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お絵かきブログ/絵を描いて見えたもの https://seitua.hatenablog.com/

描いた絵、イラストを載せています。たまにアート紹介も。

日々の中で感じたものを絵にできたら素敵だなと思う。絵を描いて、ふと目にとまった何かをそっと残していくブログ。 何かをつくったり、アートに触れたりする楽しさを、共有できたらいいなと思っています。

seiko
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2016/11/27

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  • 写真みたいな絵について思うこと

    写真みたいな絵を見て思うこと。 最近の色鉛筆画でSNSやメディアで注目を浴びるものって写真みたいに精巧に描かれたものが多いです。 私はこれに関して、モヤモヤとした思いをずっと抱えていました。 写実的な絵を批判するつもりはありません。 実際、この前見に行った「色鉛筆アート2024」の三上詩絵さんや音海はるさんの絵が私は好きです。 私がモヤモヤしているのは「写真のようにそっくりに描くことが流行っていること」です。 確かに写真のような絵ってわかりやすくすごいです。絵に全く興味のない人が見てもその技術の凄さを楽しめます。なので、多くの人の注目を集めやすい。SNSで言えばいいねを得られやすいし、TVなど…

  • 色鉛筆アート2024に行ってきました

    銀座伊東屋で行われている色鉛筆アートに行ってきました! 伊東屋は7階に画材コーナーがありまして、大量の色鉛筆がバラ売りされています。他の絵の具や紙に関しては世界堂の方が買いやすいなというのが個人的な感想ですが、色鉛筆はここもおすすめ!見ているだけでも楽しいです。 色鉛筆アートの会場はこちら。土曜でしたが朝早くに行ったので空いていました。ゆっくり見られてラッキー!でも日曜の方が作家さんはたくさんいらっしゃったようです。ちょっと残念。自分の予定的に土曜になっちゃったから仕方ないね。 会場全体図は撮影OK、絵を近くで撮るのはNGとのことだったので、写真はこれだけになります。作家さんご本人のSNSに展…

  • 画家活動用の名刺とポートフォリオを作る

    前回に「次は名刺とポートフォリオについて書くよ」と言ってからずいぶん間が空いてしまいました。なんやかんや忙しかった。主に子供の行事。参観ラッシュでした。 そして前からいただいていた肖像画(似顔絵)のご依頼に完成の目処が立ったので、今こうやってパソコンに向かっています。 さて!名刺とポートフォリオの話です! 色鉛筆アートマーケットに参加するにあたって自分の名刺とポートフォリオを作りました。 名刺を自分で作るのは初めてだったし、ポートフォリオを作るのも学生時代以来だったので、色々ネットで調べました。(いい時代だ) 自分があれやこれやネットで調べたので、同じように私の情報が参考になる人もいるかもしれ…

  • 販売と言語化と日常と

    みなさんこんにちは。 まずはサクッと宣伝をしてからブログトークに移ります。 3月5日か6日、「桜」「神秘」「ゆりかご」の3点の作品をThisIsGalleryさんに掲載&販売します。1点23,000円(税別)です。 「ゆりかご」(右の緑の絵)に関しては、とてもとてもありがたいことに事前にお問い合わせがありましたので、ご予約品という扱いにさせていただきたいと思っています。 掲載作業は5日に行いますが、ギャラリー側で審査がありますので、その日中に掲載になるかどうかはわかりません。今までの感じだと当日か翌日に掲載になることが多かった。もっとかかる場合もあるのかもしれない。むむむ。。。 ギャラリーさん…

  • 色鉛筆アートマーケットを終えて

    2024色鉛筆アートマーケット、終了しました! 来ていただいた皆さま、本当にありがとうございました。 初めての公募グループ展、絵は売れませんでしたが、とても勉強になりました。 もうほんとね、すごい人ばっかりだから。 正直に言うと最初に在廊した土日の後の三日間くらいは、打ちのめされちゃってかなり沈んでました。自分はこんな中でやっていけるのかなとか、画家としてお金を稼ぐって大変だなとか、頭では分かってはいたつもりだったけれど、実際に直面してみて実感が湧いたことがいっぱいあって、画家としてやっていく!やっていける!って思っていた自分の驕りっぷりが恥ずかしくなりました。 3日間くらいはメソメソ悩んでお…

  • 描いた絵のお話

    色鉛筆アートマーケットに展示している作品のお話をさせていただきます。 私がこう思って描きましたよ、と言う話をしますが、こう感じてくれなきゃいやだってわけじゃなくて、見た人が自由に感じて欲しいと思っています。いろんな解釈ができるって言うのはそれだけ幅広くヒットする絵だと思うので、それはそれで嬉しいのです。 さて、今回は三作品全て植物を描きました。 共通する私の中でのテーマは「神さまのいるところ」。 まず一作目、「桜」。 桜の語源には、さ=田んぼの神様、くら=座るところ、という説があるそうです。春になると山から里へ田んぼの神様が降りてくるので、神様の宿る桜の木の下で歌ったり踊ったりして豊作を祈った…

  • 色鉛筆アートマーケット開催のお知らせ

    色鉛筆アートマーケット、始まりました。 gallery-dazzle.com 私は土日に在廊の予定です。 在廊中にお会いできる方がいらっしゃると嬉しいなと思いつつ、話しかけられたくない気持ちもわかるので(←買い物中ショップ店員さんに話しかけられるの苦手。でもめっちゃ相談したい時に限って店員さんいない笑)、気にせずゆっくり見ていただきたいです。お話気分の方はお話ししましょう! 今回展示させていただいているのはこちらの3点! 額装込み25,000円で販売しております。 もちろん見るためだけに入ることのできる展示だから安心してね。 展示会では北星鉛筆さんの新製品、大人の水彩色鉛筆がお試し&購入できる…

  • 展示のお知らせ

    宣伝です! 色鉛筆アートマーケット garelly DAZZLE(東京メトロ銀座線外苑前近く) 2024年2月6日(火)〜2月18日(日) ※12日(月)休廊 12:00~19:00 最終日~17:00 こちらに、ブログでも途中経過を少し載せていた植物画新作3点を展示&販売致します。 お時間のある方はぜひ! ちなみに載せていた途中経過って言うのはこの画像↓ どんな仕上がりになったかは、展示会が始まってからお見せしますので、お楽しみに。 土日は在廊したいなと思っています。 在廊できるよな…?もしできなくなったら告知します。 展示会中は宣伝強化週間として、展示会関係の記事をちょこちょこ出します。描…

  • 【評価に囚われずに絵を描く】

    今日は「人の評価を気にしすぎる必要はない」というお話。 実はこれも美大の先生に教わったことの一つでもあるんです。 先生の体験談。 先生の先生は、現代日本画の巨匠にあたる方でして、大きな美術館で展覧会も行われるし、画集も販売されるし、シルクスクリーンの複製作品でも割といいお値段で売られているような方なんです。その大先生に作品が酷評されたことがあったそうな。 その時「なにくそー!」と思ったものの言い返すことはできず、飲み込んだそうです。 時は過ぎ、先生が個展を開く際、大先生に酷評された絵も展示することにしたそうです。すると来ていただいた方から「この絵素敵」「これいいねぇ」という言葉をたくさんいただ…

  • 今年の目標

    あけましておめでとうございます。 能登半島の地震、心が痛みます。多くの人の無事が確認され、大切なものが守られることを祈ります。 今年の予定・目標 2月の展示、頑張る 北星鉛筆のコンテスト出す 七五三の絵を描く オンライン講習動画作る です。 1.2月の展示、頑張る すごい方々と一緒に展示させていただく機会なのでドキドキです。頑張ります。がんばれ、私。 2.北星鉛筆のコンテスト出す 去年は忙しい&別の制作があったんで出さなかったんですが、今年は出したい。 現段階では七夕をテーマにしようかと思っている。 3.七五三の絵を描く 子供の絵の依頼を受け付けている身として、オリジナリティある七五三絵を制作…

  • 2023年振り返り 画家活動の開始

    今年も一年お世話になりました。 2023年は下の子も入園し、画家活動をスタート! ということで、個人事業主登録して仕事として絵を描いていこうとした訳ですが…、実際は全く稼げませんでした。かかった経費は6万円くらいですかね。最初は小さく始めようと思ったのであまり経費はかけないようにしてましたが、赤字です。 今年の大きな動きといえば日美展の色鉛筆画部門で最優秀賞、日本農業新聞社賞をいただき、国立新美術館に絵を展示したことでした。 あとは、こちらのお子様とお祖父様の肖像を描かせていただいたこと。 依頼形式で描くにあたって色々と学ばせていただきました。お子様の似顔絵(お子様でなくても可)は随時受け付け…

  • 【美大で学んだこと】説明的になりすぎない

    今後の美大で学んだことシリーズは、分かりやすいようタイトルに【】を入れようかなと思います。 カテゴリー分けもしてありますので、そちらからもどうぞ。 前回の美大シリーズ記事はこちら seitua.hatenablog.com 「説明的になりすぎない」とは 私が大学生の頃、口を酸っぱくして言われたことが「説明的になりすぎない」ということ。 美大では講評の日というのがあって、そこに合わせて課題を仕上げます。 その日にみんな集まって、絵を前に並べまして、自分がこの制作で何を描こうとしたのかをプレゼンし、教授から講評を受けます。 大学一年生の時、この絵を描いた時の講評のこと。 この日私はプレゼン時、「蝉…

