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2017/01/01

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  • 老もう録 総合的に俯瞰的に

    芯までにひび割れ餅の干からびや差別に乾くこころもちよう対立を包めるまでの風呂敷におのれ広げて自由はえられ富にのみ豊かさ思う貧しさよ溢れる物にこころ奪われ聖書の深みに据えた祭典のトップの交代夢幻をみさせ進歩して人間なるは進歩せぬ人の歴史と俯瞰のわれか老もう録総合的に俯瞰的に

  • 老もう録 末期の眼から

    わが家の十三階段上りつつ死刑囚に思いを馳せて夢を喰う獏にはあらぬ嘘をつく日米のバグ目前を消え平凡の偉大をしらぬバカが増えサドかマゾかのデジタル時代老もう録末期の眼から

  • 老もう録 抽象は具体のたましい

    今ここが永遠なりに深まって今に生きるがいっそう重くテレビ切り周囲に戻る静寂の甘露のごとくこころ潤し注文の遅れて届く品物にはるか離れた人を思われ老もう録抽象は具体のたましい

  • 老もう録 不自由知って自由かな

    見えるより見えないものの恐ろしさ核にコロナに神仏までに変わりつつおのれ同じのかり姿時も変われど不易は今も掘り進めおのれの奥処実存にすべて連なる水脈流れ正直におのれを通し生き抜いたたとえ自惚れわが誉れなれ理想へのコミット捨てたこの国のその日暮らしのふうてんとなりライオンの檻の目には外めぐる人はあわれも柵に囲われ老もう録不自由知って自由かな

  • 余録 年初から終わりを思い

    押し入れに屠蘇の道具を仕舞いつつ最後の思い一瞬かすめよろしくの変わらぬ賀状もらいつつ途絶えて思うよろしくないと残された一里を千里と油断せぬ工夫のあって千里もかないぼろ出さず営々積み上げ気のゆるみ上手の手から卵は漏れて徳のない得か損かの付き合いの落ち目とみるやたたり目なって最後には笑顔に瞑目時間止め最も笑う笑顔とならん余録年初から終わりを思い

  • 余録 味噌の味噌臭いは上味噌ならず

    目標をつらぬくばかり棒となり棒に振るなり一度の人生敗北の事実を見ずに勝ったなど寝言の類い言う人増えて金により腐敗しやすい脳味噌の防腐のミソは味噌屋も駄目か人生に勝った負けるのありもせず自己に克ったかまけたはありか余録味噌の味噌臭いは上味噌ならず

  • 余録 つれづれ録

    一線に過ぎ去るものの窓の影あれは鳥だと後から思いカーテンを明けては閉めて日々は過ぎ波が引くかに海へと帰り死によらずこの世の獄の脱走をわれは工夫のモンテクリスト悲観して楽観なるはわれのこと人は絶えるもやむなし眺めかかづらうこととしだいに染められて同じレベルのムジナと成って余録つれづれ録

  • 余録 コロナの果たす多様な効用

    どんな人見分ける試薬コロナ菌上をも下も正体あばき啓蟄にうごめく虫と無視された自然は恨みあれこれ晴らし心奥の秘密にまでも踏み込まれ人も怒れば自然も怒り余録コロナの果たす多様な効用

  • 余録 意識と同時に言葉は兆し

    余録意識と同時に言葉はきざし言の葉の萌え出る刹那表皮破れ動物こころに意識は生まれ言の葉の生まれるところ身をさらしいかに言揚げ自らに問い言葉から制約受けぬ音楽の文化を越えて人へ訴え涼風を送るがごとき人たちにこの世に会えたわが僥倖よ奇天烈も内に湧き出す夢世界こころの広ぼう想像を超え余録意識と同時に言葉は兆し

  • 余録 三密の蜜蜂なれど

    三蜜を蜜蜂避けて人は密今だけ金だけおのれだけ吸い気懸りを先へ延ばしたつけ払い出世払いやあの世へ出世行け行くな同時に聞けば意味不明聞くはむなしく自分に閉じて余録三密の蜜蜂なれど

  • 余録 円と直線に還元されるのか

    円形と直線のみになる宇宙生まれて死ぬは円形なのか時と場は線と円かな今ここに切り結んでは次へと移り縁により円は得られて金貯めて円満なってご縁に生きて一体を生きる世界と知らしめたコロナの果たす思わぬ効用余録円と直線に還元されるのか

  • 余録 価値の序列は真剣からに

    真剣に書かれたものは同様に真剣なればにこころは聞こえ道元の現成公案一編を読みぬくだけで人生変わり真剣をわが身で知って分かるかな真剣ならぬふやけたものども真剣に巡る自然のものどもに無駄なものなど一切なしに文明は無駄を積み上げバニティへ馬には似ない虚栄に走り余録価値の序列は真剣からに

  • 余録 隠れて仕返しするや無視した死

    タナトスの破滅へ向かういざないにひそか乗せられ国ごとなだれかなめなるこころの芯は失われどこへゴーツー業苦のかたへよく売れる本は読まない選択を貫き通したあかしは書棚王輪のコロナを摘むやオリンピックコロナ変位にコロナに詰んで余録隠れて仕返しするや無視した死

