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  • 桜の花を見に

    皆さんの、とても綺麗な日本の桜の写真を拝見して、とても懐かしく思っていました。私は、まだ行った事はなかったのですが、ローマのエウル地区(ムッソリーニが1942年に開催予定であったローマ万博の為に開発した地区。しかし戦争のために万博は中止)に、日本の桜があります。1959年に日本政府からイタリアに、2500本の桜の木が寄贈されたそうです。そして、先週に桜の花を見に行ってきました。桜の木は、エウル地区の公園にある、人造湖の周りに植えられています。エウル地区は、古い町並みのローマ中心部とは違った景色です。湖を一周する道は、日本の散歩道(PasseggiatadelGiappone)と名付けられています。日本の散歩道。2500本と聞いていたので、すごく期待していたのですが、育たなかった木が沢山あったようで、その数は少な...桜の花を見に

  • カンノーリ・シチリアー二

    私の住んでいる所でも、桜の花が咲き始めました。桜の花。シチリアに行っていた友人が、シチリア名物のカンノーリ(カンノーロは単数、カンノーリは複数)をお土産に持って来てくれました。カンノーロ・シチリアーノは、薄くのばした生地を金属の筒に巻き、油で揚げ、その中に羊乳のリコッタチーズ、砂糖、チョコチップを混ぜたクリームを詰めたお菓子です。クリームを詰めると、揚げた生地が湿ってしまうので、クリームは食べる前に詰めます。チョコチップ入りのクリーム。カンノーリ・シチリアー二。カンノーリ・シチリアー二

  • ナポリの卵料理 フィロショ

    少し前になってしまいましたが、3月19日は、キリストの養父である、聖ジュセッペ(聖ヨセフ)の日。イタリアは、この日が父の日になります。ゼッポレ(Zeppole)。ナポリ地方で、父の日に食べられる、揚げたシュー生地にカスタードクリーム、サクランボのシロップ漬けを載せたお菓子。ナポリの卵料理、フィロショ(Filoscio)を作りました。フィロショは、ナポリの家庭料理で、卵焼きとオムレツの中間のような料理です。手軽にできて、おつまみにも最適な料理です。材料は、卵、塩、コショウ、小さく切ったモッツァレラチーズ(又はとろけるチーズやピザ用のチーズ)です。お好みでハムやソーセージ等を加えても美味しく出来ます。ボウルに卵を割って入れ、塩、コショウをしてかき混ぜます。フライパンにオリーオイルを入れ中火で温めます。オリーオイルが...ナポリの卵料理フィロショ

  • ウサギのポルケッタ

    ポルケッタといえば、中部イタリアでよく食べられる、仔豚の丸焼きですが、マルケ州には、ウサギのポルケッタ(Coniglioinporchettaコニーリョインポルケッタ)という料理があります。ウサギの肉は、内側から骨を外します。腿と腕の肉を切り、小さく切って全体が平らになるように並べます。塩、黒コショウをします。みじん切りにしたニンニク、野生のフェンネル、ローズマリーをのせます。小さく切ったウサギのレバー、腎臓、心臓をのせます。調理用のタコ糸で縫い合わせます。さらにタコ糸で縛って形を整えます。オリーブオイルを表面に塗って、130度のオーブンで1時間30分程焼きます。焼きあがったウサギのポルケッタ。切ってお皿に盛りつけます。ウサギのポルケッタ

  • サルデーニャのパスタ、マッケローニ・ディ・ブーサ

    今年のパスクア(復活祭)は、4月17日。スーパーに行くと、パスクアに食べる、卵チョコが沢山並んでいました。卵チョコ。マッケローニ・ディ・ブーサ(Maccheronidibusa)は、サルデーニャ州のパスタです。ブーサと呼ばれる、サルデーニャで昔から使われている、編み物に使う、編み棒を使ってパスタを作ります。セモリナ粉、水、塩で作った生地を棒状にして切り、丸めます。両端を摘まんで、棒に巻き付けます。掌で、棒を転がしながら、パスタを伸ばします。本来は10㎝程の長さにするのですが、今日は短めにしました。棒からパスタを引き抜きます。マッケローニ・ディ・ブーサ。サルデーニャでは、豚肉やサルシッチャ等の肉のソース、キノコを使ったソース、ニンニクとトマトのソース等で和えるそうです。ミートソースで和えたマッケローニ・ディ・ブー...サルデーニャのパスタ、マッケローニ・ディ・ブーサ

  • あんずの花

    10日程前から、あんずの花が咲き始めていました。しかしその後、気温が氷点下近くになってしまいました。去年も同じ様な気候の変化で、実がなりませんでした。少し心配です。咲き始めていたあんずの花。久しぶりにグーラッシュ(グーラッシュの作り方)を作りました。グーラッシュ。あんずの花

  • リボッリータ

    スーパーでカーボロネロを買いました。カーボロネロ。カーボロネロは、トスカーナ州特産の野菜で縮れていて、球状にならないキャベツです。訳すと黒キャベツ。黒というより濃い緑色をしています。葉は硬めで、火を通すと甘みが出ます。スープにする事が多い野菜です。カーボロネロを使った有名なトスカーナ料理、リボッリータ(Ribollita)を作りました。リボッリータは、余ったミネストローネに硬くなったパンを入れて煮込んだスープです。Ri=再び、という接頭辞とbollita=煮た、という意味になります。農家の人が、仕事に出かける前に、余ったミネストローネと硬くなったパンを入れた鍋を、暖炉の隅に置いて仕事に出かけ、帰った頃にスープが出来ている、という話を聞きました。カーボロネロと白いんげん豆は必須のようですが、他の野菜は好みの物でよ...リボッリータ

  • アーモンドの花

    近所にあるアーモンドの木に、沢山花が咲いていました。アーモンドの花。久しぶりにウサギの煮込みを作りました。スーパーでは、普通にウサギの肉を売っています。ウサギの肉。厚手の鍋に、オリーオイル、ニンニク、ケーパー、アンチョビ、月桂樹の葉、タコ糸で縛ったローズマリー、セージを入れて熱します。ウサギの肉を加えて表面に焼き目をつけます。白ワインを注ぎ、アルコール分を十分にとばします。お湯を少し加え、塩、コショウをします。水分が減ってきたらお湯を適宜加えながら、肉が柔らかくなるまで煮込みます。仕上げに黒オリーブを入れて出来上がりです。ウサギの煮込み。アーモンドの花

  • フェットゥチーネ

    スーパーに並んでいた新商品のパスタ。ウンブリア州のノルチャという町にある小さなパスタメーカーのパスタです。色々な種類のパスタがありましたが、フェットゥチーネを買いました。小麦粉はセナトーレ・カペッリという品種です。この小麦は1915年に発表された硬質小麦で、高さが150cm程になり、雨や風に弱いのですが、品質が良くて収穫量も多いので、多い時にはこの小麦の割合が60%迄になったそうです。しかし戦後、背が低く収穫量の多い品種が開発されて、セナトーレ・カペッリは衰退してしまいました。しかしセナトーレ・カペッリは、背が高く根がしっかり張るため、雑草が少なく有機栽培に向き、もともと品櫃が高いので再注目し始めているようです。このメーカーも有機栽培のセナトーレ・カペッリと有機飼料で育てられた鶏の卵でパスタを作っています。値段...フェットゥチーネ

  • バレンタインデー

    2月14日はバレンタインデーでした。バレンタインデーの発祥の地はイタリアです。イタリアではサン・ヴァレンティーノ(SanValentino)又はフェスタ・デッリ・インナモラーティ(Festadegliinnamorati恋人たちの記念日)といいます。イタリアでは、愛する者同士が、この日良い一日を過ごす事が出来れば、良い一年になる、と言われています。日本とは違い、男性が贈り物を送ることが多いみたいです。名前の由来になったヴァレンティーノは、古代ローマ時代のキリスト教の聖職者でした。いくつかの愛を取り持つ逸話があるようです。そして269年頃に、キリスト教を捨てなかったために捕らえられて、2月14日に処刑されてしまったそうです。その後弟子たちによって、生まれ故郷のウンブリア州テルニの町に運ばれ、埋葬されたそうです。そ...バレンタインデー

  • ストラッチャテッラ

    ブッラータ(Burrata)チーズは、プーリア州のフレッシュなチーズです。モッツァレラチーズがまだ熱いうちに薄く広げ、袋状にして、その中に細く裂いたモッツァレラチーズと生クリームを詰めたチーズです。その中身だけのチーズをストラッチャテッラ(Straciatella)といいます。細く裂いたモッツァレラチーズと生クリームで出来たストラッチャテッラ。ほんのり甘味があり、バターの風味がします。モッツァレラチーズがトロっとします。そのまま食べる他に、出来上がったピザにのせたり、パスタに和える等、色々な使い方があります。今回は、トマトとアボカド、ストラッチャテッラをパンにのせていただきました。トマトとアボカドを小さく切って、塩、オリーブオイルでしばらくマリネします。切ったパンの上にのせます。ストラッチャテッラをのせて、オリ...ストラッチャテッラ

