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Markの資格Hack https://shikaku-hack.hatenablog.com/

資格試験に四苦八苦しないための資格Hack(シカクハック)情報。

宅地建物取引主任者、国内旅行業務取扱主任者、日本語教育能力検定試験他取得済

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2016/09/08

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  • 税理士試験免除の論文審査にはどれくらいかかる?どんな場合に不認定となる?院免除制度解説

    私の元に、メールでご質問を頂いていました。今年の春に大学院を修了したという方で、国税審議会に免除申請のため論文を提出したものの、なかなか通知が来ないということでした。今回はこの質問にお答えする形で、税理士試験の院免除制度の解説も書いていきたいと思います。 目次 質問 修士の学位による税理士試験の科目免除(大学院免除)制度 研究認定(論文審査)はどのように行われるか 論文審査にはどれくらいの期間がかかる? どんな場合に不認定となる? 令和元年7月22日(令和元年度(行情)答申第124号)「平成29年度における税理士法7条2項及び3項による認定結果等が分かる文書等の一部開示決定に関する件」

  • 事前確定給与の届出期限、ネットの記事の多くが間違っている(税法上の日数の数え方)

    「事前確定届出給与に関する届出書」を作ろうと思って、届出期限のところにいつの日付を書けばいいのか、わからなくなってこのページにいらっしゃった方、こんにちは。そして、おめでとうございます。あなたは正解にたどり着きました。 確かにこの届出期限、とてもわかりにくいのです。で、ネットでググってみるも、出てきたページの解説が堂々と間違っていることがあって、それはもう悲しいことになっています。 事前確定届出給与の届出期限を間違って理解してる人多すぎワロタ。ネットで出てくる税理士が解説してる記載例も間違いだらけです。「総会決議の日から1月を経過する日」あなたは正しく答えられますか? pic.twitter.…

  • キャッシュレスポイント還元は不課税か、仕入対価の返還か?

    国が行う「キャッシュレス・ポイント還元事業」でコンビニ等が採用した「即時充当」方式の場合に、ポイント還元の部分は消費税法上、仕入対価の返還となるのか、不課税となるのかという問題について、以前の記事で触れました。 軽減税率導入後のレシートと仕訳 キャッシュレス還元の経理処理はどうなる? - Markの資格Hack (税理士試験) この問題について、改めて掘り下げます。 目次 「税務通信」は不課税との見解 私論:仕入対価の返還ではないか キャッシュレス還元を不課税とする場合の問題点 問題点1 直営店が行う独自の還元との区別がつかない 問題点2 ポイント還元前の税率毎の合計額が表記されていないレシー…

  • マイナンバーとクラウドソフトで年末調整の仕事は5年後にはなくなる?

    私の事務所では年末調整の準備を始めまして、これから年末まで忙しくなるぞ、という感じです。BIG4税理士法人に勤める友人に聞いたところ、「年末調整?何やるの?」という感じで我々とは世界が違うようです。(BIG4が相手にするような大手企業は、年末調整は自社の総務・経理部門か外注先で完結するため、ほとんど関わることがないようです。)今回は年末調整に関連して、会計事務所の仕事の今後の話です。 目次 今年(2019年)の年末調整で変わるところ 来年の年末調整で変わるところ 2020年から始まる年末調整の電子化 参考 マイナンバーの本格導入で実現する効率化 会計事務所の仕事はどうなっていくか

  • 【軽減税率】みりんが10%で「みりん風調味料」が8%なのは「脱法みりん」だから 酒税法と租税回避

    軽減税率は非常に問題が多くわかりにくい制度ではあるけど、みりんとみりん風調味料は、特に迷うことはない。みりんはもともと酒(アルコール分一度以上の飲料をいう=酒税法2条)で、酒税を逃れるための「脱法みりん」として「みりん風調味料」なるものが作られたことを知っていれば当然なのである。 pic.twitter.com/iLpRaBVhk4— Mark / まあく (@mark_temper) September 28, 2019 上記引用は今朝の中日新聞より。①飲食料品(酒類を除く)が軽減税率の対象である。②みりんは酒類である。③みりんは軽減税率の対象から除かれる。極めて単純な法的三段論法である。—…

