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2016/11/13

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  • 東北地方、太平洋側の農民の惨事

      奥羽(東北地方の太平洋側)の北部(岩手、青森)の農民は、日本の歴史上、本当に凄惨な暮らしを強いられた。 本来は、縄文時代の古墳が発見されるなど、漁業を中心に畑作、山の幸を加えれば、豊かな土地であったにもかかわらずだ。 全ての不幸の始まりは、武士による年貢取り立て。その土地に不向きな米作を強要されたことだ。 ここは太平洋側からの冷たい風である山背(やませ)が吹いて、南国産の米作など元来不向きな土地なのだ。 山背、冷害、凶作のパターンで農民は飢餓にあえいだ。 最近、Yu-Tuber歴史家が「農民は飢餓の年は、藩により備蓄米の放出があり幸せだった」と物知り顔で、平然と言うのを聞いてぶったまげた。 歴史上、そんなレベルでは全くないのだ。数年に一度は、ここそこで、餓死が当り前の様に起こるのだ。 それでも盛岡藩は年貢を強制..

  • 宮城県塩釜市 ガロ編集長長井勝一漫画美術館

    高校を卒業した頃、「漫画には小説や詩と同じように大人が読むものもある」ということを教えてくれたのが、漫画雑誌「ガロ」でした。 つげ義春さんの「紅い花」,永島慎二さんの「フーテン」夢中になって読みました。 編集長であった長井勝一さんの「まんが美術館」が塩釜にあると知って訪ねました     入場者は私一人で、普段見ることのない漫画の生原稿をじっくりと味わうことができた。やはりみんなうまい! ガロは紙質が悪いこともあり、なんだか下手に見えた作品も、生原稿を見るとやはりものすごくうまい。プロもどきは生き残っていけない厳しい世界だと、実感させられた。 作家の息遣いを感じる生原稿はやはりいい。     ★仙台の先にある塩釜という街、初めて訪れた者には何とも走りにくい街でした。交差..

  • 脳梗塞回復可能領域(ペナンプラ)どう救う

         【神戸新聞 2022年9月29日】 いいですねえ~。脳梗塞に関しては、こんな風に血液検査で、回復の可能性の目途が付く事、時間が経っても血栓回収治療の効果が見込める患者が発見できる事、素晴らしい。 患者の中に、奇跡の回復を自称する人が時々いて、当惑することがありますが、そのメカニズムが明らかになるかもしれません。 患者にとっても、回復を科学的に考えることは大切なことです。その 一助にもなります。    それじゃ~また        

  • 「私」のみ 視野の狭さは少し寂しい

    ◆以前、脳卒中などの中途障害者は、仲間意識、社会的意識に乏しい面があると話した。  障害は一時的なもので、自分は、直ぐに元の健常者に戻るという意識、また、損傷部位・機能、程度は10人10色の為、同じ仲間だという認識が乏しい。 ◆SNSでも、「我々」でなく「私」でしか表現出来ない人が多い。だから競争の面も強く出る。私は、これ程回復しているのだという自己アピールである。もちろん日々のリハビリの努力の結果だからいいのではあるが。 また、「中途障害者程、悲しい者はない」という当事者の言葉を目にした時は、正直ぶったたまげた。どれほど自己中なのか?!   ◆中途障害者は、社会生活を長きにわたって営んできた人が多い。相応の社会経験を積んでいるのだ。 だから「私」のみの視野の狭さは少し寂しいなと思うのだ。 ◆..

  • 廃墟となった町々

    いわき市から北上して驚いた。 大熊町に入ったところで、窓ガラスがなく、ボロボロのカーテンが乱雑につり下がっている家がある。屋根瓦が落ちている。そして何より町に人の気配がしないのだ。   ある日突然住民がいなくなった町。そんな不気味さを感じるのだ。 阪神淡路大震災を経験したが、その時は一戸建ての多くが倒壊し、あるいは火災に巻き込まれ焼け果てた。しかし街に人は溢れていた。 だがここは家はあるが、人がいない廃墟のような町だ。 道路わきには「帰還困難地域」という立看板が出ていた。 他にも、幹線道路の寿司チェーン店、牛丼チェーン店、トヨペットといった本来なら盛況な全国チェーンの店々も突然廃業したという趣なのだ。   双葉町、浪江町、南相馬市とこんな風景が続いた。 ガソリンスタンドも、復興工事を当て..