  • コルティーナ・ダンペッツォ その4

    コルティーナ・ダンペッツォの記事も、今回が最後になります。ミズリーナ湖から戻って、コルティーナ・ダンペッツォの町のメインストリートを歩きます。メインストリートは歩行者天国になっていて、有名なブティックが沢山あります。市庁舎。翌日のお昼頃にコルティーナ・ダンペッツォの町を後にしました。そして向かったのは、ヴェネツィアの北東、40km程の所にあるイェーゾロ(Jesolo)。イェーゾロは、イタリアでも最大のビーチのひとつがあります。その長さは15km。イェーゾロのビーチ。久しぶりに海を見ました。町にあったクリスマスの頃に毎年作られるという、巨大な砂のアート。1500トンの砂が使われているそうです。クリスマスの時期は町も賑わっていたそうですが、私が行った時には、ほとんどのお店は閉まっていて、ひっそりとしていました。イタ...コルティーナ・ダンペッツォその4

  • コルティーナ・ダンペッツォ その3

    コルティーナ・ダンペッツォの3日目です。昼食は、町から2km程離れたレストランでしました。到着したレストラン。ホテルもあるそうです。この辺りは雪が多く残っています。この日も外で食事でした。皆、外で食事をしていました。しばらくすると、外の席は満席になっていました。レストランにはランボルギーニ・ウラカンSTOが展示されていました。フェラーリはたまに見かけるのですが、ランボルギーニの車は、イタリアでも殆ど見た事がありません。カルチョーフィ(アーティーチョーク)、梨、地元のペコリーノチーズのサラダ。オレンジのモスタルダ(フルーツをマスタード風味のシロップに漬けた物)のドレッシング。この地方の名物料理、アンペッツァーナ風のラヴィオリ(ビーツの詰め物のラヴィオリをバターで和えて、ケシの実をかけた料理)。豚のすね肉のオーブン...コルティーナ・ダンペッツォその3

  • コルティーナ・ダンペッツォ その2

    2日目のお昼。コルティーナ・ダンペッツォの町から15km程離れたレストランに昼食に行きました。距離はあまり遠くはないのですが、カーブの多い県道を走るので30分位かかりました。道を進んで行くと、辺りが雪で白くなってゆきます。辺りには何もありません。目的のレストランがポツンとあります。車は結構止まっていました。レストランの周り。テラスで食事をしました。気温は-4℃でしたが日差しが強く、寒さはあまり感じませんでした(足先は冷たくなりました)。標高は2175メートル。カルボナーラをアレンジした、パンチェッタ、卵、黒コショウのパスタ。鹿肉のグーラッシュとポレンタのムース。デザートは、リンゴのシュトゥルーデルとヴァニラクリーム。コルティーナ・ダンペッツォその2

  • コルティーナ・ダンペッツォ その1

    ヴェネト州ベッルーノ県にある、コルティーナ・ダンペッツ(Cortinad'Ampezzo)に行ってきました。ドロミテ渓谷にあるコルティーナ・ダンペッツは、周りを高い岩山で囲まれています。ここを拠点にして、夏は登山やハイキング、冬はウィンタースポーツの拠点として賑わうリゾート地です。ヴェネト州に入った辺りで、お昼ご飯を食べる事にしました。ここから目的地までは、まだ2時間位かかります。北イタリアに向かうと、私が住んでいる中部イタリアとは建物の形が変わってきます。ヴェネト州名物のバッカラ・マンテカート(茹でた干し鱈をフードプロセッサーにかけ、オリーブオイルを少しずつ加え、ペースト状にした料理)。焼いたポレンタの上にのっています。野菜のオーブン焼き。イカのフライは皆で分けました。食事が終わってコルティーナ・ダンペッツォ...コルティーナ・ダンペッツォその1

  • ご近所のお家の庭のミモザに、花が咲き始めました。ミモザの花。あまり一般的ではありませんが、イタリアでも鰻を食べます。海のウナギが捕れる所や、養殖をしている湖の付近等です。特にクリスマスの時期には、お魚屋さんでも見かけるようになります(そのほかの時期は見かけません)。一部の地域ではクリスマスイブ(キリスト教の人は、この日に肉を食べない習慣があります)の日に鰻料理を食べるそうです。イタリアでは鰻は生きたまま売っています。日本の鰻よりも大きめです。食べ方も、日本の様におろしたりすることはありません。皮を剝いでぶつ切りにして、炭火やオーブンで焼いたり、煮込みにします。鰻のトマト煮込み。ウナギは皮を剥いでぶつ切りにして、沸騰したお湯に塩、ワインビネガー、月桂樹の葉と共に数分煮ます。鍋にオリーオイル、ニンニクのみじん切り、...鰻

  • ミラノ その3

    ミラノの記事もこれが最後になります。4日目、お昼前にチェックアウトをして帰路につきます。お昼頃にボローニャ付近だったので、ボローニャでご飯を食べる事にしました。向かった先は、ボローニャの町から15分くらい離れた、県道沿いにあるレストラン。創業は1968年だそうです。入り口を入って右に行くと客室になります。客室。黒板にワインのメニューが書いてあります。食後酒が沢山あります。料理を注文すると、かごに入ったパンを持って来てくれて、好きな物を選びます。1種類ずつお願いしました。突き出しに、サービスの人が、盗んだパンです。と言って持って来てくれた、パンにボローニャ風ミートソースがのったパン。不思議に思って、何故盗んだパンというのか聞いてみました。厨房で、ミートソースを煮込んでいる時のを見て、少しお腹が空いた時に、ソースを...ミラノその3

  • ミラノ その2

    ミラノ2日目は、夕方まで仕事をして、ホテルに戻りました。ホテルに、ドリンクとおつまみの券が付いていたので、夕食前にラウンジに行きました。私の好きなネグローニ(カンパリ、ジン、ベルモットで作るフィレンツェ発祥のカクテル)を注文しました。最初のおつまみ。そしてフォカッチャ、ポルケッタ、チーズの盛り合わせ。そして食事に出かけました。ホテルの近くにあるレストラン。ショーケースに沢山のお肉が並んでいます。軽食を食べてあまり時間が経っていないので、あまりお腹もすいていませんでした。せっかくミラノに来たので、ミラノ風カツレツを注文しました。人の顔位の大きさです。皆で分けていただいた2品。焼いたサフランリゾットとポルチーニ茸。リブアイステーキ。チョコレートフォンデュ。アイスクリーム。3日目は、午後からサン・シーロスタジアムへ。...ミラノその2

  • ミラノ その1

    3泊4日でミラノに出張をしてきました。午後4時頃にミラノに着いて、仕事の打ち合わせをしました。その後ホテルにチェックイン。午後9時頃に食事に出かけました。レストランの近くは、閑散としていました。その日行ったのは、魚料理専門のレストランでした。ドアを入るとすぐに魚が沢山陳列されています。ウニ。ヒメジ。赤海老。スズキ。黒鯛。カンパチ。生け簀には青いオマール海老。店内。生牡蠣。マッシュポテトとマグロのタルタル。スズキの刺身。カンパチとアボカド。アサリのスパゲッティ。メインは、スズキの塩釜焼。テーブルの脇に運ばれ、アルコールをかけて火をつける演出がありました。そしてサービスの方が、手際よく取り分けてくれます。スズキの塩釜焼。付け合わせの野菜。デザートはピーナッツのムースが入ったチョコレート。次回に続きます。ミラノその1

  • ベファーナ

    年が明けたと思ったら、あっという間に6日になってしまいました。大変遅くなってしまいましたが、皆さま、あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。今日6日は、公現祭(東方の3博士が誕生したキリストを訪問し、キリストが、公に現われた事を記念する日)です。そしてベファーナ(Befana)の日でもあります。ベファーナはイタリアに伝わる魔女のおばあさんで、一年間良い子であった子供にはお菓子を、悪い子であった子供には炭を、箒にのって子供たちに届けます。子供たちは5日の夜に、暖炉や窓際に靴下を置いて、ベファーナを待ちます。こちらは卵白、砂糖、食用炭で作った、炭に似せたお菓子。会社の社長から、ベファーナをいただきました。袋の中には、私の好きなリンドールが入っていました。この日が過ぎると、クリスマスツリーや電飾が...ベファーナ

  • 忘年会

    イタリアには忘年会という言葉はありませんが、クリスマスの頃になると、会社の食事会や友人達と食事会をする事があります。クリスマスの前の週に、同僚たちと食事をしに行きました。行ったのは友人がやっている、ローマ県北部の町、サントレステ(Sant'Oreste)にあるレストラン。天井から大きなツリーがぶら下がっています。最初はフランチャコルタのスプマンテ。干し鱈のフライから始まりました。モルタデッラハムとモッツァレラチーズのピザ。サーモンとイワシのマリネ。クリームチーズのパイ。ムール貝のソテー。シーフードサラダ。エビフライ。茹でて裏漉しした干し鱈とジャガイモに、ニンニク風味のオリーブオイルを練りこんで作るバッカラ・マンテカート(Baccalàmantecato)のクロスティーニ。イワシ、タマネギ、松の実のマリネ。スズキ...忘年会

  • クリスマス

    村の小さな広場に、今年から飾られた電飾のクリスマスツリー。イタリアのクリスマスは、家族や親戚の人達が集まってお祝いをします。一部のレストランやバールを除いて、お店は休業しています。町もひっそりとしています。そしてクリスマスのお昼にご馳走を食べます。メニューは地域や、それぞれの家庭で決まっているようです。開いているレストラン(そのほとんどは家族と過ごすために、夜は休業)も、この日はクリスマスの特別メニューになることが多いです。クリスマスのお昼に、友人とその家族や親戚の人と一緒にレストランで食事をしました。クリスマス用のテーブルセッティング。お店は満席でした。皆さん家族の人と来ているようでした。メニューは決まっていて(アレルギーや食べれない物がある人は変えてもらえます)、すべての人が来店して食事が始まりました。最初...クリスマス