  • 「令和元年度(第69回)税理士試験出題のポイント」が更新 試験委員の違いが顕著

    10月1日(火)、国税庁サイトの「税理士試験出題のポイント」が更新されました。 下記は去年の記事。 平成30年度(第68回)税理士試験出題のポイント 予備校の解答間違いが判明 - Markの資格Hack (税理士試験) 目次 国税庁サイトへのリンク 「税理士試験出題のポイント」とは 注目のポイント 相続税法 所得税法

  • 水道料金は12月から消費税10%になる理由 明細に正しい税額が表示されない場合も

    連日、消費税増税に関する話題が飛び込んできて、私の関心も奪われています。先日、家に届いた水道料金改定のお知らせを見ていたら、おや、と思うことが書いてありました。 目次 問題:9/25〜11/25に使用した水道料金の消費税率は? 電気料金等の経過措置 名古屋市水道局は12月分から増税後の新料金とすると発表 明細に正しい税額が表示されない場合も

  • 簡易課税の第1種と第2種の判定基準 卸売業の定義は通常の日本語の理解を超える

    消費税の簡易課税について以前から疑問に思っていたことがあり、なんとなく流していたのですが、今回改めて調べてはっきりしましたのでまとめておきます。簡易課税の事業区分についてです。 簡易課税って言葉は、実は消費税法には存在しなくて、法37条に「課税売上高が5千万円以下である課税期間について……百分の六十に相当する金額を……仕入れに係る消費税額とみなす」とだけあるのね。それで、 pic.twitter.com/mtJmP8OFyt— Mark / まあく (@mark_temper) September 6, 2019 目次 問題:次の取引は、第1種事業(卸売業)又は第2種事業(小売業)のどちらです…

  • 「試験免除大学院は特定支出とならない」という国税庁解釈は税務署内で無視されている

    以前の当blogの記事で、「給与所得者の特定支出控除」(所法57の2)を紹介し、国税庁は「税理士試験免除のための大学院は特定支出とならない」と明文で否定した解釈情報を出しており、そしてその解釈はおかしいという私の考えを書きました。どうやら、その国税庁解釈は税務署内で無視されているようだ、ということがわかってきました。 税理士試験免除の大学院を特定支出控除の対象外とする国税庁解釈はおかしい - Markの資格Hack (税理士試験) 目次 国税庁の解釈情報 特定支出控除を適用して還付を受けたという報告が複数 解釈情報の法的な位置付けは

  • 消費税法改正「会計入力担当者が最低限知っておくべき知識」所内研修資料

    消費税法改正について、事務所で職員研修を実施しました。会計入力担当者が最低限知っておくべき知識を中心に、約1時間話しました。詳しい内容は既成の資料を配布したので、レジュメは最重要論点を見出しのように記載しています。話の流れも考えて練りに練った構成なのですが、他で使う予定もないので公開しておきます。余裕があれば外部に向けたセミナー等も開きたいところです。 目次 1 配布資料 2 改正要点 1 基本的な確認 1-1 消費税の課税対象となるものとは(消法4、2①八) 1-2 資産の譲渡等とは 1-3 納付税額の計算方法(本則課税) 2 税率 2-1 10月1日以後に登場する税率 2-2 いつの税率が…

  • 軽減税率導入後のレシートと仕訳 キャッシュレス還元の経理処理はどうなる?

    私が勤務している税理士法人では最近とてもバタタバタしておりまして、今頃になって消費税法改正の対応に本腰を入れようかというところ、職員研修の資料を私が準備しております。消費税改正の職員研修の資料ほぼできた。消費税法は条文が美しくないから嫌いなんだけど、オタクなんでちゃんと理解するまで気になってしまうんだよね。仕上げに条文読み通しておきますか。 pic.twitter.com/aYBsBXtJDD— Mark / まあく (@mark_temper) 2019年9月6日 軽減税率とは、実に馬鹿げた制度。先に更新した記事に続き、今後この制度について語る際には、必ず枕詞としてつけてやろうなどと思ってお…

  • タックスアンサーの誤記を指摘しました(No.7108 印紙税の軽減措置)

    誤謬指摘シリーズの新ネタ、今回は国税庁サイト内、タックスアンサーに見つけてしまいました。 目次 建設工事の請負に関する契約書に係る印紙税の軽減措置 税務署に確認 「表記の誤り」だった

