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  • 内緒の話11(虹の橋を渡る)

    ここはどこ?……ママやガウガウはどこにいるんだろう?……僕は真っ暗な場所からここに来た花がいっぱい咲いてて綺麗なこの場所はどこなんだろう?僕の前には虹色の橋がある僕と似たような子たちがその橋を渡っているけど僕もこの橋を渡るのかな?「パウ!パウ!」僕を呼ぶ声がする。「ママ?…ママなの?」「そうよ。」虹の橋の向こう側にある日僕の前から突然消えたママが立っていたママといってもガウガウのおうちにいたママじゃな...

  • 究極の愛し方

    レイコは僕とのドライブが好きだそして、僕もレイコとのドライブが好きだドライブ中はレイコのおしゃべりが心地良く車内に響くレイコが好きな音楽を聴きながらレイコの好きな場所に到着ここへはもう何度来ただろう…だけど、それも今日で終わりだ明日からはレイコとドライブすることもない言い聞かせたからレイコも納得してるはずだ僕らは二人の場所にサヨナラをしてまた帰路へと走り出した僕の家まであと1キロ足らず通り慣れたこの...

  • バレンタインチョコ

    「ハイ、チョコレート」「おお、サンキュー。ありがたい。確かにありがたいけどさあ、毎度同じじゃなあ〜」「あれ、気に入らないわけ?」「いや、そうじゃない!そうじゃない!ありがたくいただきますよ!」「もう、今度からあげないからねっ!」シュンには、バレンタインデーにいつも同じチョコレートを渡してる。シュンはモテるヤツだから、チョコレートなんてどうせ他にもたくさん貰ってるはず。だから私は、ワザといつでも売っ...

  • サンタクロースのひとりごと

    ボクは去年はクリスマスカードをイヴまでに届けられなかったダメサンタ今年はプレゼントがまさかの手違いでクリスマスまでに届けられないかもせっかく早めに準備を始めたのにまた今年もダメサンタ?きっと仕事を取られた本物サンタがボクに意地悪してるんだ本物サンタには一年に一度の晴れ舞台 そりゃあ意地悪もしたくなるか?だけどトナカイたちはクリスマスパーティーができると喜んでるよクリスマスプレゼント、ちゃんと届けら...

  • 雨が運んできたもの

    午後からの外回りの途中、雨足が突然強くなった雨はさらに強くなり、街ゆく人たちはあっと言う間にびしょ濡れだこれからもう一社行かなきゃならない僕はこれ以上濡れるわけにはいかないから訪問時間のギリギリまで待とうと近くの雨宿りできそうな場所に駆け込んだところが雨は止むどころか雷まで鳴り始め、僕の足を完全に止めてしまったするともう一人女性が飛び込んできたこんなときドラマや映画ならロマンスが生まれるのに…そう...

  • 巣立ちのとき

    「あ、パパだ!」「おう!」息子と会うのは半年ぶりだ。元妻は、息子を私に手渡すと黙って帰って行った。その時一瞬だけだが息子の顔が寂しそうに俯いたのを私は見逃しはしなかった。「今日は遊園地に行くぞ!そんで、二人で美味しいご飯を食べような。何食べたい?」「うんとねえ…ハンバーグ!」「お前は毎回ハンバーグだな」「ハンバーグ!ハンバーグ!」息子は10歳。私と妻が離婚したのは2年前だ。妻は離婚後、息子と自分の実家...

  • 私の想い 僕の想い

    私の想い。。。昔好きだった「その人」を偶然見かけた時間を経てもすぐにわかるだけど気持ちは好意でも怒りでもなく…無「何見てるの?」「あ、なんでもないよ。ねえ、今の私ってどんな顔してる?」「どんなって?…もうお腹空いた顔してる  笑」「もうって何よ?! 笑」「だって、さっき食べたばっかりだからさ 笑」「やっぱりお腹空いた。唐揚げ買ってきてよ。」「はいはい、じゃあちょっとコンビニ行ってくる。」嘘のない幸せが包...