  • クリスマス・イブ

    日本はもう25日になっていますが、時差のあるイタリアは未だクリスマス・イブです。キリスト教徒の人が多いイタリアでは、24日の日には肉料理を食べない習慣があります(魚、チーズ、卵は食べてもいいそうです)。昔は断食をしたり、スープ等の粗食で済ましていたそうです。現在では気にしない人も増えているようですが、この日には魚料理が食卓に並びます。私はキリスト教徒ではありませんが、毎年皆にならって肉料理は食べないようにしています(うっかり食べてしまった事もありましたが)。今日は、久しぶりに村の教会に行きました。村の広場。小雨が降った一日でした。教会へ続く道。入口。教会の中。プレセピオ(キリスト降誕の場面をミニチュア模型などで再現したもの)がありました。キリストは未だ降誕していないので、まだ置いてありません。そして今夜作ったお...クリスマス・イブ

  • ローマのビストロ

    用事があってローマに行ってきました。八百屋さんの店先には、旬の野菜や果物が沢山並んでいます。プンタレッレ。カルチョーフィ。ミカン。そして、ビストロで食事をしました。小さなお店で、店内には3テーブル位しかありません。店の前の歩道にテーブルが並んでいて、皆そこで食事をしています。人気のお店のようで、満席でした。ヒーターがいくつかあって、寒くはありません。黒板に書かれたメニュー。品ぞろえ豊富です。注文をすると、パン、オリーブオイルに加え、唐辛子風味とバジル風味のオリーブオイルを持って来てくれます。(写真がボケています)トスカーナ州の赤ワイン、ロダーノ。大きなオリーブ。フィノッキオ(フェンネル)のグラタン。ストラッチャテッラ(ブラータチーズの中身の部分)と生ハムのピザ。ロバの肉で作ったモルタデッラハムのピザ。ローマ名物...ローマのビストロ

  • 春巻きと小籠包

    スーパーに行くと、今迄売っていなかった、春巻きと小籠包が売っていました。小籠包は、豚肉の物とイカとエビの2種類が置いてありました。この手の商品は、後で後悔するので買ってはいけないのですが、やっぱり買ってしまいました。しかも春巻きと2種類の小籠包。大人買いです。値段はどれも1パック420円位でした。春巻き。豚肉の小籠包。イカとエビの小籠包。春巻きはフライパンで焼きました。皮はパリッと焼けたのですが、中身がもったりとして、私の好みではありませんでした。2種類の小籠包は、フライパンで蒸し焼きにしました。肉の小籠包。イカとエビの小籠包。日本で何度か食べた小籠包は、皮の内側にスープが入っていたのですが、これらの物は、スープは無しでした。でも味は悪くなかったので、餃子と思って食べれば、たまにはいいかな、と思いました。今日の...春巻きと小籠包

  • 送別会

    同僚が退職するので、近くの町のレストランで送別会をしました。クリスマスが近づいて町には電飾が飾られ始めました。都市の大通りでは派手な電飾が灯されることがありますが、普通の通りは何処の町でも同じようなチョットしょぼい電飾です。送別会が行われるレストランは、一度行ってみたかった所で、初めての訪問でした。モダンなレストランです。パン。前菜は予め注文していたそうです。ズッキーニとミントのゼリーとトマトのムース。ブラータチーズ。豚の肩肉の生ハム。レモン風味のライスコロッケ。バッカラ(干し鱈)のフライ。カリフラワーのフラン、ペコリーノチーズのソースとグアンチャーレ。イカと野菜の天ぷら。前菜の後は各自好きな物を注文しました。私は、タコのグリルとパンツァネッラ(パンと野菜のサラダ)のピュレ。そして、マリネした豚肉の肩ロースをい...送別会

  • プンタレッレ

    プンタレッレ(Puntarelle)は、チコリの仲間、カタローニャという野菜の花茎の部分です。私の好きな野菜なのですが、下ごしらえに手間がかかるのです。プンタレッレの下ごはこちら。スーパーに行くと下ごしらえしたプンタレッレが売っていました。プンタレッレ。ローマ風の食べ方、オリーブオイル、ワインビネガー、塩、黒コショウ、つぶしたニンニク、アンチョビでドレッシングを作り、プンタレッレに和えます。少しほろ苦く、シャキシャキして美味しいです。プンタレッレ

  • モエーケ

    モエーケ(Moeche)は、ヴェネツィアの潟(LagunadiVenezia)で捕れる、脱皮したてで、甲羅がまだ柔らかい蟹です(ソフトシェルクラブ)。4月から5月と、10月から11月の短い間にしか見つからない、とても希少な食材です。モエーケ。小麦粉をつけて揚げます。ヴェネツィアでは、生きたモエーケを卵液にしばらく漬け、卵液を沢山吸ったモエーケに、小麦粉をつけて油で揚げる食べ方があるそうです。モエーケ

  • 黒豚のルガニカ

    スーパーで見つけた黒豚のルガニカ(Luganica)。新しい物を見ると、つい買ってしまいます。黒豚のルガニカ。ルガニカは、普通のサルシッチャよりも細くて長い物。フライパンで焼いていただきました。つい買ってしまう物は、ハズレる事が多いのですが、これは大当たりでした。ジューシーで塩加減も程よく、とても美味しかったです。今年初めてのパネットーネ。黒豚のルガニカ

  • ヴェッレトリのレストラン

    ヴェッレトリのレストラン、ベニート・アル・ボスコ(BenitoalBosco)に行ってきました。ヴェッレトリ(Velletri)は、ラツィオ州・ローマ県南東部にある町です。このレストランは、お魚料理で有名なお店です。ホテルも併設されています。こちらはレストラン側の入口。通路を通ってレストランに入ります。このレストランは、かなり大きく4つ程の客室があります。入口の横にショウケースがあります。沢山のポルチーニ。お魚も並んでいます。スカンピ。スズキ。タイ。有名人の写真も沢山貼ってありました。パン。最初に揚げ物がサービスされました。アーティーチョーク。モッツァレラチーズ。玉ねぎとズッキーニ。小イカとエビ。そして前菜は、生の魚介類で始まりました。アーティーチョークのサラダとオンブリーナ(ニベ科の魚)のマリネ。車海老。スカ...ヴェッレトリのレストラン

  • イタリアのお菓子 ブッチェッラート

    ブッチェッラート(Buccellato)は、トスカーナ州・ルッカのお菓子です。シチリアにも同じ名前のお菓子があります。シチリアの物はフロッラ生地(タルト生地のひとつ)に乾燥いちじく、レーズン、ナッツ、オレンジの皮等を沢山詰めて焼いたドーナツ型のお菓子ですが、ルッカのブッチェラートは、小麦粉、砂糖、牛乳、ビール酵母、アニスシード、バター、卵を練って焼いたお菓子です。こちらも元はドーナツ型をしていたそうですが、持ち運びにも便利なように、細長い形になっていったそうです。ブッチェラート。見た目はパンみたいです。このお菓子を食べた時に、何か懐かしい味がしました。その時は分からなかったのですが、レーズン入りで、ほのかにアニスの香りがするのですが、甘食に似ているのです。シンプルなお菓子なのですが、ついつい手が伸びてしまう不思...イタリアのお菓子ブッチェッラート

  • カンポフィローネのパスタ

    スーパーにクリスマスの時期に食べるお菓子が並び始めました。マルケ州フェルモ県に、人口2000人程の、卵麺のパスタで有名なカンポフィローネ(Campofiline)という町があります。特に極細めんのカンポフィローネのマッケロンチーニ(MaccheroncinidiCampofiloneマッケロンチーニ・ディ・カンポフィローネ)が有名で、IGP(原産地名称保護制度)に指定されています。 パスタ作りの歴史は古く、中世には既にあったそうです。養鶏して産まれた鶏の卵が、大量に余った時に、その卵を使ってパスタを作ったのが始まりのようです。パスタを作って乾燥させれば、長期間の保存も出来て、一年中美味しいパスタが食べれるようになります。幅の広いパスタは、乾燥させると千切れてしまうので、極細に切ってみると千切れなかったので、極細...カンポフィローネのパスタ

  • ブドウ畑の紅葉

    ブドウ畑の紅葉が綺麗です。少し大きめの仔牛のリブステーキを焼きました。フライパンに、オリーオイル、ニンニク、ローズマリーを入れて熱し焼きます。仕上げに粗塩、黒コショウ、オリーブオイルをかけます。付け合わせは茹でたブロッコリー。ブドウ畑の紅葉

  • ポレンタ

    ポレンタは、トウモロコシの粉を熱湯に入れて、焦げ付かないように混ぜながら、煮上げた料理です。北イタリアで多く食べられます。北イタリアの人達を揶揄して、ポレントーネ(ポレンタ食い)と呼ぶときがあります。ヴェネト州に行っていた友人が、お土産にポレンタとサラミを持って来てくれました。ポレンタは、黄色い物が多いのですが、ヴェネト州でポレンタと言えば、白いトウモロコシで作られる白ポレンタ(ポレンタ・ビアンカ)が普通のようです。予め煮上げて真空パックになっている白ポレンタ。スライスしてフライパンで焼きます。ヴェネト州名産のサラミ、ソプレッサ。大型の柔らかめのサラミです。ヴェネト州の人達は、焼いたポレンタをパン代わりにしていただくそうです。ポレンタ

