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瑞月さんのプロフィール

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ブログタイトル
「なんて素敵にジャパネスク」あれこれ*plus
ブログURL
https://blog.goo.ne.jp/mizuki100410
ブログ紹介文
『「なんて素敵にジャパネスク」あれこれ』の乳姉妹ブログです。雑記や二次創作など。あれこれプラス。
更新頻度(1年)

21回 / 364日(平均0.4回/週)

ブログ村参加:2017/01/07

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ハンドル名
瑞月さん
ブログタイトル
「なんて素敵にジャパネスク」あれこれ*plus
更新頻度
21回 / 364日(平均0.4回/週)
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「なんて素敵にジャパネスク」あれこれ*plus

瑞月さんの新着記事

1件〜30件

  • 「高彬解体新書」~巻の六

    「本当に・・・。少将さまもお酒がお強くないのですから、良い所で切り上げて来られたら良いのですわ」「まぁ、ねぇ・・」几帳を動かしたり円座を敷いたり────パタパタと動き回りながらの小萩の言葉に、あたしは曖昧に頷いた。格子の隙間からは、まだ梅雨前だと言うのにすでに初夏を思わせるような夜風が入り込んで来ている。「まぁ仕方ないわよ。上官に誘われちゃったら断りづらいだろうし、高彬だって仕事と割り切って飲んでるだけだろうし」「それはそうでございましょうけど、ですが・・・」小萩は不満そうに何かを言い掛け、ふと確認するかのように辺りに目を配ると、どうやらやることは全て済んでいたようで膝を折って床に座った。「何度も姫さまのお耳に入れた話だとは思いますが、小萩は酔った殿方と言うのがどうにも苦手なのですわ」「そうよね。知ってるわ。お...「高彬解体新書」~巻の六

  • 高彬ボーイ<72>

    ※本館「現代編」設定の2人です※───つまらないな・・・何度目になるのか、カウントすらしていないため息と共に心の中で独り言ちる。少し寒さが和らいで来たとは言え、土手を渡る風はまだまだ冷たく、知らずに首をすくめてしまう。陽は大きく傾いて長い影を作っている。瑠璃さんと会えなくなって二週間。一緒に帰ったあの日を最後に、瑠璃さんと会えていないのだ。別に瑠璃さんが渡米したとか、大きな事件が起きたとかではもちろんなく、一言で言ってしまうと瑠璃さんはインフルエンザに罹ってしまったのだ。インフルエンザ自体は一週間で完治したのだけど、その後、立て続けに風邪を引いてしまったらしい。融が言うには「休み癖が付いただけ」とのことで、実際、ずっと寝込んでるわけでもなく、家の中ではパジャマのままとは言えフラフラと歩き回っているらしい。でも、...高彬ボーイ<72>

  • 瑠璃ガール<71>

    ※本館「現代編」設定の2人です※込み入った話でもしているのか、高彬と奥野さんは向かい合って話し込んでいるように見える。高彬はチラチラとあたしの方を見て、やがてこちらに走ってやってきた。「瑠璃さん、お待たせ」そのまま歩き出し、5歩歩いたところであたしは「今のって、・・奥野さんよね」思い切って切りだした。一旦タイミングを逃したら永遠に言えなくなるような気がしたのだ。そしたら家で悶々とするのは目に見えてるんだから、こう言うのは溜めずに聞いちゃった方がいいのよ。どうせ、あたしは高彬の取って蚊帳の外なんだから。どこまでも幼馴染らしくズケズケと聞いちゃえばいいの。「高彬、奥野さんと知り合いなんだ。あの子って2学期から編入してきた子でしょ?クラスが一緒なの?」さっき亜実から仕入れたばかりの情報を、さも前から知ってたみたいに話...瑠璃ガール<71>

  • 瑠璃ガール<70>

    ※本館「現代編」設定の2人です※「藤原くんのことが好きなんでしょ」言葉に詰まるあたしに向けて、もう一度、同じ言葉を繰り返してきた。でも、少し違ってたのはイントネーション。一回目のが語尾が上がってたのに対して、今度のが語尾が下がる感じ。そうなんでしょ、と決めつけて来た風にも思える。「別に・・」好きじゃないわよ。そう言い掛けて、あたしは言葉を飲み込み「どうしてそう思うの?」と聞き返した。質問に質問で答えるのはズルいかとも思ったけど、何だかあたしの全神経が「警戒せよ」と告げていたのだ。「見ていてそう思っただけよ」「・・・」「この子、藤原くんが好きなんだなぁって」どこかからかいを含んだ口調に、持ち前の負けん気がムクムクと頭をもたげる。誰だか知らないけど、いきなり話しかけてきて失礼じゃないの。「そりゃあ好きよ。だって幼馴...瑠璃ガール<70>