  • 幸せの数だけ向日葵を植えよう。

    「老後はうちに来ればいいじゃん。それまで健康でいるためにもう夜更かしはやめて、せめて今日中に寝なさい」そう言ってくれる人がいるから老後は安泰だ。夜更かしは楽しいから早寝は無理。だけど前より少しだけ早く寝るようにしよう。ああ、老後。されど老後。居場所はできた。あとはお金だけ。(笑)...

  • 一年がかりの贈り物

    ある国では、誕生日よりも前にプレゼントを贈らない。それは、誕生日より前だとその人はまだ生まれてないから。と、今日が誕生日の彼女から聞いた。なるほどね。でもニホンでは遅いよりも早いほうがいい。1週間も後の贈り物なんて「どうせ忘れてたんでしょ」と思われそう。普段から物忘れが酷く、誕生日の贈り物だけは当日までに着くように送らなきゃと決めてたのにその前にそんなことを言われるといつ贈ったらいいのかわからなく...

  • 真面目と不真面目

    あるところに真面目な男とその男の弟の不真面目な男が住んでいました。真面目な男は、親の言いつけをきちんと守り、いままで誰にも迷惑をかけない生活を送ってきました。不真面目な男は、親の言いつけを守らず反抗的で、ときどき周囲の人々に迷惑をかけていました。ある日、真面目な男に縁談が持ち上がりました。相手は町一番のお金持ちの娘です。町一番のお金持ちの娘の父親は、真面目な男と娘を結婚させるためたくさんのお金を持...

  • 消えた男

    残業中、メールが来た。開いてみると親友のマナミからだった。「えっ…!!」その内容にギョッとして、すぐにスマホで検索してみるとTwitterにはもうその現場の画像が写っていた…。私の住むマンションの一階にはコンビニが入っている。今朝もそのコンビニに立ち寄り、サンドイッチとコーヒーを買い会社へ向かった。コンビニでは、お気に入りの彼のレジで会計を済ますのを日課としているが混んでいると「次でお待ちの方どうぞ」とも...

  • 内緒の話 10

    この頃ママは僕だけを散歩に連れ出すんだもちろん今までどおりガウガウと一緒に行くときもあるよガウガウが奥の部屋で寝てる時ママはドアを静かに開けて僕を手招きするのガウガウは最近耳が遠いから気づかないけどさすがに帰ってきた頃には気づいてて「あんただけどこ行ってきたのよ!」「いーだろー、内緒だよ〜」僕はガウガウが聞いても教えてあげない本当のことを知ったら可哀想だもんだって、ママが僕だけを散歩に連れてくのは...

  • 満月の夜に

    その夜はやけに眠れない夜だったきっと窓の外が満月のせいで明るいからだろう私はとにかく早く眠りたかった(こんな夜は危険だ、一刻も早く寝なければ…)どのくらい経った頃だろう?やっと眠気がやってきたこれで眠れると安堵しながらその眠気に身を任せていたら真っ暗だった閉じた瞼の裏に幾何学模様が浮かびだした(もしや!?)そう思ったのもつかの間、やはりあいつはやってきた!まず左の頬の近くにその存在を感じたかすかな...

  • しょっぱさと甘さの魅惑の世界

    そろそろ潮時小説を書くのは好きだけどブログは性に合わない?私です案の定そんな感じで書いてるもんだからブログにヤル気根気をもたらすアクセス数がまったく増えず(笑)99話まで書きなぐってきましたが次回100話で一旦休止することにしました理由はブログ用、公募用両方の作品を書けるほどの頭もネタも時間もないからですということで今まで読んでくれた方々へ短い間拙い作品ですが読んで頂きありがとうございましたまたいつか...

