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小さな言い訳 〜After the heirs〜 https://theheirs.blog.fc2.com

韓国ドラマ「相続者たち」二次小説です。 タンとウンサン二人のその後を私なりに妄想しています。

「相続者たち」が終わった時、終わらせたくないと思いました。 どこかでひっそりとタンとウンサンが生きていて欲しいと、二次小説を探しましたが「信義」ほどはなくて、自分で作るよりほかありませんでした。 私の頭の中で生きるタンとウンサンです。よろしければお付き合い下さい。

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2016/10/21

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  • 人生のINTERVAL-新しい春の訪れに 中編

    まとめた契約書に感じる重み。...

  • 人生のINTERVAL-新しい春の訪れに 前編

    「サイン?それとも印鑑?」「どちらでも構いません」「じゃ、サインで」...

  • 人生のINTERVAL-序章

    忘れちゃいけないことがある。どんなに忙しくても、どんなに慌ただしくても、忘れちゃいけないことが。...

  • 問わず語り 蜜月の朝を迎える午前五時の二人

    皆さまごきげんよう。いかがお過ごしかしら。私はドリームキャッチャー。北の窓辺で悪夢を祓い、良い夢を運ぶのが私の仕事。...

  • 人生のINTERVAL-エピソード0

    記念日ですね。シネちゃんがモデルを務めるmojo.s.phineのInstagram投稿からインスパイアされたお話をお届けします。드라마 방영 10주년 축하합니다×드라마 방영 10주년 축하합니다...

  • 健やかなるときも病めるときも

    昨年の夏、タンとウンサンの寝室に鍵をかけた。それも厳重に。理由はプライバシーを守るため。主人公と、演者それぞれのため。今、改めて思う。彼女に宿った新しい命のためにも、鍵をかけておいて良かったと。信仰心のあつい彼女が演じた役だから、ウンサンにも度々祈りの場面を書いてきた。実際のところ彼女が信じる教義がどのようなものか知らないし、十字架に誓うのかどうかもわからない。でもここでお祝いするとしたら、これ以...

  • 鍵かけたかったから鍵かけてみた

    今までが開放的過ぎたのだ。...

  • 美し過ぎる人の前では筆など運びようもない

    情熱は変わらない。始めた頃となにひとつ変わっていない。...

  • 快気

    完全復帰なんだよね、きっと。CMも続々決まって嬉しい限り。先日誕生日だったと知ってインスピレーションを受け、筆をとらずにはいられなかったから。本編はまだまだお休みしますが、タンとヨンドで一話完結、できました。...

  • 閑話休題 午後七時 労わり合う一人と一頭

    「どうなの?毎日遅いけど」「うん。まあね」...

  • 誕生日に寄せて

    今日は僕の誕生日。...

  • 休筆します。

    無限の責任という王冠の重みに耐えながら、王道の真ん中を、未来に向かってまっすぐ前へ。タンが進む道の行き着く先を、ウンサンとともに見届けるため、しばらく筆をとめ、休みます。これといって、期限は決めていません。次はいついつ公開ですと、約束できないので、ここで書くこともしません。今までとは違い、おそらく、長く休むことになると思います。なので・・・みなさま、良いお年を。...

  • 王道-終章

    君と同じ道を歩いてるのかな。...

  • 王道-必要な措置を取れ 後編

    テレビに釘付けのウンサンの後頭部を見ながら、タンは独り言のように続きを話して聞かせる。...

  • 王道-必要な措置を取れ 前編

    王道を行くには、それなりのルールがあるんだって。...

  • 王道-それが例え困難な道でも 後編

    「じーさんが決めつけて話しやがるからな」「え?もう決定事項じゃないの?」「そんなわけがないだろう。まだ中一だっつーの」...

  • 王道-それが例え困難な道でも 中編の二

    「リスクは承知しています」「万が一の場合、どうするつもりかね?」「説明責任を果たします」「口で言うほど簡単なことではないよ?」...

  • 王道-それが例え困難な道でも 中編の一

    「うっ」キモチわるい。...

  • 王道-それが例え困難な道でも 前編

    兄とは違い、政治には疎い。だから、社内政治にありがちな駆け引きも、苦手だ。...

  • 王道-一点の曇りもなく

    「そんなにダメ?」「さぁ、どうでしょう」「兄貴の時もあんなだったっけ?」「私は存じ上げません」...

