待望の妊娠!と思ったら、トリプルネガティブ乳がんでした。 これは、2015年5月以降の実話です。
このストーリーを読んでくださって、ありがとうございます。これは、2015年5月以降、実際に私の身に起こった出来事です。2015年5月22日、私は乳がんと告知されました。自分ががんになって、初めて、この病気に苦しみ、不安におびやかされながら、毎日闘っている女性が世界中にたくさんいることを知りました。そして一年後の今、自分自身の体験をみなさまと共有することで、少しでもお役に立てたらと思い、筆をとった次第です。
日に日にガーゼは小さくなっていった。手術が無事に終わったことを泣いて喜んでくれる親族もいたし、快気祝いを送って下さる方もいた。ひとつひとつがあたたかく、励みになった。心配をかけたくなかったのでなかなか
みなさまこんばんは。杏莉です。先週、私のからだに変化がありました。術前化学療法(抗がん剤投与)を開始したのが、2015年6月9日。今からちょうど4年前のことです。先週の5月21日、ずっと止まっていた生
2016年1月7日、術後初のK病院。今日は乳腺外科ではなく、再建後の経過観察のため形成外科で診療を受ける。久しぶりに田辺先生に会えたと思ったら……この日私がされたのは、「ぐりぐりぐりぐり」されたこと(
※最終話から数えて3つ目のストーリーです。杏莉のノンフィクション、あと3回お付き合いください…!実家ではじゅうぶんに甘やかされたものの、夫は甘やかしてくれなかった。このストーリーを長きに渡って読んでく
12月26日の朝は大騒ぎだった。そう、いよいよ「ドレーンを抜く」日がやってきたのだ。ドレーンというのは、手術によって溜まった体液や血液などを体外に排出するための管で、私の場合は術側の脇下に1本、自家組
(―――あ、天井だ…。そうか、病院… 手術…終わったんだ)気がついたら夜中だった。身動きができない。どこというわけでもなく、全身に痛みを感じた。ベッドの脇に看護士さんがやってきて、何かを確認して去って
※前編に引き続き、杏莉の夫が執筆中。杏莉は乳がん切除と同時に再建まで行うことにしていました。摘出手術よりも再建手術の方が多くの時間を要しました。杏莉を見送ったのが朝、すでに外は薄暗くなり一体何時間経っ
みなさまお久しぶりです。杏莉です。乳がんステージ2Bトリプルネガティブと診断された私が、抗がん剤治療・乳房全摘出手術・乳房再建術を終え、丸三年が経とうとしています。先日、検診を受けてきました。結果は何
抗がん剤治療前(乳がん発覚時)と抗がん剤治療後(摘出手術直前)PET/CT比較画像をPLOFILEページに追記しました。
2015年12月21日の朝。術前処置として、私のお腹に「切り取り線」のようなものが書き込まれた。田辺先生がマジックで書いたのだ。なんだか子どもがいたずらで書いたみたいな線に、ちょっと笑いそうになった。
2015年12月。 年末年始に重なるかもしれないと心配していた結果、入院日18日、手術日21日、退院日は28日頃と決まった。ひとりぼっちの年越しを病院で過ごすことになると思っていたので、うまくいけば年
パクリタキセルを投与しなかった一週間がある。 一刻も早く完全奏功へ向けてひた走りたいのに、どうしても行きたいところがあった。 それは「東京デザインウィーク2015」だ。 数か月前、旧知のクリエイター
やっぱり、尾田平先生はすごい。パクリタキセルの投与が始まって数回後、副作用の手足のしびれがとてもひどかったので、一生治らなかったらどうしよう…と不安になっていた。ところが、全十二回の折り返し地点に達し
気がつけば、来月12月には術後2年。昨日PET検査を行い、主治医より「異常なし」のお墨付きをいただきました!毎度結果を聞くまでのあの気持ち・・・言葉では伝えられません。実は今回、少し前倒しでPET検査
パクリタキセル。 投薬治療の第二段階、「パクリタキセル」は、ACほどつらくないですよと、いろんな看護師さんからお聞きしていた。副作用はほぼACと同じだけど、あの「ズーーーン」とくる感じは軽く、ビリビ