  • 美貌の恋人

    「A子結婚するって本当?」「そうなの C子も結婚式来てくれるよね?」「うん。でも、もう結婚て…早くない?」「え、そうかな?」「だって…ほら」「何?あ、B子のこと?」「なんていうか…もう少しあとのほうがいいんじゃないかなと思って」「私が彼をB子から横取りしたから?あなたもそう思ってるんでしょ?でもそれは違うわ」「そうじゃないよ私はただ…B子にすればいろいろと複雑な心境じゃないかなと思っただけ」「みんな私を悪...

  • 心変わり

    転勤が決まって部屋の整理をしていたら古い携帯が出てきた新しいものに取り替えたあとしまいこんだまま忘れていたその携帯は彼女と付き合いだしてから色違いで買ったものだ電源を入れてみるとそこには当時の画像とメールが残されていた画像の中の二人は今より幼くみえる今とは外見がそれなりに変わっている分二人が過ごした月日を感じさせたメールフォルダには二人が出会ってから交わしたやりとりがそっくり残されていた自分で書い...

  • 本当に大切なもの

    宝毛が生えてきた!宝毛とは幸運をもたらすと言われる白い毛のこと本来生える場所ではないところに生える毛のことだこれまでおデコの真ん中と耳の穴の入り口に何度か生えては抜けてきた今回は耳の方に生えているまだ短いから誤って抜いてしまうことはないがだんだんと伸びてきたら毛が抜けないよう気をつけなければならない宝毛が生え始めると不思議と幸運なことが起こり毛が抜けるとその幸運は消える今の人生は最悪だ早く宝毛が生...

  • 幸せの確認

    会う前に「もしもわからなくて目の前を素通りしたらゴメンね」たとえどんなに久しぶりに会ったとしてもそんなことあるわけない決して目は良くないけどすぐにわかるよそれはそこだけが光っているからあなただけが他の何よりも色鮮やかに見えるから会った瞬間「こんにちは」あなたの弾んだ声に安心する電話と少しトーンが違うその声決して耳は良くはないけどいつも感じるよそれはたまたま好きな声だから?違うよそれはあなたの声だか...

  • 夢の国に潜入!敵ははるかに手強かった…

    お久しぶりですネズミに会いにはるばる空をひとっ飛び!念願のネズミとミミィさんに会ってきました夢の国ではネズミとネズミの彼女を発見そこへアヒルもお尻フリフリしながらやってきた!歌のお兄さん?や舟の船頭さん?のテンションの高さに感心しつつ真っ直ぐ歩くことすらできない人混みの中で静かにイラついた私です(笑)「あのー入場制限するならもっと適切な人数にしてください!」その状況に困惑したけど何事も「どこへ行く...

  • 幸せの見つけかた

    昼休みに見たグルメ雑誌に載ってたトンカツ屋に目が釘付けになったそれはあまりにも強烈で午後からの仕事が手につかなかったほど就業時間になってもトンカツ屋が頭を離れないから後輩を誘ってトンカツを食べに行くことにしたトンカツ屋にはすでに数人が行列を作っている普段は並ぶなんてまっぴらゴメンだが今日はそれでも入りたい気持ちは変わらない後輩は「並んでまでトンカツ食べなくても…居酒屋に行きましょうよ」と不満顔だが...

  • タカラモノ

    誰かにタカラモノを奪られたらまた奪られると臆病になる新たなタカラモノを見つけても伸ばした手を引っ込めてしまう…悲しいトラウマ誰かのタカラモノを奪ったら別の誰かに奪られると怯えるそのタカラモノが逃げないように奪られないようにと心が落ち着かない…悲しい負の連鎖だから人のタカラモノは奪っちゃいけない人のタカラモノを奪ってまでシアワセになろうとしても神様はちゃんとちゃんと見てるからそう簡単にシアワセにはなれ...

