大島千春さんの作品『綿谷さんの友だち』（コアミックス） 高校3年になった山岸知恵は クラス替えでまたイチから友達を作ることになるのですが、 親しみやすい性格から初めての人とでも すぐに友達になれました。 そして隣の席の綿谷硝子にも 気軽に話をしようとしたのですが、 いつものように軽いノリで話しかけたところ 普通の人と違う反応が返ってきたのです。 そう、綿谷さんは何事にも 真面目に受け取りすぎる人で、 ちょっと変わっている・・・と思ったのですが、 人との付き合い方など考え方が 少し変わるようになっていくんです。 ・・・といった感じで描かれる ..

時雨さよさんの作品『君とメリーバッドエンド』（LINE） 高校生2年生の清水心は1人では何もできなく、 幼馴染の久留井拓光がなんでも面倒を見てくれていたのです。 毎朝、迎えに来てくれて、 一緒にお弁当を食べて・・・一緒に帰って・・・ 心は拓光がそばにいなきゃダメな人間になっていました。 そんな日常がいつまでも続く・・・と思っていたのですが、 ある日、同じ学校の幸田良介が現れ、 なんでも自分でできるよう、 紙に書かせて出来たらスタンプを押す・・・ということをはじめ、 出来なかったことができるようになっていき、 少しずつ幸田に好意を持つようになってきます。..

高橋すぎなさんの作品『おいしすぎて深刻なエラーが発生しました。』（幻冬舎） 保険会社に勤務する不破さんは 仕事も私生活もキッチリしすぎの女性で、 家計管理も無駄なことにはお金を使わず、 自炊をして栄養管理までキッチリしているんです。 それだけでなく、時間なども 分刻み、秒刻み・・・といった感じで 無駄な時間を過ごさないよう心掛けているんです。 しかし、時々、料理など自分で作って、 思いがけない美味しさに 余韻に浸ったり、ついついもう少し食べたり・・・と 時間を余計に使ってしまい、 自分でたてた予定を狂わせてしまうんです。 ・・・といった感じで描..

かわもとまいさんの作品『アンリの靴』（エンターブレイン） 東京の浅草で靴職人として 自分の店を構える義足のアンリが 来店する人々の靴の悩み聞いて、 その人にピッタリの靴をつくったり、 思い出ある靴を修理したりする・・・ 靴を通してお客さんとのつながりを描いた ヒューマンストーリーになっています。 もともとこのお店はおじさんの店だったのですが、 何故、アンリが継いだのか・・・ アンリは何故義足なのか・・・ また、この店にこだわるわけがあるのか・・・ などは、まだ描かれていないのですけど、 お客さん1人1人との接し方が とても心温まるものがあり惹かれまし..

アンソロジー作品『JKが家にお泊りしてくれるイチャラブアンソロジーコミック』（一迅社） あなたの前にいきなりJKが現れ お泊りしたい・・・なんて言ってきたら どういう対応をとりますか？ この作品なのですが、 わけありのJKが現れ、 泊めてほしい・・・とお願いしてくる といったシチュエーションで描かれた アンソロジー作品になっています。 もちろん、お約束な展開になるのですが、 かなり強引な展開の話が多く、 現実味があまりありません＾＾； ・・・とはいえ、 現実にこんなことがあっても 手をだしてしまったりしたら犯罪につながるので、 こういったシ..

キュルZさんの作品『夜は猫といっしょ』（KADOKAWA） ひとり暮らしをしているフータの家に 妹と猫が引っ越してきました。 今まで猫と関わりをもってなかったフータは 猫の行動に興味を持ち始め、 時間があれば観察するようになるんです。 そんな猫の面白い行動を描いた 日常系の猫漫画になっています。 猫を飼っている人なら当たり前に思えるのでしょうけど、 猫を初めて飼うことになった人は こういった行動を取ったり、 猫に振り回されたりするんだろうなぁ～ なんて様子が描かれており、 楽しく読めるほのぼのとした作品です。 猫の目が大きく描かれており、..

原作：望公太さん キャラクターデザイン：ぎうにうさん 作画：東鉄神さんの作品『娘じゃなくて私が好きなの！？』（白泉社） 姉夫婦が事故で亡くなり1人残されてしまった美羽。 葬儀の時に引き取りを拒否する身内ばかりを見て 「この子は私が引き取って育てます」と 妹の歌枕綾子が育てることに・・・ 時は流れ10年・・・ 美羽も高校生になり、 本当の親子のように暮らしていました。 美羽の幸せは自分の幸せ・・・と 隣に住む、家庭教師の大学生の左沢巧と 付き合ってくれたらなぁ～なんて思っていました。 そして巧の誕生日祝いを家でした時に 一緒に飲んでいる時に 告白..

