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松谷彩翔の詩(詞)

松谷彩翔です。 本名は、福田稚鶴と申します。 1984年、埼玉県東松山市生まれ、熊谷市育ち。 主に小説で創作活動を行っていますが、詩(詞)も著しています。 当ブログでは、これまでに書き保管してある自作詩を公開してまいります

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住所
熊谷市
出身
東松山市
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2016/11/22

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  • 無限大の希望

    『夢』なんて、朝目を覚ませば消えてしまう幻覚なんだ。そんなものより確かな目的を持って、この青い熱い時期のままで、険しい道を走り続けていこう。 「あの頃はよかった」なんて、言っている本人が気持ちいいだけだろ?大切なものを見失い、過去を夢見ている、今に満足し

  • あの雪の日に(2000年)

    ブラウン管の中は雪深い長野のスキーのジャンプ台。ハラダの涕(なみだ)と「立て!立て!」の実況。 久しぶりに部活の練習に参加した僕。不器用だが練習熱心な君。雪が降りだし、練習は終了。同じ南の方角に帰る。学年が違うから、部活でしか会わない。自ずと会話は弾んで、

  • 走れ!(1999年)

    町の最南端の消防貯水池は、まだ、陽が昇ってまもない。通学班の集合場所。1年生から6年生まで1列に並んで出発。黄色い小旗をランドセルに挿して、最後尾を歩く僕。安全確認は、高学年の役目。北へ向かう朝の通学路は、遠く街を望む一本道。目の前には広大な田畑。街の向こう

  • おめーのことなんか知らねえ(1998年)

    自転車置き場にタバコの吸い殻。「きっと、あいつだな」即座に思いつき脳でつぶやく、朝8時30分。擦れ違いざまにマスカットの香り。「ガムを噛んでるのかな」甘い味が舌の奥に蘇り、吸い寄せられる午後4時。正義ぶった迎合主義の奴の作文。「A君」の常連。自転車に名門男子高

  • 夕闇のプールサイド(1998年)

    君の蹴ったボールがサッカーゴールのネットを揺らした。ゴールの裏を歩いていた僕。ふっと横を向いた。遠く目が合った君と僕。体育館と校庭に挟まれた裸の桜並木の舗道。いつもは通らないのに。あれが僕らの再会だったね。小学校の餅つき大会。炊き上がるまでの尻尾取りゲー

  • リンゴの木(2011年)

    中学校の卒業式の日に君に渡したリンゴの木。あれから何年もの月日が流れ、立派に成長をしているのだと思う。人は「普通じゃ物足りない」という。だけど、ぼくは「普通」がいい。「普通」に憧れている。ぼくには「普通」が叶わなかった。習い事をしたり学習塾に行ったり、部

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