近ごろ「つまづく」ーーがよくあるようになりました。 歳のせいだとは言いたくないのですが「そうなんじゃないかな? 」と思います。 積極的にやろうとすることに立ち向かっていかない自分がいるのです。そして「面倒だから、いいや」となる自分がいるのです。 困ったもんです。だけど、実際はそうも困ってはいなくて、「歳だから〜」と自分に甘えるのです。 体というのは「その歳に、実際自分がなってみないと分からない」こ…
80歳を超えた今、自由と退屈と、ときどき懸命に何かをしながら生きています。
目下83歳、人生のどん尻まで来て感じることを日々綴って4500回近く。 文章修行、文字だけで綴っています。
今日は疲れたので、過去(2017・6月)から引っ張り出しました。 市民図書から「おしんの遺言」橋田壽賀子著を借りてきました。エッセーは「しん」という字をテーマに12章書いています。 〓真ーー真心を込めて毎日を生きていますか? 〓芯ーー揺るぎない芯を持っていますか? 〓信ーー譲れない信念がありますか? 〓親ーー親子の関係をわきまえていますか? 〓心ーー心に鬼を飼っていませんか? 〓深ーー深謝する気持ちを忘れ…
次男家族と伊豆に来ています。ホテルの部屋は蒙古のゲル型。階下にはベッドが扇型に4台。中2階は布団が敷けるようになっていて、子たち3人は、みんなそこに寝たいようです。 今回は、母親が韓国旅行に出掛けているので、私が加わって5人で来ました。子たちの内訳は高校生・中学生・小六です。 昼は小田原の地魚を食べさせてくれるレストランに行きました。 この店の名が奮っています。江戸時代の終わり頃、遭難した日本の漁船…
横浜高校のグランドは、私のところから歩いて数百メートルです。ここで汗を流している選手たちが、久しぶりに甲子園の高校野球、準決勝に進みました。明土曜日は決勝戦、ぜひ観なければと興奮気味の私です。 この地に住み出したころ横浜高校は、投手が愛甲で優勝しました。そして、松坂が投手の時は凄かったです。みんな松坂に惚れ惚れ、我が事のように興奮しました。子供たちは能見台駅へ甲子園から帰って来る選手たちを迎えに…
『子供のいない息子夫婦と同居する父親は、息子である上原謙が、妻・原節子に何かと冷たくあたり、外に女をつくったりしているのを知る。嫁・原節子はひたすらに耐えて愚痴もこぼさず暮らしている。父親は嫁を不憫に思い、いろいろと気遣うようになる。』これが出だし。 ーー午後1時からのプレミアムシネマ。観たのは原作が川端康成の「山の音」。 ストーリーが不快。どのように不快かと問われれば、嫁というのは家族の日常を…
横浜緋桜が蕾を見せてから三日目の今日、満開です。スポーツクラブからの帰り、シニアカーで坂を降ってくると、緋色の桜三本が目立ちます。そして今日は暖かかったので、その隣のソメイヨシノも咲き始めていました。 こうなると、帰宅してベランダを見ると物足りません。ここは前にも書きましたが、ゼラニュームを植えていましたが、エアコンの外機二台に攻められて可哀想なのでプラスチックの花に変えてしまいました。ところが…
「人の見た目はどのように変わっていくか」そんな長期取材をしたイギリスの番組を、ず〜と前、観たことがあります。 長い人生で、いつが一番可愛いいか? いつが一番美しいか? などなど。記録は7年ごとに行われました。 つまり「見た目」が変わっていくことの観察です。 記録は7歳から始まりました。どの子もみずみずしく、かわいい時期です。次は14歳、そして21歳。それから28歳というように記録写真を撮っていきます。 変…
NHKスペシャル「闇からの飛翔」の録画を、セントラルが休館日なので朝から観ました。 これは戦争下のウクライナバレー団の話です。この中でロシヤに関するすべてのものを使いたくないという国民感情が滲み出ていました。ロシア語然り、チャイコフスキー然りなどなど。 プーチンの野望がなかったら、みんな仲良くできたのです。たった1人の考え方のために命を落とす人々多数、建物は壊れ、日々の糧にも苦しむことに。それに気づ…
今日の日曜日、午後1時過ぎには気温23度。 こうなると今朝の散歩時、花の先をピンク色にしていた「横浜緋ざくら」の蕾たちは、もう開いているかも〜。 住まいの横の野鳥公園のことです。春は真っ先に白木蓮が白い大きな色をホッコリと目立たせます。その後に黄色の小さなあまり目立たない「サンシュウ」が遠慮がちに〜。そしてその次が横浜緋桜。ここからは色々な花が一斉に競争するように咲き出します。 やはり長い冬の後に…