  • 【軽減税率】1万円以上のおせちは要注意。機内販売のスナック菓子は8%、 アイスクリームは10%

    いよいよ消費税増税、軽減税率が1ヶ月後に近づいてまいりまして、マスメディア等にも話題がよく出るようになってきました。*1軽減税率のことを考えると、実に世紀の愚策、悪法、腹立たしい感情ばかり湧いてきますが、それでも一応対応せねばなりません。昨日今日あたり、おせち商戦に絡めた軽減税率の話題を複数の記事で目にしました。それを見ての再確認、疑問等、ツイッターにツラツラ流しましたので備忘として掲載しておきます。 目次 1万円以上のおせちは要注意。 機内販売 スナック菓子は8%、 アイスクリームは10% 疑問 グリーン車での飲食は外食扱い? *1:安倍政権は参院選挙が終わるまで増税の話題を広報しないように…

  • 【速報】ついに!国税庁が税理士試験の試験問題と答案用紙をPDFで公表!

    【速報】ついに!国税庁が税理士試験の試験問題と答案用紙をPDFで公表しました!私が要望してきた一つが実現しました。https://t.co/H6sABiXy6g— Mark / まあく (@mark_temper) August 21, 2019 令和元年度(第69回) 税理士試験試験問題、答案用紙及び正誤表|国税庁 国家試験の過去問題は、国民共有の財産として、本来試験実施機関が無料で公開を行うべきものです。公正な試験を行うために、試験問題が適切であったかは、批評の対象となるべきです。今まで以下のページ等で私が勝手に一部を公開してきましたが、これにより目的達成です。 税理士試験過去問題 平成2…

  • 【税理士試験】一部会場(立教大学)の机が狭すぎる件

    第69回の税理士試験が終了しました。受験された皆様も自己採点を終えて、お盆休みでひと息ついたところと思います。税理士試験が全国の試験会場で適正に執行されたかどうかの情報収集と記録を兼ねて、3日間の全国の会場の様子を、togetterにまとめています。下記のリンクからどうぞご覧ください。 令和元年度(第69回)税理士試験 全国の会場、受験生の声 - Togetter 今年については、私の調べた限り、試験問題が解答不能である不備や、試験運営上の重大なトラブルはなかったようです。(前の記事へのコメントで、試験終了のアナウンスのミスがあったことは確認しています。)つつがなく実施されたことには安堵の思い…

  • 令和元年度(第69回)税理士試験 全国の会場、受験生の声をtogetterで更新中

    受験生の皆さん頑張ってください。 随時更新予定。togetter.com

  • 平成最後の税理士試験の詳細が発表に。答案用紙のサイズなど変更。

    平成31年度(第69回)税理士試験の公告が、4月5日、国税庁から行われました。*1 平成31年度(第69回)税理士試験公告|国税庁 公表された受験案内によると、今年の試験ではいくつかの変更点があるようです。 https://www.nta.go.jp/taxes/zeirishi/zeirishishiken/shikenkekka/69/pdf/001.pdf 今年の変更点 答案用紙がA4サイズに 答案用紙のサイズが、これまでのB4からA4に変わるとのこと。用紙がこれまでより小さくなりますので、枚数が増えたり、問題の枠組みが変わったり等の影響が気になるところです。これまでの用紙は若干大きめで…

  • 税理士試験問題の不備が国会で指摘されていた 昭和54年6月5日 第87回国会 衆議院・大蔵委員会 第26号

    前回に引き続き、国会で税理士試験が話題になった場面を掘り下げて行きます。国会議事録を昭和26年から平成30年まで検索すると、「税理士試験」というワードが87会議で発言されています。それを一件一件つぶさに見ていっているわけですが、なんと、税理士試験に解答不能の問題が出題されて、国に問いただしているという場面がありました。 目次 昭和54年6月5日 第87回国会 衆議院・大蔵委員会 第26号 雑感