  • 余録 いかな時代に生きるとも

    行き渡るにぶい光に照らされてつましく生きるほのかな喜びこころ込めこれが一期となすことのなんと甘美に彩り添えて若くして陶冶されない精神の時の風化に片々に散り余録いかな時代に生きるとも

  • 余録 丑年賀状の五行詩

    葦原をコロナにそめて初日の出牛にゆられて桃花の里へ王様にのさばるコロナぎゅう詰めに牛の力に惑沈させておのれさえマスクに隠しマスクするおのれの何か二重におおい破滅する苦しみさえに目の覚めぬドンマイドンマイどんまのこころ持てる者持たざる者のミゾ深く持ちつ持たれる美風は消えて言の葉のめばえる前の根のもとに巣食うイドラの抜きがたきかな今ここにおのれを燃やし燃え尽きぬ芯のおのれは燃えつつ燃えず奥深く秘めた諦念埋もれ火とこころの芯を温め冷えず余録丑年賀状の五行詩

  • 余録 マウスはもうすぐオックスへ

    しめなわを門扉につけて厄払いコロナ来るなと願いをこめて年の瀬も年のせいかなことさらに感慨なくていつもに過ごし暇とてもテレビ見るほど暇でなくためつすがめつ見るや人生見えぬもの畏れるこころ見下されウランコロナもうろんにされて余録マウスはもうすぐオックスへ

  • 余録 目を閉じれば別の世界へ

    見ることに片寄りすぎる文化へと進んだ果ての世の浅薄さ見るよりは耳から聞くが身に浸みる感じ強まり思いを深め百聞は一見するに劣るとも一見ばかりに思いを狭め不安から出てくる言葉不案内風の吹きようどうにも揺らぎ余録目を閉じれば別の世界へ

  • 余録 記憶の中の懐かしい萩

    わが伯父の医院のあった長州のかの人選ぶ民意の低さ帰艦する時間に遅れ若い軍医伯父は切腹軍規に反しクリークを橋に渡ってお屋敷の伯父の医院の萩なるふぜい松陰の松下村塾通っては志士を偲んだわが幼い日秋吉のカルスト台地の見晴らしにちらばる羊白い石塊余録記憶の中の懐かしい萩

  • 余録 名状できぬなんだかなー

    鳥の目に映る視界の広さかな遅れて遠く群れを追いかけ自然にはありえぬ車のスピードをかわして避ける鳥たちのカン人間の進む技術にさからわずもちまえ活かし生きる動物蹴落として勝ち抜くものが謳歌するこの世のさまはなんだかなーか余録名状できぬなんだかなー

  • 余録 愛と好きとは月とスッポン

    太陽のコロナをまとう輝きに乞食のシャカも包まれ生きて捨てなくて無償の愛も湧き出さぬ人の背負った心理のくびき愛するはエゴを捨て去る修練か一人を愛してすべてに及び余録愛と好きとは月とスッポン

  • 余録 空転し空疎になる対話

    友ありてこころ通じる喜びの勝る幸せこの世にあらんこころからうなずきあえる人無くて無言のままに自然と話し自己内の対話があって他の人と会話のかなう輪と輪の対輪日々あらた気づきを重ね進みゆく終わること無き生のいとなみ年輪と言えるもの無い人間の年を重ねて萎びてばかり余録空転し空疎になる対話

  • 余録 来し方行く末

    嘘つきの嘘八百を地で行った歴史に残るアイム総理シジフォスの苦役えんじる福島と五輪のひとの虚しい作業ゴーツーと言われて動く国の民ゴーツーヘルも唯々諾々か余録来し方行く末

  • 余録 恨めしきオリンピック

    おもてなしオリンピックの顔と顔おもてマスクにどどんがどんと降りるかなコロナ連鎖の五輪から距離を保って輪になる避けて祭典の理念は落ちてメルトダウンメリットあるかにオリパラなって余録恨めしきオリンピック

  • 余録 遠目に近目

    名家とて嘘つき生んでメッキ剥げいっそメッキ屋メッキも剥げず子の上におのれ映してため息のなるしかないの老いのたそがれ船内の席争いのせんなさよ日の丸船の沈むさなかに余録遠目に近目

  • 余録 案ずるよりは産むこと易く

    のっぺりに芋ころがしにこなすのか狭い島国トゲある思想も来るものはなんでも来いの気構えに内に湧き出る不敵な力どもるなら勝手にどもれ腹決めに案ずる不安土盛りと消えて進歩など信奉せずにいまここを永遠にして犬猫となり余録案ずるよりは産むこと易く

  • 余録 千々に思いは乱れ

    竹光の切れぬ刃物の端物かな真剣ならぬ磨かぬおのれ脱皮する苦しみこえて咲きいでるおのれに秘めた具わる力障害をくぐってトップへ登り詰め無理が祟って片輪となって一年をいのちのリズムに生きる木々絶えることなく樹液は巡り来る年を使いきれるか思いつつ新たな手帳に名前をしるし駄目ならば駄目を速めてコエ溜めの阿鼻叫喚にコエ上げるまで余録千々に思いは乱れ