  • ゴルゴンゾーラチーズとキノコのリゾット

    アンズの葉が紅葉しています。アンズの葉。久しぶりにリゾットを作りました。作ったのはゴルゴンゾーラチーズとキノコのリゾット。キノコは、フライパンでオリーオイル、ニンニク、調理用のタコ糸で縛ったローズマリー、月桂樹の葉、唐辛子、スライスした玉ねぎと共に、予め炒めます。お米が半分位に煮えた所にキノコを加えます。お米がアルデンテになったら、小さく切ったゴルゴンゾーラチーズとバターを加えて出来上がりです。ゴルゴンゾーラチーズとキノコのリゾット。ゴルゴンゾーラチーズとキノコのリゾット

  • アンチョビ

    カンパーニャ州・チレントにある小さな村マリーナ・ディ・ピショッタ(MarinadiPisciotta)で、遠い昔にギリシャで行われていた、メナイカ漁法を受け継いで、漁を続けています。漁が行われるのは、4月から7月の間です。メナイカ漁法は、特殊な網を使い、小さなイワシは通り抜け、大き目の物だけが網に残ります。網がエラに引っ掛かり、もがいたイワシは出血をして、血抜きをされた状態になります。それを一匹ずつ手作業で取り外します。その時に内臓も取り除かれるので苦みも少なく繊細な味になります。そして漁港に戻り、直ちに塩水で洗い塩漬けされます。手間がかかり、漁獲量も減り、今では漁をする船は7隻ほどしかないそうです。スローフード協会でも、消滅の危機にひんした食品プレシディオに指定されています。アリーチ・ディ・メナイカ(Alic...アンチョビ

  • ローマ

    イタリアは、11月1日は諸聖人の日(TuttiiSantiすべての聖人と殉教者を記念する日)で祝日でした。そして今日2日は、祝日ではありませんが死者の日(すべての死者を記念する日)です。この日には、多くの人がお墓参りをするそうです。先日、仕事でローマに行ってきました。ローマに来たのは一年ぶりです。ローマの町。最近少し寒くなってきたので、ジャガイモとチーズの煮込みパスタ(Pastaepatate)を作りました。ジャガイモとチーズの煮込みパスタ。作り方はこちら。ローマ

  • イタリアは、9月の下旬から翌年の1月までの間、狩猟が認められています。期間内でも、狩猟を出来る日や時間帯、動物の種類によって、捕ることの出来る日が定められています。鳥類には、期間内で捕ることの出来る数を決められている種類もあります。友人が射止めた猪をポルケッタ風に調理しました。使ったのは肩肉。骨を外して広げて、肉が厚い所には切れ目を入れます。肉に塩、ニンニクのみじん切り、コショウを擦りこみます。刻んだ野生のフェンネルの葉、花をたっぷりのせます。切れ目を入れた部分にも詰め込みます。この時期野生のフェンネルの花が沢山咲いています。肉の両端を合わせて、調理用のタコ糸で縫い合わせ、形を整えるため回りを縛ります。塩漬けしたラードをローズマリー、ニンニクと共にフードプロセッサーにかけて、クリーム状にした物を塗り、最初は18...猪

  • イタリアのお菓子 トルタ・バロッツィ(Torta Barozzi)

    トルタ・バロッツィは、サクランボでも有名なエミリア・ロマーニャ州モデナ県にあるヴィニョーラ(Vignola)という町で誕生しました。1887年にお菓子屋さんを開店したエウジェニオ・ゴリーニさんは、毎日のようにお菓子の試作をして、遂に完成させたのがトルタ・バロッツィだそうです。最初はトルタ・ネーラ(Tortanera黒いケーキ)という名前だったそうですが、ヴィニョーラ出身の有名な建築家ヤコポ・バロッツィの400年の誕生祭を機に、彼の苗字を冠しパスタ・バロッツィ、そして現在のトルタ・バロッツィになりました。現在は、エウジェニオさんのお孫さんが経営を引き継いでいます。原材料は砂糖、卵、ダークチョコレート、ローストしたピーナッツとアーモンド、カフェインレスコーヒー等で作られています。原材料は公開されていますが、配合や作...イタリアのお菓子トルタ・バロッツィ(TortaBarozzi)

  • オリーブオイル

    友人から、今年採れたオリーブで作った、搾りたてのオリーブオイルをいただきました。私の住んでいる辺りは、今年はオリーブが不作の所が多く、収穫しない所もあるようです。他の所では、少し前から収穫が始まったようです。今年初めての、新オリーブオイル。新オリーブオイルが来た時に、必ずいただくオリーブオイルをたっぷりかけたブルスケッタ。毎年の楽しみのひとつです。トスカーナ地方では、フェッタ=一切れと、ウンタ=油を塗ったという言葉を繋げた、フェットゥンタ(Fettunta)と呼ばれています。オリーブオイル

  • 白トリュフ

    今年も白トリュフの季節がやってきました。白トリュフ。今日のパスタはアサリとアスパラガスのオレッキエッテ。白トリュフ

  • タマネギのお祭り

    ウンブリア州・ペルージャ県にあるカンナーラ(Cannara)は、美味しいタマネギが採れる人口4300人程の小さな町です。毎年9月には、この村でタマネギのお祭りが開催されています。しかし、去年と今年は、新型コロナウイルスの為に、中止になってしまいました。でも今年は、飲食を提供する施設だけ、9月の週末に営業をすると聞いて、最終日の26日に行ってきました。通常は夜店も沢山出ているのですが、町はひっそりとしていました。屋外にも席はありましたが、屋内に入るには、ワクチンの接種証明書を提示しなければなりません。1テーブルに同居人以外は6人迄しか座る事は出来ません。外食をするのは1年ぶりです。テーブルに着くと、メニューが書かれた紙のランチョンマットとナイフ、フォーク、ナプキンが入った袋が配られます。メニューも席数も減っていま...タマネギのお祭り

  • 小さなイカ セピオーラ

    セピオーラ(Sepiola)は、コウイカ目の小さなイカです。オッキォ・ディ・カンナ(Occhiodicanna)とも呼ばれます。体長は4cm程で、下処理はしないで、そのまま調理します。フライにしたりパスタやリゾットに使ったりします。オリーブオイル、みじん切りにしたニンニクとフレッシュトマト、ブラックオリーブ、唐辛子でソースを作ります。フライパンにオリーブオイル入れて熱し、セピオーラを入れ、手早く炒めます。器にソースを入れて、セピオーラを盛り付けます。セピオーラ。セピオーラとトマトソース。小さなイカセピオーラ

  • トラ―パ二風ペースト

    トラ―パ二風ペースト(Pestoallatrapaneseペ―スト・アッラ・トラパネーゼ)は、シチリアの西部、トラ―パ二の料理です。オリーブオイル、バジル、トマト、アーモンド、ペコリーノチーズ、トラ―パ二周辺で栽培される赤ニンニクを使って作られます。トラ―パ二風ペーストは、国の伝統食品(PAT)に指定されているので、原材料によって、シチリア風ペースト等の名で売っています。今回買ったのも、シチリア風の赤いペーストが商品名でした。シチリア風の赤いペースト(ペースト・ロッソ・アッラ・シチリアーナ)。4人分で、約550円。原材料は、トマト18%,アーモンド12%,ジェノヴァ産バジルDOP8,7%,グラーナ・パダーノDOPチーズ9,5%,塩,ニンニク,オレガノ,マジョラムです。ペースト・トラパネーゼは、ブジアーテ(Bus...トラ―パ二風ペースト

  • オリーブの実

    オリーブの実が大きくなってきました。でも今年は、私の住んでいる辺りでは、不作のようです。オリーブの実。ブドウの収穫が始まりました。今日のパスタは、小さなミートボールのリガトンチー二(小さなリガトーニ)。オリーブの実

  • カルネ・サラーダ(Carne salada)

    カルネ・サラーダは、北イタリア、トレンティーノ=アルト・アディジェ州のトレンティーノ地方の特産品です。牛肉のモモ肉に、塩を擦りこみ、コショウ、ニンニク、セージ、ローズマリー、月桂樹の葉、ネズの実等と共に容器に入れて、肉の大きさによって2週間から1か月程マリネした物です。カルネ・サラーダ。薄く切って、そのままいただきます。とろける様な柔らかさです。薄切りにしたカルネ・サラーダをさっと焼く食べ方もあるそうです。カルネ・サラーダ(Carnesalada)

  • 赤毛の牛の牛乳で作ったパルミジャーノ・レッジャーノチーズ

    日本でもお馴染みのパルミジャーノ・レッジャーノチーズ。その中でも赤毛の牛の牛乳で作られた物があります。赤毛の牛からは、質の良い牛乳が採れるそうです。ただ赤毛の牛の数が少ないそうで、生産数も少なく希少なチーズです。イタリア語でParmigianoReggianodiVaccheRosse(パルミジャーノ・レッジャーノ・ディ・ヴァッケロッセ)と呼ばれています。ヴァッケは牛、ロッセは赤という意味です。24ヶ月以上熟成の赤毛の牛のパルミジャーノ・レッジャーノチーズ。赤毛の牛の牛乳で作ったパルミジャーノ・レッジャーノチーズ