  • 王道-空回り

    小さなケージの中でハムスターが、どこにも行けやしないのに車輪を回している。車輪の真ん中で、ただひたすら前だけを見て、景色は何ひとつ変わらないのにグルグルと。前に進まないことを、不思議に思わないのだろうか。そもそも、あのハムスターは、どこかに行こうとしているのか。どこかに辿り着くと、信じての行動なのか。ハムスターの気持ちが、解らない。...

  • 皆様へ緊急で重要なお知らせです

    取り急ぎ、重要なお知らせがあります。以下、続きをお読みいただき、なにとぞご理解のほどを、よろしくお願いいたします。...

  • 王道-光の速さで 後編

    駐車場に見慣れたSUV。タンが居た。...

  • 王道-光の速さで 中編の二

    いつもより早くて、分かりません。...

  • 王道-光の速さで 中編の一

    「あーん、そーじゃないよぅ」...

  • 王道-光の速さで 前編

    ヨシンのトルチャンチが合図だったかのように、秋がいよいよ深まり始めた。朝や晩には床暖房が欠かせないし、マンションに隣接する公園で遊ぶ子どもたちも、しっかり長袖を着込んでいる。...

  • 王道-我々はみな、迷える子羊である。 後編

    「いいか。チャニョンには今週末打ち明けるらしいから、黙ってろよ」「言いません」「ボナにもだぞ」...

  • 王道-我々はみな、迷える子羊である。 前編

    ヨシンのトルチャンチを無事に終わらせ、ひと息ついていたところでイ室長にせっつかれた。来期の予算会議が迫っていますと。娘の未来を心配している場合じゃなかった。機密費をどう扱うか決めなければ、計画は立てられない。...

  • 王道-予知する女神

    トルチャンチを終えた夕方、屋敷に戻ったギエ。一緒に戻ったヒョナとチョルは、それぞれ家庭教師と自室にこもった。夜七時の夕食も家庭教師と一緒に摂る。十時まで部屋に缶詰めだ。...

  • 王道-みらい?うらない?

    ヨシンのトルチャンチで、親族席のテーブルについたヨンギは、ひな壇に居る両親と妹の様子を気にかけながら、それでも機嫌良く過ごしていた。...

  • 王道-なりたい自分 後編

    ヒョシンとユジョンがいなくなると、ひな壇前の視界が急に開けた。そこに挨拶に訪れた、本社取締役キム・ミギョン。...

  • 王道-なりたい自分 前編

    いつもの顔ぶれが、いつものホテルに集まる。そして見慣れない顔も、たくさん。...

  • 王道-サバンナの約束 後編

    「遅かったねぇ」パンダ舎前のベンチに座って待っていたウンサンが、仲良く手を繋ぎ鼻歌まじりでやってきたタンとヨンギに声をかけた。...

  • 王道-サバンナの約束 前編

    「じゃあ、お手洗いに行ってくるね」個室での食事を終え、ウンサンがヨシンを連れて一足先に席を立つ。...

  • 王道-サバンナグルメ

    サファリツアーのバスを一台、借り切った。...

  • 王道-サバンナのほうがマシ

    ブーピーッ、ゴッ(メインゲート、異常なし)...

  • 王道-サバンナで君を思う 後編

    「だからむくれてるの?」「おー、そうみたいだな」「もう」...

  • 王道-サバンナで君を思う 中編

    「OK、Google」と呼びかけたタン。念のため、サバンナの情報を仕入れておきたい。...

  • 王道-サバンナで君を思う 前編

    「失礼します」と言って入室してきた秘書ソ・デヨンが、ドアを何度も振り返り、タンに言った。...

  • 王道-格付けを免れた男のボヤき

    水泳教室があった日のヨンギはたいてい、いつもより早い時間に眠りに就く。とりわけ今日は頑張った。だからなおのこと、いつもよりずいぶん早く、自分の意思で布団に入った。...

  • 王道-格付けされる男たち

    「君は本当に何も解っとらんのだな」「えぇ、新人ですからね」...

  • 王道-格付けし合う女たち 後編

    「義姉さん。あの人たちは、いったいどこの星からやって来たの?」「んふふ。あなた、上手いこと言うわね」...

  • 王道-格付けし合う女たち 前編

    財閥家に嫁いだ身。財団の理事。...

  • 王道-味にうるさい男の食へのこだわり 後編

    「ごめんね。ヨンギにご飯、食べさせてね」「よし。俺に任せろ」「ビビンバなら冷蔵庫にあるもので出来るから」「おーそうか」「あなたも食べるなら、気持ち多めに作って二人で分けてね」「そうする」...