水村美苗「本格小説上・下」合わせて1200ページを越える長編小説に(読売文学賞)、これほどのページを使うのだからどんな内容かと期待しました。 水村氏自身が父親の仕事の関係でアメリカで過ごすことが多かった人で、その影響もあって向こうで大学も出て、アメリカのいくつかの大学で教鞭もとっています。 内容は自分たちのアメリカでの生活と思われる前半の3分の1、ここへ日本から東太郎青年が来ることや自分たちのアメリカ…
セントラルスポーツクラブの前には、大きな🌲の形の木がシンボルツリーとして聳えています。この木はコンクリートばかりの場所に植えられているので水はどこからもらうのかと心配になるほどです。 秋になって葉が落ちると、テッペン近くに鳥の巣が見え始めました。なんだかこの巣が気になって毎朝観ていました。 今朝のこと、2階の自由にマットの上で体操をする場所へ行くと、いつも同じ時間にここで体操をしているおじさんが…
私は「簡単スマホ」を買ったはずなのに、「難しスマホ」で、未だに電話をかける・とるにも苦労しています。どうしてかと言うと、かかってくるとまごまごしている間に切れてしまうから〜。見かねたYさんが午前中来て、教えてくれたのですが、なかなか前に進まず、ついに午後はご主人まで来てくださいました。さあ、ここまでお世話になったからには、ここからは自分でと思っています。果たしてできるかな? まず、朝の散歩で会っ…
午後1時からのBSで林芙美子の未完となった小説の映画化「めし」を観ました。。主演は上原謙と原節子。 古い映画は、画面に出る日常の台所の古さが、どうしてか不快に思えます。そして原節子の動作なども観ていて不快。(これが演出かも知れません) 監督は成瀬巳喜男、けん怠期を迎えた夫婦の日常を、きめ細やかに描いています。 『岡本夫婦、初乃輔と三千代は結婚5年目、大阪のささやかな家で暮らしていたが、今では毎日の生…
暮しの手帖」をパラパラとめくりながら、勝手に拾い読みしました。 〓️迷惑をかけあえる関係をどれだけ作っていけるかが、生き易さにつながっていくと思う。 〓️みんな人にはいいところばかりみせているけれど、たいへんなときに支え合える相手がいることが、一番大切なのよ。 〓️トラブルにならないこと、人を不快にしないことを優先していると、自分の気持ちを表現する力が育たなくなってしまう。 〓️パセリの保存方。…
本をパラパラめくっていると、ハラリと栞が落ちた。何気なく拾い上げると、「鏑木清方描く、桜の風情」と書かれ、細長く着物姿の女性5人が大木の下で楽しそうにおしゃべりをしている。 あれ、どうしてこんなものがここにあるのか? 収蔵品展の案内で、行われている場所は「鎌倉市・鏑木清方記念美術館」となっている。急に鎌倉の色々が目に浮かぶ。寒さに菰を着せてもらって咲いている牡丹。池の蓮の花など。 ぜひ観に行きたい…
わたしの記憶が確かであったなら、田中角栄は39歳で大蔵大臣になった時、官僚たちに挨拶に行きました。 「わたしは小学校しか出ていないので、何々君、何々君・・・どうかよろしく頼みます。」と12人の官僚の名前と顔をみんな憶えての挨拶をしたそうです。みんなはびっくりしたと。それほど人心掌握術に長けていたと言います。 ところが、今の総理大臣、新しい議員たちとの食事会に「1人10万円」を包んで出席しました。これが…
相撲は、終わりの方しか観なくて「大の里」を応援したくなったりする程度でした。 ところが今日、偶然にまわしをしめた大勢の力士たちが、個々に紹介されながら土俵に上がるところを見ました。まわしの美しいこと。やはり伝統あるものの重みを感じました。そして外国の力士が混じってもやはり日本のものとしっかり思えます。それは伝統が作り出している重みのようなもの。 もう一つは日本の皇室に関する番組を録画しておいたも…
齋藤孝という人に「人生は動詞で変わる」という面白いエッセーがあり、下記のような感じの面白さです。 『たとえば包容力のある人は、「包む」身体性を持っている。どんな形状のものもうまいこと「包み込んでしまう」風呂敷のような柔軟さを持っている。この意見だけが正しいとか、これでなければダメだ、という考え方をしない。自分とは見解が違っても、人の話に耳を傾けて、「聞く」ことができ、相手を「受け入れる」ことがで…