  • アブルツッオ州のサラミ、ヴェントリチーナ

    前回の続きです。アロスティチーニの他にも、アブルツッオ州から持って来てくれたお土産です。ヴェントリチーナ(Ventricina)は、アブルツッオ州のサラミで、豚肉、赤ピーマンの粉末、唐辛子、塩コショウ、フェンネル等で作られた大きめのサラミです。友人が持って来てくれたヴェントリチーナは、テラモ県の物で、他の地域で作られたサラミとは違い、ペースト状になっているのが特徴だそうです。テラモ県のヴェントリチーナ、ヴェントリチーナ・テラマーナ(Ventricinateramana)。豚肉、塩、白と黒コショウ、オレンジの皮、ローズマリー、唐辛子で作られています。ペースト状にした物を、豚の膀胱や胃に詰めて熟成するそうですが、瓶詰めでも売られています。パンに塗って食べたり、パスタのソースとして使います。イタリアのフラットブレッド...アブルツッオ州のサラミ、ヴェントリチーナ

  • アロスティチーニ

    連休で、アブルツッオ州の実家に帰っていた友人が、アロスティチーニを持って来てくれました。アロスティチーニ(Arrosticini)は、アブルツッオ州の名物で、羊の肉の串焼きです。アロスティチーニ。1㎝角ほどに切った羊の肉が、串にさしてあります。フォルナチェッラ(Fornacella)という、専用の器具で炭焼きにします。焼かれているアロスティチーニ。香ばしい匂いが立上ります。出来上がったアロスティチーニ。味付けはシンプルに、お塩だけで。とても美味しくいただきました。アロスティチーニ

  • ペペリータ(Peperita)

    ペペリータは、トスカーナ州・リヴォルノ県のビッボーナ(Bibbona)にある、唐辛子の栽培と、唐辛子や唐辛子を使った製品を販売している会社です。女性のリータさんがオーナーをしています。彼女のお父さんは、同じ町でオリーブ農園をしています。唐辛子に恋をしたリータさん(彼女には数回あったことがあるのですが、何をきっかけに、唐辛子に夢中になったのか聞いていません。もし今度会ったら是非聞いてみたいと思っています。)は、2003年に2ヘクタールの土地に、600本の唐辛子を育て始めたそうです。現在は、8万本、40種類のオーガニックの唐辛子を栽培するようになりました。粉末の唐辛子、唐辛子のペースト、唐辛子入りオリーブオイル、ドルチェ等それぞれ辛さの違う製品を作っています。粉末の唐辛子。現在発売されているのは17種類。数字が大き...ペペリータ(Peperita)

  • ポルチーニとアンズタケ

    ポルチーニとアンズタケが出回り始めました。イタリア産は未だで、どちらもルーマニア産です。ポルチーニ。アンズタケ。今日は久しぶりにプロシュットコット(プロシュットコットについてはこちら)をいただきました。ポルチーニとアンズタケ

  • 誕生日

    先日は職場の同僚の誕生日でした。イタリアでは、自分の誕生日の日に、ケーキやお菓子をご馳走したり、バール等に行くと、何かをおごってくれたりします。また50歳等、節目の誕生日には、レストランや家でパーティーをする人もいます。日本で人気のマリトッツォもありました。今日のパスタは、アサリとズッキーニのリングイーネ。誕生日

  • グリーンパス

    2回目のワクチンを接種しました。イタリアは、12歳以上の人は、8月6日以降、グリーンパス(少なくとも1回ワクチンを接種している、感染から回復している(6ヶ月有効)、48時間以内のPCR検査又は抗原検査で陰性であるのいずれか)がなければ、屋内の飲食店、スポーツイベント、プール、博物館等に入ることが出来なくなります。違反をした人と施設所有者には、約52000円から約130000円の罰金が課せられます。反対する人もいるようですが、この事が発表されて、ワクチンの予約が急増したそうです。2回目のワクチンを接種した翌日に、メッセージが送られてきて、書いてあるウェブサイトで必要事項を入力すると、グリーンパスがダウンロードできます。グリーンパスの表紙。印刷をして、四つ折りにして携行します。ワクチンのタイプ、接種回数、接種した日...グリーンパス

  • トマトとバジルのニョッキ

    車で1時間程の所にある、知り合いのワイナリーに行ってきました。緑色のブドウの木が綺麗です。ブドウの房が大きくなってきました。来年発売されるワインを試飲させていただきました。久しぶりにニョッキを作りました。フレッシュトマトとバジルのニョッキ。トマトとバジルのニョッキ

  • ひまわり畑

    2週間ほど前に通った時には、まだ腰くらいの高さで、緑色だったひまわり畑。そろそろ咲いているかな。と思い行ってみました。遠くからでも、辺り一面が黄色くなっているのが見えて、嬉しくなりました。あちらこちらにすごく沢山のひまわりが咲いていました。車の止められる所を探して、写真を沢山撮りました。ひまわり畑。今日のパスタは、ラザニア。ひまわり畑

  • パニーノ

    パニーノ(Panino複数形はPaniniパニーニ)は、パンに好みの食材をはさんだ、イタリアの軽食です。サラミ、玉子焼き、アジアーゴチーズのパニーノ。モルタデッラハムのパニーノ。エリンギとトマトの炒め物を作りました。エリンギは縦に5㎜程の厚さにスライスします。トマトは角切りにします。タマネギは薄くスライスします。ニンニク、月桂樹の葉、調理用のタコ糸で縛ったローズマリーを用意します。フライパンにオリーブオイル、ニンニク、ローズマリー、月桂樹の葉を入れて火にかけます。香りが立ってきたらタマネギ、エリンギを入れて炒めます。塩コショウをして、5分程炒めます。トマトを加えて5分程炒めて出来上がりです。エリンギ、タマネギ、トマトの炒め物。パニーノ

  • 今日のごはん

    今日のごはんは、色々な前菜の盛り合わせ。ローストビーフ。牛もも肉の生ハム。生ハムとサラミ。水牛のモッツァレラチーズと、玉ねぎとトマトのピザ。ズッキーニとパルミジャーノチーズの重ね焼き。ソラーナ豆(ソラーナ豆についてはこちら)。2枚の生地を薄くのばして、中にクリームチーズをはさんで焼いたピザ。パスタは、炒めたズッキーニ、黄色と赤ピーマン、タマネギ、バジルペーストで和えたスパゲッティ。今日のごはん

  • ミラノサラミ(Salame Milano)

    日曜日は、イタリアがUEFA欧州選手権で、決勝戦でイギリスに勝ち、53年ぶりに優勝をして、皆大喜びでした。ミラノサラミは、細挽きにした、豚肉と脂身で作られた、大型のサラミです。柔らかくほんのり酸味があります。ミラノが発祥のサラミですが、保護原産地呼称等に指定されていないので、ミラノ以外でも作られています。このミラノサラミもエミリア・ロマーニャ州で作られています。ミラノサラミ。ミラノサラミ(SalameMilano)

  • ひまわり

    今年初めて見たひまわり。今年は咲き始めたのが、少し遅いようです。ひまわり。毎年見るのを楽しみにしています。今日は野菜たっぷりのミネストローネ。ひまわり

  • チコーリアとサルシッチャのリガトーニ ズッキーニの花のソース

    チコーリアは、イタリアでよく食べられる、少し苦みがある、タンポポに似た野菜です。小さく切ってサラダにしたり、下茹でをして、オリーブオイル、唐辛子で炒めて付け合わせにします。ズッキーニの花のソースを作ります。雌しべ(雄しべ)を取り除いて、さっと水洗いをして、千切りにします。鍋にオリーオイル、ニンニク、月桂樹の葉を入れて温め、ズッキーニの花を入れて軽く炒めます。お湯又はスープストックを加えて数分間、中火で煮込みます。塩コショウをします。ニンニク、月桂樹の葉を取り除いて、ハンドブレンダーにかけて裏漉しします。パスタの作り方フライパンにオリーオイル、ニンニクを入れて熱し、ほぐしたサルシッチャを入れて炒めます。下茹でして小さく切ったチコーリアを加えて数分炒めます。茹でたパスタを加えてよく合えます。パスタをお皿に盛り付け、...チコーリアとサルシッチャのリガトーニズッキーニの花のソース

  • カボチャのスープと温泉卵

    ハーブの花が咲いています。バジル。タイム。フィノッキオ(フェンネル)も大きくなってきました。ご近所の方に生みたての卵をいただいたので、カボチャのスープに入れていただきました。カボチャ、タマネギは薄切りにします。鍋にオリーブオイル、月桂樹の葉、ニンニク、カボチャ、タマネギを入れて炒めます。牛乳とお湯(又はスープストック)を半々にした物を、野菜の少し上まで加え、塩コショウをして、弱火で煮ます。カボチャが柔らかくなったら、ニンニク、月桂樹の葉を取り除いて、ハンドブレンダーにかけて漉します。鍋に卵が被る位の水を入れ沸騰させます。沸騰したら火を止めて、お玉にのせた卵を静かに入れて、そのまま12分程待ち、温泉卵風を作ります。あれば温泉卵を使ってください。スープ皿に温めたスープを入れ、卵を割り入れます。仕上げにオリーブオイル...カボチャのスープと温泉卵

  • さくらんぼ

    友人から、さくらんぼを沢山いただきました。友人の実家に沢山なっているそうです。甘くて美味しかったです。今日のご飯は、バジルペーストのリングイーネ。そして、パン粉をつけて、オリーブオイルで焼いたバッカラ(干し鱈)とミックスサラダでした。さくらんぼ