  • デッサン額縁の選び方とは?絵と額の相性を考える

    タイトルをAIに考えてもらう機能を使ったら、こんなタイトルになった。なんか合ってるような合ってないような。。。 今日は美大で学んだことシリーズはお休みにして、額装のお話です。 前回の記事で少し書いたように、桜とダリアの絵2点を額装してまいりました! 取り寄せのものがあったので、出来上がるのは2週間後になるそうです。ドキドキ。 額装っていいなぁ。やり始めると沼にハマりそうな感じあります。 パネルに貼って描いた絵と、パネルには貼らずに一枚の紙のままの絵では、額の種類が変わります。今回は後者の方だったので、一般的に「デッサン額縁」と呼ばれるものを探しました。 デッサン額を購入するときは絵よりも大きめ…

  • 描くスピードははやい方がいいか

    美大で学んだことシリーズ。 前回の記事はこちらです。 seitua.hatenablog.com 今日は描くスピードについて。 美大生は受験の際、試験時間内に絵を描き上げる必要があるので、ある程度のスピードで描けるようになっています。 私の卒業した女子美術大学の日本画の試験問題を調べてみると、静物画(水彩絵具使用)12号を6時間で仕上げるようになっていました。12号って言うのは大体60㎝×50㎝くらいです。 私の頃は、推薦入試(学校からの推薦状と作品を持参しての面接)と一般入試(その場での静物画制作と学科試験)だけだったんですが、今は何やらいろんな試験の方法があって自分で選べるようですね。自己…

  • インスピレーションを得る方法

    今日も引き続き美大のお話。 前回の記事はこちら seitua.hatenablog.com 前回はざっくりと美大のカリキュラムについて書きました。 通常の大学だとゼミ等が始まるまでは、毎日固定のメンバーと顔を合わせる機会って少ないかと思うのですが、美大は毎日実技の授業があるので、固定メンバーと日々顔を合わせることになります。私の通っていた大学の日本画専攻は大体30人くらいなので、本当に小中高のクラスみたいな感じ。 美大生は個性強すぎor絵ばっかり描いててコミュ障、、、なんてこともなく、過ごしやすい空間でした。絵が好きっていう共通項があるからっていうのもあるかと思いますが、すぐ仲良くなれた。 し…

  • 美大でデッサンは習わない

    前回告知したように、美大の話を書いていきます。 今日はざっくりと美大のカリキュラムの話。 しかし、これは私が経験をもとに私の主観で書いたものなので、大学や科によって違うと思うし私フィルターを通した語りであることを承知の上、お読みいただきたい。 「美大って絵ばっか描いてるんでしょ?」とか「遊んででいいねー」なんて言われたことがあるんですが、皆さんもそう思います? 実は絵だけ描いてりゃいいというもんでもないし、それなりに忙しいんです。 まず、「大学」なんでね、教養科目の単位も取得しないと卒業できません。語学とか、社会学とか、文化学、科学、経済学、哲学、そういうの。何を取るかは選択はできるけどね。語…

  • 美大に行く必要

    お気づきの方もいるかと思いますが、私長らくブクマコメント?というのでしょうか、そちらのコメントを見ておりませんでした。この間そのことに気づいて見てみたら嬉しいコメントを過去にいただいておりまして、慌てて感謝と共にスターをつけました。放置しててすみません!ありがとうございました!! ブログルールがよくわかっていないのですが、ブクマコメントはありがたく拝見しつつもお返事のコメントはしない方針でいこうと思うので、返事が欲しい場合はブログ記事のコメント欄からお願いします! さて、最近「絵で生きていくためには美大行っていなければいけませんか?否!美大は必要ありません!」みたいな情報をネットでよく見かけま…

  • 溢れる本棚と桜進捗

    今週のお題「最近読んでるもの」 2016年から細々とブログを続けている私ですが、果たしてこのお題機能(?)を使ったことがあっただろうか。。一回くらいあったかもしれない。すごく久々である。 本棚が溢れている。パンパンである。床に積んでおくのは好きでないので、定期的にデトックスしているが、それでもパンパンだし、さらに欲しい本がありすぎて困っている。資料として着物の本が欲しいんですよね。いずれ着物の姿の人の絵も描いていこうとおもっちょります。こうご期待。ちょっとずつ着物本も揃えていこう。 漫画もデトックスしていて、今家にあるのは『ぼのぼの』『女の園の星』『正反対な君と僕』『氷の城壁』のみとなりました…

  • 運動とか制作風景とか

    少し前に古河博章さんの風景画講座に行ってきた。 furu-portfolio.sunnyday.jp 蛍光ペンと色鉛筆で風景画を描くという講座で、古河さんは穏やかな口調と描く人に寄り添う指導に好感を感じる方でした。絵もすごく素敵よ。楽しかったし勉強になったなー! この講座を通して白の色鉛筆の使い方のコツが掴めた気がする。感謝です。 古河さんのインスタグラムに講座の写真が載っていて、私も写っておりました。イェーイ。 最近絵を描いていると首とか肩がこわばる感じがしたのと、一週間の終わりの方になると疲れてきて思うように動けなくなる感じがあったので、本腰入れて体力作りに力を入れねばならんと感じました。…

  • スケッチや服の話

    先週の総括。 プライベートがなかなかに忙しく、思うように絵は進まなかったものの、ダリアのスケッチ、桜の制作をしました。 桜の下書き。上手くいくかなぁとモヤモヤ不安がっています。絵を進めている途中っていつもそういう時が来るので、どんどん描いて解消していくしかない。 ダリアのスケッチはこんな感じ、咲きかけの姿が好きだなぁと思う。 絵の路線についても結構悶々と悩んでいて、まあそれは問い続けるしかないんでしょう。 リルケの本に書いてあった気がする。すぐに答えを求めようとせず問い続けなさい、そうすると世界は広がっていきます的なことが。これって大事だなと思う。スマホ、ネットという便利なものが身近にありすぎ…

  • 占いの話とダリアのスケッチ

    毎週石井ゆかりさんの占いを見ている。 石井ゆかりさんの占いって、今週は運勢がいいですよ悪いですよって話ではなくて、こんなことに目が行きますよ気付きますよ、こんな行動があっている時期ですよっていう書き方なんです。だから占いが当たっているかどうかより、今週はこんなことに心を向けて過ごそうっていう外部からのアドバイス的に捉えています。今までの占いが当たっていたかどうかと聞かれると、うーん、当たってる時もあったし当たっていなかった時もある。 でもそれで良くて、人生いろいろ浮き沈みもあるし、自分ではどうにもならない大きな流れに巻き込まれることもあるし、視点が凝り固まっているよりも、時折外部からのやわらか…

  • 作品販売とスケッチ

    額装専門店に行ってまいりました。 いやー!楽しかった! 絵や写真を入れる額だけじゃなくて、ファーストシューズや鉱物コレクションなんかを入れられる箱型の額も作ってくれるんですって。すごくない?新しい世界覗けちゃった。 ミニ額も結構ありまして、買い占めたくなりました。額かわいい。どんな絵を中に入れるか考えるのってワクワクする。 今回は作品を販売するために、以前描いた「こいのぼりに願う」という作品を額装。絵に合わせて額やマット(絵と額の間の紙みたいなところ)を選び、作っていただきました。 ThisisGalleryにて販売しております。 thisisgallery.com 見ていただくとわかるんです…

  • 則天去私と月見

    引き続き桜をスケッチ中。 少しずつ精度が上がってきた。 夏目漱石の言葉として、「則天去私」というものがありまして。 すごく気になっているワードです。 辞書によると 『天にのっとって私心を捨てること。我執を捨てて自然に身をゆだねること。』 『小さな私にとらわれず、身を天地自然にゆだねて生きて行くこと。▽「則天」は天地自然の法則や普遍的な妥当性に従うこと。「去私」は私心を捨て去ること。』 とあります。 絵を描いていく上でも、私には必要な言葉なのかも。成功している人が羨ましくて悔しくなったり、キラキラな自分を演出したいという欲が出たり、なんかこう。。。自分自分しちゃってる時って、自分の醜さがね、周囲…

  • スケッチと春宵十話

    現在、2月の展示に向けて桜のスケッチをしています。 もちろん今は桜の季節ではないので、以前に撮り溜めておいた自身の写真の中からピックアップして描いています。 写真を見ながら描くのはNGだと考える方もいらっしゃいますし、写真があるならもうスケッチしないで直接本番に入ればよくない?と考える方もいらっしゃるかと思います。 前にも少し描いたのですが、私は写真を見ながら描いてもいいと思う派です。ただし、それは自分が撮ったものに限っています。本物に触れ、その時五感で感じたことを絵に取り入れたいからです。写真を撮る際にもその「感じたこと」を記録できるような撮り方を心がけています。 一方で、本物を見ながら描け…

  • 活動報告と家の外の景色の話。

    絵を描かせていただきました。 写真を複数枚いただいて、やり取りをしながら描かせていただいたものです。 楽しく描かせていただくとともに、色々と勉強になりました! BASEショップで、お子様の似顔絵ご依頼を受付中です。今回のように大人の方を描くこともできます。 inoueseiko.base.shop さて、宣伝はこのくらいにして、最近のことを綴ります。 やはり今年の学校や園における風邪流行度合いはすごい。おやすみも多く学級閉鎖になることもあり、思うように活動できません。インフルエンザなんてまだ予防接種始まってないのに流行ってる!こわ! どうやったら絵を描くことが職業として成り立つレベルで稼げるの…

