正倉院展/「緑(青)に良し奈良の都」は紀元前500年頃?
正倉院展/「緑(青)に良し奈良の都」は紀元前500年頃?10・27正倉院展が始まった。今年の売り物は螺鈿の施された小箱でその細工の美しさは見事な物だ。正倉院は聖武天皇のご愛用品を集めたと言うが、事実は其の時代に手に入れた滅ぼした各政権(物部氏とか蘇我氏とか)の残した遺物も多い事だろう。私が古代史を研究しようと考えた一つのきっかけとなったのは、同じ東大寺の二月堂の不空羂索観音とその脇侍の悠久の時を感じさせる静寂と美しさだった。不空羂索観音は美しいというより、冠の豪華さの方が面白かった。「人々の悩みを細い絹糸でからめとって助けて下さるという不空羂索観音、その観音様の冠の中にまだ観音様が祀られている複蔵構造が不思議でもあった。その東大寺の前身寺院の発掘出土品に「緑(青)瓦」が出土している。・今回展示された御物の中に、...正倉院展/「緑(青)に良し奈良の都」は紀元前500年頃?
2018/10/28 11:43