kyoと言います ミステリー作家を目指してます 読んだ小説の紹介とかをしています
推理小説を中心に、漫画や映画や音楽など、創作物について語っていきます
JUGEMテーマ:読書 一年ほど前の話だ。 本屋さんにヴァン・ダインの本を買いに行った。 本格推理小説の世界でビッグネームにもかかわらず、自分はまだ一冊も読んでなかったからだ。ヴァン・ダインは、同じアメリカの本格ミステリー作家で
JUGEMテーマ:読書 「なくて七癖」なんて言葉があるように、人には必ずと言っていいほど、その人特有の癖がある。 一般的な人ですらそうなのだから、クセの強い名探偵たちはなおさらだ。 名探偵の代名詞であるシャーロック・ホームズは、部
JUGEMテーマ:読書 推理作家の名前について。まずは江戸川乱歩。推理小説界の巨人「江戸川乱歩」の名は、「モルグ街の殺人」を書いて推理小説の歴史を始めたエドガー・アラン・ポーから。エドガー・アラン・ポーをもじって漢字にしただけだが
トネガワとハンチョウは圧倒的悪魔的発想、名言だらけのカイジスピンオフ
JUGEMテーマ:読書 『賭博黙示録カイジ』から始まる、伊藤カイジを主人公としたギャンブル漫画。 債権者と債務者という立場の違いによって、カイジたち債務者は文字通り命を賭けたギャンブルに身を投じざるを得なくなる。 カイジが最初
『七つの会議』池井戸潤は会議を書き会社の罪を浮かび上がらせる
JUGEMテーマ:読書 最初の会議は中堅電機メーカー東京建電の定例会議。 毎週木曜日の午後二時から行われるその定例会議は、営業二課課長の原島万二にとって悩みの種だった。 営業部長の北川から叱責されることが約束されているからだ。
『スラムダンク』は得点王の流川でなくリバウンド王の桜木を主役にしたからこそ素晴らしかった
JUGEMテーマ:読書 昨日12月21日は、「バスケの日」だったという。 Bリーグの公式ツイッターでつぶやかれていて知った。 1891年12月21日、アメリカで初めてバスケの試合が行われたため、12月21日が「バスケの日」な
小学校でみんなと一緒に見た『ホーム・アローン』は三割増しで面白かった
JUGEMテーマ:コメディ映画全般 みんなで見て楽しい映画と言えば、『ホーム・アローン』じゃないだろうか。そう私が思うのは、小学校時代の思い出が大きく影響している。長い小学校生活の中では、先生の都合などで授業がなくなり、生徒が自由
JUGEMテーマ:読書 いくら名探偵が推理力に優れているといっても、警察が手をこまねくような手も足も出ない難事件があって、それを解決する機会がなければ、名探偵は名探偵となれず、ただの人で終わってしまう。 クローズドサークルを除け
JUGEMテーマ:読書 京極夏彦は、作家デビュー前、友人らとデザイン事務所をやっていたという。 バブル崩壊の影響を受けて仕事が少なくなった彼は、職場で暇つぶしのために小説執筆を始めた。そして、せっかく書き上げたのだからと、そ
密室講義に比べると受講者が少ない、フェル博士の毒殺講義『緑のカプセルの謎』
JUGEMテーマ:読書 ディクスン・カーのフェル博士シリーズと言えば、多くの密室殺人を取り扱っている人気シリーズだ。不可能犯罪の巨匠であるジョン・ディクスン・カーが、数多の密室の謎を解き明かしてきた名探偵フェル博士に
〈ミッシングリンク〉被害者をつなぐ、隠れた共通点はなにか?『九尾の猫』『ホッグ連続殺人』
JUGEMテーマ:読書 『九尾の猫』(エラリー・クイーン) 探偵エラリー・クイーンは、『十日間の不思議』の事件が原因で、犯罪捜査の自信を失っていた。 ニューヨークに〈猫〉と呼ばれる連続絞殺魔が現れ暴れていた
JUGEMテーマ:読書 島田荘司の『斜め屋敷の犯罪』をバカミスにカテゴライズする人いるけれど……確かに、トリックだけ見ると、バカミス感がある。しかし、その大掛かりなトリックを作品内で成立させるための伏線
JUGEMテーマ:読書 だけ、というのは言い過ぎたかもしれないが、ミステリー作家とマジシャンは、非常に似ている職業だと思う。テクニックがあり、だますのが上手ければ上手いほど、人から褒められる。逆に、だますのが下手でトリックがバレバ
JUGEMテーマ:読書 インターハイで神奈川県代表となるための大一番、陵南戦を前に、桜木花道がシュート練習していたとき、付き添いの安西監督が突然倒れた。桜木のテキパキした処置で安西監督は救急車で病院に運び込まれたため、大事
JUGEMテーマ:読書 トリックの真相や犯人の正体が肝の本格ミステリー作品において、ネタバレは禁物だ。自分もミステリー作品について書くブログを運営しているので、本格ミステリーについての記事を書くときには、ネタバレしないように神経を
歌野晶午の一風変わったデビューの経緯と島田荘司のファンサービス精神
JUGEMテーマ:読書 http://www.geocities.jp/y_ayatsuji/step2/rep2/hon102-a.html↑リンク先、2010年度、第10回本格ミステリ大賞(歌野晶午『密室殺人ゲーム2
JUGEMテーマ:読書 私は、『ヒカルの碁』をリアルタイムで読んで、作品が引き起こした囲碁ブームを体感した世代だが、この作品の何がすごかったかというと、囲碁のルールが分からない少年少女たちを、そのストーリー展開で魅了したことだ。