  • 色鉛筆画『まなざし』

    先日、日美展の表彰式に参加しました。 隣に座った方とお話しできて楽しかったです。リアルで付き合いのある方に絵を描いている人がほぼいないので、絵の話をできるのってとても嬉しい。 大学(美大)からの友人は、今でも仲良くしていて連絡を取り合っているんだけれど、実は絵を描き続けている人って少ないのですよね。商品ディスプレイをやってたり革小物作ってたりお店のポップ描いてたりカルチャーイベント企画してたりと造形や文化活動に近いことをやっている人が多いけれど、絵はもう描いてない人や時々しか描いてないよって人が多いです。 私も卒業後は花屋やホームセンターで働いていましたしね。その間は細々と描いている感じでした…

  • 子どもの図鑑と植物スケッチ

    8月10日から19日まで(15日は休館)国立新美術館で開催される日美展にて、作品が展示されます。 「まなざし」というF10号サイズの作品(新作)です。お近くをお通りの際はぜひお立ち寄りくださいー!入場は無料です。 さて、最近は自分は絵でやっていけるだろうかと葛藤しながら過ごしています。もっと描きたいし活動したい。 でも子供達は夏休みだし、幼稚園なので時間外に預けるのはお金がかかるし、というかそもそも今年は子供達の体調不良が相次いだ(半分も登園できてない)ので夏休み中にしっかり体調を整えさせてあげたいという思いもあって夏季保育の利用は辞めたのだった。これはもう夏休みを満喫するしかない。 子供達は…

  • 子育てと仕事のバランスとかインボイスとかスケッチとか

    暑いですね。本当に暑い。 こどもたちも夏休みに入り、外遊びにもいきたいんですが、午前中から熱中症アラートを出されるともうどうにもできない。 子供が暇を持て余して「LaQを欲しい」ってしょっちゅう言っていて買ってあげたい。お金欲しい。 www.laq.co.jp LaQいいですよ。私はレゴよりLaQ派。 私はというと、絵を描きたくて描きたくて震えてます。 子供たちの体調不良もあって、前期はほとんど絵を描けませんでした。それが自分でも思った以上に苦しくて驚いています。きっと他の作家の方々がどんどん進んでいるのをSNSで見て焦っているんだろうな。仕事にしたくてもっと色々動きたいのに動けていない自分が…

  • ショップ開設とか展示とかお知らせ

    今日は諸々のご報告会。 まず、This Is Galleryにアーティスト登録しました。作品販売はこちらを使用していこうと思っています。 thisisgallery.com こちらは登録自体は無料。作品売約時、価格の3割は運営側が持っていきます。 登録には審査ありとなっておりましたが、割とさらっと登録できましたし、操作も簡単でした。 BASEショップも開設しました。 inoueseiko.base.shop こちらは「こどもの肖像」というかたちでお子様の似顔絵オーダーサイトとなっております。 BASEのショップ開設は思ったより簡単で、案内される内容に答えていくだけでもざっくりショップが出来上が…

  • 植物を描きたい。

    また、まあまあ更新が空きました。 園児たちの間で風邪流行りすぎでしょ。。。(お察しください) 植物園の年パスを購入しました! 植物園の植物が見事すぎて心踊る。手入れのされた植物は艶やかさがありますね。 本来私は野に咲く山野草みたいなひっそりと美しい植物が大好物なんですが、見事に育てられた花にはまた別の魅力があってワクワクするなぁととにかく楽しんだ私でした。 植物の絵をね、もっと本格的にやっていきたいと思っているんです。 花好きだし、花屋で働いてたし、生け花も人に教えていいところまで資格を持っているので、花の美しさをうまく捉えて絵にしたいってね、思ってたんですよ。 でもスケッチして、花だけの絵の…

  • 近況と開業進捗

    またまた間が空いてしまいました。 今、コロナ対策が急に終了したためか、いろんな風邪が流行っているようですね。 我が家も例に漏れず、子供も夫もきつめの風邪をひきました。私だけ軽傷。強い。 小児科も混んでいて忙しそうです。そんな中5月は何度も病院に足を運びました。40度超えの熱は出すわ、咳で全く眠れないわの大惨事でした。幸い重大な病気ではなく入院にも至らなかったのでよかったです。病院から吸入器を貸し出してもらったり(こういうのって貸してもらえるんだね)、血液検査したり、ステロイド内服したりと色々ありまして、約一ヶ月幼稚園をお休みしました。お疲れ様、頑張ったね子供達! 前回はツツジの話を書きましたが…

  • ツツジの話と開業進捗

    私が住んでいる地域では今つつじが満開です。いい香り。甘くて爽やか。もたっとした感じのないいい香りです。 子供の頃よくツツジの蜜を吸ったのを思い出して、子供達にも教えたら「おいしい!」と言ってツツジを見かけるたびに吸いたがるようになりました。 子供の頃はあまり気にしていなかったけれど、大人になると、公園の花は勝手にとっちゃだめだよな、薬(虫退治用の)とか排気ガスの汚れとかついてるかな、とか考えちゃってあまりホイホイ子供にあげられない。結果、子供たちはおじいちゃんおばあちゃん宅の庭のツツジを嬉しそうに吸ってる。 あれ、よく味がするやつとあんまりしないやつがありますよね?なんの違いなんだろう。 子供…

  • 起業とか健康とか

    みなさま、あけましておめでとうございます(遅)。 すごく久しぶりの更新になってしまいました。 年明けから今まで何をやってたかというと、公募展用の絵を描いてました。無事完成して送り終えました。 そして下の子も晴れて園児になりまして、ここからは画業目指して動いていこうと思います! 正直な話、専業主婦が好きなことを仕事にしようとして甘ちゃんなこと言ってんなーって思われるんじゃないかなって思って怖いです。うまくいかなくて挫折するのも怖いです。金銭的な問題もあるし不安もいっぱいです。 でも一度きりの人生、やっぱり挑戦しておけばよかったって後悔したくないので、頑張ってみようと思います。 今は色々と事務的な…

  • クリスマスの思い出。ヨーロッパ。

    今回、絵、ないです。公募用以外手をつけられてません。今日はクリスマスのお話! 子供の頃、クリスマスは魔法みたいな不思議とワクワクの詰まったイベントでした。ピカピカ光るツリーを飾って、ケーキとご馳走が出てきて、サンタさんがプレゼントを持ってやってくる!非日常感がすごい!毎年ものすごく楽しみでした。 子供の頃、クリスマスには七面鳥のハム?みたいなものを食べていました。親戚がお歳暮として送ってくれていたんです。あれ、好きだったなぁ。手軽に手に入らないので今は食べてないんですが、今でもクリスマスの食べ物と言って思い浮かぶのは七面鳥です。食べたい。 10代後半になると、クリスマスは家族のイベントから友達…

  • 友人とお茶して、感性について思いを馳せて、絵っていいなって思う話。

    先日、友人と赤坂プリンスクラシックハウス、ラ・メゾン キオイに行ってまいりました。 コロナ禍につけ幼い子の育児もあったので、友人に会ったのは実に2年半ぶり。2年半誰とも遊んでなかったのかと驚愕する(笑) 下の子が生まれると同時に引っ越してコロナ禍突入し、ママ友は無理に作ろうとしていないので(挨拶や世間話くらいはするよ。綺麗で優しいママさんが多い!)、本当に久しぶりの“友人との時間”でした。 彼女は美大に通っていた頃からの友人で、自分の価値基準がしっかりしているところや穏やかなのに自分の意見ははっきり伝えるところや自分で楽しいものを探そうとするところが素敵な人で、絵のセンスも良くて、私にとっては…

  • 画家として活動するための勉強

    子育て支援活動をしているcherishさんに、描いたイラストを使用してもらいました。 私が絵でやっていきたいという話をしたのを覚えていてくださって、声をかけてくれました。ありがたいことです。 先日こんなツイートを見ました。 よく考えてみましょう。①絵を売って生活したい②絵を自由に描ける生活がしたいこの2つやれる事全然違います。ここ曖昧な人マジ多いです。今10億円手元にあるとしたらどうですか?今と同じ活動をしてるなら前者で、絵をSNS等で見せるだけになるなら後者。本当の目的って意外と本人も気づけません😅 pic.twitter.com/XQvn6iUs8n — 画家ZiN & ジンジン(画家プロ…

  • 諦めることは明らかにすること

    先日こんな記事を読みまして。 作家山崎ナオコーラさんの「あきらめる」子育てとは - 北欧、暮らしの道具店 調べてみたら、「諦める」の語源は「明らむ」。つまり「明らかにする」ことから来ているそうなんです。 仏教で「諦める」とは「物事の理をはっきりした上で、その理に合わないことを捨てる」ことを指すのだとか。 これ、大事!って思いました。「諦める」という言葉を使うとどうしてもネガティブなイメージがついてまわります。でも「明らかにする」と考えると、現実を受け止めて次の手を考える、前へと進むニュアンスが入ってくる感じがするんです。 理想の自分とは違う行動をとってしまったり、周りと比べて焦ったりしたときに…

  • 顔彩の描きごこち/ふるさと納税

    ふるさと納税、顔彩や画仙紙もあるんです。すごいなぁ。ふるさと納税様様ですよ。 日本画ユーザーにはお馴染みの狐マークの胡粉を製造している上羽絵惣さんの顔彩。 胡粉ネイルなんてものもの作ってらして、ネイルの容器にあの狐さんのマークがついているのがテンション上がります。 こちらは画仙紙はがき(写真左)。 しかもおまけまでつけてくれました!(写真右)感謝。福井県大好き。 これに限らず、福井県大好きなんですよ。いいとこですよ、みなさん。行きましょう。感染予防しつつタイミング見て行きましょう、福井。 福井の思い出話はまたいつかする事にして、今日は顔彩の話をします。 色鉛筆画ももっと描きたいんですけどねー……

  • AIは絵描きにとって脅威なのか?