  • 瑠璃ガール<69>

    ※本館「現代編」設定の2人です※「代田くん・・・」この間のことがあってから、どうしても身構えてしまう。いきなり抱き寄せられるとか、恐怖以外の何ものでもないし。「今日、一緒に帰らないか?」「え」「この間の話の続きもあるし」「・・・」意味ありげな亜実の視線を感じつつ、まず頭に浮かんだのはやっぱり高彬のことだった。何だかんだ言って登下校はずっと高彬と一緒だし・・・「悪いが、瑠璃さんはおまえと帰らないぞ」さて何て断ろうかと思っていたら、背中側から声が聞こえ、振り向くと高彬が立っている。「おまえに聞いてるんじゃない、瑠璃ちゃんに聞いてるんだ。出張るなよ」「登下校は、瑠璃さんの父上に頼まれてるんだ」「じゃあおまえ、おれたちの5メートル後ろを付いて来い。それくらいなら許してやるぞ」「おまえみたいな軽薄が服着て歩いてるようなや...瑠璃ガール<69>

  • 瑠璃ガール<68>

    ※本館「現代編」設定の2人です※「瑠璃、どうしたの、具合でも悪いの?」陽光が降り注ぐカフェテリア、亜実に声を掛けられて、あたしはノロノロと顔を上げた。約束したわけじゃないんだけど、ランチは亜実と同席することがほぼ決まっていて、一足先に来ていたあたしはテーブルに突っ伏していたのだ。「別に。ただ寝てただけ」正しくは「ふて寝」だけど、ま、そんなことまでいちいち亜実に言わなくてもいいわよね。お正月も明け、10日から始まった新学期は、あたしたち3年に取って文字通り高校最後の学期となる。なのに───冴えないったらありゃしない。亜実に見つからないように、チラリと視線を動かす。窓際のテーブルには高彬と融がいて、2人で楽しそうに話しているのが見える。その隣のテーブルには代田くんがいて、数人の女子とスマホなんか見ながらこれまた楽し...瑠璃ガール<68>

  • 高彬ボーイ<67>

    ※本館「現代編」設定の2人です※「あれって、瑠璃さん・・」「そう、観覧車よ」「でも・・・」「乗りたいの」「・・・」「観覧車に乗るのがクリスマスプレゼントじゃだめ?」瑠璃さんはぼくの顔を覗き込みながら言い「いや。もちろん瑠璃さんがそれでいいなら、だめってことは、ないけど・・・」あやふやに答えながら、頭の中はクエスチョンマークでいっぱいになる。観覧車に乗るって、そんなのがプレゼントでいいんだろうか?アクセサリーとまではいかなくても、クリスマスプレゼントらしいものが他にいくらでもありそうなのに・・・果たして、ぼくのそんな心の呟きが聞こえたかのように「今、特にこれと言って欲しいものないし、さっきからずっと思ってたのよ、これに乗って上から夜景見たら綺麗だろうなぁって」観覧車を見上げながら瑠璃さんが言った。「わかった。じゃ...高彬ボーイ<67>

  • 高彬ボーイ<66>

    ※本館「現代編」設定の2人です※辺りはすっかり暗くなり、海面を渡り吹く風は昼間よりも更に冷たく、代田を前にかぁっと頭に血が上ったぼくにはもってこいだった。瑠璃さんがついてくるのを背中で感じながら、ぼくの心は少しずつヒートダウンしていき───していってたはずなんだけど、瑠璃さんの言葉にまたしても熱が戻ってきてしまった。───高彬にあげたくて編んだのよ!───クリスマスプレゼントちょうだい!瑠璃さんは少し足を開いて、まっすぐにぼくを見ている。海面の煌めきによる目の錯覚なのか、瑠璃さん自身がキラキラしてるように見える。そんな瑠璃さんを見ながら(あぁ、まただな)と思う。また、瑠璃さんに救われたな、と。瑠璃さんはぼくが常ならぬ時、いつだってこんな風に先回りして救ってくれる。ぼくのためにマフラーを編んだなんて本当はウソで、...高彬ボーイ<66>