昼下がり、河川敷の堤防を歩いてると、前方には柴犬を散歩させている中年女性がいた 女性は道の中央を歩いていたが、犬は落ち着きなく左右に動き、右に行っては小便し、左に行っても小便をした ほかに見るものもないから、前を行く柴犬を観察していた そ
週刊少年ジャンプが毎週土曜日に買えた早売り店の駄菓子屋の思い出
JUGEMテーマ:読書週刊少年ジャンプといえば、毎週月曜日発売の週刊少年雑誌だが、ぼくは、小学校高学年から中学にかけての一時期、ほかの人より二日も早く、週刊少年ジャンプを手にし、気になる漫画の展開を先に知ることができていたもともとぼくもほか
『なぜアガサ・クリスティーは失踪したのか?』アガサを捨て若い女を選んだ夫への復讐計画。そして彼女はいなくなった
JUGEMテーマ:読書 前回の記事http://kyo-novel.jugem.jp/?eid=44では、エラリー・クイーンの研究書『エラリイ・クイーンの世界』を紹介したが、今回の記事ではアガサ・クリスティーの研究書を紹介す
ミステリー用語:バールストン・ギャンビット(バールストン先攻法)の初出。クイーン研究書『エラリイ・クイーンの世界』
JUGEMテーマ:読書 エラリイ・クイーンの研究書、フランシス・M・ネヴィンズJr.著『エラリイ・クイーンの世界』を読了したので、まとめます。 まず、名前についてのあれこれ エラリイ・クイーンは従兄弟同士の作家
「コロリころげた木の根っ子」藤子・F・不二雄が描くプロバビリティーの犯罪
JUGEMテーマ:読書 プロバビリティーの犯罪 「probability」は「見込み」を意味し、確実に起こるとは言えないまでも、起こり得る可能性があるのを知りながらそれを放置し、いつ実現するか不明ながらも、やがて
JUGEMテーマ:読書 週刊少年ジャンプを買って読んでいた子供のころ、「サラブレッドと呼ばないで」という柔道漫画があった。 主人公真木大成の両親は柔道のメダリストで、幼いころから大成は、「メダリストの息子なんだから、将来はオ
JUGEMテーマ:読書 シャーロック・ホームズシリーズと御手洗潔シリーズの類似性について語られることは多いですが、作者であるコナン・ドイルと島田荘司の類似性について語られることはあまりないので、そのことについて思うところを書
防犯メールをご存知だろうか?知っている人は、届くように設定しているだろうか?ぼくは、地元の警察から防犯メールを送ってもらっている防犯メールというのは、その地域で起こった犯罪や不審者情報を知らせ、注意喚起をしてくれる警察からのメールのことで、
漫画『スラムダンク』(海南戦のパスミス)を読んで、責任感の強い選手のかっこよさを知った
JUGEMテーマ:読書 高校時代、球技大会でバスケをやって、二回戦で負けた。 敗北した後、チームメイトだったクラスメイトに「おまえのせいで負けた」みたいなことを言われ腹が立った。練習の時からリングに弾かれてば
漫画『ブザービーター』日本人にNBAは無理なのか?地球人に宇宙リーグは無理なのか?
JUGEMテーマ:読書 地球人バスケプレイヤーの宇宙リーグへの挑戦を描いた井上雄彦のバスケ漫画『ブザービーター』。 その物語の主人公ヒデヨシのポジションは、ポイントガード。チームの司令塔だ。 コート上の監督とも言えるし、試合の演出家とも言
『異邦の騎士』を読んで、タイトルが大事なのは小説もブログも一緒だと感じた
JUGEMテーマ:読書 島田荘司著『異邦の騎士』 この作品で個人的に好きなのは、御手洗潔が自分の名前を愚痴るところで、「便所ソウジ」というひどい仇名をつけられ便所掃除当番を押しつけられたと言うシーンは、作者が作中キャラを介して自
グーグルを騙った架空請求詐欺メールがさっき届いた。追記アマゾンなりすまし架空請求詐欺メールも来た
晩御飯をとったあと睡魔に身をゆだねていると、携帯電話の揺れによって眠りを破られた。電話番号でメールのやり取りができるショートメッセージが届いたらしかったいったい誰だろうと思い、受信ボックスを開き一番上のメッセージを開こうとすると、そこには今
インドカレー屋でエッグキーマカレーを食べた帰り、大型スーパーに寄った買い物を済ませて店外へ出ようとしていたところ、ガラス越しに店舗の駐車場が望めたそう遠くない位置に、買い物袋を持った若いお母さんと、幼稚園に通ってるぐらいの小さな女の子が見え
叙述トリック作品は「この作品は叙述トリックものだ」と伝えること自体がネタバレだというけれど……
JUGEMテーマ:読書じゃあ、ちゃんと作品紹介できないではないか、と言わずにはいられない叙述トリック作品を未読者に薦めるのは極めて難しいだから、叙述トリックものの作品紹介は、たいてい奥歯に物が挟まったような紹介になってしまう。ならざるを得な
でも、タイトルも作者も分からない祖父母の家に遊びに行ったとき、暇だったので、叔父が買ってそこらへんに置いてあった漫画雑誌を手にとって読んだ確かその雑誌は、少年誌ではなくて、青年誌だったと思うそれは短い作品だったが、今でも印象に残っている地震
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