最後のAC投与から10日目、朝起きたとき、少しだけスッキリする感じがあった。6月から約三カ月、やっと、長く苦しいトンネルに光が差した。 とはいえ、痛みや違和感は体のあちこちで続いている。特に気にな
乳がんを公表されてから今日まで麻央さんのことを思わない日はありませんでした。数日も経たずに麻央さんのニュースを忘れて日常を送っている世の中を横目になんとも言えない気持ちでいました。病気を公表して生きる
※変色した爪の写真を載せています。見たくない方は読み進めないでください。 ACも四回目、いよいよ最後の投与を、頭がビリビリする症状を緩和するための酸っぱいアメも持参し、気力を奮い立たせて挑んだ。 と
東京へ行ってきました。 「東京でお会いしませんか」にメールを下さった方、ありがとうございました。お会いできなかった方には、また次の機会があることを信じて楽しみにしています! お会いしてくださったKさ
今日、術後1年と4ヶ月目の検診がありました。 採血と触診。おかげさまで、何事もなく良い結果をいただきました。 乳がん告知をされたあの日、自分が立っている地面は平らではないことを知りました。 久しぶり
世間はちょうどお盆前。 最後のAC投与までの短い回復期に、大阪へ行くことにした。夫の実家への帰省と、お墓参り、そして、私を元気づけようと、夫が少しの遊びを計画してくれていた。 岡山から大阪までは車で
私の主治医は、心に寄り添ってくれます。 私の主治医は、不安を軽くしてくれます。 そんなこともよく聞きますが、正直なところ、私の主治医はそうじゃないです。 …と書くと、怖くて冷たい先生像が頭に浮かぶか
2015年7月21日、3回目の投与日。 投与前の診察で、しこりが小さくなっているかどうかを尾田平先生に「触診して」確かめていただきたかった。「先生、今日、触診してもらえますか?」「まずは4回終わらせ
AC療法2回目の投与日(2015年6月30日)も実家に戻った。 さっそくムカムカや手足のしびれが始まり、食欲どころではない。 焦らずに、粛々といこう。 初回のときに体験済みの症状ばかりとはいえ、やっ
やっと副作用も落ち着いて過ごしやすい日々が戻って来たというのに、あっという間に2回目の投与日がやってきた。 抗がん剤を投与したらしばらく食事を楽しめなくなるので、投与前のある晩、景気づけに夫と外食し
AC療法1回目投与から17日目の2015年6月25日。 日記には、ついに「日常が取り戻された感じがする」と書いている。 尾田平先生に診ていただいた後も、倦怠感、吐き気、動悸、食欲不振、顔の火照り、口
バレンタインデーにちなんで、チョコレートのエピソードです。 抗がん剤治療を全クール完了し、さあ手術だという2015年12月。そのころ私は、食生活についていろいろなことを考え巡らせていました。 病気に
喉のつまり、膿んだ唇、歯茎からの出血、 耳閉感… 気になる症状が増えてきた。 副作用のデパートだ…(T T) 次の投与日まで、あと2週間。それまで、尾田平先生に診察してもらえる機会はない。やっぱり、
AC療法1回目の投与を終えて一週間がたった頃、やっと、心身ともにすっきりしてきた。何でも食べられるし、仕事の意欲も戻ってきた! 運転もした。車のシートベルトが胸のしこりを圧迫して痛かったけれど、外出
先日、術後一年の検診を、無事クリアできました。 大丈夫と信じる一方、万が一の「もし」という不安と闘いながら、当日までドキドキ不安でいっぱいでした。 「何事もない」という一言を主治医の先生が仰ったとき
実家に帰ってから、いよいよ抗がん剤との闘いの日々が始まった。 全部で4クールのAC療法に備えたかったので、これからの日記を、より詳細につけていくことにした。自分の体の変化や気づきの記録が、回を重ねる
遅ればせながら…
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