  • 大切な人のために

    深夜に偶然見たテレビに絵本作家ののぶみさんが出てたのぶみTwitterのぶみさんは元暴走族で逮捕歴もある絵本作家のぶみさんが絵本作家を志すきっかけは大切な人の言葉だったのぶみさんの絵本の原点は『大切な人のために描く』ということ初めて絵本を書いたのは好きな子に見せるためその子のために初めて一冊の絵本を描きあげたそれもたった一日でそれはただその子の喜ぶ顔が見たかったから好きな子は絵本で賞をとったら付き合って...

  • 価値観の違い

    『本当、女って怖いよな』『たまたまその人だけよ』会社の女子社員が『結婚で重視するのはお金』だと言ってた話をした俺をカスミはたしなめたそうだカスミはその女子社員とは違う自分の仕事に誇りを持ち生きがいを感じ働いている言っちゃ悪いが会社に結婚相手を探しに来ている女子社員とはわけが違う素晴らしい女性だその時カスミの携帯が鳴った『わかったすぐ行くわ』『どうかした?』『ごめん 患者さんが急変して手術になるかも...

  • 本当の癒し

    待ち合わせの場所に早く着いてしまった仕事が早めに終わったのだカナが来るには少なくともまだ一時間はあるどうやって時間を潰そうか…この近くにイズミが働いてる店があった俺はそこで時間を潰すことにした俺は人の良い顔をして実は浮気をしている肉ばかりだとたまにはお茶漬けを食べたくなるもんだ陽気だが勝気なカナと物静かな癒し系のイズミどちらも俺にとって魅力的な女性だ二人を足して2で割った人がいたらと思うこともあるし...

  • 刺さる視線

    お久しぶりです今日はこちらは快晴目の違和感がイヤです(笑)昨日からなんとなく目が変花粉症になったのかもしれませんこの年までなんでもなかったのにこのあとずっと花粉症と共に生きていくことになるのかと思うと…切ないです(泣)さて、ショートショートのほうですがすっかりサボり癖がついた私いやいや、今も書いてはいるのですただ、ここに載せるものが無い状態今はショートショートの賞作品に回すため書き溜めてる次第です...

  • 内緒の話 9

    「ただいま〜」うっ………。ママは帰ってくると必ず僕とガウガウの鼻を掴むんだ僕はこの時間ジッとしてる掴まれてる間は動いちゃいけないママの機嫌が悪くなっちゃうからねワガママで困るよ まったく特に僕は鼻が長いからガウガウよりもよく掴まれるんだガウガウはその時羨ましそうに見てるからちょっと嬉しいけどだけどやっぱりちょっとヤダなそんなママは昨日ケダマにショックを受けていたケダマ?僕の体にそのケダマがいるらしいけ...

  • ネズミに歴史あり

    春から夢の国の入門紙(チケット)の値段が上がるとか?じゃあ、その分ネズミに過剰なサービスを要求しよう(笑)ネズミのミッキーにはミニーという彼女がいますが実は三角関係だとさっき知って驚きを隠せません…ネズミの世界にもあるんだ三角関係(笑)ミッキーのライバルはやはりネズミのモーティマーミニーはモーティマーの足が長いところに惹かれるがナルシストで性格の悪い所に嫌気がさし結局ミッキーに戻るめでたし めでたし...

  • マリコ 2

    つづきです彼女にはその後何度か連絡を入れたが全く音沙汰がないまま時間だけが過ぎていった彼女は連絡先を交換したときマリコと名乗った僕も下の名前だけを名乗ったマリコのことはそれ以外何も知らないマリコと出会った日から一ヶ月が過ぎた頃僕はまた先輩と飲んだ帰り終電に乗ったマリコが乗ってるんじゃないかとどこかで期待しながら…あの日と同じ車両に乗ってみたけど酔っぱらいのサラリーマンばかりでマリコはやはりいなかっ...