  • 余録 千々に思いは乱れ

    竹光の切れぬ刃物の端物かな真剣ならぬ磨かぬおのれ脱皮する苦しみこえて咲きいでるおのれに秘めた具わる力障害をくぐってトップへ登り詰め無理が祟って片輪となって駄目ならば駄目を速めてコエ溜めの阿鼻叫喚にコエ上げるまで一年をいのちのリズムに生きる木々絶えることなく樹液は巡り来る年を使いきれるか思いつつ新たな手帳に名前をしるし余録千々に思いは乱れ

  • 余録 真剣となるは難事かな

    真剣に求めるものの導きの荒れる夜中の灯台となり人生を賭けて悔いない信念にいかに生きるか自ずと決まり掃き溜めと見える議事堂破棄しても津々浦々にマスゴミ残り余録真剣となるは難事かな

  • 余禄 建て前さえも顔色なくし

    罪にくみ人を憎まぬ仏教のなんでもありの社会をつくり迷うのが迷わぬことと一体の仏海なるはぬるま湯のごと正義など肌に合わない社会では情に合わせてすべて裁断し上下とも正義を言わず仇討ちも同情しつつ情にて裁き悪人が救いに近い言い方の毒の効き目は薄れて久し余禄建て前さえも顔色なくし

  • 余禄 自由求めて自由を無くし

    ガラス戸に撥ね返されてゆえ知らぬハエの困惑われとて同じ見せものの惨めな暮らし気にもせず図太く生きるズーの動物あれも駄目これも駄目の多すぎる社会はついに本当に駄目マスクせぬ人の少ない現実に独自の人の少なさを見て余禄自由求めて自由を無くし

  • 余禄 人生いろいろ出口は一つ

    この国のこころも土地もボロボロに政治屋たちに喰い荒らされて贅沢に喰ってはみても顔つきの貧相までは豊かにさせず生涯に受け取る給与はじき出し賢い学友仕事を選び躊躇せず死への点滴ボタン押す人の人たる尊厳しめし生きものの生を支える無の命人も等しく恵まれ生きて余禄人生いろいろ出口は一つ

  • 余禄 バニティ(虚栄)は馬に似ない

    幸福と思い込まねば不幸なる幸福亡者の多いいことよ幸福を真に生きるは幸不幸いずれと言わずたんたんと生きことさらに幸福などとうそぶくは虚勢のにおいぷんぷん放ち余禄バニティ(虚栄)は馬に似ない

  • 余禄 自己実現は自己超越か

    戦争を知らないものの浅層よ死の深層に思い及ばず千日に峰を渡って摩滅させおのれの歪み丸くに磨き百論を一挙につぶす気迫こそ練りに練られた人のみのものたくらみをいだくこころのよこしまの安眠やぶり悪夢を見させ余禄自己実現は自己超越か

  • 余禄 ケイオスのこの世

    死をかけて為すほどのこと何やあるこだわりのみに振り回されて喉元を過ぎればすぐに放出に天地に戻る有難さかな息をして水と光に満ち足りる草木の生に幸せを知り客寄せに珍種集めるテレビ局伝波させては珍奇を広め大手振り大きな顔のおかまでもおかまい無しもおかどは違い余禄ケイオスのこの世

  • 余滴 崩壊感覚

    たずね来て古い学び舎影もなくおぼしき辺りスーパーとなり清流のはるか記憶の栄盛川地名はあれど道路へ変わり見納めと訪ねた里は霧散して異郷の中をさ迷うごとく湯気の音ミゾのあちこち響く道湯の里かんなわひっそり静か知らぬ人踏んでいないかふと思う津波のあとの土地を歩けば狂うのがまともとすらの世の姿加速度まして狂いに向かいハーメルンの笛の調子に破滅へと言葉につられ群れなし従いピエロだと気づく人の少なさよ外の調子に踊って終わり嘘見抜くエーアイできて可能かな民主らしさの国になるには違いある夫婦なればに面白きべきの押し付けべっきょとなって指揮棒の先に集まる集中にホール静まり異次元となりスカたんと傾く国のスカスカに吹き込む冷気ぬくもりうばい経済にかまけるばかりその裏に劣化がすすむ人のたましい登るほど臭気強まる世の山の山頂までに感覚麻...余滴崩壊感覚

  • 余禄 マスクをしない日やいつ

    死に顔を好奇にみられる屈辱を避けてマスクにあの世にまでに名所より人の顔見て満足の旅の楽しみマスクは奪い大勢の無言の圧力マスクせぬわれに及んで郷に従い余禄マスクをしない日やいつ

  • 余禄 街から消える昔の本屋

    山積みの古本掻き分け掘り出しの本屋巡りの楽しみは消え古本を愛する店主と話すなか多くを学んだ学生のころ思い入れ想定される装丁の本を手にする至福の時よ余禄街から消える昔の本屋