  • 銀鱈とトマトのチェスティーニ

    イタリアは、28日から、対人距離を確保できない等を除いて、屋外でのマスクの着用の義務がなくなりました。最近1週間の、新規感染者の平均も730人程と、かなり減ってきています。アブルツッオ州の、ルスティケーラダブルッツォ社のチェスティーニ(Cestini)。ルスティケーラダブルッツォ社のパスタは、ブロンズ製の型を使い、低温で乾燥させたパスタを作っています。チェスティーニは、小さな籠という意味で、パスタの中にソースが入りやすくなっています。銀鱈とトマトのチェスティーニ。銀鱈とトマトのチェスティーニ

  • 麦畑

    一月程前は、まだ緑色だった麦畑が、黄金色になっていました。麦畑。鶏の手羽肉で、カッチャトーラ(猟師風煮込み)を作りました。作り方はこちら。通常はトマトを入れますが、今回はトマト抜きで作りました。麦畑

  • コロンナータ産のラルド(ラルド・ディ・コロンナータ Lardo di Colonnata )

    ラルドは、豚の背脂の塊をスパイスと共に塩漬けにした物です。中でも有名なのが、トスカーナ州のマッサ=カッラーラ県にある人口300人程の小さな村で作られているラードです。村の周辺は、大理石の産地で有名です。ラルドは、塩、コショウ、ニンニク、ローズマリーと各種スパイスや香草に漬けられて、コンカ(Conca)と呼ばれる大理石で作った容器の中で、6ヶ月から10か月熟成されます。今は高価なコロンナータ産のラルドですが、元は大理石を採石する過酷な労働者達の貴重な食料でした。労働者は貧しい人が多かったそうで、安い脂身を買って、保存性の良い大理石の容器に入れて作ったのが始まりだそうです。ラルドを熟成させる、大理石の容器。これは小さいのですが、実際使われるのは、かなり大きいです。一度見学したことがあります。コロンナータ産のラルド。...コロンナータ産のラルド(ラルド・ディ・コロンナータLardodiColonnata)

  • オリーブの木

    オリーブの木を見てきました。小さな実がつき始めていましたが、ほんのわずかでした。私の住んでいる辺りでは、花もほとんど咲きませんでした。今年は残念な年になりそうです。今日のパスタは、ズッキーニの花とパンチェッタのメッツェマニケ(Mezzemanicheリガトーニの半分の長さのパスタで、半袖という意味)。オリーブの木

  • 1回目のワクチンを接種しました

    今日は文字が少し多めです。イタリアは、新型コロナウイルスの感染者が減りつつあります。最近一週間の平均は約1200人。そして約5割の人が、少なくとも1回ワクチンの接種を受けたそうです。高齢者の人は、ほとんど2回目も済ませている様です。私の住んでいる州では、30代の人も予約ができるようになりました。予約はインターネットでします。納税者番号と保険証が兼用になったカードの番号と携帯電話の番号を入力すると、携帯電話に確認コードが送信されてきます。その番号を入力して送信すると、リストに追加されましたの画面が表示されます。順番が来ると携帯に接種会場と日時、場所、使われるワクチンが送られてきます。私はファイザーでした。そして時間厳守と書いてあります。リンクされているページから注意事項(副反応の事など)や予診票をダウンロードして...1回目のワクチンを接種しました

  • 今日のご飯

    ラツィオ州ラティーナ県のテッラチーナ町名産の、ファベッタという品種のイチゴを頂きました。小粒でとても美味しいイチゴです。頂いたイチゴ。前菜の盛り合わせ。ブレサオラ(牛肉の生ハム)。モルタデッラハム。豚の首肉の生ハム、カポコッロ。小さなモツツァレッラ。イタリアの肉じゃが、スペッツアティーノ。今回は豚のもも肉で作りました。今日のご飯

  • マグロのポルペッテ(Porpette di tonno)

    ポルペッテはイタリアの家庭料理です。ポルペッテといえば、ハンバーグの生地(パルミジャーノチーズを加えることが多い)を丸め、表面を焼いてトマトソースで煮込むのが一般的ですが、魚や野菜で作るレシピも色々あります。今回はマグロで作りました。ミンチにしたマグロに、卵白、みじん切りにしたイタリアンパセリ、レモンの皮、塩コショウをして、よく混ぜ合わせます。小さく丸めて、小麦粉を薄くまぶし、溶き卵をくぐらし、パン粉をつけます。揚げ油で揚げます。サラダと一緒にいただきました。マグロのポルペッテ(Porpetteditonno)

  • アスパラガスとトマトのリングイーネとローマ風トリッパ

    昨日の夕食は、アスパラガスとトマトのリングイーネとローマ風トリッパでした。アスパラガスは、軽く塩茹でにして小さく切ります。トマトも小さく切ります。ニンニク、バジルを準備します。フライパンに、オリーブオイル、ニンニク、バジルを入れて中火でしばらく加熱します。アスパラガス、トマト、塩コショウを加えて5分程煮込みます。茹でたパスタを入れてよく合えます。アスパラガスとトマトのリングイーネ。久しぶりに作ったローマ風トリッパ。作り方はこちらアスパラガスとトマトのリングイーネとローマ風トリッパ

  • 白いんげん豆とビーツの温かいサラダ

    オリーブの木に蕾がついていましたが、今年は少ないみたいです。白いんげん豆とビーツの温かいサラダを作りました。鍋にオリーブオイル、ニンニク、茹でた白いんげん豆、茹でて小さく角切りにしたビーツを入れて炒めます。塩コショウで味を調え、仕上げにワインビネガーを少量加えます。白いんげん豆とビーツの温かいサラダ。パスタは、ズッキーニ、アンチョビのリングイーネ。白いんげん豆とビーツの温かいサラダ

  • オッソブーコとサフランのリゾットのラビオリ

    毎年5月に約3週間かけて、イタリア全土を使って開催される、自転車のロードレース、ジーロ・ディターリア(Girod'Italia)が開催されています。大会のオフィシャルパスタになっているのが、このブログにも何度か登場している、ジョヴァンニ・ラーナ社。それにちなんで、期間限定で新商品を発売しました。イタリアの4つの州の名物料理を具にしたラビオリです。・シチリア州のノルマ風パスタのソースを詰めたラビオリ。・ラッツィオ州のカルボナーラのソースを詰めたラビオリ。・ヴェネト州のバッカラマンテカート(茹でたバッカラ、ジャガイモをフードプロセッサーにかけ、ニンニクと共に熱したオリーオイルを少しずつ加えて、混ぜ合わせた料理)を詰めたラビオリ。・ロンバルディア州のオッソブーコ(仔牛のすね肉の煮込み)とサフランのリゾットを詰めたラビ...オッソブーコとサフランのリゾットのラビオリ

  • ベルギーチコリー

    通りがかった町の教会。最近よく食べるベルギーチコリー。縦半分に切って、塩、オリーブオイルをかけて、予め180℃に熱したオーブンで20~30分程焼きます。生で食べても良いけれど、焼くと甘みが増して、芯の部分はトロっとして、ほんのりとした苦みがあって、とても気に入っています。ベルギーチコリー

  • ブドウの木

    麦畑の緑色が綺麗です。セイヨウニワトコの花。ポピー。知り合いのワイナリーに用事があったので行ってきました。私の住んでいる辺りは、まだあまり気温が上がらず、涼しい5月になっています。その為、まだブドウの花は咲いていないそうです。ブドウの木に蕾はついていました。ズッキーニとズッキーニの花のペンネリガーテ。ブドウの木

  • ズッキーニ

    よく行くスーパーには、有機栽培の野菜や果物を売るコーナーがあります。普通の野菜や果物は、自分で必要な分だけ買う、量り売りなのですが、有機栽培の物は、パック詰めになっています。いくつかの野菜や果物は、そこで買うことにしています。先日、ズッキーニが欲しかったので1パック買いました。その翌日に、ズッキーニを食べようと思って冷蔵庫から取り出しました。パックを見ると、何か違和感がありました。そしてよく見てみると、それはズッキーニではなくて、キュウリでした。あーっ、という声が漏れて、それを見なかった事にして、冷蔵庫に戻しました。よく見て買わなかった自分が悪いのですが、ガッカリです。間違って買ったキュウリ。翌日ズッキーニを買いに行きました。確認して買ったズッキーニ。勿論キュウリも食べなければならないので、トマトとキュウリのサ...ズッキーニ

  • ほうれん草入りの小さなニョッキ、ゴルゴンゾーラチーズとマッシュルームのソース

    絶望のスパゲッティで使った、マッシュルームが残っていたので、これを使って何かを作ろうと思って買い物に行きました。生パスタのコーナーで、ほうれん草入りの小さなニョッキを見つけました。ゴルゴンゾーラチーズも買って、パスタを作ることにしました。ほうれん草入りの小さなニョッキ。箱にチロル地方のレシピ、と書いてあるので、ドイツ、オーストリア、そしてその国境沿いの、南チロル地方で食べられる、シュペッツレ(Spätzle)と思います。シュペッツレ(シュペッツレという時は、野菜は練りこんでいません。他にもカボチャ等が使われるそうです。野菜入りのシュペッツレをイタリアでは、○○のシュペッツレと呼びます)は、小麦粉、卵、塩を使って作られたパスタです。マッシュルームは、薄くスライスします。ゴルゴンゾーラチーズは、小さく切ります。すり...ほうれん草入りの小さなニョッキ、ゴルゴンゾーラチーズとマッシュルームのソース