  • 税理士の「特別試験」を廃止に追いやった国民の声 昭和55年4月1日 第91回国会 参議院・大蔵委員会 第10号

    この記事は、1年半前に公開した下記の記事の続編です。 受験者の9割が合格する税理士試験の「特別試験」があった 東京地判昭和54年9月20日 - Markの資格Hack (税理士試験) 昭和55年4月1日 第91回国会 参議院・大蔵委員会 第10号。税理士法改正について討議された委員会で、これ超重要な内容ですよ。特別試験廃止の経緯、指定研修への懸念、税理士試験の問題点について議論されていることはもとより、この委員会で法1条(税理士の使命)についても修正が加えられています。 非常に長い引用となっていますが、太字で強調した部分だけでも是非読んで頂きたいと思います。 目次 昭和55年4月1日 第91回…

  • 科目選びの参考に 国税徴収法はこんな科目です

    税理士試験の一科目でありながら、どんな科目なのかあまり多くは知られていない、国税徴収法。私のおすすめ科目であり、国徴のプレゼンスを上げていきたいと前々から思っておりました。私は平成29年に国税徴収法に合格しましたが、この経験をまとめておこうと思っているうちに時間が過ぎてしまいました。最近、以下の記事に頂いたコメントや、私の周りでもこの科目について聞かれましたので、この機会にお答えしたいと思います。 国税徴収法、350時間の勉強でなんとか「H29合格」獲得 - Markの資格Hack (税理士試験) 目次 国税徴収法とは 国税徴収法の特徴 近年唯一受験者が増加している科目。 絶対的な学習量が、全…

  • 中央経済社『税務弘報』2019年1月号記事の誤りを指摘しました(サラリーマンマイカー税金訴訟)

    すっかり更新が途切れてしまいました。このところ、メンタルの調子を崩すことが続きあまり余裕がなく、仕事や大学院の課題などに追われておりました。私の近況は、また別の機会に。さて、中央経済社『税務弘報』2019年1月号を見ておりましたら、ある連載記事が目に留まりました。ちょっと信じ難いんだけど、というか私が間違って読んでいるのかと思って何度も確認したのだけど、『税務弘報』1月号の税務判例についての連載記事の解説が思いっきり間違っているように思えてならない。本誌見られる方はちょっと見てください。— Mark / まあく (@mark_temper) 2018年12月27日 目次 『税務弘報』2019年…

  • 新しい試験結果通知書、採点担当試験委員の存在、史上最年少合格者など新事実が判明

    前回に引き続き、開示請求で入手した膨大な資料の中から新たに判明した事実をまとめて公開します。 目次 開示請求No.16 「第81回国税審議会税理士分科会における配布資料及び議事録」 開示文書 国税審議会議事 議事録 史上最年少合格者は昭和33年の17歳 試験結果の検討過程 試験委員の推薦 試験委員の選考方針 採点担当試験委員の存在 受験手数料の値上げ 試験結果通知書の点数表示化 さらに開示を求めるべきか

  • 障害者に税理士試験の試験時間の延長措置があることが判明

    障害者に、税理士試験の試験時間の延長措置があることが、開示請求により判明しました。センター受験者に教えておきたい。アスペの人は申請をすれば試験時間が1.3倍になる。浪人界隈のほぼ全員が試験時間が伸びる。 pic.twitter.com/rkiqP8VUnW— じぇりわかんない (@bored_kawai) 2018年9月6日 税理士試験で試験時間が伸びたらめちゃくちゃデカイ。私はASD.ADHDの診断が下りていて通院している。「身体障害者等」となっていて、発達障害が含まれているのかはわからないけど趣旨から言ったら適用できるはずだ。でもこれ使ったらめちゃくちゃ叩かれる気がする。— Mark / …

  • 国税庁ほかへ意見を送付 今まさに試験の適正実施、情報公開が求められている

    税理士試験不適切問題集を作成している目的の一つには、疑義のある問題について採点上少しでも受験生に合理的な配慮が行われるよう、試験委員に促すことがあります。ですのでネットで公開しているだけでなく、国税庁にもきちんと届ける必要があります。去年などは、改めて文書を書き起こして、郵便で送っていました。早く送らなくてはと思いつつ、最近の私は大学院の研究発表資料の作成や、仕事のセミナー資料作成等に追われ、blogの更新もままならない状況ですので、なかなか手がつけられませんでした。そこで今回は当blog記事へのリンクを添えて、サイトの意見受付フォームから送信して済ませることにしました。これまでは国税庁の試験…