  • マリコの続きは後日書くことにして・・・

    昨日、ミミィさんから貢物が届きましたこれは定期的に届きます貢物といってもこれは都会に出て行った子供に田舎に住んでいる母親があれもこれもと段ボールにいろいろと詰め込んで段ボールをパンパンに送ってくる感じです田舎に住んでるのは私のほうですけどね(笑)貢物を開けるとワンコ二人も中をのぞきに来ますパゥ「何?何?何?おもちゃ入ってる?」ガウガウ「食べられるもの入ってる?」二人の鼻汁付け攻撃を防ぎながら中身を開ける...

  • マリコ

    ATMでお金を下ろそうと思ったら残高が930円だったまだ給料日まで一週間もあるのに…『弱ったな…930円じゃ下すこともできないよ』駅まで歩いていると『お久しぶり!元気だった?』僕に屈託のない笑顔で話しかけてきたのはあの日僕の前から突然消えたマリコだった『マリコ…!?』『今帰り?』『うん』『ねえ、じゃあ付き合ってよ』『え、でも…』僕の返事も待たずに彼女は腕をつかんで歩き始めた『え?!ちょっと!』彼女の強引さはあ...

  • 入れ替わり

    『…ここは?』『ワタル!目が覚めたのね!』『…おばさんどうしてここに?』『もう、何がおばさんよお母さん、ワタルが怪我したって聞いて慌てて来たんじゃないの』『…お母さん?って、俺のお母さんですか?』俺は病院のベットの上で3日ぶりに意識が戻ったあの日は友達のワタルと飲みに行ってひどく酔っぱらったワタルを支えながら歩いていたら足がもつれて二人で階段から落ちたそこまでは覚えているが後の記憶が全くないワタルが...

  • いつまでたっても

    大人なのに子供あの人は私の前で子供あの人は信じられないほど子供それをわかっていながら腹が立つ私も子供子供と子供 それでも大人大人になって本気のケンカする私たちエネルギー有り余ってる(笑)これからもケンカ上等受けて立つよ偉そうに言う私・・・いつも先に謝るのはあの人だから結局一番の子供は私なのだなにほんブログ村...

  • 怯えた心

    怯えた心を持つ人はその心を必死で守ろうとする怯えた心を持つ人は信じたいのに信じることを恐れる怯えた心を持つ人は壊される前に自ら壊そうとする怯えた心を持つ人を私は守りたいと思うけどいまだ、なす術を知らない…怯えた心を持つ人の錆びついた心は…いつか必ず開かれると私は信じてるにほんブログ村...

  • 何食べてるの?

    ウサギ『ねえ、何食べてるの?』僕『クッキーだよ 君も食べたいの?』ウサギ『うん』僕『じゃあ、あげるよ こっちへおいで』ウサギ『…え?口移し?』僕『アーンしてね』ウサギ『…あのそこ、鼻ですけど』にほんブログ村...

  • イヌスペシャル

    今日は『志◯どうぶつ園』でネコスペシャルをやってるので対抗して…(笑)我が家の愛犬パゥは元々甘えん坊腰を痛めて一時期下半身が不自由になったとき手厚い看病をした結果ますます甘えん坊指数がMax(とほほ本人(犬)は歩けるようになった今も手厚い看病を希望しているもようだけど飼い主にはそんな暇はナイったらナイしかし『甘ったれんな!』と言ったところで通じない『けっ!なんだよ じゃあウンコしよ』とウンコ放出 放便...

  • 女の顔

    朝起きると会社の上司から電話が来た『親戚の不幸で田舎に帰る 悪いが後は任す』そう言い残し上司は朝一の飛行機で実家に帰った仕事が急に増えた俺は上司と連絡を取りながらなんとか仕事をこなしていた上司は仕事のメールの合間に親戚たちの話を教えてくれた亡くなったのは上司の祖母 90歳の大往生風邪をこじらせての肺炎で亡くなったそうだ上司は子供の頃から祖母と離れて暮らしてたせいか亡くなったからといってそれほど気持ちに...