スノードロップという花をご存知ですか。 わたしがこの花を初めて見たのは、NYで最初に住んだ家の庭でした。丈は5センチほど。スズランのような形をした白い花です。春真っ先に玄関までのアプローチに芽を出しているのを見つけました。 英名は「スノードロップ(雪のしずく)」、和名は「待雪草(マツユキソウ)」と呼ばれるそうです。 住んだ家の広さは1階は大きなリビングと食堂、それにサンルーム。2階は真ん中に階段その…
わたしの住むアパートは各階に4戸×14階の建物、廊下がそれぞれ広くできているのは、災害の際、人の逃げ場を想定してのことかなと思ったりします。昨日その廊下に出ると,エレベーターすぐ横の奥さんと小学生の息子さんがいました。 「お久しぶり。すっかり大きくなったねえ。」そう言っているところへ一番上の息子さんが出てきました。 「へえーッ、またまた大きくなったヒト」若者相手の喋り方をすると、 次に女の子が勢い…
食事のことです。何だか出来合いを手っ取り早く買ってきている生活が続いていました。こんないい加減ではと反省して、豚肉も買い足しました。 さて、何を作ろうかな? 頭にチラつくのはカレーライス。しかしせっかくだったら、ちっとばかり好きなおかずにしょう。 ついでに冷蔵庫の整理もしよう。ネギとか人参なども細かく切って一緒に炒めました。時間は3時ごろ。つまり今日はゆっくりのんびりと過ごしているので、こんな気分…
随想 浅草大空襲 「鵜飼保雄氏の書かれたものです」 1945年3月9日の夜だった。わたしは7歳だった。店の商品である家具を少しどけてそこに掘った小さな防空壕の片隅で、じっと空襲の過ぎるのを母(当時39歳)と待っていた。もう何回にもなるので、深夜にたたき起こされるのにも慣れていた。空襲警報のサイレンがなるときは、いつも小学校の学生服に手を通し、手縫いの防空頭巾をかぶり、小さな藍色のカバン−それに…
今日の午後は突然S夫妻が高校の先生をされていた友を誘って遊びに来てくれました。 まあ、話が弾んで楽しい、楽しい。話題は何を出しても面白かったです。 それで分かったことがあります。人生はおとなしく過ごしてしまうより、少しおっちょこちょい気味に前向きに進む方が〜成功すると。 S氏は釣りが好きで、最初に釣船を買って、休みになると2人の子とSさんを船に乗せて東京湾で過ごした日々があったことは、前にもここに書…
体が丈夫でいるためには、「免疫細胞の力が強いこと」が大切で、力が強いと異物が体に侵入すると、たちまちやっつけてしまう…指令を出すのは、将軍サイトカイン、兵隊はT細胞。異物を感じると、「それッ」と出動し、敵か味方か分別して、悪いものは食べてしまう。食べる仕事をするのがマクロファージで、免疫細胞の活性化にも貢献。 ところが年取るとT細胞はボンヤリになってモタモタ。この細胞は脊髄でつくられ、胸腺で優秀な…
人間の魅力・「渡邉恒雄」(2020/3月のを再掲) 書くことに詰まると再度登場というのがわたしのブログにはよくあります。でも今日のはどうしても載せたくなったのでここへ〜。 「渡邉恒雄独占告白・昭和編」これはBS1の番組です。インタビューをしたのは大越健介氏。 渡辺氏は1926年生まれ。東大に入学した年に文科系の学生が一斉に学徒出陣した、あの神宮外苑、雨の中の行進にいました。哲学科だった氏は軍隊にカントの「…
午後1時からのBS映画を観ました。題名は「60歳のラブレター」日本の若手監督・深川栄洋作品です。 ストーリーは「長年連れ添った夫婦が、互いに言えない感謝の言葉を1枚のはがきに綴る企画「60歳のラブレター」に着想を得て製作したもの。熟年男女のラブストーリーですが、これが�@夫が外に恋人がいる妻は、夫が定年になったら離婚しようと考えている。実際に定年の日に花束をもらって会社を出た夫は真っ先に恋人の家へ。家に帰…
友の田中信子さんが2冊目の本を出版しました。1冊目の題名は「と金」、2冊目は「銀メダル」といかにも田中さんらしい題名です。 送られて来た本と前にいただいた本を並べてみると、装丁の雰囲気が合って、なかなかいい感じ。今回も田中さんの明るい性格がよく出て、良い本に仕上がっています。そして読み始めると実におもしろい。 とにかく田中さんは新婚の時に建売を買いますが、その家が2ヶ月ほど住んだ時に火事(貰い火)で…
