねません。飛び級は、チーム選びで悩ます問題の一つです。息子の周りでは、今年は5人が飛び級を選択しました...

  • 連戦中の疲労回復でやるべき2つのこと

    試合が毎日続いて、試合のパフォーマンスのアップダウンが激しいことがあったりしませんか?息子の場合、試合中にドリブルが多いので、非常に動けている時と、守備に全く走れない時の落差が大きいです。過去の試合を振り返ると、連戦の3試合目以降に、疲労度が激しく、連戦での疲労回復はなかなか解決できない問題でした。ところが、今回、疲労回復の取り組みを行ったところ、かなり回復が早くできたので、その情報をシェアしたい...

  • ゴールデンエイジで親ができること

    サッカーの育成の場でよく耳にする言葉、「ゴールデンエイジ」。おおよそ9歳から12歳までの年代に色んな運動をして神経の発達を促すと、これまでできなかった動きが習得できる、と考えられています。特に、サッカーに関しては、ボールを扱う足のスキルが効果的に習得できます。ゴールデンエイジは、運動能力の向上に注目されがちですが、一方で、9歳と12歳とでは精神面も大きく変化するので、最近では、さらに年代を細かく分け...

  • サッカーに大事な言語?

    息子が掛け持ちしているセカンドチームは、週1回、外部のコーチを雇ってコンディショニングトレーニングを行います。このトレーニングは、持久力や瞬発力、筋力など基礎的な運動能力を高める内容です。コーチの見本をみて続けて動きをリピートしますが、サッカーの練習が好きな息子でも、この1時間半のコンディショニングは辛い辛い。先日、練習最後に集合してコーチが練習の総括をしていました。そこで初めて、このコーチが、ス...

  • 選手不足のチームと経験不足の選手のマッチング

    シーズンが始まってしばらくしてから、地元のチームから問い合わせがありました。そのチームは、一学年上の選手を集めたチームで、選手が不足して試合などの選手集めに困っているとのことでした。「掛け持ちで良いから、チームに入ってくれないか?」という話でした。都会のチームの問題点息子は、今シーズンに新しいチームへ移籍しました。その大型クラブのチームは、チームで登録できる最大選手数に近い17人の選手を取りました。...

  • サカパパの画一性、サカママの多様性

    アメリカのサカママって、一括りにできないほど多様化してて、どうして、子供のアクティビティにここまで一生懸命にサポートしているのか、謎な人が多いです。自分ですら、何が原動力になってるのか、良く分かりません。一方のサカパパは、至ってシンプル。サッカーバカだったり、スポーツ全般大好きな人ばかり。育った国やバックグランドに全く関係なく、サカパパはみんな良く似ています。そんなわけで、サカママは、サカパパの画...

  • 子供にボールが回ってこない時にどうする?(4)サッカーの壁

    これまでのお話【1】【2】【3】そして、子供にボールが回ってこない原因を突き止める前回にご紹介した、中学年代に人気トップ3のフォーメーション4−3−34−4−2ダイアモンド型4−4−2フラット型この中には、このフォーメーションとこのポジションだと、試合に参加しにくい時間帯が発生しやすい、と言う、魔の組み合わせがあります。魔の組み合わせはコレだ・4−3−3と4−4−2フラット型の場合ウィングやサイドバックに位...

  • 子供にボールが回ってこない時にどうする?(3)ママのためのフォーメーション講座

    これまでのお話【1】【2】サッカーのフォーメーションは、世界で共通したシンプルな表記を使います。4−4−2や4−3−3といった書き方で、日本語だとヨンヨンニ、英語ならfour-four-twoなどと言います。この表示は、ゴールキーパーを除いて、ゴールキーパーに近いサイドから、DF(ディフェンス)、MF(ミッドフィルダー)、FW(フォーワード)の横の3ラインに何人の選手が配置されているかを意味します。今回は、中学年代によ...

  • 子供にボールが回ってこない時にどうする?(2)問題を突き止める

    【これまでのお話】子供の試合で、あまりボールに絡めない時間帯が続くと、母親としては右往左往してしまいます。チームが得点しても、それまでの一連のプレーに全く関わらないと、子供がチームに溶け込めてないのか、とか、今日はパフォーマンスが悪いのか、など、あらぬ心配までしています。子供が試合でボールに絡めない問題は、ママ友間でも割と頻繁に挙がるトピックです。試合中に子供にボールが回ってこず、イマイチ試合に入...

  • 子供にボールが回ってこない時にどうする?(1) 試合中の問題発覚

    子供の試合を見ていると、なんだか今日は、あまりボールが回ってこない、なんてことがありませんか? 例えば、試合を開始して10分。選手交代で我が子が試合に入ってきました。ようやく子供のプレーが見られると思うのですが、待てど待てどウィングでプレーしている子供の所にボールが来ません。そのうち、ディフェンスに追われるようになり、子供は一生懸命に走り自陣に戻りますが、そんな時に限ってチームがカウンター。まだ後方...