  • 内緒の話 8

    ガウガウはママの足をよくなめてるそれを見てると美味しそうに見えて僕もガウガウがいなくなった隙にママの足をそっとなめてみたあれ、別に美味しくないやガウガウは目を細めてずっとなめてるからもっと美味しいと思ったのになだけど足の先にあるあの固い爪ってとこはバリッと噛みたくなっちゃうねためしに口を開けて奥の歯で軽く噛んでみたら『ヒイッ?!』ってママが変な声を出すから面白くてそれからやみつきな僕なんだ(笑)ガ...

  • 読書願望

    今日はショートショートはお休みです最近サボりすぎ(笑)『この犯罪は美しくない』主人公が必ず言う台詞原作にはないドラマオリジナルらしい有栖川有栖 原作の『臨床犯罪学者 火村英生の推理』今、女性に人気の男優二人がダブル主演臨床犯罪学者と推理作家が犯罪トリックとその犯人を暴く有栖川作品は失礼ながらまだ一冊も読んだことがなく決して多くは語れない…というか何も語れないというわけで今回ドラマにて初のふれあいにな...

  • 永遠の命

    私はいつになったらこの世とおさらばできるのだろうもう十分生きたしもう私を知る者もいないこの世になんの未練もないのに…この世に生まれくる日私はへその緒が首に巻かれて仮死状態だった私の死なない男としての人生はここから始まった幼少期は飴を喉に詰まらせ死ぬ思いをした高いところから転落したこともある車に跳ね飛ばされた日もあったしかし全て奇跡的な状況が重なり見事に助かっている大人になると車を運転中飲酒運転の車...

  • 守られたい

    『あ…また眠れなかった』俺はもう3日もろくに睡眠をとっていないそれは隣人が引っ越してきてからだった夜中の2時に目が覚め何事かと思い窓を開けて覗くとダンボールを持った男が階段を上がってくる引っ越しのようだ俺の部屋は階段を上がってすぐしかも寝室は階段に面しているこんな夜中に引っ越すのはよっぽど仕事が忙しいのか?それとも他の住人と顔を合わせたくないのか?その引っ越しは朝方までかかっていた眠れなくてイライラ...

  • 夢の国に寄せて

    今日はショートショートはお休みしてまた夢の国に関するお話でも…夢の国へ行く準備が着々と進んでネズミが黄色いクマがアヒルがブタが頭の中を駆け巡る毎日ですネズミのお鼻をつまみたい願望が勃発黄色いクマのお腹に五◯丸さんばりのタックルしたらどうなる?そんな妄想を繰り広げる夢の国に行っちゃダメな人大丈夫、現地では大人しく眺めておきますから(笑)夢の国には一人じゃ行けないから介護人(ミミィさん)を頼りにしていま...

  • 隠しごと

    『ただいま…ヒィッ!?誰!誰なの!』『え、いや…あの…』『動かないで、警察呼ぶわよ!』『待って!話を聞いて!』『いやー!それ以上こないで!!』『おい、話を聞いて…頼むよ』『ぎゃーぎゃー!誰か来てー!』俺は逃げた 窓から飛び出して一心不乱に裸足で走った『ヤバイ、どうしよう…』俺はなぜ自分の家にいたのに逃げてしまったんだろう妻の悲鳴についパニックになってしまったけど俺はただ痒かっただけなんだ…暗くなってから...

  • 花畑に行こう

    『花畑へ行かなきゃな…』『…そうね』『パパ!花畑に行くの?僕も行きたい』『みんなでおばあちゃんを花畑に連れて行こう』私は母を連れて花畑に行くことにした2×××年 数々の災害で国土が減り続け政府は土地の埋め立てをしても無駄だと判断した建物は地面に土台を作る建て方をやめ長い柱を地面深くに埋め込み地面からかなり上に居住スペースやオフィスを作っていたこの方法だと海の浅瀬や川、湖の中にも建設することができるしなに...