  • 中途障害者たちの新しい動き

     私は普段から同病の方に対して結構厳しいことことを言っている(スイマセム) これひとえに、大きな期待の裏返しなのだが、そんな中で YouTuber 、SNSに、新しい動きが出てきた。大変喜ばしいことだ! ◆一つはyou-tuberが、 ニッチな脳卒中市場で、視聴回数を獲得するため「私」以外の同病者も意識した動画が上がるようになってきたことである。さらに、片麻痺you-tuber同士の連携も生まれている。   市場における「神の見えざる手」が働き始めているのだ。     ◆もう一つは 片麻痺障害者がyou-tub,SNSを通して、自分の趣味で、健常者の新しいフォロワーも獲得し始めたことだ。鉄道、ハンドメイド・アクセサリーなどの部門だ。 障害が暮らしのベースにあるも、多様性に開かれている。素晴らしい!   ネッ..

  • 脳を損傷した後、粗食を心がけている

    脳を損傷してからは、粗食を心がけている。 外食も、コロナ以降は、3か月に1度程度だ。 私の場合、その方が気力も充実し、頭の回転も良いと感じるからだ。 美味しい物お腹いっぱいは、スポーツにはOKかもしれないが、他は、 美食・過食ー>気力減ー>美食・過食の悪循環を引き起こすように思う。 食べることで、気力を充実させようとしても、逆効果にしかならない。 重要な商談を前に、腹いっぱい食べる人は少ないだろう。腹八分目で、神経を研ぎ澄ますであろう。 外食もコンビニやスーパーの総菜も、スパイスが多用されており味付けも濃い。だから刺身を時々買う程度だ。   ただ、3時のおやつは、きっちりいただく。あんこ好きだ。 疲れた頭はこれで補っている。   しかし病気前は辛党で、あんこなど、気味悪い食べ物だった..

  • 円谷幸吉記念館(福島県須賀川市)

    私が小学生の頃、テレビが爆発的に普及しました。東京オリンピックが開かれるからです。 期待に胸膨らませた東京オリンピック陸上競技では、惨敗つづきでシュンとなりました。 ただ一人、最終種目のマラソンで、円谷選手がメダルを取ったのです。歓喜しました。 円谷選手は首を傾け本当に苦しそうに走るのです。アベベに次いで、競技場に戻ってきた円谷選手は、そこで一人の白人選手に抜かれましたが、何とか銅メダルを獲得しました。 私もこれに大いに刺激を受けて、「円谷選手のようにオリンピックに出る」と人生初の目標を立て、毎朝走るようになりました。円谷選手は私のヒーローでした。 何年か後、あの円谷選手が自殺したという衝撃のニュースが飛び込んできました。   「なぜ?」という疑問は脹らみましたが、それでも毎朝一人で走ることは止めませんでした。 家..

  • あんた自慢してるのかい⁈(2)良友を得るチャンス

      ◆「脳卒中後遺障害は10人10色、心情にも大きな差がある」 前回話したように、同病者と会話する場合や、ブログ等で情報を発信する場合に。このことだけは常々留意している。 それでも「わかったような口きくな」と時々お叱りを受ける。 情報発信の受け手の大部分は同病者と家族なのだ。読み手の事は、常に意識の角に置いておくことが必要だ。 俺は自分のやりたいようにリハビリし、それを記録としてSNS上に残しているだけだ。という方もおられる。でも、それでは人間関係は広がらない。 ◆脳卒中後の生活で何が一番大切かと、問われれば   経済基盤を除けば、躊躇なく人間関係と私は答える。 人間関係は、家族と友人だ。信頼できる友人の中に同病者がいれば最高だ。しかし、10人10色の中で中々得難いのも事実。   ◆脳卒中を経験した方、実..