    画像生成をしてくれるAIの存在によって絵描きの立場が危ぶまれるのではないかという意見があります。が、私はあまり脅威を感じていません。ただ先を読み誤ってるだけかもしれないけれど(笑) 私は、「ものを作るという行為が人を豊かにする」というのを信じています。 AIがうまい絵を描けるようになったとしても、「絵を描いたりするの面白い!作りたい!」っていう創作の楽しみは、消えるわけじゃないと思うんですね。人間が創作の楽しみを感じている限り、ヒトの技術への敬意や憧れも失われないと思います。 自分が絵を描いていれば、すごい絵を描ける人を見て「こんな絵が自分も描けるようになりたい」とか「どうやって描いてるんだろ…

  • お墓参りと顔彩画

    朝晩の空気がひんやりと涼しくなってきました。虫の音も賑やかな蝉の声から秋の虫たちの合唱に変わってきています。私はこの季節がうつろいでいく時期が好きです。 道端には彼岸花。燃えるような赤が目を惹きます。あの世の花のようで苦手な方もいますが、私はあの独特の形と色と同時期に一斉に咲く姿が好きです。雄しべ雌しべが美しい弧を描いて上へ向くフォルムが繊細な飴細工のようでもあって、作り物のような奇妙な妖艶さを感じるところも魅力的です。 夏、初めて下の子も連れてお墓参りに行きました。コロナ禍もあって今までなかなか遠くのお墓に参ることができていませんでした。 お義母さんは孫がお墓参りをする姿を見て「ご先祖様も喜…

  • 心から真剣に取り組めるのは、自分が信じていること

    うちの子はテレビをつけるととりあえずチャンネルをEテレに合わせる。いつものようにうちの子がEテレにチャンネルを合わせると「NHK アカデミア」という番組がやっていた。どうやら各界のトップランナーの方を講師としていろいろな話を聞く番組らしい。 その日は宇宙物理学者の村山斉さんが出演していた。 「宇宙も人生も数学の言葉で書かれている」という話を、物理や数学が大の苦手な私にもわかるくらいわかりやすくお話しされていて、感心しきりだった。 なんと楽器の音だって数式で表すことができるという。すごい。 自分の人生を数式で表すとどうなるか、という質問に対して、村山さんはスラスラと数式を書いた。その数式は「ラン…

  • ゴールデンカムイの話

    さて!ちょこちょこモルフォ人体デッサンをしつつ、前回お話しした頼まれごとをやりつつ過ごしています。8月は子供たちが風邪で熱を出し、それがお盆の時期に私にうつり、お盆かつコロナ禍という事もあって病院の予約が全く取れず、一週間寝込んだ後、自力で回復しました。 今日から9月!気分を変えて楽しい日々にしていきたいですね。 色々アート関連の記事のネタも溜まってきているのですが、 今日はですね、漫画の話をします。させて。お願い。 ゴールデンカムイ全巻読みました。 アイヌの文化を描きながら、埋蔵された黄金を見つけるために、刺青の彫られた囚人たちを追うという要素モリモリの漫画です。 夫がちょこちょこ勧めてくれ…

  • 雑記、ゲーム実況を見てる

    モルフォは続けていますよ!もっと知りたい、人の身体。 さて、最近はちょっと頼まれごとをしまして、そちらの方にかかりきりです。公募展用の絵を描くのは一時中断。頼まれごとの方もなかなかに楽しい事柄なので、無事終わったらブログにもその内容を書こうかなと思っています。 まあそんなこんなで今月中は忙しめ。 今日は気楽にゲーム実況の話をします。 ゲーム実況っていうのは人がゲームをしながら喋っている動画で、関わりのない人からしたら何が面白いのかわからないかと思うんですが、私は10年くらい前の大学生の頃から見ています。 私には少し歳の離れた兄がいるんですが、小学生の頃、兄がテレビゲームをやっているのを横で見て…

  • 色鉛筆画の描き方。私の場合。

    前回宣言したように、色鉛筆画を私がどんな風に仕上げているかを記事にします。 まずはどんな絵にしようかなというのを考えてラフ画。 なんとなく頭の中にあるイメージをざっくり描いていきます。 いくつか描いて良さそうなものを選びます。スケッチをしたり資料集めをしているうちにアップデートされることもあり。 次にデッサン、スケッチ。 スケッチブックに鉛筆でモチーフを描きます。 人物に資料はありますが、全く同じポーズではないので、脳内イメージに近づけつつ違和感がないようにここで調整します。 花や鯉のぼりも。 次はスケッチをコピーして位置決め。 拡大・縮少コピーで大きさを調整し切り貼りして位置を決めていきます…

  • 色鉛筆コンテストに応募

    北星鉛筆さんの色鉛筆コンテストに応募しました。 「こいのぼりに願う」 A4サイズ 使用画材:KMKケント紙、ポリクロモス、色辞典 こどもの未来や可能性が、平和で明るいものであるようにという祈りをテーマに描きました。 多色づかいで、光を感じるような絵にしたい、というのも一つのテーマにして描きました。 バニシングという紙の目をつぶすような技法で描いています。 結果、最終選考まで残りましたが、入選ならず。 でも、最終選考に残らなかった他の方の作品がものすごい良いものだったりして「え?これ残らなかったの?」と驚かされたので、最終選考に入っただけでも運がよかったと思っています。 Twitterに上げた画…

  • 七夕

    私の実家の庭には笹が生えていて、子どもの頃、七夕の日には父がそれを切ってきて家の中に飾っていました。 今は都市部の生活で笹が手に入りにくくなり、自分の家の中に笹を飾って七夕飾りを吊るすのは難しくなりました。 幸い、近くに「みんな好きに短冊を書いてね!」と大きな笹を設置している場所があり、今年は子どもたちがそこに願い事を書いて吊るしました。 その場所を通る度に、「これ〇〇ちゃんの。」と自分の書いた短冊があることをチェックする子どもたちが可愛いです。 短冊がたくさん垂れ下がった笹の姿は情緒に溢れていて、風に揺れる七夕飾りがどこか涼しげで、人々がそこに願いを吊るす様は美しくみえます。いつか、七夕をモ…

  • もみじのスケッチ

    更新の間隔がずいぶんあいてしまいました。 気楽にやっていきたいと思いつつ、もう少し更新頻度を上げたいとも思う。生活のサイクルを見直し中です。 最近は公募展に向けてスケッチをしています。現在公園に生えているもみじの木をメインにスケッチ中。 いやー、もう、外で描いていると蚊が寄ってきますね!スケッチ中ってあんまり動かないから蚊にとって恰好の餌食。 以前日本画だか水墨画だかの本を読んでいた際、「スケッチはその物の構造を知るために行い、画面上で自由に構成できるように観察する」と書いてありました。つまり、例えば花のスケッチをする場合、どのような形の特徴があり、どのように葉がつき花がついているかを観察して…

  • 目標は具体的に

    今日は昔聞いた石原さとみさんのインタビューの話から。 可愛いよね、石原さとみさん。 石原さとみさんは「生命力のある人」と思われたいんだそうです。そんでもって「励ませる人」になりたいんだそうです。 彼女は、芸能界での仕事を始めて、やりたいこと、目標を全部事細かく書き出しだそうです。もうどこの会社の何のCMに出るとかそのレベルで具体的に。で、25歳くらいの時だったかな(あやふや)、それがいったん全て叶ったそうです。すごい。 彼女は、悩むことから逃げなかったと言っていました。すごく大変だったけど悩み抜いて、今は当時と全然違うことで悩んでいるから(もう同じことをぐるぐる悩まず次のステージに行けたから)…

  • 本の紹介など

    さて、昨今の私はと言いますと、前と同じように公募展用の絵を描いております。完成させるんだ!頑張れ私! 引き続きクロッキーやらモルフォ人体デッサンやら。 こどもってなんであんなに動くの。描いてるうちにどんどんポーズ変わるわ。 子どもの絵と言えば、いわさきちひろさんの絵が好きなことはちょこちょこお話しているかと思うんですが、鈴木永子さんの絵も素敵です。 ちょっとだけ (こどものとも絵本) 作者:瀧村 有子 福音館書店 Amazon 子どものやわらかい感じとフォルムがよく表れてて、感心しきりです。 いわさきちひろさんの描く線もそうですが、子どもの柔らかい雰囲気を描くには、柔らかい鉛筆で優しく丸くリズ…

  • 絵を描く上で人生に無駄はない

    私の行った高校は私立の進学校でした。 私には完璧主義なところがあって、課された課題を律儀にこなし、大量の宿題を丁寧に解いていたので、成績はよかったです。 でも本当に校風が合わなくてつらかった。まあ学校選びのリサーチが甘かったと言ってしまえばそれまでなんですが、休み時間も宿題の答え合わせをしたり、体育祭の本番中も自分の競技以外の時間は単語帳を見ている。そんなクラスメイトたちに囲まれていました。 一人一人と向き合えばとても面白くて良い人たちなんですけど、その、常に勉強することが正義、みたいな学校の空気にどうしても馴染めなかった。 とはいえ完璧主義ゆえに簡単に勉強を放り出すことも出来なくて、必死に我…