  • 絶望のスパゲッティ(Spaghetti alla disperata スパゲッティ・アッラ・ディスペラータ)

    絶望のスパゲッティは、ナポリ地方の料理です。同じナポリの料理のスパゲッティ・アッラ・プッタネスカ(Spaghettiallaputtanesca娼婦風スパゲッティ)がこのパスタの元になっているそうです。絶望、という名前がついていますが、料理をしたくない時、時間がない時、材料がない時等でも、保存食やいつもある材料で、すぐに美味しく作る事が出来る、最終手段のパスタだ、との事のようです。タマネギは薄くスライスします。トマトは小さく切ります。マッシュルームは薄くスライスします(乾燥ポルチーニを使うレシピもあります。ぬるま湯でもどして粗いみじん切りにします。キノコをもどした水は作ったソースに加えます)。黒オリーブは小さく切ります。ケーパー、は粗いみじん切りにしますアンチョビ、乾燥オレガノを用意します。フライパンにオリーブ...絶望のスパゲッティ(Spaghettialladisperataスパゲッティ・アッラ・ディスペラータ)

  • さくらんぼ

    スーパーに行くとサクランボが売っていました。少しボケましたが、さくらんぼ。他にも、桃、アンズ、すいか、メロン等も並び始めていました。アンズ。桃。スイカ。夏になると10kg位の楕円のスイカが出回るのですが、今はとても小さなスイカです。イタリアのスーパーでは、野菜や果物は、パックに入った物もありますが、ほとんどが量り売りです。備え付けの袋(有料で2.6円程)に欲しいだけ詰めて、はかりの所に行きます。野菜や果物の値札には、それぞれ番号が書いてあるので、番号のボタンをタッチして商品をはかりに載せると、値段が描かれたシールが出てきます。それを袋に貼ってレジで精算します。サクランボを250g程買いました。値段は280円位でした。さくらんぼ

  • ズッキーニの肉詰め(Zucchine ripiene ズッキーネ・リピエーネ)

    ズッキーニの肉詰めを作りました。新玉ねぎは薄くスライスします。トマトは小さな角切りにします。バジル、月桂樹の葉、ニンニクを準備します。ズッキーニは4cm位の長さに切ります。りんご芯抜き器でズッキーニの中心部をくり抜きます。くり抜いたズッキーニの4分の1はみじん切りに、残りは薄い輪切りにします。牛ひき肉、卵、パン粉、塩、コショウ、ナツメグ、みじん切りのズッキーニをよく混ぜ合わせます。混ぜ合わせた肉を、ズッキーニに詰めます。残った詰め物は、小さなミートボールにします。フライパンにオリーブオイル、ニンニク、月桂樹の葉、バジルを入れて熱します。新玉ねぎを入れて炒めます。肉を詰めたズッキーニ、ミートボールを入れ、各々を転がしながらしばらく炒めます。トマトを加え、塩コショウをして、蓋をして弱火で煮込みます。時々ズッキーニ、...ズッキーニの肉詰め(Zucchineripieneズッキーネ・リピエーネ)

  • 鶏肉と葉玉ねぎ、トマトのフェットゥチーネ

    鶏肉と葉玉ねぎ、トマトのフェットゥチーネを作りました。鶏の胸肉はそぎ切りにしてから、細く切ります。葉玉ねぎは、薄くスライスします。トマトは小さな角切りにします。バジル、ニンニクを用意します。フライパンにオリーブオイル、ニンニクを入れて熱し、バジル、葉玉ねぎを入れて炒めます。タマネギがしんなりしたら、鶏肉を入れさっと炒めます。トマトを加えて、塩コショウで味をととのえ、数分煮込みます。茹でたフェットゥチーネ、茹で汁、すりおろしたパルミジャーノチーズを入れて、よく混ぜ合わせます。鶏肉と葉玉ねぎ、トマトのフェットゥチーネ。私の好きな仔牛のカルビ。鶏肉と葉玉ねぎ、トマトのフェットゥチーネ

  • 近くの町

    少し時間があったので、通った事はあるけれど、まだ行った事のない、近くの町へ行ってみました。人口は900人程の小さな町。この教会は、中を工事している様でした。扉が開いていたので、中に入りました。中に入った所に、消毒液が置いてありました。聖水杯に、聖水は入っていませんでしたが、代わりに聖水と書かれた、ポンプ式のディスペンサーがありました。教会の中。近くの町

  • シチリアのビール

    イタリアの、ほとんどの町にある、切り売りピザのお店。お店に入ると色々なピザが並んでいます。予め切ってある所と、選んだピザを好きな大きさに切ってくれる所があります。こちらは以前行った切り売りピザのお店。好みのピザを選んで、お店の人がハカリで重さを量り、お金を払います。すぐに食べる時は温めてくれます。大きな町では、厳選した材料を使って作った、グルメなピザを売るお店も増えてきました。昨日は久しぶりに切り売りピザを食べました。マルゲリータ。トマトと玉ねぎ。ローズマリーのピザには、モルタデッラハムをのせていただきました。持って帰った頃には、少し冷めていたのですが、サックリとした生地で美味しかったです。そしてピザにはビール。飲んだのは、初めて買った、シチリアのメッシーナビール(メッシーナはシチリアの都市)が2019年に新し...シチリアのビール

  • 日曜日のお昼ご飯

    2日の日曜日に、カンパーニャ州のカゼルタ県の出身の友人夫妻が、お昼ご飯をご馳走してくれました。息子さんが13時30分頃に、仕事から帰ってくるそうなので、その頃にお家に伺いました。テーブルの上には前菜が並んでいました。インサラータ・ディ・リンフォルツォ(Insalatadirinforzo)。クリスマスの頃に欠かせない、ナポリの伝統的な料理です。酢漬けしたピーマン、カリフラワー等に、オリーブ、アンチョビ、ケーパーを入れて作った料理です。スカローラのピザ。レバーペースト。まな板に並べられたサラミとチーズ。友人が取り分けてくれました。豚の首肉のハム、カポコッロ。サラミと乾燥サルシッチャ。インサラータ・ディ・リンフォルツォ。スカローラのピザ。レバーペーストはパンにのせて。ナポリ風ラザニア。ナポリ風のラザニアは、小さなミ...日曜日のお昼ご飯

  • 鮭のホイル焼き

    今日は鮭が食べたい気分でした。ただ、スーパーの魚売り場には養殖の鮭しかありません。養殖の鮭は食べたくないので、冷凍食品のコーナーを見てみると、丁度アラスカ産の天然鮭の切り身がセールになっていました。1箱250g。中には、それぞれ真空パックになった切り身が2切れ入っていました。皮は取り除いてありました。私はパリッと焼けた皮が好きなので、少し残念でした。どう調理しようかと少し考えて、ホイル焼きにすることにしました。野菜は赤葉玉ねぎ、ズッキーニ、フリッジテッリを使いました。フリッジテッリは、日本の、しし唐に似た野菜です。フリッジテッリ(Friggitelli)。葉玉ねぎはスライスに、フリッジテッリ、ズッキーニは千切りにします。野菜はお好きな物を、キノコも入れても美味しいと思います。バジル、ローズマリー、フェンネル、月...鮭のホイル焼き

  • 小イカのアーリオ・オーリオ・ペペロンチーノとスズキのソテー、ズッキーニのソース

    昨日(29日)に、車を運転している時に聞いていたラジオのニュースで、イタリアの新型コロナウイルスの感染者数が400万人を超えたと言っていました。29日の新規感染者は14314人でした。規制を緩み始めていますが、少し心配です。小イカのアーリオ・オーリオ・ペペロンチーノ。スズキのソテー、ズッキーニのソース。ズッキーニのソースの作り方。鍋にオリーブオイル、ニンニク、月桂樹の葉、バジルを入れて熱します。薄切りにしたズッキーニ、塩を入れて炒めます。ズッキーニが柔らかくなったら、ズッキーニが少しかぶる位のお湯を入れて数分煮込みます。ニンニク、月桂樹の葉を取り除いて、ミキサーかブレンダーにかけて漉します。スズキの切り身をオリーブオイルでソテーします。お皿にズッキーニのソースを敷き、スズキのソテーをのせます。デザートはズッパイ...小イカのアーリオ・オーリオ・ペペロンチーノとスズキのソテー、ズッキーニのソース

  • パルミジャーナ・ディ・メランザーネ(parmigiana di melanzane)

    パルミジャーナ・ディ・メランザーネは、スライスして揚げたナスに、トマトソース、チーズを層にして、オーブンで焼いた南イタリアの家庭料理です。ナスは小麦粉をつけて揚げる、溶き卵をくぐらせて揚げたり、使うチーズやミートボールやゆで卵を入れる等、地域によって色々なレシピがあります。今回は少し軽い仕上げにしたかったので、ナスは揚げないで、オーブンで焼いて作りました。トマトソースを準備します。モッツァレラチーズは小さな角切りにします。すりおろしたパルミジャーノチーズ、バジルを準備します。ナスはヘタを取って、縦に5mm程の厚さに切ります。天板にのせ塩をしてオリーブオイルをかけて、200℃に予熱したオーブンで20分程焼きます。耐熱容器で焼きますが、ナスは4層分必要になります。耐熱容器にナスを並べます。トマトソース、モッツァレラ...パルミジャーナ・ディ・メランザーネ(parmigianadimelanzane)