  • 平成29年度免除者の内訳 国税OBや修士号取得者の人数が開示請求により判明

    近年、税理士試験受験者が減少し、代わって試験の免除者が増加していることはこれまでにお伝えしてきました。しかし、免除者と一口に言っても、国税OBがなるルートや大学院で修士号を取得するルートなど、様々なルートがありその正確な内訳がどうなっているのかは公開されていません。日本税理士会連合会が公表している税理士登録の統計でも、やはり免除者は一くくりにされています。 このように、税理士の出身は様々なルートで構成されていますが、その内訳は税理士業界の実情を表す基礎的な資料として重要だと思うのですが、なぜ税理士会がこれを調査していないのか、私は兼ねがね疑問に思っていました。そこで国税庁に開示請求して、平成2…

  • 平成30年度(第68回)税理士試験出題のポイント 予備校の解答間違いが判明

    10月1日、国税庁サイトの「税理士試験出題のポイント」が更新されました。 平成30年度(第68回)税理士試験出題のポイント が出てますね。相変わらず、科目(試験委員)によってどこまで詳細に書いてあるかのバラツキが大きいです。国税徴収法はかなり詳しく、何が必要か、根拠条文番号まで問いごとに書いてあります。https://t.co/EJp9HfgkkN— Mark / まあく (@mark_temper) 2018年10月1日 平成29年度(第67回)税理士試験出題のポイント - Markの資格Hack (税理士試験) 目次 国税庁サイトへのリンク 「税理士試験出題のポイント」とは 今年の注目ポイ…

  • 簿記講師に聞く「税理士試験は、他の簿記試験に比べて不備が多い?」

    当blogで先日公開した、税理士試験不適切問題集・簿記論編は、某予備校の簿記講師の先生に協力をお申し出頂き作成しました。簿記講師としての経験から関連していろいろとお話を伺いましたのでインタビューとして掲載します。 税理士試験不適切問題集 平成30年度(第68回) 簿記論 - Markの資格Hack (税理士試験) 目次 今年の簿記論の試験問題について 国税庁の対応 会計士試験との比較 他の簿記試験について

  • 税理士試験不適切問題集 平成30年度(第68回) 所得税法

    税理士試験不適切問題集の所得税法編です。 目次 平成30年度(第68回) 所得税法 試験問題 全体の特徴・総評 第二問(計算) 問1 退職所得の源泉徴収税額 問2 C土地(譲渡所得) 問2 給与所得の源泉徴収税額(年末調整済) 参考 問題の不備に関する議論 予備校の解答速報 国税庁「出題のポイント」 試験委員 他の記事

  • 税理士試験不適切問題集 平成30年度(第68回) 相続税法

    税理士試験不適切問題集、相続税法編を公表します。今年私が受験した相続税法と所得税法でたまたま不適切問題が出題されました。この程度の不備は税理士試験では騒ぎにもならないのですが、本来、誤りであれば訂正や採点上の措置が発表されなければいけないものです。予備校がいう「どちらも正解になる」「合否は分かれない」等のコメントは、根拠がないその場しのぎです。試験委員の想定する答えは一つで、不当に採点され、そこで合否が変わっている可能性だって大いにあるのです。国税庁が模範解答を発表できないのは、まさにそこの批判を恐れているからで、ここが改善されない限り税理士試験の公平性は失われたままだと思います。 目次 平成…

  • 税理士試験不適切問題集 平成30年度(第68回) 簿記論

    「税理士試験適正化」に賛同頂いている簿記講師の方のご協力で簿記論の不適切問題集を公開することができました。ありがとうございます。 不適切問題として、5つの論点を挙げました。 うち、3つの論点(本支店会計、新株予約権付社債、投資有価証券)は、問題から解答を一意に特定することができず、予備校の模範解答でも解答が割れている明らかな不適切問題です。試験委員の意図した正答も、どのように採点されるかもわかりません。予備校は、「どちらの解答でも正解になる」などと楽観的な見解を言うことがありますが、試験委員の模範解答が発表されていないのだから何の根拠もありません。 外貨建預金と賞与引当金の2つについては、私が…