もう大分前のこと。金沢文庫・称名寺に「運慶」の最晩年の作品があり、展示されていると聞いて、観に行きました。高さ20センチほどの作品はわたしの興味をあまり惹かないで、そのままになっていました。 今日の午後、BSで再放送、運慶を観てその凄さが分かりました。「日本のミケランジェロ」と言われる人ですが、ミケランジェロが《ダヴィデ》を制作した時より約300年も前に、実在し作品づくりをしています。 わたしがいいな…
スマホに替えたことでアタフタしています。 〓auからNTTへ(理由・住んでいる建物の引き込み線がNTTなので、パソコンはそちらを使う。電話ガラ系は引っ越し前のauのまま。 〓従って電気はauを選んでいたが、今回はauをなくすので、これを東京ガスへ。(この手続きがやたらと大変)。 今朝のこと、電気申込書にメーターの数字を書く欄があるので脚立を持ち出して、玄関にあるボックスの中の数字を読もうとするが、小さくて読め…
わたしの住んでいる団地には広場のところに梅の木が4本並んでいます。これがどこに咲く梅より美しいと思われるのは、「桜切るバカ・梅切らぬバカ」と言われるように、丸いカット姿で並んでいるからです。 今日は気温が20度もあったようで、Sさんが桜を見に行こうと誘いに来てくれました。桜が咲いているところがあると言います。久しぶりにイーナがいる時に遠くまで散歩した方面に行きました。ニュースは河津桜が咲いたのを伝え…
死ぬまでガラ系でいいと時代にそっぽを向いていたのに、どうやらガラ系の寿命が来たようで、ついに「簡単スマホ」購入の予約を入れました。そして今日、2時間もかかって手続きをとり、スマホを家に持ち帰ったのです。 スマホを買うのは、何だか他の買い物と違う雰囲気を感じました。最初にau金沢八景店に行ったときも家の人と来るようにと言われました。 「お客様は神様だ」などと言われる時代に、売るのを渋る雰囲気さえ感じ…
再び「久坂部羊」氏に登場願いましょう。「人はどう老いるのか」の中に「欲望につけ込むビジネス」という箇所があります。 『いつまでも元気で長生きーー。それは万人の望みでしょう。可能な限り元気でいたい。若々しくありたい。健康でいたい。介護など受けずにいたい。何かそれを実現する方法があるのではないか。こういう欲望につけ込むビジネスが巷にあふれています。効く筈のないサプリメントや健康食品。通販で「今がお得…
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近ごろ「つまづく」ーーがよくあるようになりました。 歳のせいだとは言いたくないのですが「そうなんじゃないかな? 」と思います。 積極的にやろうとすることに立ち向かっていかない自分がいるのです。そして「面倒だから、いいや」となる自分がいるのです。 困ったもんです。だけど、実際はそうも困ってはいなくて、「歳だから〜」と自分に甘えるのです。 体というのは「その歳に、実際自分がなってみないと分からない」こ…
午後、映画「マンデラ自由への長い道」を観ました。 2013年12月5日に亡くなった元南アフリカ大統領、ネルソン・マンデラの「自由への長い道 ネルソン・マンデラ自伝」を実写化したと言われる伝記映画です。 人種隔離政策アパルトヘイトに挑む闘士から大統領となった彼が歩んだ波瀾万丈の人生。長すぎる闘いの日々を重厚なタッチで映し出していました。 青年時代、反アパルトヘイト運動へ身を投じ、27年間もの獄中生活体験をし…
20 日は選挙です。各党は最終戦を闘うために耳当たりの良い言葉の数々を並べます。 「何を言っているの。そんなこと現実的にできるはずないでしょ。投票する方だって、そのくらいはわかっていますよ」と心の中は反発します。 そんな最中に、ニュースは「一人暮らし」の人口が若い人にも、どんどん増えていると伝えました。 ーーなるほど。そうか。自分勝手な気ままな暮らしは魅力的だものな。「愛」などという面倒臭いものが…
朝の散歩はできましたが、その後は大雨。 友だちを招んで6人でランチをしました。気の置けない人ばかりだったのでリラックス。楽しいひと時となりました。娘はそうめんのような細いスパゲティを使って美味しいランチを作りこれがなかなかの美味でした。そして蛸のサラダも。 私にとって、このサラダは意外性があり美味を引き出して楽しめました。 Oさんは赤飯を作って来てくれ、久しぶりの味で、美味しかったです。 ルイスも…