著者：きづきあきらさん＋サトウナンキさんの作品『無敵の人』（双葉社） ひきこもりとか働けない・・・など いろいろな理由で社会に適応できなくて 生きる喜びとか守るべきものがない人のことを ネットでは皮肉を込めて 「無敵の人」と呼ぶようになった世界。 そんな世界で引きこもりの兄に性的暴行を 受けている女子高生の高瀬いのりは 日々絶望を隠して生きていました。 そんなある日、謎の男（ニル）が現れ 兄を殺したのです。 ニルという男ともう一人の人物がおり、 いのりの兄は人を殺害できるようなものを ネットで大量に買い込んでおり、 無差別大量殺人を考えている..

井出圭亮さんの作品『こいまん』（日本文芸社） 鬼の愛染として誰もに恐れられるヤクザの若頭。 ある日、クラブに初出勤した女性 幸善子に 一目ぼれしてしまうんです。 幸善子は愛染という名を聞いたときに 「こいまん」とつぶやくのですが、 必要以上に迫ってくる愛染にビンタをくらわし 「私…「こいまん」みたいな恋がしたいので！！」と 断るんです。 幸善子の強気な態度にさらに惚れ込み、 どうしても手に入れる・・・と思う愛染なのですが、 「こいまん」の意味がわからず・・・ すると、舎弟の男が「こいまん」のことを話だしたのです。 「こいまん」とは「友達以上..

原作：錆び匙さん キャラクター原案：keepoutさん 作画：ひびぽんさんの作品『地下室ダンジョン ～貧乏兄妹は娯楽を求めて最強へ～』（集英社） 片田舎の元倉庫の平屋を改造し 兄妹2人で住む木崎冬佳と春香。 母親は亡くなり、父親は失踪し、 学校を中退して貧乏暮らしをしていました。 そんな貧乏暮らしをしている2人には 誰にも言えない秘密がありました。 1年前に世界各地に突然 無数のダンジョンが出現し、 無数のモンスターが現れていたのですが、 危険を要するので 政府が決めた人物だけ探索できるようになったのですが、 この2人の住む倉庫の地下にもダンジョン..

水瀬マユさんの作品『夫を噛む』（小学館） 東京から夫の故郷に引っ越ししてきた藤花。 夫との会話もほとんどなく、 全く知らない土地・・・誰一人しらない町・・・ 1人の時間が長く感じられるのですが、 相変わらず旦那はキツイ言葉でしか会話をしなく・・・ といった感じのモラハラレス そして2話目には別の女性（和子）が登場し、 夫との関係はあるものの、 心がこもっていない態度が不満・・・ といった感じの心のレス そして3話目では再び別の女性（結月）が登場し 夫そのものには不満はないものの 1人の女性とみてくれない・・・いわゆるセックスレス。 そして4話..

匡乃下キヨマサさんの作品『カワセミさんの釣りごはん』（双葉社） 親の仕事の都合で田舎の高校に転校することになった白梨カワセミは 人見知りでクラスになじめるのか心配になっていたのですが、 いきなりヤンキー＾の魚取ミサゴに ちょっと付き合えよ・・・と放課後誘われるんです。 バイクの後ろに乗せられ山奥へと入っていき、 どこへ連れていかれるのか心配になっていたのですけど、 ついて竿を渡され、一緒に釣りをしようと言われたのです。 今まで友達もいなく 釣りもしたことなかったカワセミだったのですけど、 言われるがままにしてみるとヤマメを釣り上げたんです。 これを..

著者：久世番子さん 講談監修：神田伯山さんの作品『ひらばのひと』（講談社） 講談師が独特の節で読む軍記物の勇壮な場面のことを 「修羅場（ひらば）」と呼ぶのですが、 この作品なのですが、 講談師を題材にしたストーリーになっています。 高座に上がっている姿は落語家によく似ているのですが、 実際のところは全く違い、 落語家にくらべると講談師の数は少なく、 男性よりも女性の方が多いとか・・・ そんな世界に飛び込んできた ひとりの青年 龍田泉太郎と その姉弟子たちの関係が描かれており、 全く知らなかった世界なので かなり興味深く読むことができました。 ..