  • 【平成30年度税理士試験】京都府会場、簿記論で試験監督の不手際 開始後1時間で終了の告知

    当blogのコメント欄に情報提供がありました。今年の試験運営のトラブルで私が聞いた中では、最も重大な部類かと思います。試験開始後1時間の時点で、試験官が誤って試験終了の告知をしたとのことです。 kaypgc 2018-08-13 19:08:25 まあく様、2018年税理士試験、本当におつかれさまでした。私は今年、京都府会場(同志社大学京田辺キャンパス)で簿財を受験した者です。 受験中のトラブルについてネットで探していたところ、こちらのブログにたどり着きました。2018/8/7の同志社大学 京田辺キャンパスの簿記論の試験中、9時1分から試験開始されちょうど1時間後の11時1分にアルバイトの試験…

  • 平成30年度(第68回)税理士試験 全国の試験会場レポート

    今年の税理士試験が終了しました。全国の受験生各位の出来はいかがだったでしょうか。試験運営の記録をまとめておきたいと思います。記事を十分に総括出来ていませんが暫定でアップします。 (写真追加しました。) 目次 ツイッターで集めた全国会場の受験生の声 愛知県会場(愛知大学)の様子 私の受験 過去の試験会場レポート

  • 税理士試験 実際の過去問題・答案用紙をネットプリントで配布中

    あまり需要はないかもしれませんが、実験的に行っています。 全国のセブンイレブン店頭のマルチプリンターでネットプリントを選択して、下記の予約番号を入力すると、税理士試験で実際に使われた問題・答案用紙のコピーが入手できます。 8/5 24:00まで。【税理士試験過去問題】第66回簿記論・問題用紙 予約番号34840999 【税理士試験過去問題】第66回簿記論・解答用紙 予約番号52212542【税理士試験過去問題】第66回簿記論・問題用紙セブンイレブンのネットプリントで印刷できるようにしました。どうぞご利用ください。(画質悪いです。私には1円も入りません。)予約番号34840999、A4 白黒:4…

  • 税理士試験中の水分補給が認められることになりました

    先日の記事で、税理士試験での試験時間中の水分補給を認めるよう、国税庁に要望を出したことをお伝えしました。 真夏に行われる税理士試験。試験中の水分補給を認めるよう要望を出しました - Markの資格Hack (税理士試験) その後、7月26日に国税庁サイトが更新され、これを認める措置をとることが発表がされました。twitterでは既にお伝えしましたが、より多くの受験生に届けるためこちらでもお知らせします。税理士試験で水分補給が正式に認められるのは、東日本大震災のあった年に電力事情による節電対応がとられたとき以来とのことです。 第68回税理士試験における試験時間中の水分補給について 第68回税理士…

  • 自分の経験だけで税理士試験についてわかった気になっていないか(「試験適正化」へのよくある誤解)

    私が、「税理士試験がおかしい」と訴え始めてかれこれ2年ほどになります。ネットで税理士試験のことを調べたことのある極々一部の方には、「試験適正化」とか言っている奴がいる、程度には知って頂けるようになってきたようです。 しかしながら、 「問題がおかしいって言うけど、税理士試験ってそんなものだよ。」 「みんなそういう試験を乗り越えてきたんだし、変える必要なんてない。」 「どうせ試験に受からない言い訳でしょ。」こういう意見が、税理士試験経験者である税理士の方の一部にも見られるようです。大変残念な気持ちになります。伝わっていないんだな、と。「いやいやいや、違いますよ。そういうレベルじゃないんですよ。」と…

  • 真夏に行われる税理士試験。試験中の水分補給を認めるよう要望を出しました

    連日、暑い日が続きます。真夏に行われる税理士試験では、昔と違って冷房が入っているとはいえ、熱中症の危険がないとも言えません。行き帰りの暑さと会場の冷房との寒暖差で、温度調整には悩まされるものです。 目次 真夏に行われる税理士試験。さすがに冷房はあるけど、試験中の水分補給はしてもいい? - Togetter 国税庁サイトから投書