  • 余禄 捨ててこその味わい

    人生を賭けるに足らぬ稼ぐことサッサと見切り足りるに生きて馬齢つみ馬になり終え馬の目に映し出される悲惨なこの世あるままに生きる草木を見るさえにいのち一つにこころ癒され悲しみに深く溶け込み突き抜けて普遍にみちる悲しみとなり死の淵をあえて潜るはみそぎかな身軽になって自在は得られ平等の死の無差別を引き受けて自由なおのれ真に生まれて孤独にもビクともしない自信こそ揺れる野草を揺れずに支え人生は二度ない一度一度ぎり反芻すればに意味や深まり生まれ死の未発の中にこころ置き過ち見てはあらた出直し自分さえ掴めぬおのれ出会わずに言うも為すにも嘘臭いかな幽明のへだて飛び越え亡き人へこころ移してあの世につなぎともしびとともるこの世のいのち消えともるいつもの巷の灯り幸せが夜の眠りとなり終わり覚めない眠りついの幸せ透明な壁にかこまれ生きるわれ...余禄捨ててこその味わい

  • 余滴 人事往来

    ともしびとともるこの世のいのち消えいつもにともるちまたの灯り幽明のへだて飛び越え亡き人へこころ移してあの世につなぎ雲仙の冷気を吸って湯につかり湯気に眺めるコロナの師走馬齢つみ馬になり終え馬の目に映し出される悲惨なこの世老人の顔半分を上下して左右見ずにもぐもぐ食し高崎のボス猿さえに見劣りのトランプとかの米山のボス富者には馬鹿が生まれて没落へなにが幸い塞翁が馬余滴人事往来

  • 余滴 頑張れば良いともいえず

    人生を賭けるに足らぬ稼ぐことサッサと見切り足りるに生きて頑張りの腐敗の政治へ流れ込む世の成り立ちの馬鹿さ加減よ愛されて飼われた果てに殺されてうまいと喰われすべては終わり恐れから解放求めた生き方の死とも仲良く付き合う暮らし余滴頑張れば良いともいえず

  • 余滴 責任とらずズルズルと

    ズルズルかしたの所為かに打ち任せうどん屋多き日本の世かなざんげして上も下をも非を認め日を見とめえぬ散華の人たち人間と宣言すればノーサイド神というなら脳病院へ余滴責任とらずズルズルと

  • 余滴 信用も信管も取り扱いご注意

    信用の国の中軸揺らぎだし信管ふれていつでも破裂バラツキを押さえて成功この国のバラツキ嫌い凋落はじめ嘘つかぬ科学のこころ重く見ずご都合主義の混乱の世に余滴信用も信管も取り扱いご注意

  • 余滴 真剣なれば鬼神もおそれ

    図太くも来るもの来いの腹決めに死神さえも向こうで恐れ息子との別れはつらく切なさにおのれ捨て身に息子とかよい喪失の悲しいへだて隙間うめ純なるおのれ通じ会わせて持ちまわるおのれの軽さそらごとに隠れて重き生身のおのれ余滴真剣なれば鬼神もおそれ

  • 余滴 世は荒ぶともこころの芯は燃え

    平凡を非凡とみなす目の位置におのれ移して能事は終わりひたすらに求めた自由の青い鳥さすらい探しわが下にあり勝ち負けの地平を超えた風光の鳥はさえずり小川は流れ大馬鹿とおのれ知るは悟りなれ馬鹿のままでは世の為ならず誇りなく地を這う犬になり果てた宗教などは詐欺よりひどく奥深く秘めた諦念埋もれ火とこころ居座り芯まで冷えず余滴世は荒ぶともこころの芯は燃え

  • 余滴 暗さのつのる世の地平

    身の保全確かめつつに嘘とおす基本は嘘に成り立つ世かな幸せが夜の眠りとなり終わり覚めない眠りついの幸せ田舎から都会めざした結末の帰る田舎も都会化されて灯台の足元暗く東大の放つ威光の及んで暗く余滴暗さのつのる世の地平

  • 余滴 早めの丑年

    葦原のコロナにそまる初日の出牛にゆられて桃花の里へおうへいにのさばるコロナぎゅう詰めに鶏頭なるもぎゅう後とならずワクチンに惑沈するはちゅうちょして注入せずにワンチュールとらわれの見えぬガラスにぶちあたる思い違いの自由なハエか余滴早めの丑年

  • 余滴 父母は遥かいませり

    出迎えの兄に匂った線香にすでに父には会えぬとさとりつましくもカス取り焼酎あればよし父にあげたや数ある酒を気づかいの母は気弱か気丈かな見舞えば逆に心配されて余滴父母は遥かいませり

  • 余滴 自ら救わず他を救えよか

    悲しみに深く溶け込み突き抜けて普遍にみちる悲しみとなり透明なおのれの壁に生きるわれ死ぬ気に捨てて見え初めるかな偉そうに言いつくろえど閻魔には聞く耳持たずこころ見透かしビルの中適応しつつカラスたち太古のままにカアカア笑い余滴自ら救わず他を救えよか