  • 瑠璃ガール<65>

    ※本館「現代編」設定の2人です※速くもなく、遅くもない足取りで、高彬は歩いて行く。高彬の数歩後ろを歩きながら、あたしの頭の中はグルグルと忙しく回転していた。高彬、なんで急に態度が変わったんだろう?あたし、何か変なこと言った?それともした?そう言えば、高彬、さっき代田くんに何言われてあんなに怒ったんだろう?そもそも、どうして高彬が急にここに現れたのかしら・・・?このまま駅に着いたら、電車に乗って、それで家の前で別れて───そしたらこんな気持ちのまま年を越すことになっちゃう!そんなのはイヤ!「高彬、待って!」気が付いたらあたしは大声を出していた。高彬は立ち止まって振り返り、近くを歩くカップルがちらりとあたしを見たけど、すぐに興味をなくしたみたいにそのまま談笑しながらあたしたちを追い越して行く。暗がりで高彬の表情はは...瑠璃ガール<65>

  • 瑠璃ガール<64>

    ※本館「現代編」設定の2人です※「瑠璃さんは、どうしていつもこうなんだ」あたしに向き直った高彬が怖い声で言った。暗がりのせいなのか、それとも怒ってるせいなのかよくわからないけど、普段より威圧感を感じてしまい、あたしは少しだけ怖気づいてしまった。さっき代田くんを殴った高彬を見たからかも知れない。だってあんな高彬、見たの初めてだもの。「い、いつもこうってどう言う意味よ」それでも目一杯強気で言い返すと「無防備過ぎるだろ」「・・・」「代田がどんな奴か瑠璃さんも分かってはずだ」相変わらず、怒気を含んだ声で言われ、その詰るような言い方にムッとしてしまう。「知らないわよ、代田くんがどんな人かなんて」興味ないし。「どんな人なのよ、代田くんって」あたしもいい加減、気が強いから、ケンカ腰で言ってしまうと、高彬は何かを言い掛けて口を...瑠璃ガール<64>

  • 瑠璃ガール<63>

    ※本館「現代編」設定の2人です※代田くんの顔が段々と近づいてきて───「・・・や!」とっさにあたしは代田くんの身体を押し返していた。代田くんの胸に自分の両手を突っ張り棒みたいに張らせて。「瑠璃ちゃん」聞き分けない子どもに言い聞かせるような言い方だった。まるで私が悪いことしてるみたいなその言い方に、かぁっと頭に血が上る。背中に手が回されて引き寄せられそうになり身体全体で踏ん張ると、代田くんも意地になってるみたいにぐいぐいと抱き寄せてくる。───何なの!この人!踏ん張ってみたところで男の力に敵うわけもなく、じりじりと身体は近づき、もう少しで抱きしめられそうになり「いや!」なりふり構っていられなくなり、あたしは声を上げた。このままじゃ代田くんにキスされちゃう!高彬、・・助けて・・優しく笑う高彬の顔が浮かんだ。高彬ーー...瑠璃ガール<63>

  • 瑠璃ガール<62>

    ※本館「現代編」設定の2人です※「瑠璃ちゃん、次はあれ乗ろうぜ」横浜みなとみらいの一角にある遊園地「よこはまコスモワールド」は、家族連れやカップルで賑わっている。代田くんが指さしたのはメリーゴーランド。「・・・ねぇ、代田くん。それより早く買い物しましょうよ」ついイライラとした言い方になってしまう。さっきから代田くんは「あれ乗ろう、これ乗ろう」と言ってきて、あまりのしつこさに根負けして、今さっきジェットコースターに乗ったばかりなのだ。「代田くんが、クリスマスプレゼントのお返しを選ぶのに付き合って欲しいって言うから来たのに」「まぁ、それはそうだけど」代田くんは決まり悪そうに頭を掻いた。「でもせっかく横浜まで来たんだから、少しは遊ぼうぜ」「ランチしてお茶してジェットコースター乗って、もう十分遊んだわよ」チラリと腕時計...瑠璃ガール<62>