  • 子供の成長のために親ができる最大限のサポートとは?

    サッカーの試合において、子供のプレーの大きな障害になるのは、応援席からの指示や文句かもしれません。それでも、我が子の試合を見ていると、応援に熱が入り、つい色々な言葉が出てしまいます。子供をしっかり応援しつつ、かつ、静かに試合を観戦することは、はたして可能なのでしょうか?サカママ に掲載されました。アメリカ少年サッカー記17 子供の成長のために親ができる最大限のサポートとは?...

  • アメリカのユースサッカー費用くらべ 〜ボランティアチーム編〜

    U10からU13までは、息子はボランティアコーチが指導するコンペティティブチームに所属しました。ボランティアチームは、アメリカで広く普及するチーム形態です。ボランティアチームでかかる費用ボランティアチームのコーチ陣は、全員、チームメイトのお父さんなので、チームフィーは協会への登録代、200ドル以下です。ただし、その他にも費用が発生します。諸費用は主に3つ。1つ目が、ユニフォーム代。ホームアウェイのユニフォ...

  • アメリカのユースサッカー費用くらべ 〜クラブ編〜

    トライアウトを終え、新シーズンのチーム登録の時期です。今年は、コロナの影響で、普段より、トライアウトや登録のプロセスが2、3週間遅かったクラブが多いようです。息子も、希望先の登録選手が発表され、チームへの加入が決まりました。選手の発表があると、すぐチーム登録が始まり、期日までの年会費の支払いが待っています。いきなり年会費のからくり今回のクラブの年会費は、2000ドルでした。この費用には、クラブ登録やコ...

  • 買っちゃいけない日焼け止め 3 良い商品の早わかり判別法

    これまでのお話 [1][2]日焼け止めに使われている有害物質、オキシベンゾンとパルミチン酸レチニル。オキシベンゾンは内分泌かく乱化学物質で、血中でのオキシベンゾン濃度が上がると、男性ホルモンの低下、そして筋肉量の低下を招き、思春期の男子に大きな影響を与える成分と言われています。また、パルミチン酸レチニルは発癌性物質と考えられています。これらの成分のない商品を買いたい場合、どうやって判別するのか、その早...

  • 買っちゃいけない日焼け止め 2 良い商品リスト

    これまでの記事 [1]日焼け止めに使われている3つの有害物質(オキシベンゾン、パルミチン酸レチニル、メトキシケイヒ酸エチルヘキシル)。内分泌かく乱化学物質や発がん性のリスクを高める成分です。市場にはまだこれらの成分が入った日焼け止め商品が多くあり、成分表を注意深く確認しないとわかりません。これが有害物質なしの商品アマゾンでは、商品のパッケージに印刷されている成分表の画像が掲載されているので、商品の...

  • 買っちゃいけない日焼け止め 1 NG成分

    日焼け止めを買う、その前にそろそろ日差しが強くなり、日焼け止めを買おうか、と思う方がいるかもしれません。店頭には色んな日焼け止めの商品が揃ってきました。これまでは、SPF値(日焼け止めを防ぐ指標)や汗に強いなどの性能に注目し、成分など一切チェックせず買っていました。ところが、市販の日焼け止めには有害な成分が使われていることがわかりました。日焼け止めに使われている有害物質NPOが、世界で販売されている1000...

  • トライアウト前、コーチからのアドバイス

    移籍希望のチームの1ヶ月に渡る練習が終わり、トライアウトを残すのみになりました。最後の練習で、コーチは、選手にこんなアドバイスをしました。”たとえ、今回のトライアウトで、チームに入れなくても、それで終わりじゃない。一人ひとりの成長スピードは違うので、サッカーを諦めずに続けてほしい。今、一番でなくて良いのだ。サッカーは、レースじゃない。マラソンなんだから”この1ヶ月間、ひたすらscrimmage(練習試合)だ...

  • サッカーのチーム練習再開、行かせても大丈夫?

    サッカー少年少女のお子さんを持つママ向けサイト、「サカママ」にて、毎月第一金曜に記事を掲載しています。6月号は、息子のチームが練習再開をしたので、まだコロナ警戒が続く中で、ボディータッチの多いサッカーの練習に行かせても大丈夫か、どうやって判断したかの内容をご紹介しました。アメリカ少年サッカー記16 「チーム練習を再開して大丈夫? 」実は、この記事の投稿は、30時間前に行ったのですが、この24時間で、ウィ...