  • 余滴 人生の尽きぬ豊かさ

    今ここにおのれを燃やし燃え尽きぬ芯のおのれは燃えつつ燃えず道元の現成公案世の宝いかに生きるか求道を尽くし帰するとこ道元親鸞日常底不即不離に生に向き合いいつ行けど変わらず温か受け入れる天然の湯の有難きかな入れ歯なくもぐもぐ食べる老紳士食べるにかまけ周囲を忘れ湯の宿のお膳に向う老人の一人ぼっちの前にシールド余滴人生の尽きぬ豊かさ

  • 余滴 死の諦めに見えるこの世の明らかさ

    差別ない死の平等を引き受けて自由なおのれ真に生まれて死の淵をあえて潜るはみそぎかな身軽になって自在は得られ生きものの生を支える無我のわれ人の目覚めに日々や好日余滴死の諦めに見えるこの世の明らかさ

  • 余滴 生きる課題は死の課題かな

    孤独にもビクともしない自信こそ揺れる野草を揺れずに支え永遠に眠って過ごす死後のわれこの世のわれに目覚めうながし一切の差別をなくす死の普遍まともに見ずに差別にすがり余滴生きる課題は死の課題かな

  • 余滴 年も移り行き

    Trump‘strampedbyBidenwhowasbiddenbyTranscendもやもやのコロナも汚染吹き飛ばし野のイノシシの鼻息荒くしっぽ振る犬の卑屈を振り捨てていの一番に猪突の勇に余滴年も移り行き

  • 余滴 おもしろきなき世に面白く

    地に落ちた理想はそうり草履かな泥にまみれてアイムソーリイ持てる者持たざる者のミゾ深く持ちつ持たれる美風は消えて色気なし無色に無職老夫婦子供にもどりごっこの遊び余滴おもしろきなき世に面白く

  • 余滴 コンクリに蒔かれる種

    感じるにこころ止めない生きものに子から孫へと深化に進化狂うのがまともに見える人の世の加速度まして狂いに向かい今も吹くハーメルンの笛踊らせて知らないうちに地獄へ誘い調子よい言葉につられ死の淵へ群れて従うハーメルンの笛苦をくぐり歓喜に至る道ゆきの捨てに捨て去るこころの飛翔余滴コンクリに蒔かれる種

  • 余滴 来し方行く末

    嘘見抜くエーアイできて可能かな民主らしさの国になるにはへつらいのゆがんだてくだ汚いと感じる品性誇りもなくしかくまでに腐敗するとは予期もせずさっさと去った友の幸い江戸までの暮らしの続く村暮らしわが一代に壊滅し尽くしふるさとのふしどに聞いた波の音今や車の音ばかりして余滴来し方行く末

  • 余滴 残照に映えて

    ちゃん呼びに暮らす二人の年老いて傘寿となれあい合い傘に人生は一度っきりこの単純反芻すればに意味の深まり一年の実りを前に庭の柿鳥にさらわれ枝のみ残し余滴残照に映えて

  • 余滴 人生何か,知るさえ短い人生

    膨大に並ぶ書籍の図書館におのれ卑小つくづく感じひとわたり智慧の遺産に触れえたは天の配剤奇貨とすべきか和訳され多国の人に通じうる文化のるつぼ日本の幸運人たるの意味を伝える芸術に苦悩と栄光深く知らされ余滴人生何か,知るさえ短い人生

  • 余滴 人工に幻惑されて

    白日にいのちの泉目にしつつあえて盲点見れども見せず活力の自然の乳房探し当て呼吸するかに吸いつつ生きて無限にも尽きぬ活力きたる子に母なる自然変わらず与え余滴人工に幻惑されて

  • 余滴 偕老同穴のちぎり

    旅へ出た妻のスリッパ玄関に崩さぬままに帰りを待って違いある夫婦なればに面白きべきの押し付けべっきょとなって年を経て出会った恋人縮まって過ぎし時間のむごさ突きつけ余滴偕老同穴のちぎり

  • 余滴 言葉ない動物の充実

    充実の喜び満たす心身に言葉はもはや離れて遠く指揮棒の先に集まる集中にホール一杯異次元となりギャーの声発する人の急迫は助けてよりも一層強く余滴言葉ない動物の充実

  • 余滴 地獄一定すみかぞかし

    不自由を生きて自由な草木を学んで知るや自由の何か悟れぬと真に分かって悟りとは悟った人の悟りの言葉よかれかし相手かまわぬお節介つもりの慈愛自愛にすぎず余滴地獄一定すみかぞかし

  • 余滴 他人の死おのれの死

    躊躇なく死への書面にサインする小島ミナさん衝撃残しスイスまで死に場求めていまわまで他者を気づかう美しいひといまわなる死にいく床に遠く聞く感謝の言葉こころ和らげ末期の目澄んだレンズのくもりなくあるが通りにひとしく眺め余滴他人の死おのれの死