  • 予感

    人との出会いは偶然でそして必然…僕はあの頃苦しくて辛くてやるせない気持ちで毎日を過ごしてたそんな僕はそれまであえて踏み入らなかった世界に身を投じてみたそこでは君が楽しそうに毎日笑って怒ってそして泣いてまた笑ってたそれはいつしか僕のつまらない毎日に色をつけ始め僕の生活の一部になっていくきっと君と出会うためのプロローグ神様が用意してくれた明るい未来への扉そして僕らは出会うべくして出会ったそう、人との出...

  • 交差点

    『飲みすぎたな…そろそろ帰ろうぜ』『そうだな、明日も仕事だし』僕らは店を出てタクシーを探した平日の夜だからすぐに捕まえられると思ったのにタクシーはなかなか捕まらない帰る方向へ向かいながらタクシーを捕まえることにして二人でぶらぶら歩きだすと対向車線にタクシーが見えた僕が手を上げるとタクシーは目の前にあるコンビニの駐車場に入って停まった『近くだけどいいですか?』と断りをいれると運転手は『構いませんよ』...

  • 夢の国

    夢の国で羽を伸ばそうと思ったら…ネズミは陽気に踊りながら目の前を素通りし黄色いクマは『お腹が空いた』と言いながらちょっと不機嫌顔騒がしいアヒルがやってきて華麗なダンスを踊り始めネズミの彼女がネズミの彼氏を探し歩き同じ顔した小太り三兄弟がどつきあいながら私の目の前を通り過ぎた夢の国の住人はなんて自由なんだ…そんな夢を見ました(笑)にほんブログ村ミッチーのひとりごと↓READ MOREをクリック...

  • 『好き』が言えなくて…

    年末年始の休み僕は久しぶりに地元へ帰ってきた母親は待ってましたとばかりに『まだいい人はいないの?』と聞く何度聞かれてもいないものはいないよだって僕はあれから…誰のことも好きになれずにいたんだから…高校時代好きだったヒメは僕の親友のシンヤのことが好きだったヒメは本名ではない誰がつけたのか忘れたが彼女のニックネームだヒメは僕らが入っていたバスケ部のマネージャーでヒメを好きな奴は他にも沢山いただけどヒメは...

  • 親しき仲にも礼儀あり

    『トモキから返信がこない…』トモキの様子がおかしい付き合って3年そろそろ私に飽きてきたのかな?『あ、来た!』トモキからの返信だと信じて開いてみるとそれはキョウコからのメールだった『たまにご飯行かない?』キョウコは高校時代からの友達卒業して10年経った今でもたまに会っては愚痴をこぼしたり恋の相談をする仲そうね、しばらく会ってなかったしトモキのことも相談してみよう私はキョウコに土曜の夜なら都合がいいと返信...

  • 心の声

    連休明けの朝は辛い今朝も一週間の連休明けの朝だダルダルな気持ちのまま電車に乗ったつり革につかまり揺れに任せていたら【やめてよ!】隣の女子高生か?【もうこのオヤジ!いい加減にして!】オヤジ?俺のこと?隣の女子高生はそんなことを言いそうにもない顔をしているのに…気になってチラチラと見ていたら【誰か助けて…】さっきと違って弱気な声で聞こえたが隣の女子高生は何も言っていないひょっとして痴漢されてるのか?俺は...

  • 2016スタート

    0時過ぎ本当は寒くて眠くて仕方ないのに誘われたから出かけてみれば見るからに酔っ払った親父が車の運転席に座り『俺に運転させろ!』と騒いでた興味があったので見物してると家族らしき人々が次々と説得に入るが、しかし親父は誰の言葉もまるで聞かず最後は多分息子(?)に引きづり降ろされて蹴られて終了飲酒運転が食い止められた瞬間を見たあー良かった良かった初詣といえばそんな思い出があります大晦日には田舎に引きこもり...

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毎夜綴る物語〜短編小説・ショートショート〜
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