  • 廣升健生税理士の対談動画「修了生に聴いてみた大学院免除の話」がおすすめ

    税理士の廣升健生先生がYouTubeで公開している動画、「税理士試験対談第2弾「修了生に聴いてみた大学院免除の話」」を拝見し、これは税理士受験生は見るべきと思いましたのでご紹介します。動画では、廣升先生と4名の大学院を修了した方が、税理士試験免除の大学院と税理士試験について経験談を語っています。今、税理士試験を受けていて大学院を検討している方、大学院に行く気はないけどどんなものか知っておきたいという方もご覧になるといいと思います。 動画の見どころ この動画、全編を見ると1時間26分と長いので、本試験直前期の1分1秒が惜しい今、見るべきではないかもしれません。そう思われた方は「後で見る」リストに…

  • 税理士試験の合格まで何年かかるのか?(開示請求により入手した統計を初公開)

    税理士試験は公式に公開されている情報が少なく、不透明な点が多い試験です。私、Markは、そのことを問題視し、国税庁に対し開示請求を行い、閉ざされた闇にメスを入れる試みを行ってきました。今年(第68回)の試験から、受験者に点数が公表されるようになったのも、この成果だと思っています。税理士試験は合格までとかく年数のかかる試験ですので、実際のところどれくらいかかるのか、多くの受験生が知りたいところだと思います。これまで税理士会の行ったアンケート調査による数字を私も主張の中で使用してきましたが、国税庁はより正確なデータを持っているはずだと睨んできました。国税庁が税理士試験の運営や成績管理のために使用し…

  • 判例評釈 最大判S60.3.27(大嶋訴訟、サラリーマン税金訴訟)「租税とは何か」

    租税訴訟の中でも最も有名な部類に入る大嶋訴訟(大島と表記するものもあり)。ゼミで判例評釈を書きましたので、blogにも載せておきます。『租税判例百選』でも、一番最初に4ページとって金子宏教授が評釈を書いておられます。元はと言えば昭和39年分の所得税について争っていたものですが、最高裁で判決が出るまでに20年もかかっています。ゼミの教授に聞いたところによれば、当時はマスコミでとてもセンセーショナルに扱われ、ワイドショー的な番組で「サラリーマンの税金は不公平だ」と連日騒がれたそうです(その中には、自営業者は私的な出費を経費で使い放題という的外れな論調もあったようですが)。判決の中で「税金とは何ぞや…

  • 税理士試験免除の大学院を特定支出控除の対象外とする国税庁解釈はおかしい

    「給与所得者の特定支出控除」(所法57の2)という制度があります。改正で平成25年分から、弁護士、公認会計士、税理士などの資格取得費も含まれることになりました。この制度について国税庁が質疑応答を公表していますが、そこで示されている「税理士試験一部科目免除のための大学院の費用が特定支出に含まれない」とする法令解釈について疑問があります。 給与所得者の特定支出控除(所法57の2)の対象として、税理士試験免除の大学院の費用は含まれない旨の国税庁解釈。これおかしいねー。法律にそんな要件は書いてない。 pic.twitter.com/JXhLwWgQJ0— Mark / まあく (@mark_tempe…

  • 『税務弘報』7月号 増田英敏教授 税理士試験の問題点と大学院についての意見

    『税務弘報』2018年7月号の増田英敏教授の連載で、税理士試験の問題点と大学院について取り上げられておりますので、ご紹介します。税理士試験の問題の傾向については、私も当blogで批判を展開してきており、このコラムにも強く首肯するものです。こうした有識者の見解が積み上がっていって試験改革に結びついて欲しいものです。 増田英敏教授が『税務弘報』2018年7月号に、税理士試験と大学院について書いてるんですが、この意見は私が主張してきたことと軌を一にしており、全面的に賛同します。全部載せると著作権的にあれなんで一部抜粋しておきます。 pic.twitter.com/jM3ZvLRqJH— Mark /…

  • 税理士試験過去問ダウンロード 感想をつぶやいたら無料

    実際の税理士試験で使われた問題用紙・解答用紙のダウンロードサービスを下記のページで提供しています。 利用した感想をtwitter(blogでも可)でつぶやいてくださる方に無料でダウンロードできるようにいたします。(期間限定です。) 興味のある方は、右上サイドバーのアドレスにメールでご連絡ください。 税理士試験・過去問題のPDFダウンロードサービス - Markの資格Hack (税理士試験)