  • 王道-味にうるさい男の食へのこだわり 前編

    タンが帝国の王座を兄から譲り受けおよそ一年。...

  • 王道-見送る背中

    父は非情な人だった。...

  • 王道-動機

    「探られて困るものが出てきた。そういう理解で良いのですね?」「賄賂だと言ったら、兄に叱られました」...

  • 王道-密会 後編

    キム・ナムユンが危惧した通り、2019年、韓日関係は国交回復後最悪と言われるほどになった。ウォンは、アポを取ってから渡日しても、面会をキャンセルされるようになり、無駄足を何度も踏まされた。...

  • 王道-密会 中編

    「僕が入隊してた頃に、いったい何をしてたの?」...

  • 王道-密会 前編

    背が高いから目立つ。妻によくそう言われる。目立っているのかどうか、自覚はあまりない。...

  • 王道-歩み寄る心

    「おほほ。そうじゃございませんのよ」甲高い声が屋敷に広がる昼下がり。ソファの背もたれに体を預けたハン・ギエが、テレビカメラに向かって優雅な微笑みを浮かべた。...

  • 王道-僕たちの胸高鳴らせるその可愛らしさ 番外編

    大賞授与式から数日後、ヨンギの誕生日パーティーが開かれた。招かれたのは祖母ハン・ギエと家族同然のユン・チャニョン一家。...

  • 王道-僕たちの胸高鳴らせるその可愛らしさ 後編

    「あっ!ママ!」「ママ?」「うん。ママ」「どこ?」芸術大賞授与式の生放送を祖母ハン・ギエと観ていたヨンギが、ソファから飛び降りタタタと駆けて、ママが居た場所、テレビの前に辿り着く。「あ~ん。ママ、いなくなっちゃったぁ」ヨンギが肩を落とした。...

  • 王道-僕たちの胸高鳴らせるその可愛らしさ 中編

    かぼちゃかぼちゃかぼちゃかぼちゃ「キャベツ」そうそう、キャベツキャベツキャベ、「ツって、もうやめてよぉ。かぼちゃかぼちゃかぼちゃ」...

  • 王道-僕たちの胸高鳴らせるその可愛らしさ 前編

    出会った頃と何ら変わらぬ『可愛らしさ』を妻は保っている。普通そこは、変わらぬ『美しさ』と言うのだと、僕の呟きを勝手に拾った妻の親友が言ったが、僕はそうは思わない。妻は、奇跡的に、今も、可愛い。...

  • 王道-意気込み 後編

    「で、原稿はできたの?」...

  • 王道-意気込み 前編

    「すっかり変っちゃって」足を踏み入れた株式会社アフロディーテの事務所で、イ・ボナが室内を見下ろしながらしみじみと呟いた。...

  • 迷子の防止に

    せっかくテンプレートをメンテナンスしたんだからと、ついでにプロフィールに使っている画像も作り直してみた。迷子の防止に名札をつけた。...

  • archive.orgなるもの・・・

    To Wayback MachinePlease delete mysite from archive.真夜中に呟いてみる。これでどうかアーカイブから削除されますように。夏休みって夜更かし気味。...

  • 夏休みのお知らせです

    みなさまこんばんは。もうすぐお盆ですね。里帰りや旅行の準備で、お忙しいことと存じます。あるいは、盆暮れ関係なく、いつもの生活を送られる方もおられるでしょう。みなさま暑い中、お疲れさまです。昨夜投稿のお話にて、短くお知らせさせていただきましたが、しばらく休載します。今日から25日まで夏休みをいただき、再開は26日の月曜日となります。ご了承願います。ポチ画像、置くのはやめようと思ったのですが、出番のな...

  • 王道-至福のひと時

    あぁ、もうそんな時間?どうしよう。もうこんな。こんなにのめり込むなんて。こんなに夢中になるなんて。いつまでもこうしてたらキリがないのに。あぁ、どうしよう。もうこんな時間。どうしよう。どうしよう。でも、もうちょっとだけ。...

  • 王道-君へと続く道 後編

    ウンサンが母との同居を快諾してくれたことに安堵しながら、タンは「そっか。じゃあ、母さんの部屋も、図面に加えとこ」と独り言ちた。...

  • 王道-君へと続く道 中編

    「はい、到着」完工式を滞りなく済ませて納骨堂へ。...

  • 王道-君へと続く道 前編

    帝国グループの代表に就いてから、工事現場に赴く機会はなくなった。しかし、自ら発案した現場は別だ。時には忙しい合間をぬって足を運び、工事の進捗状況を確かめることを欠かさなかった。その現場がいよいよ完成する。...