  • 高彬ボーイ<61>

    ※本館「現代編」設定の2人です※「お兄さま、平沼さんと言う方からお電話なんですけど・・・」部屋のドアがノックされ、由良が顔を覗かせた。「あー、うーん・・・」我ながら、歯切れの悪い言葉が漏れる。「また、お出掛けしてることにしますか?」「頼む。そうしてくれ」心得顔で由良は出て行き、実はここ数日、こんなことをもう何回も繰り返しているのである。イブの夜───あの後、結局、瑠璃さんの家に泊まってきてしまった。食後にやったババ抜きがエラく白熱してしまい、ふと気が付いたら時計の針が11時を回っていて、結局午前2時までババ抜き大会は続き、そのまま泊まることになってしまったのだ。寝たのはもちろん融の部屋である、念のため。翌日、帰ってきたらぼく宛ての荷物が8つも届いていて、聞けばぼくが家を空けている間に全て届いたのだと言う。最近ネ...高彬ボーイ<61>

  • 瑠璃ガール<60>

    ※本館「現代編」設定の2人です※「あら?瑠璃お嬢さま、お出かけですか?今晩はお夕食はどうされますの?」出掛ける準備をしているところで志乃さんに声を掛けられた。夕飯か。高彬はそんなに長い時間じゃないって言ってたけど・・どうなるんだろ?「うーん、食べるかも知れないから取っておいて」「承知しましたわ」ドアが閉められ、再度、姿見を覗き込む。うん、まぁまぁね。フード付きファーコートにキルトのショートパンツ、裏起毛の厚手のタイツ。ここにファーブーツを合わせれば、暖かさと可愛さを両立出来るコーデになってるんじゃないかと思う。髪を束ねて、イヤリングをしようか迷って、結局止めた。どこに行くか分からないのに、オシャレし過ぎも何だか恥ずかしい。時計の針は5時5分を指している。5時過ぎに迎えに行くと言ってたから、きっともうじき高彬がや...瑠璃ガール<60>

  • 高彬ボーイ<59>

    ※本館「現代編」設定の2人です※「高彬さま。お電話でございます」ドアの向こうから家のものの声が聞こえた。参考書を閉じドアを開けると、女中が保留中のメロディが流れる子機を手に立っている。「誰から?」「あの、それが、警察署からで・・」「警察?」「はい・・・」不審に思ったのはほんの一瞬、すぐに思い当たる事を思い出したぼくは、不安そうな女中から子機を受け取ると部屋に戻った。「はい。電話代わりましたが」『こちら○○警察署ですが、藤原高彬さんでお間違いないですか?』「はい」話を聞いてみたらやはり思っていた通りの内容で、ベッドサイドのデジタル時計を見ると「16:50」でまだ間に合う時間である。電話を切ると、ぼくは急いで警察署に向かった。******警察署から<ある物>を受け取り建物から外に出たぼくは、しばし足を止め考え込んで...高彬ボーイ<59>

  • 瑠璃ガール<58>

    ※本館「現代編」設定の2人です※マフラーが川に流されたり、自転車で急斜面下ったりでうっかり忘れてたけど、そう言えばそもそもあたしは高彬に「話したいことがある」って言って呼び出したんだったわ。今さら「何でもない」と言うのもおかしいし、どうしよう・・。少し考えてから高彬の背中に向かいあたしは話しだした。「あのね、実はあたし、マフラーを編んだのよ」「マフラー?」「そう。それで完成したから高彬に見せてやろうって思ったの。前にホラ、高彬言ったじゃない。どうせあたしは不器用なんだからマフラーなんか編めっこないって。で、悔しくって編んだの」高彬にあげるため、とか、告白のため、とか、そこら辺のことは全て省いて話すと、高彬から何の相槌も戻ってこなかった。しばらく黙って自転車を漕いでいたかと思ったら「誰かにあげるものだったの?その...瑠璃ガール<58>

  • 瑠璃ガール<57>

    ※本館「現代編」設定の2人です※「デート・・」思いがけない高彬の提案に思わず足が止まってしまう。デートって、あのデート?!恋人たちがするって言う・・・数歩先を行き、少ししてあたしが歩いてこないことに気が付いた高彬は振り返り立ち止まった。何とも決まり悪そうな顔をしている。「いや、ごめん。デートって言うか、その・・、食事するとか、お茶するとか、そんなことなんだけど。もちろん無理にとは言わない。このまま帰ってもらっても構わないし」あたしの戸惑いをなんと受け取ったのか、やけに饒舌だった。───デートしたい!心の中ではそう思ってるのに、素直に言葉が出てこない。高彬と2人で出掛けたことは、子どもの頃のことまで含めたらそれこそ数えきれないほどあるけど、高彬の口から「デート」なんて言葉が出たのは初めてなんじゃないかしら?告白の...瑠璃ガール<57>