  • 判例評釈 最三小判H9.11.11(レーシングカー事件)「一般人の理解から違和感の残る判決」

    大学院のゼミの課題として出されて初めて書いた私の判例評釈と、教授の解説を載せておきます。裁判の結論は、納税者からすると「なんでこんな理屈が通るんだ」と言いたくなるもので、多数の評者から批判がされているものですが、これが日本の税務訴訟の現実でもあります。直感的におかしいという感覚を持つのは容易だと思いますが、法解釈の勉強の題材としては、如何にその感覚を構造的に分析して論じることができるかという点が問われるのだと思います。 目次 課題 判例評釈 1 事案の概要 1-1 事件番号・裁判の経緯 1-2 前提 1-3 争点 1-4 参照条文 1-5 原告の主張 1-6 被告の主張 2 裁判所の判断 2-…

  • 所得・相続・国徴の過去問題をアップしました

    平成28年度税理士試験・過去問題、所得・相続・国徴の各科目をアップロードしました。実際の税理士試験で使われた問題用紙、解答用紙の実物を無修正で公開しているサービスは唯一となります。どうぞご利用ください。 税理士試験・過去問題のPDFダウンロードサービス - Markの資格Hack (税理士試験)

  • 税理士試験・過去問題のPDFダウンロードサービス

    税理士試験過去問題のPDFダウンロードサービス(配布)を始めます。まずは平成28年度(第66回)の法人税法、消費税法です。反響を見て他の科目に拡大します。 目次 税理士試験過去問題ダウンロード 説明 ダウンロード

  • 開示請求No.13 審査請求書 模範解答は本当に存在しないのか、改めて切り込む

    税理士試験には模範解答が存在しない、という国税庁の公式見解が、平成15年の情報公開審査会答申で出されていることは、以前にこのblogでも紹介しました。 「税理士試験の模範解答は存在しない。」平成15年7月24日答申 平成15年度(行情)答申第208号 - Markの資格Hack (税理士試験) 模範回答を出す・出さない以前に、作っていない、という理解に苦しむ回答。模範回答なしで採点を行っているなどという状況は、他の国家試験でも聞いたことがありません。しかし、この審査請求・答申は、第51回税理士試験に係るものですから、既に17年が経過しており、さすがに古くなっています。今とは状況が変わっているか…

  • 開示請求No.3 意見書「試験委員の人材は枯渇しているのか」

    開示請求No.3は、受験者の成績開示について争っている件ですが、先日届いた国税庁の理由説明書に対し私から意見書を提出しました。おそらく、この審査請求、私が勝つことになりそうですが、手を抜かずに全力で書いてきました。この連休も、これを含めた開示請求の事務仕事やら、大学院の課題やらで、どこにも出かけられずじまいでしたよ、やれやれ。 目次 税理士試験開示請求No.3「受験者の成績」これまでの経緯 意見書 1 処分庁の理由説明書について審査請求人の意見 1-1 機械的、断片的知識しか有しない者が高得点を獲得する可能性について 1-2 試験委員の負担が増すとの所論について 1-3 事務局の人員で開示請求…

  • 税法の判例評釈の書き方

    税法を学ぶ大学院で、最も重要なことの一つと言えるのが、判例について学ぶことです。これが2年間で完成させる税法修士論文の基礎にもなります。先日ゼミで、早速、「判例評釈を書いてくるように」と課題が出されました。教授が、ある判例について雑誌『判例時報』のコピー数ページを配り、簡単にどんなことを書けばいいのか説明してくださりました。 私は、これまで法学部で専門的に学んだ経験はありません。*1ですが、既にこのblogでも、税理士試験に関する判決や裁決について自分で調べ、要点や解説を書くというようなことをやってきました。恐らく、これは判例評釈の真似事のようなものになっているのではないでしょうか。 判例・裁…

  • 開示請求No.3 国税庁理由説明書「受験者の成績を開示することは支障を来たす。平成30年度以降はシステムを改修して受験者に通知する予定」

    今年の税理士試験では、受験者(不合格者)の得点開示が行われる変更が発表されたことは既に記事にしました。この変更が行われることとなった理由は、どうやら私の行った開示請求が原因であるらしいことを裏付ける資料を公表します。 今年の税理士試験は得点を開示すると発表 - Markの資格Hack (税理士試験) 目次 税理士試験開示請求No.3「受験者の成績」これまでの経緯 国税庁理由説明書 分析 コメント

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