  • 子育てとフェミニズム

    さて、最近はと言いますと、引き続きモルフォ人体デッサンをやったりクロッキーをやったりして過ごしています。 これとは別にまとまった時間が取れた時には、北星鉛筆さんの色鉛筆画コンテストに再び応募すべく作品作りをしているのですが、未発表作品に限るということなのでここで載せることはできません。載せたい。 今日は子育てにおけるフェミニズムの話。私はフェミニストです。 フェミニズムって、女性優先みたいなイメージを持たれている場合も多いかと思うんですが、実際は男女平等というか、ジェンダー格差や差別をなくすのが本来の目標です。 だから女性優位の世界を目指しているわけではない。 ただ日本はジェンダーギャップ指数…

  • 絵を描くのに解剖学は必要か/平和について思うこと

    最近は隙間時間にモルフォ人体デッサンを練習しています。 モルフォ人体デッサン 新装コデックス版 作者:ミシェル・ローリセラ グラフィック社 Amazon 5分くらいあればちょこちょこ進められるので良いです。 モルフォ人体デッサンは、さまざまなポーズの中で筋肉がどのようについているかを見ながら描けるので、身体の構造を理解するのに役立ちます。 私は筋肉の上に身体のラインがどんな風に現れるのかを学びたいので、筋肉のラインはうっすらざっくり理解ににとどめる程度に描いて、表面に出てくるであろう線をしっかり描いています。 さて、ここでよく耳にするのが「絵を描くのに解剖学の知識は必要なのか」と言う問い。その…

  • 幼児造形教育ってすごい。

    うちの子が野菜のヘタスタンプで遊んでいるところ。ブログの内容とは関係ありません。 子供の通っている幼稚園で「造形」の時間というものがありまして、専門の先生が来てくれるんですよね。 幼児造形の考え方ややり方には関心させられっぱなしです。日々感動してる。 幼児造形は、美しい作品を作ることや絵が上手くなることが目的ではなく、造形活動を通して人間的に成長することを目標としているんです。だから生きていくのに大事なことがたくさん詰まってる。 人の話を聞くこと、観察すること、考えること、実行に移すこと、困ったとき人に助けを求めること、そんなそんななんやかんやを、造形を通して知っていくわけです。 娘の園には三…

  • 隙間時間にできることを悩む

    えー、かなり落ち込みました。 のっけから何だそりゃ。 少々体調を崩しまして(コロナではないし今は快方に向かっている)、精神的にもかなりダウンしました。 Twitter上で絵がどんどん上手くなっていく人たちを見て、自分の絵の技量にもがっかりして、珍しく「もう練習するの諦めようかな。。。」というところまで行きました。そして3日くらい寝込む。 私にしては、これ、マジで珍しいです。 絵に関しては、もちろん落ち込むことはあっても「くそー!ここから這い上がってやるー!」「悔しかったら練習だ!」と手を動かすことで乗り切ってきたのですが、今回ばかりはその手が止まり、本気で悩みました。 何せ、思うような練習時間…

  • 色鉛筆画の紙について

    『寝息』 子供の寝顔って癒されますね。 今回の絵は、ふんわり柔らかい印象でまとめたい、写真のようではなく絵らしさのある色づかいにしたい、と思いながら制作しました。 今回は初めてDo art paperを使いました。 ミューズ 水彩紙 Doアートペーパーパッド A4 209g ナチュラルホワイト 15枚入り DO-8844 A4 ミューズ(Muse) Amazon 非常に細かい凹凸があるので、色鉛筆らしいタッチをつけやすい紙かなと思います。 ちなみに前に描いたこの絵はBe art paper。 ミューズ 水彩紙 Beアートペーパーパッド A4 209g ナチュラルホワイト 15枚入り BE-89…

  • 新年のご挨拶と抱負

    あけましておめでとうございます。 昨年、ブログを読んだり、スターをつけたり、コメントをしてくれた方々、本当にありがとうございました。とてもとても励みになりました。 今後も理想の絵に向かって精進しつつ、楽しんでブログをやらせていただきますので、お付き合いいただければ幸いです。 練習用に描いたもの さて、新年ということで、抱負と言いますか、今後やっていきたいことについて語っちゃおうかなと思います。新年一発目の自分語り。 最近絵を描いていて自分の中でテーマとなってきているのが「誰かにとってのお守りのような絵」です。 前(特に学生時代)はひたすら自分の中の世界を描いていて、それを好きでいてくれた方も一…

  • 時間術の話など

    前に描こうかなと宣言していたヨーヨーの絵。 未完なんですが、気分がのらなくなったのでここで供養とします。 Twitterに部分的に載せたらやたらと評価がよかったんですよね笑 でも私の中でこれじゃない感が強くなったのでやめますー。捨てはしないので、いつか描くかもしれませんが。。まあ今しばらくは描く気がないので、そっと閉まっておきます。 さて、最近本当に、時間がない時間がないと思っていて、1日の予定をしっかり組み直したり、Todoリストの作り方を見直してみたりと、いろいろ試みていたんですが、いいもの見つけちゃいました。 DaiGoさんのこの本。 週40時間の自由をつくる 超時間術 作者:メンタリス…

  • 色鉛筆画を描いた/多様性の話

    色鉛筆画、描きました。 水彩画の溶けるような色の混じり合い方が好きなのですが、水彩画を描くのはあまり好きではなくて(なぜか描いている間楽しめない。向いてないのかな)、色鉛筆であの雰囲気を出せないかなーーーと思いながら描いた作品です。色調補正を多少していますが、写真に撮るとどうしてもグレーがかってしまうので、スキャナを買ってみることにしました!ちょっと高い買い物だったのでドキドキです(笑)早く届けーーーーー。白い紙が白く映るようにしたい。本当に。 最近Twitterで色鉛筆画を見ていると写真のようにリアルに描くのが流行ってるなと思うんですよね。私自身、リアル系色鉛筆作家の方で好きな作家さんがいる…

  • 育児日記のすすめ

    ざっくり色鉛筆でスケッチ。 さて、最低でも毎月1日と15日にはブログを更新したいと思いつつも、記事を作成することができないまま、15日になってしまいました。 慌てて書いています。 何かすぐ載せられるものないかな!?と思い、今日は育児日記のことを書こうかと思います。 私は現在育児日記を二つつけています。 一つは毎日文字で綴る、5年日記。 アピカ 日記帳 5年日記 横書き A5 日付け表示あり D304(1冊) 濃紺 アピカ Amazon 5年日記はこんな風に日にちごとにページがあります。 なので、前の年の同じ日に何をしていたかを思い出しながら書けるんです!! これは育児日記として有能。思い出を振…

  • 本を読む/日本画の技巧・完売画家

    今日は最近読んだ本の紹介です。 まずはこちら! 日本画 名作から読み解く技法の謎 世界文化社 Amazon これはね、もうね、本当にそっちの世界の人向けの本でして、日本画の昔の作品がどうやって描かれたかを研究しているものです。わかりやすく書かれてますが内容が割とディープなので、日本画中級者以上向けだと感じました。 昔の画家の技巧の素晴らしさを感じずにはいられない本。 ただ絵を描く人へ向けたメッセージと言いますか、スケッチのコツなども書かれておりまして、その辺りは日本画以外に関わる人にもなかなか面白い内容かと思います。 一部、私なりにまとめてみます。 幼い頃というのは、どんな絵を描いても褒められ…

  • 秋の日差しが好き

    今日は、日常のお話。 朝、ウォーキングをしていると、たくさんの美しいものを発見する。 秋の少し茶色がかった草の中にツユクサのあおい色が目を引く。秋の日差しは、冬のように弱くなっていないものの、夏よりも斜めから日が差すから陰影がしっかりして、景色がドラマチックに見える。けれども、上を見上げると秋の空は何だか優しい色合いだ。 耳をすませば虫の声もする。草むらの横を通り過ぎるといくつもの種類の虫の大合唱だ。街中にもこんなにたくさんの種類の虫がいるのだなと改めて認識する。 3歳の娘が虫好きで、一緒に虫の本を見ているおかげで、この鳴き声はあの虫かななんて推測できるようになった。 こども向けの本というのは…

  • 読書の秋、日本美術を学ぶ

    ただいま日本画勉強キャンペーン中。日本画面白い。最高。 ということで、今日は最近読んだ本の紹介です! まずはこちら。 図解 日本の絵画 (てのひら手帖) 東京美術 Amazon これは日本画というものを系統立てて理解するのに役立つ基礎の本。 日本美術史のように歴史の流れを追っていくというより、文人画とはどんなものか浮世絵とはどんなものか、といったように、カテゴリー別に理解していける本です。 掲載されている絵が本物の写真ではなく、簡略化された図であるため、わかりやすい反面、全く日本美術の絵が思い浮かばない人には良さがわかりにくいかなとも思います。 日本美術史をざっと読んだ人や、ある程度日本美術を…