いつもは近くの長浜ホールで月一の催し物があります。今回はそれがヴァイオリンコンサートで、杉田劇場でした。 Oさんと2人で出かけました。 小型ですが、本格的な劇場、ピアノも普通のより長い感じで大きく見えました。 今日のプログラムは小笠原伸子(ヴァイオリン)と中山育美(ピアノ)さん。 エルガー・愛の挨拶で始まった演奏会は、チゴイネルワイゼンで終わりました。知っている曲の演奏が多くとても良かったです。 …
「幇間の遺言」悠玄亭玉介という幇間(タイコモチ)の語りを小田豊二氏が聞き書きした本です。 気っ風の良い語り口は、聞きほれるような流れをそのまま本にしています。 昔は男の遊び場は花柳界、お大尽が遊びに行くと、大枚をはたくようにできている。幇間は、一にも二にもお金を使ってくださるお客に、ありったけのサービスをして座をもたせる仕事。タイコモチという言葉の響き通りの仕事だと感心しました。もちろん芸達者。…
早朝散歩の時です。ラジオ体操を終えて休んでいました。ふと「今朝のように涼しかったら、山の上まで歩けそう。道の脇に山椒の木があったのを採りたい」そう、思い出しました。 今日は旅行している娘たちも帰ってくるし、山椒味噌を作って、豆腐にこれを載せたのを食べさせてやりたい。 Oさんを山道の散歩に誘うとOK。S氏はとても無理ということで2人で行くことになりました。そこへペロちゃんと、散歩時によく会うおじさんも…
パソコンの中にgacooというのがあって、ここで勉強した時のことを思い出して、下のようなのを探しました。 「食文化の本来と将来」という講座です。これを勉強したのは2017/7でした。 私は「自然」という言葉が好きです。例えば、健康を守るのは薬より食べ物。しかも頭で考えて「それ、食べたい」となるものをを大事にするとか、です。 〓︎ 一番面白かったのは、野菜は紫外線から身を守るために色を濃くするのだと。何だか…
昨日、Amazonから届いた本を読みたいと、早朝散歩から帰ると、テキパキ物を片付けて張り切りました。 久坂部洋著「人間の死に方」この人は医者で物書き。一般論かと思って注文した本が、医者だった父親の死について書いています。父親が薬も注射もなるべく避けながらどのように死んでいったかを。 私がこの本を読みたいと思ったのは、あくまで自分のことを自分でよく観察しながら、できることなら医者に頼らないで残りの道を歩…
わたしの居間には、大袈裟なロッキングチェアーがあります。これが実に大男でも掛けられるほどのもの。置き場は畳半畳分にもなります。現在のところへ引っ越すときも捨てようなどとは考えませんでした。重宝しているかと言えば、していません。では何故持ち歩いているのか。 それは思い出を大切にしようとして、としか言いようがありません。どのくらい長く持っているのかと言えば、来年で50年。来年で50年にもなると分かったの…
私たち散歩仲間は3人。みんな1人住まいです。この仲間に加わった理由はそれぞれ違います。私の場合はイーナの散歩から続くことになりました。ただし、その頃は真ん中に池がある公園の方への散歩でしたが、今は、その隣に開園した運動が主となる公園なので、広々として走る人が何人も行ったり来たりしています。 こちらを歩くようになった時から、今の3人になりました。 毎朝4時45分集合で歩き出します。最初に口にするのは、今…
今日も体温と同じ高さの気温。こう暑くては、頭も働きません。それでこんな時に癒されるモノはないかと探していると、佐野洋子さんにぶつかりました。わざと荒っぽい書き方をする面白い人ですが、谷川俊太郎という繊細な詩人と結婚していたことがあります。 〓︎ 〓︎ 〓︎ 佐野洋子著「役に立たない日々」 『ニコニコ堂が来た。ニコニコ堂は元気はつらつとしている事は一度もない。ひょろ長い死体が歩いて風に吹…
次男が「三浦の先の朝市へマグロを買いに行くから、6時に寄る。ご飯を炊いておいて」と昨夜電話がありました。 真ん中の子、中3の女の子と2人で来ました。「他の子は?」聞くと「高3と小6はバスケ」だと。2人ともバスケットで日曜日は忙しいようです。 自分の家用に買って来たマグロを帰るまで、保管するために冷蔵庫へ入れ、朝飯用をここで食べようと台所から包丁を持ってきて、手際よくさっさと切って皿へ。その後の2人の食べ…