  • 移籍騒動はいつも突然に

    日曜、のんびりしている時間帯に、チームのコーチから電話が来ました。日曜に珍しいなぁ、と思ったところ、なんと、ヘッドコーチをやめる、と言うのです。アメリカのユースサッカーは、5月末で2019-20シーズンが終わり、6月から2020-21シーズンになります。まさにシーズン最後での、ヘッドコーチのステップダウンでした。コーチは、新しいコーチを色々検討したけど、と話が続きます。子供達の成長を考えてベストな解は、しっかり...

  • 離れた友達と自主練競争

    練習お助けツール自宅待機期間の自主練。最後の方は、離れた友達と自主練競争をしていました。自主練競争に必要な道具はfitbit。これは歩数や距離、心拍数をトラックするフィットネスの時計で、携帯のアプリに、毎日の運動量のログが残ります。さらに、このアプリには、登録した友達と、1週間の運動量を競うプログラムや、一定期間で目標の運動量を目指す登録型のプログラムもあります。息子は、シアトルの友達と、1週間の運動量...

  • チーム練再開からあっという間に

    チーム練習がようやく再開しました。州のユースサッカー協会が決めた再開フェーズ1における練習のガイドラインは、以下の通り。* 選手とコーチを含め20人以下* 選手同士、選手とコーチ間でコンタクトをしない* 保護者の見学不可* トレーニング中は、選手間の距離を3m離す* 外での練習に限定* 熱や他の症状がある選手は練習に参加できない* 練習前、練習中の休憩時間、練習後にはプレーヤーとコーチは手を消毒する* 練習へのカ...

  • アスリートが求める塩分量は? 4

    前回までのお話[1][2][3]運動中の汗で、人間は体内からナトリウムを、1時間に1gほど排出すると言われています。さらに、より激しい運動や暑い環境での運動で、大量の汗をかくと、ナトリウム不足に陥る可能性もあります。この時に、手軽に塩分を補給できるスナックは何でしょうか?大量に汗をかいた運動後の工夫普段の食事から、塩分が少なめで、長時間の運動して大量に汗をかいた日には、どんな補給食が良いのでしょうか...

  • アスリートが求める塩分量は? 3

    前回までのお話[1][2]運動で大量に汗をかくと、汗とともに体内のナトリウムが流れ出るため、最悪の場合、体内のナトリウム不足に陥り、脱水症状を起こします。そのため、運動選手は、食事を低塩化させず、塩分が足りなくなれば補給食が必要です。しかし、この議論はアメリカの食生活が基になっています。その一方で、塩分摂取に関しては悪名高き和食文化。日本食を食べる運動選手も、この議論が成り立つのでしょうか?塩辛い...

  • アスリートが求める塩分量は? 2

    前回までのお話 [1]健康志向から減塩化を目指した食生活が求めらる中で、最近の研究では、トレーニングをつむ運動選手は発汗によって、塩分が1日に1g以上、最も多い人だと10gも体外へ流れ出ていることがわかりました。こういった激しい運動をするアスリートは、食事の減塩化ではなく、塩分摂取が重要になっています。健康面に着目すると、悪名高き塩分。この塩分が体内で足りなくなると、どんなことが起こるのでしょうか?(下...

  • アスリートが求める塩分量は? 1

    サッカー選手として、食事の塩分は控えた方が良いのでしょうか? それとも、しっかり取った方が良いのでしょうか?最近、このトピックをよく目にします。普段食事を作っていて減塩化が気になったものの、塩分摂取と運動に密接な関係があるとは、思いもよりませんでした。この関係性を調べたところ、さらに日本人ならではの面白い観点も見えてきて…今回は、運動選手の塩分摂取についてシリーズでご紹介します。一般論では減塩化で...

  • 自主練がマンネリ化したらどうする?

    自宅待機になって7週目。長い時間を自宅にいると、日常生活も自主練もマンネリ化してきます。そんな時に、新たな練習アイディアになるかもと、目新しいサッカー用品を購入したところ、思わぬアクシデントに見舞われて…サカママ にアップしました。アメリカ少年サッカー記15 「自主練マンネリ化の救世主」住んでいる場所は外出規制がかかっていないので、同じカウンティ内をドライブしたり、ハイキングに行けます。スキー場近くは...

  • ディープストレッチで今こそ体メンテ 3

    サッカー選手がストレッチをする上での注意点前回紹介したサッカーをする子供向けのDeep Stretch ・Yoga。スポーツをする上で、ストレッチが重要と盲目的に考えてしまいますが、サッカー選手がストレッチをする上で注意点が一つ。Deep Stretchingを紹介しているSheldonが別の番組で言っていますが、サッカー選手は、体操選手を目指すわけではないので、ストレッチは柔軟性を最大化するのが目標ではありません。over stretchingとい...

  • ディープストレッチで今こそ体メンテ 2

    これまでの話長い自宅待機が続く中で、自主練中心の生活を送っています。練習時間が短く、体がそれほど疲れていなさそうですが、ふくらはぎの筋肉はかなり硬直しています。こういう時間のある時こそ、体のメンテナンスを習慣化する絶好のチャンスです。今回は、硬くなった筋肉や体の回復のために、サッカーのプロ選手であるSheldonが提供する、サッカー選手向けのDeep strech ・Yogaを導入してみました。ディープストレッチって何...