  • 不安と目標

    朝、窓を開けると風が少しひんやりしていて、どこからか金木犀の香りが漂ってくる。秋だなぁと感じる。 次の制作のためのスケッチ。考察中。 さて、最近はというと、身体を鍛えようと思って休日の朝はウォーキングをしたり、ニンテンドースイッチのフィットボクシングをやったりしています。何とか体力をつけたい。 しかし!そうするとなかなか絵を描く時間も取れないわけでして。でも体力つけないとそれはそれで絵を描く時間が取れないわけで。 どうしたらいいんだこれ。 子どもたちとの時間はとても楽しくてかけがえのないものだと感じる一方、他の人がどんどん絵を描いて展示や販売や広報活動をしているのを見ると焦ります。動けていない…

  • 色をトーンで考える

    トーンで色を見られるようになると便利です。 トーンは、明度と彩度の似ている色を集めてグループにしたもの。 色相はバラバラでもまとまりを得ることができたり、柔らかい、重い、明るいといった描きたいイメージを作りやすくなります。 学生時代の頃こんなのを作りました。配色カードを切って演習台紙に貼ったもの。 作るだけでも意義のあるものだったけれど、感覚的に捉えられるようになるには、 授業内でやった色相ゲームが!!すごくよかった!!! この配色カードをですね、バラバラに並べてですね、色相が同じものを選びとっていくんですよ。裏に色番号が入ってますから、裏返して数字が一緒だったら当たりってことですね。トランプ…

  • 水ヨーヨースケッチ

    ヨーヨーをスケッチしてみた感想。 むっず!ヨーヨー、むっず!! ヨーヨーを描くために、そして今年の夏休み、どこにも遊びにいけない子どもたちのために、ヨーヨーを買いました。 タイガーゴム ヨーヨー風船ポンプ付き (4セット入) ヨーヨー風船ポンプ付き Amazon ヨーヨーって出店でしか見たことないイメージだったけれど、ネットで売ってるんですね〜。 夏の風情。良い。もう秋だけど。 さて、ここから近況話。 昨日コロナワクチン1回目を打ちました。腕が。。。子供にのしかかられると痛い。。。 でもやっと打ててよかったです。 最近下の子が、私が起きると同時に起床することが多く、絵を描いたりブログ更新したり…

  • デッサン/自分の絵に悩んだときに見てほしいブログ

    先日言っていた来年に持ち越すことにした絵ですが、準備としてデッサンは進めていました。 こんな感じです。 最初。ざっくり。 次。ちょっと細かいところも描いてく。 で、今こんな感じ。 また作品として制作に取り掛かるときには、もう少し調整を入れてから本番用紙に写すと思います。 次は水ヨーヨーをモチーフにして描こうかなと思案中。まだ決定ではない。 スケッチしたり構図とかを練ったりしてみて、いけるとなったら描きます。 さて、話は変わって、自分の絵が野暮ったく感じてなんとなく気分が落ち込んだ時に見つけた記事。 artistinasuit.com 「スーツを着たアーティストのブログ」 このブログ、おすすめで…

  • 色鉛筆でささっと描いてる

    最近こんなふうに色鉛筆でささっと描いたりしています。 がっつり描きたい気持ちもあるのですが、時間的になかなか描けない現実もあるので、ささっと描いて完成とすることで小さな達成感を得ています。 そしてこんなふうに描いてみたらどうなるかなーとかこうやって色鉛筆を使ってみたらどうだろうとか、気軽に試せる実験の場となっています。 がっつり描く方の作品は、もともと風鈴をモチーフにして描きたいものがあって準備を進めていたのだけれど、肝心の風鈴が手に入らずに中断しています。 風鈴ってどこに売ってるのよ。今年、近所では見つかりませんでした。 ネットでは買えるんだけどね…実物を確認して買いたいのよね。 なので、風…

  • いわさきちひろと風姿花伝

    いわさきちひろさんが風姿花伝を愛読していたと聞いて、私も読みました。 風姿花伝とは、世阿弥の残した能の理論書です。 能の道を説いたものではあるのですが、芸術全般に言えるような言及も多く、世阿弥が鋭い視点を持っていたことがわかります。室町時代にこんな理論を確立していたのか、と驚き。現代にも通じる、日本の美学書と言えます。 ちひろさんの息子であり美術評論家でもある松本猛さんは、風姿花伝の中にある「秘すれば花なり、秘せずは花なるべからず」という言葉を、抑えた演技の中に深い情趣が表れるという意味で紹介しているのだけれど、私には「人を感動させる理論を相手にわからないように行うことで心を動かすことができる…

  • ミツバチイラストコンテスト

    はちみつや蜜蜂をテーマに募集していたイラストコンテストに応募した絵です。 はちみつを食べた時の甘くて幸せな気持ちを表現しようと思って描きました。 あえてはちみつやミツバチそのものは描かずに制作。 この絵はあまり描き込まず柔らかい雰囲気のままでストップです。 絵のやめ時って難しいよね。 コンテストは毎年やっているようなので、興味のある方は覗いてみてください。 www.xn--h9jg5a3d.net こうやってブログに絵を載せるたびに、原画の色調に合わせるのを苦労しているので(しかもあまりうまくいってないので)、お金貯めてちょっといいスキャナ買いたいと思う今日この頃。

  • 構図を学ぶ②

    今回も構図の本を読みましたよ! こちら。 水墨画 構図のポイント: 基本から応用まで 日貿出版社 Amazon 水墨画の空間表現(余白等)の手法を学びたいと思って探したのですが、水墨画の構図に焦点を当てた本って意外と見つからなくて。なんとか発見したのがこちらの本でした。 白い空間を残すことで、時の流れや背負う感情を表現するところがとても面白く感じました。 もはや白い空間を残すというより、白い空間で描く。白い部分を表現方法のひとつとして、構図を組み立てているということがよくわかりました。 ただ、最終的に構図を感性や長年の経験で調整しているとする点も多く、この本を読んだことで構図のhow toが身…

  • 構図を学ぶ①

    絵を描いていて自分の絵は構図に弱いなと思ったので、本を読みました。 巨匠に学ぶ構図の基本―名画はなぜ名画なのか? (リトルキュレーターシリーズ) 作者:内田 広由紀 視覚デザイン研究所 Amazon この本、なかなかよかったです。 タイトルを見た時は、「名画はここが素晴らしい!」みたいな名画解説の本かなと思ったんですが、ちゃんと構図の本でした。 構図の技法、構図が人に与える心理的効果がまとめられており、その例として名画を紹介しています。名画の構図を少しいじって見せて、構図が変わるだけで絵の印象が変わることを視覚的にわかりすく説明してありました。 画家の人生の小話も載っており、雑学的な面白さもあ…

  • いわさきちひろに憧れて

    これは前回の公募展発表の前から描いていたもの。 水墨画の後ろに空間が抜けていく感じがかっこいいと思って、真似して意識してみました。 右の空間をもっと空けておいたほうが、余白に意味を持たせられたかなと思います。 次に活かそう。 地面の描き込みが甘いので、加筆するかもしれない。シロツメクサのスケッチしないとね。 今までの記事にもちょこちょこ書いているんだけれど、いわさきちひろさんが好きで好きで。 空間と色と線で語る感じ。描き込んでいないのにそこにある空気を感じさせるリアリティ。 誰でもないから誰にでも見えるこどもの姿(いろんな人が自分の子どもと重ねてみられる)。 そういうものを描けるようになりたい…

  • 絵を描いていて落ち込んだら

    「陽ざし」 北星鉛筆株式会社さんの色鉛筆コンテストに応募するも選外でした。 色鉛筆画コンテスト|書いて作って楽しい未来をクリエイト|北星鉛筆 く、悔しい・・・!! 4000を超える応募の中、入賞は難しいなとわかってはいたのですが、全力で描いたものが選外になるのは応えますね・・・。 でも学ぶことも多く、良い勉強になりました。 作品としては、子どもをモデルに、光を描きたいと思って制作したものになります。 子どもたちから受け取る幸福や温かさを感じたり思い出したりできるような絵を描いていきたいと思う所存。 好きだと思ってくれる方がいたら嬉しいです。 さて! 今回私が凹んでいるように、自分の描いた絵が思…

  • 印象と形/ライティングの本/絵描きのためのふるさと納税

    面から描くと印象が強く出され、線から描くと形が強く表現されるらしい。 それはいいこと聞いた!と思い、試してみました。 印象をとらえることをメインに、面で描いていったもの。 かたちを追いながら線で描いていったもの。 面描き。 線描き。 これは表現の幅が広がりそう。 この話、水墨画の本を読んでいたら書いてありまして、いろいろな角度から勉強するとどんどんできることが広がるなあと感心したのでした。 ちなみに最近読んだ本はこちら。 カラー&ライト ~リアリズムのための色彩と光の描き方~ 作者:ジェームス・ガーニー(James Gurney) ボーンデジタル Amazon 豊富な作例とともにカラーとライテ…

  • 人物クロッキーのすすめ

    子どもを描けるようになりたくて、ひたすらクロッキー。 人って難しいな、苦手だなぁ、でも描きたいな、と思って勉強の日々。 いろいろなやり方があると思いますが、 ・人体のつくりを学ぶ ・上手い人の模写をする ・何枚も描く こんな感じで進めています。 まずは人体構造を学ぼう!と思い、読んだ本がこちら。 人物デッサンの基本 (ナツメ社Artマスター) 作者:鯉登潤 ナツメ社 Amazon 絵を描くために人体の構造を解説しているので、とてもわかりやすいです。 作例が線画的なもので、いわゆる「人物デッサン」と呼ばれる立体感や陰影のしっかりしたお手本が欲しいという方には向いていないかもしれませんが、手軽に、…