  • 王道-隠れ家 後編

    ミョンスへ家賃を支払う代わりに、寄付を続けていたのはそれなりのワケがある。...

  • 王道-隠れ家 中編

    「元気だった?」「おー、ひげがまた伸びてたぞ」...

  • 王道-隠れ家 前編

    選挙の余韻が去り、日常が戻ってきた。...

  • 王道-懸命な判断 後編

    ユン・ジェホの自宅から、タンは早めに引きあげてきた。長居は、できなかった。...

  • 王道-懸命な判断 前編

    機密費のことを相談するなら、その存在を知る人物にするしかない。だが、父にはもう訊けないし、議員になった兄には会うことすら気が引ける。兄の代に社長室長を務めていた人物とは、親しく話したことがないから兄以上に気が引ける。存命、かつ、遠慮なく相談できるのは一人だけ。タンは帰宅する前に、もはや身内と呼んでも良い、その人物の自宅を訪ねた。...

  • 王道-踏襲する前例が良い例とは限らない 後編

    タンが代表職に就いた今も続く制度。それは代々、社長室長が管理してきた機密費。...

  • 王道-踏襲する前例が良い例とは限らない 前編

    「社長、よろしいですか?」社長室の全体会議が終わり、室長イ・ムンシクがタンを呼び止めた。...

  • 王道-粛々と

    なぜか侘しい。そしてなぜか寂しい。ざわついていた心が落ち着き、ようやくこれからという時に、なぜ。自問してみても答えは見つからず、仕事にも今ひとつ身が入らない。...

  • 閑話休題 午後十一時 葉桜の下に寄り添う二人

    長かった投開票日の予定を全て消化し、帰途についた二人。息子はチャニョン宅にお泊り。娘はヨンド宅に預け、つかの間のデートにタンが「寒くないか?」と、ウンサンの肩を抱き寄せた。...

  • 王道-桜のコサージュ 宴のあと

    取材が長引き出遅れた。屋敷で偶然見たテレビの中に、我が子の姿。兄に抱かれて嬉し気にケタケタと笑い、ビニール袋を振っている。ピンクの花びらが、当選を祝うコサージュのようだった。...

  • 王道-桜のコサージュ 後編

    「ウンサーン、こっちよ、こっちぃぃ」選挙事務所の入り口でハン・ギエが大声をあげ、高々とあげた片手を振ると、入り口を塞いでいた報道陣がいっせいに道をあけた。...

  • 王道-桜のコサージュ 前編

    有権者に与えられた一票を、花びらに例えたら不謹慎か。でも、投票日に合わせるかのごとく満開になった桜は、まるで名前の上に飾って当選を知らせるコサージュのようだ。一票の積み重ねが咲かせる、満開のコサージュ。...

  • 王道-例え気乗りしなくても

    「ニュースで中継してたよ」朝食をとるタンに、ウンサンが声をかけた。だがその視線は、電子レンジに向かっている。...

  • 王道-こちら屋敷前

    まだ夜も明けきらぬ早朝の正門前、屋敷へと続く上り坂を埋め尽くす人々。投票へ出かけるひとりの新人候補者を撮影すべく、報道各社のカメラがスタンバイする中、気の早いテレビ局が朝一番のニュースで、通行に支障をきたすほど集まったマスコミの様子を報じていた。...

  • 王道-真白な気持ち 後編

    タンがイルと出会ったのは大学一年の時。タンにはすでに妻がいて、しかも、もうすぐ父親になろうかというタイミングだった。...

  • 王道-真白な気持ち 前編

    年度末にタンが作ったプライベートカンパニーは、その本社を、タンがミョンスの留守を預かる形で使っている、アトリエに置くことにした。現像室を社長室に。社長であるウンサンが、居心地の良いようにとリフォームした。タンはいくつか要望を出しただけで、あとは全て親友のチョン・イル任せだ。...

  • 王道-意外な特技

    桜の開花を間近にして、四年に一度の国会議員選挙が公示された。...

  • 王道-心配で心配で、たまらない。後編

    「だいいち、帝国の理念に背く行為だ。こんなことを許しちゃいかんよ」最後に憤慨してみせた院長。...

  • 王道-心配で心配で、たまらない。中編

    「院長、恐れ入ります。今、どちらにおられますか?」(私か?もう本社におるよ)「財団の会議室ですか?」(おぉ、そうだよ)まだ会議には早い。...