最近マックを新しいのに替えました。理由は簡単、前のが壊れたから。 新しいパソコンのデスクトップ画面を大いに気に入ったので、そのまま使っています。 どんな画面かと言うと、杉林の中、杉の木の太いの3本を中心に、低いところ、草の上などに靄がたなびいています。そしてその向こうにはこれから育つ杉の子たち。 写真の中心はと聞かれれば、あくまでも靄、ふんわり浮かび流れもありそうで、妙に幼い頃に出会ったことのあ…
2017/7月のブログに、ウルグァイの前大統領ムヒカさんの本を読んだSさんが「ソフィアの母さんのブログ」と題したご自分のブログにそのことを書いています。Sさんは、検索して含蓄に富んだ言葉の数々を書き抜き「人格者というのは、こんな言葉を口にできる人のこと」ではと。この人なら国民も、ついて行く気になるのではとも。 以下ウルグァイの大統領だったムヒカさんの言葉で、どこかの大統領の荒っぽい日々とは「えらく違うな…
インターネツトで困惑しているのは宣伝広告の多さです。何かわからないことがあったりして一所懸命やっていると、行く先々にドカンドカンと広告が入って行く手を遮ります。 やろうとすることに慣れて来た時は良いのですが、苦労して探している時など、まるで道を塞ぐような形で邪魔をしてきます。 しかし広告のおかげで無料で使えたりもするのですから、我慢しなければならないことは分かっています。それでも、嫌だなあと呟く…
世の中がおかしくなる時って、「あれよあれよ」という感じで舞台が変わってしまうーートランプ出現以来、何だか恐ろしい気がしませんか? 1人の人間が「チカラ」を持つ恐ろしさ。トランプが大統領に就任した後、世界の常識だった様々な秩序形成の土台が一変した気がします。 日本製鐵の件はさすがに日本人、うまく収めたと思いました。 そしたら、今度は関税問題。 日本は赤沢亮正経済再生大臣が、4月以降7回にわたって訪米し…
昨日から、今日にかけて「オマエ、ちょっとベランダへ出て椅子に腰掛けてごらん、気持ちいいよ〜」すると娘は「そんな暇ない、忙しい、忙しい」と言います。「あれ、休暇をもらって来ているんだから、もっと気持ちをリラックスさせたら〜」これが親子の会話。 そして私は気づきました。NY大学は6年間勤めると、一年間休暇をくれるという形で世に放って、何かを掴む機会を狙わせているのだと。「ははぁ〜ん、なるほどこれが目的…
娘夫婦が来て、3人の生活が始まりました。昨日まで続いていたようにすんなりと始まっています。 今回は長旅なのに、ルイスのひざも腫れなかったようで、ありがたいことです。 昼ごはんの後、ルイスは台所で食器を洗うーーそれもすんなりと当たり前のように。 私は午前中、自分の日課であるリネツへ。プールを往復5回泳ぎ、次はお湯が強く出ているところへ行って、湯を膝と腰に当ててから風呂に回りました。 サウナと水風呂を…
NHK「解体キングダム」の今回は日本橋。川沿いに建つ通称軍艦ビルは、旧野村財閥が東京進出の拠点として1930年3月15日に竣工したものだそうです。なお、その時の建築家は安井武雄で大阪を中心に活躍した建築設計士だと。 そして日本橋1丁目の再開発事業の推進に伴い、歴史的に意味のある外側を残し、中をまるっと近代的にするための立て替え工事をすると宣言したのです。そのために床を取っ払い、クレーン車を建物の一番上に上…
面白いことを書きたいと考えます。殆ど書かないのは「お金」のこと。今日はこれを書きましょう。 清水の舞台から飛び降りるほどの食事に行こうと誘われたのは3ヶ月ほど前でした。二つ返事でOK。今までしたことのない体験に思えましたから。死ぬまでに、こうしたことを、ここに書けるじゃないですか? 7月29日が、いよいよその日です。会席料理・9500円也。 この注文の不思議さは3ヶ月前で、すでに満席に近いんだそうです。しか…
ここにいても、家にいても左程変わった生活はしていません。 でもここでは、朝ゴミを出す時間を気にしながら、ついでにセントラルへ行きます。 ついでにと言うのは、3階なので階段を使う回数を1回で済ませたいから。 まあ、ゴミ収集車が待っていたように来ますから、そう考えなくても1回で済みます。 シニアカーで家から来るのと、ここから歩いていくのとは同じ程度の時間です。違うのは歩いて行くと汗びっしょり。だからセ…