  • マクドナルド

    イタリアは、新型コロナウイルスの措置で、データによって各州を4つのゾーンに分けています。簡単な説明ですが、ホワイトゾーン:ほとんど自由に行動することが出来ます。現在は、何処もこのゾーンに入っている州はありません。イエローゾーン:同じイエローゾーンであれば州や県を超えて移動することが出来ます。ショッピングセンターは、土日、祝日の前日は食料品等を除いて閉店。22時から5時迄外出禁止。オレンジゾーン:住んでいる自治体から、必要性がある場合を除き移動は出来ません。人口5千人以内の自治体から30キロ以内で、県都を除いて行くことが出来ます。、飲食店はテイクアウト、デリバリーのみの営業。ショッピングセンターや夜間の外出はイエローゾーンと同じです。レッドゾーン:生活に必要なお店以外は閉店。必要性がある場合を除き自治体内も移動禁...マクドナルド

  • 豚レバーのサルシッチャとフェットチーネのカルボナーラ

    久しぶりに豚レバーのサルシッチャを食べました。豚レバーのサルシッチャ。グリルパンで焼きます。ちょっぴり苦く、私は好きな食材です。そして、フェットチーネのカルボナーラ。豚レバーのサルシッチャとフェットチーネのカルボナーラ

  • アジア―ゴ(Asiago)チーズ

    アジアーゴチーズは、ヴェネト州ヴィチェンツァ県にあるアジア―ゴ町の名がついたチーズです。現在は、DOP(原産地名称保護制度)により、決められた生産地(アジア―ゴとその周辺の地域)や製造方法で作られたもの以外は、アジア―ゴチーズを名乗ることは出来ません。この町のチーズ作りの歴史は古く、質の良い草で羊を育て、羊乳のチーズを作っていたそうです。そして1500年頃から牛の牧場が多くなり、牛乳でのチーズに変わってゆきました。アジア―ゴには、2種類のタイプがあります。アジアーゴ・プレッサート(Asiagopressato)は、熟成期間が最低20日から40日位迄のフレッシュで柔らかいチーズです。大きさは11~15キロ。アジアーゴ・ダッレーヴォ(Asiagod'allevo)は、熟成期間によって更に3つの呼び方に分かれます。ア...アジア―ゴ(Asiago)チーズ

  • 小ダコ、ジャガイモ、トマトのサラダ

    小ダコ、ジャガイモ、トマトのサラダを作りました。小ダコ(又はタコ)は茹でて冷ましてから、小さく切ります。ジャガイモは1cm程の角切りにし、塩茹でにして冷まします。トマトも小さく切ります。小ダコ、ジャガイモ、トマトをボウルに入れて、塩、唐辛子、レモン汁、お好みで、みじん切りのニンニクやイタリアンパセリを加えてよく混ぜ合わせます。最後にオリーブオイルを加えて混ぜ合わせ、最低2~3時間程マリネします。食べる少し前に冷蔵庫から出しておく方がいいと思います。小ダコ、ジャガイモ、トマトのサラダ。パスタはアサリのスパゲッティ。イチゴを添えたパンナコッタ。小ダコ、ジャガイモ、トマトのサラダ

  • オッソブーコ

    久しぶりに食べたくなって、オッソブーコ(作り方はこちら)を作りました。オッソブーコ。オッソブーコ定番の付け合わせ、サフランのリゾットと一緒にいただきました。お菓子は、アンズジャムとイチゴジャムのクロスタータ。オッソブーコ

  • リンゴの花とブドウの新芽

    もう少し前の事になります。4月の始めのイタリアは暖かい日が続いていました。リンゴの花が咲き始めていました。リンゴの花。マルメロ(西洋かりん)の花も沢山咲いていました。ブドウ畑にも新芽が出始めていました。しかしその後に、寒波がやってきてしまいました。場所によっては氷点下になってしまったそうです。その為にブドウの木や果物に多くの被害が出てしまい、とても残念に思っています。リンゴの花とブドウの新芽

  • パスクア(復活祭)

    4月4日はパスクア(復活祭)でした。キリスト教徒が多いイタリアでは、パスクアはとても重要な日です。新型コロナウイルスで去年も今年も残念なパスクアになってしまいました。この日の昼食には家族や親戚が集まって、レストランやお家で特別な食事をします。去年の今頃は、生活に必要なお店以外は営業禁止、必要以外の外出も禁止で、親戚を含めて他の人の所へ行くことも出来ませんでした。が、今年は4月3~5日の間、居住する州内で、1日に1度だけ2人(子供を除く)迄、友人や親せきのお宅を訪問することが出来ます(感染者が多い地域では、他の人の家に行くことを制限されています)。パスクアの日、友人が昼食に招待してくれました。前菜。パスクアの日に食べる、茹で卵とピッツァ・ディ・パスクア。ナスとモッツァレッラチーズのオーブン焼き。こちらも定番の仔羊...パスクア(復活祭)

  • 桜の花

    私が住んでいる所でも桜の花が咲き始めました。桜の花。4月3日は、聖金曜日です。聖金曜日(Venerdìsantoヴェネルディ・サント)は、パスクア(復活祭)の前の金曜日。キリストが亡くなった日だそうです。イタリアでは、この日に肉類を食べない習慣があります(魚、卵、乳製品は良いそうです)。私も皆にならって肉類は食べませんでした。バッカラ(干し鱈)、タマネギ、ジャガイモ、トマトのスープ。桜の花

  • ピッツァ・ディ・パスクア(Pizza di Pasqua)

    ピッツァ・ディ・パスクア(復活祭のピッツァという意味)は、主に中部イタリアで、復活祭が近づくとスーパーやパン屋さんで見かける様になります。小麦粉、卵、牛乳、ビール酵母に、数種類のチーズと黒コショウをたっぷり入れて練った生地を、型に入れて焼き上げます。ピッツァと名が付いていますが、ボリュームのある甘くないケーキの様な感じです。スーパーに並んでいるピッツァ・ディ・パスクア。これは、近所のお菓子屋さんが作っている物。賞味期限は2週間です。ピッツァ・ディ・パスクアは、復活祭の朝食か昼食の前菜としていただきます。私の住んでいる所では、復活祭の昼食の前菜で、カポコッロ(豚の首肉の生ハム、茹で卵と共にいただきます。ピッツァ・ディ・パスクアとカポコッロ。ピッツァ・ディ・パスクア(PizzadiPasqua)

  • クスクスと野菜のグラタン

    クスクスと野菜のグラタンを作りました。小さく切ったナス、ロマネスコ、ズッキーニ、トマト、サヤインゲンをオリーブオイル、ニンニク、バジルで炒めてクスクスと和えました。クスクスで使いきれなかった野菜は、グラタンにしました。お菓子は、ブラックベリーのジャム入りのズブリチョラータ(Sbriciolata崩れたという意味のイタリアのお菓子)。クスクスと野菜のグラタン

  • ビーツ、ホタテ貝、エビのスープ

    ボルシチを参考にして、ビーツ、ホタテ貝、エビのスープを作りました。鍋にオリーブオイル、ローリエ、ニンニクのみじん切り、スライスしたセロリ、玉ねぎ、ジャガイモを入れて炒めます。ジャガイモが透き通ったら、茹でて薄切りにしたビーツ(ビーツは市販の茹でて真空パックの物を使いました)を加えて炒めます。牛乳を加え、塩、コショウをしてジャガイモが柔らかくなるまで弱火で煮て、ブレンダーかミキサーにかけ、裏漉しします。スープを鍋に入れて温め、仕上げにクリームチーズを加えます。スープ皿にビーツのスープを入れて、炒めたホタテ貝とエビをのせて出来上がりです。ビーツ、ホタテ貝、エビのスープ

  • ムール貝のニョッキ

    春の花が咲いています。久しぶりにニョッキを作りました。ニョッキ。ムール貝とトマトのニョッキ。ムール貝のニョッキ

  • スカローラのピザ(Pizza di scarola)

    スカローラは、キク科の植物で少し苦みのある野菜です。スカローラのピザは、ナポリ地方の家庭料理で、炒めたスカローラをパン生地に詰めて焼いた料理です。スカローラ。フライパンにオリーブオイル、ニンニク、アンチョビを入れ熱します。大きめに切ったスカローラ、松の実、レーズン、ケーパー、種を取ったオリーブ、塩、コショウを入れて、水分が無くなるまで炒めます。パン生地を作り、のばしてから、オリーブオイルを塗ったタルト型に、淵から少しはみ出るようにしてのせます。炒めた野菜を型の中に詰めます。型の直径位にのばした生地をのせて、外側の生地でよく閉じます。表面にオリーブオイルを塗って、200℃に予熱をしたオーブンで20分程焼きます。焼きあがったスカローラのピザ。切り分けていただきます。余った生地はローズマリーのフォカッチャにしました。スカローラのピザ(Pizzadiscarola)

  • シチリアのオリーブオイル

    最近使っているシチリアの有機栽培のオリーブオイル。フラントイオ・クトレラ(FrantoioCutrera)社のプリモ・ビオ(PrimoBIO)というオリーブオイル。香りがとてもフルーティで気に入っています。口に含むと最初に香りが、後から苦みと辛味が感じられます。そら豆とグリンピースのリゾットを作りました。仕上げにはオリーブオイル。美味しくいただきました。シチリアのオリーブオイル

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