  • ディープストレッチで今こそ体メンテ 1

    休校と自宅待機が始まって6週間。その間にサッカーのチーム活動は実質キャンセル。サッカーのお友達は、1年以上患っていたシーバー病の踵の痛みがなくなってきたとのこと。この長い休暇は、子供の慢性的な怪我の回復に、大いに役立っているかもしれません。それでも体は疲れている?これだけサッカーの活動がないと、体はリラックスできているんだろうな、と思うわけです。息子の場合は、自主練は、平日のスクールワークの合間に...

  • 20秒ボールタッチチャレンジ

    風間八宏さんが、息子さんを指名して、20秒ボールタッチチャレンジ。ガムテープやマスキングテープの上にボールを置いて、20秒間にどれだけボールがタッチできるか?詳細はこちらのTwitter。監督曰く、土台が高いと難しいそうです。誰でもできるこの挑戦。さーて、何回タッチできるかなぁ? ...

  • 狭い場所でできる自主練アイディア

    自宅待機が始まって5週目。さすがにこの状況は飽きてきましたが、少なくともあと数週間は続きます。今回は、自宅などの狭いエリアでもできる練習アイディアをご紹介しますー。一人でできる室内練習★ 1m四方内のフットワーク練習10 Ball Mastery Exercisesを参考にこのビデオで紹介されている10の練習を一通りやります。もう練習内容は覚えているので、今は好きなYouTubeの番組を見ながらやっています。こうすると自然と顔が上がる...

  • オンラインでサッカー⁈

    休校に突入して3週目。休止中のサッカーチームの再開は、オンラインでのチーム練習。とりあえず失敗しても良いからやってみる。クラブや育成組織による、自宅待機中の子供達へのサッカー環境作りが始まりました。サカママ に記事を投稿しました。アメリカ少年サッカー記14 「コロナショック~少年サッカーにも影響が」...

  • ごめん、と言わないサッカー

    パスミスして、思わず相手に「ごめん!」それに対して、技術練習を担当しているコーチが、「ごめん」言うなって、助言。ごめんって言うことは、相手が自分のミスに対して怒ってると思うから言う言葉でしょ、と。もっと相手を信頼して、そんなんで怒るわけないと思えば、ミスしたことに謝らなくてすむし、一つ一つのミスを気にしないでプレーできる。そんなアドバイスをコーチから受けたのでした。そういえば、試合中も、ちょっとし...

  • スタッツ取ったら大失敗した話

    以前、夏の試合の後に、スタッツを記録する業者から、その試合のスタッツをもらいました。各選手のパフォーマンスが、数値化され、大変わかりやすい情報でした(詳しくはこちら)。その後もコーチ陣が、毎試合のビデオ映像を使って、簡単なスタッツを取るようになりました。時にはコーチの家に集合し、ピザを食べながらチームみんなで自分達の試合を観戦。子供たち自身でスタッツを解析することもありました。スタッツにはパスミス...

  • アメリカ、長期休校に直面して

    突然の休校から1週間コロナウィルスの感染拡大で、小学校から高校まで州の全校が休校になり、一日中、家の中にいます。私たちが住む州はまだですが、カリフォルニア州などいくつかの州は、自宅待機命令も発動。この命令が出ると、重要な職業(病院勤務者や警察官、スーパーの店員など)以外の人は、仕事にも行けなくなります。まさくし、家族みんなで家に篭るわけですが、必要な食料の買い物はできたり、散歩はできます。ただ、人...

  • 結果にフォーカスするのではなく

    チームの試行錯誤リーグ戦後半の開始が近く、どのチームも、大会や冬のリーグ戦に参加して、チームを調整しています。息子のチームも、この冬のシーズンは、リーグ戦やデザートカンファレンスで、8試合くらいありました。守備の連携を修正するには十分時間があり、秋頃に崩壊したチームがようやく元に戻りました。そして、先日はモンタナ州から遠征してきたチームとのフレンドリーマッチがありました。夜6時半からのナイターの試...

  • 初挑戦が終わる

    上を目指す育成リーグの一つアメリカのユースサッカーでは、近隣の州でトップのチームを集めた地域リーグがあります。カンファレンスと呼ばれるその地域リーグは、全米で13箇所。ユタ州は、アリゾナ、ネバダ、ニューメキシコ、コロラドの5州が集まるデザートカンファレンスに参加します。今シーズン、息子のチームはこのカンファレンスへ参加権を得ました。カンファレンスは、10チームの総当たり戦を3回に分けて行います。先...

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アメリカ発 少年サッカーの育成事情
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