  • 写真を見ながら描くのはありか無しか問題

    アナログ画でたまに議題にのぼる、写真を見ながら描くのはありか無しか問題。 結論から言うと、私としては「あり」です。 でも補助的に使うのがベストかなーと思ってます。 例えばネットで検索した画像を使って絵を描くとします。資料としてはありなんですが、行ったこともない場所を写真で見ながら描くと、その場の空気感とか匂いとか音とか、何にもわからないじゃないですか。 絵の面白さってその人の感性が現れるところだと思うんですよ。だから同じ風景を描いても、その光の眩しさを描こうとした人とその場に吹いていた風の涼しさを描こうとした人では違った絵になると思うんですよね。 ネット検索して見つけた画像から絵を描くと、そう…

  • 2021年から、作家を目指す

    あけましておめでとうございます。 2020年は新型コロナに翻弄され、幼稚園に入学する前の子たち2人の育児を悩み楽しみ、あっという間に駆け抜けた、そんな一年でした。 思えば私の夢というのは「お母さんになること」でした。 10代の頃、何か自分の生きた証を残したいと思っていたのですが、今人気のある画家だって100年後には認知されてるかわからない…と思ったら、世に何かを残すのってめちゃくちゃ難しいと感じたのです。 そこで10代の私は「いつか子供を産みたい」と思いました。そうすれば、未来に何かを残せると考えたのです。なんかこの発言いろいろ叩かれそうだな…でも若くて未熟なその頃の私はそう思ったんです。 そ…

  • 塗り絵/絵を描くエクササイズ/罪悪感と贅沢の話

    塗り絵 再び塗り絵を作ってみたのでした。ご自由にお塗りください。 自作発言はNGですが、転載は自由です~。 背景透過したらPNGでのっけるといいと聞いたのでPNGバージョンも載せとく。うまくいってなかったらごめんなさい。 PNGバージョン 前回よりも、イラストっぽく、塗り絵っぽく、を目指して描いてみました。私もまた塗ってみています。塗り終えたらブログに載せますね~。 最近のこと 今までほぼ化石と化していたツイッターの方に、絵を載せ始めました。 といってもしっかり描いた絵はブログに載せているものと同じです。ツイッターでは、ものすんごいラフなスケッチとか落書きのようなものがメイン。 一日一絵ができ…

  • カラーインク、水彩との違い

    カラーインクを使って以前つくった塗り絵を塗ってみました。 そこら辺のコピー用紙に印刷して塗ったので、紙がしわしわに…。次はちゃんとした紙に印刷しよ。 うちのスキャナ、そんなに性能がよくなくてちゃんと色が出ないので写真に撮ったんだけど、やっぱりちょっと原画とは違くなっちゃうね。 前にお勧めの撮り方を教えてもらったので、いろいろ工夫して撮ったり編集したりしたいけど、子どもが起きてきちゃうとブログを更新する時間がなくなるから、もうこのまま載せちゃえ!えい! カラーインク、とっても魅力的な画材でした。 水で薄めて水彩絵の具のように使えるんだけど、じゃあ、水彩絵の具と同じなのかというとちょっと違う。ざっ…

  • 塗り絵を塗ってもらいました/カラーインクのこと

    先日描いたこちらの塗り絵、お二方に塗っていただきました!! seitua.hatenablog.com いやー、嬉しいですね。嬉しいです。 ご紹介いたします! まず一枚目。 リアル友人がLINEで画像を送ってくれました。 学生のとき一緒に美術部だったお友達で、最近はそんなに絵を描いていないようですが、楽しく塗ってくれたらしく、とても嬉しいです。 お花の色合いなんて独特で素敵だわ~。そして溢れる正統派お姫様感。かわいい。 二枚目! こちらはブログで交流と刺激を頂いている山田唄さんの作品です。 私にはない色彩使いで、こんな風にもなるんだ~!と感激でした! 髪やひれの立体感も素敵です。ミステリアスな…

  • 塗り絵つくりました

    ただの線画じゃん!と言ってしまえばそれまでなんですが、塗り絵作りました。 どうぞ自由に塗ってください~! パソコンうとくてアレなんですが、こうやって画像貼るだけでみんな自由に画像コピーできるようになってるんかな。問題あったら教えてください。 今回、描くのがとても楽しかったので、いつか塗り絵本つくりたいな。 ネットとかコミケやコミティアなどで自分の作った塗り絵の本を販売できたらめっちゃ楽しそう。 ちなみに今回の絵は金魚姫をイメージしてつくってみました。 塗り絵なんだから、もっとわかりやすいしっかりとした線のほうがよかったかなとかいろいろ反省もありますが。線画のきれいな塗り絵を目指して、また挑戦し…

  • アリとキリギリスから考える

    アリとキリギリス、本来はアリとセミらしいです。知ってました? 私の敬愛するpodcast番組「今日も畳の目を数える」にて、アリとキリギリスの話をしている回があるんですね。そこで話していたアリとキリギリスの解釈がとても面白かったんです。 まず、もともとのお話の展開が日本のものとは違います。 冬のある日の事です。 アリたちは貯めてあった穀物が湿ったので、家の外で乾かしていました。 そこへ、お腹を空かしたセミがやって来て、「何か、食べ物を下さい」と、頼みました。 「あなたは、どうして夏の間に、食べ物を蓄えておかなかったのですか?」 「ひまがなかったのです。きれいな歌を歌うのに忙しくて」 アリたちは、…

  • 育児の合間、筆ペン水墨画を始める

    久しぶりの投稿となりました。前回の記事からもう1年以上たっている… その間いろいろなことがありました。引越し日当日に第二子が生まれるというドラマチックな展開にもなりました。 まー、2人育児はヘビーだね!楽しいね! 自分の時間が全然とれないので、どうやったら自分の時間をとれるのか?どうやったら絵を続けられるのか?を考えました。 絵を続けるために。 今までのような描き方では1枚仕上げるのに1年かかってしまう。 だからさっと出せる画材でさっと描けるようにせねばならん、そう思いました。 不本意な部分があっても、続けるための改革が必要だ、と。 そこで、たどり着いたのが じゃーん! 筆ペン水墨画〜! 筆ペ…

  • 創造性の回復プログラム

    こんにちは。久しぶりの投稿です。 私ごとになりますが、第二子を妊娠いたしまして、つわりで死んでました。 現在もうつわりは治まっていますが、上の子との生活+疲れやすい妊娠中の身体ということで、ブログの更新やお絵かきは滞りがちでございます。 時おり更新されるのを生温か~く見守っていただけると幸いです。 今日は創作に携わる人におすすめの本の紹介です! ずっとやりたかったことを、やりなさい。 作者: ジュリアキャメロン,Julia Cameron,菅靖彦 出版社/メーカー: サンマーク出版 発売日: 2001/04/01 メディア: 単行本 購入: 35人 クリック: 150回 この商品を含むブログ …

  • こどもの絵/かたちを正確に描きたいとき

    スキャナをうまく使えません!! 写真もうまく撮れません!! 何か改善策があったら教えてください・・・ というわけで、色味をうまく画像に反映できなかったこどもの絵がこちらです。 これは写真に撮った方。やたらグレーになってしまったり、オレンジ味が強くなってしまったりした中、まあ一番ましな写り方をしたものです。 スキャンをしたのはこちら。 なんかタッチが粗い感じになりコントラストが強く出てしまったのを必死に補正しましたがこれが限界でした。 下の方のグレーはもう気にしないで・・・ せっかくこだわって描いたものを理想のかたちで載せられないのは悔しい! ふんわりやわらかい感じで描いた絵だったので、写真に撮…

  • 2019年/質問箱のこと

    明けましておめでとうございます。 イノシシです。 色も塗ってみましたが塗る前の方が格好よかった気がします。 描いている最中からそんな気がしていたので、ペン画完成時にいったんスキャンをしておいた私は先見の明があると思います(え カラ―バージョンはこちら↓ そしてブログに質問箱を設置しました! odaibako.net PC版ならサイドバーにも設置してあります。 事の発端↓ 年末、夫にこどもをみてもらい友人とお茶してきました。こどもはとーってもかわいいのですがいかんせん暴れん坊なので(そこもまたかわいい)、ゆっくりお茶できたのは久しぶりで楽しかったです。 その友人はともに日本画を学んだ仲であり、そ…

  • 絵を描くこと、続ける勇気をくれる本

    アーティストになれる人、なれない人 (magazinehouse pocket) 作者: 宮島達男 出版社/メーカー: マガジンハウス 発売日: 2013/09/24 メディア: 新書 この商品を含むブログ (3件) を見る この本が、思った以上によかった。 この本は現代美術家である宮島達男さんが、様々なアーティストの方々と対談しアートの教育の在り方について考える本。 それぞれのアーティストの方の子どもの頃の経験や人生でのポイントとなる刺激を受けた出来ごとについて話し、アートの教育はできるのか、アートの教育はどうあるべきか、というようなことを考えています。 「こうすればアーティストになれる」と…