  • 瑠璃ガール<56>

    ※本館「現代編」設定の2人です※ギュッと目を瞑って高彬にしがみつき、心の中で声にならない叫び声を上げてるうち、ブレーキ音と共に自転車が止まった。どうやら斜面は下りきったみたいで「下りて!瑠璃さん」急くような高彬の声に促され、あたしは自転車を飛び下りた。スタンドを立てるのももどかしいのか、高彬は自転車を寝かせると川に向かって走り出し、あたしも慌てて後を追う。川岸に付き、高彬が急いでいる理由が判った。水流の加減なのか、それまでは川の中ほどを流れていた紙袋が川岸の方に近づいて来ている。このままの進路で流れて来てくれたら、ちょうどあたしたちのいる辺りで川岸に最接近しそうだった。「何か長い棒でもあったらいいんだけど・・」「ちょっと待ってて」高彬は腰の辺りまでの高さのある雑草の中を掻き分けて入って行ったかと思ったら、少しし...瑠璃ガール<56>

  • 瑠璃ガール<55>

    ※本館「現代編」設定の2人です※「ど、どうしたんだよ、瑠璃さん」ぎょっとしたような高彬の声がすぐ近くで聞こえ、顔を上げると目の前に高彬の顔があった。あたしに合わせしゃがみ込んだみたいだった。「誰かに何か変なことでも・・・」「高彬が早く来ないからでしょ!」「え、ぼく?」「そうよ!あんたが早く来てたらこんなことには・・」「いや、でもまだ約束の5分前だし」「あたしは10分前に来たもの!その5分の間にものすごい風が吹いちゃったんだから!」「瑠璃さん、ちょっと言ってる意味が・・・。順を追って説明してもらわないと・・」「風で飛ばされちゃったのよ!高彬が来ないから!」スクッと立ち上がって川面を指さすと、高彬はあたしの指の先を視線で辿り、すぐに漂流する物体を見つけたようだった。「あれって瑠璃さんのなの?」「そうよ。抱えてたのに...瑠璃ガール<55>

  • 瑠璃ガール<54>

    ※本館「現代編」設定の2人です※踏ん張らないと前に進めないくらいの風が吹く中、あたしは土手を目指した。ビュービューと風音が耳元で鳴り、せっかくドライヤーで整えた髪が好き勝手に舞っているのが分かる。告白日和とは言い難い天候だけど、ま、あたしらしいと言えばあたしらしい気もする。マフラーの入った紙袋を両手でギュッと胸に抱き、歩き続けること十数分、待ち合わせの桜の木に着いた。桜の木は土手から下りた河川敷に植わっており、毎年、桜が咲くとそれはそれは見事なものだけど、今の季節は葉っぱが数える程しかなく、その葉っぱも赤茶色となっている。回りを見回しても人影はなく、高彬はまだみたいだった。あたしを待たせるなんて!と一瞬、ムッとしたけれど、呼び出したのはあたしなんだし、それに時計を見たらまだ10分前だった。仕方ない、待つしかない...瑠璃ガール<54>

  • 瑠璃ガール<53>

    ※本館「現代編」設定の2人です※電話が欲しいと伝言したのは自分なのに、突然の受話器からの高彬の声に、自分でもびっくりするくらいに心臓が跳ね上がってしまった。だって、何だかいい声なんだものー!高彬ってこんなに耳触りの良い声してたっけ?高彬と電話したことってそんなにないのよ。登下校が一緒だし、土日も融のとこに来ることも多いから、要はしょっちゅう顔を合わせてるからってことなんだけど。感じの悪い対応されて、それで気が進まなくなったって言うのもあるし。『瑠璃さん?聞こえてる?』「聞こえてる!」寝起きのボサボサの頭をかき上げながら、あたしは勢い込んで言った。『話って?何かあったの?』「えーとね、高彬」受話器を持ち替えながら、部屋の中を歩きまわる。言うのよ!瑠璃!女は度胸よ!「今日、会えない?」言った!『今日?』「なんか予定...瑠璃ガール<53>

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