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  • 和製の銅鏡と銅鐸

    銅鏡と一緒に考えてほしいのが銅鐸・銅矛文化です。銅鐸・・朝鮮半島に原型があり日本へ伝わる。1世紀末ごろを境にして急に大型化する近畿式は大和・河内・摂津で生産され、三遠式は濃尾平野で生産された。近畿式は、近畿一帯を中心として、東は遠江、西は四国東半、北は山陰地方に、三遠式は、東は信濃・遠江、西は濃尾平野を一応の限界とし、例外的に伊勢湾東部・琵琶湖東岸・京都府北部の日本海岸にそれぞれ分布する。2世紀末葉になると近畿式のみとなる。3世紀になると突然造られなくなる。つまり、弥生時代の後期の200年程間に普及して突然と無くなります。銅矛・銅剣弥生時代初期より、農耕、建築と共に青銅製の道具が大陸より持ち込まれる。1世紀に倭国大乱にて青銅製の矛、剣が使われる、鉄製の武器が持ち込まれる。大乱後は、巨大化し祭祀として、或いは権力...和製の銅鏡と銅鐸

  • 卑弥呼の鏡とは

    邪馬台国の場所を確定する物的証拠の一番にあげられる・魏の皇帝から贈られた百枚の鏡今回は、卑弥呼が受け取ったとする百枚の銅鏡について調べてみると面白いサイトが沢山ありました。古代の鏡(銅鏡)でも紹介しましたが、古墳と一緒に発見される三角縁神獣鏡は、卑弥呼の鏡ではない様です。九州北部-畿内出土鏡比較のサイトに古代の遺跡から出土する銅鏡の一覧がありました。古いものでは、吉武高木遺跡(福岡)での矛(剣)、勾玉、鏡と三種の神器の三点セットが既にありました。弥生時代前期ですので、大陸から農耕など文化が伝わり交易が始まった頃、紀元前の事です。次に目を引いたのが古代、伊都国の遺跡と考えられている平原遺跡(福岡)もちろん、剣、勾玉、鏡が出土しますが、かなり形は変化しています。剣・・・素環頭太刀勾玉・・ガラス勾玉など鏡・・・方格規...卑弥呼の鏡とは

  • 古代のお墓

    古代の遺跡を分けると・住居跡(建物など)・農耕跡(水田など)・お墓(集合墳、古墳など)です。お墓は古代より重要な物であったようです。ここからは多くの推測を含みます。土坑墓(どこうぼ)穴を掘って遺体を埋めるお墓です。旧石器時代、縄文時代、弥生時代と結構長い期間があります。一方で、貝塚から人骨が出てくる事例もあります。お墓に葬ってもらえるのはそれなりに権力があった人で多くの遺体は、山など見えない場所へ放置川や海に流される。食されてしまい骨が貝塚に捨てられる。葬儀を行い文化が広まるには結構な時代が必要だったのでしょうか。日本神話でも、遺体から穀物が埋めれる神話は多数あります。土葬した後から草木が生える事を人が食物に生まれ変わると考えたのでしょう。集合墳縄文時代・弥生時代、やはり住居地域に遺体を埋めるのは恐怖だったので...古代のお墓

  • 古代の人は、神話の神々を信用した?

    古墳時代、飛鳥時代そして、神道、古事記が完成した平安時代当時の人々(貴族、豪族、庶民)は、日本神話の神様達の神話を信用したのでしょうか。現在人であれば・日本の島々は、神様が矛の先で海を混ぜて出来た。・神様の耳や鼻、凄い所では墳からも子供を産む。・天照大神が拗ねて岩戸に隠れると世の中が真っ暗になる。そして、伊勢神宮に天照大神様が鎮座されていて倭国の繁栄を見守ってくれている。日本列島は、何千億年も前に大陸から離れて現在のプレートの上にある。草や木も細胞からできていて光を浴びて、土から栄養をとって成長している。雨や風など気象現象、病気の原因や治療も知っています。神話だからと流し読みするのが普通でしょう。しかし、当時は・草や木が成長して実がなる。・雨や風で災害や疫病などが起こる。全ての自然現象の原因も知りませんし、対処...古代の人は、神話の神々を信用した?

  • 古代の鏡(銅鏡)

    日本古代の鏡についての歴史を追ってみると1、魏の明帝から、貢物のお礼に、卑弥呼へ「親魏倭王」の金印、鏡百枚、刀、白絹など織物、真珠、鉛丹(化粧)などが贈られた。2、古墳時代に、死者と一緒に鏡が埋葬されている。(殆どが三角縁神獣鏡)3、天皇家の三種の神器が剣、鏡、勾玉と鏡は女性が化粧をする道具ではなく、祈祷を行う道具、死者の邪気を払う徐霊、王家の後継者を意味するなど特殊な意味合いがあったようです。さて、ここでいくつか疑問を1、弥生時代、卑弥呼がもらった100枚の銅鏡の以前には、倭国に鏡はなかったのか2、卑弥呼は、もらった鏡を祈祷に使用したのか3、近畿の古墳から見つかった多数の銅鏡(600枚以上)は、卑弥呼がもらった鏡なのか4、そもそも、卑弥呼がもらったのは三角縁神獣鏡なのか5、卑弥呼がもらった鏡の一つが三種(鏡・...古代の鏡(銅鏡)