  • 王道-心配で心配で、たまらない。前編

    帝国財団、臨時理事総会の朝。タンはいつも通り出勤すると、自室にこもって受話器を握った。電話の相手はウンサンの秘書イ・ホジュン。総会が始まったら、ウンサンの様子を逐一報告するように指示を出した。...

  • 王道-近い将来について今夜、真剣に考えてみた。後編

    「あのね、学園の収益って、どうやったら改善すると思う?なんにも思いつかないんだけど」頼って丸投げにするつもりはないが、何らかのアドバイスは欲しい。正直に、困っているのだと伝えるウンサン。...

  • 王道-近い将来について今夜、真剣に考えてみた。前編

    日付けが変わった。数時間後には財団の理事総会に出席する。それまでに確かめておきたいことがある。パジャマを着て戻ったタンに、ウンサンが訊ねた。...

  • 閑話休題 午前零時 気持ちがすれ違う二人

    気掛かりだった福祉事業の収益悪化は、原因を確認できた。今のままの独立採算方式では、いずれ立ち行かなくなるだろう。他に策を練る必要がある。ウンサンは、設立趣意書と事業沿革を手にすると、財団の歴史を改めてなぞった。...

  • 王道-僕たちはママが好き

    「ママ、あたま、いたい?」「ん?痛くないよ」「じゃあなんで、ここ、シワシワなの?」...

  • 王道-シビアな現実

    帝国財団の理事長に就任したウンサンは、空白期間を埋めるべく、理事会の議事録を読み込んだ。それまで流し読みで済ませていただけに、まるで初めて読む資料のように思える。...

  • 王道-二人きりの短い夜 後編

    「ウンサン」「ん?」「叫んでスッキリした?」「・・・ホジュン君、おしゃべりね」「そう言うな。彼にしてみれば、初めてのことでどうすれば良いか分からなかったんだよ」「でも、あなたにチクるなんて」「だからそう言うなって」...

  • 王道-二人きりの短い夜 前編

    夕食に間に合うように帰っても、妻とゆっくり話ができると思ったら大間違いだ。...

  • 王道-聞きたいコトバ

    いったいいつから、妻に叱られないようにと気を遣うようになっただろう。あーそうだ。今はもう、捨ててしまったあのヒマワリが理由を知っている。どうせなら理由ごと捨てても良かったのにと、言えば妻に叱られるだろう。...

  • 王道-無言の圧力

    「金を出す以上、しっかりその金を管理できる者が務めるべきでしょう」十時に始まった本社会議はさほど重要な議案もなく、小一時間ほどで最後の議題に入っていた。それは、帝国財団の理事長選出に関すること。...

  • 王道-僕にしかできないこと

    アトリエから運び込んだ私物のせいで、小さな設計事務所と化した社長室。未来館への寄贈は検討しておくと言って秘書と運転手を下がらせたあと、退勤までの時間をひとりで過ごす。...

  • 王道-未来の館 後編

    秘書につられるように窓の外へ目を向けると、タンはすぐさま受話器を持ち上げ内線ボタンを押した。仕事であればどんな時でも即実行。電話は帝国建設設計部へと取り次がれた。...

  • 王道-未来の館 前編

    経営に専念するようになった今、大学で受けた講義で役立っていることはさほどない。現場に出て実務にあたらなければ、理論だって役立てようがないからだ。建築に限ったことではないのだろうが、この世にあるものは常に進歩している。...

  • 王道-肩書に隠したいもの 後編

    金は、使わなければ経済が滞る。底辺で暮らす人を苦しめることになる。タンからそうたびたび諭されてきたウンサンは、少しバツが悪そうに口を開いた。...

  • 王道-肩書に隠したいもの 中編の四

    化粧っけのない妻の顔。まるで真っ白なキャンバスに、瞳だけが描かれているのかと思うほど、大きく見開かれた目。その目に見据えられ、タンはたじろぎながら「続きを」と畏まって言った。するとウンサンが「おー」と言いながらふいに立ち上がった。そして、思わず身構えたタンに、「そんなにビビんなくても」と言って鼻で笑い、その場を離れた。...

  • 王道-肩書に隠したいもの 中編の三

    「ミヒャンさんは、何時に帰ったの?」「いつもの時間だよ」「だから何時?、って」「あぁ、七時」「あっ、そ」今度からはせめて五時に帰ろう。...

  • 王道-肩書に隠したいもの 中編の二

    室内にぶつかり合った熱を残したまま、タンが出勤していった。怒りをぶつける相手がいなくなれば、熱は自然と冷めるものだ。...

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