  • 余滴 骨ない軟体、なんたる様よ

    おのれさえマスクにかぶせマスクするおのれの正体いよいよ覆い遮蔽されまわりの見えぬ馬となり人参追って首を折るまで破滅する苦しみさえに目の覚めぬドンマイドンマイ鈍麻のこころ余滴骨ない軟体、なんたる様よ

  • 余滴 衣食あやしく、礼節とても

    デジタルの持てる持たざる二極化に情のあいまい削がれる未来スカたんと傾く国のスカスカに吹き込む冷気ぬくもりうばい飲み食いに不足はなけれ人生と切れた飲み屋の規格にはまり余滴衣食あやしく、礼節とても

  • 何必(3) こころあらずば全ては見えて

    見えぬわれ気づきに及び自然とのこころ通じる対話もできて見たいから見るものみえて歯痛には歯科の看板あちこちに見え見るをやめレンズとなってもの見れば見るのすべては美しいかな雑踏をうろうろ歩くハトたちの足は木立か餌のみ見つけ何必(3)こころあらずば全ては見えて

  • 何必 馬鹿か賢人か紙一重

    生まれ死の未発の中に日々過ごす過ちあればあらた出直し道あゆむそこからそこのスパイラル日々に新たに日に新たかなプロセスを生きてこそにまことなれ言の葉なるは根なしの枯れ葉だまされぬ生きるまことの身を使い皿洗うさえに体現されて何必馬鹿か賢人か紙一重

  • 何必(かひつ) 何の不思議が必然にあらわれ

    自分さえわからぬおのれに出会わずに言うも為すにも嘘臭いかなまず目覚め外に取り組むかまえでき逆のかまえの混乱を生み時たてば悪は強まり再帰する改善したとて目先をそらしピエロだと気づく人の少なさよ外の評価に踊って終わりおのれとの親しさこそを喜べばおよそ目立つは煩いとして何必(かひつ)何の不思議が必然にあらわれ

  • どうでもれいわ 悟りはかんじんかなめかな

    犬猫にかれらのこころ語らせて人も悟りの何たるか知り悟れどもものに通じるわけもなくおのれの無知に身に沁み気づきかならずに右往左往の人生に揺れて揺れない悟りの中点幸せを民に願えば金めよりカナメの悟り給付にしては経済にかまけるばかりその裏に劣化がすすむ人のたましいどうでもれいわ悟りはかんじんかなめかな

  • どうでもれいわ 自分さえ自分を知れず

    言の葉のめばえる前の奥深く巣食うイドラの抜きがたきかなあこがれに自由求めたわが生もたましい奥のしばりは解けず出しゃばりの一人っきりに落ち着けずむなしいおのれ騒ぎに覆いどうでもれいわ自分さえ自分を知れず

  • どうでもれいわ 常に転化するは天下かな

    寒くあれ涼しと思うこころ根のつらきにあってめげず明るく毛を刈られ寒い荒野へ放たれて震える羊すべなくも耐えそのむかし天下めぐった金なるにいつか転化し金から金へどうでもれいわ常に転化するは天下かな

  • どうでもれいわ 見通し暗くなりまさり

    ごまかしの上から下の疫病に生きる心棒背骨は腐りあおられて群れして歓呼ゴーツーとご都合主義の破滅の淵へ姥捨てのモダンな施設に囲われて出口はあの世なすなき老人どうでもれいわ見通し暗くなりまさり

  • どうでもれいわ 津波のあとへ

    海と陸へだてて高く防波堤墓標のごとく長く連なり人工に暮らしの匂い覆われて津波のあとの幾何学模様知らぬ人踏んでいないかふと思う津波のあとの土地を歩けばたばかりのこころやりすぎ枯れるかなまこと生きるに意味のなければどうでもれいわ津波のあとへ

  • どうでもれいわ 知らぬは知るのはじめかな

    目の前をさまよう虫の胡麻ほどのどこからどこへ行かんとするか登るほど臭気強まる世の山の山頂までに感覚麻痺し差別するこころの固さ解きほぐしこころまどかに躍動はじめどうでもれいわ知らぬは知るのはじめかな

  • どうでもれいわ まだ生きている

    学び舎を遠くたずねてあるはずの全ては一掃スーパーとなり脳裏なる学び舎いかに訪えばあった昔にスーパーは占めたずね来て古い学び舎影なくておぼしき辺りスーパーは建ちきぬた打つ川辺のあった栄盛川舗装されては車が走り清流の記憶に残る栄盛川名のみ残して道路へ変わり見納めと訪ねた里は霧散してさまよい歩く知らない土地に辿れども跡形なくて若松の幼い日々の記憶むなしく辿れどもこいしい里の跡消えて高塔山が昔も今も湯気の音あちこち響く道のミゾお湯は流れるかんなわ辺りあるままに生きる草木を見るさえにいのち一つにこころ癒され世の闇を離れ遠くに空の月尽くすおのれに月とて照らし満ち欠けは見るに任せてお月さんおのれの道を変わらず辿り来れるなら来いとコロナは捨て置くもやむなく迫る老いの深まりまつりごとみこしかつぎの忖度にドンタク囃子それスッポンポ...どうでもれいわまだ生きている