崔洋一監督「盲導犬クイールの一生」をBSで観ました。犬好きはみんなきっと観ているだろうなと思いながら〜。 あるところで、ラブラドールの子犬5匹が生れました。その中に、鳥が羽根を広げたようなブチ模様を胴体に持つ犬がいました。映画の主人公クイールです。 盲導犬にするには生後45日以内に親から離すこと。そして飼い主は生後1年まで飼う決まりのようです。 クイールと飼い主の幸せな日々が始まります。子犬時代の可愛…
トランプが耳をやられ、バイデンが老いにやられ、ウクライナは弾が欲しいのに、それどころではない。イスラエルもドカンドカンと恐れ知らずの顔をしている。 平和な国はと言うと、地震にやられ、大水で崖が崩れ、あつちもこっちも「平和・のどか」などという言葉は全くない昨今である。 それでも夏が来た。海開きのニュースが入る。すると若い親が子をつれて海に入っている場面がニュースに出る。 「みんなどうしてどこかへ遊…
今年はいろいろゴタゴタしていて、まだハンモックを出していません。後、10日で家に帰りますから、そうしたらハンモックを出して夏らしい生活をします。ハンモックはメッシュなので、そこに横たわると、体に添ってくれるのがラクチン。 窓際で、テレビの反対側に頭を動かすと、雲が見えます。4階の部屋は南北の窓を開けると、夕方からは昼間の暑さが涼しい風に変わります。 雲は刻々と形を変え、じっとしていません。朝は下か…
いろいろゴタゴタしていて、mさんの誕生日祝いが遅れていました。 「焼肉きんぐ? 」と言うと、「蕎麦屋がいい」と言うことになり、久し振りに逗子に連れて行ってもらいました。記憶にある蕎麦屋は逗子の図書館の前でしたが、少し引っ越して他所に移っていました。 予定より少し早く着いたので図書館に入ると、本がすぐ手に取れるような陳列方法で、しかも整然と並んでいる感じがして、細かく見たら楽しそうな図書館でした。 …
ここに滞在して、今日で20日になります。この間煮炊きはほとんどしません。理由は台所が狭くてとても無理。それで出来合いおかず、パックのご飯などで過ごしています。だからほとんど毎日、セントラルの帰りにイトーヨーカ堂で買い物をして帰ります。 イトーヨーカ堂�@野菜が煮炊きする直前まで切ったものがパックして売っています。その中から私が買ったのはキャベツの千切り。これは実に細く綺麗に切れています。ここまでは家…
NHKの「最後の講義」で立命館アジア太平洋大学の学長、出口明治氏がオンライン講義をしました。 この人は京都大学出身、弁護士になろうとしたけれど失敗。滑り止めにしていた日本生命に入社、60歳まで勤務。60歳で起業、ライフネット生命(100億円の売り上げ)を成功させます。その後、70歳で立命館アジア太平洋大学(別府にある)の学長に。 長いこと生命保険会社にいた人は物腰が低く、物事をわかり易く話せるという特徴を持…
友がウイークリーマンションに来てくれると言います。 私は「来てもらうほどのところではないよ」と言いましたが、何事も体験と出かけてくることに〜。3週間近く会わなかったので、懐かしい気分で坂の下まで迎えに行きました。家からそんなに遠くはないのですが、何だか遠くから遥々来てくれた感じです。 日々、私のブログを読んでくれているので、どんなところかは承知しているはずですが、三階までの階段、そして入り口の鍵…
セントラルへ行くと、次の順序を繰り返します。目的は動かなくなる体を、鍛えることでなるべく長く持たせること。 �@体重計に似たような台のところに乗って、ガタガタと体を揺すります。ただ乗っているのではなく、自分の体のどの部分を揺するのか意識してやります。頭も揺する、目の辺りも耳の辺りも揺する、腰のあたり腹の内臓も揺するつもりで工夫します。つまりマッサージと同じような意味であちこち揺するのです。これが10…
数年前まで、私はパソコンの中のgacooで、あれこれ勉強をしました。無料でさまざまな大学の先生の講義を聞く事ができたのです。そして「修了書」も60科目近くいただきました。 科目に「食文化の本来と将来」という講座がありました。 この講座で面白かったのは『野菜は紫外線から身を守るために色を濃くする』と聞いたこと。何だか人間の考えるようなことを野菜も考えるのかとおかしくなりました。 講師の言われることを素直…