  • 邪馬台国は九州しか考えられない。

    過去の投稿で、邪馬台国九州説を唱えてきましたが、今一度、まとめておきます。邪馬台国とは、魏志倭人伝に紹介されている倭国にあった大国です。もし、魏志倭人伝がなかったら、見つからなかったら邪馬台国の存在もわからなかったでしょう。当時の倭国を大雑把に・57年漢より金印「漢委奴国王」が贈られる。実際に博多湾で発見されている。大陸の皇帝は周囲の国々や役人に、金印、銀印、銅印などを送っていた。・倭国が乱れて大乱の時代が続いた。100年から180年位・卑弥呼が女王となり祈祷で国をまとめる。・238年(或いは239年)に、卑弥呼は魏へ貢物を贈り、金印「親魏倭王」を贈られる。その後も朝献は続いた。・247年敵対する狗奴国(男王卑弥弓呼)との和睦のために文書(文)を贈る。・248年卑弥呼死す。ざっとこんな感じです。魏の国皇帝が、邪...邪馬台国は九州しか考えられない。

  • 弥生時代に起きた日食

    地震活動以外に、はっきりしている事実に、皆既日食があります。現在の天文学の技術を使えば、古代日本でおきた日食が計算されます。247年、248年に福岡で起きた日食ちょうど、卑弥呼が亡くなり、倭国が乱れて、台与が次の女王になる247年、248年に福岡で日食がおきています。248年の日食は近畿でも観測られたと考えられます。日本神話の「天の岩戸」の伝説と重ねて考えるのは無意味ではないと思います。考えられる事1、天照大神は卑弥呼で、弥生時代の女王2、247年、248年の日食でその権力を失う。3、天の岩戸の物語が伝えている。4、天の岩戸から出てきた時は、次の女王、台与である。まぐれの様ですが、魏志倭人伝の記述と日食の年が一致してしまうのです。日本神話に取り入れられた可能性は高いです。古事記の記述で驚かされるのが神功皇后・あ...弥生時代に起きた日食

  • 古代の火山・温泉

    前投稿で、古代と変わらない物で古代の樹木について九州の地形から倭国を考える。を紹介しましたが、もう一つ、日本の火山と温泉について、九州と近畿を比較してみます。の様に西日本に限ると九州は火山地帯近畿には、火山が無い事がわかります。これは、現在でも2000年前でも変わっていない事実でしょう。温泉でみても、九州北部では武雄温泉、嬉野温泉などから、別府の地獄温泉などがあります。しかし、魏志倭人伝には、地震、火山、温泉に関する記事が見当たりません。魏志倭人伝に紹介される時代(1~3世紀)には、倭人の生活を変えるような大きな火山活動、地震はなかったようです。温泉についても、古い記述が出てくるのは平安時代位1300年の歴史を持つ武雄温泉や万葉集に出てくる別府温泉です。やはり、弥生時代の人々にとっては、湯けむりを上げる温泉は不...古代の火山・温泉

  • 古代の樹木について

    「魏志倭人伝」、「古事記」など書物からちょっと離れて古代と変わらない物シリーズで九州の地形から倭国を考える。に続いて樹木を考えてみました。ご存知の通り、日本は・南北に2500kmと長く伸びている。・周囲が海である。・山岳、山脈があり、長い川、きれいな水脈がある。・春夏秋冬と四季の変化がある。世界でも稀な環境地代です。これらが、日本の樹木の大きく影響しているようで、日本独特の樹木が多数あります。ネットで検索してみると日本の森林分布が参考になります。西日本低地・・・照葉樹林(樫の木、椎の木、椿類)高地・・・落葉広葉樹林(ブナ、ミズナラ、ケヤキなど)東日本低地・・・落葉広葉樹林(ブナ、ミズナラ、ケヤキなど)高地・・・常緑針葉樹林(松類、シラソビ、コメツガなど)この状況は、現在も2000年前も変わらないでしょう。倭人、...古代の樹木について

  • 「神武東征の神話」必要だったのか。

    一応、神武東征の意味する所の続きになりますが「古事記」「日本書紀」は天皇家の正当性を主張する為に都合よく書かれた歴史書で「古事記」は上巻、中巻、下巻の三つに分かれていて、上巻の部分が・イザナギ、イザナミによる国産みや神産み・天照大神と素戔嗚の誓約・ニニギの天孫降臨・出雲の国造・山幸彦、海幸彦などの日本神話です。最後に神武天皇が、九州日向の土地を出発して、近畿を制圧、奈良(橿原)で初代天皇に即位します。イザナギ、イザナミによる国産み、天孫降臨などは、さすがに天皇家のご先祖様と思われるような壮大で、通常の人間では出来ない様な内容です。天照大神と素戔嗚の兄弟げんかもそうですが、九州日向を出発して近畿を制圧する神武東征の物語は必要だったのでしょうか。考えられる理由は・ご先祖様が九州から移住したことが事実である。・その歴...「神武東征の神話」必要だったのか。

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