  • どうでもれいわ 年賀のわが歌

    年始め干支や出揃う初日の出マウスの矢先光を浴びて輪の中に回るネズミの木阿弥に老いの話の先へは行かずまとわりのもがけば嵌まる泥沼につかず離れずハチスは咲いて偏見の井戸のイドラに囚われて渇きの癒し虚空に求め生の何に求める旅の一巡り常の暮らしに満月かかり言の葉の影さえささぬ地に深く根っ子おろして言葉は生まれわくら葉の漂う露天の湯を共に同じ老残湯煙のなか人ごとに携帯見つめけったいや世の形態のどこへつながるどうでもれいわ年賀のわが歌

  • 何必 簡素の含意の奥深さ

    簡と素の固いと柔らか知と情の簡素でなべて美と真は尽き素の生地に簡の言葉を上に添え簡素に過ごす人の生き方歌詠めどどうにもならぬ左様ならただ沈黙へサヨナラするか何必簡素の含意の奥深さ

  • 何必 高炉に溶けて高炉に産まれ

    原理とて切れる利剣の道具かな紅炉の上の一点の雪色を産む色即空の空は愛産むはすなわち愛にしあれば愛と智慧力一つにものを産み原初以来にはたらき続け何必高炉に溶けて高炉に産まれ

  • どうでもれいわ カタストロフは突然襲い

    カエサルに返して残る別天地住む人減って過疎は進んでミツバチの貯めた貯金奪い去る魔の手は伸びて空箱にされ金利ゼロ先へ進めぬ資本主義後ろを向いて貧者を増やしどうでもれいわカタストロフは突然襲い

  • 何必 嘘を許して倫理は立たず

    嘘吐きに生理が狂う身となっていかに生きるか答えは得られ身の丈に合わせて変わる見え方に人の尊卑をあべこべに見て演技するこころに潜む不真面目さこころ麻痺して役者で通し何必嘘を許して倫理は立たず

  • 一滴 ある温泉場にて

    温泉に浸かって伸びるわが足の二倍ほどにもこころも伸びて枯れ枝に身動きせずに止まる鳥あわれと眺め枯れ葉と気づき豊かさに温か包む温泉に社会の理想重ねて浸かり一滴ある温泉場にて

  • どうでもれいわ もーバイル(貧弱)なってモーバイル

    人毎に携帯見つめけったいな世の形態のどこへつながるバラバラの個人となって流されて藁にもあらぬ携帯掴みアントたちアンテナ持たずすこやかを人は携帯もーバイル(Vile)されどうでもれいわもーバイル(貧弱)なってモーバイル

  • 一滴 無理せぬこころの静かさよ

    静寂を深くこころにしまいつつ日々の暮らしに揺れつつ揺れず石よりは草木に近くこころ寄せ草木の知らぬ四季を感じてサラサラと流れる水の自然さにただ正直に無理なく向き合い一滴無理せぬこころの静かさよ

  • どうでもれいわ 可笑しなこの世

    賭博しか金にならない資本主義丁か半かのスリルにかけて大量は天下御免に世に通る借金殺人尺度越えれば制約を髄まで知って自由かなわがままなるはまだのわがままどうでもれいわ可笑しなこの世

  • 何必 ジレンマあって生気は生まれ

    パラドックス腹どくさずに生きるにはあってなきかにasifnotに済ましみずからのとらわれ捨てて自らに事実に成れるメカニックかな偶像に引きずられるは愚物かな仏を殺し仏も生きて褒めるのは天にまかせてけなすしか褒めようもない余りに優れ何必ジレンマあって生気は生まれ

  • 一滴 帰趨なき拡散は疲れ

    マスコミの木鐸変じぼったくり金はぼらずも良識奪い善し悪しの基準なくした根無し草何でもありに世は移ろって見る地平動く科学の一面さ感じにつかむ他面に裏打ち一滴帰趨なき拡散は疲れ

  • 何必 生きる地平移せば静寂に

    騒ぎにも静寂あるに身を置いた一人こころの草木はすでに音すれど煩いされぬ静寂の五感フリーに自由なるかな山奥も都会も同じ静寂をともに暮らして選ぶことなく何必生きる地平移せば静寂に

  • どうでもれいわ エーアイの世にして人の出番かな

    知識などアンラーニング安置してめためたメタへこころ遊ばせ一切をあって無きかに立ち向かう活溌溌地の禅機や愉快エーアイに負けて引退トップ棋士あれかこれかのデジタル超えずどうでもれいわエーアイの世にして人の出番かな

  • 何必 無意識の枠を掃えば

    ただ一人さしで向き合うこの宇宙もののあわれのこころを満たし空の下現に生きつつ空を見ぬ木や動物の深く閉じられ大空を自由に見れる人といえ大空包む空ある見るや何必無意識の枠を掃えば

  • 一滴 記憶の先に気力衰え?

    目に見るも見る気薄れた老人のテーブル囲み自分に籠もりデメンシャに忘れられるは天与かな悟って至る忘れるなれば言葉無い生地に戻って言葉ある世界へ帰るグルグル遊び一滴記憶の先に気力衰え?