とにかく猛烈な暑さ。セントラルが休みなので、日中は外出しないつもりで、早朝少し歩いてきました。歩きながら、今ごろはK氏夫妻が散歩の帰り道を歩いているのではないかと見当をつけました。 ドンピシャリ、サッカー場の前をこちらへ向かって歩いて来ます。手を振ると、向こうも気づきました。2人に合わせて方向転換、公園のベンチで、久しぶりに話をしました。 イーナが生きていたころサッカー場まで、毎朝散歩をしました。…
下のブログは2017・7月のもの。今日は別のを書いて置いたのに、消えてしまいました。仕方ないので間に合わせです。 昨夜、ラジオの深夜便を聞いていると、ゲストにグッチ裕三氏が出ました。話の中に井上ひさし氏の言葉が出てきました。 わたしが文章教室でよく使わせてもらったもので、大変懐かしく一気に教室のことを思い出してしまいました。 「難しいことをやさしく書く。やさしいことを深く書く。深いことをやさしく書…
冲方丁著「はなとゆめ」は清少納言に物語として語らせるという手法で書かれています。 清少納言が28歳の時に、漢詩の才能を認められて、当時17歳だった中宮定子に仕え「女房」と言う集団の一員となります。そればかりではなく、定子は一条帝の皇后。(今・NHKでやているのは皇后ではなく、定子は年上の女の人として扱われています) 冲方氏の方は、たった17歳なのに、清少納言がベタ褒めするほどの人物で、定子は他人の才能を…
ウイークリーマンションも滞在10日を過ぎて、自分流が始まっています。 私はどこへ行っても信州人。漬物がないと物足りない。そこで、今はどんな漬物を食べているかと言うと、来た日からコーヒー茶碗にしていた、蓋と手のついた瓶にナスとキュウリを漬け込んでいます。包丁がないので、100円ストアからナイフと鋏を買って来ました。これで適当に切って、瓶が一杯になったら、ここへインスタント味噌汁のしじみ味を2袋入れ、かき…
ウイークリーマンションに来て10日になります。 朝、窓のレースカーテンを開けて、外の景色を楽しもうとすると、すぐ目の前に太い電線が10本、道の向こう側にも太いの細いのが3本それぞれ道に沿ってたるみながら伸びているのが見えます。マンションは国道から斜めに坂道があり、そこにありますが、私の部屋が3階なので目の高さに、電柱や電柱への取り付け口が見えて、電気が漏れないように碍子や黒い粘土用のものでがんじがらめ…
工務店の直人くんから電話あり。H家へ行くけれど、一緒に行かないかというお誘いである。行く行くと二つ返事。H家には以前に2度ほどお邪魔したことがある。どちらも外国旅行に行くために犬を預けた。イーナの前の、だっくんである。 久しぶりの田園調布は、やはり街並みもデラックスで品がある。その一角がH家だが、以前よりぐんと家の格が上がって見えていた。わけは直人君のセンスの良い仕事ぶりである。外観は白、屋根は淡…
ウイークリーマンションは、国道16号線の傍に建っている。私はこの辺りに60年以上も住んでいるのに、国道の脇がこんなに急に立ち上がっている道があるのを知らなかった。いや、私が年取ったせいでこの坂をすごく急な坂と感じるのかも知れない。だがとにかく山道。 昨夕、散歩に出てお地蔵さんのところで曲がり、裏山に入った。前を歩いている女性が買い物袋を重たそうに抱え、やっとやっと登って行く後について道を登る。道は浅…
話題になっていたころ、読まなかった本を借りてきました。 島田洋七著「佐賀のがばいばあちゃん」 広島の母の家から叔母が騙すように連れて、佐賀のおばあちゃん家に行き、そこに預けられた8年間の著者の自伝と思われる本です。 おばあちゃんというのが超貧乏な暮らしをしているのに、これが一貫して清々しく読める不思議な本です。マイナスだらけの生活で逃げ出したくなるような話で埋まっているのに不快でない本。そして本…
アメリカの大統領選挙、「これしか人がいないのか?」私でさえそう思っていると、ニューヨークタイムスがここに来てようやく、バイデン氏批判をしました。でもトランプの共和党もそう思います。ヤクザのような物言いで不快な人です。 あんな大きな国で、これしか人がいないのが 情けない。しかし物事はいよいよ詰まってくると、うまい突破口が開ける場合が多々あります。それに期待しましょう。 小さな話に戻します。ここに引っ…