  • やっぱり創作活動したいよ!と思った話

    少し前に「昆虫大学」というイベントに行ってきました。 www.konchuuniv.com 平たく言えば昆虫好きの祭典のようなもので、創作のモチーフとして昆虫が割と好きな私は、ものは試しにと行ってみたのでした。 昆虫好きな方が作った昆虫柄の鞄やアクセサリー、羊毛フェルトの作品なども売っておりまして、コアな作品作りをしていると言いますか、ものすごく「好き」と「情熱」に溢れた創作活動を目の当たりにして、「ああ私も作品作りがしたいなぁ!」と存分に刺激を受けて帰ってきました。 しかもこのイベントの企画ってメレ山メレ子さんというブロガ―の方なんですよね。生活基盤となる別の仕事をした上で、こんなイベントを…

  • エースとジョーカー/絵本のこと

    お久しぶりです。ずいぶんと間が空いてしまいました。 最近の私はと言いますと、0歳の娘と日々元気に過ごしております。 娘の赤ちゃんの頃の姿を絵に描いておこうと思い、色鉛筆を使ってコツコツ描いておりますが、なかなか完成に至らずなので今日は昔描いた絵を。 エースとジョーカー この2枚は絵本みたいな雰囲気の絵を描きたいなと思って制作したもの。 赤いワンピースの女の子とミニピエロの組み合わせが好きで、昔はよくこの二人のイラストを描いていました。懐かしい。 子どもが生まれると多くの人がぶち当たる壁だと思うのですが、絵を描く時間があまりとれないです。 空いている時間があっても、紙とペンを出したら我が家の0歳…

  • 赤の話

    今回の絵は「赤」をテーマに描いてみました。 みなさんは「赤」という色にどんなイメージをもっていますか? 情熱、エネルギッシュ、攻撃的、妖艶・・・私に思い浮かぶのはそんなイメージです。正義のヒーローに使われることも多い色ですね。 赤という色は交感神経を刺激して人を積極的にさせるそうです。赤は科学的にも性的な魅力が高まる色とされているらしいので、「赤い勝負下着」は理にかなっているのかも? 私の赤に対する妖艶なイメージはこのあたりからきているのかもしれません。 以前、カラーセラピーと言うのでしょうか、色彩心理テストをやってもらったときのこと。確か紙の真ん中に人のシルエットが書いてあって、まわりを好き…

  • 赤ちゃんと色

    あけましておめでとうございます。 私事ですが昨年は秋に子どもが産まれました。全てが子ども中心の生活になり、あわただしい毎日ですが、1日1日どんどんと成長していく我が子をみられるのはとても幸せです。 ただ、じっくりパソコンにむかうことはできなくなりましたね。ブログはスキマ時間にスマホから更新というのがしばらく続きそうです。 絵の画像はきちんとスキャンしていい状態で載せたいという思いもあるのですが、更新のしやすさを考えてスマホで写真を撮って載せていこうと思います。どうか生暖かい目で見守ってやってください。 赤ちゃんにとっての色 さて、画像に対する言い訳はここらでやめておいて、赤ちゃんの色の認識につ…

  • 好きなモチーフを描き続けること

    モチーフとしてサーカスが好きです。 実際のサーカスを見ると、ギリギリの妙技に胸がドキドキそわそわしてしまってこころが落ち着かないのですが。。 では、なぜモチーフとしてサーカスが好きなのかというと なんだか「一夜の夢」感を感じるんです。 お祭りみたいな華やかさ。でもそれはその時だけの限定的なもので、飾りもメイクも現実離れしていて、見方によっては不気味でもあって。まるで現実と向こう側(ここではないどこか的なもの)の世界の狭間みたいで。 好きなモチーフばかり描いていると、「またこれか。自分の描くものは幅がないな」とため息が出てしまうこともあります。でも逆にひたすら同じモチーフを描き続けてナンバーワン…

  • 願い

    クリスマスの季節が近づいてまいりました。毎年この時期になると、子供のころのクリスマスに対するわくわくが思い出されて、胸がきゅっと甘く切ない気持ちになります。 私は多くの日本人がそうであるように特定の宗教を信仰しているわけではありません。けれど、無宗教ではないと思う。 初詣には必ず行くし、おみくじを信じるし、お地蔵さんを見かけると手を合わせたくなるし、悪いことをしたらバチが当たるのが怖いです。それって神さま仏さまの存在を信じているからだと思うんですよね。 だからでしょうか、祈るという行為に尊いものを感じます。 そして、たくさんの祈りを受けとめてきたもの(教会、神社、お寺、山、などなど信仰の対象と…

  • 水性ボールペンでちょっとしたイラストを

    凝った画材ではなく身近にあるペンで気楽にイラストを描けると楽しいです! えんぴつ、シャーペン、ボールペン、マジック、万年筆…などなど、筆箱の中にあるものを使ってそこら辺にある紙にちょこちょこっと落書きするような気持ちで絵を描くのならば、忙しい人にもハードルが高くない。 10分〜15分くらいで描けるので、手軽に達成感を得られます。 私はそういった落書きイラストを描くときは、水性ボールペンを使うのが好きです。 今回はこんな感じで、1枚10分程度、4つに切ったA4コピー用紙に描きました。 使った水性ボールペンはこれ。 三菱鉛筆 ゲルボールペン ユニボールシグノ 極細0.38mmボール UM-151 …

  • 風の吹く

    夕方に吹いてくる風がカーテンを穏やかにゆらす光景を見るとなんだか胸がきゅっとなります。 切ないような、もの哀しいような、でもちょっぴり心地よいような。 なぜそんな気持ちになるのかはっきりとはわかりませんが、子供の頃にも、学生の頃にも、一人暮らしの頃にも、場所は違えど同じように夕風がカーテンをゆらすのを見てきていて、いろんな記憶と懐かしさがごちゃまぜになるのかなぁなんて思います。

  • 舟を編む/仕事を辞めて出産へ

    「舟を編む」を読みました イラストの方はタイトルから連想されるイメージを絵に描いたものですが、本の内容は全くもってこんな内容ではございませんでした。 舟を編む 作者: 三浦しをん 出版社/メーカー: 光文社 発売日: 2011/09/17 メディア: 単行本 購入: 11人 クリック: 1,184回 この商品を含むブログ (451件) を見る かなり話題になった本なので知っている方も多いかとは思いますが、辞書をつくる話です。 地味に思える辞書づくりに情熱をかける人がいて、その想いに触れることで自分を見つめ直す人がいて… 辞書をつくるという仕事を通して様々な変化が訪れていく。 出版社の片隅で、静…

  • 青梅の絵/緑色の話

    梅シロップをつくろうと思い青梅を購入したのですが、その梅がとてもきれいだったので「青梅を描こう!」と思い立ち、描いた次第です。 ポストカードサイズのケント紙に描いたのでお部屋にも飾りやすそうだな~と、自分で描いた絵をインテリアに活用する想像をふくらましてニヤニヤしています。 今回初めてケント紙を使用したのですが、繊細な色鉛筆画を描きたい人にはいい紙だなと思いました。 最初に色をのせた時には「なんだこのつるつるした紙は…!!描きにくくない!?」と思ったのですが、色をどんどん重ねていくうちにきれいに色が混ざっていき、複雑な色味をつくることができました。 ファーバーカステルの色鉛筆が混色しやすい色鉛…

  • 芍薬の絵と趣味の整理の話

    五月くらいから花屋さんに並ぶ、芍薬の花。 大好きなんです。 繊細な花びらとほんのり香る蜜のような甘いニオイ。たまらんです。 将来、母の日にはカーネーションではなく芍薬をプレゼントされたい(笑) この絵の芍薬は正直花びらが固く見えます…。 本当はもっとやわらかくて透け感のあるきれいなお花です!! それでは、芍薬が枯れるまでの一部始終をご覧ください。 (↑左にダリアが紛れています) 描きすぎ! そして何枚も描いたおかげで、枯れてる絵の方が花びらの繊細さが出てきてますね。。 趣味を整理して減らす 気になったら試してみないと気が済まない!という性格のため、今までいろんなことに手を出してきました。 キャ…

  • おすすめアプリ「チラシミュージアム」

    ここ数日急激に暑くなってまいりました。 そんな中私は風邪をひいておりまして、鼻がつまって息ができず咳までゴホゴホと出るので、眠れぬ夜を過ごしております。あなどるなかれ、風邪。 今日は最近見つけていいなと思っている「チラシミュージアム」というアプリをご紹介。 こちらのアプリは、様々な展覧会のチラシが見られる無料アプリです。 展覧会のチラシってデザインが凝ってたり、展示される作品の写真がどーん!と載っていたりして、綺麗なものが多いんですよね。昔はけっこう集めてボードに貼ったりして楽しんでました。(今ではほとんど処分してしまったけれど…) そんな美しいチラシがアプリ内では写真一覧のようにずらっと出て…

  • デッサンについて思うこと

    デッサンの描き方とか上達法の記事をちょこちょこ見かけますが、それとはまたちょっと違った視点で書かれた面白いブログ記事を発見したのでご紹介いたします。 かなり共感しました。 izoomi-momo.jugem.jp この記事では、社会人向けの美大カリキュラムに参加してデッサンをしたときの経験がわかりやすく面白く書かれています。 大事なのは見る力。気づく力。 この方は「美術を学ぶ話」として書かれていますが「技術を習得したい」という方にもあてはまる話なのではと思います。 絵を描く時に「ここをこうするとそれっぽくなる」みたいなテクニックって便利だと思うでのすが、自分自身でそれに気づく目を養うのも大事だ…

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