  • 何必 あぶり絵と浮き出すこの世

    文様をあぶり出すかにこころの火時の思いを無地に浮かばせ知りうると知りえぬことの一線に心棒通しこころととのい白雪に輝く富士の霊峰に遠くつらなる遥けき野山何必あぶり絵と浮き出すこの世

  • 五行詩 (十一月 その3)

    われ向かい普遍の及ぶ親しきや遠くもじかに照らす太陽と骨なれど扇子のカナメ骨ならず空と見えるが開けばセンス(感覚)思い無きこころを満たす静かさの底ない淵の暗くも澄んで驚きや疑うよりはさらに奥こころ深くに悲哀の占めて言の葉の影さえささぬ地に深く根っ子おろして言葉は生まれわれ無くしなすに成りきる真剣に言葉は消えて感じるのみに高笑うわれの笑いに呼応して遠くでカラス笑って返えしおしゃぶりに替わって続くわがパイプ妻より長い伴侶となって喰いものを外に得られぬ資本主義内に共食い格差を広げ足を喰うタコと違わぬ経済の糸切れ凧と消えゆく定め五行詩(十一月その3)

  • 何必 廬山は煙雨 浙江は潮(蘇東坡)

    偏見のイドラの井戸に囚われてノドの渇きを虚空に求め生の何に求める旅の一巡りもといたところ満月照らし泥沼のもがけば嵌まるまとわりにつかず離れずハチスは咲いて何必廬山は煙雨浙江は潮(蘇東坡)

  • 五行詩(十一月 その2)

    アンニュイの始末におえぬぬるま湯を騒ぎの波の揺れるに忘れ念力に針も振れない身の重さ思うのみにはチリも動かず神風と気合に賭けた後悔を亀の甲羅のお告げに替えて離れてか掴み叶わぬ何事も人生とても捨てては掴み空の空踏まえて生きる溌溂に全てホヤホヤお初にまみえ能無しに自在な脳の活力を知識つめこみ窒息させて引き出して人が育つを詰め込みにらしさ失くした人形増えて口ずさむ姉の歌声漏れ聞こえ姉は病室自分に聞かせ輪の中に回るネズミの木阿弥に姉の話の先へは行かず病葉の漂う露天の湯を共に同じ老残湯煙のなか五行詩(十一月その2)

  • どうでもれいわ 夜明けの前の暗さかな

    あるだけの意味を超え出た大きくも無意味を生きて落ち着き得られ平凡に秘めたる滋味を味わえば何をことさら非凡にあせる家庭さえ落ち着き無くすゆったりの時間の消えた仕組みの末路どうでもれいわ夜明けの前の暗さかな

  • どうでもれいわ おれでもないがオレオレと

    喰いたいと言うも等しい愛するの食い気を無くし愛は生まれて重みある言葉の重さ抜き去られ枯れて漂い目眩ましにうっとりと事実を見ないノー天気天気でさえも怒りに狂うどうでもれいわおれでもないがオレオレと

  • 何必 意識と無意識のさらに奥

    無意識の枠を超えるは無理と知り我を張ることに謙虚にされて無意識にシャカもイエスも止まって大きなものの包むに気づき便利には科学はすれど安楽は奥の秩序に気づいて得られ何必意識と無意識のさらに奥

  • 何必 悟っても乗り越え乗り越え

    万民を兆民までに脱皮してノーミン成って世界を愛し空さえも空じて生きる自由さのそこからそこへ離れて戻り無意識の枠にはまったわが姿いくら見ように見るは無意識何必悟っても乗り越え乗り越え

  • 五行詩(十一月 その1)

    漠然の不安あればに分裂の人たるしるしあきらかにして底なしと感じる不安便りかな気づけよここと声ない便りこと忘れなすに成りきる楽しさよ楽しいさえの思いも無くにカーテンに影絵に揺れて木々たちのひとかたまりの化身に動き料理して味も引き立つ現実をさばきもせずに鵜呑みにするか陽光の部屋の暗さをつらぬいて明と暗とに一閃に切り生か死の点滴ボタン握らされひるまず死へとおもむく女人死の海へ笑顔にジャンプ人魚か美神となって消えた女人よ身の丈を過大に見せて政治屋のおのれの丈も不明になって人ごとに携帯見つめけったいな世のあり様のどこ行くやらん五行詩(十一月その1)

  • 何必 多層を秘める現実

    モノクロもカラーにするも眼のカメラこころスイッチ瞬時に起こし関わりのあってに叱るつながりを駄目だとばかり離れる不幸顔色も変えずかかわる人見れば動く死体の不気味ただよい何必多層を秘める現実

  • 何必 生かされて生きるは何必かな

    あべこべの遠きがゆえに個に及ぶ真理と太陽個々を照らして一場の夢見となった近代化目覚めぬ民を増やすに終わりドキドキの鼓動の高揚重ねつつ過ごした日々のわが幸運よ何必生かされて生きるは何必かな

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