  • あんた自慢してるのかい⁈(1)

      ◆同病の方に、面と向かって、あるいはSNS上で、「あんた自慢してるのか?」と言われた経験ある方、おられるのではないでしょうか? SNSや動画が、単なる自己アピール(自己顕示欲)のステージになっており「結局自慢したいんかい!」と感じる事が確かにある。 だが、リハビリ話が、多少自慢めくのは、ある意味仕方がない。 地道にリハビリを続け、多少進歩した。これは大変嬉しいことで、それをSNS等で発信したくなるのは、人間心理としては当然であろう。   ◆私は、あけっぴろげな関西のオッサンなので、日頃、リハビリ室で同病者に気楽に話しかけ、冗談言って笑い合っていた。 だが、これまで同病の二人の方に、強い目で睨まれ、話を拒否されたことがある。 お二人とも障害が重く普段は車イスで、リハビリ室で必死で歩行リハビリされていた。 そんな..

  • 宮沢賢治よりどちらかといえば草野心平が好きです

    共に東北出身で同世代を生きた偉大な詩人二人、私は教科書で草野心平の「冬眠」という詩を読んで?(見て)衝撃を受けました。それ以来草野心平のファンです。 もちろん宮沢賢治の詩にも感動しました。特に高校の女性教師が読んでくれた「永訣の朝」は衝撃でした。感動のあまり呆然自失の私に、教師がにっこりと微笑んでくれました。 ですが、宮沢賢治というのは、育ちがいいという感がどうしても拭えないのです。百姓仕事をしたこともないのに、理想に燃えて農学校の教師になる等、少々青っぽさを感じるのです。 草野心平は、家庭を持ち生活に貧窮しながらも創作を続けた。その骨っぽさが好きなのです。   ちなみに吉野せいの夫で詩人の三野混沌は詩作に夢中なあまり農作業がおろそかになり、また農地解放運動にのめり込んで、百姓仕事、子育ては全てせいに任せっぱなしだったそうです。私は..

  • 同じことの繰り返しの中で創造性は生まれる

    ◆SNS など毎日見ていると   正直こう叫びたい時がある。   犬も猫も嫌いじゃないが、毎朝毎晩、人の愛しいイヌや猫の写真見せつけられると、正直キツイのだ。 しかしアップする当人は愛しくて仕方ないのだから、正面切って言っても大人げない。   「イヤなら見ないでやり過ごせばいい」そんなこと言われてもイヤでも目に飛び込んでくる。   ◆反面、岡本画伯のお言葉ではあるが   私は、一つのことを10年15年と続けることは非常に価値あることだと思う。 職人の修行などがそうであるが、まず親方の言うこと、やっている事を100%鵜呑みにして自分で毎日毎日やってみる。   そうするとある時、自然と自分のやり方といったものが生まれてくる。継続から創造への飛躍だ。     ◆リハビリなどもそうだ   ..

  • どうやって自己承認を得るのか

      ◆過剰な承認欲求 twitterやブログでの「いいね」等、他人からの承認欲求が過剰だと思われる人がいる。ランキングサイトでの上位表示も根は同じだ。 裏を返せば、自分に対する承認が弱い人とも言える。 脳卒中で中途障害者になると、後悔からか自分を認めることが出来にくくなる。 だから病後、自分で自分を認めてやる自己承認が、精神的には大切だと思う。 ◆どうやって自己承認を得るのか 重要なのは、他人からの承認でなく、自分で自分を認めるという自己承認だ。   これがあれば、他人からの過剰な承認は必要ない。   では、どうやって、これを得るか。   その前に、まず己を知らなければならない。 自分がどんな奴か分からなければ、承認のしようがない 。   つまり前提は「自己理解」だ。     ◆自..

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