加藤キャシーさんの作品『鬼獄の夜』（集英社） 幼馴染4人が山でキャンプをすることに・・・ しかし、その山というのが 「贄取塚の顔無し鬼」という 人を食らう鬼の伝説が残る山だったのです。 「鬼出没 立入禁止」という看板が倒れているのを見て 幼馴染の1人がこの鬼の話をしだしたのです。 この鬼は人を食らうだけでなく、 女性ならば死ぬまで犯しつづける・・・と・・・ これは伝説だけの話だと それほど気にも留めずに山へと車で入っていったのですが、 車のフロントガラスに奇妙な化け物が張り付いたのです。 驚いて車を事故させてしまうのですが、 この時から4人..

菊晴さんの作品『几帳面だと思っていたら心の病気になっていました』（KADOKAWA） ごく普通な暮らしをしている作者の菊晴さんなのですが、 几帳面で完璧主義・・・というところがあり、 ある日から些細なことが気になるようになりだしました。 「鍵をかけた？」「火を消した？」といったことは 普通の人もあるのでしょうが、 神経質なほどに気になりだし、 今までの暮らしが一変してしまうんです。 このことにより、 自分の行動が人を傷つけてしまうと思ったり、 何をしても不安に押しつぶされそうな気持になったりし、 引きこもってしまうようになるんです。 そして心療内..

安原宏和さんの作品『ゲーセン少女と異文化交流』（富士見書房） ゲームセンターでバイトをしている草壁蓮司は クレーンゲームで一生懸命に ぬいぐるみを取ろうとしている 外国人の女の子を見かけました。 取れなければ諦めるだろう・・・ なんて思っていたのですが、 3時間後、バイトが終わり帰る時にも まだ、女の子がぬいぐるみがとれないでいたんです。 可哀相に思ったのか・・・余計なお世話なのか・・・ 蓮司がこのぬいぐるみを取って プレゼントしようとしたのです。 しかし、女の子は不審に思うのですが、 この日はバレンタイン・・・ということで、 バレンタインの..

Gino0808さんの作品『童貞噺』（講談社） 少ない友人と平穏に過ごしてきた 地味な高校生活を終わりにして 短大に通うことになったタカヒロは 髪を金髪に染め、大学デビューすることに・・・ 大学生活をするために一人暮らしを始めたタカヒロ。 しかし大学では金髪にしたことで ちょっと浮いた存在に・・・ それでも友達はできたのですが、 女性との接点は全くなく・・・ そんなある日、図書館で出会った謎の美少女のことが 少し気になり始めたりも・・・ しかし、生活費を稼ぐために キャバクラでバイトすることになったのですが、 そこで出会った刺青の男 大上..

苺おとめさんの作品『神経内科医と乙女ゲーマー』（メディアファクトリー） 毎日、仕事に追われる新人看護師の蓮見麻菜の 唯一の楽しみは乙女ゲーム。 夜勤が終わった後もゲームの世界で イケメンキャラに癒されることを生きがいに 社畜の様に働いていました。 ある日、いつもと同じように 仕事が終わった後、部屋に帰って ゲームに夢中になっているときに倒れてしまい 救急車で運ばれてしまうんです。 そして、自分の勤める病院に運び込まれ 診察したのが病院で人気ナンバーワンで イケメンの高野先生だったのです。 まるで乙女ゲーのような展開で 接近する2人のラブコメデ..

みいみつきさんの作品『三ヶ月前に別れた先輩後輩の話』（KADOKAWA） 同じ職場で周囲に内緒で恋愛していた 宇佐美奈央（先輩）と堂林一馬（後輩）だったのですが、 ちょっとしたすれ違いから喧嘩をしてしまい 別れて3ヵ月が経ちました。 そんな2人が職場ではなく街で偶然出会うのですが、 付き合っていた時よりも一馬の暮らしが変わっていたのです。 以前は飲み歩いて帰りが遅かったのに、 今では早く帰って自分で料理を作ったりするほど・・・ そこへ偶然に2人のことを知る同僚が現れて 一馬が真面目になったのは 元カノと復縁したく努力しているんだと 元カノの奈央が..

原作：大山誠一郎さん 作画：sanorinさんの作品『アリバイ崩し承ります』（実業之日本社） 4月に交番勤務から 県警捜査本部一課に異動してきた新米刑事が 久しぶりに取れた休みを利用して、 駅前の方を散策していると、 腕時計が止まっているのに気づき、 商店街の中にある時計屋で 電池をかえてもらおう・・・と入っていきました。 すると女性の店主（美谷時乃）が出てきて、 電池の交換を始めていると、 刑事は「アリバイ崩し承ります」という 張り紙を目にしました。 このことについて時乃に聴くと 前店主（女店主の祖父）が 時計にまつわる依頼をなんでも承るように..